Seesaaブログに移行しました [お知らせ]
【お知らせ】
本ブログは本日2月10日よりSeesaaブログ「いまここ 浜松」(←こちらです)に移行しました。
本日以降はSeesaaでの投稿となります。
So-netブログ、SSブログではありがとうございました。

※ こちらも、SSブログ終了までこのままで残しておきます。
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「東大教授が教える独学勉強法」柳川範之 草思社 2017年 ③ /「ひとつ拾えばひとつだけきれいになる」 鍵山秀三郎・亀井民治 PHP研究所 2006年 ①【再掲載 2017.9】 [読書記録 教育]
【お知らせ】
本ブログは明日2月10日よりSeesaaブログに移行します。
明日10日以降の投稿はSeesaaのみとなります。
これまでSSブログでありがとうございました。
今日は2月9日、日曜日です。
今回は、2月6日に続いて、柳川範之さんの
「東大教授が教える独学勉強法」3回目の紹介です。
出版社の案内には、
「高校に行かず大学は通信制、独学で東大経済学部教授になった著者が
教える究極の勉強法。テーマ設定から資料収集、本の読み方、ノート
メモのとり方、成果のアウトプットまで自分一人でできる本格的な勉
強のコツが身に付く一冊。学者・研究者になりたい人はもとより、教
養を深めたい人、趣味を究めたい人、資格試験合格を目指す人、もう
一度学び直したい人等々、あらゆる人の知識欲と向学心に応える一冊。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「独学は長距離走、マラソンに似ている。少し時間を掛けて、いろい
ろな試行錯誤をする準備期間をもつことが大切」
・「勉強のコツをうまく身に付ける人が、本当の地頭の能力をもつこと
ができる」
・「進捗状況を自分なりに確認することに意義があり、目標達成は3割
でよしとする」
もう一つ、再掲載になりますが、鍵山秀三郎さん、亀井民治さんの
「ひとつ拾えばひとつだけきれいになる」①を載せます。
☆「東大教授が教える独学勉強法」柳川範之 草思社 2017年 ③

◇勉強を始める前にやっておきたいこと
いきなり勉強してはいけない
独学は長距離走、マラソン
少し時間を掛けて、いろいろな試行錯誤をする準備期間を
もつことが大切
まず自分に合う勉強のコツを探そう
ただ長時間は ×
→ 自分の勉強のコツをつかむ
本当の地頭の能力
- 勉強のコツをうまく身に付ける人ができる
資格試験に落ち続けている人が陥りがちなパターン
自分に合うものを探す
- 買った本の3割が使えればよい
◎ 助走期間を取った上で、自分に合う本なりテキストなり勉強
の仕方成りを探すのがいい
勉強する前に、勉強する姿勢をつくる
一旦圧し返してみる
- 鵜呑みにしない
= 何でも疑ってかかる癖をつけてみる
常に、「自分がどう思うか、どう考えるか」を考える癖をつけよ
ささいな疑問をもってみることをくせにする
テーマの立て方・探し方
一番簡単なテーマの探し方
◎「何がわかっていないか」という視点から見る
目標の立て方・管理の仕方
目標達成は3割でよしとする
- 進捗状況を自分なりに確認する
長期的な目標は仮の意識で
<コラム>
たった一つの質問で道が開けることもある
東大生でないのに伊藤元重先生の授業ゼミに
☆「ひとつ拾えばひとつだけきれいになる」 鍵山秀三郎・亀井民治 PHP研究所 2006年 ①【再掲載 2017.9】
[ 出版社の案内 ]
トイレや街頭などの徹底した掃除を40年以上続け、
多くの人々の心を揺さぶってきた著者の言葉を満載。
人生を磨くヒントにあふれた一冊である。

◇凡事徹底こそ
凡事徹底こそ
平凡の積み重ねが非凡を招く
「運命は人の性格の中にあり」芥川龍之介
習慣を支える
= 下座行
ひとつ拾えばひとつだけきれいになる
「志は高く,実践は足下から」
よいことに手を使う
頭のよい人になるためには,よいことを考えて,よいことに自
分の手を使う
はきものをそろえる
円福寺(長野県)住職 藤本幸邦老師
「履き物を揃えると心も揃う。心が揃うと履き物も揃う。脱ぐ時
に揃えておくと,掃く時に心が乱れない。誰かが乱していたら,
黙って揃えておいてあげよう。そうすれば,きっと,世界中の
人の心もそろえていこう」
子どもの教育
「子どもがあなたの生き方を気の毒に思うほどの仕事への取り組
み,生き方をしてみてください」
習慣が人物を左右する
よい習慣を身に付ける
よい習慣を身に付ける方法
人間は95%を習慣で生きている
おっくうがらない
次の工夫へ
例外をつくらない 天候に関係なく…
十年偉大なり,二十年畏るべし,三十年歴史なる
◇掃除をやり遂げる心
悪は汚い所からはびこる
「心」と「気持ち」
心の気持ちのバイブ掃除
掃除をすると謙虚な人になれる
掃除をすると気付く人になれる
徹底と継続
掃除をすると感動の心が育まれる
掃除をすると感謝の心が芽生える
掃除をすると心が磨かれる
掃除を始めた理由 昭和36年
街が変わる日
掃除の五つの功徳
① 自分の心が清められる
② 他人の心まで清められる
③ 周囲の環境が生き生きしてくる
④ 周囲の人の物も心も整ってくる
⑤ 死後必ず天上に生を受ける
◇人の御縁を大切にする
人を喜ばす基本
- 手紙と掃除
よい縁のつなぎ方 よい縁の作り方
① 謙虚な姿勢
② 感謝の気持ち
複写はがきの力
洗車がつないだ心
持てる力を出し切る
丁寧な生き方
- 花森安治「豊かな暮らしとは丁寧に生きること」
たった一人のために尽くせる人に
- 具体的に始める
広い心で他者を受け入れる
地主さんからの贈り物
本ブログは明日2月10日よりSeesaaブログに移行します。
明日10日以降の投稿はSeesaaのみとなります。
これまでSSブログでありがとうございました。
今日は2月9日、日曜日です。
今回は、2月6日に続いて、柳川範之さんの
「東大教授が教える独学勉強法」3回目の紹介です。
出版社の案内には、
「高校に行かず大学は通信制、独学で東大経済学部教授になった著者が
教える究極の勉強法。テーマ設定から資料収集、本の読み方、ノート
メモのとり方、成果のアウトプットまで自分一人でできる本格的な勉
強のコツが身に付く一冊。学者・研究者になりたい人はもとより、教
養を深めたい人、趣味を究めたい人、資格試験合格を目指す人、もう
一度学び直したい人等々、あらゆる人の知識欲と向学心に応える一冊。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「独学は長距離走、マラソンに似ている。少し時間を掛けて、いろい
ろな試行錯誤をする準備期間をもつことが大切」
・「勉強のコツをうまく身に付ける人が、本当の地頭の能力をもつこと
ができる」
・「進捗状況を自分なりに確認することに意義があり、目標達成は3割
でよしとする」
もう一つ、再掲載になりますが、鍵山秀三郎さん、亀井民治さんの
「ひとつ拾えばひとつだけきれいになる」①を載せます。
☆「東大教授が教える独学勉強法」柳川範之 草思社 2017年 ③

◇勉強を始める前にやっておきたいこと
いきなり勉強してはいけない
独学は長距離走、マラソン
少し時間を掛けて、いろいろな試行錯誤をする準備期間を
もつことが大切
まず自分に合う勉強のコツを探そう
ただ長時間は ×
→ 自分の勉強のコツをつかむ
本当の地頭の能力
- 勉強のコツをうまく身に付ける人ができる
資格試験に落ち続けている人が陥りがちなパターン
自分に合うものを探す
- 買った本の3割が使えればよい
◎ 助走期間を取った上で、自分に合う本なりテキストなり勉強
の仕方成りを探すのがいい
勉強する前に、勉強する姿勢をつくる
一旦圧し返してみる
- 鵜呑みにしない
= 何でも疑ってかかる癖をつけてみる
常に、「自分がどう思うか、どう考えるか」を考える癖をつけよ
ささいな疑問をもってみることをくせにする
テーマの立て方・探し方
一番簡単なテーマの探し方
◎「何がわかっていないか」という視点から見る
目標の立て方・管理の仕方
目標達成は3割でよしとする
- 進捗状況を自分なりに確認する
長期的な目標は仮の意識で
<コラム>
たった一つの質問で道が開けることもある
東大生でないのに伊藤元重先生の授業ゼミに
☆「ひとつ拾えばひとつだけきれいになる」 鍵山秀三郎・亀井民治 PHP研究所 2006年 ①【再掲載 2017.9】
[ 出版社の案内 ]
トイレや街頭などの徹底した掃除を40年以上続け、
多くの人々の心を揺さぶってきた著者の言葉を満載。
人生を磨くヒントにあふれた一冊である。

◇凡事徹底こそ
凡事徹底こそ
平凡の積み重ねが非凡を招く
「運命は人の性格の中にあり」芥川龍之介
習慣を支える
= 下座行
ひとつ拾えばひとつだけきれいになる
「志は高く,実践は足下から」
よいことに手を使う
頭のよい人になるためには,よいことを考えて,よいことに自
分の手を使う
はきものをそろえる
円福寺(長野県)住職 藤本幸邦老師
「履き物を揃えると心も揃う。心が揃うと履き物も揃う。脱ぐ時
に揃えておくと,掃く時に心が乱れない。誰かが乱していたら,
黙って揃えておいてあげよう。そうすれば,きっと,世界中の
人の心もそろえていこう」
子どもの教育
「子どもがあなたの生き方を気の毒に思うほどの仕事への取り組
み,生き方をしてみてください」
習慣が人物を左右する
よい習慣を身に付ける
よい習慣を身に付ける方法
人間は95%を習慣で生きている
おっくうがらない
次の工夫へ
例外をつくらない 天候に関係なく…
十年偉大なり,二十年畏るべし,三十年歴史なる
◇掃除をやり遂げる心
悪は汚い所からはびこる
「心」と「気持ち」
心の気持ちのバイブ掃除
掃除をすると謙虚な人になれる
掃除をすると気付く人になれる
徹底と継続
掃除をすると感動の心が育まれる
掃除をすると感謝の心が芽生える
掃除をすると心が磨かれる
掃除を始めた理由 昭和36年
街が変わる日
掃除の五つの功徳
① 自分の心が清められる
② 他人の心まで清められる
③ 周囲の環境が生き生きしてくる
④ 周囲の人の物も心も整ってくる
⑤ 死後必ず天上に生を受ける
◇人の御縁を大切にする
人を喜ばす基本
- 手紙と掃除
よい縁のつなぎ方 よい縁の作り方
① 謙虚な姿勢
② 感謝の気持ち
複写はがきの力
洗車がつないだ心
持てる力を出し切る
丁寧な生き方
- 花森安治「豊かな暮らしとは丁寧に生きること」
たった一人のために尽くせる人に
- 具体的に始める
広い心で他者を受け入れる
地主さんからの贈り物
「ワルの知恵本」門昌央 河出書房新社 2004年 (前) /「新聞を作ってみよう」古舘綾子 童心社 2013年【再掲載 2018.1】 [読書記録 一般]
【お知らせ】
本ブログは2月10日よりSeesaaブログに移行します。
10日以降の記事はSeesaaのみでの投となります。
これまでSSブログでありがとうございました。
今日は2月8日、土曜日です。
今回は、門昌央さんの
「ワルの知恵本」(前)を紹介します。
目次のような要約になってしまいました。
出版社の案内には、
「『他人の悪口を言わない人に心を許すな』『銭カネの問題じゃないと
言う人こそ金を重視している』など、この世と人間のウソ偽りのな
い現実を暴露。マジメすぎるあなたに贈る人生の指南書!」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「エネルギーありすぎの人には付き合わない」
・「さわやかな顔の人がさわやかだとは限らない」
・「タイミングを誤れば褒めても叱ってもムダ」
読んでいて、なるほどと、よく相槌を打ちました。
もう一つ、再掲載になりますが、古舘綾子さんの
「新聞を作ってみよう」を載せます。
☆「ワルの知恵本」門昌央 河出書房新社 2004年 (前)

