「東大教授が教える独学勉強法」柳川範之 草思社 2017年 ③ /「ひとつ拾えばひとつだけきれいになる」 鍵山秀三郎・亀井民治 PHP研究所 2006年 ①【再掲載 2017.9】 [読書記録 教育]
【お知らせ】
本ブログは明日2月10日よりSeesaaブログに移行します。
明日10日以降の投稿はSeesaaのみとなります。
これまでSSブログでありがとうございました。
今日は2月9日、日曜日です。
今回は、2月6日に続いて、柳川範之さんの
「東大教授が教える独学勉強法」3回目の紹介です。
出版社の案内には、
「高校に行かず大学は通信制、独学で東大経済学部教授になった著者が
教える究極の勉強法。テーマ設定から資料収集、本の読み方、ノート
メモのとり方、成果のアウトプットまで自分一人でできる本格的な勉
強のコツが身に付く一冊。学者・研究者になりたい人はもとより、教
養を深めたい人、趣味を究めたい人、資格試験合格を目指す人、もう
一度学び直したい人等々、あらゆる人の知識欲と向学心に応える一冊。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「独学は長距離走、マラソンに似ている。少し時間を掛けて、いろい
ろな試行錯誤をする準備期間をもつことが大切」
・「勉強のコツをうまく身に付ける人が、本当の地頭の能力をもつこと
ができる」
・「進捗状況を自分なりに確認することに意義があり、目標達成は3割
でよしとする」
もう一つ、再掲載になりますが、鍵山秀三郎さん、亀井民治さんの
「ひとつ拾えばひとつだけきれいになる」①を載せます。
☆「東大教授が教える独学勉強法」柳川範之 草思社 2017年 ③

◇勉強を始める前にやっておきたいこと
いきなり勉強してはいけない
独学は長距離走、マラソン
少し時間を掛けて、いろいろな試行錯誤をする準備期間を
もつことが大切
まず自分に合う勉強のコツを探そう
ただ長時間は ×
→ 自分の勉強のコツをつかむ
本当の地頭の能力
- 勉強のコツをうまく身に付ける人ができる
資格試験に落ち続けている人が陥りがちなパターン
自分に合うものを探す
- 買った本の3割が使えればよい
◎ 助走期間を取った上で、自分に合う本なりテキストなり勉強
の仕方成りを探すのがいい
勉強する前に、勉強する姿勢をつくる
一旦圧し返してみる
- 鵜呑みにしない
= 何でも疑ってかかる癖をつけてみる
常に、「自分がどう思うか、どう考えるか」を考える癖をつけよ
ささいな疑問をもってみることをくせにする
テーマの立て方・探し方
一番簡単なテーマの探し方
◎「何がわかっていないか」という視点から見る
目標の立て方・管理の仕方
目標達成は3割でよしとする
- 進捗状況を自分なりに確認する
長期的な目標は仮の意識で
<コラム>
たった一つの質問で道が開けることもある
東大生でないのに伊藤元重先生の授業ゼミに
☆「ひとつ拾えばひとつだけきれいになる」 鍵山秀三郎・亀井民治 PHP研究所 2006年 ①【再掲載 2017.9】
[ 出版社の案内 ]
トイレや街頭などの徹底した掃除を40年以上続け、
多くの人々の心を揺さぶってきた著者の言葉を満載。
人生を磨くヒントにあふれた一冊である。

◇凡事徹底こそ
凡事徹底こそ
平凡の積み重ねが非凡を招く
「運命は人の性格の中にあり」芥川龍之介
習慣を支える
= 下座行
ひとつ拾えばひとつだけきれいになる
「志は高く,実践は足下から」
よいことに手を使う
頭のよい人になるためには,よいことを考えて,よいことに自
分の手を使う
はきものをそろえる
円福寺(長野県)住職 藤本幸邦老師
「履き物を揃えると心も揃う。心が揃うと履き物も揃う。脱ぐ時
に揃えておくと,掃く時に心が乱れない。誰かが乱していたら,
黙って揃えておいてあげよう。そうすれば,きっと,世界中の
人の心もそろえていこう」
子どもの教育
「子どもがあなたの生き方を気の毒に思うほどの仕事への取り組
み,生き方をしてみてください」
習慣が人物を左右する
よい習慣を身に付ける
よい習慣を身に付ける方法
人間は95%を習慣で生きている
おっくうがらない
次の工夫へ
例外をつくらない 天候に関係なく…
十年偉大なり,二十年畏るべし,三十年歴史なる
◇掃除をやり遂げる心
悪は汚い所からはびこる
「心」と「気持ち」
心の気持ちのバイブ掃除
掃除をすると謙虚な人になれる
掃除をすると気付く人になれる
徹底と継続
掃除をすると感動の心が育まれる
掃除をすると感謝の心が芽生える
掃除をすると心が磨かれる
掃除を始めた理由 昭和36年
街が変わる日
掃除の五つの功徳
① 自分の心が清められる
② 他人の心まで清められる
③ 周囲の環境が生き生きしてくる
④ 周囲の人の物も心も整ってくる
⑤ 死後必ず天上に生を受ける
◇人の御縁を大切にする
人を喜ばす基本
- 手紙と掃除
よい縁のつなぎ方 よい縁の作り方
① 謙虚な姿勢
② 感謝の気持ち
複写はがきの力
洗車がつないだ心
持てる力を出し切る
丁寧な生き方
- 花森安治「豊かな暮らしとは丁寧に生きること」
たった一人のために尽くせる人に
- 具体的に始める
広い心で他者を受け入れる
地主さんからの贈り物
本ブログは明日2月10日よりSeesaaブログに移行します。
明日10日以降の投稿はSeesaaのみとなります。
これまでSSブログでありがとうございました。
今日は2月9日、日曜日です。
今回は、2月6日に続いて、柳川範之さんの
「東大教授が教える独学勉強法」3回目の紹介です。
出版社の案内には、
「高校に行かず大学は通信制、独学で東大経済学部教授になった著者が
教える究極の勉強法。テーマ設定から資料収集、本の読み方、ノート
メモのとり方、成果のアウトプットまで自分一人でできる本格的な勉
強のコツが身に付く一冊。学者・研究者になりたい人はもとより、教
養を深めたい人、趣味を究めたい人、資格試験合格を目指す人、もう
一度学び直したい人等々、あらゆる人の知識欲と向学心に応える一冊。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「独学は長距離走、マラソンに似ている。少し時間を掛けて、いろい
ろな試行錯誤をする準備期間をもつことが大切」
・「勉強のコツをうまく身に付ける人が、本当の地頭の能力をもつこと
ができる」
・「進捗状況を自分なりに確認することに意義があり、目標達成は3割
でよしとする」
もう一つ、再掲載になりますが、鍵山秀三郎さん、亀井民治さんの
「ひとつ拾えばひとつだけきれいになる」①を載せます。
☆「東大教授が教える独学勉強法」柳川範之 草思社 2017年 ③

