「大人のための修学旅行 京都の歴史 下」武光誠 河出書房新社 2003年 ③ /「ほんとうの人間になるということ」竹下哲 光雲社 1989年 ②【再掲載 2014.8】 [読書記録 歴史]
今回は、8月29日に続いて、武光誠さんの
「大人のための修学旅行 京都の歴史 下」の紹介 3回目です。
出版社の紹介には
「京都へ、もう一度出かけてみよう。あまたの英傑が覇を競った京の都へ。日
本の歴史を訪ねる旅は、いよいよ佳境を迎える!室町、戦国、江戸、幕末...
が、正しく理解できる歴史ガイド。京都の歴史・下巻。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「市楽座令、関所廃止、海賊行為禁止 により、京都と地方との間の流通が
盛んになった。それにより、寺院や公家の利益を奪うことになり大きな恨
みをかった」
・「信長は好奇心と貿易の利益にわりキリスト教を認めた」
もう一つ、再掲載になりますが、竹下哲さんの
「ほんとうの人間になるということ」②を載せます。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。

<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「大人のための修学旅行 京都の歴史 下」武光誠 河出書房新社 2003年 ③

◇天下統一への道を目指した信長の栄光と挫折
□信長政権による戦国時代の終焉
信長の天下統一はなぜ阻まれたか
天下統一への道のり
義昭の後継者として入京
権力者による桃山文化の誕生
革新的な経済政策
楽市楽座令、関所廃止、海賊行為禁止
→ 京都と地方との間の流通が盛んになる
∥
寺院や公家の利益を奪う
~ 大きな恨み
京都の町衆を敵に回した信長
打倒信長の拠り所となった愛宕山
愛宕山 = 霊山
□神になろうとした信長 [建勳神社]
信長・信忠父子と設けた神社
不敗神話
兵農分離
- 日頃から手兵を訓練
自ら生き神として
恐怖政治
船岡山
□武士と商人の仲介 [寺道資料館]
政治に利用された
信長と堺商人との駆け引き
□日蓮宗と結びつき [妙光寺]
京都支配最初の拠点
戦に備えた寺の構造
阿弥陀寺
□室町幕府の滅亡
将軍足利義輝討たれる
足利義輝の本拠地 = 旧二条城
旧二条城建設の目的
京都を追われた将軍
1573.7.8 室町幕府滅亡
本能寺
□信長と交流した宣教師 [南蛮寺跡]
京都に訪れたザビエル
キリスト教布教の拠点
信長がキリスト教を認めた理由
①好奇心 + ②貿易
六角堂 頂法寺
□本能寺の変と信長の最後 [本能寺跡]
信長の宿舎となった大寺院
信長ついに討たれる
信長暗殺の黒幕は誰か
朝廷が一部の豪商を介して密かに光秀に働きかけた?
空也堂
□光秀はなぜ主人を裏切ったか [愛宕神社]
天狗の姿
謀反を暗示する光秀の和歌
朝廷を守ろうとした明智光秀
月輪寺
☆「ほんとうの人間になるということ」竹下哲 光雲社 1989年 ②【再掲載 2014.8】
<心を育てる>
◇列車の中で
むやみに急ぐのではなく、一つ一つ頷きながらこの人生と歩いていこう
◇バスの中で
子供が立派であるかどうかは食べ方を見ればすぐ分かる
行儀
- 感謝する心の大切さ
◇おばあちゃんの傘
子供の能力よりいのちの輝きを!
何ができるかよりも、その子が生き生きとしてその子らしく最大限に
生きていることが大切
生き生きと輝きいのちを完全燃焼させる子供
◇山登りの勧め
山登りの効用
① からだが丈夫になる
② 忍耐力が養われる
③ 思いやりの心
④ 大自然とのふれあい
鈴木大拙
「木を伐るな。水が出るぞ。気ちがいが出るぞ」
|
◎ 人間はいのちに触れると生き生きとしていきます。そして優しく
なります。
◇親子の信頼
親が子供をとことんまで信頼する
道元禅師 「愛語」
「むかいて愛語をきくは、おもてをよろこばしめ、こころをたのし
くする。むかわずして愛語をきくは、肝に銘じて魂に命ず」
親が信頼されるような人生の生き方をしている。
ひたすらにまじめに誠実に人生を生きている。
「対話」から「並話」へ → 「身話」
|
今、子供にとって親の姿が見えなくなっている。
= 親が透明人間になっている
→ 信頼関係が崩れている
∥
今こそ親たちの実像を体で示すべき
◇大自然のはぐくみ
越後・良寛和尚
文化
→ 自然を破壊
現代文明
4つ(土・水・太陽・空気)から逃げ出す方向
↓
大自然のいのちに帰ろう!
