鷲田小彌太さんはこんなことを 24-「日本人のための歴史を考える技術」PHP 1999年 (4) /「文房具フル活用術」榎本勝仁 辰巳出版 2008年 ③(最終)【再掲載 2015.6】 [読書記録 歴史]
今回は、12月5日に続いてわたしの読書ノートから、
「鷲田小彌太さんはこんなことを」24回目、
「日本人のための歴史を考える技術」の紹介 4回目です。
出版社の案内には
「邪馬台国論争とは何か、『記紀』の正しい読み方はなど、歴史の『なぜ』を
いかに問い、考えるかについて、全ての知識や学問の基礎が歴史にあると
考える哲学教授が挑む日本人のための日本史講座・古代篇。」
とあります。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は…
・「源流に二人の始祖 - 弟の系譜が万世一系の継承者に」
・「『記紀』… 万世一系のヤマト王朝を正当化するため,この王朝が歴代王
朝のもっとも正当な後継者であることを証明すること。天武の正当性を」
・「蘇我馬子は単なる王ではなく『天王』。自らを『天皇』と呼んだ最初の人
に相違ない。蘇我『天王』系をもう一つの『天王』系に属する中大兄皇子
(天智天皇)がクーデターで倒し,権力を簒奪する」
・「天王から天皇へ。『王』というのは地域の支配者。『天王』は統一国家の長。
『天王』=『天の中の』」
もう一つ、再掲載になりますが、榎本勝仁さんの
「文房具フル活用術」③を載せます。
見直して楽しい気分になりました。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。

<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆鷲田小彌太さんはこんなことを 24-「日本人のための歴史を考える技術」PHP 1999年 (4)

◇古事記と日本書紀
□「神話」の読み方
民族の「共通意識」共同体に共通の全体イメージ
記紀 … 建国の過程で大和に散在する国津神土地の神々に戦いを
挑み内部分裂を誘い策を弄して乗っ取り,新しい神に仕立
てた
源流に二人の始祖
- 弟の系譜が万世一系の継承者に
叙述の順序 - 古いものほど新しい
ヒューム『イングランド史』 樋口清之『逆・日本史』
|
本は最初に来る序論が結論
- 序論は一番最後に書く
作者が用いた材料
実在A → 立派 仮名Bに
非道 虚像Cに
実在Aの功績を歴史上抹殺するためにBC仮名登場人物を
石渡信一郎
馬子の架空の分身を聖徳太子と用明天皇に配し,馬子を断罪し,
最終的に正史の重要な地位から抹殺する
□「歴史」の簒奪
ヤマト王朝の「正史」の再編成
記紀 … 「万世一系」のヤマト王朝を正当化するため,この王朝が歴
代王朝のもっとも正当な後継者であることを証明すること
∥
◎ 天武の正当性
旧家の名前を配し新しい氏姓を発する
= 正史からの抹殺
天王 = 「蘇我氏」の抹殺
大王表記大流行
天皇表記固定は,国号が正式に「日本」となった持統朝
蘇我氏は天皇家であった
蘇我馬子は単なる王ではなく「天王」
自らを「天皇」と呼んだ最初の人に相違ない
|
◎ 蘇我「天王」系をもう一つの「天王」系に属する中大兄皇子
(天智天皇)がクーデターで倒し,権力を簒奪する
= 中大兄皇子と大海人(天武)に熾烈な権力闘争
天武天皇
天智死後に権力を掌中に
∥
◎ 内部の権力闘争に終止符を打つ必要
↓
◎ そのために,蘇我氏本流の名前を抹殺し中大兄皇子と大海人の
間を中和する必要がある
∥
◎ 馬子の分身として聖徳太子の登場 抹殺と中和のため
↓
クーデター以後も正史の中で「蘇我氏」として相変わらず政権
内部で重要な役割を演じ続ける
蘇我石川麻呂
中大兄皇子のクーデターに参加
↓
◎ 壬申の乱以後「蘇我氏」消えていく
↓
持統天皇のもと「天皇」号を正式に名乗る
□天智派と天武・持統との正統争い
大友を大海人(天武)が討ち滅ぼして天皇位に
大友の死が悲劇的だったので1870(明治3)年弘文天皇
667年 天智天皇が大津宮に遷都 - 近江遷都
中国が怖かった
飛鳥は元々蘇我氏の本拠地 - 移動
やっと中大兄皇子が即位できたのは668年
父親が没したら大友が即位したはず
→ 号を発して大海人掃討に
↑
◎ 権力争いに勝った天武・持統派は,大友の即位はなかったことに
せざるを得なかった
吉野
- 策略陰謀の地 後醍醐天皇,真田幸村
※確認事項
①「大化の改新」と言われる中大兄皇子のクーデターは,ソガ天
王家から政権を奪取するもう一系列の天王家の挑戦であり
②「壬申の乱」は,天武が天智天王とその子から政権を奪取して,
天王家の確執に終止符を打ち,1300年続く朝廷の歴史,
「万世一系」の「国体」を創出する出発点とした
□天王から天皇へ
「王」というのは地域の支配者。「天王」は統一国家の長。
「天王」=「天の中の王」
皇帝に対するに天皇をもってする
「天皇」 『飛鳥浄御原令』
持統 = 讃良(さらら)の代
俗権と政権
日本では天王家は俗と聖の両側面
↓
「万世一系」確立
→ 天皇家が超俗的存在に一元化されていった
=聖 俗二重構造国家成立
◎ 政権に興亡があっても、朝廷は不変であるという歴史が不動のものに
なった
☆「文房具フル活用術」榎本勝仁 辰巳出版 2008年 ③(最終)【再掲載 2015.6】