◇勉強を始める前にやっておきたいこと
いきなり勉強してはいけない
独学は長距離走、マラソン
少し時間を掛けて、いろいろな試行錯誤をする準備期間を
もつことが大切
まず自分に合う勉強のコツを探そう
ただ長時間は ×
→ 自分の勉強のコツをつかむ
本当の地頭の能力
- 勉強のコツをうまく身に付ける人ができる
資格試験に落ち続けている人が陥りがちなパターン
自分に合うものを探す
- 買った本の3割が使えればよい
◎ 助走期間を取った上で、自分に合う本なりテキストなり勉強
の仕方成りを探すのがいい
勉強する前に、勉強する姿勢をつくる
一旦圧し返してみる
- 鵜呑みにしない
= 何でも疑ってかかる癖をつけてみる
常に、「自分がどう思うか、どう考えるか」を考える癖をつけよ
ささいな疑問をもってみることをくせにする
テーマの立て方・探し方
一番簡単なテーマの探し方
◎「何がわかっていないか」という視点から見る
目標の立て方・管理の仕方
目標達成は3割でよしとする
- 進捗状況を自分なりに確認する
長期的な目標は仮の意識で
<コラム>
たった一つの質問で道が開けることもある
東大生でないのに伊藤元重先生の授業ゼミに
☆「ひとつ拾えばひとつだけきれいになる」 鍵山秀三郎・亀井民治 PHP研究所 2006年 ①【再掲載 2017.9】
[ 出版社の案内 ]
トイレや街頭などの徹底した掃除を40年以上続け、
多くの人々の心を揺さぶってきた著者の言葉を満載。
人生を磨くヒントにあふれた一冊である。

◇凡事徹底こそ
凡事徹底こそ
平凡の積み重ねが非凡を招く
「運命は人の性格の中にあり」芥川龍之介
習慣を支える
= 下座行
ひとつ拾えばひとつだけきれいになる
「志は高く,実践は足下から」
よいことに手を使う
頭のよい人になるためには,よいことを考えて,よいことに自
分の手を使う
はきものをそろえる
円福寺(長野県)住職 藤本幸邦老師
「履き物を揃えると心も揃う。心が揃うと履き物も揃う。脱ぐ時
に揃えておくと,掃く時に心が乱れない。誰かが乱していたら,
黙って揃えておいてあげよう。そうすれば,きっと,世界中の
人の心もそろえていこう」
子どもの教育
「子どもがあなたの生き方を気の毒に思うほどの仕事への取り組
み,生き方をしてみてください」
習慣が人物を左右する
よい習慣を身に付ける
よい習慣を身に付ける方法
人間は95%を習慣で生きている
おっくうがらない
次の工夫へ
例外をつくらない 天候に関係なく…
十年偉大なり,二十年畏るべし,三十年歴史なる
◇掃除をやり遂げる心
悪は汚い所からはびこる
「心」と「気持ち」
心の気持ちのバイブ掃除
掃除をすると謙虚な人になれる
掃除をすると気付く人になれる
徹底と継続
掃除をすると感動の心が育まれる
掃除をすると感謝の心が芽生える
掃除をすると心が磨かれる
掃除を始めた理由 昭和36年
街が変わる日
掃除の五つの功徳
① 自分の心が清められる
② 他人の心まで清められる
③ 周囲の環境が生き生きしてくる
④ 周囲の人の物も心も整ってくる
⑤ 死後必ず天上に生を受ける
◇人の御縁を大切にする
人を喜ばす基本
- 手紙と掃除
よい縁のつなぎ方 よい縁の作り方
① 謙虚な姿勢
② 感謝の気持ち
複写はがきの力
洗車がつないだ心
持てる力を出し切る
丁寧な生き方
- 花森安治「豊かな暮らしとは丁寧に生きること」
たった一人のために尽くせる人に
- 具体的に始める
広い心で他者を受け入れる
地主さんからの贈り物
「東大教授が教える独学勉強法」柳川範之 草思社 2017年 ② /「京都ぎらい」井上章一 朝日新聞出版 2015年 ③【再掲載 2017.7】 [読書記録 教育]
今日は2月6日、木曜日です。
今回は、2月3日に続いて、柳川範之さんの
「東大教授が教える独学勉強法」2回目の紹介です。
出版社の案内には、
「高校に行かず大学は通信制、独学で東大経済学部教授になった著者が
教える究極の勉強法。テーマ設定から資料収集、本の読み方、ノート
メモのとり方、成果のアウトプットまで自分一人でできる本格的な勉
強のコツが身に付く一冊。学者・研究者になりたい人はもとより、教
養を深めたい人、趣味を究めたい人、資格試験合格を目指す人、もう
一度学び直したい人等々、あらゆる人の知識欲と向学心に応える一冊。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「独学歳代のメリットは自分のペースで勉強できること」
・「独学では自分の理解にあった教材を選べる」
・「勉強とは人生の方向転換をするための手段」
もう一つ、再掲載になりますが、井上章一さんの
「京都ぎらい」③を載せます。
☆「東大教授が教える独学勉強法」柳川範之 草思社 2017年 ②

◇2 なぜ独学が一番身に付く勉強法なのか
独学のメリット
最大のメリットは「自分のペース」で勉強できること
~ 人によって学び方のスピードに差がある 質とは一致しない
スピードと順番 ← 自分のタイプを知る
自分の理解にあった教材を選べる
◎1冊読んだだけではわからない
自分の理解のパターンにあった型に出合うために試行錯誤を!
すぐに人に聞けないから自分で考える癖がつく
自分で自分を評価する力がつく
不具合があればその都度修正していく
独学に向く人、向かない人
少しぐらいいい加減の方がうまくいく
卒論、修士論文も
- テーマが変わっていくことも珍しくない
自分で勉強してみると人生の選択肢が広がる
ポイント
「とりあえずやってみる」 トライアンドエラーの余地
勉強とは人生の方向転換をするための手段
<コラム>情報がないと自分で考える
「自分のことは自分で主体的に考える」クセ
「自分の人生は自分で切り開いていく」クセ
◎自分で考えるクセを!
☆「京都ぎらい」井上章一 朝日新聞出版 2015年 ③【再掲載 2017.7】
[ 出版社の案内 ]
あなたが旅情を覚える古都のたたずまいに、じっと目を
凝らせば…。気づいていながら誰もあえて書こうとしな
かった数々の事実によって、京都人のおそろしい一面が
鮮やかに浮かんでくるにちがいない。
洛外に生まれ育った著者だから表現しうる京都の街に
よどむ底知れぬ沼気(しょうき)。
洛中千年の「花」「毒」を見定める新・京都論である。

◇仏教のある側面
北山の大伽藍
占領軍
→ 北山通り
植物園の一部が占領軍住区
磯崎新設計のコンサートホール
写真撮影に3万円を要求(外観)
- 寺の真似? 公共施設なのに?
◇写真とイラスト
雑誌
~ 1点につき3万円を寺に納めるしきたり
本来肖像権や意匠権はない「志納金」
金銀苔石(金閣・銀閣・西芳寺・龍安寺)
= コストのかかる人気四大寺
1枚20万円以上も!
庭園関係の本なのに写真がない
~ イラストであしらい
寺を増長させた責任の一端は東京のメディアにもある
= 金でけり
◇ライトアップでカップルは
拝観料の収入
~ 宗教的な献金扱い
~ 非課税
ライトアップ
- 別料金 完全入れ替え制
山折哲雄
1万円札の托鉢
「万札1枚で心が揺れるようじゃ修行は足らないなあ」
◇「古都税」闘争
1956「文化観光施設税(文観税)」
→ 京都会館(岡崎)
1964年 5年間の延長
1980年代「古都保存協力税(古都税)」1985
はねつけた
= 拝観料収入のふくらみ
ストライキ
→ 1988年 古都税廃止 = 行政も方針変更
◇庭園秘話
信長
寺への宿泊
= 寺はホテル
= 寺はおもてなしの場
禅寺
~ 庭園
~ 武将一行受け入れから?
接待のおつとめ
禅宗は武士層へ食い込むことで勢力拡大
「おもてなし」を遡る
ホテルを営む寺のレストラン部門によるアイデア商品
~ 精進料理
戦国的男社会
今回は、2月3日に続いて、柳川範之さんの
「東大教授が教える独学勉強法」2回目の紹介です。
出版社の案内には、
「高校に行かず大学は通信制、独学で東大経済学部教授になった著者が
教える究極の勉強法。テーマ設定から資料収集、本の読み方、ノート
メモのとり方、成果のアウトプットまで自分一人でできる本格的な勉
強のコツが身に付く一冊。学者・研究者になりたい人はもとより、教
養を深めたい人、趣味を究めたい人、資格試験合格を目指す人、もう
一度学び直したい人等々、あらゆる人の知識欲と向学心に応える一冊。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「独学歳代のメリットは自分のペースで勉強できること」
・「独学では自分の理解にあった教材を選べる」
・「勉強とは人生の方向転換をするための手段」
もう一つ、再掲載になりますが、井上章一さんの
「京都ぎらい」③を載せます。
☆「東大教授が教える独学勉強法」柳川範之 草思社 2017年 ②