◇他人の悪口を言わない人間に心を許すな
「お世辞が言えないたちでして」
= ごますり人間
「言い訳はしません」
= 言い訳人間
「わたし、いい人でしょう」
- 油断できない
エネルギーありすぎの人には付き合わない
「誰でもやっている」と言い逃れする人には近づかない
「わたしは嘘をつかない」は嘘つき人間
うさんくさい人と付き合う人は信用しない
「一芸に秀でた人」は非常識な人が多い
さわやかな顔の人がさわやかだとは限らない
◇初対面の相手をたちまちなびかせてしまう会話術
ひとたらしの基本は褒めること
繰り返し褒め、褒め殺し手骨抜きにしてしまえ
タイミングを誤れば褒めても叱ってもムダ
何も考えずひたすら褒める技術
「すごい」「なるほど」の連発で相手を木に登らせよ
初級者はまず抽象的なことを褒めよ
褒められ慣れている人は有頂天にさせて籠絡せよ
褒められ慣れている人はけなせば陥落する
けなした後必ず褒める
他者と比較して褒めてはダメ
特に長所がない人は内面を褒めて感激させる
相手も気付いていない長所を褒めて感激させる
褒めることで相手の性格や本性をあぶり出せ
名前で呼ぼう
◎「でも」と反論したい時は「なるほど」と言え
◎約束したら迅速に行動する
聞き上手に徹する
相手のペースで行動し心を同調させよ
おうむ返しのイエス話法で相手を安心させる
うわべを装えば人は信用し始める
初対面の人を褒める絶妙テクニック
属性、抽象的なこと
自尊心をくすぐった後、自分の欠点をさらけ出せ
飲食一緒が人をたらす基本
☆「新聞を作ってみよう」古舘綾子 童心社 2013年【再掲載 2018.1】
[ 出版社の案内 ]
自分たちで新聞を作る時に、どう取材するのか?
どう資料を集めるのか?
など、具体的に学べます。

◇新聞づくりのラッキー7
1 自分たちの意見を知ってもらえる
2 読者がいる
3 直接感想を聞くことができる
4 チームワークがよくなる
5 自分の考えを分かりやすく伝えられるようになる
6 作文がうまくなる
7 褒められる
◇学校の新聞
学校新聞 学級新聞 学習新聞
壁新聞と印刷配付新聞
流れ
① 編集会議 テーマ
② 割付
③ テーマの取材
資料集め・インタビュー
④ 次の編集会議
記事は4~5個
⑤ 記事を書くには
見出し・本文・イラスト(写真)・グラフ
⑥ 校正
⑦ 清書
鉛筆書き → マジック
⑧ 校正
⑨ 発行・配付
⑩ 新聞発行会
◇紙面構成
発行日、号数、欄外、題字、発行者など
本ブログは2月10日よりSeesaaブログに移行します。
10日以降の記事はSeesaaのみでの投となります。
これまでSSブログでありがとうございました。
今日は2月8日、土曜日です。
今回は、門昌央さんの
「ワルの知恵本」(前)を紹介します。
目次のような要約になってしまいました。
出版社の案内には、
「『他人の悪口を言わない人に心を許すな』『銭カネの問題じゃないと
言う人こそ金を重視している』など、この世と人間のウソ偽りのな
い現実を暴露。マジメすぎるあなたに贈る人生の指南書!」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「エネルギーありすぎの人には付き合わない」
・「さわやかな顔の人がさわやかだとは限らない」
・「タイミングを誤れば褒めても叱ってもムダ」
読んでいて、なるほどと、よく相槌を打ちました。
もう一つ、再掲載になりますが、古舘綾子さんの
「新聞を作ってみよう」を載せます。
☆「ワルの知恵本」門昌央 河出書房新社 2004年 (前)

◇他人の悪口を言わない人間に心を許すな
「お世辞が言えないたちでして」
= ごますり人間
「言い訳はしません」
= 言い訳人間
「わたし、いい人でしょう」
- 油断できない
エネルギーありすぎの人には付き合わない
「誰でもやっている」と言い逃れする人には近づかない
「わたしは嘘をつかない」は嘘つき人間
うさんくさい人と付き合う人は信用しない
「一芸に秀でた人」は非常識な人が多い
さわやかな顔の人がさわやかだとは限らない
◇初対面の相手をたちまちなびかせてしまう会話術
ひとたらしの基本は褒めること
繰り返し褒め、褒め殺し手骨抜きにしてしまえ
タイミングを誤れば褒めても叱ってもムダ
何も考えずひたすら褒める技術
「すごい」「なるほど」の連発で相手を木に登らせよ
初級者はまず抽象的なことを褒めよ
褒められ慣れている人は有頂天にさせて籠絡せよ
褒められ慣れている人はけなせば陥落する
けなした後必ず褒める
他者と比較して褒めてはダメ
特に長所がない人は内面を褒めて感激させる
相手も気付いていない長所を褒めて感激させる
褒めることで相手の性格や本性をあぶり出せ
名前で呼ぼう
◎「でも」と反論したい時は「なるほど」と言え
◎約束したら迅速に行動する
聞き上手に徹する
相手のペースで行動し心を同調させよ
おうむ返しのイエス話法で相手を安心させる
うわべを装えば人は信用し始める
初対面の人を褒める絶妙テクニック
属性、抽象的なこと
自尊心をくすぐった後、自分の欠点をさらけ出せ
飲食一緒が人をたらす基本
☆「新聞を作ってみよう」古舘綾子 童心社 2013年【再掲載 2018.1】
[ 出版社の案内 ]
自分たちで新聞を作る時に、どう取材するのか?
どう資料を集めるのか?
など、具体的に学べます。

◇新聞づくりのラッキー7
1 自分たちの意見を知ってもらえる
2 読者がいる
3 直接感想を聞くことができる
4 チームワークがよくなる
5 自分の考えを分かりやすく伝えられるようになる
6 作文がうまくなる
7 褒められる
◇学校の新聞
学校新聞 学級新聞 学習新聞
壁新聞と印刷配付新聞
流れ
① 編集会議 テーマ
② 割付
③ テーマの取材
資料集め・インタビュー
④ 次の編集会議
記事は4~5個
⑤ 記事を書くには
見出し・本文・イラスト(写真)・グラフ
⑥ 校正
⑦ 清書
鉛筆書き → マジック
⑧ 校正
⑨ 発行・配付
⑩ 新聞発行会
◇紙面構成
発行日、号数、欄外、題字、発行者など
「忘れないでおくこと 随筆集あなたの暮らしを教えてください2」暮しの手帖社 2023年 ⑦(最終) /「児童生徒に聞かせたいさわやか1分話」柴山一郎 学陽書房 1993年 ⑨【再掲載 2017.6】 [読書記録 一般]
【お知らせ】
本ブログは2月10日よりSeesaaブログに移行します。
これまでSSブログでありがとうございました。
今日は2月7日、金曜日です。
今回は、2月4日に続いて、暮しの手帖社の
「忘れないでおくこと 随筆集あなたの暮らしを教えてください2」
7回目の紹介 最終です。
出版社の案内には、
「豪華執筆陣で贈る珠玉の随筆集『あなたの暮らしを教えてください』は、
『暮しの手帖』の本誌と別冊に寄せられた「暮らし」がテーマの随筆作
品を選りすぐり、全4冊にまとめたシリーズです。
第2集は、日々の気付きにまつわるお話を集めています。当時の話題に
触れて感じたこと、近所の猫やお店のこと、仕事や家事を通しての発見
や、趣味や学びのなかで思うことなど、小さな日常をいつくしみたくな
る一冊です。
とあります。
コロナ禍にあったときの様子は、さすがに覚えています。
当時の緊張した空気感は自分の心に再現できるものではありません。
もう一つ、再掲載になりますが、柴山一郎さんの
「児童生徒に聞かせたいさわやか1分話」⑨を載せます。
☆「忘れないでおくこと 随筆集あなたの暮らしを教えてください2」暮しの手帖社 2023年 ⑦(最終)

◇ 忘れないでおくこと 中島京子
イタリアの作家、パオロジョルダーノの『コロナの時代の僕ら』~早川
書房~は、新型コロナウイルスの大騒動の中で書かれたエッセイ集で、あと
がきの「コロナウイルスが過ぎたあとも、僕が忘れたくないこと」は殊に、
重く胸に響いている。
著者は、新型コロナが襲い掛かってきたときに、人々がいかに無防備だっ
たか、それに無知だったか、あるいはひそかにデマかもしれないような噂に
すがったか等々、公式の記録には残らないだろういろいろなことを、「忘れた
くない」と書いた。
おそらくは、それは簡単に忘れられてしまう可能性があり、そして忘れて
しまえばもう一度同じように人を無防備にしてしまうものだからだろう。
中国の作家の閻連科も、香港の学生に向けたメッセージの中で、「この厄災
の経験を『記憶する人』であれ」と書いた。「われわれはこの新型肺炎の事の
起こり、ほしいままの略奪と蔓延、近くもたらされるであろう『戦争の勝利』
と称される万人の合唱の中で、少し離れたところに黙って立ち、心の中に墓
標を持つ人になろう」と、厳しい言論統制のある国で書き続けている作家は訴
えた。
忘れないでおくこと、記憶に残しておくことについて考えている。
日本でも外出自粛要請が出ると、さまざまな支援団体がSNS上でアナウン
スをはじめた。ホームレスの人、ネットカ フェで暮らしている人、家庭内暴
力が怖くて逃げている人が、行き場をなくしたからだ。
在留外国人や留学生の支援者や、人々が外に出ないことであきらかに仕事
を失う人の支援をしてい弁護士なども、ものすごく働いていた。
依頼人の状況改善のために、文字通り東奔西走、自宅に戻れば、リモート
ワ-クが待っていて、寝る時間すらないように見えた。
あっという間に、オンラインの支援システムが立ち上がり、相談窓口がで
きたのは、ずっと支援を続けていたからだということが、目に見えてわかっ
た。
コロナの被害は、最も弱い人々を直撃した。
いまだけではなく、支援は必要な人のところに届かなくては意味がない。
そのことを覚えておこうと思った。
もう一つ、感染者や医療関係者にまで、ひどいバッシングがあったこと。
つらいけれど、いちばん忘れてはいけないことだろう。
いつまでたっても届かなかったマスクのことなどは、さすがに記憶から消
えたりしないだろうけれど、オリンピックや隣国の国家元首の来日を睨んで
後手後手に回った対策は、残念だけど、わたしたちが選挙で選んだ政治家の
やったことだというのも忘れがたい。
有権者の約半数が選挙に行かず、誰もがその状況に慣れきってしまい民主
主義をさぼると、つけを払わされる。
つらいことばかり記憶するのは悲しいので、日本から中国に送ったマスク
に千三百年前の漢詩が添えられ、お返しに中国から日本に届いたマスクには
夏目漱石が正岡子規に送ったとされる俳句が書かれていたことも、ぜったい、
忘れたくないなと思っている。
2020年7月
☆「児童生徒に聞かせたいさわやか1分話」柴山一郎 学陽書房 1993年 ⑨【再掲載 2017.6】

