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「丸の内朝大学内藤忍のマネーの教科書」内藤忍 朝日新聞出版 2011年 ① /「教育本44」佐藤学 平凡社 2001年 ⑧【再掲載 2016.4】 [読書記録 一般]

今日は11月1日、金曜日です。


今回は、内藤忍さんの
「丸の内朝大学 内藤忍のマネーの教科書」の紹介 1回目です。


出版社の案内には、

「『朝活』の代名詞となっている丸の内朝大学の人気講座を再現!日本
人はなぜお金との付き合いが下手なのか? お金の体質改善とは? 
投資とギャンブルの違いは? 預金だけではなぜいけない? 老後に
必要なのはいくら? 投資の五つの原則とは? お金との賢い付き合
い方が身につきます。」

とあります。


今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「日本人がお金に対してネガティブなのは、せこいと言われるこ
 ともあり、正面から向き合えないから、汚いものと思っている人
 も多いから。しかし、それは人生にマイナスで必要なお金はちゃ
 んと手に入れた方がいい」


・「『自分が稼ぐ』から『お金に稼いでもらう』へ。自分で稼ぐことの
リスクが大きくなってきたから」


・「目的がないからか、死ぬときが一番お金持ちの日本人」


・「パチンコ、宝くじ、FX、先物‥日本人はギャンブル好き。極端な
お金とのつきあい方は不幸の要因」



自分はつくづくお金に臆病なことを確認できる本でした。




もう一つ、再掲載になりますが、佐藤学さんの
「教育本44」⑧を載せます。





☆「丸の内朝大学内藤忍のマネーの教科書」内藤忍 朝日新聞出版 2011年 ①

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◇はじめに
  丸の内朝大学 朝活 
    2009年~「マネーコミュニケーションクラス」
新丸ビル


◇日本人はなぜお金とのつきあい方が下手なのか
  お金があっても不幸な日本人
  1500兆円超の個人預金

  日本人はなぜお金に対してネガティブなのか 
せこいと言われる
     - 正面から向き合えない
汚いものと思っている人も多い         
    しかし、それは人生にマイナス
→ 必要なお金はちゃんと手に入れた方がいい

  「自分が稼ぐ」から「お金に稼いでもらう」へ
自分で稼ぐ ← リスクが大きくなってきた
  
  なぜ日本人は投資をしないのか?

  死ぬときが一番お金持ちの日本人
目的がないから?

  極端なお金とのつきあい方は不幸の要因
日本人はギャンブル好き 
     - パチンコ、宝くじ、FX、先物

  なぜ金融詐欺は無くならないのか

リスクとリターンの関係

グループワーク
課題:様々な詐欺について調べる

グループ発表 こうして人はだまされる
1949 光クラブ(詐欺) 
    1953 保金経済会 
    1972 天下一家会(ネズミ講) 
1984 投資ジャーナル(ペーパー商法)  
    1985 豊田商事
1994 サンフラワー(マルム)   
    1996 オレンジ共済(ニセ投資)
1997 KKC(ネズミ講)   
    1997 ココ山岡
2007 L&G(金融商品詐欺)  
    2007 ワールドオーシャンファーム(海老養殖)

  グループワーク 
金融詐欺は永遠に無くならない
うまい話はない







☆「教育本44」佐藤学 平凡社 2001年 ⑧【再掲載 2016.4】

[出版社の案内]

新しい教育改革の実現が叫ばれている今こそ問題を考えるヒントがいっ
ぱい詰まった名著の数々を読み直す必要がある。教育学者、佐藤学が、
44冊を厳選!必読のブックガイド

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◇ルソー「エミール」
  近代教育学のパラダイムを提示
子供観察の確かさ
   「消極教育」の方法
教育小説と教育論の文体の差異
  小説的部分(現在形・未来形) 教育論部分(現在形)
   「因習的」「積極的」教育に対する辛辣な批判
社会教育の主体をどう形成するか
  1762年 「エミール」「社会契約論」
   子供を悪しき社会状態から守るための消極教育
   思春期は第二の誕生
成層をなす「大人」の記述の意味するもの
  自分の子5人を次々と孤児院に棄てさせた父親・ルソーの懺悔
 → 自立した大人としてのエミール


◇デュルケーム「教育と社会学」
教育とは特定の社会が自らの存在条件を更新する手段
社会学上の巨人
教育理想教育内容は社会の創作である
社会的分業の進行と国民共通の知識
    共通教育と専門教育
教育
   ~ 特定の社会が自らの存在を誇示


◇ケイ「児童の世紀」
  矛盾と混乱を内包した児童中心主義の先駆者 
  新教育運動に格好のスローガンを提示  
児童中心主義と共存する優生学の論理
子どもの権利を主張するパトスが含む混乱と現代
  - 来るべき100年をよく予言していた


◇ベンヤミン「1900年頃のベルリンの幼年時代」
  「私と世界」の経験が孕む豊かな可能性を示唆 
  現代への眼差しを一新したベンヤミン 
反ノスタルジーのみの世界
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