「忘れない技術 記憶するコツ」鶴田光敏 実業之日本社 2001年 ①前 /「カリスマ先生の小論文・作文」樋口裕一 PHP研究所 2006年 ②【再掲載 2016.9】 [読書記録 一般]
今日は12月24日、火曜日です。
今回は、鶴田光敏さんの
「忘れない技術 記憶するコツ」を載せます。
鶴田光敏さんは小児科医ですが、
佐藤愛子さんのエッセイでもお名前を見ます。
出版社の案内には、
「恩師・司馬遼太郎から教わったこと、最新の医学データに基づく『い
まからでも遅くない』脳活性法を全公開」
とあります。
何となく身体によさそうな気がします。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「司馬遼太郎は、いつも最高脳を鍛えていた。死ぬまで最高脳を使っ
ていた」
・「褒めることで脳は活性化する。吉田松蔭は、①誰にでも敬語を使っ
て話した ②年下にも優しく接した ③目の前の人間を最高の人物
としておだてあげた ④必ず証拠になるように書き物を記して相手
に与えた」
・「水分量が大切。人体の水分量は、新生児80%、子供70%、成人男子
60%、成人女子53%、肥満成人40%、高齢者43%」
・「クンバワ呼吸法(ヨガ) ①4秒間大きく息を吸う ②7秒間息を止め
る ③6秒で両方の鼻孔から静かに息を吐き出す」
もう一つ、再掲載になりますが、樋口裕一さんの
「カリスマ先生の小論文・作文」②を載せます。
☆「忘れない技術 記憶するコツ」鶴田光敏 実業之日本社 2001年 ①前

◇鶴田光敏
1954年 愛知県生
名古屋市 つるた小児科 鶴田診療所
◇はじめに
司馬遼太郎(1923~1996) ホームドクター
偉人 違い
「いつも最高脳を鍛えていた」
「死ぬまで最高脳を使っていた」
司馬遼太郎「世に棲む日々」
「条件」と「環境」
島倉伊之助、藤本憲章
◇脳にとっていいこと、悪いこと
1 暗記が大の苦手だった司馬先生が日本を代表する大作家になられ
た
2 72歳の司馬先生にできて、わたしたちにできないと思っていたこ
とは何かに没頭すること
→ 記憶が何よりの秘訣
3 小泉総理が感動した司馬先生の「志」のすすめ
志をもつこと
4 脳の働きは姿勢に左右される
5 褒めることで脳は活性化する
松蔭
① 誰にでも敬語を使って話した
② 年下にも優しく接した
③ 目の前の人間を「最高の人物」としておだてあげた
④ 必ず証拠になるように書き物を記して相手に与えた
褒めの達人
6 脳に快感ホルモンを出させるちょっとしたコツ
自分の脳を喜ばせて
13 ぼけの原因はアルミニウム
アルミ缶より瓶ビール
- 日本のアルミ消費の高さ
18 水分量が大切
人体
①新生児 80% ②子供 70% ③成人男子 60%
④成人女子 53% ⑤肥満成人 40% ⑥高齢者 43%
19 細胞内液が老化を左右する
20 活性水素
フランス ルルドの水
メキシコ トラコラの水
◇健康脳をつくるちょっとしたコツ
22 玄米
23 DHAの採り方
24 チロシン
25 記憶が25%アップ レシチン
26 和食が頭によい
27 熟睡<メラトニン>
28「完全咀嚼法」
脳の血液量が20%アップ
西岡一(はじめ)同志社大名誉教授
「一口30回の咀嚼でがんも防げる」
29 梅干しを咀嚼して食べるすごい効果
活性酸素の消去
30 首の状態に留意する
行中法
31 マスキング(息を止める)
「クンバワ呼吸法」ヨガ
① 4秒間大きく息を吸う
② 7秒間息を止める
③ 6秒で両方の鼻孔から静かに息を吐き出す
34 手の指を刺激すると脳が活性化する
37 頭寒足温
足の指をよく伸ばす
38 頭がよくなる歩き方
腰と下腹部に力
親指側に力を入れグイグイ
足の裏をピタッとつける
39 つま先立ち脳活性化法
① 足を肩幅に開く
静かにかかとを持ち上げつま先立ちする
② 体重を小指の法から親指の法へ移動させ7秒間そのままに
する → 14秒間休む
☆「カリスマ先生の小論文・作文」樋口裕一 PHP研究所 2006年 ②【再掲載 2016.9】

◇二日目 書く前にメモを取る
書き始める前にすること
… メモ
問題提起のために「3WHAT,3W1H」でメモを取る
樋口式「3WHAT」とは
樋口式「3WHAT」
①「それは何か=定義」
②「何が起こっているか=現象」
③「何がその結果起こるか=結果」
定義・現象・結果
問題提起は賛否両論のあるものでなければならない
樋口式「3WHAT」
→ イエス・ノーの意見提示の材料が得られる
・それは何か=定義(分かり切っている場合は不要)
