五木寛之「第28話 コロナ禍に思うこと~その4」(連載『五木寛之のラジオ千夜一夜』-月刊「ラジオ深夜便」誌より)① /「なぜ学校に行かせるの」寺脇研 日本経済新聞社 1997年 ①【再掲載 2014.4】 [読書記録 一般]
今回は、月刊『ラジオ深夜便』誌より、五木寛之さんの
「第28話 コロナ禍に思うこと~その4」の紹介1回目です。
月刊「ラジオ深夜便」誌を購読しています。
放送のエッセンスが載せられていて、わたしは広い知恵を学んでいます。
もう一つ、再掲載になりますが、寺脇研さんの
「なぜ学校に行かせるの」①を載せます。
「ミスターゆとり教育」、ゆとり教育の旗振り役を務めていた寺脇さんの本。
読み直してこの25年間の学校教育振り返りました。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆五木寛之「第28話 コロナ禍に思うこと~その4」(連載『五木寛之のラジオ千夜一夜』-月刊「ラジオ深夜便」誌より))①
□五木寛之
1932(昭和7)年、福岡県生まれ。作家。2005(平成17)年スタートの「わが人生の
歌語り」以来、<ラジオ深夜便>にレギュラ-出演する。『親鸞』『回想のすすめ』
等、著書多数。88歳になった今も、小説やエッセーをはじめ幅広い活躍を続ける
五木宽之さんが、自らの来し方を振り返りながら、毎回さまざまなテーマで語りま
す。
前回は、新型コロナウイルスの流行という困難な状況を念頭に、800年以上前
の日本で生まれた「他力」という思想について、私なりの解釈をお話ししました。
「他力」とは、本来、宗教用語ですが、人生で起こるありとあらゆることが自分
一人の力によるものではないといぅ考え方だと私は考えています。
私たちは皆、この世の森羅万象、地球上のすべての人々によって生かされている
存在なのではないでしょぅか。
◇「他力」の考え方で絶望に苦しむこともなく、自分らしく生きられるのではない だろうか
人生には、どんなに頑張ってもやることなすことうまくいかないことがあるもの
です。
そんなとき、「あんなに頑張ったのに、なぜ」と悲憤慷慨してしまうと、よけい
につらい思いをするだけかもしれません。
私は物事がうまく運ばないとき、「たまたま他力の風が吹かなかっただけだ」と考
えてみるようにしています。
すると、気持ちがす-っと楽になるのです。逆に、物事が想像以上にうまく運ん
だときは、「自分の力ではない。他力のおかげだ」と考えることで、天狗にならず
に済んでいるように思います。
自分の力ですべてをコントロールしていると考えてしまうと、挫折したときは絶
望しやすく、うまくいったらいったで有頂天になり自分を見失いやすいのではない
か。
「他力」という考え方に思いをはせると、立ち直れないほどの絶 望に苦しむこと
もなく、自分らしく生きられるような気がするのです。
☆「なぜ学校に行かせるの」寺脇研 日本経済新聞社 1997年 ①【再掲載 2014.4】
◇何でもあり
前提
- 情報伝達手段の発展・国の豊かさ
「何でもあり」 ←→ 「こうでなければいけない」
学習 教育
◇熱血先生
熱血先生は押しつけ先生
- 先生の独りよがり = 押しつけ
これからの先生
「本当にやるべき責任だけを果たしてもらって,それ以上のことは押し
つけがましくやらない」
∥
◎ 本当にやるべく事を厚く
◇権利と責任
家庭教育
「していいことといけないことのけじめを教える」
権利と義務は表裏一体
= 家庭教育の役割
先生の守備範囲
本分 = 指導要領の中味をきちんと身に付けさせること
家庭・地域・自主性に任せる部分を
|
◎ 一生懸命にやってもだめだったら,それを自分の責任で引き受け
ていくことも大切
◇骨は強いが関節が弱い
小中のつなぎ 中高のつなぎ
小中一貫 中高一貫
◇寺脇研
1952(昭和27)年 福岡生まれ
1975(昭和50)年 東京大学法学部卒業 ミスター偏差値
以後 広島県教育長 文部省医学教育課長
現在 文部省生涯学習局生涯学習振興課長(当時=ハマコウ註)
◇勉強
理由目的
「夢を実現したいから」 → 苦しいことには耐えられる
|
◎ 自発的に勉強する子を育てる
進路指導
= 子供が夢を見つけていく時間 生活科・社会科
◇生きる力
人生80年
生きる力 = 百年を生き抜いていく力
◇小中学校教育
市町村の裁量で
- 負担も市町村民が
30人学級も可能
~ 予算上積・自己負担
先生は親や子供によく説明すべき = 説明責任
官僚制
~ 人への責任転嫁・自分のみ大過なく
日教組 対 文部省
◇学校が変われば生徒も変わる
悪いと思われている学校ほど中を見せるべき
∥
今以上に評判が悪くなることはない
= 積極的に学んでいる姿を外に
◇公立と私立
私立 … 特定の目的
公立 … 特定の意識を持たない ~ いろいろな人間
◇校区の弾力化
留意 … 学校を選ぶのはあくまでも子供 - 定数制が問題
◇就職協定廃止
企業
「学歴・卒業歴ではなく,学校で何を学んできたか,どんな人間かを
じっくり見て採用する」事が大切
↓
◎ 良い学校に入ったらいい企業に入る世の中の崩壊
∥
◎ 企業が変わっている(終身雇用制の崩壊)
「第28話 コロナ禍に思うこと~その4」の紹介1回目です。
月刊「ラジオ深夜便」誌を購読しています。
放送のエッセンスが載せられていて、わたしは広い知恵を学んでいます。
もう一つ、再掲載になりますが、寺脇研さんの
「なぜ学校に行かせるの」①を載せます。
「ミスターゆとり教育」、ゆとり教育の旗振り役を務めていた寺脇さんの本。
読み直してこの25年間の学校教育振り返りました。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆五木寛之「第28話 コロナ禍に思うこと~その4」(連載『五木寛之のラジオ千夜一夜』-月刊「ラジオ深夜便」誌より))①
□五木寛之
1932(昭和7)年、福岡県生まれ。作家。2005(平成17)年スタートの「わが人生の
歌語り」以来、<ラジオ深夜便>にレギュラ-出演する。『親鸞』『回想のすすめ』
等、著書多数。88歳になった今も、小説やエッセーをはじめ幅広い活躍を続ける
五木宽之さんが、自らの来し方を振り返りながら、毎回さまざまなテーマで語りま
す。
前回は、新型コロナウイルスの流行という困難な状況を念頭に、800年以上前
の日本で生まれた「他力」という思想について、私なりの解釈をお話ししました。
「他力」とは、本来、宗教用語ですが、人生で起こるありとあらゆることが自分
一人の力によるものではないといぅ考え方だと私は考えています。
私たちは皆、この世の森羅万象、地球上のすべての人々によって生かされている
存在なのではないでしょぅか。
◇「他力」の考え方で絶望に苦しむこともなく、自分らしく生きられるのではない だろうか
人生には、どんなに頑張ってもやることなすことうまくいかないことがあるもの
です。
そんなとき、「あんなに頑張ったのに、なぜ」と悲憤慷慨してしまうと、よけい
につらい思いをするだけかもしれません。
私は物事がうまく運ばないとき、「たまたま他力の風が吹かなかっただけだ」と考
えてみるようにしています。
すると、気持ちがす-っと楽になるのです。逆に、物事が想像以上にうまく運ん
だときは、「自分の力ではない。他力のおかげだ」と考えることで、天狗にならず
に済んでいるように思います。
自分の力ですべてをコントロールしていると考えてしまうと、挫折したときは絶
望しやすく、うまくいったらいったで有頂天になり自分を見失いやすいのではない
か。
「他力」という考え方に思いをはせると、立ち直れないほどの絶 望に苦しむこと
もなく、自分らしく生きられるような気がするのです。
☆「なぜ学校に行かせるの」寺脇研 日本経済新聞社 1997年 ①【再掲載 2014.4】
◇何でもあり
前提
- 情報伝達手段の発展・国の豊かさ
「何でもあり」 ←→ 「こうでなければいけない」
学習 教育
◇熱血先生
熱血先生は押しつけ先生
- 先生の独りよがり = 押しつけ
これからの先生
「本当にやるべき責任だけを果たしてもらって,それ以上のことは押し
つけがましくやらない」
∥
◎ 本当にやるべく事を厚く
◇権利と責任
家庭教育
「していいことといけないことのけじめを教える」
権利と義務は表裏一体
= 家庭教育の役割
先生の守備範囲
本分 = 指導要領の中味をきちんと身に付けさせること
家庭・地域・自主性に任せる部分を
|
◎ 一生懸命にやってもだめだったら,それを自分の責任で引き受け
ていくことも大切
◇骨は強いが関節が弱い
小中のつなぎ 中高のつなぎ
小中一貫 中高一貫
◇寺脇研
1952(昭和27)年 福岡生まれ
1975(昭和50)年 東京大学法学部卒業 ミスター偏差値
以後 広島県教育長 文部省医学教育課長
現在 文部省生涯学習局生涯学習振興課長(当時=ハマコウ註)
◇勉強
理由目的
「夢を実現したいから」 → 苦しいことには耐えられる
|
◎ 自発的に勉強する子を育てる
進路指導
= 子供が夢を見つけていく時間 生活科・社会科
◇生きる力
人生80年
生きる力 = 百年を生き抜いていく力
◇小中学校教育
市町村の裁量で
- 負担も市町村民が
30人学級も可能
~ 予算上積・自己負担
先生は親や子供によく説明すべき = 説明責任
官僚制
~ 人への責任転嫁・自分のみ大過なく
日教組 対 文部省
◇学校が変われば生徒も変わる
悪いと思われている学校ほど中を見せるべき
∥
今以上に評判が悪くなることはない
= 積極的に学んでいる姿を外に
◇公立と私立
私立 … 特定の目的
公立 … 特定の意識を持たない ~ いろいろな人間
◇校区の弾力化
留意 … 学校を選ぶのはあくまでも子供 - 定数制が問題
◇就職協定廃止
企業
「学歴・卒業歴ではなく,学校で何を学んできたか,どんな人間かを
じっくり見て採用する」事が大切
↓
◎ 良い学校に入ったらいい企業に入る世の中の崩壊
∥
◎ 企業が変わっている(終身雇用制の崩壊)
「教え方ガイドブック」志水廣 明治図書 2006年 ⑤ /「日本の名句名言」増原良彦 講談社現代新書 1988年 ③【再掲載 2014.4】 [読書記録 教育]
今回は、9月26日に続いて、志水廣さんの
「算数力がつく教え方ガイドブック」5回目の紹介です。
出版社の案内には、
「子どもの内なる知を引き出す算数授業ガイドブック決定版。
志水流算数・数学の授業論はつとに知れ渡っているが、この指導法の柱、
○つけ法も、復唱法も、自ら学ぶ問題解決型授業に迫るためのもの。こ
れら、子どもの内なる知を引き出し構成する授業のノウハウを、基礎基
本から高度なテクまで、実例をいれていただきながら示す。」
とあります。
今回紹介分で強く印象に残った言葉は…
・「教えるべきことは簡潔に手際よく教えていく」
・「広げていくためには適用問題をやること。でも,その前に一斉学習でやる
べきこと」
・「教科書通りの授業ができたらかなりの腕前」
・「算数教科書は幕の内弁当的な構成
問題文 情景図 式 考え方 まとめ 練習」
もう一つ、再掲載になりますが、増原良彦(ひろさちやさんの本名)さんの
「日本の名句名言」③を載せます。
次の文を見るたびに、なるほどなあと思います。
「日本の考え方
会社役員 会社員より派閥の利害
政治家 国民に対する政治責任よりも党利党略
大学教授 学生教育より自分の後輩」
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「教え方ガイドブック」志水廣 明治図書 2006年 ⑤
11 問題解決型授業のモデル
1 問題解決型授業の流れ
広島県竹原市立忠海西小学校
2 具体的取り組み P34~37
12 教えることと考えさせること
1 教えることと考えさせることの区別
「教えるべきこと」 数学での定義に当たること
「考えさせるべきこと」 数学での性質(定理)に当たること
また,定義の適用も
◎ 定義と性質の区別
「定義」の教科書での表現
○「~といいます」「~は~です」「~と書き,~と読みます」
教えるべきことは簡潔に手際よく教えていく
13 1を聞いて10を生み出す力
1 算数の授業はピンポイント学習だ
概念理解のために
① 定義を言葉で言える
② 具体例を挙げることができる
③ 方法を言える
④ 図や絵に表すことができる
⑤ 理由を言える
⑥ 適用問題を解くことができる
具体例 1~2が多いが広げて類推できるようにする
2 広げていく指導のあり方
広げていくためには適用問題をやること
∥
でも,その前に一斉学習でやるべきこと
Ⅱ 教科書の扱い方
14 算数の教科書の特質
1 教科書通りに教えることができたら一人前
教科書通りの授業ができたらかなりの腕前
2 安心感の根拠
支持される理由
① 算数の基礎基本の内容が載っている
② 指導要領により作られ検定を受けている
③ 時間とエネルギーが掛けられている
④ 親切で丁寧である
3 親切で丁寧であること
算数教科書
問題文 情景図 式 考え方 まとめ 練習 = (幕の内弁当)
4 実際の教科書で
書き込みのスペース
15 教科書の役割は
1 子どもと教師にとっての役割 P44
2 教科書に書き込む
事前
・学習問題,学習課題を明確にする … マーカー
・ヒントはどこか? 教師が工夫したヒントを書き込む
・ねらいは何か? 知識・技能と考え方
・子どもが使用する空きスペースは式,答えなどを書く
・定義と性質を区別する
・必要な準備物を書き込む
本番
・子どもが難しかった問題があれば,その場でメモする 10秒で
事後の反省
・授業後5分間で処理する
・子どもの反応(よい考え,つまずき)で気が付いたことをメモする
・問題に対する正答率もメモするとよい
・今終わったところを線で区切る
16 教科書の使い方のパターン
1 教科書の使い方はほぼ5つである
① 実際→教科書→実際型
② 教科書→実際型
③ 実際→教科書型
④ 教科書型 教科書のみ
⑤ 実際→型 教科書を離れて
☆「日本の名句名言」増原良彦 講談社現代新書 1988年 ③【再掲載 2014.4】
◇「御神酒あがらぬ神はない」
吉田兼好
「下戸ならぬこそ、をのこはよけれ」
井原西鶴
「世の中に下戸の建てたる蔵もなし」
若山牧水
「白玉の歯にしみとほる秋の夜の酒は静かに飲むべかりけり」
井伏鱒二
「コノサカヅキヲ受ケテクレ ドウゾナミナミツイデオクレ
ハナニアラシノタトヘモアルゾ 『サヨナラ』ダケガ人生ダ」
|
◎日本人はヨーロッパ人の半分しかアルデヒド脱水素酵素を持っていない
◇「人間五十年。化天の内をくらぶれば夢幻のごとくなり」幸若
幸若舞曲『敦盛』
「人間五十年。下天の内をくらぶれば夢幻のごとくなり」
◎ 我々の一生は短い、かりに一生が50年だとすればそれは下天の一昼
夜でしかない
◇「花は桜木人は武士」『仮名手本忠臣蔵』
花
「花」といえば平安後期までは「梅」
平安後期からは 桜
江戸時代の武士の美意識
独善的な支配者
◇「武士道と云は、死ぬ事と見つけたり」 山本常朝『葉隠』
□ノブレス・オブリージュ(仏語)
高貴なる者にはそれだけの大きな義務がある
= 高貴なる者の責任は大
◎戦争になるとイギリスではまず王家の者が銃を持って戦場に出掛ける。
◎戦場での死亡率もエリート層の方が高い。
フォークランド戦争ではアンドリュー王子が率先して戦場に!
