「大人のための修学旅行 京都の歴史 下」武光誠 河出書房新社 2003年 ① /「子どもたちは象をどう量ったのか」西田知巳 柏書房 2008年 ②【再掲載 2013.11】 [読書記録 歴史]

今回は、武光誠さんの
「大人のための修学旅行 京都の歴史 下」の紹介 1回目です。
出版社の紹介には
「京都へ、もう一度出かけてみよう。あまたの英傑が覇を競った京の都へ。日
本の歴史を訪ねる旅は、いよいよ佳境を迎える!室町、戦国、江戸、幕末...
が、正しく理解できる歴史ガイド。京都の歴史・下巻。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「上層の民衆が初めて政治を動かしうるようになった時代」
・「室町幕府は守護大名の連合政権」
・「秘伝を重んじた貴族文化から自ら考え実践する禅文化へ」
・「徳を行う人間になるために学問を身に付けよ」
もう一つ、再掲載になりますが、西田知巳さんの
「子どもたちは象をどう量ったのか」②を載せます。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。

<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
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ザザシティ浜松西館1階特設会場で、27日(日)まで。
お時間のある方はぜひ!
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「大人のための修学旅行 京都の歴史 下」武光誠 河出書房新社 2003年 ①

◇室町時代の反映を物語る北山文化
□将軍の権力拡大と文化の転換
皇位を望んだ足利義満
上層の民衆が初めて政治を動かしうるようになった時代
室町Ⅱ期
① 将軍の権威が重んじられた3義満~5義量(よしかず)(1392~1429)
② 将軍の権威低下 6義教~ (1429~1491)
義満専制
室町幕府
= 守護大名の連合政権
足利家
- 山城国一国守護に相当
守護大名
- 足利一門が多い
親戚筋 細川・斯波・畠山 → 管領
山名氏清倒した(明徳の乱1391年)きっかけに独裁体制
南北朝合一(1392)
大内義弘を討つ(応永の乱1399年)勢力拡大
日明貿易振興・禅文化育成
贅沢が財政に負担
↓
没後立て直し 斯波義将、畠山基国が力を伸ばした
北山文化
武家文化+貴族文化+禅宗風
京都鎌倉五山の制
五山文学
漢詩文創作出版
水墨画
観阿弥世阿弥による演劇
猿楽田楽を基に整えられた
京都の中心が平安京の東に移動したわけ
京都人が抱く北山への思いは美しい北山の麓
- 禅の修行にふさわしい
親しみにくい貴族文化から分かりやすい禅文化へ
秘伝を重んじた貴族文化から自ら考え実践する禅文化へ
□足利家の繁栄の象徴 [足利将軍室町殿跡]
大規模な造営工事を可能にした技術開発
14世紀農業発達
玉鋼+大鋸 2人挽き → 建築
義満
天皇家に保護を加えつつ権限を少しずつ奪う
花の御所炎上と幕府の衰退
裁判権・徴税権が幕府に
花の御所が応仁の乱で炎上 → 衰退に
□足利氏禅宗に傾倒 [相国寺(しょうこくじ)①]
夢窓疎石にひかれた足利将軍
禅宗大本山 = 相国寺
禅宗の総元締めとして発展
1392年~ 10年間 春屋妙苑と義堂周信
現在も残る有力な塔頭
慈照院[銀閣寺]
江戸初期建物 8代 義政
普広寺 6代 義教
大光明寺 伏見宮家
□最先端の文化を発信 [相国寺②]
五山文化の主役
日本の外交を担った禅僧
水墨画発展
応仁の乱と寺の荒廃
□義満の権力拡大の野望 [金閣寺①]
朝廷を意のままに動かした義満
政庁
- 北山第
皇位を狙った将軍
義満、日本国王への任命 1402年 1408年没
わら天神
□義満亡き後の権力争い [金閣寺②]
北山解体と鹿苑寺の成立
義持が跡継ぎ 皇位への干渉を避ける 義嗣は倒される
異なる様式の三層
火災による再建の歴史
平野神社
桓武平氏の氏神に
□吉田兼好ゆかりの寺 [仁和寺]
見所の多い境内
兼行隠棲に見る下級公家の立場
「徒然草」に書かれた仁和寺の僧侶
あたたかい兼行の目
長泉寺
吉田兼好を忍んで建てられた寺
□幕府の保護なしに発展した寺 [妙心寺]
花園上皇の離宮としての建立
13万坪 40の塔頭
持明院統(北朝)
受け継がれた初代住寺の精神
「徳を行う人間になるために学問を身に付けよ」
真剣に禅の修行
禅の心を巧みに表現
「瓢鮎図」禅の公案の主題の絵
法金鋼院
☆「子どもたちは象をどう量ったのか」西田知巳 柏書房 2008年 ②【再掲載 2013.11】
◇理科
理科「訓蒙図彙」(きんもうずい)
中村惕斎(なかむらえきさい)
墨をつけたり落としたり
蘇る和紙
いい虫悪い虫
本の防虫
- 日干し ~ イチョウの葉を挟む
シシ・シシ・シシ
猪・鹿(カノシシ)
- 鹿脅し
象はどう量る?