◇その他
□「マップメジャー」
B5下敷き
→ 「切り抜きファイル」
下敷きサイズに統一
□「使い古しの消しゴムワザ」
使い古しの消しゴムの丸部分でページめくり
□「正の字のはんこ」
5回読んだらはんこを1個押す
- 飽きない工夫
□「定規ポインター」
定規の裏にゴムシート
~ 滑り止め
□「ホワイトボードで先生気分」
人に説明し教えるプレゼンテーション
□「オリジナル小冊子」は回転ホッチキスで
<タテ・ヨコ ホッチキス> 中綴じOK
□「指サックでサブリミナル効果」
親指に指サック
暗記したい教科書や参考書のページをひたすら高速でぱらぱらめくる
□「ホワイトボードは強い味方」
家族内で簡単なプレゼン
□「5分間集中勉強法」
5分 10分 45分 60分
→ 時間制限法
□「重要スタンプチェック」
テキストに「ここは重要スタンプ」
「重要」
「参考」
「至急」
□「ブックストッパーでガッチリ固定」
ブックストッパー
□「マイ耳栓」
□「ガチャ玉整理法」
ガチャック
カラーのガチャ玉
□家に帰ったら鞄の中身を全部出すルール
□「短縮暗記法」
ストップウォッチを効果的に利用
□「ブックスタンド仕分け法」
3つに区分
① もう十分
② 不十分
③ よく分からない
□「ずらしホッチキス」で集中する
ホッチキスで綴じるとき少しずらしておく
□キッチンに辞書「最高の勉強部屋」
「鷲田小彌太さんはこんなことを」24回目、
「日本人のための歴史を考える技術」の紹介 4回目です。
出版社の案内には
「邪馬台国論争とは何か、『記紀』の正しい読み方はなど、歴史の『なぜ』を
いかに問い、考えるかについて、全ての知識や学問の基礎が歴史にあると
考える哲学教授が挑む日本人のための日本史講座・古代篇。」
とあります。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は…
・「源流に二人の始祖 - 弟の系譜が万世一系の継承者に」
・「『記紀』… 万世一系のヤマト王朝を正当化するため,この王朝が歴代王
朝のもっとも正当な後継者であることを証明すること。天武の正当性を」
・「蘇我馬子は単なる王ではなく『天王』。自らを『天皇』と呼んだ最初の人
に相違ない。蘇我『天王』系をもう一つの『天王』系に属する中大兄皇子
(天智天皇)がクーデターで倒し,権力を簒奪する」
・「天王から天皇へ。『王』というのは地域の支配者。『天王』は統一国家の長。
『天王』=『天の中の』」
もう一つ、再掲載になりますが、榎本勝仁さんの
「文房具フル活用術」③を載せます。
見直して楽しい気分になりました。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。

<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆鷲田小彌太さんはこんなことを 24-「日本人のための歴史を考える技術」PHP 1999年 (4)