|
法の下での平等はそのままにエリート層の道義的義務を高くしよ
うという考え方
イスラム
鞭打ちの刑 - 自由人は奴隷の二倍
↑↓
日本のエリート層
被害者意識ばかりが強くて「高貴なる者の義務」無自覚
「武士は食わねど高楊枝」 = 外面だけ取り繕う
∥
武士に支配者としての自覚がなかった
関心は「主君に気に入られること」
∥
◎ 主君の飼い犬であって被支配者階級における支配者としての責任は
これっぽっちも持っていなかった
□日本の考え方
会社役員
会社員より派閥の利害
政治家
国民に対する政治責任よりも党利党略
大学教授
学生教育より自分の後輩
「算数力がつく教え方ガイドブック」5回目の紹介です。
出版社の案内には、
「子どもの内なる知を引き出す算数授業ガイドブック決定版。
志水流算数・数学の授業論はつとに知れ渡っているが、この指導法の柱、
○つけ法も、復唱法も、自ら学ぶ問題解決型授業に迫るためのもの。こ
れら、子どもの内なる知を引き出し構成する授業のノウハウを、基礎基
本から高度なテクまで、実例をいれていただきながら示す。」
とあります。
今回紹介分で強く印象に残った言葉は…
・「教えるべきことは簡潔に手際よく教えていく」
・「広げていくためには適用問題をやること。でも,その前に一斉学習でやる
べきこと」
・「教科書通りの授業ができたらかなりの腕前」
・「算数教科書は幕の内弁当的な構成
問題文 情景図 式 考え方 まとめ 練習」
もう一つ、再掲載になりますが、増原良彦(ひろさちやさんの本名)さんの
「日本の名句名言」③を載せます。
次の文を見るたびに、なるほどなあと思います。
「日本の考え方
会社役員 会社員より派閥の利害
政治家 国民に対する政治責任よりも党利党略
大学教授 学生教育より自分の後輩」
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「教え方ガイドブック」志水廣 明治図書 2006年 ⑤
11 問題解決型授業のモデル
1 問題解決型授業の流れ
広島県竹原市立忠海西小学校
2 具体的取り組み P34~37
12 教えることと考えさせること
1 教えることと考えさせることの区別
「教えるべきこと」 数学での定義に当たること
「考えさせるべきこと」 数学での性質(定理)に当たること
また,定義の適用も
◎ 定義と性質の区別
「定義」の教科書での表現
○「~といいます」「~は~です」「~と書き,~と読みます」
教えるべきことは簡潔に手際よく教えていく
13 1を聞いて10を生み出す力
1 算数の授業はピンポイント学習だ
概念理解のために
① 定義を言葉で言える
② 具体例を挙げることができる
③ 方法を言える
④ 図や絵に表すことができる
⑤ 理由を言える
⑥ 適用問題を解くことができる
具体例 1~2が多いが広げて類推できるようにする
2 広げていく指導のあり方
広げていくためには適用問題をやること
∥
でも,その前に一斉学習でやるべきこと
Ⅱ 教科書の扱い方
14 算数の教科書の特質
1 教科書通りに教えることができたら一人前
教科書通りの授業ができたらかなりの腕前
2 安心感の根拠
支持される理由
① 算数の基礎基本の内容が載っている
② 指導要領により作られ検定を受けている
③ 時間とエネルギーが掛けられている
④ 親切で丁寧である
3 親切で丁寧であること
算数教科書
問題文 情景図 式 考え方 まとめ 練習 = (幕の内弁当)
4 実際の教科書で
書き込みのスペース
15 教科書の役割は
1 子どもと教師にとっての役割 P44
2 教科書に書き込む
事前
・学習問題,学習課題を明確にする … マーカー
・ヒントはどこか? 教師が工夫したヒントを書き込む
・ねらいは何か? 知識・技能と考え方
・子どもが使用する空きスペースは式,答えなどを書く
・定義と性質を区別する
・必要な準備物を書き込む
本番
・子どもが難しかった問題があれば,その場でメモする 10秒で
事後の反省
・授業後5分間で処理する
・子どもの反応(よい考え,つまずき)で気が付いたことをメモする
・問題に対する正答率もメモするとよい
・今終わったところを線で区切る
16 教科書の使い方のパターン
1 教科書の使い方はほぼ5つである
① 実際→教科書→実際型
② 教科書→実際型
③ 実際→教科書型
④ 教科書型 教科書のみ
⑤ 実際→型 教科書を離れて
☆「日本の名句名言」増原良彦 講談社現代新書 1988年 ③【再掲載 2014.4】
◇「御神酒あがらぬ神はない」
吉田兼好
「下戸ならぬこそ、をのこはよけれ」
井原西鶴
「世の中に下戸の建てたる蔵もなし」
若山牧水
「白玉の歯にしみとほる秋の夜の酒は静かに飲むべかりけり」
井伏鱒二
「コノサカヅキヲ受ケテクレ ドウゾナミナミツイデオクレ
ハナニアラシノタトヘモアルゾ 『サヨナラ』ダケガ人生ダ」
|
◎日本人はヨーロッパ人の半分しかアルデヒド脱水素酵素を持っていない
◇「人間五十年。化天の内をくらぶれば夢幻のごとくなり」幸若
幸若舞曲『敦盛』
「人間五十年。下天の内をくらぶれば夢幻のごとくなり」
◎ 我々の一生は短い、かりに一生が50年だとすればそれは下天の一昼
夜でしかない
◇「花は桜木人は武士」『仮名手本忠臣蔵』
花
「花」といえば平安後期までは「梅」
平安後期からは 桜
江戸時代の武士の美意識
独善的な支配者
◇「武士道と云は、死ぬ事と見つけたり」 山本常朝『葉隠』
□ノブレス・オブリージュ(仏語)
高貴なる者にはそれだけの大きな義務がある
= 高貴なる者の責任は大
◎戦争になるとイギリスではまず王家の者が銃を持って戦場に出掛ける。
◎戦場での死亡率もエリート層の方が高い。
フォークランド戦争ではアンドリュー王子が率先して戦場に!
|
法の下での平等はそのままにエリート層の道義的義務を高くしよ
うという考え方
イスラム
鞭打ちの刑 - 自由人は奴隷の二倍
↑↓
日本のエリート層
被害者意識ばかりが強くて「高貴なる者の義務」無自覚
「武士は食わねど高楊枝」 = 外面だけ取り繕う
∥
武士に支配者としての自覚がなかった
関心は「主君に気に入られること」
∥
◎ 主君の飼い犬であって被支配者階級における支配者としての責任は
これっぽっちも持っていなかった
□日本の考え方
会社役員
会社員より派閥の利害
政治家
国民に対する政治責任よりも党利党略
大学教授
学生教育より自分の後輩
「教えることの復権」大村はま・苅谷剛彦・苅谷夏子 ちくま新書 2003年 ③(最終) /「人の縁」(宮本常一『見聞巷談』八坂書房 2013年より⑥)【再掲載 2014.2】 [読書記録 教育]
今回は、9月25日に続き大村はまさん、苅谷剛彦さん、苅谷夏子さんの
「教えることの復権」3回目の紹介 最終です。
出版社の案内には、
「今、日本の教育界では、子どもの自主性を大切にしようと、『教える』
ことよりも『学ぶ』ことに重点を置きはじめたように見える。これまで
の『詰め込み』への反動であろう。だが一方で、教師の役割を軽視しす
ぎてはいないだろうか?本書では、教師が『教えるということ』をもう
一度正面から見つめ直し、今もっとも必要なことは何かということを、
すぐれた教師とその教え子、教育社会学者の間で徹底的に考える。」
とあります。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は‥
・「教えること以外に忙しすぎる教師。教育をよくしていくことは、教師
の仕事にどんどん新しい役割を付け加える足し算の発想でしか考えら
れていない教師の多忙化の中で授業の準備や研究の時間が削られてい
く」
・「社会が教師に求める多様な役割の前に教えない教師が増えていく」
・「『個性』がよい意味でしか使われていない。なぜか?」
・「失敗を許しつつ『分からないことを分からせる場、できなかったこ
とをできるようにさせる』場が学校である」
もう一つ、再掲載になりますが、宮本常一さんの
「人の縁」を載せます。
ここに描かれている市井の人が戦後の日本を支えていたと思わされます。
目立つことはないけれども誠実に努めることの大切さを感じました。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「教えることの復権」大村はま・苅谷剛彦・苅谷夏子 ちくま新書 2003年 ③(最終)
◇教えることの復権を 苅谷剛彦
1 徹底したリアリズム
・教師の仕事とは「教えること」
教えることの責任
職業倫理
・授業の具体性
目的-手段を明確にする
教科書に頼りすぎない
・身を以て教える
自分がモデルになることで教える
全体的であり具体的でありリアルである
2 教えない教師たち
・多忙な教師
教えること以外に忙しすぎる教師
教育をよくしていくことは、教師の仕事にどんどん新しい役割を
付け加える足し算の発想でしか考えられていない
教師の多忙化の中で授業の準備や研究の時間が削られていく
|
「忙しすぎるときに時間を削るのは授業準備だ。子どもには分から
ないと誰からも文句を言われないから」
|
社会が教師に求める多様な役割の前に教えない教師が増えていく
・教育目標と学習活動の曖昧なあるいはのんきな関係
・「考える」ところで「教えること」をしない誤解
手段であったはずの活動や体験の価値が強調されるあまり、活動
を促すこと、体験の場を与えること自体が教育の目標になってきて
いる
・意欲や関心は「学力」なのだろうか?
「意欲関心態度」を「学力」の一部に組み込んだことで目的と手段
との関係は曖昧になってしまった
= 「教えること」と「教え込み」の混同
※ 授業の自動化が進み教師は教えなくなる
・身を以て教えることのできない教師
「プロセスを具体的に示す」ことができない教師
目の付け所 が一番の問題
目の付け方
・頭の働かせ方を示す
・教えることを教える
・中教審が使う「個性」という言葉の意味は?
「個性」を別の言葉に置き換えてみる
→ 個性がよい意味でしか使われていない なぜか?
・「考える力」の教育の難しさ
3 教えることの復権を目指して
・なぜ教えるのですか
・社会的な役割としての「教えること」
・知性によってしか解決できない社会的困難
教えることのリアリズム
・練習の場としての学校
・失敗を組み込んだ練習の場
失敗を許しつつ「分からないことを分からせる場、できなかった
ことをできるようにさせる」場が学校である
・もう一度教師になる
「明日もまた教室に立って教えたい」
教師は教室で強大な特権を与えられている
∥
◎ その特権をどう使うのか?
☆「人の縁」(宮本常一『見聞巷談』八坂書房 2013年より⑥)【再掲載 2014.2】
70年あまりも生きてくると実にいろいろの人におうた。
そしてあうことによって私の人生のかえられてしまった例もある。
昭和6年頃であったと思う。
私はからだを悪くしていて郷里で療養していたのであるが、退屈しのぎに
購読していた「旅と伝説」という雑誌で昔話を募集していたので、母や祖父
からかいた話をかきためて投稿してみた。
期日はすぎていた。
ところが募集者の柳田国男先生から手紙をいただいて、そういう話をもっ
と集めるように、さらに古老からいろいろ聞き取りをするようにとすすめら
れた。
その後先生からたびたび手紙やハガキをいただき、次第に民俗学という学
問へのめりこんでいき、先生には特別に可愛がっていただいた印象がつよい。
先生にお目にかかったのは昭和9年であったが、学問の重要性を説かれて、
本気になって民俗調査にあるくようになった。
そして仲間の友だちと大阪民俗談話会を作って毎月集まりを持った。
その会へ昭和10年4月に渋沢敬三先生がおいでになり、やがて渋沢先生
のすすめでその主宰しておられる研究所アチック・ミューゼアムに入所した
のは昭和14年10月であった。
私には青雲の志というようなものもなかったし、また特別の才能もなかっ
た。
きわめて平凡な農家の子であったのだが、そのおかげで骨おしみをするよ
うなことはなかった。
ただそれだけの人間でしかなかったのだが、そしてまた一つの学問を追いか
けるようになって実に多くの人にあう機会を持った。
そして教えられることが多かった。
その人たちの中で特に印象に残ることのある人びとのことを考えてみると、
それぞれ生きている世界で、一つのことを熱心に追いつづけ、きずきあげて
いきつつある人であった。
学校の先生であったり、役場の職員であったり、農民であったり、漁民で
あったり、いろいろであるが、それぞれの世界にじっくりと根をおろし、実
に誠実に生きていた。
兵庫県の山中で出逢った村長さんは時の農商務大臣が
「あなたのような人を大臣にしてみたい」
といったというが、まさに大臣の器であったと思う。
この家を訪れるといつも「いらっしゃい」とは言わず「おかえりなさい」
と挨拶された。
するとこちらも「ただいま」と言って訪れねばならぬ。
その家を立ち去るときも「いってまいります」でないと調子がわるい。
実はそういう人たちが日本を支え育ててきたのだと思う。
昭和20年に日本が戦敗れたときも、私は多くのすぐれた野の人たちのこ
とを思いうかべて日本はかならず立ち直ることができるであろうと思った。
そうした人たちに対する信頼が私をここまで歩きつづけきせたことにも
なっている。
実に多くのすぐれた人たちにあうことができたのを私は何よりもありがた
く思っているが、私白身は周囲の人びとに対してどれほどのことをしてきた
のであろうかと反省させられることが多い。
(「国立社研通信」41号、社会教育研修所、昭和54年10月)
「教えることの復権」3回目の紹介 最終です。
出版社の案内には、
「今、日本の教育界では、子どもの自主性を大切にしようと、『教える』
ことよりも『学ぶ』ことに重点を置きはじめたように見える。これまで
の『詰め込み』への反動であろう。だが一方で、教師の役割を軽視しす
ぎてはいないだろうか?本書では、教師が『教えるということ』をもう
一度正面から見つめ直し、今もっとも必要なことは何かということを、
すぐれた教師とその教え子、教育社会学者の間で徹底的に考える。」
とあります。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は‥
・「教えること以外に忙しすぎる教師。教育をよくしていくことは、教師
の仕事にどんどん新しい役割を付け加える足し算の発想でしか考えら
れていない教師の多忙化の中で授業の準備や研究の時間が削られてい
く」
・「社会が教師に求める多様な役割の前に教えない教師が増えていく」
・「『個性』がよい意味でしか使われていない。なぜか?」
・「失敗を許しつつ『分からないことを分からせる場、できなかったこ
とをできるようにさせる』場が学校である」
もう一つ、再掲載になりますが、宮本常一さんの
「人の縁」を載せます。
ここに描かれている市井の人が戦後の日本を支えていたと思わされます。
目立つことはないけれども誠実に努めることの大切さを感じました。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「教えることの復権」大村はま・苅谷剛彦・苅谷夏子 ちくま新書 2003年 ③(最終)
◇教えることの復権を 苅谷剛彦
1 徹底したリアリズム
・教師の仕事とは「教えること」
教えることの責任
職業倫理
・授業の具体性
目的-手段を明確にする
教科書に頼りすぎない
・身を以て教える
自分がモデルになることで教える
全体的であり具体的でありリアルである
2 教えない教師たち
・多忙な教師
教えること以外に忙しすぎる教師
教育をよくしていくことは、教師の仕事にどんどん新しい役割を
付け加える足し算の発想でしか考えられていない
教師の多忙化の中で授業の準備や研究の時間が削られていく
|
「忙しすぎるときに時間を削るのは授業準備だ。子どもには分から
ないと誰からも文句を言われないから」
|
社会が教師に求める多様な役割の前に教えない教師が増えていく
・教育目標と学習活動の曖昧なあるいはのんきな関係
・「考える」ところで「教えること」をしない誤解
手段であったはずの活動や体験の価値が強調されるあまり、活動
を促すこと、体験の場を与えること自体が教育の目標になってきて
いる
・意欲や関心は「学力」なのだろうか?