「改算記」船の沈んだところまで米俵
自分の体積を測ろう
「改算記」 人体の体積を測る方法
竹で物指し
江戸時代と竹製品
温度変化による伸縮が少ない
「ぶんまわし」(コンパス)も竹製 間棹も竹
テコのパワーで百人力
鍬、釘抜き、水上舵取り
夏の毒気対策
「節用集」カビ
食中毒に注意
太陽にカラス、月にウサギ 地球は球体だ
動物のリレーだった時間と方角
十干十二支
伸び縮みする時間時刻
不定時法
~ お寺の鐘で
~ 和時計
◇社会
社会
入門して日が浅いときは身近な社会について学習する
自分の名前
→ 家族・知人の名前
→ 自分が暮らす土地・近隣の山河
→ 社会の成り立ち・仕事・暮らし
いちばん身近な社会
大所帯家族
日本初めて物語
「国産み」「天の岩戸神話」
アンチ・ヒーロー
石川五右衛門 鼠小僧次郎吉
武士は生き方の手本
役人としての武士
→ 武士道の精神
教育者としてのお侍
足で稼ぐビジネス
行商主流
分けてもらった神さま
寺は来世担当、神社は現世担当?
勧請による道真の分霊
お寺でコミュニケーション
孝行のしたい時分に親は亡し(柄井川柳)
蔵屋敷の活気
力自慢の人足 堂島の米市
塩の来た道、容積として扱われた
笑い話「塩売りの涙」
水害を防ごう
白河法皇 意のままにならぬ3つの相手
「賽(さい)」「山法師」「賀茂川の水」
火事と喧嘩は江戸の華
明暦3(1657)年1月 明暦の大火
家綱「万人塚」
→ 御堂が今の回向院
国の境だから両国
五幾七道
六十余州
旅が安全になった時代
往来物の「国尽くし」
三国から万国へ
もとの世界観 三国(日本・印度・中国)
海の向こうの国々
鎖国~当時の人々は門戸を閉ざしていると思わなかった
◇総合学習
元気にあいさつしよう
「おはよう」
=「お早くからご苦労さまでございます」
「さようなら」
=「さようならば、これで失礼いたします」
悪さをすれば叱られます
行きは牛、帰りは馬の手習子
鬼が追いかけてくる
鬼門 = 東北 丑寅の方角
あってはならない親不孝
「六芸(りくげい)」
何より質素が一番 「商売往来」
「飛鳥を掘る」河上邦彦 講談社選書メチエ 2003年 ②(後半) /「楽しく上手にお金とつきあう」小林正観 大和書房 2007年 ①(上)【再掲載 2016.1】 [読書記録 歴史]
今回は、2月28日に続いて、河上邦彦さんの
「飛鳥を掘る」の紹介 2回目(後半)です。
出版社の紹介には
「船石は導水施設ではない、亀形石は『亀』ではない。石舞台古墳の下には
『潰された古墳』がある。広く張りめぐらされた地下水道網の機能とは。
丹念な発掘が通説の過ちを暴き、地中から現れる事実が四キロ四方の豊饒
な文明空間『飛鳥』の実態を浮かび上がらせる。」
とあります。
本日紹介分より強く印象に残った言葉は…
・「古代の亀の造形物は何かを背負う。スッポンの造形物は背負わない」
・「スッポンと水との関係、水上の精神文化」
・「水の都 飛鳥京のインフラ、水の都市計画」
・「天皇の行幸に伴う巨勢寺式瓦のひろがり」
もう一つ、再掲載になりますが、小林正観さんの
「楽しく上手にお金とつきあう」①を載せます。
大和書房では「実用書 ビジネス」、
アマゾンでは「倫理・道徳」、
紀伊國屋書店では「人生論」
のジャンルに入っていますが。
わたしは「スピリチュアル」だと思っていました。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。