・何が起こっているか=現象
・何がその結果起こるか=結果
「なぜ」「いつから」「どこで」「どうやれば」を考える
3W
①「WHY」
(理由 背景)
②「WHEN」
(いつから それ以前は=歴史的経過)
③「WHERE」
(どこでそうなのか 他の場所では=地理的状況)
1H
①「HOW」
(どうやればよいか = 対象)
メモはあくまでもアイデアを思いつくための作業
メモの注意点
① メモはあくまでもアイデアを思いつくための作業
② 課題文があるときは「定義」や「現象」は考えなくて
良い
③ 論が深まらないときはしっかりメモを取る
得意なものや自分の関心事項と結びつけてメモを取る
自分が知っていることと結びつけて書く
自分が持っている知識をフルに動員して臨機応変にメモを取る
メモを取るコツ
① 何かにこだわって深く考える
得意分野で,メモよりアイデアを
② 自分が知っていることと結びつけて書く
関心,雑学が必要
現象をメモする
① 今どんなことが起こっているか
② 何が問題になっているか を考える
③ どんなことが言われているか
「理由」「背景」は必ず考える
「展開部」に書くアイデアを思いつくことができる。
「イエス」と「ノー」を分けて考えると良い
構成の仕方(もっとうけそうなアイデアを一つ選ぶ)
良い小論文を書くコツ
メモしたものの中で最もうけそうなアイデア一つ
① イエス・ノーのどちらで書くか考える
② うけそうだと思うほうを選ぶ
「たしかに…,しかし-」パターンで!
「意見提示」とは
① 「問題提起」と「展開」の橋渡し役とする
~ 反対意見の利用
「たしかに…,しかし-」パターン
② 理由の羅列は論にならない
小論文のテーマのパターン
論ずるテーマを具体的に指示するもの
抽象的なテーマ
対比的なテーマ
小論文と作文との違い
小論文
= できるだけ論理的に論じる 客観的な視点が必要
→ 「イエス・ノー」を判断する文章
作文
= 感性の豊かな人柄を示すような体験を書くことが必要
→ 「イエス・ノー」を判断しない文章
<豆知識3>
問題提起の書き出し
疑問文で始める 客観的事実で始める 定義分類で始める
個人的体験で始める 結論で始める
意見提示の書き出し
・「たしかに…,しかし-」反対意見+反論
展開部の書き出し
・3W1H(なぜ,いつから,どこで,どうすれば)
結論の書き方
・もう一度全体整理 → 「イエスかノーか」
今回は、鶴田光敏さんの
「忘れない技術 記憶するコツ」を載せます。
鶴田光敏さんは小児科医ですが、
佐藤愛子さんのエッセイでもお名前を見ます。
出版社の案内には、
「恩師・司馬遼太郎から教わったこと、最新の医学データに基づく『い
まからでも遅くない』脳活性法を全公開」
とあります。
何となく身体によさそうな気がします。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「司馬遼太郎は、いつも最高脳を鍛えていた。死ぬまで最高脳を使っ
ていた」
・「褒めることで脳は活性化する。吉田松蔭は、①誰にでも敬語を使っ
て話した ②年下にも優しく接した ③目の前の人間を最高の人物
としておだてあげた ④必ず証拠になるように書き物を記して相手
に与えた」
・「水分量が大切。人体の水分量は、新生児80%、子供70%、成人男子
60%、成人女子53%、肥満成人40%、高齢者43%」
・「クンバワ呼吸法(ヨガ) ①4秒間大きく息を吸う ②7秒間息を止め
る ③6秒で両方の鼻孔から静かに息を吐き出す」
もう一つ、再掲載になりますが、樋口裕一さんの
「カリスマ先生の小論文・作文」②を載せます。
☆「忘れない技術 記憶するコツ」鶴田光敏 実業之日本社 2001年 ①前

◇鶴田光敏
1954年 愛知県生
名古屋市 つるた小児科 鶴田診療所
◇はじめに
司馬遼太郎(1923~1996) ホームドクター
偉人 違い
「いつも最高脳を鍛えていた」
「死ぬまで最高脳を使っていた」
司馬遼太郎「世に棲む日々」
「条件」と「環境」
島倉伊之助、藤本憲章
◇脳にとっていいこと、悪いこと
1 暗記が大の苦手だった司馬先生が日本を代表する大作家になられ
た
2 72歳の司馬先生にできて、わたしたちにできないと思っていたこ
とは何かに没頭すること
→ 記憶が何よりの秘訣
3 小泉総理が感動した司馬先生の「志」のすすめ
志をもつこと
4 脳の働きは姿勢に左右される
5 褒めることで脳は活性化する
松蔭
① 誰にでも敬語を使って話した
② 年下にも優しく接した
③ 目の前の人間を「最高の人物」としておだてあげた
