今回は 「月刊少年育成」誌より
宮本信也・筑波大学院教授の「軽度発達障害の理解」を紹介します


軽度発達障害について 最近多くの情報がありますが
正しい理解がひろくされることが大切だと思います
宮本さんが書いておられる「勘違いしてはならないこと」

「発達障害がある子どもが問題なのではなく,発達障害があることで,いろ
 いろな不都合が子どもに起こっていることを問題にする」

大変 大切なことだと思います









☆「月刊少年育成」2005年8月号 発達障害




◇軽度発達障害の理解  宮本信也(筑波大学院教授)
○軽度発達障害とは 

発達障害 ①遅れ  ②偏り  ③歪み
90% 幅 通常の子どもには見られない

行動の程度 行動の繰り返し


 軽度発達障害 
  ① 機能障害のない自閉性障害
         (高機能自閉症・アスペルガー障害)
           
  ② 注意欠陥 多動性障害(ADHD)  

  ③学習障害(LD)

 
○高機能自閉症・アスペルガー障害
マイペース・一方的

「高機能」  = 知恵の遅れのないと言う意味
   知能障害はないが言葉の遅れがある障害


  アスペルガー= 知能発達の遅れも言葉の発育の遅れもない内向症
①個別の問題はない 
 
     ②行事集団行動可能 
 
     ③対人交渉で問題

  ④相手の気持ちの状況を考えないマイペース 
 
     ⑤自分の言いたいこと

  ⑥言葉を表面的に受け取り,言葉の意味が理解できない
 
  ⑦融通性のない思慮行動 
 
     ⑧固執・脅迫傾向 
 
     ⑨被害的言動


 
○注意欠陥/多動性障害(ADHD)
  3タイプ
  
 
○学習障害(LD)
  どれか一つ<聞く・話す・読む・書く・計算する>に著しい問題
  
 
○軽度発達障害児の思春期問題                          
 

○勘違いしてはいけないこと                         
  発達障害がある子どもが問題なのではなく,発達障害があることで,いろ
 いろな不都合が子どもに起こっていることを問題にする