<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「飛鳥を掘る」河上邦彦 講談社選書メチエ 2003年 ②(後半)

◇飛鳥歴史の舞台を掘る
□飛鳥京跡の発掘 飛鳥京のあるところとさまざまな宮
7世紀以前 櫻井市周辺の磐余地域
7世紀代 飛鳥地域
① 諸宮の発掘
小墾田宮推定地(おはりだのみや)
603年~628年 推古天皇
② 飛鳥板葺宮の伝承地
③ 飛鳥京の復元
④ 飛鳥御原宮という条件
無文銀銭
「日本書紀」との整合性
整然とした宮配置
⑤ 飛鳥京の苑地
楽しむ目的の苑駅
飛鳥の諸苑
- 石上遺跡に
苑のひろがり
外苑と内苑
□嶋宮伝承地の調査
嶋宮への関
古い時代の遺構
謎の方形池構
遺跡の性格
- 石舞台古墳との密接な関係
嶋宮はどこか
「嶋」の意味
浄御原宮を維持するための巨大空間だった
□酒船石北西の石垣と両槻宮
飛鳥の山城探し
高安山
道教的性格
「今城」として文献にあった両槻宮
斉明天皇の意図
□酒船石遺跡 - 天皇の水祭祀場
遺跡と遺構
すべてが石造り
亀形石造物は亀か
スッポン?
古代の亀の造形物は何かを背負う
スッポンの造形物は背負わない
類似遺跡
- 水祭祀の表現
酒船石遺跡の性格
- 祈年祭の場
水神の実態
水神「河伯」祭祀は日本にもあった
スッポンと水との関係-水上の精神文化
□水の都 - 飛鳥京のインフラ
石の文化
飛鳥京 = 石の都
島庄の方形池
- 井戸を持つ貯水池
暗渠石溝
- 水道施設
飛鳥京石溝・石敷
- 網の目のような流水
流水はどのように利用されたか
ごみ処理、トイレ、防火用水
飛鳥京苑池
- わき水の量も調整
酒船石遺跡の取水施設・水時計
「水」の都市計画
□巨勢寺の発掘
巨勢寺の発掘
3万枚の瓦
コンテナ4500箱分
一期
九葉素弁軒丸瓦
八葉素弁軒丸瓦
7世紀巨瀬寺前身の本堂のみの寺
二期
八葉単弁蓮華文軒丸瓦大小
飛鳥末~白鳳
軒平瓦は重孤文瓦
三期
巨勢寺式
八葉複弁蓮華文瓦
四期
奈良時代中期以降 修理用
|
◎持統天皇との関係(浜松-篠場瓦窯も?=ハマコウ註)
巨勢寺式瓦のひろがり
天皇の行幸に伴う
◇エピローグ
キトラ古墳で判明した十二支の意匠の移入
隼人石の調査
- 四体の獣頭人身像
日本最古の十二支像
☆「楽しく上手にお金とつきあう」小林正観 大和書房 2007年 ①(上)【再掲載 2016.1】
[出版社の案内]
一生お金に困らない人とは人に喜ばれる人。人から頼まれる人。人を応援する
人。「感謝の方程式」に気づいた人は、毎日が楽しくてたまらなくなる。

◇まえがき
「お金がないときは素敵な人だった。お金があるときは不快な人だった」
ゲーテ
「人間の最大の罪は不機嫌である」
◇心が軽くなる「お金の話」
□「幸せ」は「物」ではなく「幸せ」と思う「心」が決める
幸せを与えてくれるもの
① 物
② 状況・環境
③ 心
足を知る
京都・竜安寺
喜ばれるために使われること
お金が集まる使い方
あるおばあさんの話
… 死ぬまで自分の教え子の店でしか物を買わず
□黄昏れたラーメン屋さんでお金を使う
流行らないラーメン屋さん
一言
→ 丼の縁に「わたしの体の一部になってくださってありがとう」
いかに人にお金を喜んでもらえるか
お金にも意志がある
□お金ができたと食べものを変えると運が衰える
水野南北
江戸中期・観相家
「人相,手相が100%じゃない」
