今回は 5月 7日に続いて 大橋敦夫さん 西山秀人さんの
「三日でわかる古典文学」の紹介 9回目です


出版社の案内には

「古事記、源氏物語、枕草子など30以上の古典文学作品の常識と基礎を図解で解説。
 教科書ではわからない面白さ!」

「無数の作品群を誇る日本の文学史の中から、近・現代の文学作品とのつながりを考慮
 して作品を選別。通史的展望と新たな視座を持ち、古典文学の基本と常識を解説する
 次世代型の入門書。」

とあります

今回は「新古今和歌集」「徒然草」「平家物語」



今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「古代から中世への過渡期が生んだ意識 無常観 → 『幽玄』と『艶』」

・「多くの隠遁放浪の追随者を生んだ西行の生き方」
「多くの隠遁放浪の追随者を生んだ西行の生き方」
- 我が地区にも西行さんの伝説が残されています

・「寛大で柔軟な心は限界を持たない」
- わたしの苦手なところ…




昨日は1日体を動かしました
畑に夏野菜苗植えの準備
勤務校PTAの資源物回収
田の畦草刈り
畑の耕耘
畑に百本のサツマイモ苗さし
ぐっすりと寝ましたが 腰痛が少し心配です





※浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー
 ものづくりの街 浜松
 行くたびに新しい感動が得られる 山田卓司さんの世界
 詳しいことはホームページをご覧になってください
 ホームページにも魅力がいっぱい詰まっています










☆「三日でわかる古典文学」 大橋敦夫・西山秀人 ダイヤモンド社 2000年 ⑨



◇新古今和歌集

「幽玄」と「艶」
1500首の歌が競われた空前絶後の歌合

1201年6月後鳥羽院
    →「新古今和歌集」1205年3月~

1207~1210 改訂 → 1978首

承久の乱で失脚
    → 隠岐島 そこでも改訂



 古代から中世への過渡期が生んだ意識
無常観 → 「幽玄」と「艶」



 人間と和歌とを一体化させ新古今風を築いた藤原俊成
「幽玄体」の生みの親・藤原俊成



 多くの隠遁放浪の追随者を生んだ西行の生き方
23歳で出家し自由に生きた西行



 後世に古典と美意識を残した藤原定家
後鳥羽院失脚で歌壇に返り咲き

  神経過敏で万病の持ち主・定家

父の「幽玄」→「余情妖艶」

 




◇徒然草

「つれづれなるままに」映ったもの



 ジャーナリスト兼好ができあがるまで
  歌人・有職故実家として名高い・兼好 卜部兼好

   青年期の貴族社会の体験そして社会

 

 多くの隠遁放浪の追随者を生んだ西行の生き方


 心が「ゆるく」「やはらや」ならば損はしない
自分も他人も頼りにしないこと

寛大で柔軟な心は限界を持たない




 
◇平家物語

 琵琶法師と聴衆が育てた軍記物語
西と東 大学と歌謡の合体が生んだ作品

兼好「徒然草」226段に成立経緯

  中山行長 慈円のサロン 生仏(盲目法師)
  出会い



「平家物語」を普遍的作品にした「諸行無常」
成り上がった清盛はおごれる者の象徴

思慮深く滅びを予感する息子・重盛

戦に失敗続きの一族の落ちこぼれ維盛
富士川の戦 - 戦わずして敗退

   一族きっての猛者で罪を背負う重衡

   木曾義仲
  建礼門院徳子