◇岡田啓介 1868~1952 軍人
海軍大将・戦争終結工作
泣くな怒るな怠るな
◇島崎藤村 1872~1943
ユーモアのない一日は寂しい一日である。
◇安岡正篤 やすおかまさひろ 1898~1983 陽明学者
忙中閑あり
◇菊田一夫 1908~1973
明日になれば何とかなる
萩原朔太郎に「人生は苦しくても生きていくんだな」と諭される
◇ルソー 1712~1778 フランス・思想家
自然に帰れ
「エミール」性善説
堕落した人間を救うには自然に帰ること
◇寺田寅彦 1878~1935
天災は忘れた頃にやってくる
◇世阿弥 1363~1443
初心忘るべからず
◇諺・西洋
法律の備わざるところは格言これを補う
法律の定めのない道徳を守って生活している
◇諺・スペイン
ペンは剣よりも強し
交わる二つのペン - 慶応義塾
元慶応塾長・小泉信三
ペンのますます強くなることを願い、同時に筆の濫用を戒めて
いる
◇貝原益軒 1630~1714
知って行わざるは,知らざるに同じ
◇兼好法師 1283~1350
ひとり灯のもとに文広げて,みぬ代の人を友にするぞこよなう慰む
わざなる
本ブログは2月10日よりSeesaaブログに移行します。
これまでSSブログでありがとうございました。
今日は2月7日、金曜日です。
今回は、2月4日に続いて、暮しの手帖社の
「忘れないでおくこと 随筆集あなたの暮らしを教えてください2」
7回目の紹介 最終です。
出版社の案内には、
「豪華執筆陣で贈る珠玉の随筆集『あなたの暮らしを教えてください』は、
『暮しの手帖』の本誌と別冊に寄せられた「暮らし」がテーマの随筆作
品を選りすぐり、全4冊にまとめたシリーズです。
第2集は、日々の気付きにまつわるお話を集めています。当時の話題に
触れて感じたこと、近所の猫やお店のこと、仕事や家事を通しての発見
や、趣味や学びのなかで思うことなど、小さな日常をいつくしみたくな
る一冊です。
とあります。
コロナ禍にあったときの様子は、さすがに覚えています。
当時の緊張した空気感は自分の心に再現できるものではありません。
もう一つ、再掲載になりますが、柴山一郎さんの
「児童生徒に聞かせたいさわやか1分話」⑨を載せます。
☆「忘れないでおくこと 随筆集あなたの暮らしを教えてください2」暮しの手帖社 2023年 ⑦(最終)

◇ 忘れないでおくこと 中島京子
イタリアの作家、パオロジョルダーノの『コロナの時代の僕ら』~早川
書房~は、新型コロナウイルスの大騒動の中で書かれたエッセイ集で、あと
がきの「コロナウイルスが過ぎたあとも、僕が忘れたくないこと」は殊に、
重く胸に響いている。
著者は、新型コロナが襲い掛かってきたときに、人々がいかに無防備だっ
たか、それに無知だったか、あるいはひそかにデマかもしれないような噂に
すがったか等々、公式の記録には残らないだろういろいろなことを、「忘れた
くない」と書いた。
おそらくは、それは簡単に忘れられてしまう可能性があり、そして忘れて
しまえばもう一度同じように人を無防備にしてしまうものだからだろう。
中国の作家の閻連科も、香港の学生に向けたメッセージの中で、「この厄災
の経験を『記憶する人』であれ」と書いた。「われわれはこの新型肺炎の事の
起こり、ほしいままの略奪と蔓延、近くもたらされるであろう『戦争の勝利』
と称される万人の合唱の中で、少し離れたところに黙って立ち、心の中に墓
標を持つ人になろう」と、厳しい言論統制のある国で書き続けている作家は訴
えた。
忘れないでおくこと、記憶に残しておくことについて考えている。
日本でも外出自粛要請が出ると、さまざまな支援団体がSNS上でアナウン
スをはじめた。ホームレスの人、ネットカ フェで暮らしている人、家庭内暴
力が怖くて逃げている人が、行き場をなくしたからだ。
在留外国人や留学生の支援者や、人々が外に出ないことであきらかに仕事
を失う人の支援をしてい弁護士なども、ものすごく働いていた。
依頼人の状況改善のために、文字通り東奔西走、自宅に戻れば、リモート
ワ-クが待っていて、寝る時間すらないように見えた。
あっという間に、オンラインの支援システムが立ち上がり、相談窓口がで
きたのは、ずっと支援を続けていたからだということが、目に見えてわかっ
た。
コロナの被害は、最も弱い人々を直撃した。
いまだけではなく、支援は必要な人のところに届かなくては意味がない。
そのことを覚えておこうと思った。
もう一つ、感染者や医療関係者にまで、ひどいバッシングがあったこと。
つらいけれど、いちばん忘れてはいけないことだろう。
いつまでたっても届かなかったマスクのことなどは、さすがに記憶から消
えたりしないだろうけれど、オリンピックや隣国の国家元首の来日を睨んで
後手後手に回った対策は、残念だけど、わたしたちが選挙で選んだ政治家の
やったことだというのも忘れがたい。
有権者の約半数が選挙に行かず、誰もがその状況に慣れきってしまい民主
主義をさぼると、つけを払わされる。
つらいことばかり記憶するのは悲しいので、日本から中国に送ったマスク
に千三百年前の漢詩が添えられ、お返しに中国から日本に届いたマスクには
夏目漱石が正岡子規に送ったとされる俳句が書かれていたことも、ぜったい、
忘れたくないなと思っている。
2020年7月
☆「児童生徒に聞かせたいさわやか1分話」柴山一郎 学陽書房 1993年 ⑨【再掲載 2017.6】
◇岡田啓介 1868~1952 軍人
海軍大将・戦争終結工作
泣くな怒るな怠るな
◇島崎藤村 1872~1943
ユーモアのない一日は寂しい一日である。
◇安岡正篤 やすおかまさひろ 1898~1983 陽明学者
忙中閑あり
◇菊田一夫 1908~1973
明日になれば何とかなる
萩原朔太郎に「人生は苦しくても生きていくんだな」と諭される
◇ルソー 1712~1778 フランス・思想家
自然に帰れ
「エミール」性善説
堕落した人間を救うには自然に帰ること
◇寺田寅彦 1878~1935
天災は忘れた頃にやってくる
◇世阿弥 1363~1443
初心忘るべからず
◇諺・西洋
法律の備わざるところは格言これを補う
法律の定めのない道徳を守って生活している
◇諺・スペイン
ペンは剣よりも強し
交わる二つのペン - 慶応義塾
元慶応塾長・小泉信三
ペンのますます強くなることを願い、同時に筆の濫用を戒めて
いる
◇貝原益軒 1630~1714
知って行わざるは,知らざるに同じ
◇兼好法師 1283~1350
ひとり灯のもとに文広げて,みぬ代の人を友にするぞこよなう慰む
わざなる
「東大教授が教える独学勉強法」柳川範之 草思社 2017年 ② /「京都ぎらい」井上章一 朝日新聞出版 2015年 ③【再掲載 2017.7】 [読書記録 教育]
今日は2月6日、木曜日です。
今回は、2月3日に続いて、柳川範之さんの
「東大教授が教える独学勉強法」2回目の紹介です。
出版社の案内には、
「高校に行かず大学は通信制、独学で東大経済学部教授になった著者が
教える究極の勉強法。テーマ設定から資料収集、本の読み方、ノート
メモのとり方、成果のアウトプットまで自分一人でできる本格的な勉
強のコツが身に付く一冊。学者・研究者になりたい人はもとより、教
養を深めたい人、趣味を究めたい人、資格試験合格を目指す人、もう
一度学び直したい人等々、あらゆる人の知識欲と向学心に応える一冊。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「独学歳代のメリットは自分のペースで勉強できること」
・「独学では自分の理解にあった教材を選べる」
・「勉強とは人生の方向転換をするための手段」
もう一つ、再掲載になりますが、井上章一さんの
「京都ぎらい」③を載せます。
☆「東大教授が教える独学勉強法」柳川範之 草思社 2017年 ②

◇2 なぜ独学が一番身に付く勉強法なのか
独学のメリット
最大のメリットは「自分のペース」で勉強できること
~ 人によって学び方のスピードに差がある 質とは一致しない
スピードと順番 ← 自分のタイプを知る
自分の理解にあった教材を選べる
◎1冊読んだだけではわからない
自分の理解のパターンにあった型に出合うために試行錯誤を!
すぐに人に聞けないから自分で考える癖がつく
自分で自分を評価する力がつく
不具合があればその都度修正していく
独学に向く人、向かない人
少しぐらいいい加減の方がうまくいく
卒論、修士論文も
- テーマが変わっていくことも珍しくない
自分で勉強してみると人生の選択肢が広がる
ポイント
「とりあえずやってみる」 トライアンドエラーの余地
勉強とは人生の方向転換をするための手段
<コラム>情報がないと自分で考える
「自分のことは自分で主体的に考える」クセ
「自分の人生は自分で切り開いていく」クセ
◎自分で考えるクセを!
☆「京都ぎらい」井上章一 朝日新聞出版 2015年 ③【再掲載 2017.7】
[ 出版社の案内 ]
あなたが旅情を覚える古都のたたずまいに、じっと目を
凝らせば…。気づいていながら誰もあえて書こうとしな
かった数々の事実によって、京都人のおそろしい一面が
鮮やかに浮かんでくるにちがいない。
洛外に生まれ育った著者だから表現しうる京都の街に
よどむ底知れぬ沼気(しょうき)。
洛中千年の「花」「毒」を見定める新・京都論である。

◇仏教のある側面
北山の大伽藍
占領軍
→ 北山通り
植物園の一部が占領軍住区
磯崎新設計のコンサートホール
写真撮影に3万円を要求(外観)
- 寺の真似? 公共施設なのに?
◇写真とイラスト
雑誌
~ 1点につき3万円を寺に納めるしきたり
本来肖像権や意匠権はない「志納金」
金銀苔石(金閣・銀閣・西芳寺・龍安寺)
= コストのかかる人気四大寺
1枚20万円以上も!
庭園関係の本なのに写真がない
~ イラストであしらい
寺を増長させた責任の一端は東京のメディアにもある
= 金でけり
◇ライトアップでカップルは
拝観料の収入
~ 宗教的な献金扱い
~ 非課税
ライトアップ
- 別料金 完全入れ替え制
山折哲雄
1万円札の托鉢
「万札1枚で心が揺れるようじゃ修行は足らないなあ」
◇「古都税」闘争
1956「文化観光施設税(文観税)」
→ 京都会館(岡崎)
1964年 5年間の延長
1980年代「古都保存協力税(古都税)」1985
はねつけた
= 拝観料収入のふくらみ
ストライキ
→ 1988年 古都税廃止 = 行政も方針変更
◇庭園秘話
信長
寺への宿泊
= 寺はホテル
= 寺はおもてなしの場
禅寺
~ 庭園
~ 武将一行受け入れから?
接待のおつとめ
禅宗は武士層へ食い込むことで勢力拡大
「おもてなし」を遡る
ホテルを営む寺のレストラン部門によるアイデア商品
~ 精進料理
戦国的男社会
今回は、2月3日に続いて、柳川範之さんの
「東大教授が教える独学勉強法」2回目の紹介です。
出版社の案内には、
「高校に行かず大学は通信制、独学で東大経済学部教授になった著者が
教える究極の勉強法。テーマ設定から資料収集、本の読み方、ノート
メモのとり方、成果のアウトプットまで自分一人でできる本格的な勉
強のコツが身に付く一冊。学者・研究者になりたい人はもとより、教
養を深めたい人、趣味を究めたい人、資格試験合格を目指す人、もう
一度学び直したい人等々、あらゆる人の知識欲と向学心に応える一冊。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「独学歳代のメリットは自分のペースで勉強できること」
・「独学では自分の理解にあった教材を選べる」
・「勉強とは人生の方向転換をするための手段」
もう一つ、再掲載になりますが、井上章一さんの
「京都ぎらい」③を載せます。
☆「東大教授が教える独学勉強法」柳川範之 草思社 2017年 ②