「意欲関心態度」を「学力」の一部に組み込んだことで目的と手段
との関係は曖昧になってしまった
= 「教えること」と「教え込み」の混同
※ 授業の自動化が進み教師は教えなくなる
・身を以て教えることのできない教師
「プロセスを具体的に示す」ことができない教師
目の付け所 が一番の問題
目の付け方
・頭の働かせ方を示す
・教えることを教える
・中教審が使う「個性」という言葉の意味は?
「個性」を別の言葉に置き換えてみる
→ 個性がよい意味でしか使われていない なぜか?
・「考える力」の教育の難しさ
3 教えることの復権を目指して
・なぜ教えるのですか
・社会的な役割としての「教えること」
・知性によってしか解決できない社会的困難
教えることのリアリズム
・練習の場としての学校
・失敗を組み込んだ練習の場
失敗を許しつつ「分からないことを分からせる場、できなかった
ことをできるようにさせる」場が学校である
・もう一度教師になる
「明日もまた教室に立って教えたい」
教師は教室で強大な特権を与えられている
∥
◎ その特権をどう使うのか?
☆「人の縁」(宮本常一『見聞巷談』八坂書房 2013年より⑥)【再掲載 2014.2】
70年あまりも生きてくると実にいろいろの人におうた。
そしてあうことによって私の人生のかえられてしまった例もある。
昭和6年頃であったと思う。
私はからだを悪くしていて郷里で療養していたのであるが、退屈しのぎに
購読していた「旅と伝説」という雑誌で昔話を募集していたので、母や祖父
からかいた話をかきためて投稿してみた。
期日はすぎていた。
ところが募集者の柳田国男先生から手紙をいただいて、そういう話をもっ
と集めるように、さらに古老からいろいろ聞き取りをするようにとすすめら
れた。
その後先生からたびたび手紙やハガキをいただき、次第に民俗学という学
問へのめりこんでいき、先生には特別に可愛がっていただいた印象がつよい。
先生にお目にかかったのは昭和9年であったが、学問の重要性を説かれて、
本気になって民俗調査にあるくようになった。
そして仲間の友だちと大阪民俗談話会を作って毎月集まりを持った。
その会へ昭和10年4月に渋沢敬三先生がおいでになり、やがて渋沢先生
のすすめでその主宰しておられる研究所アチック・ミューゼアムに入所した
のは昭和14年10月であった。
私には青雲の志というようなものもなかったし、また特別の才能もなかっ
た。
きわめて平凡な農家の子であったのだが、そのおかげで骨おしみをするよ
うなことはなかった。
ただそれだけの人間でしかなかったのだが、そしてまた一つの学問を追いか
けるようになって実に多くの人にあう機会を持った。
そして教えられることが多かった。
その人たちの中で特に印象に残ることのある人びとのことを考えてみると、
それぞれ生きている世界で、一つのことを熱心に追いつづけ、きずきあげて
いきつつある人であった。
学校の先生であったり、役場の職員であったり、農民であったり、漁民で
あったり、いろいろであるが、それぞれの世界にじっくりと根をおろし、実
に誠実に生きていた。
兵庫県の山中で出逢った村長さんは時の農商務大臣が
「あなたのような人を大臣にしてみたい」
といったというが、まさに大臣の器であったと思う。
この家を訪れるといつも「いらっしゃい」とは言わず「おかえりなさい」
と挨拶された。
するとこちらも「ただいま」と言って訪れねばならぬ。
その家を立ち去るときも「いってまいります」でないと調子がわるい。
実はそういう人たちが日本を支え育ててきたのだと思う。
昭和20年に日本が戦敗れたときも、私は多くのすぐれた野の人たちのこ
とを思いうかべて日本はかならず立ち直ることができるであろうと思った。
そうした人たちに対する信頼が私をここまで歩きつづけきせたことにも
なっている。
実に多くのすぐれた人たちにあうことができたのを私は何よりもありがた
く思っているが、私白身は周囲の人びとに対してどれほどのことをしてきた
のであろうかと反省させられることが多い。
(「国立社研通信」41号、社会教育研修所、昭和54年10月)
鷲田小彌太さんはこんなことを ⑯-「新学問のすすめ」マガジンハウス 1997年 (4) /「『見物』の精神」 加藤秀俊 昭和58年 『自分の著作について語る21人の大家』より【再掲載 2017.1】 [読書記録 一般]
今回は、9月21日に続いてわたしの読書ノートから、
「鷲田小彌太さんはこんなことを」16回目、
「新学問のすすめ」4回目の紹介です。
出版社の案内には
「楽しく生きるために、何をどう学び活かしていくか。仕事と生活に役立
つ『新・学問』の快楽的修得法。」
とあります。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は…
・「本居宣長は34歳で賀茂真淵門下になる。直接でなく在野独学。
急ぐが急ごうとしない良き教師」
・「…博識は必ずしもよくない 言葉の詮索に拘泥しなくてよい…」
・「合理主義は虚学である。
『人間は理性だけでなく感情を基本とする存在だ』」
もう一つ、再掲載になりますが、加藤秀俊さんの
「『見物』の精神」を載せます。
昨年出版された『九十歳のラブレター』には静かに心を震わされました。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆鷲田小彌太さんはこんなことを ⑯-「新学問のすすめ」マガジンハウス 1997年 (4)
◇人はなぜ学問をするのか(2)
□学問論「三態」
学問は野にある
①富永仲基(とみながなかもと 1715~1746 )
最初のイデオロギー批判の原理
「加上」の論理
前の説を批判 自説を
弁舌の術 ~ 大衆化・俗流化
早熟で「異端」の運命
仲基は若すぎた
ゆっくり熟成することに耐えられなかった
②本居宣長(もとおりのりなが 1730~1801)
初学者向けの熟成した学問論
木綿問屋
→ 医師
京都へ留学23~28歳 町医者に
34歳で賀茂真淵門下
直接でなく在野独学
急ぐが急ごうとしない良き教師
『古事記伝』
- 初学者用『宇比山踏』
『宇比山踏』
① 持続が大切
② 奥まで極めようとする主専攻を決める
③ 本を読む時ざっと目を通し大意をつかむ
別の本を読むと分からなかったことが分かってくる
④ 古典の註釈を作ることを心がけたい
註釈は学問の基本だ
⑤ 初学者は真の書,声価の定まった書から始めるのがよい
⑥ 博識は必ずしもよくない
⑦ 言葉の詮索に拘泥しなくてよい
⑧ 著述を前提として読むのと読まないのとでは理解が大い
に違う
◎実証学を開いた本居宣長
『古事記』は事実と主張
→ 万世一系の国体論者
戦後落ちた偶像に
◎「神」は「実物」であり現れるものと解している
= スピノザ「神は自然である」
◎「もののあはれ」論
自然の感情 素直な心の学の基本 過度な感情を排した
∥
信念と信仰(過度な信念)を区別
◎イデオロギー(虚学)批判
合理主義に対抗したスピノザ,ヒュームの流れ
「人間は理性だけでなく感情を基本とする存在だ」
∥
合理主義は虚学である
③福沢諭吉(1834~1901)
一身立つ 実証精神の典型 福沢諭吉・高橋亀吉・石橋泰山
「一身立って一国立つ」
一身=心と身
言動の自由を獲得する手段が学問
学問こそが「私立活計」の道
一国立つ 政治と学問
政治からの独立のために官学の私学への転換を要求
∥
◎大学の学問の「私立活計」
自由競争の必要
☆「『見物』の精神」 加藤秀俊 昭和58年 『自分の著作について語る21人の大家』より【再掲載 2017.1】
□近代化はまず物から
□日本人は実物を見ると納得する
= 物見遊山
□博覧会の好きな日本人
□パック旅行は日本の先進性
近世以降これほど安全に交通ができた国は他にあまりない
東海道は親切
二里おきに宿場
団体旅行が多い
← 講集団の旅行
□2・3年で全国に広がった人力車
明治の発明
人力車 和泉要助 文明開化のシンボル
日本の対大陸貿易の輸出品目の上位に
東南アジア盛んに「リキシャ」「リキショウ」
□勘で物をつくる
直感力
- 宇和島の軍艦・種子島の銃
日本人は世界一勘のいい民族
□アナログ型とデジタル型
日本人の直接体験主義
経験と体験の違い
□明治
制度は流動的だが物質文化は確実に地歩を固める
∥
◎進取・オッチョコチョイ
明治初期
個別的な物質文化が次々に入ってきて,それを思想や制度が後から
息せき切って追いかける
= 実在の世界に直接ふれることを好む
↓
◎近代化の推進力 → 見る機会が次々に
「見物」見世物=見物産業
博覧会,展覧会
修学旅行
… 講集団の旅が原形
= 物見遊山
「遊覧本位」柳田国男
|
「実物」を通して諸々の新発明が刺激された
∥
近代化の奇跡
庶民レベルの発明心 = 日本人の好奇心
「仕掛け」への好奇心
◎ 日本人は徹底的な好奇心を動員してブラックボックスと見えるものを分析
して応用した
□日本人 - 日本文化
① 推論的シンボルよりも提示的シンボル
② デジタルよりもアナログ
「教え方ガイドブック」志水廣 明治図書 2006年 ④ /「心の力」村上和雄・玄有宗久 致知出版社 2006年 ①【再掲載 2012.10】 [読書記録 教育]
今回は、9月23日に続いて、志水廣さんの
「算数力がつく教え方ガイドブック」4回目の紹介です。
出版社の案内には、
「子どもの内なる知を引き出す算数授業ガイドブック決定版。
志水流算数・数学の授業論はつとに知れ渡っているが、この指導法の柱、
○つけ法も、復唱法も、自ら学ぶ問題解決型授業に迫るためのもの。こ
れら、子どもの内なる知を引き出し構成する授業のノウハウを、基礎基
本から高度なテクまで、実例をいれていただきながら示す。」
とあります。
「○つけ法」と「復唱法」授業に取り入れましたが、
わたしには合っていたようで、子どもたちに効果が見られました。
ブログ記事にする際、乱れたところがあります。
もう一つ、再掲載になりますが、村上和雄さん、玄侑宗久さんの
「心の力」①を載せます。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「教え方ガイドブック」志水廣 明治図書 2006年 ④
[9 問題解決型の授業過程]
1 問題解決型の授業過程 (主語は子ども)
1 問題をつかむ段階
学習課題をとらえる
↓
2 予想する段階
解決への見通しを立てる(個人で立てることが目標=志水流)
↓
3 自力解決する段階
計画し,思考して解決を試みる
↓
4 話し合う段階
考え方を発表し,比較検討し,一般化する
↓
5 適用する段階
いろいろな場面に当てはめる
↓
6 まとめる段階
振り返ってまとめる
◎問題解決型はなぜ毎日実行されないのか?=個人差が大きいから
(教師の個人差,子供の個人差)
□問題点
① 個人差に教師が対応できない
② 多様な解き方(考え方)をまとめるのが難しい
2 一時間の構成での誤解
◎ 2問題に分けて過程を組ませることも必要
2サイクルの問題解決過程
つかむ 見通す 調べる 話し合う 適用する まとめる
1 2 3 4 5 6
↓ ↓
新しい課題
※2サイクル 易と難
[10 1時間の問題解決型マニュアル]
1 細部マニュアル
1 問題提示
0これまでの復習 解決のヒントの布石
1 問題を出す方法
① 板書
② 画用紙
③ お話
④ 実物を提示する OHP
⑤ VTR
2 問題の意味理解のために
① 絵や図を補足する
② 問題文を読む
③ 問題文を書く
④ 情景を思い浮かべる
⑤ ノートに書かせる
3 問題から問いを発生させる仕掛け
① 未知と既知の接点を見せる
② a 既習の延長で解決可能
b 新しい概念の導入が必要
③教師の動きで見せる
④2つの図を見せて比較させる
<何が問題なのかをつかませる>
2,3 自力解決:机間指導:問いの解決を支援指導する ○つけ法
◎ 机間指導のねらいとチェックポイント
① 子どもが問題の意味を理解しているか
↓
② 見通しを持って進めているか
↓
③ a 30人以上が進めている
b 残り10人に対する指導
◎11人以上3分で
・4人まで個別可能 │ 見通し持てない
・5~10人は │ 場合
黒板前小集団指導│ ↓
もう一度一斉指導
④集団での見通しは不安 ④集団での見通しを行う
個人思考で ・意味理解チェック
3分間で判断 ・どこが問題か
・解けた子に指名
ヒントを出す
⑤a思考のやり方よければ b間違っていれば ⑤新たな自力解決
「その考え方でいい」 「なぜ」 のスタート
と認める と質問し,思考 ↓
↓ の途中修正
c全く手が着かな
い子には
質問+ヒント
・図をかく
・図入りプリント
↓
⑥途中まで考え方が合っている子には
「ここまで合っているよ」「どこで困っているのかな」
⑦早くできた子には
・図を補足させる ・他のやり方を考えさせる
・考え方の説明を文章化する ・ミニティーチャーとしても
⑧子供の反応をメモする → 誰に指名するか決める
⑨発表の準備をさせる
・黒板,小黒板,ホワイトボード,画用紙に書かせる
※ 画用紙なら全員可能
※ 考え方の種類は4つまで(多い場合は絞る)
◎ 大原則 = 全員が何らかの方法で解けていること
4 比較検討の場合:問いの深まり 復唱法
1 発表させる順序
① 多くの子どもが考えた方法から始める
② 簡単で分かりやすい方法から始める
③ だんだんと難しい方へ移る
④ よい方法の考え方で簡単明瞭な考え方へ移る
⑤ つまずきを生かす指導法では
2 一つの考え方について
① 考えさせたい対象を絞る
② 答えが合っているか検討する
③ 合っていれば○を付けて褒める
④ 間違っていればどこが間違っているか考えさせる
⑤ 子どもの発見でキーワードを見付け板書する
⑥ 妥当性のあとにそれぞれの考え方の比較検討をする
⑦ 一つ一つの考え方のよさを明確にする
⑧ 一つ一つの考え方が理解できたかどうか子どもに確認しながら
進む
3 比較検討について
① いろいろな考え方の違いに着目させる (相違点)
② 同じ考え方に着目させる (共通点)
③ より良い考え方はどれか話し合わせる 簡単・明瞭・一般性
④ 考え方に名前を付けさせる
