今回は 岡崎満義さんの 「人と出会う」を紹介します

元・編集者の岡崎さんが出合った人々について書かれています

出版社の案内には
「元『文藝春秋』『ナンバー』編集長が語るとっておきの逸話集。学者・作家・
 芸術家・アスリートなど38人の人間万華鏡」
とあります

この紹介では ひと言紹介のようになってしまいましたが
本には 詳しく書かれています


今回印象に残った言葉は
・山下清さんの「無限循環小数的な会話」
・宮本常一さんの「大きい耳と強い脚。それがジャーナリストには必要最低限」

楽しめる本でした



※浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー
 ものづくりの街 浜松
 行くたびに新しい感動が得られる 山田卓司さんの世界
 現在「海洋堂×小池徹弥 ネイチャージオラマワールド」展開催中(6/28まで)
 ホームページをご覧になってください








☆「人と出会う」岡崎満義 岩波書店 2010年



◇丸山真男  
  頭脳労働者の話芸


◇川端康成  
  最期の13枚


◇林達夫   
  枕木ベンチのある庭


◇古在由重  
  霊魂は不滅です 
  唯物論学者


◇石垣りん  
  印肉グラデーションのはんこ 
 「レモンとねずみ」


◇清水幾多郎 
  社会学者


◇大島浩   
  陸軍軍人・外交官・ドイツ大使  
  ヒトラーは天才です


◇小林秀雄  
  温かくポッと光る目


◇立原正秋  
  早春の産毛


◇松本清張  
  うるさい、尻を押せ


◇司馬遼太郎 
  白髪が黄ばんだら


◇阿部真之助 
  理性は本能に勝てない


◇大内兵衛  
  ブタ箱のドラマ


◇児玉隆也  
 「8.15学校」の同級生


◇岡本太郎  
  人生3回決意説


◇山下清   
  無限循環小数的な会話


◇宮本常一  
  大きい耳と強い脚 ~ ジャーナリストの原型
  
  1960年「忘れられた日本人」未来社 目から鱗
  
  「週刊文春」旅ガイドコラム 昭和37年 
↓   400字詰原稿用紙一枚ぴたりの原稿
  
        ↓   昭和56年1月宮本氏逝去 
            岡崎氏は「ナンバー」編集長


     「旅のしおり」
とにかく現場に行く。
        人々が生活する場所に出向いてゆっくり話を聞く。
        「大きい耳と強い脚。それがジャーナリストには必要最低限」


◇岡崎満義   
  1936年  京都大学文学部卒