◇2 なぜ独学が一番身に付く勉強法なのか
独学のメリット
最大のメリットは「自分のペース」で勉強できること
~ 人によって学び方のスピードに差がある 質とは一致しない
スピードと順番 ← 自分のタイプを知る
自分の理解にあった教材を選べる
◎1冊読んだだけではわからない
自分の理解のパターンにあった型に出合うために試行錯誤を!
すぐに人に聞けないから自分で考える癖がつく
自分で自分を評価する力がつく
不具合があればその都度修正していく
独学に向く人、向かない人
少しぐらいいい加減の方がうまくいく
卒論、修士論文も
- テーマが変わっていくことも珍しくない
自分で勉強してみると人生の選択肢が広がる
ポイント
「とりあえずやってみる」 トライアンドエラーの余地
勉強とは人生の方向転換をするための手段
<コラム>情報がないと自分で考える
「自分のことは自分で主体的に考える」クセ
「自分の人生は自分で切り開いていく」クセ
◎自分で考えるクセを!
☆「京都ぎらい」井上章一 朝日新聞出版 2015年 ③【再掲載 2017.7】
[ 出版社の案内 ]
あなたが旅情を覚える古都のたたずまいに、じっと目を
凝らせば…。気づいていながら誰もあえて書こうとしな
かった数々の事実によって、京都人のおそろしい一面が
鮮やかに浮かんでくるにちがいない。
洛外に生まれ育った著者だから表現しうる京都の街に
よどむ底知れぬ沼気(しょうき)。
洛中千年の「花」「毒」を見定める新・京都論である。

◇仏教のある側面
北山の大伽藍
占領軍
→ 北山通り
植物園の一部が占領軍住区
磯崎新設計のコンサートホール
写真撮影に3万円を要求(外観)
- 寺の真似? 公共施設なのに?
◇写真とイラスト
雑誌
~ 1点につき3万円を寺に納めるしきたり
本来肖像権や意匠権はない「志納金」
金銀苔石(金閣・銀閣・西芳寺・龍安寺)
= コストのかかる人気四大寺
1枚20万円以上も!
庭園関係の本なのに写真がない
~ イラストであしらい
寺を増長させた責任の一端は東京のメディアにもある
= 金でけり
◇ライトアップでカップルは
拝観料の収入
~ 宗教的な献金扱い
~ 非課税
ライトアップ
- 別料金 完全入れ替え制
山折哲雄
1万円札の托鉢
「万札1枚で心が揺れるようじゃ修行は足らないなあ」
◇「古都税」闘争
1956「文化観光施設税(文観税)」
→ 京都会館(岡崎)
1964年 5年間の延長
1980年代「古都保存協力税(古都税)」1985
はねつけた
= 拝観料収入のふくらみ
ストライキ
→ 1988年 古都税廃止 = 行政も方針変更
◇庭園秘話
信長
寺への宿泊
= 寺はホテル
= 寺はおもてなしの場
禅寺
~ 庭園
~ 武将一行受け入れから?
接待のおつとめ
禅宗は武士層へ食い込むことで勢力拡大
「おもてなし」を遡る
ホテルを営む寺のレストラン部門によるアイデア商品
~ 精進料理
戦国的男社会
山折哲雄さんはこんなことを 32-「今を生きる」 淡交社 1999年 (2) / 「宮本常一さん 教育について」 ⑤【再掲載 2017.6】 [読書記録 一般]
今日は2月5日、水曜日です。
今回は1月25日に続いて「山折哲雄さんはこんなことを」の32回目、
「いまを生きる」の紹介 2回目です。
出版社の案内には、
「さまよいつづける心と死生観。つぎからつぎへと新たに『人間
とは何か?』の問いを問いつづける現代の世相を解き明かす」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「魂よばいの無効確認が死」
・「万葉古代人の基本的考え方は仏教の影響を受け、魂優位の感覚(霊肉
二元論の死生観)」
もう一つ、再掲載になりますが、
「宮本常一さん 教育について」⑤を載せます。
☆山折哲雄さんはこんなことを 32-「今を生きる」 淡交社 1999年 (2)

◇臓器移植の現場
□1999年2月28日脳死移植第一号
気になる点
① 死の作法の完全崩壊
最後の看取りができない
② 三種類の専門医とコーディネーター
生から死へ 死から再生へ
神仏の代理人? 天の代行者?
ノアの箱船 生き残り選別
□万葉集
挽歌
遺体をしばらく地上にそのまま残した
モガリ(殯=かりもがり)
- 魂が戻って生き返るかもしれない
→ 魂よばい
魂よばいの無効確認が死
万葉古代人の基本的考え方
魂優位の感覚(霊肉二元論の死生観)
- 仏教の影響
(中世)
心の探究 平安~鎌倉
道心(最澄) 十住心(空海)
信心(親鸞) 心身脱落(道元)
心身一元の死生観
DNAは実感できない (証明されているはずだが)
むしろ文化的遺伝子の方が実感できる
◇三朝(みさき)再訪 空と水底のイメージ
山陰 三朝温泉
三徳山 投入堂
1168の像 絶壁 修験の山
喫茶店「カムパネレラの館」女将
◇ワシントン四話
リンカーン記念堂
演説の中に(ゲティスバーグ)
デディケイト(献身する)が6回
ディヴォーション(献身)が2回
◎ はじめに献身ありき かくてアメリカ国家なれり
アーリントン墓地 無名戦士の墓 衛兵
ワシントンDC
航空宇宙博物館 スミソニアン博物館 ~ 宗教的象徴
☆「宮本常一さん 教育について」 ⑤【再掲載 2017.6】

◇つきあい
日本は育児にメイドがいらない
欧米では子供は親に育てられ、そのことにより社会一般のも
のとなる
人間関係の二重構造
「つきあい」組織や制度的なものとは別の人間関係
村 地域社会
葬式 = 自分で自分のかたを付けられない
平静から他人の葬式に行って手伝う必要
通夜 … 女中心
百万遍の数珠念仏 = 制度とは別
会社 社縁集団
「会社という制度」+「つきあい」
つきあいの度が強くなると家族的な職場と呼ばれる
江戸時代
武士の制度社会 と 農民のつきあい社会
講
「まわりばんこ」えこひいきがない
一つの村に10や20の講
「伊勢講」「庚申講」「地蔵講」など
飲食を伴う
→ 戦後 生活改善講
◎ 飲食の風 おみやげの風
パブリックマインド
日本には社会一般という考えがまだできていない
戦前 … 天皇のため
→ パブリックマインドが必要
「せっかちに改善に走る前に,自分の周囲にあるつき
あいの形を正しく意識化してみることが大切である。」
大切なこと
◎ 何よりも大切なことは,人間一人一人がもっと賢くなることで
あり,お互いが自己の権利を主張するだけでなく,共通分母を見
いだしていくことである。
今回は1月25日に続いて「山折哲雄さんはこんなことを」の32回目、
「いまを生きる」の紹介 2回目です。
出版社の案内には、
「さまよいつづける心と死生観。つぎからつぎへと新たに『人間
とは何か?』の問いを問いつづける現代の世相を解き明かす」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「魂よばいの無効確認が死」
・「万葉古代人の基本的考え方は仏教の影響を受け、魂優位の感覚(霊肉
二元論の死生観)」
もう一つ、再掲載になりますが、
「宮本常一さん 教育について」⑤を載せます。
☆山折哲雄さんはこんなことを 32-「今を生きる」 淡交社 1999年 (2)

◇臓器移植の現場
□1999年2月28日脳死移植第一号
気になる点
① 死の作法の完全崩壊
最後の看取りができない
② 三種類の専門医とコーディネーター
生から死へ 死から再生へ
神仏の代理人? 天の代行者?
ノアの箱船 生き残り選別
□万葉集
挽歌
遺体をしばらく地上にそのまま残した
モガリ(殯=かりもがり)
- 魂が戻って生き返るかもしれない
→ 魂よばい
魂よばいの無効確認が死
万葉古代人の基本的考え方
魂優位の感覚(霊肉二元論の死生観)
- 仏教の影響
(中世)
心の探究 平安~鎌倉
道心(最澄) 十住心(空海)
信心(親鸞) 心身脱落(道元)
心身一元の死生観
DNAは実感できない (証明されているはずだが)
むしろ文化的遺伝子の方が実感できる
◇三朝(みさき)再訪 空と水底のイメージ
山陰 三朝温泉
三徳山 投入堂
1168の像 絶壁 修験の山
喫茶店「カムパネレラの館」女将
◇ワシントン四話
リンカーン記念堂
演説の中に(ゲティスバーグ)
デディケイト(献身する)が6回
ディヴォーション(献身)が2回
◎ はじめに献身ありき かくてアメリカ国家なれり
アーリントン墓地 無名戦士の墓 衛兵
ワシントンDC
航空宇宙博物館 スミソニアン博物館 ~ 宗教的象徴
☆「宮本常一さん 教育について」 ⑤【再掲載 2017.6】
◇つきあい
日本は育児にメイドがいらない
欧米では子供は親に育てられ、そのことにより社会一般のも
のとなる
人間関係の二重構造
「つきあい」組織や制度的なものとは別の人間関係
村 地域社会
葬式 = 自分で自分のかたを付けられない
平静から他人の葬式に行って手伝う必要
通夜 … 女中心
百万遍の数珠念仏 = 制度とは別
会社 社縁集団
「会社という制度」+「つきあい」
つきあいの度が強くなると家族的な職場と呼ばれる
江戸時代
武士の制度社会 と 農民のつきあい社会
講
「まわりばんこ」えこひいきがない
一つの村に10や20の講
「伊勢講」「庚申講」「地蔵講」など
飲食を伴う
→ 戦後 生活改善講
◎ 飲食の風 おみやげの風
パブリックマインド
日本には社会一般という考えがまだできていない
戦前 … 天皇のため
→ パブリックマインドが必要
「せっかちに改善に走る前に,自分の周囲にあるつき
あいの形を正しく意識化してみることが大切である。」
大切なこと
◎ 何よりも大切なことは,人間一人一人がもっと賢くなることで
あり,お互いが自己の権利を主張するだけでなく,共通分母を見
いだしていくことである。
「忘れないでおくこと 随筆集あなたの暮らしを教えてください2」暮しの手帖社 2023年 ⑥ /「日本子育て物語-育児の社会史」 上笙一郎 筑摩書房 1991年 ⑪【再掲載 2017.3】 [読書記録 一般]
今日は2月4日、火曜日です。
今回は、2月1日に続いて、暮しの手帖社の
「忘れないでおくこと 随筆集あなたの暮らしを教えてください2」
6回目の紹介です。
出版社の案内には、
「豪華執筆陣で贈る珠玉の随筆集『あなたの暮らしを教えてください』は、
『暮しの手帖』の本誌と別冊に寄せられた「暮らし」がテーマの随筆作
品を選りすぐり、全4冊にまとめたシリーズです。
第2集は、日々の気付きにまつわるお話を集めています。当時の話題に
触れて感じたこと、近所の猫やお店のこと、仕事や家事を通しての発見
や、趣味や学びのなかで思うことなど、小さな日常をいつくしみたくな
る一冊です。
とあります。
本を読んでみて、ちんぷんかんぷんとなることが、よくあります。
もう一つ、再掲載になりますが、上笙一郎さんの
「日本子育て物語-育児の社会史」⑪を載せます。
☆「忘れないでおくこと 随筆集あなたの暮らしを教えてください2」暮しの手帖社 2023年 ⑥

