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「現代の現代性-何が終わり何が始まったか」岩波書店 2015年 ① [読書記録 一般]

アダム・スミス
「社会のためと称して商売している徒輩が社会のために良いことをたくさんしたという話
 は未だかつて聞いたことがない」








今回は、岩波書店より出ている
「現代の現代性-何が終わり何が始まったか」の紹介 1回目です。




出版社の案内には、


「私たちが生きるこの現代社会で,いま何が終わり,何が始まっているのだろうか.3.11(東日本大震災と原発事故)をはじめとした危機的転換の意味もふまえ,諸論考と座談会
 を通して考える.執筆者は,全編集委員のほか,ジョン・ダワー,西谷修,斎藤美奈子,
 野家啓一,加藤典洋,橋爪大三郎,吉岡斉,斎藤環,広井良典.」



とあります。



今回紹介分より強く印象に残った言葉は…

・「資本主義を構成する個人は、自分自身の利害に自分自身の快楽に反してまで私的利益
  を追求し、冨の蓄積に邁進しているのである」


・「パノプティコン型監視は近代社会の至る所にありほとんどすべての人が体験している」


・「監視により実現される権力、つまり規律訓練型の権力の基で個人は普段の反省を強い
  られる」


・「歴史から<いま>をたたき出す」






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☆「現代の現代性-何が終わり何が始まったか」岩波書店 2015年 ①

1.JPG

◇現代をどう捉えるのか
 
□民主主義を超える民主主義に向けて 

 私的空間における公共空間の植民地化  
   ラインの喧嘩


「アクト・オブ・キリング」へ
「アクト・オブ・キリング」1965-66

200万人が虐殺されたインドネシア

1965.9.30 スカルノの親衛隊が起こしたクーデター

華僑を誘拐し拷問、虐殺



民間人が民兵やギャング(ブレマン)が虐殺
     
   首謀者はブレマン   
勝ち組であり今では国の名士

 



□動物化  

 ギリシア語 

 「生」 ゾーエ = 動物的な生 = 生きること

     ビオス = 形式を持つ生 生活 生き方 = よりよく生きる
   
 ジョルジュ・アガンベン『ホモ・サケル』     

 



□超パノプティコンの逆説 

 私的利益の追求

 アダム・スミス
 「社会のためと称して商売している徒輩が社会のために良いことをたくさんしたという
  話は未だかつて聞いたことがない」
  
            ∥

         伝統的な常識
   
◎ 資本主義を構成する個人は、自分自身の利害に自分自身の快楽に反してまで私的利益
 を追求し、冨の蓄積に邁進しているのである      

 




□パノプティコン
 
 フーコー「規律訓練型」ディシプリン

◎パノプティコン型監視は近代社会の至る所にありほとんどすべての人が体験している
  
  
 ◎監視により実現される権力、つまり規律訓練型の権力の基で個人は普段の反省を強い
 られる
 
                   |

 権力とともに発効している規範がある。個人の任意の行為を体験に関して、その規範に
照らして妥当だったのか、それとも不適切だったのか。このことをその当の個人は不断に
反省せざるを得なくなるのだ     

 



□主体化
 




□存在の抽象性 





□未来の他者との連帯

 苦難としての「神との出会い」

  歴史から<いま>をたたき出す
  
  予定説のもう一つの活用法







2 歴史から見た21世紀の科学技術 中島秀人 

(中略)

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