◇古事記と日本書紀
□「神話」の読み方
民族の「共通意識」共同体に共通の全体イメージ
記紀 … 建国の過程で大和に散在する国津神土地の神々に戦いを
挑み内部分裂を誘い策を弄して乗っ取り,新しい神に仕立
てた
源流に二人の始祖
- 弟の系譜が万世一系の継承者に
叙述の順序 - 古いものほど新しい
ヒューム『イングランド史』 樋口清之『逆・日本史』
|
本は最初に来る序論が結論
- 序論は一番最後に書く
作者が用いた材料
実在A → 立派 仮名Bに
非道 虚像Cに
実在Aの功績を歴史上抹殺するためにBC仮名登場人物を
石渡信一郎
馬子の架空の分身を聖徳太子と用明天皇に配し,馬子を断罪し,
最終的に正史の重要な地位から抹殺する
□「歴史」の簒奪
ヤマト王朝の「正史」の再編成
記紀 … 「万世一系」のヤマト王朝を正当化するため,この王朝が歴
代王朝のもっとも正当な後継者であることを証明すること
∥
◎ 天武の正当性
旧家の名前を配し新しい氏姓を発する
= 正史からの抹殺
天王 = 「蘇我氏」の抹殺
大王表記大流行
天皇表記固定は,国号が正式に「日本」となった持統朝
蘇我氏は天皇家であった
蘇我馬子は単なる王ではなく「天王」
自らを「天皇」と呼んだ最初の人に相違ない
|
◎ 蘇我「天王」系をもう一つの「天王」系に属する中大兄皇子
(天智天皇)がクーデターで倒し,権力を簒奪する
= 中大兄皇子と大海人(天武)に熾烈な権力闘争
天武天皇
天智死後に権力を掌中に
∥
◎ 内部の権力闘争に終止符を打つ必要
↓
◎ そのために,蘇我氏本流の名前を抹殺し中大兄皇子と大海人の
間を中和する必要がある
∥
◎ 馬子の分身として聖徳太子の登場 抹殺と中和のため
↓
クーデター以後も正史の中で「蘇我氏」として相変わらず政権
内部で重要な役割を演じ続ける
蘇我石川麻呂
中大兄皇子のクーデターに参加
↓
◎ 壬申の乱以後「蘇我氏」消えていく
↓
持統天皇のもと「天皇」号を正式に名乗る
□天智派と天武・持統との正統争い
大友を大海人(天武)が討ち滅ぼして天皇位に
大友の死が悲劇的だったので1870(明治3)年弘文天皇
667年 天智天皇が大津宮に遷都 - 近江遷都
中国が怖かった
飛鳥は元々蘇我氏の本拠地 - 移動
やっと中大兄皇子が即位できたのは668年
父親が没したら大友が即位したはず
→ 号を発して大海人掃討に
↑
◎ 権力争いに勝った天武・持統派は,大友の即位はなかったことに
せざるを得なかった
吉野
- 策略陰謀の地 後醍醐天皇,真田幸村
※確認事項
①「大化の改新」と言われる中大兄皇子のクーデターは,ソガ天
王家から政権を奪取するもう一系列の天王家の挑戦であり
②「壬申の乱」は,天武が天智天王とその子から政権を奪取して,
天王家の確執に終止符を打ち,1300年続く朝廷の歴史,
「万世一系」の「国体」を創出する出発点とした
□天王から天皇へ
「王」というのは地域の支配者。「天王」は統一国家の長。
「天王」=「天の中の王」
皇帝に対するに天皇をもってする
「天皇」 『飛鳥浄御原令』
持統 = 讃良(さらら)の代
俗権と政権
日本では天王家は俗と聖の両側面
↓
「万世一系」確立
→ 天皇家が超俗的存在に一元化されていった
=聖 俗二重構造国家成立
◎ 政権に興亡があっても、朝廷は不変であるという歴史が不動のものに
なった
☆「文房具フル活用術」榎本勝仁 辰巳出版 2008年 ③(最終)【再掲載 2015.6】