◇2 なぜ独学が一番身に付く勉強法なのか
独学のメリット
最大のメリットは「自分のペース」で勉強できること
~ 人によって学び方のスピードに差がある 質とは一致しない
スピードと順番 ← 自分のタイプを知る
自分の理解にあった教材を選べる
◎1冊読んだだけではわからない
自分の理解のパターンにあった型に出合うために試行錯誤を!
すぐに人に聞けないから自分で考える癖がつく
自分で自分を評価する力がつく
不具合があればその都度修正していく
独学に向く人、向かない人
少しぐらいいい加減の方がうまくいく
卒論、修士論文も
- テーマが変わっていくことも珍しくない
自分で勉強してみると人生の選択肢が広がる
ポイント
「とりあえずやってみる」 トライアンドエラーの余地
勉強とは人生の方向転換をするための手段
<コラム>情報がないと自分で考える
「自分のことは自分で主体的に考える」クセ
「自分の人生は自分で切り開いていく」クセ
◎自分で考えるクセを!
☆「京都ぎらい」井上章一 朝日新聞出版 2015年 ③【再掲載 2017.7】
[ 出版社の案内 ]
あなたが旅情を覚える古都のたたずまいに、じっと目を
凝らせば…。気づいていながら誰もあえて書こうとしな
かった数々の事実によって、京都人のおそろしい一面が
鮮やかに浮かんでくるにちがいない。
洛外に生まれ育った著者だから表現しうる京都の街に
よどむ底知れぬ沼気(しょうき)。
洛中千年の「花」「毒」を見定める新・京都論である。

◇仏教のある側面
北山の大伽藍
占領軍
→ 北山通り
植物園の一部が占領軍住区
磯崎新設計のコンサートホール
写真撮影に3万円を要求(外観)
- 寺の真似? 公共施設なのに?
◇写真とイラスト
雑誌
~ 1点につき3万円を寺に納めるしきたり
本来肖像権や意匠権はない「志納金」
金銀苔石(金閣・銀閣・西芳寺・龍安寺)
= コストのかかる人気四大寺
1枚20万円以上も!
庭園関係の本なのに写真がない
~ イラストであしらい
寺を増長させた責任の一端は東京のメディアにもある
= 金でけり
◇ライトアップでカップルは
拝観料の収入
~ 宗教的な献金扱い
~ 非課税
ライトアップ
- 別料金 完全入れ替え制
山折哲雄
1万円札の托鉢
「万札1枚で心が揺れるようじゃ修行は足らないなあ」
◇「古都税」闘争
1956「文化観光施設税(文観税)」
→ 京都会館(岡崎)
1964年 5年間の延長
1980年代「古都保存協力税(古都税)」1985
はねつけた
= 拝観料収入のふくらみ
ストライキ
→ 1988年 古都税廃止 = 行政も方針変更
◇庭園秘話
信長
寺への宿泊
= 寺はホテル
= 寺はおもてなしの場
禅寺
~ 庭園
~ 武将一行受け入れから?
接待のおつとめ
禅宗は武士層へ食い込むことで勢力拡大
「おもてなし」を遡る
ホテルを営む寺のレストラン部門によるアイデア商品
~ 精進料理
戦国的男社会
「東大教授が教える独学勉強法」柳川範之 草思社 2017年 ① /「悪党と幽霊」井上ひさしエッセイ集7 中央公論社 1994年 【再掲載 2018.9】 [読書記録 教育]
今日は2月3日、月曜日です。
今回は、柳川範之さんの
「東大教授が教える独学勉強法」1回目の紹介です。
出版社の案内には、
「高校に行かず大学は通信制、独学で東大経済学部教授になった著者が
教える究極の勉強法。テーマ設定から資料収集、本の読み方、ノート
メモのとり方、成果のアウトプットまで自分一人でできる本格的な勉
強のコツが身に付く一冊。学者・研究者になりたい人はもとより、教
養を深めたい人、趣味を究めたい人、資格試験合格を目指す人、もう
一度学び直したい人等々、あらゆる人の知識欲と向学心に応える一冊。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「これからは自分の頭で考え、自分自身で判断する力をつけるための
勉強が求められる時代」
・「正解がないというケースがあちらこちらに出てくる。不十分な資料
を用いて考えさせるところに教育の重点」
・「コンピュータにできることをしている限り、やがてコンピュータに
置き換わってしまう。コンピュータにない能力を磨くことが重要」
もう一つ、再掲載になりますが、井上ひさしさんの
「悪党と幽霊」を載せます。
☆「東大教授が教える独学勉強法」柳川範之 草思社 2017年 ①

◇はじめに
大事なことは自分で考えて自分で学ぶ姿勢をもつこと
◇ 1 新しい勉強が必要とされる時代
なぜ人は勉強するのか
生きていくための知恵を身に付けるため
勉強の本質は「考えること」
深く考えて「選ぶ」「決める」ことが主役としてクローズアッ
プされてくる時代
これからは自分の頭で考え、自分自身で判断する力をつけるた
めの勉強が求められる時代
学問を身に付けた人は情報に振り回されない
情報を選ぶ
‥ 基準を与えてくれるのが学問
歴史を学んでそれを現代に生かす
自分の人生に役立つ、人生が豊かになっていくのにプラスにな
るという学び方がよい学び
答えのある問いから、答えのない問いへ
正解がないというケースがあちらこちらに出てくる
~ 不十分な資料を用いて考えさせるところに教育の重点
生き残るためには応用力と独創力を身に付けよ
コンピュータにできることをしている限り、やがてコンピュー
タに置き換わってしまう
→ コンピュータにない能力を磨く
勉強は加工業、自分の中での熟成が大事
素材 - 情報
設計図 - 理論
◎ 大切なのは自分の中で「熟成させる」過程
これからは自ら学び頭で考える時代
独学なら、良くも悪くも試行錯誤がつきもの、失敗もする、試
行錯誤を合わせた独学の良さ
<コラム>
これまで
① 明確なゴールがある勉強(受験勉強や資格試験の勉強など)
与えられたゴール
② 教養を身に付けるための勉強(趣味的な世界の勉強など)
明確なゴールなし
③ 答えのないと胃に自分なりの答えを見つける勉強
自分で自分のゴールを設定
☆「悪党と幽霊」井上ひさしエッセイ集7 中央公論社 1994年 【再掲載 2018.9】
[ 出版社の案内 ]
菊五郎の芸談から円朝の人情ばなし、さらには徳川夢声
の話術談や戦後浅草の軽演劇論など、つねに民衆の視点
を見失わない著者が、大衆芸能のパワーと魅力を通して
現代日本を語る、井上流文化論。

