山折哲雄さんはこんなことを 25-「宗教の話」朝日新聞社 1997年 (4) /「千年樫の下に」扇谷正造 あいうえお館 1985年 ⑥(最終)【再掲載 2014.8】 [読書記録 宗教]
今日は11月15日、金曜日です。
今回は、11月5日に続き、
山折哲雄さんはこんなことをの紹介25回目、
「宗教の話」の紹介 4回目です。
出版社の案内には、
「日本人にとって宗教とは何か。宗教学の第一人者が、オウム真理教事
件を機に、宗教と日本人について考えた警醒の書。麻原教祖から親鸞、
蓮如、日蓮まで日本人の宗教心をめぐって、思いのたけを語る。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「悪人往生の条件 ①自分の罪をふかく懺悔すること ②良き指導者
につくこと(善知識)」
・「阿弥陀来迎図は浄土と穢土が重なり来世と現世が地続きに」
・「現世往生か未来往生か 二つの救済思想」
もう一つ、再掲載になりますが、扇谷正造さんの
「千年樫の下に」⑥を載せます。
時代を感じさせる表現はありますが、
今に生きることをわたしに教えてくれる本でした。
☆山折哲雄さんはこんなことを 25-「宗教の話」朝日新聞社 1997年 (4)
◇「今,もし親鸞が」
悪人こそ真っ先に往生 ~ 麻原の身に
□二つの「悪人成仏」
親鸞の門
「教行心証」 条件づき悪人成仏論
「歎異抄」 無条件悪人成仏論
「和讃」
悪人往生の条件
① 自分の罪をふかく懺悔すること
② 良き指導者につくこと(善知識)
他力を頼むだけで往生できる
異なる二つの見解
蓮如 8代目 本願寺法主
信仰の名の下に人殺しをする狂信の徒こそ「悪人」
→ 禁断の書として「歎異抄」を封印
悪そのものの真の恐ろしさを知っていた
□日本人の浄土往生感
中世
紀州・那智浜から南海の観音浄土を目指すもの
フダラク渡海(もくずと消える)
- 理想国土に対する人々の渇望
南海各地 聖地点々と
インド仏教との浄土
西方十万億土の彼方 ~ 西に傾く太陽
無限空間の断層
- 易々と飛び越えたのが日本人
浄土は山岳の頂上にこそ存在する
阿弥陀来迎図
~ 浄土と穢土が重なり来世と現世が地続きに
□阿弥陀浄土と弥勒浄土
阿弥陀浄土(西方浄土)
- 死後すぐに往生が約束(救済)
弥勒浄土(天空浄土)
- とそつ天浄土 通過駅
56億7千年後に救済 未来仏
阿弥陀信仰の基本テキスト
浄土三部教(無量寿教,観無量寿教,阿弥陀経)
弥勒信仰の基本教典
弥勒三部教(弥勒上生教,弥勒成仏教,弥勒下生教)
二つの救済思想
現世往生か未来往生か
未来信仰息吹き返す
平安期 - 天台宗「埋教」
高野山 弘法大師の入定信仰
親鸞
「阿弥陀信心を得た人は弥勒菩薩と親しい人」
弥勒等同思想
- 未来往生が現世往生へと吸引されていった
56億7千万年の時間を一挙に短縮
未来仏のメシアが現世仏としてのメシアへ
☆「千年樫の下に」扇谷正造 あいうえお館 1985年 ⑥(最終)【再掲載 2014.8】
◇問題意識を持つ人間
□疑問を育てる
「自分を知ってくれている何十人かの人々に対していい思い出を残し
て死んでいく」
-「ボサッと一生を終える」
子供の興味や関心を手がかりにしてそれを育てる
- 松下村塾の吉田松陰
□条件を提示して話し合う
子供に条件を提示して その条件だけは義務として守らせた
□親子の絆
小泉信三博士
戦死した長男を書いた本『海軍主計 小泉信吉』
本当に子供を信じている愛しているということを伝える
□自分で自分のレールを敷く
◇理想の人間像
自分の顔に責任を持て
リンカーン
「男は四十になったら自分の顔に責任を持て」
森鴎外
「人は生まれたままの顔で墓場に行くことを恥と思え」
化粧品会社社長 故ヘレナ・ルビンシュタイン 女の顔
「三十までは神さまが授けてくれた顔、三十過ぎたら自分で
稼いだ顔」
ザ・マン・オブ・ウェーク(Tha Man Of Wake)
航跡のある顔,余韻のある顔,味のある顔
◇断絶
断絶を解く鍵
= 次代を信じる心
◇男が男になる時
仕事
◇私説・教師聖職論
看護婦・教師・警察官は尊い職業の一つ