◇その他
□「マップメジャー」
B5下敷き
→ 「切り抜きファイル」
下敷きサイズに統一
□「使い古しの消しゴムワザ」
使い古しの消しゴムの丸部分でページめくり
□「正の字のはんこ」
5回読んだらはんこを1個押す
- 飽きない工夫
□「定規ポインター」
定規の裏にゴムシート
~ 滑り止め
□「ホワイトボードで先生気分」
人に説明し教えるプレゼンテーション
□「オリジナル小冊子」は回転ホッチキスで
<タテ・ヨコ ホッチキス> 中綴じOK
□「指サックでサブリミナル効果」
親指に指サック
暗記したい教科書や参考書のページをひたすら高速でぱらぱらめくる
□「ホワイトボードは強い味方」
家族内で簡単なプレゼン
□「5分間集中勉強法」
5分 10分 45分 60分
→ 時間制限法
□「重要スタンプチェック」
テキストに「ここは重要スタンプ」
「重要」
「参考」
「至急」
□「ブックストッパーでガッチリ固定」
ブックストッパー
□「マイ耳栓」
□「ガチャ玉整理法」
ガチャック
カラーのガチャ玉
□家に帰ったら鞄の中身を全部出すルール
□「短縮暗記法」
ストップウォッチを効果的に利用
□「ブックスタンド仕分け法」
3つに区分
① もう十分
② 不十分
③ よく分からない
□「ずらしホッチキス」で集中する
ホッチキスで綴じるとき少しずらしておく
□キッチンに辞書「最高の勉強部屋」
「瓦」森郁夫 ニュー・サイエンス社 1986年 /「読みの力を確実に付ける」神戸落ち研 深澤英雄 明治図書 2002年①【再掲載 2012.10】 [読書記録 歴史]
今回は、森郁夫さんの
「瓦」紹介します。
20年以上も前のことです。
知り合いの教員が近所の崖から拾ってきたと布目瓦片を見せてくれました。
軒平瓦の一部でしたが、大きさの割に重さを感じました。
古代瓦に興味をもつようになり読んだ本です。
自分には大変勉強になりました。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は‥
・「瓦葺き建物は古代では権威の象徴だった」
・「古代瓦の基本は、丸瓦・平瓦・軒丸瓦・軒平瓦・道具(役)瓦」
・「奈良時代には屋根の隅々にまで機能的な瓦があった」
・「古代瓦には枠にぬりつけた際の『布目圧痕』が裏に残ることが多い。
丸瓦の場合すり消されていることが多く、跡が残っているのは平瓦が
ほとんど」
もう一つ、再掲載になりますが、深澤英雄さんの
「読みの力を確実に付ける」を載せます。
定評ある神戸落ち研の本ですから、力の向上が期待されます。
「神戸落ち研」といっても
「神戸大学落語研究会」ではなく、
「神戸学力の基礎を鍛え落ちこぼれをなくす研究会」です。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。

<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「瓦」森郁夫 ニュー・サイエンス社 1986年

◇瓦の種類
□瓦屋根
細枝・草 → 茎 → 板 → 土 → 瓦
構造
① 切り妻造り
② 寄せ棟造り
③ 方形(宝型)造り
④入母屋造り
古代
… ◎ 瓦葺き建物は権威の象徴
□瓦の種類
(1)瓦の歴史的名称
奈良時代
男(お)瓦 女(め)瓦 鐙(あぶみ)瓦 宇(のき)瓦 堤(つつみ)瓦 沓形(くつかた)
↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑
丸瓦 平瓦 軒丸瓦 軒平瓦 熨斗瓦 鴟尾
その他に
面戸瓦 鬼瓦 雁振瓦 螻羽瓦
↓
◎ 奈良時代には屋根の隅々にまで機能的な瓦があった
(2)丸瓦と平瓦
〈基本〉 丸瓦・平瓦・軒丸瓦・軒平瓦・道具(役)瓦
葺き方
① 本瓦葺き
丸瓦と平瓦の組み合わせ
② 桟瓦葺き
丸瓦 有段 玉縁式丸瓦
平瓦 「広端」と「狭端」(手前)
無段 行基式丸瓦
∥
◎布目
布目圧痕
平瓦 ほとんど
丸瓦 すり消されている
☆「読みの力を確実に付ける」神戸落ち研 深澤英雄 明治図書 2002年①【再掲載 2012.10】
[出版社の案内]
読むといっても範囲は広い。読解力をどう身につけるかという課題ももちろん
ふくまれる。本書では、読む力の基礎の基礎である「音読」と、さらに「読書」
の力を育て、伸ばす方法についての実践的指針を書いている。

