今回は 都司嘉宣さんの「千年震災」紹介 1回目です

先日 静岡県の地方局で
地震特別番組が放送されました
その番組に都司さんが出演し 
地震に備えることの大切さについて訴えていました

番組によると これまで想定されていた津波より 
大きな津波がやってくる可能性が高いとのこと

遠州灘海岸沿いのわたしたちの地域には
地震後 5分間の内に 津波が襲ってくる可能性があると言います
地域には 高い建物はありません
三方原台地にもかなりの距離があります
5分間で何ができるか…
避難の仕方について 家族で話し合う大切さを感じました


昨日は午前に勤務校PTAの資源物回収がありました
保護者の方が地域の方が家の前に出してくれた資源物を
車で集め 学校にもってきてくれました
それを 資源物回収車に乗せ替える作業を 
PTA専門部の方と行いました
そう長い時間ではないのですが よい運動となりました
午後 眠くなってしまいました
保護者 地域の方に感謝です









☆「千年震災」都司嘉宣 ダイヤモンド社 ① 2011年




◇千年に一度の震災の正体

1千年に一度の震災の正体

□貞観の震災以来の出来事

○「三大実録」に記録 869(貞観11)年
陸奥国で大きな地震 → 津波

当時の陸奥国は今の青森・岩手・宮城・福島  隣国は常陸国

今回の震災との一致

陸奥国の国府 多賀城(今の仙台と塩竃の間)
城下にまで津波の記録

1142年ぶり 原著 「海を去ること十数里」50~100里



○津波の時に立つ火柱
三大実 「流光昼のごとく」といしう表現
↑  
地下のメタンガスが出て火? メタンハイトレート

1611(慶長16)年の慶長三陸津波でも
今回のものは5百年間隔で起きるのかもしれない

つくば市の産業総合研究所  今回早速砂集め

 東北大・今村文彦先生
昨年度、千年に一度はやってくる連動型の津波地震を解明しよう
  というミレニアム津波に関する研究

貞観の津波 と 沖縄の八重山


 連動型の巨大地震
今回 三陸沖+宮城沖+福島沖

1707年 宝永地震(東海+南海)
土佐清水で14mの津波 10~15m級の津波
当時も津波が来るまで約30分

三陸・田老の防潮堤(18m)無意味ではなかった 
津波の勢いが消されていた


○「想定外の大津波」
江戸時代 1611年(慶長16年)の慶長の大津波
今回より規模は小

 これ以外にも4回 それほどたいした津波ではない
安政 3(1856)年 震源 三陸~北海道
明治29(1896)年 明治の三陸津波
米国地質研究所のアトウォーター博士の研究
オレゴン州・ワシントン州(太平洋岸)
300年くらい前に津波か 1700年±1年
M9 海溝型の超巨大地震


○ 先人の知恵に学ぶ震災対策
地層の中に地震の置き手紙

古文書類
明応東海地震 1498年9月 静岡県志太郡で流死2万6千人(日本全体)



○震災時の対応法
大津波警報の時は絶対に避難所を離れてはいけない
  注意報の時は海岸近くに行ってはいけない

① 一人二人は遊んでいる(ニュース)

② 車で逃げてはいけない

③ 5階建て以上のビルに避難する


○失われていく国土
高知市 1回南海地震が起きると1.2m沈下 60㎝は戻らない
岬の先端以外の海岸は大きな地震の後沈下する

今回の津波は二重構造
日本沿岸近くで40~50mすべった 半径50㎞以内の狭い範囲


○2つの地震が被害を増幅させた
「稲むらの火」小学校教科書に復活 ヤマサ醤油の本家本元の話

◎ 南海地震 100年おき 前回1946年は小 → 次回

◎ プロ・アマを通じて前兆現象が報告されていない
東海地震の想定はM8.4 今回はM9.0  8倍

巨大地震の前後に活断層が残る


○連動する巨大地震
長野県の地震は余震ではなく応力場の急変により誘発された地震

安政大地震  お寺の記録

液状化    旧河川跡地