◇「世間さま」と「おてんとうさま」
□社会性と宗教性
社会性
「世間さまにもうしわけない」
心の遮断機
自己抑制(わがまましない、我慢)と思いやりの心(挨拶、生き物をかわ
いがる)
宗教性
「おてんとうさまにもうしわけない」
合掌する心
「一粒の米に八十八人の手」
◇「外なる自然」と「内なる自然」
外なる自然
地・水・火・風
→ 外なる自然の英知
「大無量寿教」-「耳目開明」
① みんなと一緒に(邪魔者は消せの社会と反対)
② 強くしなやかに
③ あなたのままで
④ 平等で限りない愛 雨は皆に平等に降る 空気も皆に平等
∥
◎ 無限の愛
内なる自然
内なる願い
「清浄意欲」
限りない愛を思いつつ
「大人のための修学旅行 京都の歴史 下」の紹介 3回目です。
出版社の紹介には
「京都へ、もう一度出かけてみよう。あまたの英傑が覇を競った京の都へ。日
本の歴史を訪ねる旅は、いよいよ佳境を迎える!室町、戦国、江戸、幕末...
が、正しく理解できる歴史ガイド。京都の歴史・下巻。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「市楽座令、関所廃止、海賊行為禁止 により、京都と地方との間の流通が
盛んになった。それにより、寺院や公家の利益を奪うことになり大きな恨
みをかった」
・「信長は好奇心と貿易の利益にわりキリスト教を認めた」
もう一つ、再掲載になりますが、竹下哲さんの
「ほんとうの人間になるということ」②を載せます。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。

<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「大人のための修学旅行 京都の歴史 下」武光誠 河出書房新社 2003年 ③

◇天下統一への道を目指した信長の栄光と挫折
□信長政権による戦国時代の終焉
信長の天下統一はなぜ阻まれたか
天下統一への道のり
義昭の後継者として入京
権力者による桃山文化の誕生
革新的な経済政策
楽市楽座令、関所廃止、海賊行為禁止
→ 京都と地方との間の流通が盛んになる
∥
寺院や公家の利益を奪う
~ 大きな恨み
京都の町衆を敵に回した信長
打倒信長の拠り所となった愛宕山
愛宕山 = 霊山
□神になろうとした信長 [建勳神社]
信長・信忠父子と設けた神社
不敗神話
兵農分離
- 日頃から手兵を訓練
自ら生き神として
恐怖政治
船岡山
□武士と商人の仲介 [寺道資料館]
政治に利用された
信長と堺商人との駆け引き
□日蓮宗と結びつき [妙光寺]
京都支配最初の拠点
戦に備えた寺の構造
阿弥陀寺
□室町幕府の滅亡
将軍足利義輝討たれる
足利義輝の本拠地 = 旧二条城
旧二条城建設の目的
京都を追われた将軍
1573.7.8 室町幕府滅亡
本能寺
□信長と交流した宣教師 [南蛮寺跡]
京都に訪れたザビエル
キリスト教布教の拠点
信長がキリスト教を認めた理由
①好奇心 + ②貿易
六角堂 頂法寺
□本能寺の変と信長の最後 [本能寺跡]
信長の宿舎となった大寺院
信長ついに討たれる
信長暗殺の黒幕は誰か
朝廷が一部の豪商を介して密かに光秀に働きかけた?
空也堂
□光秀はなぜ主人を裏切ったか [愛宕神社]
天狗の姿
謀反を暗示する光秀の和歌
朝廷を守ろうとした明智光秀
月輪寺
☆「ほんとうの人間になるということ」竹下哲 光雲社 1989年 ②【再掲載 2014.8】
<心を育てる>
◇列車の中で
むやみに急ぐのではなく、一つ一つ頷きながらこの人生と歩いていこう
◇バスの中で
子供が立派であるかどうかは食べ方を見ればすぐ分かる
行儀
- 感謝する心の大切さ
◇おばあちゃんの傘
子供の能力よりいのちの輝きを!
