「お母さんの話はとても下手だ。けれども、お母さんのお話にはお乳の味がする。今日、 
学校に来て話をしてくれた先生は、有名な先生だったけれども、あの先生のお話はミル
 クの味がしなかった」」

 親の愛は理屈で割り切れない







今回は、3月28日に続いて、高田好胤さんの
「後胤の言葉」の紹介 4回目です。




出版社の案内には、


「高田好胤がラジオを通して全国の人々に語りかけた『心を救う』三分間のはなし。」



とあります。








今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「天武以来、神棚と仏壇」


・「ご先祖には香りがいちばんの御馳走」


・「お年寄り
  『もったいない』 
  『ありがたい』 
  『おかげさまで』」


・「人間の心の中には、貪り、怒り、愚か、トン・デン・チ3つの毒(煩悩)があり、そ
れを出さないように修練が大切」


・「環境を支えるよりも心でその環境を変えていくという心掛け、わたしはここに存外幸
  せへの門出があると思うのです」


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☆「好胤の言葉」高田好胤 学生社 2011年 ④



◇ご先祖を祀る方法

 薬師寺
 ~ 天武天皇  
    家庭生活の中に仏壇を守ると言うことを定められた


天武以来、神棚と仏壇
        

 ご先祖には香りがいちばんの御馳走 
身を通してご先祖の大切さを伝える





◇お年寄りの智恵

 お年寄り
  「もったいない」 
  「ありがたい」 
  「おかげさまで」


※ わたしは、お年寄りと子どもをきっぱり分けたところに、日本の若者の心が非情にす
 さんで干からびてきた大きな原因があるように思うのです。
 
  お年寄りの心は智恵





◇知識と智慧の違い

 知識からは不平不満が出てくる、智慧の心からは喜びと感謝の心が出てくる


 仏の智慧の心は慈悲の平等 知識はただ知るという双代分別、差別の心から
 

※ 新しい知識に古い智慧たばこでも新しい葉っぱだけではおいしくない。新しい葉っぱ
 に古い葉っぱが混ぜ合わさっていけば…





◇人の心はかいらい師

 人ごころ <くつの箱に似たるかな、仏を出したり鬼を出して>

  ↑↓

人間の心の中には  
   貪り、怒り、愚か、トン・デン・チ3つの毒(煩悩)

→ それを出さないように修練が大切

    一切衆生悉有仏性 





◇仏も昔は凡夫なり

 京都祗王寺
   祗王という尼さんが人になって住んだお寺

  祗王 ~ 平清盛から寵愛を一身に受けた人 祗王の妹は祗女

     ↓

 仏御膳に清盛の心が動く



妹の祗王の妹とともに祗王寺に住む(尼さん)


※ 仏も昔は凡夫なり、われらもいつかは仏なり、共に仏性具せる身よ 隔つるのみこそ
 悲しけれ(涙ながらにうたった今様)





◇幸せへの門出

 自分の心で環境を変えていくことを真剣に!


 気持ちの持ちよう ものは受け取りようの中に案外幸せというものがある


※ 環境を支えるよりも心でその環境を変えていくという心掛け、わたしはここに存外幸
 せへの門出があると思うのです





◇お乳の味がする話

 昔 しつけ 娘時代に母親になる訓練が肉体的にも精神的にも



 これが今日足りないから悲劇が…  = 訓練の欠如


「お母さんの話はとても下手だ。けれども、お母さんのお話にはお乳の味がする。今日、
 学校に来て話をしてくれた先生は、有名な先生だったけれども、あの先生のお話はミル
 クの味がしなかった」」


※ 親の愛は理屈で割り切れない