◇「わからない」を語りたい 花田菜々子
最近「わからなかった」本の話を誰かとすることにハマっている。
書店員として働くようになってから20年弱。書店員というのは職業上、本
のことを「わかっている」ていで話をしなければならない仕事だ。
あれは名作ですよね、話題のあの本が売れているのはこういう理由でしよ
う、この本の素晴らしいところはこんなところなんです、などなど。
噓は言わないが、わざわざネガティブな感想を表に出すことはほとんどない。
「わからなかった」は、本来はネガティブな感想ではないのだが、「読む価値
がなかった」の婉曲表現だと思われてしまうし、何より書店員としての見栄も
ある。
そう感じていた私が「わからない」に目を向けたきっかけは、最近文学賞
を受賞したある小説を読んだときに全然面白いと感じられなかったことだっ
た。
う一ん。
よさがわからない。
だが、たくさんの書店員が、心から絶賛しているようだ。
駄作ということではなさそう。
隣で仕事をしている文芸好きの同僚にふと尋ねてみた。
「〇〇って読んだ私、実はよくわからなかったんだけど」
すると意外なことに、同僚の目はパッと見開かれ、輝いていた。
「実は私もわからなかった」
だが、賞の批判や作品の悪口に話がそれてしまってはつまらない。
私はその作品を面白いと感じる人がなぜそう感じられたのかを、純粋に知
りたいだけだからだ。
仕事中にもかかわらず、ああでもないこうでもないと意見を交わす。
話してみると、「わからない」を語る言葉には意外な豊かさがあることに
気づく。
まず、自分が一応その本を読めていて、「わからなさ」を言語化できていな
いと話すことはできない。
そして話すことができても、今度は、よい小説の基準、マイナスに思えた
表現方法、結末への懐疑…ロに出してみてはじめて、自分の意見の不確かさ
がはっきりと輪郭を持つ。
たかが本の話なのに、自分の恥ずかしい内面を吐露せずに「わからなさ」
を語ることは、難しいのだった。
「わかる」を語るとき、私たちは自分の弱さをさらさぬまま、自信を持っ
て語ることができる。
本を読んでいて「わかる」と思うとき、私たちは幸せに満ちているし、心
強さをもらう。
読書のいちばんの醍醐味とも言えるだろう。
わかる本への言葉は、究極的には「とにかくいい」「すごい」という簡単で
足りてしまう。
作品が心に飛び込んでいるので自分から近づく必要がないからだ。
だが「わからない」は自分から近づかなければ、向こうから歩み寄ってき
てはくれない。
そこに辿り着こうとして届かない言葉や想いはいつも不格好で、その人ら
しさがにじみ出ていて惹かれる。
と言うわけで最近の私は、誰かのわからなかった本の話を採取することに
夢中なのだ。
つまりそれは、本の話をするふりをして誰かの心の奥底に触れてみたいだ
けなのかもしれない。
2021年1月
☆「日本子育て物語-育児の社会史」 上笙一郎 筑摩書房 1991年 ⑪【再掲載 2017.3】

≪近代≫②
◇ボーイスカウトとスポーツ - 子供集団と遊びの近代化
□村の子供組の弱体化
小学校長が子供組の弾圧解体
→ ボーイスカウトの登場
□ボーイスカウト運動
英国軍人
バーデン・パウエル
戦争から発生
- 軍隊に倣ったものが多い
ヒットラー・ユーゲント
大日本青少年団
1908年 ボーイスカウト
1921年 大日本青少年連盟<少年団>
① 地域に囚われぬ
② 自由参加
③ 規約がある
④ 大人のリーダーシップ
□遊びの主流は近代スポーツへ
和楽からスポーツへ
童歌遊び から 近代的競技へ
「偶然性」 「主体的努力」
□「おもちゃ」の商品化・金属化・動力化
競争原理
◇麻疹疱瘡怖からず - 近代小児医学
「命さだめ」「器量さだめ」
「はしか」と「疱瘡」
1862年 江戸市中
麻疹死亡者 267844人
精霊神・神祭で我が子を守る
子供を解放した近代小児医学
ドイツ系小児医学
科学の大鉈が切り捨てたもの
生活に即した子育て法
◇「洟ったらし」の克服へ
「洟ったらし」は子供の代名詞
非衛生的
汚い子供ときれいな子供との分かれ目
イザベラ・バード
『日本奥地紀行』 経済的に豊かか否か
呪術迷信から社会衛生的な手だてへ
病人目・寝小便小僧をなくす道
地域社会と学校施設の双方における衛生政策
◇わが子を学校に通わせぬ親たち - 自由主義教育の試み
新しい子育て観を持った親の登場
「大正自由主義教育」「児童中心主義」の教育
倉橋惣三,手塚岸衛,木下竹次
私立学校における自由とその限界
中村春二の成蹊小学校
沢柳政太郎の成城小学校
赤井米吉等の明星小学校
→ 大正13年 児童の村小学校 野村芳兵衛
自由主義教育のうち当たった壁
→ 羽仁進と きだ・みのる のみ
今回は、2月1日に続いて、暮しの手帖社の
「忘れないでおくこと 随筆集あなたの暮らしを教えてください2」
6回目の紹介です。
出版社の案内には、
「豪華執筆陣で贈る珠玉の随筆集『あなたの暮らしを教えてください』は、
『暮しの手帖』の本誌と別冊に寄せられた「暮らし」がテーマの随筆作
品を選りすぐり、全4冊にまとめたシリーズです。
第2集は、日々の気付きにまつわるお話を集めています。当時の話題に
触れて感じたこと、近所の猫やお店のこと、仕事や家事を通しての発見
や、趣味や学びのなかで思うことなど、小さな日常をいつくしみたくな
る一冊です。
とあります。
本を読んでみて、ちんぷんかんぷんとなることが、よくあります。
もう一つ、再掲載になりますが、上笙一郎さんの
「日本子育て物語-育児の社会史」⑪を載せます。
☆「忘れないでおくこと 随筆集あなたの暮らしを教えてください2」暮しの手帖社 2023年 ⑥

◇「わからない」を語りたい 花田菜々子
最近「わからなかった」本の話を誰かとすることにハマっている。
書店員として働くようになってから20年弱。書店員というのは職業上、本
のことを「わかっている」ていで話をしなければならない仕事だ。
あれは名作ですよね、話題のあの本が売れているのはこういう理由でしよ
う、この本の素晴らしいところはこんなところなんです、などなど。
噓は言わないが、わざわざネガティブな感想を表に出すことはほとんどない。
「わからなかった」は、本来はネガティブな感想ではないのだが、「読む価値
がなかった」の婉曲表現だと思われてしまうし、何より書店員としての見栄も
ある。
そう感じていた私が「わからない」に目を向けたきっかけは、最近文学賞
を受賞したある小説を読んだときに全然面白いと感じられなかったことだっ
た。
う一ん。
よさがわからない。
だが、たくさんの書店員が、心から絶賛しているようだ。
駄作ということではなさそう。
隣で仕事をしている文芸好きの同僚にふと尋ねてみた。
「〇〇って読んだ私、実はよくわからなかったんだけど」
すると意外なことに、同僚の目はパッと見開かれ、輝いていた。
「実は私もわからなかった」
だが、賞の批判や作品の悪口に話がそれてしまってはつまらない。
私はその作品を面白いと感じる人がなぜそう感じられたのかを、純粋に知
りたいだけだからだ。
仕事中にもかかわらず、ああでもないこうでもないと意見を交わす。
話してみると、「わからない」を語る言葉には意外な豊かさがあることに
気づく。
まず、自分が一応その本を読めていて、「わからなさ」を言語化できていな
いと話すことはできない。
そして話すことができても、今度は、よい小説の基準、マイナスに思えた
表現方法、結末への懐疑…ロに出してみてはじめて、自分の意見の不確かさ
がはっきりと輪郭を持つ。
たかが本の話なのに、自分の恥ずかしい内面を吐露せずに「わからなさ」
を語ることは、難しいのだった。
「わかる」を語るとき、私たちは自分の弱さをさらさぬまま、自信を持っ
て語ることができる。
本を読んでいて「わかる」と思うとき、私たちは幸せに満ちているし、心
強さをもらう。
読書のいちばんの醍醐味とも言えるだろう。
わかる本への言葉は、究極的には「とにかくいい」「すごい」という簡単で
足りてしまう。
作品が心に飛び込んでいるので自分から近づく必要がないからだ。
だが「わからない」は自分から近づかなければ、向こうから歩み寄ってき
てはくれない。
そこに辿り着こうとして届かない言葉や想いはいつも不格好で、その人ら
しさがにじみ出ていて惹かれる。
と言うわけで最近の私は、誰かのわからなかった本の話を採取することに
夢中なのだ。
つまりそれは、本の話をするふりをして誰かの心の奥底に触れてみたいだ
けなのかもしれない。
2021年1月
☆「日本子育て物語-育児の社会史」 上笙一郎 筑摩書房 1991年 ⑪【再掲載 2017.3】
≪近代≫②
◇ボーイスカウトとスポーツ - 子供集団と遊びの近代化
□村の子供組の弱体化
小学校長が子供組の弾圧解体
→ ボーイスカウトの登場
□ボーイスカウト運動
英国軍人
バーデン・パウエル
戦争から発生
- 軍隊に倣ったものが多い
ヒットラー・ユーゲント
大日本青少年団
1908年 ボーイスカウト
1921年 大日本青少年連盟<少年団>
① 地域に囚われぬ
② 自由参加
③ 規約がある
④ 大人のリーダーシップ
□遊びの主流は近代スポーツへ
和楽からスポーツへ
童歌遊び から 近代的競技へ
「偶然性」 「主体的努力」
□「おもちゃ」の商品化・金属化・動力化
競争原理
◇麻疹疱瘡怖からず - 近代小児医学
「命さだめ」「器量さだめ」
「はしか」と「疱瘡」
1862年 江戸市中
麻疹死亡者 267844人
精霊神・神祭で我が子を守る
子供を解放した近代小児医学
ドイツ系小児医学
科学の大鉈が切り捨てたもの
生活に即した子育て法
◇「洟ったらし」の克服へ
「洟ったらし」は子供の代名詞
非衛生的
汚い子供ときれいな子供との分かれ目
イザベラ・バード
『日本奥地紀行』 経済的に豊かか否か
呪術迷信から社会衛生的な手だてへ
病人目・寝小便小僧をなくす道
地域社会と学校施設の双方における衛生政策
◇わが子を学校に通わせぬ親たち - 自由主義教育の試み
新しい子育て観を持った親の登場
「大正自由主義教育」「児童中心主義」の教育
倉橋惣三,手塚岸衛,木下竹次
私立学校における自由とその限界
中村春二の成蹊小学校
沢柳政太郎の成城小学校
赤井米吉等の明星小学校
→ 大正13年 児童の村小学校 野村芳兵衛
自由主義教育のうち当たった壁
→ 羽仁進と きだ・みのる のみ
「東大教授が教える独学勉強法」柳川範之 草思社 2017年 ① /「悪党と幽霊」井上ひさしエッセイ集7 中央公論社 1994年 【再掲載 2018.9】 [読書記録 教育]
今日は2月3日、月曜日です。
今回は、柳川範之さんの
「東大教授が教える独学勉強法」1回目の紹介です。
出版社の案内には、
「高校に行かず大学は通信制、独学で東大経済学部教授になった著者が
教える究極の勉強法。テーマ設定から資料収集、本の読み方、ノート
メモのとり方、成果のアウトプットまで自分一人でできる本格的な勉
強のコツが身に付く一冊。学者・研究者になりたい人はもとより、教
養を深めたい人、趣味を究めたい人、資格試験合格を目指す人、もう
一度学び直したい人等々、あらゆる人の知識欲と向学心に応える一冊。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「これからは自分の頭で考え、自分自身で判断する力をつけるための
勉強が求められる時代」
・「正解がないというケースがあちらこちらに出てくる。不十分な資料
を用いて考えさせるところに教育の重点」
・「コンピュータにできることをしている限り、やがてコンピュータに
置き換わってしまう。コンピュータにない能力を磨くことが重要」
もう一つ、再掲載になりますが、井上ひさしさんの
「悪党と幽霊」を載せます。
☆「東大教授が教える独学勉強法」柳川範之 草思社 2017年 ①