何ができるかよりも、その子が生き生きとしてその子らしく最大限に
生きていることが大切
生き生きと輝きいのちを完全燃焼させる子供
◇山登りの勧め
山登りの効用
① からだが丈夫になる
② 忍耐力が養われる
③ 思いやりの心
④ 大自然とのふれあい
鈴木大拙
「木を伐るな。水が出るぞ。気ちがいが出るぞ」
|
◎ 人間はいのちに触れると生き生きとしていきます。そして優しく
なります。
◇親子の信頼
親が子供をとことんまで信頼する
道元禅師 「愛語」
「むかいて愛語をきくは、おもてをよろこばしめ、こころをたのし
くする。むかわずして愛語をきくは、肝に銘じて魂に命ず」
親が信頼されるような人生の生き方をしている。
ひたすらにまじめに誠実に人生を生きている。
「対話」から「並話」へ → 「身話」
|
今、子供にとって親の姿が見えなくなっている。
= 親が透明人間になっている
→ 信頼関係が崩れている
∥
今こそ親たちの実像を体で示すべき
◇大自然のはぐくみ
越後・良寛和尚
文化
→ 自然を破壊
現代文明
4つ(土・水・太陽・空気)から逃げ出す方向
↓
大自然のいのちに帰ろう!
◇「世間さま」と「おてんとうさま」
□社会性と宗教性
社会性
「世間さまにもうしわけない」
心の遮断機
自己抑制(わがまましない、我慢)と思いやりの心(挨拶、生き物をかわ
いがる)
宗教性
「おてんとうさまにもうしわけない」
合掌する心
「一粒の米に八十八人の手」
◇「外なる自然」と「内なる自然」
外なる自然
地・水・火・風
→ 外なる自然の英知
「大無量寿教」-「耳目開明」
① みんなと一緒に(邪魔者は消せの社会と反対)
② 強くしなやかに
③ あなたのままで
④ 平等で限りない愛 雨は皆に平等に降る 空気も皆に平等
∥
◎ 無限の愛
内なる自然
内なる願い
「清浄意欲」
限りない愛を思いつつ
「大人のための修学旅行 京都の歴史 下」武光誠 河出書房新社 2003年 ② /「教師の現在 教職の未来」油布佐和子 教育出版 1999年 ①【再掲載 2014.8】 [読書記録 歴史]
今回は、8月26日に続いて、武光誠さんの
「大人のための修学旅行 京都の歴史 下」の紹介 2回目です。
出版社の紹介には
「京都へ、もう一度出かけてみよう。あまたの英傑が覇を競った京の都へ。日
本の歴史を訪ねる旅は、いよいよ佳境を迎える!室町、戦国、江戸、幕末...
が、正しく理解できる歴史ガイド。京都の歴史・下巻。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「義教が還俗して将軍になると有力大名軽んじた。気に入らない者を処罰し
た。それが応仁の乱原因のひとつ」
・「よけいな見栄を張らない生活に結びついた文化は庶民に支えられたもの。
『幽玄』『侘び』」
・「慈照寺の名は義政の法名(慈照)から」
・「庭園が著名な大徳寺塔頭・大仙院」
- 何回か見学に行きましたが、
尾関宗園閑栖のお顔をみることができました。
もう一つ、再掲載になりますが、油布佐和子さん編による
「教師の現在 教職の未来」①を載せます。
次の文章に納得しました。
- 私事化(プライバタイゼーション)の進展
保護者は、学校がどのような意味を持ち社会的な貢献をしているかを考
えるのではなく,自分の子供にとって学校はどれだけ役立つかという視点
から学校はとらえられるようになってきた。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。

<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「大人のための修学旅行 京都の歴史 下」武光誠 河出書房新社 2003年 ②

◇民衆の台頭による戦国時代の幕開け
□幕府の衰退と東山文化の隆盛
民衆による政治介入
1492年 義教以後混乱
「土民」が歴史の表舞台に!