◇芸談スクラップ
〇徳川夢声(1894-1971)
登壇しても黙っている。
30秒するとシーン。
15秒待つと客席が一つになる。(宙づり状態から脱したい)
一斉に首を伸ばす
そこで軽い冗談か何か言ってガッと捕らえる
「客の自発性に信頼を置け」
「送り手固有の時空間をつくることが先決」
◇平等ばやり
〇社会学者ルークス(英・オックスフォード大)
個人主義
1 尊厳を認め合うこと
2 自分自身の主人でありたいと願うこと
3 プライバシーを重んじること
4 自己発達の可能性を信じる
◇誰のための教育か
〇バーランド・ラッセル
「子供は反射作用と少しばかりの本能をもって生まれてきた」
= 可能性そのもの
臆病な人間こそ残酷になりうる
子供たちにもってもらいたいもの
「智恵・勇気」
親が先ず自分を鍛え直す
◇悪党と幽霊
〇円朝と黙阿弥
「言葉の音と意味との渡り合いに細心の目を向けて生活語を磨き上
げること」
今回は、柳川範之さんの
「東大教授が教える独学勉強法」1回目の紹介です。
出版社の案内には、
「高校に行かず大学は通信制、独学で東大経済学部教授になった著者が
教える究極の勉強法。テーマ設定から資料収集、本の読み方、ノート
メモのとり方、成果のアウトプットまで自分一人でできる本格的な勉
強のコツが身に付く一冊。学者・研究者になりたい人はもとより、教
養を深めたい人、趣味を究めたい人、資格試験合格を目指す人、もう
一度学び直したい人等々、あらゆる人の知識欲と向学心に応える一冊。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「これからは自分の頭で考え、自分自身で判断する力をつけるための
勉強が求められる時代」
・「正解がないというケースがあちらこちらに出てくる。不十分な資料
を用いて考えさせるところに教育の重点」
・「コンピュータにできることをしている限り、やがてコンピュータに
置き換わってしまう。コンピュータにない能力を磨くことが重要」
もう一つ、再掲載になりますが、井上ひさしさんの
「悪党と幽霊」を載せます。
☆「東大教授が教える独学勉強法」柳川範之 草思社 2017年 ①

◇はじめに
大事なことは自分で考えて自分で学ぶ姿勢をもつこと
◇ 1 新しい勉強が必要とされる時代
なぜ人は勉強するのか
生きていくための知恵を身に付けるため
勉強の本質は「考えること」
深く考えて「選ぶ」「決める」ことが主役としてクローズアッ
プされてくる時代
これからは自分の頭で考え、自分自身で判断する力をつけるた
めの勉強が求められる時代
学問を身に付けた人は情報に振り回されない
情報を選ぶ
‥ 基準を与えてくれるのが学問
歴史を学んでそれを現代に生かす
自分の人生に役立つ、人生が豊かになっていくのにプラスにな
るという学び方がよい学び
答えのある問いから、答えのない問いへ
正解がないというケースがあちらこちらに出てくる
~ 不十分な資料を用いて考えさせるところに教育の重点
生き残るためには応用力と独創力を身に付けよ
コンピュータにできることをしている限り、やがてコンピュー
タに置き換わってしまう
→ コンピュータにない能力を磨く
勉強は加工業、自分の中での熟成が大事
素材 - 情報
設計図 - 理論
◎ 大切なのは自分の中で「熟成させる」過程
これからは自ら学び頭で考える時代
独学なら、良くも悪くも試行錯誤がつきもの、失敗もする、試
行錯誤を合わせた独学の良さ
<コラム>
これまで
① 明確なゴールがある勉強(受験勉強や資格試験の勉強など)
与えられたゴール
② 教養を身に付けるための勉強(趣味的な世界の勉強など)
明確なゴールなし
③ 答えのないと胃に自分なりの答えを見つける勉強
自分で自分のゴールを設定
☆「悪党と幽霊」井上ひさしエッセイ集7 中央公論社 1994年 【再掲載 2018.9】
[ 出版社の案内 ]
菊五郎の芸談から円朝の人情ばなし、さらには徳川夢声
の話術談や戦後浅草の軽演劇論など、つねに民衆の視点
を見失わない著者が、大衆芸能のパワーと魅力を通して
現代日本を語る、井上流文化論。

◇芸談スクラップ
〇徳川夢声(1894-1971)
登壇しても黙っている。
30秒するとシーン。
15秒待つと客席が一つになる。(宙づり状態から脱したい)
一斉に首を伸ばす
そこで軽い冗談か何か言ってガッと捕らえる
「客の自発性に信頼を置け」
「送り手固有の時空間をつくることが先決」
◇平等ばやり
〇社会学者ルークス(英・オックスフォード大)
個人主義
1 尊厳を認め合うこと
2 自分自身の主人でありたいと願うこと
3 プライバシーを重んじること
4 自己発達の可能性を信じる
◇誰のための教育か
〇バーランド・ラッセル
「子供は反射作用と少しばかりの本能をもって生まれてきた」
= 可能性そのもの
臆病な人間こそ残酷になりうる
子供たちにもってもらいたいもの
「智恵・勇気」
親が先ず自分を鍛え直す
◇悪党と幽霊
〇円朝と黙阿弥
「言葉の音と意味との渡り合いに細心の目を向けて生活語を磨き上
げること」
「学力と階層」苅谷剛彦 朝日新聞社 2014年 ④(最終) /「これが買いだ 私のキュレーション術」成毛眞 新潮社 2016年 ①(前半)【再掲載 2017.12】 [読書記録 教育]
今日は2月2日、日曜日です。
今回は、1月29日に続いて苅谷剛彦さんの
「学力と階層」の紹介4回目 最終です。
本書に書かれていることが10年後の現在の教育の問題に大きくかかわって
います。
教員採用試験の倍率低下、がもたらす教員の質の低下がもたらす影響は、
今後大きな課題になると想像します。
出版社の案内には、
「学習資本の階層差がますます拡大する日本の教育。出身階層という社
会的条件の違いが子どもたちにもたらす決定的な差について警鐘を鳴
らす。90年代以降、迷走を続けた教育政策を豊富なデータとともに
検証。学力問題の第一人者が説く処方箋。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「『学習』という投資活動,『学習能力』という投資センス」
・「日本の大学生8割が私学。1960年には65%だったのに。費用のほ
とんどは家計が負担となっていること、厳しい修得主義を避けてき
たことが課題」
・「2001年には41校だったのが、2006年には64校と、小学校教員免許
を出す大学が急増した。しかし、新設のほとんどは偏差値50以下で
あり、小学校教員の需要増を見込んで大学生き残り策として設置さ
れたという面もある。教員養成系大学の難易度低下は教員の質に影
響を与える。教育が大事というのならそれに見合った冷静な支援と理
解が求められる」
もう一つ、再掲載になりますが、成毛眞さんの
「これが買いだ 私のキュレーション術」①を載せます。
☆「学力と階層」苅谷剛彦 朝日新聞社 2014年 ④(最終)