◇はじめに
大事なことは自分で考えて自分で学ぶ姿勢をもつこと
◇ 1 新しい勉強が必要とされる時代
なぜ人は勉強するのか
生きていくための知恵を身に付けるため
勉強の本質は「考えること」
深く考えて「選ぶ」「決める」ことが主役としてクローズアッ
プされてくる時代
これからは自分の頭で考え、自分自身で判断する力をつけるた
めの勉強が求められる時代
学問を身に付けた人は情報に振り回されない
情報を選ぶ
‥ 基準を与えてくれるのが学問
歴史を学んでそれを現代に生かす
自分の人生に役立つ、人生が豊かになっていくのにプラスにな
るという学び方がよい学び
答えのある問いから、答えのない問いへ
正解がないというケースがあちらこちらに出てくる
~ 不十分な資料を用いて考えさせるところに教育の重点
生き残るためには応用力と独創力を身に付けよ
コンピュータにできることをしている限り、やがてコンピュー
タに置き換わってしまう
→ コンピュータにない能力を磨く
勉強は加工業、自分の中での熟成が大事
素材 - 情報
設計図 - 理論
◎ 大切なのは自分の中で「熟成させる」過程
これからは自ら学び頭で考える時代
独学なら、良くも悪くも試行錯誤がつきもの、失敗もする、試
行錯誤を合わせた独学の良さ
<コラム>
これまで
① 明確なゴールがある勉強(受験勉強や資格試験の勉強など)
与えられたゴール
② 教養を身に付けるための勉強(趣味的な世界の勉強など)
明確なゴールなし
③ 答えのないと胃に自分なりの答えを見つける勉強
自分で自分のゴールを設定
☆「悪党と幽霊」井上ひさしエッセイ集7 中央公論社 1994年 【再掲載 2018.9】
[ 出版社の案内 ]
菊五郎の芸談から円朝の人情ばなし、さらには徳川夢声
の話術談や戦後浅草の軽演劇論など、つねに民衆の視点
を見失わない著者が、大衆芸能のパワーと魅力を通して
現代日本を語る、井上流文化論。

◇芸談スクラップ
〇徳川夢声(1894-1971)
登壇しても黙っている。
30秒するとシーン。
15秒待つと客席が一つになる。(宙づり状態から脱したい)
一斉に首を伸ばす
そこで軽い冗談か何か言ってガッと捕らえる
「客の自発性に信頼を置け」
「送り手固有の時空間をつくることが先決」
◇平等ばやり
〇社会学者ルークス(英・オックスフォード大)
個人主義
1 尊厳を認め合うこと
2 自分自身の主人でありたいと願うこと
3 プライバシーを重んじること
4 自己発達の可能性を信じる
◇誰のための教育か
〇バーランド・ラッセル
「子供は反射作用と少しばかりの本能をもって生まれてきた」
= 可能性そのもの
臆病な人間こそ残酷になりうる
子供たちにもってもらいたいもの
「智恵・勇気」
親が先ず自分を鍛え直す
◇悪党と幽霊
〇円朝と黙阿弥
「言葉の音と意味との渡り合いに細心の目を向けて生活語を磨き上
げること」
今回は、柳川範之さんの
「東大教授が教える独学勉強法」1回目の紹介です。
出版社の案内には、
「高校に行かず大学は通信制、独学で東大経済学部教授になった著者が
教える究極の勉強法。テーマ設定から資料収集、本の読み方、ノート
メモのとり方、成果のアウトプットまで自分一人でできる本格的な勉
強のコツが身に付く一冊。学者・研究者になりたい人はもとより、教
養を深めたい人、趣味を究めたい人、資格試験合格を目指す人、もう
一度学び直したい人等々、あらゆる人の知識欲と向学心に応える一冊。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「これからは自分の頭で考え、自分自身で判断する力をつけるための
勉強が求められる時代」
・「正解がないというケースがあちらこちらに出てくる。不十分な資料
を用いて考えさせるところに教育の重点」
・「コンピュータにできることをしている限り、やがてコンピュータに
置き換わってしまう。コンピュータにない能力を磨くことが重要」
もう一つ、再掲載になりますが、井上ひさしさんの
「悪党と幽霊」を載せます。
☆「東大教授が教える独学勉強法」柳川範之 草思社 2017年 ①

◇はじめに
大事なことは自分で考えて自分で学ぶ姿勢をもつこと
◇ 1 新しい勉強が必要とされる時代
なぜ人は勉強するのか
生きていくための知恵を身に付けるため
勉強の本質は「考えること」
深く考えて「選ぶ」「決める」ことが主役としてクローズアッ
プされてくる時代
これからは自分の頭で考え、自分自身で判断する力をつけるた
めの勉強が求められる時代
学問を身に付けた人は情報に振り回されない
情報を選ぶ
‥ 基準を与えてくれるのが学問
歴史を学んでそれを現代に生かす
自分の人生に役立つ、人生が豊かになっていくのにプラスにな
るという学び方がよい学び
答えのある問いから、答えのない問いへ
正解がないというケースがあちらこちらに出てくる
~ 不十分な資料を用いて考えさせるところに教育の重点
生き残るためには応用力と独創力を身に付けよ
コンピュータにできることをしている限り、やがてコンピュー
タに置き換わってしまう
→ コンピュータにない能力を磨く
勉強は加工業、自分の中での熟成が大事
素材 - 情報
設計図 - 理論
◎ 大切なのは自分の中で「熟成させる」過程
これからは自ら学び頭で考える時代
独学なら、良くも悪くも試行錯誤がつきもの、失敗もする、試
行錯誤を合わせた独学の良さ
<コラム>
これまで
① 明確なゴールがある勉強(受験勉強や資格試験の勉強など)
与えられたゴール
② 教養を身に付けるための勉強(趣味的な世界の勉強など)
明確なゴールなし
③ 答えのないと胃に自分なりの答えを見つける勉強
自分で自分のゴールを設定
☆「悪党と幽霊」井上ひさしエッセイ集7 中央公論社 1994年 【再掲載 2018.9】
[ 出版社の案内 ]
菊五郎の芸談から円朝の人情ばなし、さらには徳川夢声
の話術談や戦後浅草の軽演劇論など、つねに民衆の視点
を見失わない著者が、大衆芸能のパワーと魅力を通して
現代日本を語る、井上流文化論。

◇芸談スクラップ
〇徳川夢声(1894-1971)
登壇しても黙っている。
30秒するとシーン。
15秒待つと客席が一つになる。(宙づり状態から脱したい)
一斉に首を伸ばす
そこで軽い冗談か何か言ってガッと捕らえる
「客の自発性に信頼を置け」
「送り手固有の時空間をつくることが先決」
◇平等ばやり
〇社会学者ルークス(英・オックスフォード大)
個人主義
1 尊厳を認め合うこと
2 自分自身の主人でありたいと願うこと
3 プライバシーを重んじること
4 自己発達の可能性を信じる
◇誰のための教育か
〇バーランド・ラッセル
「子供は反射作用と少しばかりの本能をもって生まれてきた」
= 可能性そのもの
臆病な人間こそ残酷になりうる
子供たちにもってもらいたいもの
「智恵・勇気」
親が先ず自分を鍛え直す
◇悪党と幽霊
〇円朝と黙阿弥
「言葉の音と意味との渡り合いに細心の目を向けて生活語を磨き上
げること」
「学力と階層」苅谷剛彦 朝日新聞社 2014年 ④(最終) /「これが買いだ 私のキュレーション術」成毛眞 新潮社 2016年 ①(前半)【再掲載 2017.12】 [読書記録 教育]
今日は2月2日、日曜日です。
今回は、1月29日に続いて苅谷剛彦さんの
「学力と階層」の紹介4回目 最終です。
本書に書かれていることが10年後の現在の教育の問題に大きくかかわって
います。
教員採用試験の倍率低下、がもたらす教員の質の低下がもたらす影響は、
今後大きな課題になると想像します。
出版社の案内には、
「学習資本の階層差がますます拡大する日本の教育。出身階層という社
会的条件の違いが子どもたちにもたらす決定的な差について警鐘を鳴
らす。90年代以降、迷走を続けた教育政策を豊富なデータとともに
検証。学力問題の第一人者が説く処方箋。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「『学習』という投資活動,『学習能力』という投資センス」
・「日本の大学生8割が私学。1960年には65%だったのに。費用のほ
とんどは家計が負担となっていること、厳しい修得主義を避けてき
たことが課題」
・「2001年には41校だったのが、2006年には64校と、小学校教員免許
を出す大学が急増した。しかし、新設のほとんどは偏差値50以下で
あり、小学校教員の需要増を見込んで大学生き残り策として設置さ
れたという面もある。教員養成系大学の難易度低下は教員の質に影
響を与える。教育が大事というのならそれに見合った冷静な支援と理
解が求められる」
もう一つ、再掲載になりますが、成毛眞さんの
「これが買いだ 私のキュレーション術」①を載せます。
☆「学力と階層」苅谷剛彦 朝日新聞社 2014年 ④(最終)