応仁の乱の原因は何だったのか
義教が還俗して将軍になると有力大名軽んじる
↓
気に入らない者を処罰 ← 赤松満祐に討たれた
・実権が細川家、山名家などに
・義教後継者で足利家が内紛
↓
応仁の乱
細川家 VS 山名家
|
天文19(1550)年三好長慶が京都を制圧
没後、松永久秀が力を伸ばした
織田信長の入京は三好と松永の争乱に乗じて
庶民が支えた東山文化
よけいな見栄を張らない生活に結びついた文化
- 「幽玄」「侘び」
東山が重んじられた理由
哲学の道
貴族の散策の地・紫野
和風生活様式の完成
商工業の躍進
京都庶民に米食が普及、副食物も豊かに
□庶民に支持された「祗園」さん [八坂神社]
社の興りと牛頭天王伝説
牛頭天王
- 大陸から伝わった疫病の神
疫病しずめが目的だった祇園祭
祇園会 970年初見
祇園祭 旧暦6月4日、17日
山鉾巡行 7月17日
身分に関係なく楽しめる娯楽の誕生
狂言
八坂の塔
□政治闘争に嫌気がさした将軍の隠棲 [銀閣寺]
将軍職を願った足利義政
慈照寺
- 義政の法名(慈照から)
ままならぬ造営費用
禅の心を取り込んだ銀閣と東求堂
真如堂
□応仁の乱と山名氏の野望 [山名宗全碑]
「西陣」由来
応仁の乱で西軍が陣を置いた
山名宗全 → 山名町
山名宗全(西軍) 細川勝元(東軍)
義尚を推す(子) 義視を推す(弟)
山名邸を本拠 花の御所を本拠
山名宗全のねらいとは?
応仁の乱はなぜ長期化したか
西陣織会館
□幕府を牛耳った日野富子の活躍 [宝鏡寺]
応仁の乱終結への道のり
1473年 宗全、勝元死去
乱後、日野富子が幕府を指導
蓄財家の意外な使い途
義満-日野富子
代々将軍婦人は日野家から
皇室に長く祀られた日野富子
本隆寺
□二四の塔頭を持つ大寺院 [大徳寺①]
花園上皇や後醍醐天皇が帰依
幕府との決別
疎略に扱われ林下の禅寺へ
「観音猿鶴図」をめぐる秘話
□在野の人々の後援を受けて発展 [大徳寺②]
一休宗純による再建
1474年 皇室命令により住持に(81歳)
山門に設置された千利休像
庭園が著名な塔頭・大仙院
今宮神社
□東山文化の極み [竜安寺]
細川勝元がひらいた山荘
応仁の乱後の再建と石庭の造園
石庭が表現するもの?
竜安寺七陵
☆「教師の現在 教職の未来」油布佐和子 教育出版 1999年 ①【再掲載 2014.8】

◇はじめに
教師の指導力不足と権威の低下
↓
教師の資質向上 プロ教師の会,佐藤学
教師の資質が重要だというわりに,教師の資質向上に役立つような基
盤整備は問題にされていない
・教員養成は制度的に縮小されている
・ゆとりのない教師
教員の資質向上の方向
教員養成を縮小し,現場の教師を削減し,そうした状況の中で教師が
今以上に力量を高めて教育問題に対処せよ…。財政支出なしで…。
◇教師の頑張りは教育を救えるか 油布佐和子
□教師に向けられる批判
① 教師に落ち度
…子供は常に批判の対象外「聖域」
② 前後の文脈なしに
事件の場面のみ切り取られ批判の対象に
ステレオタイプ化
たいていの場合 教育問題は 教師の言動の仕方や対応の仕方が一方
的に非難されることで,本質的な点は明らかにされないまま終息してい
く
□「教師の資質向上」のアノミー的状況
研修増加
不的確な教師への対応
→ すぐれた教師により問題を乗り切ろう
↑
どのような教師が優れた教師がという問題については明確な基準がない
「不思議にも公的に教師の資質とは何かが,明確に定められていない
まま資質の向上ばかりが叫ばれ」研修が推進されている
デュルケーム - 自殺考察・アノミーの概念
我々の感性は飽くことを知らずに手の届かない目的を追い求めその
結果、果てることのない不満の状態に陥る
|
教師は終わることのない努力を課せられている
□学校の公共性・正統性の危機 - 子供や親の変化
・子供のそのものの変化
教師のコントロールの範囲を遙かに超える子供の出現
宮台真司
「満員電車状態」
← 昔のすし詰め学級でも問題化は顕在化していない
・子供の変化
産業社会の産物である学校の価値組織のあり方を受け入れない
大人と子供のボーダー消失(情報化社会)
∥
新しい社会の価値態度を身に付けた子供
・親の変化
◎私事化(プライバタイゼーション)の進展
学校がどのような意味を持ち社会的な貢献をしているかを考えるの
ではなく,自分の子供にとって学校はどれだけ役立つかという視点か
ら学校はとらえられるようになってきた。
|
教育への市場原理の導入という政策は,こうした親の行動を支持す
