SSブログ

「忘れ得ぬ言葉 私が出会った37人」鎌田慧 岩波書店 2023年 ② /「みんなの学校問題」池上彰 講談社 1999年 ⑦【再掲載 2015.9】 [読書記録 一般]

今日は1月8日、水曜日です。


今回は、1月2日に続いて、鎌田慧さんの
「忘れ得ぬ言葉 私が出会った37人」の紹介 2回目です。


出版社の案内には、

「自分の逃げる姿勢というものは許せない」 - 瀬戸内寂聴さんをはじ
 め、大江健三郎、石牟礼道子、菅原文太、やなせたかし各氏など、37
 人から直接聞いた印象深い言葉を紹介。戦争、原発、公害、えん罪、
 基地問題など、権力に抗し、あくまで人びとの側に立ち筋を通したそ
 れぞれの人生を、豊かな筆致で描く愛蔵版エッセイ集。」

とあります。



今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「人間最後まで一人で生きてゆく気概がなければ」


・「人は生きていたときのように死んでいる」


・「正義というのは信じがたい。簡単に逆転するんですよ」



もう一つ、再掲載になりますが、池上彰さんの
「みんなの学校問題」⑦を載せます。




☆「忘れ得ぬ言葉 私が出会った37人」鎌田慧 岩波書店 2023年 ②

1.jpg

◇色川大吉
「車椅子生活になっても、夢ではよく○○の蹶起集会に参加していま
  す」
  民衆史 自分史 
    最後の著書「不知火海民衆史」
  西川一三
   「人間最後まで一人で生きてゆく気概がなければ」


◇灰谷健次郎
 「教育を変える力は教師にあるってことを自覚してほしいんやけど」


◇小澤信男
  作家・俳人
  「人は生きていたときのように死んでいる」


◇やなせたかし
 「正義というのは信じがたい。簡単に逆転するんですよ」
    なんのために生まれて  なにをして生きるのか
こたえられなんて そんなのはいやだ
正義のウソ
    ~ この世の中助け合わないと生きていけない


◇むのたけじ
 「死ぬとき、そこが人生のてっぺんだ」
    反骨のジャーナリスト
横山源之助 宮武外骨 桐生悠々 鈴木東民
秋田県横手市 地域史「たいまつ」


◇佐田稲子
「そして、わたしたちは歌い出した、わたしたちの闘いの歌を」


◇花田清輝
 「君は書けないんですか」


◇今村昌平
「映画づくりは狂気の旅」


◇新藤兼人
 「スターもバイプレーヤーもありません。そこにいかに生きるかのた
  めに日常があるんですから」









☆「みんなの学校問題」池上彰 講談社 1999年 ⑦【再掲載 2015.9】

[出版社の案内]

どうして学校は崩壊するのか、みんなと違うことで生まれる「いじめ」、
偏差値と通知表におびえる子どもの実態、PTAは誰がやる?など、学
校の「大疑問」をわかりやすく解説する。

1.jpg


<競争と選択のイギリス>
 
◇地域によって異なる学校制度 
  義務5~16歳 
    小学校6年間 
    中は5・6・7年


◇国家の教育目標を設定
  サッチャー政権下
    1988年「教育改革法」
ナショナルカリキュラム
7,11,14,16歳 全国規模の学力試験
学校ごとに発表 + 通学区域は廃止
「競争と選択」 
~ ガイドライン



<入学試験がないドイツ>
 
◇州の文部省に大きな権限
  統一国家としては外交・防衛に専念
    - その他は各州が大きな権限
  各州文部省が「学習指導要領」を制定
    教科書は非常に分厚い
  小学校は4年間 午前中のみ 給食はない


◇僅か十歳で進路決定
  中等は3コース 
    9年制ギムナジウム(高等中学校) 
      大学進学
 6年制レアールシューレ(実科学校)専門学校
中堅サラリーマン 公務員
    5年制ハウプトシューレ(基幹学校)
      3年間の職業実習 職人
  親の意志が尊重される
  - 現在3年間は共通 
    = 進路変更も可能


◇入学試験がない社会
  入学試験がない 「学習の自由」
  公立学校授業料無料
  ドイツ 
     職人が社会から深く尊敬され誇りを持てる社会の仕組みがあ
    ることで大学進学志望者の数が抑えられている。
 → しかし,それも変化
ギムナジウム進学がブーム


◇世界から注目されるシュタイナー学校
  1919年 ルドルフ・シュタイナー
  12年制 
    1~8年生まで同じ担任
   教科書はなく成績評価も行わない
    通知表は文章表現 学年終わりに一回だけ
    短期集中授業 
    教員は全員平等
   卒業後一年間
      アビトゥア(大学入学資格)をとるために受験勉強
nice!(96)  コメント(2) 
共通テーマ:学校