-「食養生」 粗食・腹八分目
日本人は草食動物
- 競わない,比べない,みんなで支え合っていく
□無限に入ってくる秘訣はトイレ掃除
トイレ掃除の効果
七番目の神さま
① 応接間
② 玄関
③ 居間
④ 寝室
⑤ 台所
⑥ 洗面所風呂
⑦ トイレ
持ってくる物が違う
七番目 - 大きなザックに金銀財宝
□流れをせき止めているのは執着心
お金が入ってくる仕組み
→ お金は貯め込もうとした瞬間にダメになる
3つのゴミを捨てる
①「我欲」
②「執着」
③「こだわり」
□お札の折り方で,財布にお金がやってくる
おもしろがってやってみれば
- 100000000円に折って
□宝くじに当たる,当たらないの法則
宝くじが当たる島
佐賀県 喜ばれる存在になると決める
□お金の使い方によって神さまが貧乏神にも福の神にもなる
貧乏神はきらびやか
お金を使うのがとても好きなのが貧乏神
徳をするのは?
みんなに喜ばれる使い方
□どうお金を使うか,いつも考える
伊藤家の庭に築かれた山
新潟県東南横越 - 北方文化博物館
あげるのはお金ではなく仕事
飢饉の時に仕事 = 築山
旧家
「いざというとき富をみんなのために放出できる人」
□社長の仕事はノルマを課すことではない → 社員に感謝すること
社員が支えたくなる会社
社員を動かすもの 「ありがとう」
□商売にうまい方法なし → 不正直は生き残れない
正直者が得をする
儲け心が最大の罠
□喜ばれる存在になると売り上げはついてくる → ドン・キ・ホーテになる
「正しい」経営より,「楽しい」経営
喜ばれる宿
~ 旭山動物園
□おごられ上手な人は良縁に恵まれる
おごってもらう理由?
そんなことより,善意を受け入れる
→ 心からの「ありがとう」
◇努力しない方が楽になる
□生き方の法則①
奪い合えば敵が増え,分け合えば味方が増える
1の力が500になる
味方を増やすととても楽
働くとは「はたをラクにする」こと
はた迷惑な人
「人の為」と書いて「偽り」
人に施す幸せを知る
人に喜ばれることが自分の幸せ
貧しき者にこそ施しをさせる
托鉢の正しい作法
托鉢僧 = 他に施しをさせる為に立っている
→ 投げた物が返ってくる
生きるとは「頼まれごと」をこなすこと
頼まれたことをただひたすらやって人生を終える生き方-使命
頼まれやすい人になる
人間の生命
= 「人格を磨く」のが人生の意味
いかに自分の存在がたくさんの人から喜ばれるか
人に感謝される幸せ その幸せが人生の醍醐味
マザー・テレサの言葉
「この世の最大の不幸は貧しさでも病気でもありません。自分が誰か
らも必要とされていないと感じることです。」
感謝される幸せ
人の為に自分を押さえて一生懸命にやるのは偽り
「いやなことメガネ」を外すと人生は楽しい
借金は断ってもよい
断ってよいもの
① お金
② 先約
③ 嫌悪感を抱くもの
◎ 7割眼鏡を外す
「飛鳥を掘る」の紹介 2回目(後半)です。
出版社の紹介には
「船石は導水施設ではない、亀形石は『亀』ではない。石舞台古墳の下には
『潰された古墳』がある。広く張りめぐらされた地下水道網の機能とは。
丹念な発掘が通説の過ちを暴き、地中から現れる事実が四キロ四方の豊饒
な文明空間『飛鳥』の実態を浮かび上がらせる。」
とあります。
本日紹介分より強く印象に残った言葉は…
・「古代の亀の造形物は何かを背負う。スッポンの造形物は背負わない」
・「スッポンと水との関係、水上の精神文化」
・「水の都 飛鳥京のインフラ、水の都市計画」