◇はじめに
□小学生の学力の分極化
大切
読む力を付けることと書く力を付けること
読む力
・ 学力の上限の規定
・ 教科書をはっきりした声で正しく読み通す力=音読力
・ どの子もきちんと読める学級
□「三安がある学校」
「安全・安心・安定」 + 「学ぶことが楽しい学校」
= 人間としての土台作り
音読
… すべての子に当該学年の教材文を声に出してすらすら読める力を付け
る。
読書
… 本を読む習慣を身に付けさせ,本好きな子にする。
◇音読(1)
<基礎音読>
1.音読の働き
小学校の目標
◎すべての子に当該学年の教材文を声に出しすらすら読める力を付ける。
三つのはたらき
① 内言の力を伸ばす
② 音読ができることで自らの能力に対する自信を持ってくる
集中・連続
③ 声に出して読むことが脳を活性化させる
2.連れ読み(模倣と習熟)
□一斉音読の功罪
マイナス
① 句読点で空けるとは限らない
② 読み癖が付いてしまう 不必要な抑揚
③ 会話体の読みに個性がなくなる
プラス
① 抵抗がある子が参加しやすい
② できない子も引きずられてリードされて読める
③ 句読点で区切ることで調子よく読むことができる
□連れ読み(読点読み,句点読み)
振り仮名を打たせる
姿勢ポイント
① 教科書を両手で持つ
② 肘はやや張る
③ 肩胛骨が合うように背骨を伸ばす
④ 腹と机の間は5㎝ほど開ける
⑤ いすはひきつける
※ ゆっくりとしたテンポで読む
□指導のポイント
① 望ましく読めない所は,指導を徹底する。できるまでやらせる。
句読点読みで正しく
② 褒める
少しの変化を褒める
読みの間に評価を入れる
□連れ読み(段落読み)
机間巡視(声を掛けたい)
「声がしっかりでているね」
「姿勢がいいね」
「口を大きく開けているね」
苦手な子
→ 教師の机の周りに集めて連れ読みから
→ 句点読み
→ 読点読み
→ 段落読み
□変化のある反復
・一人連れ読み 教師の後一人が
・複数連れ読み
・一文交互読み 句点で交互に(教師と子ども)
・テンマル交互読み 「、」や「。」で交代
・順繰り読み
◎芦田恵之助 国語教育 「皆読,皆書,皆活,皆綴」
一人ずつ交互に (一人一文,一人二文,班で一文)
・ ペアー交互読み
隣同士
・ 掛け合い読み
男子と女子
・ リレー読み
間違ったら同じ班の子にバトンタッチ
= ゲーム感覚でリレー読み
・ 小先生方式
子どもが先生になって連れ読みしたり友だちの音読を聞い
て批評させたりする。
・ 録音宿題
「瓦」紹介します。
20年以上も前のことです。
知り合いの教員が近所の崖から拾ってきたと布目瓦片を見せてくれました。
軒平瓦の一部でしたが、大きさの割に重さを感じました。
古代瓦に興味をもつようになり読んだ本です。
自分には大変勉強になりました。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は‥
・「瓦葺き建物は古代では権威の象徴だった」
・「古代瓦の基本は、丸瓦・平瓦・軒丸瓦・軒平瓦・道具(役)瓦」
・「奈良時代には屋根の隅々にまで機能的な瓦があった」
・「古代瓦には枠にぬりつけた際の『布目圧痕』が裏に残ることが多い。
丸瓦の場合すり消されていることが多く、跡が残っているのは平瓦が
ほとんど」
もう一つ、再掲載になりますが、深澤英雄さんの
「読みの力を確実に付ける」を載せます。
定評ある神戸落ち研の本ですから、力の向上が期待されます。
「神戸落ち研」といっても
「神戸大学落語研究会」ではなく、
「神戸学力の基礎を鍛え落ちこぼれをなくす研究会」です。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。

