今回は 福田健さん「当たり前の一言がいえる人、いえない人」の紹介 後編です

会話、人前で話すとき
少し考えてしまうと話せなくなるときがあります

そんなとき 背中を押してくれる本です

わたしの弱点 それは なかなか子どもたちを褒めることができないこと
特に わが子に対して
ついついお小言を言ってしまいがちに…
「褒め上手…」にならなくては
しかし 年齢を重ねるに連れて 
少しずつ褒められるようになってきたとは思います

反対に 叱ることに躊躇するようになってきたのではないかとも思います
叱るべき時にタイミングを逃さず 納得させるように叱らなくては!

励ます言葉も難しいですね
本人が素直に受けとめられる言葉を選びたい…

もう一つの弱点 沈黙に耐えられないこと
沈黙を活用できるように我慢をしたい…


昨日も 朝 学校へ
畑の草取り なかなか進みません
朝の冷たさ すっきりとした気分になりました

午前中 近所の友人夫婦が来訪
息子さんと彼の新妻を連れて挨拶回り
結婚報告を隣近所に報告する風習がまだ残っています
「おめでとうございます」
わたしもそのうちその立場になるのでしょう


家に帰って 年賀状づくり
何とか仕上げて 夕方 投函することができました

明日は 大掃除の手伝いをしなくては!








☆「当たり前の一言がいえる人,いえない人」福田健 文香社 ②最終 1999年



◇相談する
 自分一人の考えには限界がある
①人に相談する人
  ②人に相談できない人
③考えずに相談する人
ゲーテ「人間は努力する限り迷うものである」

相談相手を見誤るな
①物事の判断が的確な人
②人に対して面倒見がいい人
③責任感の強い人

相手の顔を立てる  
   事前に ・声をかける
・前もってプランの概要を説明しておく
・相手の意見を聞く

自分の頭で考えてから相談しよう

相手を尊重してこそ真の相談


◇褒める   
 人はお世辞を好むもの

もっと人を褒めていい

感心したことを素直に褒めよう

言葉に出さなければ相手に気持ちは伝わらない
和田勉「褒める時は思いっきり手放しで褒めあげ,人をその気          
       にさせる。だが,注文は容赦なく付ける。OKですよ          
       の励ましも!」

  人を褒めて育てる → 自信がつく・意欲の向上

 当たり前のことでも意識して褒める
①プロセスを褒める
②当たり前のことを褒める
  ③自分自身を褒める

 
◇叱る
 叱る目的は「過ちを改めさせること」
チェホフ「優しい言葉で相手を征服できないような人は強い言葉        
        でも相手を征服できない」

なぜ「叱らない」「叱れない」のか?

人間は叱られて成長する
かつて年輩者は憎まれ役を買って出て若い人を叱りつけた

理由
①人間関係の絆が弱くなった ヨコのつながりに
②人に関する関心の欠如
③価値観のゆらぎ → 自分の判断基準を!
アメリカの良い父親像
  1 子供とのコミュニケーションを大切にしている
2 確個たる価値観に基づいてそれに反する行為を子供        
         がすると厳しく叱る。
3 子供に尊敬される父親になることを自分の生き甲斐        
         にしている

 叱る時の3つの条件
① 日頃のコミュニケーションを大切にする
② 人に感心を持ち関わりを深める
③ 自分の価値観を持つ
芥川「道徳は常に古着である」


 

◇励ます  
 たった一言で人の気持ちは一変する
今や「がんばれ」の一言は通用しない
「気にするな」と言うより悩みを聞いてやろう

決まり文句では心に響かない

ちょっといい一言をナイスタイミングで

 
◇黙る    
 なぜ黙るのか

「沈黙の価値」を知っておこう
  ① 口が堅い人は信用される
② 適切な表現力が身に付く
  ③ 相手に自らやろうと言う気持ちを起こさせる
④ 言葉に重みを与える

 黙るのは話す時の良いパートナー

 
◇福田健   1936 山梨生 中央大学法学部卒 
(株)話し方研究所所長