⑤ 時間があれば簡単な問題を多様な考え方で解かせてみて,望ま
しい考え方のよさを体得させる
⑥ 随時,子どもの気付きを大切にして考えを深めたり発展させた
りする。
※ この気付きが新しい問いの発生,進展を産み,授業がドラ
マティックになる。
適用の場合 ○付け法
① 簡単な問題を望ましい考え方で解かせる
② きちんと理解できたかをチェックする
試しの一問をしてみる
※ 研究授業であっても適用題はやりたい
まとめの場合
① ノートにまとめを書かせる
② 子どもに発表させて子どもの言葉をまとめる
③ 始めの問いに対してどういう解釈が得られたかをまとめる
④ 知識だけでなく考え方もまとめておく
⑤ 残った問題点があれば指摘しておく
⑥ 全員で解決できたことを認め褒める
<何が得られたのかを振り返らせる>
○ 問題解決の成功・失敗の原因を振り返らせる
○ 学び方についても振り返らせる
☆「心の力」村上和雄・玄有宗久 致知出版社 2006年 ①【再掲載 2012.10】
<出版社の案内>
「仏教で昔から言っていることが、いかに現代的な科学の言葉に置き換えら
れるかということに、とても興味があるんです」 遺伝子を探求してきた科
学者と、仏道に生きてきた禅僧との対話
◇心が遺伝子を動かす
遺伝子とゲノム
遺伝子 … 蛋白質をつくるための設計図
染色体 DNA(デオキシボリ核酸)
4塩基 A(アデニン)T(チミン)C(シトシン)G(グアニン)
二つずつペアになって一つの細胞に入っている
- 全DNAをゲノム
人間ゲノム
ATCGが30億
解読2003年4月
→ 蛋白質をつくっているのは3%
カオスを否定する現代科学の限界
遺伝子定義
… 蛋白質を作る物
97%はジャンク
~ 無用の用
遺伝子の意志 始まりと終わり 瞑想の力
心の持ち方が遺伝子に影響を及ぼす スイッチ・オン・オフ
「私」の生まれる可能性は四の三十億乗分の一
リチャード・トーキンス『利己的な遺伝子』
始まりと終わり
仏教は命や死をどう考えているか
仏教では始まりも終わりもない
瞑想の力
「考える」ことをやめると時、空間から解放される
◇遺伝子は笑う
笑いと遺伝子 笑いの効用
笑い,泣き,恋をすると遺伝子が目覚める
セロトニンが4割減
→ハイになる
イメージが物質に影響を与える
道は笑いに近し
笑いの中に真理が隠れている
◇縁が道を開く
生き甲斐の発見
修行
… 遺伝子を目覚めさせる
自分の中には無限の可能性が眠っている
天竜寺で3年
◎「笑う頻度がだんだん減っていくのが老化することだ」
偉大なる存在
恩師・平沢興先生との出会い
- 運動神経研究
遺伝子のスイッチ オン・オフ
サムシング・グレート
出会いと人生
◎ ギブ・アンド・テイク ×テイク・アンド・ギブ
「何かのために自らを捧げよう」という思い
あるがままに
◎縁に任せるとすべてが生き生きとしてくる
あるがままを認めるのが仏の見方
- 多角的な見方
「柳は緑,花は紅」
= そのままでいいじゃないか
仕事も修行も遊び心が大切
科学の二面性
時代や環境によって遺伝子の評価は入れ替わる
利益や業績偏重に歯止めを
「算数力がつく教え方ガイドブック」4回目の紹介です。
出版社の案内には、
「子どもの内なる知を引き出す算数授業ガイドブック決定版。
志水流算数・数学の授業論はつとに知れ渡っているが、この指導法の柱、
○つけ法も、復唱法も、自ら学ぶ問題解決型授業に迫るためのもの。こ
れら、子どもの内なる知を引き出し構成する授業のノウハウを、基礎基
本から高度なテクまで、実例をいれていただきながら示す。」
とあります。
「○つけ法」と「復唱法」授業に取り入れましたが、
わたしには合っていたようで、子どもたちに効果が見られました。
ブログ記事にする際、乱れたところがあります。
もう一つ、再掲載になりますが、村上和雄さん、玄侑宗久さんの
「心の力」①を載せます。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
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機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「教え方ガイドブック」志水廣 明治図書 2006年 ④
[9 問題解決型の授業過程]
1 問題解決型の授業過程 (主語は子ども)
1 問題をつかむ段階
学習課題をとらえる
↓
2 予想する段階
解決への見通しを立てる(個人で立てることが目標=志水流)
↓
3 自力解決する段階
計画し,思考して解決を試みる
↓
4 話し合う段階
考え方を発表し,比較検討し,一般化する
↓
5 適用する段階
いろいろな場面に当てはめる
↓
6 まとめる段階
振り返ってまとめる
◎問題解決型はなぜ毎日実行されないのか?=個人差が大きいから
(教師の個人差,子供の個人差)
□問題点
① 個人差に教師が対応できない
② 多様な解き方(考え方)をまとめるのが難しい
2 一時間の構成での誤解
◎ 2問題に分けて過程を組ませることも必要
2サイクルの問題解決過程
つかむ 見通す 調べる 話し合う 適用する まとめる
1 2 3 4 5 6
↓ ↓
新しい課題
※2サイクル 易と難
[10 1時間の問題解決型マニュアル]
1 細部マニュアル
1 問題提示
0これまでの復習 解決のヒントの布石
1 問題を出す方法
① 板書
② 画用紙
③ お話
④ 実物を提示する OHP
⑤ VTR
2 問題の意味理解のために
① 絵や図を補足する
② 問題文を読む
③ 問題文を書く
④ 情景を思い浮かべる
⑤ ノートに書かせる
3 問題から問いを発生させる仕掛け
① 未知と既知の接点を見せる
② a 既習の延長で解決可能
b 新しい概念の導入が必要
③教師の動きで見せる
④2つの図を見せて比較させる
<何が問題なのかをつかませる>
2,3 自力解決:机間指導:問いの解決を支援指導する ○つけ法
◎ 机間指導のねらいとチェックポイント
① 子どもが問題の意味を理解しているか
↓
② 見通しを持って進めているか
↓
③ a 30人以上が進めている
b 残り10人に対する指導
◎11人以上3分で
・4人まで個別可能 │ 見通し持てない
・5~10人は │ 場合
黒板前小集団指導│ ↓
もう一度一斉指導
④集団での見通しは不安 ④集団での見通しを行う
個人思考で ・意味理解チェック
3分間で判断 ・どこが問題か
・解けた子に指名
ヒントを出す
⑤a思考のやり方よければ b間違っていれば ⑤新たな自力解決
「その考え方でいい」 「なぜ」 のスタート
と認める と質問し,思考 ↓
↓ の途中修正
c全く手が着かな
い子には
質問+ヒント
・図をかく
・図入りプリント
↓
⑥途中まで考え方が合っている子には
「ここまで合っているよ」「どこで困っているのかな」
⑦早くできた子には
・図を補足させる ・他のやり方を考えさせる
・考え方の説明を文章化する ・ミニティーチャーとしても
⑧子供の反応をメモする → 誰に指名するか決める
⑨発表の準備をさせる
・黒板,小黒板,ホワイトボード,画用紙に書かせる
※ 画用紙なら全員可能
※ 考え方の種類は4つまで(多い場合は絞る)
◎ 大原則 = 全員が何らかの方法で解けていること
4 比較検討の場合:問いの深まり 復唱法
1 発表させる順序
① 多くの子どもが考えた方法から始める
② 簡単で分かりやすい方法から始める
③ だんだんと難しい方へ移る
④ よい方法の考え方で簡単明瞭な考え方へ移る
⑤ つまずきを生かす指導法では
2 一つの考え方について
① 考えさせたい対象を絞る
② 答えが合っているか検討する
③ 合っていれば○を付けて褒める
④ 間違っていればどこが間違っているか考えさせる
⑤ 子どもの発見でキーワードを見付け板書する
⑥ 妥当性のあとにそれぞれの考え方の比較検討をする
⑦ 一つ一つの考え方のよさを明確にする
⑧ 一つ一つの考え方が理解できたかどうか子どもに確認しながら
進む
3 比較検討について
① いろいろな考え方の違いに着目させる (相違点)
② 同じ考え方に着目させる (共通点)
③ より良い考え方はどれか話し合わせる 簡単・明瞭・一般性
④ 考え方に名前を付けさせる
⑤ 時間があれば簡単な問題を多様な考え方で解かせてみて,望ま
しい考え方のよさを体得させる
⑥ 随時,子どもの気付きを大切にして考えを深めたり発展させた
りする。
※ この気付きが新しい問いの発生,進展を産み,授業がドラ
マティックになる。
適用の場合 ○付け法
① 簡単な問題を望ましい考え方で解かせる
② きちんと理解できたかをチェックする
試しの一問をしてみる
※ 研究授業であっても適用題はやりたい
まとめの場合
① ノートにまとめを書かせる
② 子どもに発表させて子どもの言葉をまとめる
③ 始めの問いに対してどういう解釈が得られたかをまとめる
④ 知識だけでなく考え方もまとめておく
⑤ 残った問題点があれば指摘しておく
⑥ 全員で解決できたことを認め褒める
<何が得られたのかを振り返らせる>
○ 問題解決の成功・失敗の原因を振り返らせる
○ 学び方についても振り返らせる
☆「心の力」村上和雄・玄有宗久 致知出版社 2006年 ①【再掲載 2012.10】
<出版社の案内>
「仏教で昔から言っていることが、いかに現代的な科学の言葉に置き換えら
れるかということに、とても興味があるんです」 遺伝子を探求してきた科
学者と、仏道に生きてきた禅僧との対話
◇心が遺伝子を動かす
遺伝子とゲノム
遺伝子 … 蛋白質をつくるための設計図
染色体 DNA(デオキシボリ核酸)
4塩基 A(アデニン)T(チミン)C(シトシン)G(グアニン)
二つずつペアになって一つの細胞に入っている
- 全DNAをゲノム
人間ゲノム
ATCGが30億
解読2003年4月
→ 蛋白質をつくっているのは3%
カオスを否定する現代科学の限界
遺伝子定義
… 蛋白質を作る物
97%はジャンク
~ 無用の用
遺伝子の意志 始まりと終わり 瞑想の力
心の持ち方が遺伝子に影響を及ぼす スイッチ・オン・オフ
「私」の生まれる可能性は四の三十億乗分の一
リチャード・トーキンス『利己的な遺伝子』
始まりと終わり
仏教は命や死をどう考えているか
仏教では始まりも終わりもない
瞑想の力
「考える」ことをやめると時、空間から解放される
◇遺伝子は笑う
笑いと遺伝子 笑いの効用
笑い,泣き,恋をすると遺伝子が目覚める
セロトニンが4割減
→ハイになる
イメージが物質に影響を与える
道は笑いに近し
笑いの中に真理が隠れている
◇縁が道を開く
生き甲斐の発見
修行
… 遺伝子を目覚めさせる
自分の中には無限の可能性が眠っている
天竜寺で3年
◎「笑う頻度がだんだん減っていくのが老化することだ」
偉大なる存在
恩師・平沢興先生との出会い
- 運動神経研究
遺伝子のスイッチ オン・オフ
サムシング・グレート
出会いと人生
◎ ギブ・アンド・テイク ×テイク・アンド・ギブ
「何かのために自らを捧げよう」という思い
あるがままに
◎縁に任せるとすべてが生き生きとしてくる
あるがままを認めるのが仏の見方
- 多角的な見方
「柳は緑,花は紅」
= そのままでいいじゃないか
仕事も修行も遊び心が大切
科学の二面性
時代や環境によって遺伝子の評価は入れ替わる
利益や業績偏重に歯止めを
「教えることの復権」大村はま・苅谷剛彦・苅谷夏子 ちくま新書 2003年 ② /「土のいろ」集成 第十一巻 101~106号 ①(前半)【再掲載 2016.9】 [読書記録 教育]
今回は、9月22日に続き大村はまさん、苅谷剛彦さん、苅谷夏子さんの
「教えることの復権」2回目の紹介です。
出版社の案内には、
「今、日本の教育界では、子どもの自主性を大切にしようと、『教える』
ことよりも『学ぶ』ことに重点を置きはじめたように見える。これまで
の『詰め込み』への反動であろう。だが一方で、教師の役割を軽視しす
ぎてはいないだろうか?本書では、教師が『教えるということ』をもう
一度正面から見つめ直し、今もっとも必要なことは何かということを、
すぐれた教師とその教え子、教育社会学者の間で徹底的に考える。」
とあります。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は‥
・「『子どもの希望に任せる』のは危険
教師が具体的に手を尽くさなくてはならない
『お気軽な楽しさ』ではなく、『大変な楽しさ』を味わわせたい」
・「教師こそ勉強を。教師は子どもを守るのが仕事が仕事なのだから。
時間がないなんて言わないで、本職なのだから」
・「戦後の教育の大失敗。教師が教えることをしないで何をするのですか!」
・「明日の授業を高めるために二つでも三つでも手引きを用意してみる」
もう一つ、再掲載になりますが、浜松を中心とした遠州の郷土誌
「土のいろ」集成第11巻①を載せます。
昭和中期の浜松の様子を知ることができます。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「教えることの復権」大村はま・苅谷剛彦・苅谷夏子 ちくま新書 2003年 ②
◇教えるということ 大村はま・苅谷夏子
単元学習とは何か
「ずっと」がポイント
目標なく「子どもの希望に任せる」のは危険
教師が具体的に手を尽くさなくてはならない
× お気軽な楽しさ
○ 大変な楽しさ
◎「子どもがやりたいと言ったことをそのまま根拠にしては駄目。人間、
やりたいことをやるのも大事だけれど、やりたくないことでも、や
るべきことならするようでないと世の中困ってしまう」
|
◎「はじめからこれをやるものだという堂々たる教師の姿勢、それが大事」
= 机上の空論と正反対
成果をチェックする
教師の力量の低下
教師こそ勉強を
- 教師は子どもを守るのが仕事
テープで話し方の練習をした
時間がないなんて言わない=本職なのだから
教科書の「てびき」は「手引き」ではない
教科書のてびきは問題集
「子どもを知る」事が最大の仕事
試験と評価で
「学力」とは
一人一人の症状が違う
どんな病気の子がいるか
誰か
間違いから学ぶための試験を!