◇教育の綻びをどう修正したらいいか
1 学歴社会から学習資本主義社会へ
生涯学習社会から生まれたジャパニーズ・ドリームの体現者
ナレッジ・ワーカー 世は「学び」の大合唱
学歴社会レジュームの綻びと「学習」の離床
かつて
① 学歴が示す学習能力
② 訓練機会
③ キャリアア=学歴社会成功イメージ
→ 自ら学び続ける「ナレッジワーカー」が求められる知識経済の出現
〇 学習社会についての言説(生涯学習社会)
〇 学習能力(学びのすすめ)の言説
イギリスは就業能力向上のため生涯学習の機会を拡大
イギリス
-〇教育の市場化
「十全な雇用可能性」をくまなく多くの人々に身に
付けさせる政策への転換
〇選択と競争原理
ハイスキル社会では貧困など恵まれない環境に於
かれた人々が社会的に排除されることに警鐘
「学習」という投資活動,「学習能力」という投資センス
学ばなければ生き残れないから学ぶ
選びたいから選ぶのではなく,選ぶことが余儀なくされる
新たな階級社会の誕生か能力支配社会の実現か
2 受験のレベルも授業のレベルも上げられない
未履修問題の源流
「履修」と「修得」の違い
水の化学式を知らない
in front ofの意味が分からない
高度な学力を求められるヨーロッパの資格検定試験
修得への着目をそらせた受験戦争
選抜しても退学させられない
1990年代 4年生大学合格率6割前後
→ 2000年代
2005年 4年生大学合格率8割
2006年 私立大の40.4%が定員割れ
日本の大学生8割が私学
1960年 私学65% 1950年 60%
費用のほとんどは家計が負担
※ 厳しい修得主義を避けてきた
3「ダメ教師にムチ,優れた教師にアメ」政策は有効か
高まる期待とズレ
ニワトリが先か卵が先か?
「アメとムチ政策」とそれへの反応
厳しい眼差しの「意図せざる結果」
2000年 公立小教諭採用試験の倍率 12.5倍
01年 9.2倍 02年 6.3倍 03年 4.8倍 05年 4.5倍
06年 4.2倍
首都圏は2~3倍
※1980年代後半も4倍前後まで低下していたが,大学入試が狭き門だった
◎2001→2006年 小学校教員免許を出す大学増
41校 64校 ◎新設のほとんどは偏差値50以下
◎小学校教員の需要増を見込んで大学生き残り策として
※ 教員養成系大学の難易度低下は教員の質に影響を与える
教育が大事というのならそれに見合った冷静な支援と理解を!
4「自己実現」という名の迷路 フリーターからの脱出口はあるのか
高卒者全体の1割がフリーター
20代のフリーター 200万人
自分探しの旅
エリクソン「モラトリアム」
小此木啓吾 モラトリアム「真剣かつ深刻な自己探求」
↑↓
今の日本 それにほど遠く…
◎ 空疎じみた自分探しを奨励し宙づり状態の若者たちを
増やしているだけ
個性主義と「自己実現」
高校の進路指導
「自分のやりたいこと」
「自分に向いた職業=適職」
「自己理解」「自分探し」
何もしないでフリーター
豊かさの幻想
親へのパラサイト
自己実現 - 高度な自律性や創造性を備えた職人に特徴的
→ 後になって振り返ったときに「自分らしさ」を感じ
ることのできるような具体的な経験の機会をできるだ
け多くの若者に与えることが求められている
☆「これが買いだ 私のキュレーション術」成毛眞 新潮社 2016年 ①(前半)【再掲載 2017.12】
[ 出版社の案内 ]
最先端IT機器選び、投資先、接待手段、人物やニュースの見分け方
まで。あふれる情報に流されず、本物を見究めて自分なりの「実利」
を手にするのだ。そのためには、世間の逆を行け。成毛流「選び方」
指南!週刊新潮の人気連載『逆張りの思考』、待望の単行本化。
モリナガ・ヨウの好評イラストも多数掲載!

◇逆張りの思考でいく
アマノジャクに生きる
逆張りを押していく(ウォーレンバフェット)
- ほったらかして待つ
運の総量は決まっている「ウン(運)・ドン(鈍感)・コン(根性)」
運
~ つまらないことに運を使ってしまわないこと
ホームでは端を歩かない
鈍感
~ くよくよしない
成功に無頓着でいられる鈍さ
根性
~ 同じことを飽きもせずダラダラ続けられる気質
おもしろそうな方を選ぶ
書評サイト「HONZ」
質の違う苦労を取る
20年後によくなる家を選ぶ
自分だけのお宝を発掘する
◇情報の取捨選択術
一眼レフと高級コンパクトデジカメを比べる
新商品ではなく新技術を買う
リコー「THETA」
カメラを使い分ける
リコー「THETA」360度
DJI「OSMO」
オリンパス ライカ
アップル最大の発明とは
i TUNES STORの仕組み
インターネットにはもう繋がない
アマゾンの舞台裏をつく
情報断食をしてみる
ドローンの次の形を DJI
◇本を読むことのプラス
本は目で楽しむ
福田和彦『東海道五十三次将軍家茂公卿上洛図』
『南方熊楠菌類図鑑』
成毛的書店経営を検索する
京都恵文社一乗寺店(セレクトショップ)
悪口をブロックしない
『HONZ』おもしろかった本だけ
批評よりもキュレーションする
本棚とスマホは脳を映す
SFこそが次に来る
アシモフ、ハインライン、星新一
◇人のやらないことをやる
「帰れる場所」を作る
ネタを仕入れる旅をする
旅に日常を持ち込む
旅はエックスデイの前をねらう
「テレビ見ない自慢」を裏切る
今回は、1月29日に続いて苅谷剛彦さんの
「学力と階層」の紹介4回目 最終です。
本書に書かれていることが10年後の現在の教育の問題に大きくかかわって
います。
教員採用試験の倍率低下、がもたらす教員の質の低下がもたらす影響は、
今後大きな課題になると想像します。
出版社の案内には、
「学習資本の階層差がますます拡大する日本の教育。出身階層という社
会的条件の違いが子どもたちにもたらす決定的な差について警鐘を鳴
らす。90年代以降、迷走を続けた教育政策を豊富なデータとともに
検証。学力問題の第一人者が説く処方箋。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「『学習』という投資活動,『学習能力』という投資センス」
・「日本の大学生8割が私学。1960年には65%だったのに。費用のほ
とんどは家計が負担となっていること、厳しい修得主義を避けてき
たことが課題」
・「2001年には41校だったのが、2006年には64校と、小学校教員免許
を出す大学が急増した。しかし、新設のほとんどは偏差値50以下で
あり、小学校教員の需要増を見込んで大学生き残り策として設置さ
れたという面もある。教員養成系大学の難易度低下は教員の質に影
響を与える。教育が大事というのならそれに見合った冷静な支援と理
解が求められる」
もう一つ、再掲載になりますが、成毛眞さんの
「これが買いだ 私のキュレーション術」①を載せます。
☆「学力と階層」苅谷剛彦 朝日新聞社 2014年 ④(最終)