<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「瓦」森郁夫 ニュー・サイエンス社 1986年

◇瓦の種類
□瓦屋根
細枝・草 → 茎 → 板 → 土 → 瓦
構造
① 切り妻造り
② 寄せ棟造り
③ 方形(宝型)造り
④入母屋造り
古代
… ◎ 瓦葺き建物は権威の象徴
□瓦の種類
(1)瓦の歴史的名称
奈良時代
男(お)瓦 女(め)瓦 鐙(あぶみ)瓦 宇(のき)瓦 堤(つつみ)瓦 沓形(くつかた)
↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑
丸瓦 平瓦 軒丸瓦 軒平瓦 熨斗瓦 鴟尾
その他に
面戸瓦 鬼瓦 雁振瓦 螻羽瓦
↓
◎ 奈良時代には屋根の隅々にまで機能的な瓦があった
(2)丸瓦と平瓦
〈基本〉 丸瓦・平瓦・軒丸瓦・軒平瓦・道具(役)瓦
葺き方
① 本瓦葺き
丸瓦と平瓦の組み合わせ
② 桟瓦葺き
丸瓦 有段 玉縁式丸瓦
平瓦 「広端」と「狭端」(手前)
無段 行基式丸瓦
∥
◎布目
布目圧痕
平瓦 ほとんど
丸瓦 すり消されている
☆「読みの力を確実に付ける」神戸落ち研 深澤英雄 明治図書 2002年①【再掲載 2012.10】
[出版社の案内]
読むといっても範囲は広い。読解力をどう身につけるかという課題ももちろん
ふくまれる。本書では、読む力の基礎の基礎である「音読」と、さらに「読書」
の力を育て、伸ばす方法についての実践的指針を書いている。

◇はじめに
□小学生の学力の分極化
大切
読む力を付けることと書く力を付けること
読む力
・ 学力の上限の規定
・ 教科書をはっきりした声で正しく読み通す力=音読力
・ どの子もきちんと読める学級
□「三安がある学校」
「安全・安心・安定」 + 「学ぶことが楽しい学校」
= 人間としての土台作り
音読
… すべての子に当該学年の教材文を声に出してすらすら読める力を付け
る。
読書
… 本を読む習慣を身に付けさせ,本好きな子にする。
◇音読(1)
<基礎音読>
1.音読の働き
小学校の目標
◎すべての子に当該学年の教材文を声に出しすらすら読める力を付ける。
三つのはたらき
① 内言の力を伸ばす
② 音読ができることで自らの能力に対する自信を持ってくる
集中・連続
③ 声に出して読むことが脳を活性化させる
2.連れ読み(模倣と習熟)
□一斉音読の功罪
マイナス
① 句読点で空けるとは限らない
② 読み癖が付いてしまう 不必要な抑揚
③ 会話体の読みに個性がなくなる
プラス
① 抵抗がある子が参加しやすい
② できない子も引きずられてリードされて読める
③ 句読点で区切ることで調子よく読むことができる
□連れ読み(読点読み,句点読み)
振り仮名を打たせる
姿勢ポイント
① 教科書を両手で持つ
② 肘はやや張る
③ 肩胛骨が合うように背骨を伸ばす
④ 腹と机の間は5㎝ほど開ける
⑤ いすはひきつける
※ ゆっくりとしたテンポで読む
□指導のポイント
① 望ましく読めない所は,指導を徹底する。できるまでやらせる。
句読点読みで正しく
② 褒める
少しの変化を褒める
読みの間に評価を入れる
□連れ読み(段落読み)
机間巡視(声を掛けたい)
「声がしっかりでているね」
「姿勢がいいね」
「口を大きく開けているね」
苦手な子
→ 教師の机の周りに集めて連れ読みから
→ 句点読み
→ 読点読み
→ 段落読み
□変化のある反復
・一人連れ読み 教師の後一人が
・複数連れ読み
・一文交互読み 句点で交互に(教師と子ども)
・テンマル交互読み 「、」や「。」で交代
・順繰り読み
◎芦田恵之助 国語教育 「皆読,皆書,皆活,皆綴」
一人ずつ交互に (一人一文,一人二文,班で一文)
・ ペアー交互読み
隣同士
・ 掛け合い読み
男子と女子
・ リレー読み
間違ったら同じ班の子にバトンタッチ
= ゲーム感覚でリレー読み
・ 小先生方式
子どもが先生になって連れ読みしたり友だちの音読を聞い
て批評させたりする。
・ 録音宿題