るものになってきている
|
社会の状態が大きく変化し,学校の役割と現在の人々の役割期待の
間に大きな齟齬が生じてきた。
↑
◎ 本来ならばこのような状況を踏まえ新たな学校や教師の役割が模索さ
れるべきである。しかしながら,それについては十分には検討されない
まま、ひとえに教師への批判のみが噴出している。教師が頑張るだけで
は問題は解決しない。
□教師の変化 - 割り切り型教師の登場と善良な教師のため息
しかし,教師は全てを免責されるわけではない
∥
教師は一枚岩でない
新しいタイプの教師
①「仕事は仕事,余暇は余暇」
②「やみくもに役割を担おうとする教師」
③「全てを免責されたかのような教師」
□現場に学ぶ - 合理的組織としての学校の見直し
やりがいがあればストレスと感じない
「共在性」を楽しみ味わう教師と生き生きとしている子供の姿
↑↓
「規格化が進み,類例化された仕事の増大が教師のモラールを低下させ,
同時に多忙化感をつのらせている」組織の合理化の影響
□終わりに
教育問題噴出
原因 = 学校組織のあり方
教師という仕事の手応えの希薄化
↓
「教師の努力は子供の成長にかかわりながら,それを楽しみつつ指導する
その方向線上に工夫され開発されるべきだ」
「大人のための修学旅行 京都の歴史 下」の紹介 2回目です。
出版社の紹介には
「京都へ、もう一度出かけてみよう。あまたの英傑が覇を競った京の都へ。日
本の歴史を訪ねる旅は、いよいよ佳境を迎える!室町、戦国、江戸、幕末...
が、正しく理解できる歴史ガイド。京都の歴史・下巻。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「義教が還俗して将軍になると有力大名軽んじた。気に入らない者を処罰し
た。それが応仁の乱原因のひとつ」
・「よけいな見栄を張らない生活に結びついた文化は庶民に支えられたもの。
『幽玄』『侘び』」
・「慈照寺の名は義政の法名(慈照)から」
・「庭園が著名な大徳寺塔頭・大仙院」
- 何回か見学に行きましたが、
尾関宗園閑栖のお顔をみることができました。
もう一つ、再掲載になりますが、油布佐和子さん編による
「教師の現在 教職の未来」①を載せます。
次の文章に納得しました。
- 私事化(プライバタイゼーション)の進展
保護者は、学校がどのような意味を持ち社会的な貢献をしているかを考
えるのではなく,自分の子供にとって学校はどれだけ役立つかという視点
から学校はとらえられるようになってきた。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。

<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「大人のための修学旅行 京都の歴史 下」武光誠 河出書房新社 2003年 ②

◇民衆の台頭による戦国時代の幕開け
□幕府の衰退と東山文化の隆盛
民衆による政治介入
1492年 義教以後混乱
「土民」が歴史の表舞台に!
応仁の乱の原因は何だったのか
義教が還俗して将軍になると有力大名軽んじる
↓
気に入らない者を処罰 ← 赤松満祐に討たれた
・実権が細川家、山名家などに
・義教後継者で足利家が内紛
↓
応仁の乱
細川家 VS 山名家
|
天文19(1550)年三好長慶が京都を制圧
没後、松永久秀が力を伸ばした
織田信長の入京は三好と松永の争乱に乗じて
庶民が支えた東山文化
よけいな見栄を張らない生活に結びついた文化
- 「幽玄」「侘び」
東山が重んじられた理由
哲学の道
貴族の散策の地・紫野
和風生活様式の完成
商工業の躍進
京都庶民に米食が普及、副食物も豊かに
□庶民に支持された「祗園」さん [八坂神社]
社の興りと牛頭天王伝説
牛頭天王
- 大陸から伝わった疫病の神
疫病しずめが目的だった祇園祭
祇園会 970年初見
祇園祭 旧暦6月4日、17日
山鉾巡行 7月17日
身分に関係なく楽しめる娯楽の誕生
狂言
八坂の塔
□政治闘争に嫌気がさした将軍の隠棲 [銀閣寺]
将軍職を願った足利義政
慈照寺
- 義政の法名(慈照から)
ままならぬ造営費用
禅の心を取り込んだ銀閣と東求堂
真如堂
□応仁の乱と山名氏の野望 [山名宗全碑]
「西陣」由来
応仁の乱で西軍が陣を置いた
山名宗全 → 山名町
山名宗全(西軍) 細川勝元(東軍)
義尚を推す(子) 義視を推す(弟)
山名邸を本拠 花の御所を本拠
山名宗全のねらいとは?