試験後によい解説を付けることが大事
◎ 評価の目的は測ることではなく伸びることである
教えない先生
ヒントも何も出さないでは教育にならない
戦後の教育の大失敗
◎ 教師が教えることをしないで何をするのですか
てびきをしたぐらいで「個性」は損なわれない
スポーツコーチは基礎技術を手取り足取り教え込む
◇中学校の教室から大学の教室へ 大村はま 苅谷剛彦 苅谷夏子
捨て身の覚悟で赴任
旧制高女→新制・深川一中
単元学習の原点
西尾実のもとへ
~ 全身で話を聞く人
※ 新聞記事を切り抜き余白に学習の手引きを書いた
↓
百人分
どこからでも教材を拾った
戦争体験が使命感を培った
専門を離れても生き残って欲しい力
「教えすぎ」と「自由にさせる」
制度と現場、理想と現実のギャップ
「うまく言えない」と「わかっていない」とは違う
「ごん」と言ってみれば大丈夫 表現で欲張らない
目標と評価
◎ ○×のみのデータで大丈夫か?
学力低下の定義
勉強するのはなかなか大変なこと
◎ 忘れてはいけないことを忘れないように教えるのが教師
時間や人数や教科書の問題む
◎ 教師にもっと時間を!
◎ てびきの研究をしっかり
大村はまの方法は一般化できる
◎ 明日の授業を高めるために二つでも三つでも手引きを用意してみる
☆「土のいろ」集成 第十一巻 101~106号 ①(前半)【再掲載 2016.9】
◇復刊第18号 通刊101号 昭和37年11月
遠州大念仏後編
◇復刊第19号 通刊102号 昭和38年1月
法多山思玄上人(上) 山口直蔵
浜松特産「足袋のあれこれ」 須部弥一郎
徳川中期より
特産地=浜松と松本
足袋と旅
紺染めと厚地木綿 紺屋
竜禅寺の不動堂 市川象三郎
浜松の「リズム社」について 渥美 実
大正末
浜松の音楽結社「リズム社」
~ 「赤い鳥」運動
小学校教師同人として発足
県善三郎,松井多聞,関川美作雄,水谷正義,仲野静
30号まで 大正11年5月~大正13年11月
◇復刊第20号 通刊103号 昭和38年5月
西浦田楽はね能の詞章について 鈴木進
法多山思玄上人(下) 山口直蔵
新居の民俗覚え書き 山口幸洋
大倉戸のこと
大倉戸-古代の屯倉に由来
「お倉が崎」-三宅性が多い
戸=河や海の入り口の意味
湊は水の戸 大和は山の戸
節分
ヤイカガシとナタもち(炒り豆を臼でつぶし,つきたての餅)
五月一日
虫除け=イチジクの葉を一枚敷いて線香
すわま
三月節句 米の粉に黒砂糖と溜まりを加えて練って蒸す
はんぺんの形,波形
持統天皇と引馬野 川見駒太郎
697年8月1日
702年秋 参河御幸「続日本紀」
嫁たたきの大の子について 渥美静一
◇復刊第21号 通刊104号 昭和38年9月
浜松通信事業の90年 鈴木犀十郎
浜松宿
「遠州浜松広いようで狭い 横に車が二丁立たぬ」
湖東地方の風俗と言語 鈴木敏
「教えることの復権」2回目の紹介です。
出版社の案内には、
「今、日本の教育界では、子どもの自主性を大切にしようと、『教える』
ことよりも『学ぶ』ことに重点を置きはじめたように見える。これまで
の『詰め込み』への反動であろう。だが一方で、教師の役割を軽視しす
ぎてはいないだろうか?本書では、教師が『教えるということ』をもう
一度正面から見つめ直し、今もっとも必要なことは何かということを、
すぐれた教師とその教え子、教育社会学者の間で徹底的に考える。」
とあります。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は‥
・「『子どもの希望に任せる』のは危険
教師が具体的に手を尽くさなくてはならない
『お気軽な楽しさ』ではなく、『大変な楽しさ』を味わわせたい」
・「教師こそ勉強を。教師は子どもを守るのが仕事が仕事なのだから。
時間がないなんて言わないで、本職なのだから」
・「戦後の教育の大失敗。教師が教えることをしないで何をするのですか!」
・「明日の授業を高めるために二つでも三つでも手引きを用意してみる」
もう一つ、再掲載になりますが、浜松を中心とした遠州の郷土誌
「土のいろ」集成第11巻①を載せます。
昭和中期の浜松の様子を知ることができます。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「教えることの復権」大村はま・苅谷剛彦・苅谷夏子 ちくま新書 2003年 ②
◇教えるということ 大村はま・苅谷夏子
単元学習とは何か
「ずっと」がポイント
目標なく「子どもの希望に任せる」のは危険
教師が具体的に手を尽くさなくてはならない
× お気軽な楽しさ
○ 大変な楽しさ
◎「子どもがやりたいと言ったことをそのまま根拠にしては駄目。人間、
やりたいことをやるのも大事だけれど、やりたくないことでも、や
るべきことならするようでないと世の中困ってしまう」
|
◎「はじめからこれをやるものだという堂々たる教師の姿勢、それが大事」
= 机上の空論と正反対
成果をチェックする
教師の力量の低下
教師こそ勉強を
- 教師は子どもを守るのが仕事
テープで話し方の練習をした
時間がないなんて言わない=本職なのだから
教科書の「てびき」は「手引き」ではない
教科書のてびきは問題集
「子どもを知る」事が最大の仕事
試験と評価で
「学力」とは
一人一人の症状が違う
どんな病気の子がいるか
誰か
間違いから学ぶための試験を!
試験後によい解説を付けることが大事
◎ 評価の目的は測ることではなく伸びることである
教えない先生
ヒントも何も出さないでは教育にならない
戦後の教育の大失敗
◎ 教師が教えることをしないで何をするのですか
てびきをしたぐらいで「個性」は損なわれない
スポーツコーチは基礎技術を手取り足取り教え込む
◇中学校の教室から大学の教室へ 大村はま 苅谷剛彦 苅谷夏子
捨て身の覚悟で赴任
旧制高女→新制・深川一中
単元学習の原点
西尾実のもとへ
~ 全身で話を聞く人
※ 新聞記事を切り抜き余白に学習の手引きを書いた
↓
百人分
どこからでも教材を拾った
戦争体験が使命感を培った
専門を離れても生き残って欲しい力
「教えすぎ」と「自由にさせる」
制度と現場、理想と現実のギャップ
「うまく言えない」と「わかっていない」とは違う
「ごん」と言ってみれば大丈夫 表現で欲張らない
目標と評価
◎ ○×のみのデータで大丈夫か?
学力低下の定義
勉強するのはなかなか大変なこと
◎ 忘れてはいけないことを忘れないように教えるのが教師
時間や人数や教科書の問題む
◎ 教師にもっと時間を!
◎ てびきの研究をしっかり
大村はまの方法は一般化できる
◎ 明日の授業を高めるために二つでも三つでも手引きを用意してみる
☆「土のいろ」集成 第十一巻 101~106号 ①(前半)【再掲載 2016.9】
◇復刊第18号 通刊101号 昭和37年11月
遠州大念仏後編
◇復刊第19号 通刊102号 昭和38年1月
法多山思玄上人(上) 山口直蔵
浜松特産「足袋のあれこれ」 須部弥一郎
徳川中期より
特産地=浜松と松本
足袋と旅
紺染めと厚地木綿 紺屋
竜禅寺の不動堂 市川象三郎
浜松の「リズム社」について 渥美 実
大正末
浜松の音楽結社「リズム社」
~ 「赤い鳥」運動
小学校教師同人として発足
県善三郎,松井多聞,関川美作雄,水谷正義,仲野静
30号まで 大正11年5月~大正13年11月
◇復刊第20号 通刊103号 昭和38年5月
西浦田楽はね能の詞章について 鈴木進
法多山思玄上人(下) 山口直蔵
新居の民俗覚え書き 山口幸洋
大倉戸のこと
大倉戸-古代の屯倉に由来
「お倉が崎」-三宅性が多い
戸=河や海の入り口の意味
湊は水の戸 大和は山の戸
節分
ヤイカガシとナタもち(炒り豆を臼でつぶし,つきたての餅)
五月一日
虫除け=イチジクの葉を一枚敷いて線香
すわま
三月節句 米の粉に黒砂糖と溜まりを加えて練って蒸す
はんぺんの形,波形
持統天皇と引馬野 川見駒太郎
697年8月1日
702年秋 参河御幸「続日本紀」
嫁たたきの大の子について 渥美静一
◇復刊第21号 通刊104号 昭和38年9月
浜松通信事業の90年 鈴木犀十郎
浜松宿
「遠州浜松広いようで狭い 横に車が二丁立たぬ」
湖東地方の風俗と言語 鈴木敏
「人生100年時代の60歳からの家」湯山重行 エクスナレッジ 2020年 /「子どもたちは象をどう量ったのか」西田知巳 柏書房①【再掲載 2013.11】 [読書記録 一般]
今回は、湯山重行さんの
「人生100年時代の60歳からの家」を紹介します。
わが家もアラサー住宅。
いろいろ迷いながらリフォームを重ねています。
出版社の案内には、
「買う? 建てる? リノベーションする?
住まいに関する不安を解消し、人生100年時代を楽しむための家計画 !
60歳からの生活をもっと心豊かなものにするために必ず知りたい住まいの
こと。」
とあります。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は‥
・「定年前の住まいのリセットは終活への第一歩」
・「リフォームに1500万円以上掛けるなら小さな家に建て替える」
・「アラサー住宅を直して10年は住む」
もう一つ、再掲載になりますが、西田知巳さんの
「子どもたちは象をどう量ったのか」①を載せます。
読み終えるとと、少し利口になった気分になりました。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「人生100年時代の60歳からの家」湯山重行 エクスナレッジ 2020年
◇第二の人生をどう生きるかを考える
「こころの豊かさ」を感じる家
ノルウェー
キャンピングカー
「サマーハウス」金曜午後~日曜
時間・健康・お金
定年前の住まいのリセットは終活への第一歩
◇暮らしを豊かにする一点豪華主義リフォーム
一つのピカピカで3ランクアップ
一部屋まるごとクロゼット(70~150万円)
ディスプレイを兼ねた趣味の部屋(70~150万円)
土間スペース
セミ吹き抜けで豊かな空間(100~200万円)
通常天井高+1m
◇今の家を直して「稼ぐ家」に変える
戸建てで教室を開く
学習塾
- トイレと玄関(独立)
◇小さな家へ住み替える
リフォームに1500万円以上掛けるなら小さな家に建て替える
60歳からの小さな家
「60ハウス」1800万円~
必要最小限のコンパクトな家
「FOFUハウス」1200万円~
超ミニマムな
「ぴっころハウス」1100万円~
LDK
床はフローリングに
<ムク>か<複合材>か?
ムクはいいけれどもストレスも…
◇これからの二世帯住宅
メゾネット型 2世帯住宅
2軒の戸建てを1枚の壁でくっつけた 3500万円~
重層長屋
1F親世帯 2F子世帯 3500万円~
戸建てを2軒並べる
3700万円~
既存の家の庭に子世帯をつくりドッキング
いずれは切り離す 1800万円~
◇アラサー(築30年住宅)を直して住む
アラサー住宅を直して10年は住む
アラサー住宅はここからリノベーションを考えよう
屋根と外壁、床、水回り
屋根 軽量化 ガルバリウム銅拭き 150~200万円 雨樋も
床 カバー工法
キッチン システムキッチン
浴室・トイレ 窓 樹脂製窓をもう一枚 5000円~ 床暖房
リフォーム控除?
☆「子どもたちは象をどう量ったのか」西田知巳 柏書房①【再掲載 2013.11】
<出版社の案内>
今に伝えたい江戸時代の発想としつけ。絵でみる江戸の国語、算数、理科、
社会。
◇国語
「いろは」から
変体仮名
自分の名を書く
一覧「名頭」
漢数字は筆遣いの基本
筆の表と裏(絶えず回しながら)
文机を好きに並べて
文机(ふづくえ)-江戸時代は行書がいっぱい
文字はパズルで楽勝だ
一覧表「篇并冠尽」「小野篁歌字尽」
月の名前あれこれ
月の異称一覧(「童訓往来噺大成」)
女性ならではの手紙
女人往来
女の子の憧れ
- 六歌仙
寺子屋の守り神「菅原道真」
道真命日2月25日
毎月25日「天神講」
身近な偉人
「空海」(弘法大師)「いろは歌」「実語経」
とんちの「一休」
「一休可笑記」
何ぞ何ぞ
= なぞなぞ
四季の歌を詠じてみよう
「朗詠」
草も人気も枯れて
源平のお話
義経からの手紙「腰越状」
空を飛んだり海に潜ったり
「今昔物語集」
七夕に願いを込めて
お正月は正しく過ごそう
魚という字の大群
「魚字尽」
◇算数
算数
吉田光由 「塵劫記」1627 500の海賊版
「塵劫記」~崩し字を学ぶのに快適
大きな数、小さな数
小さい方の無限が「塵」大きい方の無限が「劫」
「万万」(一万×一万)を一億とする考え方
大事な大字
「一」と「壱」
「二」と「弐」
「10」と「拾」
◎「大字」
~ 後から加筆できない
長さを測る
いろいろな物指し「度量衡」
容積を量る
これは便利「俵杉算」
「石」「斗」「升」「合」
米一石は大人が一年間に食べる米の量
「俵杉算」 一番下の列数えて分かる
重さを量る
お金の重さ?
銀一貫=千匁
銭一貫=千文
鶴と亀じゃなかった鶴亀算
キジとウサギ
◎ ひとまず仮説として立てそこから導いた結果のずれをもとに
修正していく方法
お鍋の中の中の - 入れ子算
何人で何反盗んだか
「盗人算」8反ずつ分けると7反足りない
7反ずつ分けると8反余る
馬に乗る人歩く人
馬乗り算
6里の道を4人の旅人が3頭の馬
… 公平に
出会いの時、追いつく時
「旅人算」
- 時計算
爆発的に増えてびっくり
「ねずみ算」
移して戻してまた移して
「油分け算」
小町算で九九を作ろう
「小町算」
股の間から高さを測ろう
相似
糸をくわえて距離を測ろう
町見術 測量のアイデア
町は109m 目で見るから町見算 相似
転がして測ろう
江戸時代の円周率3.16→3.14
九九を九九と呼ぶわけ
中国は九九八十一から始まっていた
大きな数→小さな数 「八算」
8つのわり算
戦国時代に中国から算盤と八算(わり算九九)
寺子屋では九九の次に八算
大きい数(割る数)が先で小さい数が後
継子危機一髪
「人生100年時代の60歳からの家」を紹介します。
わが家もアラサー住宅。
いろいろ迷いながらリフォームを重ねています。
出版社の案内には、
「買う? 建てる? リノベーションする?
住まいに関する不安を解消し、人生100年時代を楽しむための家計画 !