◇教育の綻びをどう修正したらいいか
1 学歴社会から学習資本主義社会へ
生涯学習社会から生まれたジャパニーズ・ドリームの体現者
ナレッジ・ワーカー 世は「学び」の大合唱
学歴社会レジュームの綻びと「学習」の離床
かつて
① 学歴が示す学習能力
② 訓練機会
③ キャリアア=学歴社会成功イメージ
→ 自ら学び続ける「ナレッジワーカー」が求められる知識経済の出現
〇 学習社会についての言説(生涯学習社会)
〇 学習能力(学びのすすめ)の言説
イギリスは就業能力向上のため生涯学習の機会を拡大
イギリス
-〇教育の市場化
「十全な雇用可能性」をくまなく多くの人々に身に
付けさせる政策への転換
〇選択と競争原理
ハイスキル社会では貧困など恵まれない環境に於
かれた人々が社会的に排除されることに警鐘
「学習」という投資活動,「学習能力」という投資センス
学ばなければ生き残れないから学ぶ
選びたいから選ぶのではなく,選ぶことが余儀なくされる
新たな階級社会の誕生か能力支配社会の実現か
2 受験のレベルも授業のレベルも上げられない
未履修問題の源流
「履修」と「修得」の違い
水の化学式を知らない
in front ofの意味が分からない
高度な学力を求められるヨーロッパの資格検定試験
修得への着目をそらせた受験戦争
選抜しても退学させられない
1990年代 4年生大学合格率6割前後
→ 2000年代
2005年 4年生大学合格率8割
2006年 私立大の40.4%が定員割れ
日本の大学生8割が私学
1960年 私学65% 1950年 60%
費用のほとんどは家計が負担
※ 厳しい修得主義を避けてきた
3「ダメ教師にムチ,優れた教師にアメ」政策は有効か
高まる期待とズレ
ニワトリが先か卵が先か?
「アメとムチ政策」とそれへの反応
厳しい眼差しの「意図せざる結果」
2000年 公立小教諭採用試験の倍率 12.5倍
01年 9.2倍 02年 6.3倍 03年 4.8倍 05年 4.5倍
06年 4.2倍
首都圏は2~3倍
※1980年代後半も4倍前後まで低下していたが,大学入試が狭き門だった
◎2001→2006年 小学校教員免許を出す大学増
41校 64校 ◎新設のほとんどは偏差値50以下
◎小学校教員の需要増を見込んで大学生き残り策として
※ 教員養成系大学の難易度低下は教員の質に影響を与える
教育が大事というのならそれに見合った冷静な支援と理解を!
4「自己実現」という名の迷路 フリーターからの脱出口はあるのか
高卒者全体の1割がフリーター
20代のフリーター 200万人
自分探しの旅
エリクソン「モラトリアム」
小此木啓吾 モラトリアム「真剣かつ深刻な自己探求」
↑↓
今の日本 それにほど遠く…
◎ 空疎じみた自分探しを奨励し宙づり状態の若者たちを
増やしているだけ
個性主義と「自己実現」
高校の進路指導
「自分のやりたいこと」
「自分に向いた職業=適職」
「自己理解」「自分探し」
何もしないでフリーター
豊かさの幻想
親へのパラサイト
自己実現 - 高度な自律性や創造性を備えた職人に特徴的
→ 後になって振り返ったときに「自分らしさ」を感じ
ることのできるような具体的な経験の機会をできるだ
け多くの若者に与えることが求められている
☆「これが買いだ 私のキュレーション術」成毛眞 新潮社 2016年 ①(前半)【再掲載 2017.12】
[ 出版社の案内 ]
最先端IT機器選び、投資先、接待手段、人物やニュースの見分け方
まで。あふれる情報に流されず、本物を見究めて自分なりの「実利」
を手にするのだ。そのためには、世間の逆を行け。成毛流「選び方」
指南!週刊新潮の人気連載『逆張りの思考』、待望の単行本化。
モリナガ・ヨウの好評イラストも多数掲載!

◇逆張りの思考でいく
アマノジャクに生きる
逆張りを押していく(ウォーレンバフェット)
- ほったらかして待つ
運の総量は決まっている「ウン(運)・ドン(鈍感)・コン(根性)」
運
~ つまらないことに運を使ってしまわないこと
ホームでは端を歩かない
鈍感
~ くよくよしない
成功に無頓着でいられる鈍さ
根性
~ 同じことを飽きもせずダラダラ続けられる気質
おもしろそうな方を選ぶ
書評サイト「HONZ」
質の違う苦労を取る
20年後によくなる家を選ぶ
自分だけのお宝を発掘する
◇情報の取捨選択術
一眼レフと高級コンパクトデジカメを比べる
新商品ではなく新技術を買う
リコー「THETA」
カメラを使い分ける
リコー「THETA」360度
DJI「OSMO」
オリンパス ライカ
アップル最大の発明とは
i TUNES STORの仕組み
インターネットにはもう繋がない
アマゾンの舞台裏をつく
情報断食をしてみる
ドローンの次の形を DJI
◇本を読むことのプラス
本は目で楽しむ
福田和彦『東海道五十三次将軍家茂公卿上洛図』
『南方熊楠菌類図鑑』
成毛的書店経営を検索する
京都恵文社一乗寺店(セレクトショップ)
悪口をブロックしない
『HONZ』おもしろかった本だけ
批評よりもキュレーションする
本棚とスマホは脳を映す
SFこそが次に来る
アシモフ、ハインライン、星新一
◇人のやらないことをやる
「帰れる場所」を作る
ネタを仕入れる旅をする
旅に日常を持ち込む
旅はエックスデイの前をねらう
「テレビ見ない自慢」を裏切る
今回は、1月29日に続いて苅谷剛彦さんの
「学力と階層」の紹介4回目 最終です。
本書に書かれていることが10年後の現在の教育の問題に大きくかかわって
います。
教員採用試験の倍率低下、がもたらす教員の質の低下がもたらす影響は、
今後大きな課題になると想像します。
出版社の案内には、
「学習資本の階層差がますます拡大する日本の教育。出身階層という社
会的条件の違いが子どもたちにもたらす決定的な差について警鐘を鳴
らす。90年代以降、迷走を続けた教育政策を豊富なデータとともに
検証。学力問題の第一人者が説く処方箋。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「『学習』という投資活動,『学習能力』という投資センス」
・「日本の大学生8割が私学。1960年には65%だったのに。費用のほ
とんどは家計が負担となっていること、厳しい修得主義を避けてき
たことが課題」
・「2001年には41校だったのが、2006年には64校と、小学校教員免許
を出す大学が急増した。しかし、新設のほとんどは偏差値50以下で
あり、小学校教員の需要増を見込んで大学生き残り策として設置さ
れたという面もある。教員養成系大学の難易度低下は教員の質に影
響を与える。教育が大事というのならそれに見合った冷静な支援と理
解が求められる」
もう一つ、再掲載になりますが、成毛眞さんの
「これが買いだ 私のキュレーション術」①を載せます。
☆「学力と階層」苅谷剛彦 朝日新聞社 2014年 ④(最終)

◇教育の綻びをどう修正したらいいか
1 学歴社会から学習資本主義社会へ
生涯学習社会から生まれたジャパニーズ・ドリームの体現者
ナレッジ・ワーカー 世は「学び」の大合唱
学歴社会レジュームの綻びと「学習」の離床
かつて
① 学歴が示す学習能力
② 訓練機会
③ キャリアア=学歴社会成功イメージ
→ 自ら学び続ける「ナレッジワーカー」が求められる知識経済の出現
〇 学習社会についての言説(生涯学習社会)
〇 学習能力(学びのすすめ)の言説
イギリスは就業能力向上のため生涯学習の機会を拡大
イギリス
-〇教育の市場化
「十全な雇用可能性」をくまなく多くの人々に身に
付けさせる政策への転換
〇選択と競争原理
ハイスキル社会では貧困など恵まれない環境に於
かれた人々が社会的に排除されることに警鐘
「学習」という投資活動,「学習能力」という投資センス
学ばなければ生き残れないから学ぶ
選びたいから選ぶのではなく,選ぶことが余儀なくされる
新たな階級社会の誕生か能力支配社会の実現か
2 受験のレベルも授業のレベルも上げられない
未履修問題の源流
「履修」と「修得」の違い
水の化学式を知らない
in front ofの意味が分からない
高度な学力を求められるヨーロッパの資格検定試験
修得への着目をそらせた受験戦争
選抜しても退学させられない
1990年代 4年生大学合格率6割前後
→ 2000年代
2005年 4年生大学合格率8割
2006年 私立大の40.4%が定員割れ
日本の大学生8割が私学
1960年 私学65% 1950年 60%
費用のほとんどは家計が負担
※ 厳しい修得主義を避けてきた
3「ダメ教師にムチ,優れた教師にアメ」政策は有効か
高まる期待とズレ
ニワトリが先か卵が先か?
「アメとムチ政策」とそれへの反応
厳しい眼差しの「意図せざる結果」
2000年 公立小教諭採用試験の倍率 12.5倍
01年 9.2倍 02年 6.3倍 03年 4.8倍 05年 4.5倍
06年 4.2倍
首都圏は2~3倍
※1980年代後半も4倍前後まで低下していたが,大学入試が狭き門だった
◎2001→2006年 小学校教員免許を出す大学増
41校 64校 ◎新設のほとんどは偏差値50以下
◎小学校教員の需要増を見込んで大学生き残り策として
※ 教員養成系大学の難易度低下は教員の質に影響を与える
教育が大事というのならそれに見合った冷静な支援と理解を!
4「自己実現」という名の迷路 フリーターからの脱出口はあるのか
高卒者全体の1割がフリーター
20代のフリーター 200万人
自分探しの旅
エリクソン「モラトリアム」
小此木啓吾 モラトリアム「真剣かつ深刻な自己探求」
↑↓
今の日本 それにほど遠く…
◎ 空疎じみた自分探しを奨励し宙づり状態の若者たちを
増やしているだけ
個性主義と「自己実現」
高校の進路指導
「自分のやりたいこと」
「自分に向いた職業=適職」
「自己理解」「自分探し」
何もしないでフリーター
豊かさの幻想
親へのパラサイト
自己実現 - 高度な自律性や創造性を備えた職人に特徴的
→ 後になって振り返ったときに「自分らしさ」を感じ
ることのできるような具体的な経験の機会をできるだ
け多くの若者に与えることが求められている
☆「これが買いだ 私のキュレーション術」成毛眞 新潮社 2016年 ①(前半)【再掲載 2017.12】
[ 出版社の案内 ]
最先端IT機器選び、投資先、接待手段、人物やニュースの見分け方
まで。あふれる情報に流されず、本物を見究めて自分なりの「実利」
を手にするのだ。そのためには、世間の逆を行け。成毛流「選び方」
指南!週刊新潮の人気連載『逆張りの思考』、待望の単行本化。
モリナガ・ヨウの好評イラストも多数掲載!