④ 必ず証拠になるように書き物を記して相手に与えた
褒めの達人
6 脳に快感ホルモンを出させるちょっとしたコツ
自分の脳を喜ばせて
13 ぼけの原因はアルミニウム
アルミ缶より瓶ビール
- 日本のアルミ消費の高さ
18 水分量が大切
人体
①新生児 80% ②子供 70% ③成人男子 60%
④成人女子 53% ⑤肥満成人 40% ⑥高齢者 43%
19 細胞内液が老化を左右する
20 活性水素
フランス ルルドの水
メキシコ トラコラの水
◇健康脳をつくるちょっとしたコツ
22 玄米
23 DHAの採り方
24 チロシン
25 記憶が25%アップ レシチン
26 和食が頭によい
27 熟睡<メラトニン>
28「完全咀嚼法」
脳の血液量が20%アップ
西岡一(はじめ)同志社大名誉教授
「一口30回の咀嚼でがんも防げる」
29 梅干しを咀嚼して食べるすごい効果
活性酸素の消去
30 首の状態に留意する
行中法
31 マスキング(息を止める)
「クンバワ呼吸法」ヨガ
① 4秒間大きく息を吸う
② 7秒間息を止める
③ 6秒で両方の鼻孔から静かに息を吐き出す
34 手の指を刺激すると脳が活性化する
37 頭寒足温
足の指をよく伸ばす
38 頭がよくなる歩き方
腰と下腹部に力
親指側に力を入れグイグイ
足の裏をピタッとつける
39 つま先立ち脳活性化法
① 足を肩幅に開く
静かにかかとを持ち上げつま先立ちする
② 体重を小指の法から親指の法へ移動させ7秒間そのままに
する → 14秒間休む
☆「カリスマ先生の小論文・作文」樋口裕一 PHP研究所 2006年 ②【再掲載 2016.9】

◇二日目 書く前にメモを取る
書き始める前にすること
… メモ
問題提起のために「3WHAT,3W1H」でメモを取る
樋口式「3WHAT」とは
樋口式「3WHAT」
①「それは何か=定義」
②「何が起こっているか=現象」
③「何がその結果起こるか=結果」
定義・現象・結果
問題提起は賛否両論のあるものでなければならない
樋口式「3WHAT」
→ イエス・ノーの意見提示の材料が得られる
・それは何か=定義(分かり切っている場合は不要)
・何が起こっているか=現象
・何がその結果起こるか=結果
「なぜ」「いつから」「どこで」「どうやれば」を考える
3W
①「WHY」
(理由 背景)
②「WHEN」
(いつから それ以前は=歴史的経過)
③「WHERE」
(どこでそうなのか 他の場所では=地理的状況)
1H
①「HOW」
(どうやればよいか = 対象)
メモはあくまでもアイデアを思いつくための作業
メモの注意点
① メモはあくまでもアイデアを思いつくための作業
② 課題文があるときは「定義」や「現象」は考えなくて
良い
③ 論が深まらないときはしっかりメモを取る
得意なものや自分の関心事項と結びつけてメモを取る
自分が知っていることと結びつけて書く
自分が持っている知識をフルに動員して臨機応変にメモを取る
メモを取るコツ
① 何かにこだわって深く考える
得意分野で,メモよりアイデアを
② 自分が知っていることと結びつけて書く
関心,雑学が必要
現象をメモする
① 今どんなことが起こっているか
② 何が問題になっているか を考える
③ どんなことが言われているか
「理由」「背景」は必ず考える
「展開部」に書くアイデアを思いつくことができる。
「イエス」と「ノー」を分けて考えると良い
構成の仕方(もっとうけそうなアイデアを一つ選ぶ)
良い小論文を書くコツ
メモしたものの中で最もうけそうなアイデア一つ
① イエス・ノーのどちらで書くか考える
② うけそうだと思うほうを選ぶ
「たしかに…,しかし-」パターンで!
「意見提示」とは
① 「問題提起」と「展開」の橋渡し役とする
~ 反対意見の利用
「たしかに…,しかし-」パターン
② 理由の羅列は論にならない
小論文のテーマのパターン
論ずるテーマを具体的に指示するもの
抽象的なテーマ
対比的なテーマ
小論文と作文との違い
小論文
= できるだけ論理的に論じる 客観的な視点が必要
→ 「イエス・ノー」を判断する文章
作文
= 感性の豊かな人柄を示すような体験を書くことが必要
→ 「イエス・ノー」を判断しない文章
<豆知識3>
問題提起の書き出し
疑問文で始める 客観的事実で始める 定義分類で始める
個人的体験で始める 結論で始める
意見提示の書き出し
・「たしかに…,しかし-」反対意見+反論
展開部の書き出し
・3W1H(なぜ,いつから,どこで,どうすれば)
結論の書き方
・もう一度全体整理 → 「イエスかノーか」