60歳からの生活をもっと心豊かなものにするために必ず知りたい住まいの
こと。」
とあります。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は‥
・「定年前の住まいのリセットは終活への第一歩」
・「リフォームに1500万円以上掛けるなら小さな家に建て替える」
・「アラサー住宅を直して10年は住む」
もう一つ、再掲載になりますが、西田知巳さんの
「子どもたちは象をどう量ったのか」①を載せます。
読み終えるとと、少し利口になった気分になりました。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「人生100年時代の60歳からの家」湯山重行 エクスナレッジ 2020年
◇第二の人生をどう生きるかを考える
「こころの豊かさ」を感じる家
ノルウェー
キャンピングカー
「サマーハウス」金曜午後~日曜
時間・健康・お金
定年前の住まいのリセットは終活への第一歩
◇暮らしを豊かにする一点豪華主義リフォーム
一つのピカピカで3ランクアップ
一部屋まるごとクロゼット(70~150万円)
ディスプレイを兼ねた趣味の部屋(70~150万円)
土間スペース
セミ吹き抜けで豊かな空間(100~200万円)
通常天井高+1m
◇今の家を直して「稼ぐ家」に変える
戸建てで教室を開く
学習塾
- トイレと玄関(独立)
◇小さな家へ住み替える
リフォームに1500万円以上掛けるなら小さな家に建て替える
60歳からの小さな家
「60ハウス」1800万円~
必要最小限のコンパクトな家
「FOFUハウス」1200万円~
超ミニマムな
「ぴっころハウス」1100万円~
LDK
床はフローリングに
<ムク>か<複合材>か?
ムクはいいけれどもストレスも…
◇これからの二世帯住宅
メゾネット型 2世帯住宅
2軒の戸建てを1枚の壁でくっつけた 3500万円~
重層長屋
1F親世帯 2F子世帯 3500万円~
戸建てを2軒並べる
3700万円~
既存の家の庭に子世帯をつくりドッキング
いずれは切り離す 1800万円~
◇アラサー(築30年住宅)を直して住む
アラサー住宅を直して10年は住む
アラサー住宅はここからリノベーションを考えよう
屋根と外壁、床、水回り
屋根 軽量化 ガルバリウム銅拭き 150~200万円 雨樋も
床 カバー工法
キッチン システムキッチン
浴室・トイレ 窓 樹脂製窓をもう一枚 5000円~ 床暖房
リフォーム控除?
☆「子どもたちは象をどう量ったのか」西田知巳 柏書房①【再掲載 2013.11】
<出版社の案内>
今に伝えたい江戸時代の発想としつけ。絵でみる江戸の国語、算数、理科、
社会。
◇国語
「いろは」から
変体仮名
自分の名を書く
一覧「名頭」
漢数字は筆遣いの基本
筆の表と裏(絶えず回しながら)
文机を好きに並べて
文机(ふづくえ)-江戸時代は行書がいっぱい
文字はパズルで楽勝だ
一覧表「篇并冠尽」「小野篁歌字尽」
月の名前あれこれ
月の異称一覧(「童訓往来噺大成」)
女性ならではの手紙
女人往来
女の子の憧れ
- 六歌仙
寺子屋の守り神「菅原道真」
道真命日2月25日
毎月25日「天神講」
身近な偉人
「空海」(弘法大師)「いろは歌」「実語経」
とんちの「一休」
「一休可笑記」
何ぞ何ぞ
= なぞなぞ
四季の歌を詠じてみよう
「朗詠」
草も人気も枯れて
源平のお話
義経からの手紙「腰越状」
空を飛んだり海に潜ったり
「今昔物語集」
七夕に願いを込めて
お正月は正しく過ごそう
魚という字の大群
「魚字尽」
◇算数
算数
吉田光由 「塵劫記」1627 500の海賊版
「塵劫記」~崩し字を学ぶのに快適
大きな数、小さな数
小さい方の無限が「塵」大きい方の無限が「劫」
「万万」(一万×一万)を一億とする考え方
大事な大字
「一」と「壱」
「二」と「弐」
「10」と「拾」
◎「大字」
~ 後から加筆できない
長さを測る
いろいろな物指し「度量衡」
容積を量る
これは便利「俵杉算」
「石」「斗」「升」「合」
米一石は大人が一年間に食べる米の量
「俵杉算」 一番下の列数えて分かる
重さを量る
お金の重さ?
銀一貫=千匁
銭一貫=千文
鶴と亀じゃなかった鶴亀算
キジとウサギ
◎ ひとまず仮説として立てそこから導いた結果のずれをもとに
修正していく方法
お鍋の中の中の - 入れ子算
何人で何反盗んだか
「盗人算」8反ずつ分けると7反足りない
7反ずつ分けると8反余る
馬に乗る人歩く人
馬乗り算
6里の道を4人の旅人が3頭の馬
… 公平に
出会いの時、追いつく時
「旅人算」
- 時計算
爆発的に増えてびっくり
「ねずみ算」
移して戻してまた移して
「油分け算」
小町算で九九を作ろう
「小町算」
股の間から高さを測ろう
相似
糸をくわえて距離を測ろう
町見術 測量のアイデア
町は109m 目で見るから町見算 相似
転がして測ろう
江戸時代の円周率3.16→3.14
九九を九九と呼ぶわけ
中国は九九八十一から始まっていた
大きな数→小さな数 「八算」
8つのわり算
戦国時代に中国から算盤と八算(わり算九九)
寺子屋では九九の次に八算
大きい数(割る数)が先で小さい数が後
継子危機一髪
「教え方ガイドブック」志水廣 明治図書 2006年 ③ /「日本の地名がわかる事典」浅井建爾 日本実業出版社 1998年 ①【再掲載 2019.11】 [読書記録 教育]
今回は、9月20日に続いて、志水廣さんの
「算数力がつく教え方ガイドブック」3回目の紹介です。
出版社の案内には、
「子どもの内なる知を引き出す算数授業ガイドブック決定版。
志水流算数・数学の授業論はつとに知れ渡っているが、この指導法の柱、
○つけ法も、復唱法も、自ら学ぶ問題解決型授業に迫るためのもの。こ
れら、子どもの内なる知を引き出し構成する授業のノウハウを、基礎基
本から高度なテクまで、実例をいれていただきながら示す。」
とあります。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は‥
・「日常の授業では、教科書から教材を取材し,第3段階の指導案の選択決定
と問題提示の工夫,教材のねらいを分からせる手だてを考えるのが普通で
ある」
・「授業をつくるのに大切なことは、指導目標と内容をつかみ、ひと言で目標
を言えることである。何を指導したいのか,どんな考え方や態度を育てた
いのかをひと言で言うためには、教師がねらいをハッキリつかんでいなけ
ればならない。」
・「授業の指導法とは戦略を立てることである」
もう一つ、再掲載になりますが、浅井建爾さんの
「日本の地名がわかる事典」①を載せます。
静岡県はに現在「村」がなく、なぜか大変寂しく感じます。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「教え方ガイドブック」志水廣 明治図書 2006年 ③
7 対話的説明型授業課程
1 いろいろな授業の課程
説明型授業 と 問題解決型授業
①一方的型 ②対話型
×「分かりましたか」 → 「この場合はどうなるかな」
×「どうですか」 → 「分かったことを言ってごらん」
2 対話型説明型授業の課程
ⅰ 問題を説明する段階
・本時のめあてを知らせる
↓
ⅱ 問題の解き方を説明する段階
・既習事項とつなげながら説明する
↓
ⅲ 解かせる段階
・教師のやり方に沿って問題解決 → 視写させるやり方も
↓
ⅳ まとめる段階
・結論を一般化してまとめる
↓
ⅴ 適用させる段階
・いろいろな場面に当てはめる
■欠点
・常に教師から情報が与えられている点
子ども自ら学ぶというにはほど遠い
8 授業づくりマニュアル
(1) 授業づくりの構想・設計の一般的マニュアル
1 教材研究
① 指導内容の把握・目標の吟味をする
② 重点内容を明確化する
2 学習課題の決定
③ 教科書通りとする
④ 新しく作り替える
3 授業の構想・設計
⑤ 構想 指導法の選択・決定
ヤマ場の設定
⑥ 設計 問題提示の仕方
問題解決の方向性(展開の仕方)
4 指導案作成
⑦ 目標を書く
⑧ 目標との関連をかく
⑨ 展開をかく
<教師の働き掛け・子供の活動と反応・指導上の留意点>に分けて書く>
5 実際の授業での実証と修正
⑩ 実際に授業する
予定通り実施
臨機応変の対応
⑪ 授業の反省として授業づくりの修正をする
<日常の授業>
教科書から教材を取材し,第3段階の指導案の選択決定と問題
提示の工夫,教材のねらいを分からせる手だてを考えるのが普通
である
(2) 授業の指導法11
指導目標と内容をつかむ
→ ひと言で目標を言える
一言で言える
…何を指導したいのか,どんな考え方や態度を育てたいのか
↑
◎ 教師がねらいをハッキリつかむ
授業の指導法 = 戦略
1 既習事項で算数を組み立てさせよ
2 多様な解法,多様な解を求めさせよ
3 発展的に考えさせよ
4 教具を工夫して活動せよ
5 子供の素直な疑問を生かせ
6 予想外の反応を生かせ
7 つまずきを生かせ
8 生活との関わりを大切にせよ
9 ゲームやパズルから数理を見付けさせよ
10 教科書をうまく活用せよ
11 教材の流れを組み直すことを考えよ
☆「日本の地名がわかる事典」浅井建爾 日本実業出版社 1998年 ①【再掲載 2019.11】
[出版社の案内]
日本にある地名の一つひとつに由来がある。地名に秘められた幾千もの物語
地形、歴史、人物、故事、市町村合併など一言では語り尽くせない地名誕生
の秘話・由来。楽しみながら博識になれる知的ガイドブック。
<バラエティに富む日本地名>
◇地名の密度は西高東低
人口密度も西日本の方が高い
◇マチとチョウ
全国3232の市町村(1997年時点)
町「チョウ」「マチ」
全国では1993町(平成9年)
マチが737(37%)チョウが1256(63%)
◎マチ - 東日本に多い
チョウ- 西日本に多い
◇沖縄
城(グスク) 村(ソン)
村(ソン)は近畿以西に集中
◇日本の地名
多い順に
川 田 山 大 野 島 津 東 原 和 上 南 三 北
小 西 中 高 日 木 美 内 城 松 井
◇同名の市
地方自治体法により同名の市は認められず
例外 府中市(東京都と広島県)
旧国名を冠に
長野市 河内長野市(大阪府)
郡山市 大和郡山市(奈良県)
村山市(山形県) 武蔵村山市(東京都)
清水市 土佐清水市(高知県)
高田市(現上越市) 陸前高田市(岩手県)大和高田市(奈良県)
豊後高田市(大分県)
八幡市(現北九州市) 近江八幡市(滋賀県) 八幡市(京都市)
守山市(現名古屋市) 守山市(滋賀県)
|
※ 日本人は旧国名に強い愛着と郷愁
伝統工芸市、名産品、店の屋号
その他
常陸太田市、美濃加茂市、尾張旭市、泉大津市、泉佐野市、
伊予三島市
◇旧国名を名乗る都市
ほとんどは市町昇格時に生まれた新しい地名
|
◎伝統地名を最も粗末にした自治体
◇地名
漢字二字が主流
市町村名 漢字2字(80%)漢字1字(15%)その他(5%)
∥
和銅年間(708~715)
◎国策により中国に倣って地名を2字の好字に強制的に解消させられた
それ以前 三字 一字も
旧国名
和泉 - 古くは「泉」の国 → 「和泉」
木の国 紀の国 → 紀伊
かつて毛野国
(大化の改新)上毛野 上野
下毛野 下野
烏瑳箇 → 小坂 → 大坂 → 大坂
※ 最近乱れ始め三字、四字、漢字ひらがな組み合わせ
「算数力がつく教え方ガイドブック」3回目の紹介です。
出版社の案内には、
「子どもの内なる知を引き出す算数授業ガイドブック決定版。
志水流算数・数学の授業論はつとに知れ渡っているが、この指導法の柱、
○つけ法も、復唱法も、自ら学ぶ問題解決型授業に迫るためのもの。こ
れら、子どもの内なる知を引き出し構成する授業のノウハウを、基礎基
本から高度なテクまで、実例をいれていただきながら示す。」
とあります。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は‥
・「日常の授業では、教科書から教材を取材し,第3段階の指導案の選択決定
と問題提示の工夫,教材のねらいを分からせる手だてを考えるのが普通で
ある」
・「授業をつくるのに大切なことは、指導目標と内容をつかみ、ひと言で目標
を言えることである。何を指導したいのか,どんな考え方や態度を育てた
いのかをひと言で言うためには、教師がねらいをハッキリつかんでいなけ
ればならない。」
・「授業の指導法とは戦略を立てることである」
もう一つ、再掲載になりますが、浅井建爾さんの
「日本の地名がわかる事典」①を載せます。
静岡県はに現在「村」がなく、なぜか大変寂しく感じます。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「教え方ガイドブック」志水廣 明治図書 2006年 ③
7 対話的説明型授業課程
1 いろいろな授業の課程
説明型授業 と 問題解決型授業
①一方的型 ②対話型
×「分かりましたか」 → 「この場合はどうなるかな」
×「どうですか」 → 「分かったことを言ってごらん」
2 対話型説明型授業の課程
ⅰ 問題を説明する段階
・本時のめあてを知らせる
↓
ⅱ 問題の解き方を説明する段階
・既習事項とつなげながら説明する
↓
ⅲ 解かせる段階
・教師のやり方に沿って問題解決 → 視写させるやり方も
↓
ⅳ まとめる段階
・結論を一般化してまとめる
↓
ⅴ 適用させる段階
・いろいろな場面に当てはめる
■欠点
・常に教師から情報が与えられている点
子ども自ら学ぶというにはほど遠い
8 授業づくりマニュアル
(1) 授業づくりの構想・設計の一般的マニュアル
1 教材研究
① 指導内容の把握・目標の吟味をする
② 重点内容を明確化する
2 学習課題の決定
③ 教科書通りとする
④ 新しく作り替える
3 授業の構想・設計
⑤ 構想 指導法の選択・決定
ヤマ場の設定
⑥ 設計 問題提示の仕方
問題解決の方向性(展開の仕方)
4 指導案作成
⑦ 目標を書く
⑧ 目標との関連をかく
⑨ 展開をかく
<教師の働き掛け・子供の活動と反応・指導上の留意点>に分けて書く>
5 実際の授業での実証と修正
⑩ 実際に授業する
予定通り実施
臨機応変の対応
⑪ 授業の反省として授業づくりの修正をする
<日常の授業>
教科書から教材を取材し,第3段階の指導案の選択決定と問題
提示の工夫,教材のねらいを分からせる手だてを考えるのが普通
である
(2) 授業の指導法11
指導目標と内容をつかむ
→ ひと言で目標を言える
一言で言える
…何を指導したいのか,どんな考え方や態度を育てたいのか
↑
◎ 教師がねらいをハッキリつかむ
授業の指導法 = 戦略
1 既習事項で算数を組み立てさせよ
2 多様な解法,多様な解を求めさせよ
3 発展的に考えさせよ
4 教具を工夫して活動せよ
5 子供の素直な疑問を生かせ
6 予想外の反応を生かせ
7 つまずきを生かせ
8 生活との関わりを大切にせよ
9 ゲームやパズルから数理を見付けさせよ
10 教科書をうまく活用せよ
11 教材の流れを組み直すことを考えよ
☆「日本の地名がわかる事典」浅井建爾 日本実業出版社 1998年 ①【再掲載 2019.11】
[出版社の案内]
日本にある地名の一つひとつに由来がある。地名に秘められた幾千もの物語
地形、歴史、人物、故事、市町村合併など一言では語り尽くせない地名誕生
の秘話・由来。楽しみながら博識になれる知的ガイドブック。
<バラエティに富む日本地名>
◇地名の密度は西高東低
人口密度も西日本の方が高い
◇マチとチョウ
全国3232の市町村(1997年時点)
町「チョウ」「マチ」
全国では1993町(平成9年)
マチが737(37%)チョウが1256(63%)
◎マチ - 東日本に多い
チョウ- 西日本に多い
◇沖縄
城(グスク) 村(ソン)
村(ソン)は近畿以西に集中
◇日本の地名
多い順に
川 田 山 大 野 島 津 東 原 和 上 南 三 北
小 西 中 高 日 木 美 内 城 松 井
◇同名の市
地方自治体法により同名の市は認められず
例外 府中市(東京都と広島県)
旧国名を冠に
長野市 河内長野市(大阪府)
郡山市 大和郡山市(奈良県)
村山市(山形県) 武蔵村山市(東京都)
清水市 土佐清水市(高知県)
高田市(現上越市) 陸前高田市(岩手県)大和高田市(奈良県)
豊後高田市(大分県)
八幡市(現北九州市) 近江八幡市(滋賀県) 八幡市(京都市)
守山市(現名古屋市) 守山市(滋賀県)
|
※ 日本人は旧国名に強い愛着と郷愁
伝統工芸市、名産品、店の屋号
その他
常陸太田市、美濃加茂市、尾張旭市、泉大津市、泉佐野市、
伊予三島市
◇旧国名を名乗る都市
ほとんどは市町昇格時に生まれた新しい地名
|
◎伝統地名を最も粗末にした自治体
◇地名
漢字二字が主流
市町村名 漢字2字(80%)漢字1字(15%)その他(5%)
∥