◇教育の綻びをどう修正したらいいか
1 学歴社会から学習資本主義社会へ
生涯学習社会から生まれたジャパニーズ・ドリームの体現者
ナレッジ・ワーカー 世は「学び」の大合唱
学歴社会レジュームの綻びと「学習」の離床
かつて
① 学歴が示す学習能力
② 訓練機会
③ キャリアア=学歴社会成功イメージ
→ 自ら学び続ける「ナレッジワーカー」が求められる知識経済の出現
〇 学習社会についての言説(生涯学習社会)
〇 学習能力(学びのすすめ)の言説
イギリスは就業能力向上のため生涯学習の機会を拡大
イギリス
-〇教育の市場化
「十全な雇用可能性」をくまなく多くの人々に身に
付けさせる政策への転換
〇選択と競争原理
ハイスキル社会では貧困など恵まれない環境に於
かれた人々が社会的に排除されることに警鐘
「学習」という投資活動,「学習能力」という投資センス
学ばなければ生き残れないから学ぶ
選びたいから選ぶのではなく,選ぶことが余儀なくされる
新たな階級社会の誕生か能力支配社会の実現か
2 受験のレベルも授業のレベルも上げられない
未履修問題の源流
「履修」と「修得」の違い
水の化学式を知らない
in front ofの意味が分からない
高度な学力を求められるヨーロッパの資格検定試験
修得への着目をそらせた受験戦争
選抜しても退学させられない
1990年代 4年生大学合格率6割前後
→ 2000年代
2005年 4年生大学合格率8割
2006年 私立大の40.4%が定員割れ
日本の大学生8割が私学
1960年 私学65% 1950年 60%
費用のほとんどは家計が負担
※ 厳しい修得主義を避けてきた
3「ダメ教師にムチ,優れた教師にアメ」政策は有効か
高まる期待とズレ
ニワトリが先か卵が先か?
「アメとムチ政策」とそれへの反応
厳しい眼差しの「意図せざる結果」
2000年 公立小教諭採用試験の倍率 12.5倍
01年 9.2倍 02年 6.3倍 03年 4.8倍 05年 4.5倍
06年 4.2倍
首都圏は2~3倍
※1980年代後半も4倍前後まで低下していたが,大学入試が狭き門だった
◎2001→2006年 小学校教員免許を出す大学増
41校 64校 ◎新設のほとんどは偏差値50以下
◎小学校教員の需要増を見込んで大学生き残り策として
※ 教員養成系大学の難易度低下は教員の質に影響を与える
教育が大事というのならそれに見合った冷静な支援と理解を!
4「自己実現」という名の迷路 フリーターからの脱出口はあるのか
高卒者全体の1割がフリーター
20代のフリーター 200万人
自分探しの旅
エリクソン「モラトリアム」
小此木啓吾 モラトリアム「真剣かつ深刻な自己探求」
↑↓
今の日本 それにほど遠く…
◎ 空疎じみた自分探しを奨励し宙づり状態の若者たちを
増やしているだけ
個性主義と「自己実現」
高校の進路指導
「自分のやりたいこと」
「自分に向いた職業=適職」
「自己理解」「自分探し」
何もしないでフリーター
豊かさの幻想
親へのパラサイト
自己実現 - 高度な自律性や創造性を備えた職人に特徴的
→ 後になって振り返ったときに「自分らしさ」を感じ
ることのできるような具体的な経験の機会をできるだ
け多くの若者に与えることが求められている
☆「これが買いだ 私のキュレーション術」成毛眞 新潮社 2016年 ①(前半)【再掲載 2017.12】
[ 出版社の案内 ]
最先端IT機器選び、投資先、接待手段、人物やニュースの見分け方
まで。あふれる情報に流されず、本物を見究めて自分なりの「実利」
を手にするのだ。そのためには、世間の逆を行け。成毛流「選び方」
指南!週刊新潮の人気連載『逆張りの思考』、待望の単行本化。
モリナガ・ヨウの好評イラストも多数掲載!

◇逆張りの思考でいく
アマノジャクに生きる
逆張りを押していく(ウォーレンバフェット)
- ほったらかして待つ
運の総量は決まっている「ウン(運)・ドン(鈍感)・コン(根性)」
運
~ つまらないことに運を使ってしまわないこと
ホームでは端を歩かない
鈍感
~ くよくよしない
成功に無頓着でいられる鈍さ
根性
~ 同じことを飽きもせずダラダラ続けられる気質
おもしろそうな方を選ぶ
書評サイト「HONZ」
質の違う苦労を取る
20年後によくなる家を選ぶ
自分だけのお宝を発掘する
◇情報の取捨選択術
一眼レフと高級コンパクトデジカメを比べる
新商品ではなく新技術を買う
リコー「THETA」
カメラを使い分ける
リコー「THETA」360度
DJI「OSMO」
オリンパス ライカ
アップル最大の発明とは
i TUNES STORの仕組み
インターネットにはもう繋がない
アマゾンの舞台裏をつく
情報断食をしてみる
ドローンの次の形を DJI
◇本を読むことのプラス
本は目で楽しむ
福田和彦『東海道五十三次将軍家茂公卿上洛図』
『南方熊楠菌類図鑑』
成毛的書店経営を検索する
京都恵文社一乗寺店(セレクトショップ)
悪口をブロックしない
『HONZ』おもしろかった本だけ
批評よりもキュレーションする
本棚とスマホは脳を映す
SFこそが次に来る
アシモフ、ハインライン、星新一
◇人のやらないことをやる
「帰れる場所」を作る
ネタを仕入れる旅をする
旅に日常を持ち込む
旅はエックスデイの前をねらう
「テレビ見ない自慢」を裏切る
中村諭さんはこんなことを②-「どっこい学校は生きている」2 中村諭 文芸社 1997年 /「あの人に会いたい」NHK 新潮文庫 2008年 ⑥【再掲載 2017.9】 [読書記録 教育]
今日は1月30日、木曜日です。
今回は、1月20日に続いて、
「中村諭さんはこんなことを」2回目として
「どっこい学校は生きている」の紹介 2回目です。
以前、テレビドラマ「金八先生」の脚本にも取り上げられたと話題にな
りました。
出版社の案内には、
「平成11年度読売教育賞受賞の現役校長が教育の現場から訴える!怒り
と笑いと涙の『学校物語』。子どもの力を信じます。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「学級崩壊と嘆くよりその中に飛び込んでゆく。教育とは魂かけた
格闘だ」
・「教育に王道はない」
・「人は人の温もりを得て初めて人になる。人に対する哀惜の念、慈しん
でやまない愛情、そしてときめき、これがビタミン愛(木村将人さん)」
もう一つ、再掲載になりますが、NHKの
「あの人に会いたい」⑥を載せます。
☆中村諭さんはこんなことを②-「どっこい学校は生きている」2 中村諭 文芸社 1997年

◇「学級崩壊」を斬る
教育界
= 社会が失っているもの生命への畏敬の念」を!
確たる信念を持ち,りんとし,ひるまない勇気としなやかな弾力性
を持つ懐の深さ
→ 学級崩壊と嘆くよりその中に飛び込んでゆく
= 教育「魂かけた格闘」
前著で
「未来への夢を語らずしてどうして未来を託せるのだ。教育ってそ
れほど棄てたものじゃない。現代の教育状況に自分なりに骨と筋
を通したい。学校はまだ死んでいない。自分なりに子供たちや社
会に生きるメッセージを伝えたい。」
「混迷する教育に対して真っ正面から正攻法で相対しなければなら
ない」
教師
子供たちの世界へ飛び込み,子供たちと生命の呼吸をとりおこなう
= 教育に王道はない
◇教育の原点は子供たちへのビタミン愛
たゆみないビタミン愛の有無
人は人の温もりを得て初めて人になる
人に対する哀惜の念,慈しんでやまない愛情,そしてときめき
これがビタミン愛(木村将人)
- 子供たちへのたゆみない励ましが,やがて共鳴・共感・共
振となり大きなドラマになっていく。
- そこにこそ教育がある
◇モラルハザードとの闘い
「私の隆盛」「公の衰退」といかにして闘うか
平成10年度を振り返って
和歌山毒カレー事件
世が弛緩している
イギリス「ノブレス・オブリッジ」
- 身分区別 権利以上に,彼等が自らに律する責任感は重大
使命感は他の身分を圧倒している
学級崩壊の実態をどう見るか
一部マスコミの教師批判
- ◎ 先生の権威をつぶしてそこからは何も生まれない
◎ 大事なのは相互信頼感 坂村真民「凛々」
☆「あの人に会いたい」NHK 新潮文庫 2008年 ⑥【再掲載 2017.9】