応仁の乱はなぜ長期化したか
西陣織会館
□幕府を牛耳った日野富子の活躍 [宝鏡寺]
応仁の乱終結への道のり
1473年 宗全、勝元死去
乱後、日野富子が幕府を指導
蓄財家の意外な使い途
義満-日野富子
代々将軍婦人は日野家から
皇室に長く祀られた日野富子
本隆寺
□二四の塔頭を持つ大寺院 [大徳寺①]
花園上皇や後醍醐天皇が帰依
幕府との決別
疎略に扱われ林下の禅寺へ
「観音猿鶴図」をめぐる秘話
□在野の人々の後援を受けて発展 [大徳寺②]
一休宗純による再建
1474年 皇室命令により住持に(81歳)
山門に設置された千利休像
庭園が著名な塔頭・大仙院
今宮神社
□東山文化の極み [竜安寺]
細川勝元がひらいた山荘
応仁の乱後の再建と石庭の造園
石庭が表現するもの?
竜安寺七陵
☆「教師の現在 教職の未来」油布佐和子 教育出版 1999年 ①【再掲載 2014.8】

◇はじめに
教師の指導力不足と権威の低下
↓
教師の資質向上 プロ教師の会,佐藤学
教師の資質が重要だというわりに,教師の資質向上に役立つような基
盤整備は問題にされていない
・教員養成は制度的に縮小されている
・ゆとりのない教師
教員の資質向上の方向
教員養成を縮小し,現場の教師を削減し,そうした状況の中で教師が
今以上に力量を高めて教育問題に対処せよ…。財政支出なしで…。
◇教師の頑張りは教育を救えるか 油布佐和子
□教師に向けられる批判
① 教師に落ち度
…子供は常に批判の対象外「聖域」
② 前後の文脈なしに
事件の場面のみ切り取られ批判の対象に
ステレオタイプ化
たいていの場合 教育問題は 教師の言動の仕方や対応の仕方が一方
的に非難されることで,本質的な点は明らかにされないまま終息してい
く
□「教師の資質向上」のアノミー的状況
研修増加
不的確な教師への対応
→ すぐれた教師により問題を乗り切ろう
↑
どのような教師が優れた教師がという問題については明確な基準がない
「不思議にも公的に教師の資質とは何かが,明確に定められていない
まま資質の向上ばかりが叫ばれ」研修が推進されている
デュルケーム - 自殺考察・アノミーの概念
我々の感性は飽くことを知らずに手の届かない目的を追い求めその
結果、果てることのない不満の状態に陥る
|
教師は終わることのない努力を課せられている
□学校の公共性・正統性の危機 - 子供や親の変化
・子供のそのものの変化
教師のコントロールの範囲を遙かに超える子供の出現
宮台真司
「満員電車状態」
← 昔のすし詰め学級でも問題化は顕在化していない
・子供の変化
産業社会の産物である学校の価値組織のあり方を受け入れない
大人と子供のボーダー消失(情報化社会)
∥
新しい社会の価値態度を身に付けた子供
・親の変化
◎私事化(プライバタイゼーション)の進展
学校がどのような意味を持ち社会的な貢献をしているかを考えるの
ではなく,自分の子供にとって学校はどれだけ役立つかという視点か
ら学校はとらえられるようになってきた。
|
教育への市場原理の導入という政策は,こうした親の行動を支持す
るものになってきている
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社会の状態が大きく変化し,学校の役割と現在の人々の役割期待の
間に大きな齟齬が生じてきた。
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◎ 本来ならばこのような状況を踏まえ新たな学校や教師の役割が模索さ
れるべきである。しかしながら,それについては十分には検討されない
まま、ひとえに教師への批判のみが噴出している。教師が頑張るだけで
は問題は解決しない。
□教師の変化 - 割り切り型教師の登場と善良な教師のため息
しかし,教師は全てを免責されるわけではない
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教師は一枚岩でない
新しいタイプの教師
①「仕事は仕事,余暇は余暇」
②「やみくもに役割を担おうとする教師」
③「全てを免責されたかのような教師」
□現場に学ぶ - 合理的組織としての学校の見直し
やりがいがあればストレスと感じない
「共在性」を楽しみ味わう教師と生き生きとしている子供の姿
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「規格化が進み,類例化された仕事の増大が教師のモラールを低下させ,
同時に多忙化感をつのらせている」組織の合理化の影響
□終わりに
教育問題噴出
原因 = 学校組織のあり方
教師という仕事の手応えの希薄化
↓
「教師の努力は子供の成長にかかわりながら,それを楽しみつつ指導する
その方向線上に工夫され開発されるべきだ」