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「あなたの発明をらくらくお金に変える方法」下村正 中経出版 2001年 /「宿題なんかこわくない」塚本章人 かもがわ出版 2014年 ②(後半)【再掲載 2016.7】 [読書記録 一般]

今日は1月18日、土曜日です。


今回は下村正さんの
「あなたの発明をらくらくお金に変える方法」を紹介します。


出版社の案内には、

「思いつきを、お金にできる本ができました!  アイデアを考えるこ
 とが好きで、素晴らしいアイデアを思いつく人はたくさんいます。
 しかし現実は、どうやって「儲け」につなげればよいのかわからないも
 のです。
 本書では、三億円のロイヤリティ(アイデア使用料)を手にした主婦の
 発明品や、売上げが伸びず悩んでいた会社を起死回生させた発明品な
 ど、商品が生まれた経緯を盛りだくさんで紹介します。
 アイデアをお金に変えるための方法は決しては難しいものではありま
 せん。あと一歩の「研究心」と「売り込み」のコツを会得することで
 す。
 また、この本を読めば、ヒット商品が生まれた経緯がわかるだけでは
 なく、特許や商標など、知的所有権についての基本知識も身につきま
 す。
 さあ、あなたのアイデアを、今こそお金に変えましょう」

とあります。



もう一つ、再掲載になりますが、塚本章人さんの
「宿題なんかこわくない」②を載せます。





☆「あなたの発明をらくらくお金に変える方法」下村正 中経出版 2001年

1.jpg

◇3Kの法則
  K かわいい     K 感動
K 簡単 K 可能
K 買いやすい K 活用

  試作 - 売り込み - 契約


◇商品化5つの扉は 
① テーマ選び
② 研究力
③ 表現力
④ 売り込み先
⑤ goodタイミング


◇特許の種類
特許   20年  

  実用新案 6年 ものの形状や組み合わせ
           = 無審査方式「技術評価書」 8万円位 

  意匠   15年 物品のデザイン

  商標   10年更新可
① 先願調査  インターネット
② 出願    特許庁
③ 方式◎◎
④ 公開
⑤ 審査請求

 契約金とロイヤリティ

原価は定価の1/5










☆「宿題なんかこわくない」塚本章人 かもがわ出版 2014年 ②(後半)【再掲載 2016.7】

[出版社の案内]

集団が苦手な子どもたちにとって、学校はストレスが多い場所。
追い討ちをかけるのが宿題です。宿題で追いつめられ、勉強が
嫌いになっては困ります。音読・漢字・算数の「よい宿題」を提
案、発達障害児の学習支援を語ります。

1.JPG

◇「勉強ひろば」で見えたこと
 
□「勉強ひろば」3つの柱
 (1)学習意欲   
(2)学習習慣
 (3)基礎的な学力の補充

□ゲーム 
  ボードゲーム 
トランプ
    「ババ抜き」「7ならべ」
ウノ  オセロ  五目並べ  将棋

□プログラム 
  「何という字くん」
  「総ルビ分かち書きテキスト」
  タイル「はい、なんぼ?」      



◇学校との付き合い方

1 1年生になったら
 学校で一番大変なこと 
  ~ 授業中座っていること
    疲れる ←→ 家ではゆっくり

 安心できる人安心できる場所をつくる

 友達なんかいらない
   友達より楽に過ごせること

 参観会や運動会では
 うんざりするほどの繰り返し + 待つこと

 夏休みは大変です
   大事なのは子どもが毎日安定した気持ちで過ごすこと


2「勉強しなさい」と言う前に 
 勉強はいつから?
「あとで困るから」ではなく今困っていることを助けよう
  ◎「どんなに苦労させても苦労の先買いはできません」
  ◎「幸福な未来は幸福な現在の先にある」    
 頑張るだけが道じゃない


3 苦手の克服より得意なことを伸ばそう
 「個別の支援計画」の落とし穴
   苦手なことを挙げ連ね苦手なことを集中的に特訓しがち
     - 支援する側が成果主義に陥ってしまいがち  
   「できたりできなかったり」という時期
 時々できる頻度がだんだん高まり「いつでもできる」になる

 子どもたちに選択・決定させること
  自分で選択させること自分で決定させることが大事
  「いつするの」と穏やかに問いかける 

 自尊感情が育つためには
  小さなステップが上がれたら、うんと褒めてやろう
   「よい子になろう」とするエネルギーこそ「自尊感情」
   × 「悪い子だから直さなくてはならない」という躾では、いく
      ら厳しくしても子どものよくなろうとする力は育ちません       



4 様々なトラブルや課題と付き合うために
 謝るだけでは解決しない
◎ 大人の力で言語化を助け、共感して認めることである
       初めて自尊感情につながり、よりよく生きたいという思
      いが自分をコントロールする力につながる
  「困った行動」をどうすれば…
  ◎「良い子はアメとムシで育つ」
       悪い行動を止めるのは間違った行動を起こそうとする瞬
      間に制止すること
      - その瞬間に気持ちを他のことに逸らせてやることがよい    

 いじめについて
○ADHD 
      ジャイアンのび太症候群
   ○いじめっ子
     - 社会性も高く相手の嫌がることを敏感に察知し、巧妙に集
      団を利用して「いじめ」を実行する
   ○先生が注意するとさらに陰湿にいじめの手段を進化させる
      いじめをなくすためには加害の子に寄り添った発達的な特
     性に合わせた対応が必要    

 不登校は学校では解決できません
子どもが抱えている課題にとって今何を育てるべきなのかを適
   切にとらえる必要がある
→ 学校に行かなくなったときは休めばよいのです
       「休む」とは休息することで回復を図ることです

 回復できなければ休むことにはなりません
   ゴールは登校できることではなく人生を回復を図ることです 

 先生にどう話せば助けてもらえるか
困っている子を助けることは他の子を助けることにもつながる
   特別支援ではなくユニバーサルデザイン  

 特別な配慮と支援とは
  先生の仕事はどんな子でもちゃんと伸ばしてくれること



5 これからの学校
 「ゆとり教育批判」を批判する

 できないことで振り分けないで
  全国調査 
   → 「あなたはできない」と追い立てられる
      一元化された物指しのために学校は多用な人間性を受け
      入れることのできない順位社会になってしまった
   ※ 教育の成果が、一部のエリートと多数の落ちこぼれのために
    振り分けることに使われ、さすがに政府も「これでは社会が維
    持できない」と思ったのか、それを補おうとする「道徳教育」
    を強化している   



◇おわりに
 学校はプールのような所
  「浮き輪を付ければ大丈夫」  


◇塚本章人
滋賀大学教育学部卒
   心理学専攻 
 元小学校教諭 
   15年間通常学級担任 16年間特別支援学級担任
 現在NPO法人「福祉広場」にて「学童ひろば」「勉強ひろば」指導
  ※ NPO法人 福祉広場 HP  




◇かもがわ出版 京都市上京区堀川通出水西入
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