和銅年間(708~715)
◎国策により中国に倣って地名を2字の好字に強制的に解消させられた
それ以前 三字 一字も
旧国名
和泉 - 古くは「泉」の国 → 「和泉」
木の国 紀の国 → 紀伊
かつて毛野国
(大化の改新)上毛野 上野
下毛野 下野
烏瑳箇 → 小坂 → 大坂 → 大坂
※ 最近乱れ始め三字、四字、漢字ひらがな組み合わせ
「教えることの復権」大村はま・苅谷剛彦・苅谷夏子 ちくま新書 2003年 ① /「歴史の風景」木村尚三郎 山川出版社 2003年 ①【再掲載 2015.7】 [読書記録 教育]
今回は、大村はまさん、苅谷剛彦さん、苅谷夏子さんの
「教えることの復権」1回目の紹介です。
出版社の案内には、
「今、日本の教育界では、子どもの自主性を大切にしようと、『教える』
ことよりも『学ぶ』ことに重点を置きはじめたように見える。これまで
の『詰め込み』への反動であろう。だが一方で、教師の役割を軽視しす
ぎてはいないだろうか?本書では、教師が『教えるということ』をもう
一度正面から見つめ直し、今もっとも必要なことは何かということを、
すぐれた教師とその教え子、教育社会学者の間で徹底的に考える。」
とあります。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は‥
・「どうも国語は生ぬるい」
「中学校は大人になる学校だから『話はいっぺんで聞きなさい』という緊
張感が大切である」
・「教師には気迫が必要。エネルギッシュな職業人でありたい」
・「話し合い活動では、教師は子どもがつっかえたら自分が司会者になって、
すっと引っ込む、困るとすっと入りすっと引く姿勢が必要だ。教師は決
して批判しない、こういう事を言いなさいと言うべきではない」
もう一つ、再掲載になりますが、木村尚三郎さんの
「歴史の風景」①を載せます。
木村さんは浜松にある静岡文化芸術大学の初代学長を務められていました。
なお、現在静岡県知事の川勝平太さんはその次の学長でした。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「教えることの復権」大村はま・苅谷剛彦・苅谷夏子 ちくま新書 2003年 ①
◇「大村はま国語教室」への扉 苅谷夏子
「どうも国語は生ぬるい」
授業のありがたみが分からない
小柄な女性教師との出会い
区立石川台中学校(大田区)
当時63歳の大村はま
宿題確認
- 事情を書いた紙のやりとり
昭和44年 ヨーロッパの土産話
- おもしろい
◇言葉文化を学ぶことの価値観 大村はま・苅谷夏子
大村教室の雰囲気
国語 授業中の記録 てびき 資料 週刊の国語教室通信
作業のためのメモ・構成案 作文 試験 評価表
|
学期末にすべてバインダーにとじる
ページ、目次、前書き、後書き、タイトル
図書室での授業
教材
- 書評、広告、放送、日常言語、日録、PR誌
普通の公立中学校で
中学校は大人になる学校
「話はいっぺんで聞きなさい」という緊張感
お詫びをしないと話さない
掲示 … 1日ではがす
気迫 エネルギッシュな職業人
勉強には時間もお金も惜しまない
明るい雰囲気の中で伝えられた
◇大村はま国語教室の実践 大村はま・苅谷夏子
1 生徒の目から見た単元学習の実践
A 単元「ことば」ということばはどのような意味で使われているか
・「何となく分かる」を「はっきり分かる」に
辞書で言葉を引く
・教科書一冊から「ことば」という単語を拾う
カードに書き集める
・「常に二つを比べる」カードの振り分け作業
いつでも二つを比べる
→ 分類
・気が付くと私家版の辞書ができていた
・地道な作業の積み重ねがいちばん大事
2 B 単元「わたしの履歴書」を読む(中3)
・自分の履歴書を書く
・「創造」とは迷った末に選び取ったもののこと
・生徒一人一人が個別の人物を読む
わたしは-神近市子の自叙伝
・猛然と本に向かった幸せな読書体験
∥
(しめくくり)
端的に表現し根拠とともに発表する
3 単元学習の本質とは
・教科書を丸ごと何回も使う
・単元「旅の絵本」安野光雄
・常に新しい教材を
① 教室へ出る自分の姿をよい状態で保つため
= 新鮮な喜び
② 同じ単元だと以前の子どもと比較してしまう
・話し合いの指導
「エーッ」と言いかけたときベルの音を
問答VS対話
・一生の基本となる力
・話し合いそのものを教える時間
※ 話し合いの前に話すことができる準備をする
→ 線の太いテーマで話し合い
◎ 子どもがつっかえたら自分が司会者になって、すっと
引っ込む
・困るとすっと入りすっと引く
決して批判しない。こういう事を言いなさいと言わない。
|
こう言えばいいと思うことを実演する
・話し合いのための準備
☆「歴史の風景」木村尚三郎 山川出版社 2003年 ①【再掲載 2015.7】
◇日常性からの遮断
入院中に新しい考えがひらめく、悟りをひらく、という経験をする人は少
なくない。
それは、日常性から遮断され、ふだんの仕事から切り離されて、今まで見
えなかったものが見えてくるからである。
入院中は、仕事のあいだ働いていた目とか手足は活動を休止し、その代り、
今まであまり気にかけなかった耳とか鼻とか皮膚感覚が活発に働き出す。
ちょっとした音とか匂いに鋭敏になり、シーツとか包帯とかの感触が気に
なり出す。見えなかったものが見えてくるのは、そのためである。
ヴァカンスも、入院と同じ意味を持つ。
ヴァキューム(真空)と似た言葉であり、休養・休廷・欠員・空位空席、
つまりは空っぽの状態がヴァカンスである。
仕事から自分を切り離し、たとえば海外旅行に出る。すると、今まで親し
くお付き合いをしていたはずの同僚の顔はフッと消え、ときには名前すら思
い出せない。
その代り、小学校時代の恩師の顔とか言葉が急に浮かんできたり、カフェ
のボーイのちょっとした仕草から、これからの社会のあり方が予見されたり
する。
日常性からの遮断によって防衛本能が強まり、身体の別の感覚が呼び覚さ
れて、猛然と働き出すからである。
入院とまでは行かなくとも、山に入る、寺で座禅を組む、外国でくらす、
都会でビジネスマンがソバ屋の修業をする、その他何でもいい、自らを積極
的に日常性から遮断するとき、それまで隠れていたもう一人の自分が姿を現
す。
その新しい自分がこれまでの自分に教えるからこそ、新しい発想がひらめ
くことになる。
いわば、自分のなかでの異業種交流である。
巨大なカテドラルの入口は、不似合なほど狭く小さい。
それは、茶室の小さなにじり口と同じく、日常の生活空間にありながら日
常性から自分を遮断し、もう一人の自分を呼び覚すための装置である。
入口が大きく日常性に開放されていたのでは、もう一人の自分は出てこな
い。
書斎・研究室の入口も、小さくあるべしである。
「教えることの復権」1回目の紹介です。
出版社の案内には、
「今、日本の教育界では、子どもの自主性を大切にしようと、『教える』
ことよりも『学ぶ』ことに重点を置きはじめたように見える。これまで
の『詰め込み』への反動であろう。だが一方で、教師の役割を軽視しす
ぎてはいないだろうか?本書では、教師が『教えるということ』をもう
一度正面から見つめ直し、今もっとも必要なことは何かということを、
すぐれた教師とその教え子、教育社会学者の間で徹底的に考える。」
とあります。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は‥
・「どうも国語は生ぬるい」
「中学校は大人になる学校だから『話はいっぺんで聞きなさい』という緊
張感が大切である」
・「教師には気迫が必要。エネルギッシュな職業人でありたい」
・「話し合い活動では、教師は子どもがつっかえたら自分が司会者になって、
すっと引っ込む、困るとすっと入りすっと引く姿勢が必要だ。教師は決
して批判しない、こういう事を言いなさいと言うべきではない」
もう一つ、再掲載になりますが、木村尚三郎さんの
「歴史の風景」①を載せます。
木村さんは浜松にある静岡文化芸術大学の初代学長を務められていました。
なお、現在静岡県知事の川勝平太さんはその次の学長でした。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「教えることの復権」大村はま・苅谷剛彦・苅谷夏子 ちくま新書 2003年 ①
◇「大村はま国語教室」への扉 苅谷夏子
「どうも国語は生ぬるい」
授業のありがたみが分からない
小柄な女性教師との出会い
区立石川台中学校(大田区)
当時63歳の大村はま
宿題確認
- 事情を書いた紙のやりとり
昭和44年 ヨーロッパの土産話
- おもしろい
◇言葉文化を学ぶことの価値観 大村はま・苅谷夏子
大村教室の雰囲気
国語 授業中の記録 てびき 資料 週刊の国語教室通信
作業のためのメモ・構成案 作文 試験 評価表
|
学期末にすべてバインダーにとじる
ページ、目次、前書き、後書き、タイトル
図書室での授業
教材
- 書評、広告、放送、日常言語、日録、PR誌
普通の公立中学校で
中学校は大人になる学校
「話はいっぺんで聞きなさい」という緊張感
お詫びをしないと話さない
掲示 … 1日ではがす
気迫 エネルギッシュな職業人
勉強には時間もお金も惜しまない
明るい雰囲気の中で伝えられた
◇大村はま国語教室の実践 大村はま・苅谷夏子
1 生徒の目から見た単元学習の実践
A 単元「ことば」ということばはどのような意味で使われているか
・「何となく分かる」を「はっきり分かる」に
辞書で言葉を引く
・教科書一冊から「ことば」という単語を拾う
カードに書き集める
・「常に二つを比べる」カードの振り分け作業
いつでも二つを比べる
→ 分類
・気が付くと私家版の辞書ができていた
・地道な作業の積み重ねがいちばん大事
2 B 単元「わたしの履歴書」を読む(中3)
・自分の履歴書を書く
・「創造」とは迷った末に選び取ったもののこと
・生徒一人一人が個別の人物を読む
わたしは-神近市子の自叙伝
・猛然と本に向かった幸せな読書体験
∥
(しめくくり)
端的に表現し根拠とともに発表する
3 単元学習の本質とは
・教科書を丸ごと何回も使う
・単元「旅の絵本」安野光雄
・常に新しい教材を
① 教室へ出る自分の姿をよい状態で保つため
= 新鮮な喜び
② 同じ単元だと以前の子どもと比較してしまう
・話し合いの指導
「エーッ」と言いかけたときベルの音を
問答VS対話
・一生の基本となる力
・話し合いそのものを教える時間
※ 話し合いの前に話すことができる準備をする
→ 線の太いテーマで話し合い
◎ 子どもがつっかえたら自分が司会者になって、すっと
引っ込む
・困るとすっと入りすっと引く
決して批判しない。こういう事を言いなさいと言わない。
|
こう言えばいいと思うことを実演する
・話し合いのための準備
☆「歴史の風景」木村尚三郎 山川出版社 2003年 ①【再掲載 2015.7】
◇日常性からの遮断
入院中に新しい考えがひらめく、悟りをひらく、という経験をする人は少
なくない。
それは、日常性から遮断され、ふだんの仕事から切り離されて、今まで見
えなかったものが見えてくるからである。
入院中は、仕事のあいだ働いていた目とか手足は活動を休止し、その代り、
今まであまり気にかけなかった耳とか鼻とか皮膚感覚が活発に働き出す。
ちょっとした音とか匂いに鋭敏になり、シーツとか包帯とかの感触が気に
なり出す。見えなかったものが見えてくるのは、そのためである。
ヴァカンスも、入院と同じ意味を持つ。
ヴァキューム(真空)と似た言葉であり、休養・休廷・欠員・空位空席、
つまりは空っぽの状態がヴァカンスである。
仕事から自分を切り離し、たとえば海外旅行に出る。すると、今まで親し
くお付き合いをしていたはずの同僚の顔はフッと消え、ときには名前すら思
い出せない。
その代り、小学校時代の恩師の顔とか言葉が急に浮かんできたり、カフェ
のボーイのちょっとした仕草から、これからの社会のあり方が予見されたり
する。
日常性からの遮断によって防衛本能が強まり、身体の別の感覚が呼び覚さ
れて、猛然と働き出すからである。
入院とまでは行かなくとも、山に入る、寺で座禅を組む、外国でくらす、
都会でビジネスマンがソバ屋の修業をする、その他何でもいい、自らを積極
的に日常性から遮断するとき、それまで隠れていたもう一人の自分が姿を現
す。
その新しい自分がこれまでの自分に教えるからこそ、新しい発想がひらめ
くことになる。
いわば、自分のなかでの異業種交流である。
巨大なカテドラルの入口は、不似合なほど狭く小さい。
それは、茶室の小さなにじり口と同じく、日常の生活空間にありながら日
常性から自分を遮断し、もう一人の自分を呼び覚すための装置である。
入口が大きく日常性に開放されていたのでは、もう一人の自分は出てこな
い。
書斎・研究室の入口も、小さくあるべしである。
鷲田小彌太さんはこんなことを ⑮-「新学問のすすめ」マガジンハウス 1997年 (3) /「ハシモト式 古典入門」橋本治 ごま書房 1997年 ③【再掲載 2016.9】 [読書記録 教育]
今回は、9月11日に続いてわたしの読書ノートから、
「鷲田小彌太さんはこんなことを」15回目、
「新学問のすすめ」3回目の紹介です。
出版社の案内には
「楽しく生きるために、何をどう学び活かしていくか。仕事と生活に役立
つ『新・学問』の快楽的修得法。」
とあります。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は…
・「大学は大衆化した
= 産業社会とビジネス社会に適応する知識や技術の習得」
・「戦後日本の教育は平均値を上げる教育
産業社会の一員となるために多様な能力」
・「学問の最先端は学者の頭の中にある。ただし最先端の研究者と最上の
教師とは殆どの場合一致しない」
もう一つ、再掲載になりますが、橋本治さんの
「ハシモト式 古典入門」③を載せます。
受験生の頃「ハシモト式」が出ていれば…
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆鷲田小彌太さんはこんなことを ⑮-「新学問のすすめ」マガジンハウス 1997年 (3)
◇人はなぜ学問をするのか (1)
□「学問」が変わった
徒弟制度としての学問教授
教授 ~ 自由放任
「努力せざる者能力なき者は去れ!」
|
なすべきは古典解釈,個別研究
「大学」の学問の変容
60年代大学紛争
→ 大学全体の権威が崩壊した
大学は大衆化した
= 産業社会とビジネス社会に適応する知識や技術の習得
大学で,「専門」も「教養」も「学問」という形式では
消滅して行きつつある
□大学とは何か
3つのカテゴリー
(1)大学の最高カテゴリー
専門教育を行う
嘗ての哲学は「知の総体」
= 「綜芸種智院」(アーツ・アンド・サイエンス)
↓
◎ 専門への文化
専門研究者を養成する
- 教員の養成
国家支柱の一員となる
- エリート
最高カテゴリーは最重要カテゴリーではない
大衆的な専門 = 教養大学が圧倒的多数
(2)大学の重要カテゴリー
教養教育を行う
「綜芸種智」=「教養」(リベラル・アーツ)
ゼネラリストの知と技術
教養人
~ 有閑階級 エリート
教養を教える教師がいなかった
制度的にも専門部より劣位
教養教育は担当する教師の専門の周辺をなぞるようなもの
= 専門を薄めた雑炊に終始
↓
◎ しかし,文部省は一体化
一般的な知識・技術の持ち主を養成する
戦後日本の教育 = 平均値を上げる教育
エリート養成の教育は特殊な例外を除き存在しなかった
|
◎ 2~3割の「落ちこぼれ層」が生まれる
◎ 1割の「エリート層」が対象から外される
産業社会の一員となる
多様な能力
(3)大学の最低カテゴリー
モラトリアム機関である
自律的な生活者を養成する
職業に結びつかない知と技術 = 教養
国際・国家市民の一員となる
□学問の最先端はどこにある
企業は研究開発の最大部門である
学問の「棲み分け」 民間・国家プロジェクト・大学
学問の最先端は学者の頭の中にある
ただし最先端の研究者と最上の教師とは殆どの場合一致しない
☆「ハシモト式 古典入門」橋本治 ごま書房 1997年 ③【再掲載 2016.9】
◇「ひらがな」の持つ意味
□国家が認めた最初のひらがな 『古今和歌集』
『古今和歌集』
序文 紀貫之はひらがなで書いた = 国家事業として作られた本
□日本人の心は,ひらがなが表現した
序文(意訳)
「和歌というものは,人の心の中にある感情を核として生まれた言葉に
よってできているものだ。世の中に生きている人間には,いろんな事
が起きて忙しいけれども,その忙しさが人間に働きかけて,いろいろ
な感情を生む。その感情があるからこそ,人間は,何かを見たり聞い
たりするに付けて,自分の感情を形にした歌を詠むのだ。」
◇「古典の中の古典」が日本の古典をわかりにくくしている
□「古典の中の古典」とは?