- 教師は「ヒトを創る職業」
◇地方的文化人
地方的東京人
◇千年樫の下に
中里介山「大菩薩峠」
今回は、11月5日に続き、
山折哲雄さんはこんなことをの紹介25回目、
「宗教の話」の紹介 4回目です。
出版社の案内には、
「日本人にとって宗教とは何か。宗教学の第一人者が、オウム真理教事
件を機に、宗教と日本人について考えた警醒の書。麻原教祖から親鸞、
蓮如、日蓮まで日本人の宗教心をめぐって、思いのたけを語る。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「悪人往生の条件 ①自分の罪をふかく懺悔すること ②良き指導者
につくこと(善知識)」
・「阿弥陀来迎図は浄土と穢土が重なり来世と現世が地続きに」
・「現世往生か未来往生か 二つの救済思想」
もう一つ、再掲載になりますが、扇谷正造さんの
「千年樫の下に」⑥を載せます。
時代を感じさせる表現はありますが、
今に生きることをわたしに教えてくれる本でした。
☆山折哲雄さんはこんなことを 25-「宗教の話」朝日新聞社 1997年 (4)
◇「今,もし親鸞が」
悪人こそ真っ先に往生 ~ 麻原の身に
□二つの「悪人成仏」
親鸞の門
「教行心証」 条件づき悪人成仏論
「歎異抄」 無条件悪人成仏論
「和讃」
悪人往生の条件
① 自分の罪をふかく懺悔すること
② 良き指導者につくこと(善知識)
他力を頼むだけで往生できる
異なる二つの見解
蓮如 8代目 本願寺法主
信仰の名の下に人殺しをする狂信の徒こそ「悪人」
→ 禁断の書として「歎異抄」を封印
悪そのものの真の恐ろしさを知っていた
□日本人の浄土往生感
中世
紀州・那智浜から南海の観音浄土を目指すもの
フダラク渡海(もくずと消える)
- 理想国土に対する人々の渇望
南海各地 聖地点々と
インド仏教との浄土
西方十万億土の彼方 ~ 西に傾く太陽
無限空間の断層
- 易々と飛び越えたのが日本人
浄土は山岳の頂上にこそ存在する
阿弥陀来迎図
~ 浄土と穢土が重なり来世と現世が地続きに
□阿弥陀浄土と弥勒浄土
阿弥陀浄土(西方浄土)
- 死後すぐに往生が約束(救済)
弥勒浄土(天空浄土)
- とそつ天浄土 通過駅
56億7千年後に救済 未来仏
阿弥陀信仰の基本テキスト
浄土三部教(無量寿教,観無量寿教,阿弥陀経)
弥勒信仰の基本教典
弥勒三部教(弥勒上生教,弥勒成仏教,弥勒下生教)
二つの救済思想
現世往生か未来往生か
未来信仰息吹き返す
平安期 - 天台宗「埋教」
高野山 弘法大師の入定信仰
親鸞
「阿弥陀信心を得た人は弥勒菩薩と親しい人」
弥勒等同思想
- 未来往生が現世往生へと吸引されていった
56億7千万年の時間を一挙に短縮
未来仏のメシアが現世仏としてのメシアへ
☆「千年樫の下に」扇谷正造 あいうえお館 1985年 ⑥(最終)【再掲載 2014.8】
◇問題意識を持つ人間
□疑問を育てる
「自分を知ってくれている何十人かの人々に対していい思い出を残し
て死んでいく」
-「ボサッと一生を終える」
子供の興味や関心を手がかりにしてそれを育てる
- 松下村塾の吉田松陰
□条件を提示して話し合う
子供に条件を提示して その条件だけは義務として守らせた
□親子の絆
小泉信三博士
戦死した長男を書いた本『海軍主計 小泉信吉』
本当に子供を信じている愛しているということを伝える
□自分で自分のレールを敷く
◇理想の人間像
自分の顔に責任を持て
リンカーン
「男は四十になったら自分の顔に責任を持て」
森鴎外
「人は生まれたままの顔で墓場に行くことを恥と思え」
化粧品会社社長 故ヘレナ・ルビンシュタイン 女の顔
「三十までは神さまが授けてくれた顔、三十過ぎたら自分で
稼いだ顔」
ザ・マン・オブ・ウェーク(Tha Man Of Wake)
航跡のある顔,余韻のある顔,味のある顔
◇断絶
断絶を解く鍵
= 次代を信じる心
◇男が男になる時
仕事
◇私説・教師聖職論
看護婦・教師・警察官は尊い職業の一つ
- 教師は「ヒトを創る職業」
◇地方的文化人
地方的東京人
◇千年樫の下に
中里介山「大菩薩峠」