・「天皇の行幸に伴う巨勢寺式瓦のひろがり」
もう一つ、再掲載になりますが、小林正観さんの
「楽しく上手にお金とつきあう」①を載せます。
大和書房では「実用書 ビジネス」、
アマゾンでは「倫理・道徳」、
紀伊國屋書店では「人生論」
のジャンルに入っていますが。
わたしは「スピリチュアル」だと思っていました。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。

<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「飛鳥を掘る」河上邦彦 講談社選書メチエ 2003年 ②(後半)

◇飛鳥歴史の舞台を掘る
□飛鳥京跡の発掘 飛鳥京のあるところとさまざまな宮
7世紀以前 櫻井市周辺の磐余地域
7世紀代 飛鳥地域
① 諸宮の発掘
小墾田宮推定地(おはりだのみや)
603年~628年 推古天皇
② 飛鳥板葺宮の伝承地
③ 飛鳥京の復元
④ 飛鳥御原宮という条件
無文銀銭
「日本書紀」との整合性
整然とした宮配置
⑤ 飛鳥京の苑地
楽しむ目的の苑駅
飛鳥の諸苑
- 石上遺跡に
苑のひろがり
外苑と内苑
□嶋宮伝承地の調査
嶋宮への関
古い時代の遺構
謎の方形池構
遺跡の性格
- 石舞台古墳との密接な関係
嶋宮はどこか
「嶋」の意味
浄御原宮を維持するための巨大空間だった
□酒船石北西の石垣と両槻宮
飛鳥の山城探し
高安山
道教的性格
「今城」として文献にあった両槻宮
斉明天皇の意図
□酒船石遺跡 - 天皇の水祭祀場
遺跡と遺構
すべてが石造り
亀形石造物は亀か
スッポン?
古代の亀の造形物は何かを背負う
スッポンの造形物は背負わない
類似遺跡
- 水祭祀の表現
酒船石遺跡の性格
- 祈年祭の場
水神の実態
水神「河伯」祭祀は日本にもあった
スッポンと水との関係-水上の精神文化
□水の都 - 飛鳥京のインフラ
石の文化
飛鳥京 = 石の都
島庄の方形池
- 井戸を持つ貯水池
暗渠石溝
- 水道施設
飛鳥京石溝・石敷
- 網の目のような流水
流水はどのように利用されたか
ごみ処理、トイレ、防火用水
飛鳥京苑池
- わき水の量も調整
酒船石遺跡の取水施設・水時計
「水」の都市計画
□巨勢寺の発掘
巨勢寺の発掘
3万枚の瓦
コンテナ4500箱分
一期
九葉素弁軒丸瓦
八葉素弁軒丸瓦
7世紀巨瀬寺前身の本堂のみの寺
二期
八葉単弁蓮華文軒丸瓦大小
飛鳥末~白鳳
軒平瓦は重孤文瓦
三期
巨勢寺式
八葉複弁蓮華文瓦
四期
奈良時代中期以降 修理用
|
◎持統天皇との関係(浜松-篠場瓦窯も?=ハマコウ註)
巨勢寺式瓦のひろがり
天皇の行幸に伴う
◇エピローグ
キトラ古墳で判明した十二支の意匠の移入
隼人石の調査
- 四体の獣頭人身像
日本最古の十二支像
☆「楽しく上手にお金とつきあう」小林正観 大和書房 2007年 ①(上)【再掲載 2016.1】
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一生お金に困らない人とは人に喜ばれる人。人から頼まれる人。人を応援する
人。「感謝の方程式」に気づいた人は、毎日が楽しくてたまらなくなる。
◇まえがき
「お金がないときは素敵な人だった。お金があるときは不快な人だった」
ゲーテ
「人間の最大の罪は不機嫌である」
◇心が軽くなる「お金の話」
□「幸せ」は「物」ではなく「幸せ」と思う「心」が決める