◇三波春夫 1923-2001
お客様は神様です
母の横で俵星玄蕃
浪曲巡業の座長
歌ってやっぱりすごい
おばあさんの一言
「南條さんや 今日は浪花節は短くていいから歌をいっぱいやっ
てくれ」
本当に神様のような
◇山田風太郎 1922-2001
死は推理小説のラストのごとく最も意外な形でやってくる
楽だと思ったから小説家になった
おれはいつも列外にあるという感じがする
日本人というのは楽天的な民族だと思う
人間、楽な死に方はない
◇柳家小さん 1915-2002
生意気なやつは生意気な噺になる
卑しいやつは卑しい噺になる
全部噺の上に出てくるんだ
「守破離」
何でも詰め込んでそしてふるいにかける
残ったのが売りもんになっていく
◇帖佐美行(彫金家) 1915-2002
人間の奥に住んでいるものと握手できる美
知りたいという本能がムクムク出てくるというのが本当の教育
感触の美は工芸だけの世界
自然崇拝とはかしずく思想
◇白井義男 1923-2003
指導するものと受けるものが一体となったとき偉大なパワーが生ま
れる
やればオレは強いんだ
カンガルーもOK
溺れる者は藁をもつかむ
アルビン・カーンとの出会い
GHQ天然資源局水産部
真珠や牡蠣の研究 イリノイ大で運動生理学教授
ステップ・バイ・ステップ
勝つことが恩返しだ
ウェイク・アップ・ヨシオ
生き甲斐を与えてくれたヨシオにサンキュー
◇竹内均 1920-2004
大きい夢をもて、小さい一歩を踏み出せ
がたっがたっと頭の中に入ってきたのです
やり始めたらとことんやるんです
NEWTON
僕独力でもってこんな楽な境遇に辿り着いたわけではないんですもの
報恩
今回は、1月20日に続いて、
「中村諭さんはこんなことを」2回目として
「どっこい学校は生きている」の紹介 2回目です。
以前、テレビドラマ「金八先生」の脚本にも取り上げられたと話題にな
りました。
出版社の案内には、
「平成11年度読売教育賞受賞の現役校長が教育の現場から訴える!怒り
と笑いと涙の『学校物語』。子どもの力を信じます。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「学級崩壊と嘆くよりその中に飛び込んでゆく。教育とは魂かけた
格闘だ」
・「教育に王道はない」
・「人は人の温もりを得て初めて人になる。人に対する哀惜の念、慈しん
でやまない愛情、そしてときめき、これがビタミン愛(木村将人さん)」
もう一つ、再掲載になりますが、NHKの
「あの人に会いたい」⑥を載せます。
☆中村諭さんはこんなことを②-「どっこい学校は生きている」2 中村諭 文芸社 1997年

◇「学級崩壊」を斬る
教育界
= 社会が失っているもの生命への畏敬の念」を!
確たる信念を持ち,りんとし,ひるまない勇気としなやかな弾力性
を持つ懐の深さ
→ 学級崩壊と嘆くよりその中に飛び込んでゆく
= 教育「魂かけた格闘」
前著で
「未来への夢を語らずしてどうして未来を託せるのだ。教育ってそ
れほど棄てたものじゃない。現代の教育状況に自分なりに骨と筋
を通したい。学校はまだ死んでいない。自分なりに子供たちや社
会に生きるメッセージを伝えたい。」
「混迷する教育に対して真っ正面から正攻法で相対しなければなら
ない」
教師
子供たちの世界へ飛び込み,子供たちと生命の呼吸をとりおこなう
= 教育に王道はない
◇教育の原点は子供たちへのビタミン愛
たゆみないビタミン愛の有無
人は人の温もりを得て初めて人になる
人に対する哀惜の念,慈しんでやまない愛情,そしてときめき
これがビタミン愛(木村将人)
- 子供たちへのたゆみない励ましが,やがて共鳴・共感・共
振となり大きなドラマになっていく。
- そこにこそ教育がある
◇モラルハザードとの闘い
「私の隆盛」「公の衰退」といかにして闘うか
平成10年度を振り返って
和歌山毒カレー事件
世が弛緩している
イギリス「ノブレス・オブリッジ」
- 身分区別 権利以上に,彼等が自らに律する責任感は重大
使命感は他の身分を圧倒している
学級崩壊の実態をどう見るか
一部マスコミの教師批判
- ◎ 先生の権威をつぶしてそこからは何も生まれない
◎ 大事なのは相互信頼感 坂村真民「凛々」
☆「あの人に会いたい」NHK 新潮文庫 2008年 ⑥【再掲載 2017.9】
◇三波春夫 1923-2001
お客様は神様です
母の横で俵星玄蕃
浪曲巡業の座長
歌ってやっぱりすごい
おばあさんの一言
「南條さんや 今日は浪花節は短くていいから歌をいっぱいやっ
てくれ」
本当に神様のような
◇山田風太郎 1922-2001
死は推理小説のラストのごとく最も意外な形でやってくる
楽だと思ったから小説家になった
おれはいつも列外にあるという感じがする
日本人というのは楽天的な民族だと思う
人間、楽な死に方はない
◇柳家小さん 1915-2002
生意気なやつは生意気な噺になる
卑しいやつは卑しい噺になる
全部噺の上に出てくるんだ
「守破離」
何でも詰め込んでそしてふるいにかける
残ったのが売りもんになっていく
◇帖佐美行(彫金家) 1915-2002
人間の奥に住んでいるものと握手できる美
知りたいという本能がムクムク出てくるというのが本当の教育
感触の美は工芸だけの世界
自然崇拝とはかしずく思想
◇白井義男 1923-2003
指導するものと受けるものが一体となったとき偉大なパワーが生ま
れる
やればオレは強いんだ
カンガルーもOK
溺れる者は藁をもつかむ
アルビン・カーンとの出会い
GHQ天然資源局水産部
真珠や牡蠣の研究 イリノイ大で運動生理学教授
ステップ・バイ・ステップ
勝つことが恩返しだ
ウェイク・アップ・ヨシオ
生き甲斐を与えてくれたヨシオにサンキュー
◇竹内均 1920-2004
大きい夢をもて、小さい一歩を踏み出せ
がたっがたっと頭の中に入ってきたのです
やり始めたらとことんやるんです
NEWTON
僕独力でもってこんな楽な境遇に辿り着いたわけではないんですもの
報恩
「学力と階層」苅谷剛彦 朝日新聞社 2014年 ③ /「人生のくくり方」 加藤秀俊 NHKブックス 1981年 ⑨【再掲載 2017.9】 [読書記録 教育]
今日は1月29日、水曜日です。
今回は、1月26日に続いて苅谷剛彦さんの
「学力と階層」の紹介 3回目です。
出版社の案内には、
「学習資本の階層差がますます拡大する日本の教育。出身階層という社
会的条件の違いが子どもたちにもたらす決定的な差について警鐘を鳴
らす。90年代以降、迷走を続けた教育政策を豊富なデータとともに
検証。学力問題の第一人者が説く処方箋。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「教育信託論とは子どもの学習権の信託。①親への教育権の信託(文
化の一環) ②学校への教育信託 ③国会への国政的信託(政治委託)」
・「今の政策の基本的出発点は1984年中曽根内閣からの新自由主義(画
一教育の否定、教育の自由化論)からなる臨教審」
もう一つ、再掲載になりますが、加藤秀俊さんの
「人生のくくり方」⑨を載せます。
☆「学力と階層」苅谷剛彦 朝日新聞社 2014年 ③