◇逆張りの思考でいく
アマノジャクに生きる
逆張りを押していく(ウォーレンバフェット)
- ほったらかして待つ
運の総量は決まっている「ウン(運)・ドン(鈍感)・コン(根性)」
運
~ つまらないことに運を使ってしまわないこと
ホームでは端を歩かない
鈍感
~ くよくよしない
成功に無頓着でいられる鈍さ
根性
~ 同じことを飽きもせずダラダラ続けられる気質
おもしろそうな方を選ぶ
書評サイト「HONZ」
質の違う苦労を取る
20年後によくなる家を選ぶ
自分だけのお宝を発掘する
◇情報の取捨選択術
一眼レフと高級コンパクトデジカメを比べる
新商品ではなく新技術を買う
リコー「THETA」
カメラを使い分ける
リコー「THETA」360度
DJI「OSMO」
オリンパス ライカ
アップル最大の発明とは
i TUNES STORの仕組み
インターネットにはもう繋がない
アマゾンの舞台裏をつく
情報断食をしてみる
ドローンの次の形を DJI
◇本を読むことのプラス
本は目で楽しむ
福田和彦『東海道五十三次将軍家茂公卿上洛図』
『南方熊楠菌類図鑑』
成毛的書店経営を検索する
京都恵文社一乗寺店(セレクトショップ)
悪口をブロックしない
『HONZ』おもしろかった本だけ
批評よりもキュレーションする
本棚とスマホは脳を映す
SFこそが次に来る
アシモフ、ハインライン、星新一
◇人のやらないことをやる
「帰れる場所」を作る
ネタを仕入れる旅をする
旅に日常を持ち込む
旅はエックスデイの前をねらう
「テレビ見ない自慢」を裏切る
「忘れないでおくこと 随筆集あなたの暮らしを教えてくださ い2」暮しの手帖社 2023年 ⑤ /「30分で分かる教師のための叱る技術」上條晴夫 学陽書房 ①【再掲載 2017.8】 [読書記録 一般]
今日は2月1日、土曜日です。
今回は、1月22日に続いて、暮しの手帖社の
「忘れないでおくこと 随筆集あなたの暮らしを教えてください2」
5回目の紹介です。
出版社の案内には、
「豪華執筆陣で贈る珠玉の随筆集『あなたの暮らしを教えてください』は、
『暮しの手帖』の本誌と別冊に寄せられた「暮らし」がテーマの随筆作
品を選りすぐり、全4冊にまとめたシリーズです。
第2集は、日々の気付きにまつわるお話を集めています。当時の話題に
触れて感じたこと、近所の猫やお店のこと、仕事や家事を通しての発見
や、趣味や学びのなかで思うことなど、小さな日常をいつくしみたくな
る一冊です。
とあります。
もう一つ、再掲載になりますが、上條晴夫さんの
「30分で分かる教師のための叱る技術」①を載せます。
☆「忘れないでおくこと 随筆集あなたの暮らしを教えてください2」暮しの手帖社 2023年 ⑤
◇私への片想い 堀潤
毎年、アフリカや中東を訪ねている。スーダン、ョルダン北部のシリア難
民キャンプ、そしてパレスチナのガザ地区など、紛争や貧困などに苦しむ人
々の暮らしにカメラを向けてきた。
分断が続く現場だ。国際社会からの孤立とも向き合う。現場を訪ねてみる
と日本に住む「私」と繫がっていることにも気がつく。
ガザは、イスラエルに封鎖された地域。街の周囲全てが壁やフェンスで囲
われていて、ガザの市民は自由に外に出ることができない。
「天井のない監獄」と呼ばれる所以だ。市民が無断で壁の外に出ようとす
るとイスラエル軍によって射殺されてしまう。
ガザの人口はおよそ200万人。
燃料の確保も難しく、電気は1日数時間しか使えない。
生活に必要な物資の多くを国連からの支援に頼っている。
子どもたちの多くが栄養失調にあえいでいる。
ドローンによる空爆や、地上戦で壊滅的な被害に見舞われた地区もある。
今も緊張を伴う衝突が突発的に続く。
ガザを現在統治しているのは、政党から発展したハマスという組織。
日本政府は国際テロ組織として扱っている。よって日本からの渡航は制限
されている。
車中から破壊された街の様子を撮影している最中だった。
「止まれ」という声で周囲の変化に気がついた。
私はいつの間にかハマスの私服警察官たちに囲まれていた。
「無断で撮影をしていた」という容疑で車内に拘束され、尋問をうけた。
カメラのSDカードは没収。
隣でドライバーのリヤードさんが
「彼らは日本人だ、支援が必要なガザの今を伝えるために来てくれているん
だ」
と懸命に説明してくれていた。
映像の確認やパスポートのチヱックが済み、本当に日本人だということが
わかると、警官の一人が歩み寄り、「ソーリー~ごめん~」と言ってSDカー
ドを返してくれた。
「日本人は戦争をしない。俺たちの状況を伝えてくれ、世界に向けて発信
して欲しい」
と続けた。
民家を一軒一軒訪ねている時だ。
貧困地域で暮らす一家。
停電で冷蔵庫も使えない中、冷たいぶどうジュースをわざわざ買ってもて
なしてくれた。
家長が胸に手をあて、
「日本はかつてアメリカに原爆を落とされ、焼け野原になって戦争に負けた。
しかし、その後人々の努力によって見事な経済復興を果たした。今、その
経済力を世界の不均衡のために役立てようとしている。そうした日本人の
姿に尊敬の気持ちを感じている」。
そして頭を下げてくれた。
同行したNGO職員が指し示した先には、ガザの水道を支える給水タンク
が見えた。
中央には日の丸が記されていた。日本の政府開発援助で建てられたタンク
だった。
私が納めた税金が原資になっている。
私はここに来るまで、ガザについて語ることがあっただろうか。
ガザの人たちは日本を知ってくれていて、日本への想いを様々感じてくれ
てもいる。
しかし私はガザで暮らす人々の気持ちをほとんど知らなかった。
こんな片思いがあっていいのか。私は私の無関心を卒業する。
2020年3月
☆「30分で分かる教師のための叱る技術」上條晴夫 学陽書房 ①【再掲載 2017.8】

◇まえがき
□ 本書のめあて
= 騒々しい教室を変えること
毅然とした態度で叱る技術
□叱る以外
1 教室の空気を変える方法
学習クイズ 静かな音楽
2 騒々しさの中で学ぶ方法
「静かに」「座って」
→「明るく」「体験的に」(アクティブラーニング)
◇前提の話
□騒がしい教室が増えている
学級崩壊の特徴 = コミュニケーションに関する問題
① 私語(おしゃべり)
② 離席(立ち歩き)
□騒がしい教室を叱る技術
毅然とした態度で叱る「叱る指導法」
① 最低限のルールについて
② その善し悪しを明示し
③ 断固として叱る
※前提条件
教師の言葉に説得力があること
「なぜそうすべきか」納得させられる
□教室の空気を変える対処の仕方もある
私語への対処法
① 私語を叱ってやめさせる
② 私語の中で何かを始める
③ 私語のできる学びをする
空気を変えるための方法
□新たな学びを生むチャンスもある
従来の授業
① おとなしく座っている
② 黙って話を聞いている
→ 二大ルールを前提としない新しい授業
・問題解決授業 アクティブ・ラーニング
・グループ討論を中心とした授業
・学習遊びを中心とした授業
・表現活動を中心とした授業
□教室の騒がしさを指導の出発点に
騒がしさ
大学 → 高校 → 中学 → 小学校
葬式でもおしゃべり
→ この現象と付き合って行くには、ざわざわしている教室の空
気を変えたり、ざわざわしていてもできる授業方法の工夫が必
要
今回は、1月22日に続いて、暮しの手帖社の
「忘れないでおくこと 随筆集あなたの暮らしを教えてください2」
5回目の紹介です。
出版社の案内には、
「豪華執筆陣で贈る珠玉の随筆集『あなたの暮らしを教えてください』は、
『暮しの手帖』の本誌と別冊に寄せられた「暮らし」がテーマの随筆作
品を選りすぐり、全4冊にまとめたシリーズです。
第2集は、日々の気付きにまつわるお話を集めています。当時の話題に
触れて感じたこと、近所の猫やお店のこと、仕事や家事を通しての発見
や、趣味や学びのなかで思うことなど、小さな日常をいつくしみたくな
る一冊です。
とあります。
もう一つ、再掲載になりますが、上條晴夫さんの
「30分で分かる教師のための叱る技術」①を載せます。
☆「忘れないでおくこと 随筆集あなたの暮らしを教えてください2」暮しの手帖社 2023年 ⑤

◇私への片想い 堀潤
毎年、アフリカや中東を訪ねている。スーダン、ョルダン北部のシリア難
民キャンプ、そしてパレスチナのガザ地区など、紛争や貧困などに苦しむ人
々の暮らしにカメラを向けてきた。
分断が続く現場だ。国際社会からの孤立とも向き合う。現場を訪ねてみる
と日本に住む「私」と繫がっていることにも気がつく。
ガザは、イスラエルに封鎖された地域。街の周囲全てが壁やフェンスで囲
われていて、ガザの市民は自由に外に出ることができない。
「天井のない監獄」と呼ばれる所以だ。市民が無断で壁の外に出ようとす
るとイスラエル軍によって射殺されてしまう。
ガザの人口はおよそ200万人。
燃料の確保も難しく、電気は1日数時間しか使えない。
生活に必要な物資の多くを国連からの支援に頼っている。
子どもたちの多くが栄養失調にあえいでいる。
ドローンによる空爆や、地上戦で壊滅的な被害に見舞われた地区もある。
今も緊張を伴う衝突が突発的に続く。
ガザを現在統治しているのは、政党から発展したハマスという組織。
日本政府は国際テロ組織として扱っている。よって日本からの渡航は制限
されている。
車中から破壊された街の様子を撮影している最中だった。
「止まれ」という声で周囲の変化に気がついた。
私はいつの間にかハマスの私服警察官たちに囲まれていた。
「無断で撮影をしていた」という容疑で車内に拘束され、尋問をうけた。
カメラのSDカードは没収。
隣でドライバーのリヤードさんが
「彼らは日本人だ、支援が必要なガザの今を伝えるために来てくれているん
だ」
と懸命に説明してくれていた。
映像の確認やパスポートのチヱックが済み、本当に日本人だということが
わかると、警官の一人が歩み寄り、「ソーリー~ごめん~」と言ってSDカー
ドを返してくれた。
「日本人は戦争をしない。俺たちの状況を伝えてくれ、世界に向けて発信
して欲しい」
と続けた。
民家を一軒一軒訪ねている時だ。
貧困地域で暮らす一家。
停電で冷蔵庫も使えない中、冷たいぶどうジュースをわざわざ買ってもて
なしてくれた。
家長が胸に手をあて、
「日本はかつてアメリカに原爆を落とされ、焼け野原になって戦争に負けた。
しかし、その後人々の努力によって見事な経済復興を果たした。今、その
経済力を世界の不均衡のために役立てようとしている。そうした日本人の
姿に尊敬の気持ちを感じている」。
そして頭を下げてくれた。
同行したNGO職員が指し示した先には、ガザの水道を支える給水タンク
が見えた。
中央には日の丸が記されていた。日本の政府開発援助で建てられたタンク
だった。
私が納めた税金が原資になっている。
私はここに来るまで、ガザについて語ることがあっただろうか。
ガザの人たちは日本を知ってくれていて、日本への想いを様々感じてくれ
てもいる。
しかし私はガザで暮らす人々の気持ちをほとんど知らなかった。
こんな片思いがあっていいのか。私は私の無関心を卒業する。
2020年3月
☆「30分で分かる教師のための叱る技術」上條晴夫 学陽書房 ①【再掲載 2017.8】

◇まえがき
□ 本書のめあて
= 騒々しい教室を変えること
毅然とした態度で叱る技術
□叱る以外
1 教室の空気を変える方法
学習クイズ 静かな音楽
2 騒々しさの中で学ぶ方法
「静かに」「座って」
→「明るく」「体験的に」(アクティブラーニング)
◇前提の話
□騒がしい教室が増えている
学級崩壊の特徴 = コミュニケーションに関する問題
① 私語(おしゃべり)
② 離席(立ち歩き)
□騒がしい教室を叱る技術
毅然とした態度で叱る「叱る指導法」
① 最低限のルールについて
② その善し悪しを明示し
③ 断固として叱る
※前提条件
教師の言葉に説得力があること
「なぜそうすべきか」納得させられる
□教室の空気を変える対処の仕方もある
私語への対処法
① 私語を叱ってやめさせる
② 私語の中で何かを始める
③ 私語のできる学びをする
空気を変えるための方法
□新たな学びを生むチャンスもある
従来の授業
① おとなしく座っている
② 黙って話を聞いている
→ 二大ルールを前提としない新しい授業
・問題解決授業 アクティブ・ラーニング
・グループ討論を中心とした授業
・学習遊びを中心とした授業
・表現活動を中心とした授業
□教室の騒がしさを指導の出発点に
騒がしさ
大学 → 高校 → 中学 → 小学校
葬式でもおしゃべり
→ この現象と付き合って行くには、ざわざわしている教室の空
気を変えたり、ざわざわしていてもできる授業方法の工夫が必
要