幸せを与えてくれるもの
① 物
② 状況・環境
③ 心
足を知る
京都・竜安寺
喜ばれるために使われること
お金が集まる使い方
あるおばあさんの話
… 死ぬまで自分の教え子の店でしか物を買わず
□黄昏れたラーメン屋さんでお金を使う
流行らないラーメン屋さん
一言
→ 丼の縁に「わたしの体の一部になってくださってありがとう」
いかに人にお金を喜んでもらえるか
お金にも意志がある
□お金ができたと食べものを変えると運が衰える
水野南北
江戸中期・観相家
「人相,手相が100%じゃない」
-「食養生」 粗食・腹八分目
日本人は草食動物
- 競わない,比べない,みんなで支え合っていく
□無限に入ってくる秘訣はトイレ掃除
トイレ掃除の効果
七番目の神さま
① 応接間
② 玄関
③ 居間
④ 寝室
⑤ 台所
⑥ 洗面所風呂
⑦ トイレ
持ってくる物が違う
七番目 - 大きなザックに金銀財宝
□流れをせき止めているのは執着心
お金が入ってくる仕組み
→ お金は貯め込もうとした瞬間にダメになる
3つのゴミを捨てる
①「我欲」
②「執着」
③「こだわり」
□お札の折り方で,財布にお金がやってくる
おもしろがってやってみれば
- 100000000円に折って
□宝くじに当たる,当たらないの法則
宝くじが当たる島
佐賀県 喜ばれる存在になると決める
□お金の使い方によって神さまが貧乏神にも福の神にもなる
貧乏神はきらびやか
お金を使うのがとても好きなのが貧乏神
徳をするのは?
みんなに喜ばれる使い方
□どうお金を使うか,いつも考える
伊藤家の庭に築かれた山
新潟県東南横越 - 北方文化博物館
あげるのはお金ではなく仕事
飢饉の時に仕事 = 築山
旧家
「いざというとき富をみんなのために放出できる人」
□社長の仕事はノルマを課すことではない → 社員に感謝すること
社員が支えたくなる会社
社員を動かすもの 「ありがとう」
□商売にうまい方法なし → 不正直は生き残れない
正直者が得をする
儲け心が最大の罠
□喜ばれる存在になると売り上げはついてくる → ドン・キ・ホーテになる
「正しい」経営より,「楽しい」経営
喜ばれる宿
~ 旭山動物園
□おごられ上手な人は良縁に恵まれる
おごってもらう理由?
そんなことより,善意を受け入れる
→ 心からの「ありがとう」
◇努力しない方が楽になる
□生き方の法則①
奪い合えば敵が増え,分け合えば味方が増える
1の力が500になる
味方を増やすととても楽
働くとは「はたをラクにする」こと
はた迷惑な人
「人の為」と書いて「偽り」
人に施す幸せを知る
人に喜ばれることが自分の幸せ
貧しき者にこそ施しをさせる
托鉢の正しい作法
托鉢僧 = 他に施しをさせる為に立っている
→ 投げた物が返ってくる
生きるとは「頼まれごと」をこなすこと
頼まれたことをただひたすらやって人生を終える生き方-使命
頼まれやすい人になる
人間の生命
= 「人格を磨く」のが人生の意味
いかに自分の存在がたくさんの人から喜ばれるか
人に感謝される幸せ その幸せが人生の醍醐味
マザー・テレサの言葉
「この世の最大の不幸は貧しさでも病気でもありません。自分が誰か
らも必要とされていないと感じることです。」
感謝される幸せ
人の為に自分を押さえて一生懸命にやるのは偽り
「いやなことメガネ」を外すと人生は楽しい
借金は断ってもよい
断ってよいもの
① お金
② 先約
③ 嫌悪感を抱くもの
◎ 7割眼鏡を外す