◇これが義務教育の実態だ「教育勤務実態」調査報告から
1 現場の声に耳を傾けずに進めた教育改革
「教員勤務実態」調査①
戦後教育政策
「アンビバレント」な性格 ~ 両義的
教育の拡大(先進国) → 人的資本
開発主義,発達主義,成長主義
経済ナショナリズムに支えられた教育制度
1980年代 国際学力調査
日本は平均点高く学力の散らばりも小さな国
学校への市民参加は公共に繋がるか
「文部省学テ裁判」北海道学テ事件
教育信託論 子どもの学習権
① 親への教育権の信託 文化の一環
② 学校への教育信託
③ 国会への国政的信託 政治委託
「教師権力者」論?
あくまで人間教育の人間的主体であってもらいたい
バウチャー制度は学習権を保証できるか
今の政策の基本的出発点は臨教審
1984年中曽根内閣からの新自由主義
画一教育の否定,教育の自由化論
中教審 → 1990年代「ゆとり教育」
「日本的な教育の『標準化の世界』の突き崩し」
バウチャー制度,チャータースクール
受験戦争は限定競争になりすぎている
新教育基本法は教育財政崩壊を防げるか
教育に於ける地方自治の役割
2「大衆教育社会のゆくえ」以降 10年後のリプライ
日大教授・黒崎勲氏の問題提起に答える
批判のポイント
社会的再帰性と実証研究の知
問題構築の過程実証研究の知
☆「人生のくくり方」 加藤秀俊 NHKブックス 1981年 ⑨【再掲載 2017.9】

◇地位と栄誉
□人間は組織的な動物
首長制 ミクロネシア,インディアン
世襲制 原始部族社会 300~500人
帝国 チンギス・ハン 10人で班
10班で100人部隊 → 1000人の軍団(十進法)
□リーダー
日本では実力主義・競争主義
= 「能力さえあれば社会的地位を築ける」
「立身出世」
位階勲等の制
602年~
当てはまらない人 地下の人
三位階
①勅授 天皇から直任 勅 5位以上
②奏授 大臣から任命 奏 6,7位
③判授 太政官より任命 判 8位以下
軍隊
3位以上 月卿
4,5位以上 殿上人 雲客
→ 雲上人(宮廷に入ることを許される)
大蔵省と文部省
= 大宝律令のときにつくられ、今も健在
□宮中位階勲等制度
1875(明治8)年
国家公務員職階制
現在11位階
行政職
合計11級(各級1号棒~32号棒)
指定職 (勅任官相当)
- 地位上昇は通過儀礼
□人間の能力
能力は単一のものではない
- 人間の生活や活動の領域は多様
能力は多面的
◎ 特定された側面だけの優勢は他の領域での優劣とは関係ない
人事考査
職階制
組織の中での人間の実務能力というたった一つの尺度であ
るにすぎない
□栄誉ある賞
ノーベル賞・文化勲章1937・文化功労賞・文学賞・スポーツ賞
□立身出世を口にしなくなった
= 日本社会が大衆社会化した
今回は、1月26日に続いて苅谷剛彦さんの
「学力と階層」の紹介 3回目です。
出版社の案内には、
「学習資本の階層差がますます拡大する日本の教育。出身階層という社
会的条件の違いが子どもたちにもたらす決定的な差について警鐘を鳴
らす。90年代以降、迷走を続けた教育政策を豊富なデータとともに
検証。学力問題の第一人者が説く処方箋。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「教育信託論とは子どもの学習権の信託。①親への教育権の信託(文
化の一環) ②学校への教育信託 ③国会への国政的信託(政治委託)」
・「今の政策の基本的出発点は1984年中曽根内閣からの新自由主義(画
一教育の否定、教育の自由化論)からなる臨教審」
もう一つ、再掲載になりますが、加藤秀俊さんの
「人生のくくり方」⑨を載せます。
☆「学力と階層」苅谷剛彦 朝日新聞社 2014年 ③

◇これが義務教育の実態だ「教育勤務実態」調査報告から
1 現場の声に耳を傾けずに進めた教育改革
「教員勤務実態」調査①
戦後教育政策
「アンビバレント」な性格 ~ 両義的
教育の拡大(先進国) → 人的資本
開発主義,発達主義,成長主義
経済ナショナリズムに支えられた教育制度
1980年代 国際学力調査
日本は平均点高く学力の散らばりも小さな国
学校への市民参加は公共に繋がるか
「文部省学テ裁判」北海道学テ事件
教育信託論 子どもの学習権
① 親への教育権の信託 文化の一環
② 学校への教育信託
③ 国会への国政的信託 政治委託
「教師権力者」論?
あくまで人間教育の人間的主体であってもらいたい
バウチャー制度は学習権を保証できるか
今の政策の基本的出発点は臨教審
1984年中曽根内閣からの新自由主義
画一教育の否定,教育の自由化論
中教審 → 1990年代「ゆとり教育」
「日本的な教育の『標準化の世界』の突き崩し」
バウチャー制度,チャータースクール
受験戦争は限定競争になりすぎている
新教育基本法は教育財政崩壊を防げるか
教育に於ける地方自治の役割
2「大衆教育社会のゆくえ」以降 10年後のリプライ
日大教授・黒崎勲氏の問題提起に答える
批判のポイント
社会的再帰性と実証研究の知
問題構築の過程実証研究の知
☆「人生のくくり方」 加藤秀俊 NHKブックス 1981年 ⑨【再掲載 2017.9】
◇地位と栄誉
□人間は組織的な動物
首長制 ミクロネシア,インディアン
世襲制 原始部族社会 300~500人
帝国 チンギス・ハン 10人で班
10班で100人部隊 → 1000人の軍団(十進法)
□リーダー
日本では実力主義・競争主義
= 「能力さえあれば社会的地位を築ける」
「立身出世」
位階勲等の制
602年~
当てはまらない人 地下の人
三位階
①勅授 天皇から直任 勅 5位以上
②奏授 大臣から任命 奏 6,7位
③判授 太政官より任命 判 8位以下
軍隊
3位以上 月卿
4,5位以上 殿上人 雲客
→ 雲上人(宮廷に入ることを許される)
大蔵省と文部省
= 大宝律令のときにつくられ、今も健在
□宮中位階勲等制度
1875(明治8)年
国家公務員職階制
現在11位階
行政職
合計11級(各級1号棒~32号棒)
指定職 (勅任官相当)
- 地位上昇は通過儀礼
□人間の能力
能力は単一のものではない
- 人間の生活や活動の領域は多様
能力は多面的
◎ 特定された側面だけの優勢は他の領域での優劣とは関係ない
人事考査
職階制
組織の中での人間の実務能力というたった一つの尺度であ
るにすぎない
□栄誉ある賞
ノーベル賞・文化勲章1937・文化功労賞・文学賞・スポーツ賞
□立身出世を口にしなくなった
= 日本社会が大衆社会化した