古典
①「漢字だけ」
『日本書紀』『古事記』
②「漢字だけの万葉仮名によるもの」
『万葉集』
③ひらがなだけ
『源氏物語』『土佐日記』
『古今和歌集』
※ 古典というものは元々分かりにくいもの
□平安時代に,まだ,ちゃんとした日本語の文章は存在しない
「普通の日本語の文章による古典」は『徒然草』(兼好法師)
∥
◎ 兼好法師の時代になって初めて現代人にも読める文章が登場
◇「和歌」はどうして重要なのか
□和歌が重要な『伊勢物語』
『伊勢物語』和歌がとても多い
在原業平が主人公 - 絶世の美男
→ 后とスキャンダル起こし都外へ
「作者が詠んで,主役は和歌」
□漢字ばかりじゃ女にもてない
「男=漢字」
「歌を歌う」
= 漢詩の一節にメロディを付けて歌った
男の上等な趣味
◎ ひらがなによる和歌よりも,漢文・漢詩の外国系が断然優位
「和歌」
=「やまと歌」 日本オリジナルの歌の形
□清少納言は漢字の分かる「とんでる女」
清少納言
男が漢詩の一節をなぞなぞめかして言うとすぐに返事
= 男たちの人気者
↑
清少納言嫌いが多い
代表格が紫式部
「女が漢字にまつわる知識を振り回すのはみっともない」=美学
|
◎いくら男たちが漢詩を歌っても女の所へは届かない
→ ひらがなの和歌を詠む = ラブレター
「鷲田小彌太さんはこんなことを」15回目、
「新学問のすすめ」3回目の紹介です。
出版社の案内には
「楽しく生きるために、何をどう学び活かしていくか。仕事と生活に役立
つ『新・学問』の快楽的修得法。」
とあります。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は…
・「大学は大衆化した
= 産業社会とビジネス社会に適応する知識や技術の習得」
・「戦後日本の教育は平均値を上げる教育
産業社会の一員となるために多様な能力」
・「学問の最先端は学者の頭の中にある。ただし最先端の研究者と最上の
教師とは殆どの場合一致しない」
もう一つ、再掲載になりますが、橋本治さんの
「ハシモト式 古典入門」③を載せます。
受験生の頃「ハシモト式」が出ていれば…
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆鷲田小彌太さんはこんなことを ⑮-「新学問のすすめ」マガジンハウス 1997年 (3)
◇人はなぜ学問をするのか (1)
□「学問」が変わった
徒弟制度としての学問教授
教授 ~ 自由放任
「努力せざる者能力なき者は去れ!」
|
なすべきは古典解釈,個別研究
「大学」の学問の変容
60年代大学紛争
→ 大学全体の権威が崩壊した
大学は大衆化した
= 産業社会とビジネス社会に適応する知識や技術の習得
大学で,「専門」も「教養」も「学問」という形式では
消滅して行きつつある
□大学とは何か
3つのカテゴリー
(1)大学の最高カテゴリー
専門教育を行う
嘗ての哲学は「知の総体」
= 「綜芸種智院」(アーツ・アンド・サイエンス)
↓
◎ 専門への文化
専門研究者を養成する
- 教員の養成
国家支柱の一員となる
- エリート
最高カテゴリーは最重要カテゴリーではない
大衆的な専門 = 教養大学が圧倒的多数
(2)大学の重要カテゴリー
教養教育を行う
「綜芸種智」=「教養」(リベラル・アーツ)
ゼネラリストの知と技術
教養人
~ 有閑階級 エリート
教養を教える教師がいなかった
制度的にも専門部より劣位
教養教育は担当する教師の専門の周辺をなぞるようなもの
= 専門を薄めた雑炊に終始
↓
◎ しかし,文部省は一体化
一般的な知識・技術の持ち主を養成する
戦後日本の教育 = 平均値を上げる教育
エリート養成の教育は特殊な例外を除き存在しなかった
|
◎ 2~3割の「落ちこぼれ層」が生まれる
◎ 1割の「エリート層」が対象から外される
産業社会の一員となる
多様な能力
(3)大学の最低カテゴリー
モラトリアム機関である
自律的な生活者を養成する
職業に結びつかない知と技術 = 教養
国際・国家市民の一員となる
□学問の最先端はどこにある
企業は研究開発の最大部門である
学問の「棲み分け」 民間・国家プロジェクト・大学
学問の最先端は学者の頭の中にある
ただし最先端の研究者と最上の教師とは殆どの場合一致しない
☆「ハシモト式 古典入門」橋本治 ごま書房 1997年 ③【再掲載 2016.9】
◇「ひらがな」の持つ意味
□国家が認めた最初のひらがな 『古今和歌集』
『古今和歌集』
序文 紀貫之はひらがなで書いた = 国家事業として作られた本
□日本人の心は,ひらがなが表現した
序文(意訳)
「和歌というものは,人の心の中にある感情を核として生まれた言葉に
よってできているものだ。世の中に生きている人間には,いろんな事
が起きて忙しいけれども,その忙しさが人間に働きかけて,いろいろ
な感情を生む。その感情があるからこそ,人間は,何かを見たり聞い
たりするに付けて,自分の感情を形にした歌を詠むのだ。」
◇「古典の中の古典」が日本の古典をわかりにくくしている
□「古典の中の古典」とは?
古典
①「漢字だけ」
『日本書紀』『古事記』
②「漢字だけの万葉仮名によるもの」
『万葉集』
③ひらがなだけ
『源氏物語』『土佐日記』
『古今和歌集』
※ 古典というものは元々分かりにくいもの
□平安時代に,まだ,ちゃんとした日本語の文章は存在しない
「普通の日本語の文章による古典」は『徒然草』(兼好法師)
∥
◎ 兼好法師の時代になって初めて現代人にも読める文章が登場
◇「和歌」はどうして重要なのか
□和歌が重要な『伊勢物語』
『伊勢物語』和歌がとても多い
在原業平が主人公 - 絶世の美男
→ 后とスキャンダル起こし都外へ
「作者が詠んで,主役は和歌」
□漢字ばかりじゃ女にもてない
「男=漢字」
「歌を歌う」
= 漢詩の一節にメロディを付けて歌った
男の上等な趣味
◎ ひらがなによる和歌よりも,漢文・漢詩の外国系が断然優位
「和歌」
=「やまと歌」 日本オリジナルの歌の形
□清少納言は漢字の分かる「とんでる女」
清少納言
男が漢詩の一節をなぞなぞめかして言うとすぐに返事
= 男たちの人気者
↑
清少納言嫌いが多い
代表格が紫式部
「女が漢字にまつわる知識を振り回すのはみっともない」=美学
|
◎いくら男たちが漢詩を歌っても女の所へは届かない
→ ひらがなの和歌を詠む = ラブレター
「教え方ガイドブック」志水廣 明治図書 2006年 ② /「人生の自由時間」藤本義一 岩波書店 2001年 ②【再掲載 2018.3】 [読書記録 教育]
今回は、9月17日に続いて、志水廣さんの
「算数力がつく教え方ガイドブック」2回目の紹介です。
出版社の案内には、
「子どもの内なる知を引き出す算数授業ガイドブック決定版。
志水流算数・数学の授業論はつとに知れ渡っているが、この指導法の柱、
○つけ法も、復唱法も、自ら学ぶ問題解決型授業に迫るためのもの。こ
れら、子どもの内なる知を引き出し構成する授業のノウハウを、基礎基
本から高度なテクまで、実例をいれていただきながら示す。」
とあります。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は‥
・「算数を学ぶよさ
① 算数の知識や技能が増える
② 数学的な考え方ができる」
・「よさ
① 解けるよさ
② 簡潔・明瞭・一般・統合・発展など
※ 早期に第2のよさを強いるのはよくない」
・「数学の学習では、少し難しいことを考え,そして何らかの手だてで『分
かる』『できる』ようになる,そこが楽しい」
・「5W1H(発問,板書,ワークシート,教具,ノート,算数的活動)」
もう一つ、再掲載になりますが、藤本義一さんの
「人生の自由時間」②を載せます。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「教え方ガイドブック」志水廣 明治図書 2006年 ②
4 算数のよさの2段階
1「解けること」のよさ
算数を学ぶよさ
① 算数の知識や技能が増える
② 数学的な考え方ができる
問題が解ける
- 自らの問いの発生 → 既知と未知の接点の明確化
↑
ⅰ 既習事項の総動員で解くか?
ⅱ 新しく概念を拡張して解くか?
◎ 解決できたときの喜びが記憶に結び付く
よさ
① 解けるよさ
② 簡潔・明瞭・一般・統合・発展など
※ 早期に第2のよさを強いるのはよくない
2 2段階のよさの構図
第1段階
わかる
・問題の意味が分かる
・わけや仕組みが分かる(関係把握)
・内容のよさが分かる
・解き方が分かる
できる
・解決のひらめきが分かる(見通しをもつ)
・問題を解くことができる
・真似て解くことができる
・確実に解くことができる
第2段階
わかる
簡潔・明瞭・一般・統合・発展などのよさが分かる
できる
自ら問いをもつことができる(問題発見力)
問い続けることができる(態度)
3 算数のよさのモデル
┌──┐
│ 簡潔│
│ 明瞭│ ← 第2のよさ
│ 一般│
│ 統合│
┌────┼───┼────┐
│ │ わ│ │
│ 解ける │ け│ 解ける│ ← 第1のよさ
│ └──┘ │
└─────────────┘
5 授業力とは何か
授業力
= (教材把握力×子ども把握力×指導技術力)×精神エネルギー
教材把握力 … 教材を見る目,開発する力
子ども把握力… 子どもの反応(表情・言葉)を読み取る力
子どもの心を読み取る力
指導技術力 … 授業構想・設計から具体的発問・板書・机間指導・
発言の取り上げ方など
精神エネルギー … 受容と肯定の力,気合い,パワー,熱意
算数の授業が成立するとは?
算数の授業の成立 = 授業内の「わかった」「できた」の声
楽しさ
~ 少し難しいことを考え,そして何らかの手だてで「分
かる」「できる」ようになる,そこが楽しい
◎「分かった!」「できた!」という声が出る授業
6 授業の設計の技術
1 どんな導入をするか
2 問題提示をどのようにするか
3 どんな発問で意欲を持たせるか
4 どんな発問で数理を発見させるか
5 どこで子どもに問いを発生させるのか
6 どこで子どもに話し合わせるのか
7 どのようなヒントを与えるのか
8 どんなワークシートを用意するのか
9 どんな板書をするのか
10 どこで算数的活動をさせるのか
11 どんな教具を準備すればいいのか
12 教科書をどこで使うのか
13 ノートをどんなふうにいつとらせるのか
14 つまずきを予想してどんな対応策をとればよいのか
15 どんなまとめをするのか
16 練習はどんな問題にするのか
17 どんな説明をするのか
18 少人数指導をどんな風にやればよいのか
19 掛け図を有効利用するには
20 机間指導(○つけ法)をどのようにすればよいのか
21 どもの言葉を大切にする切り返しをどのようにするか
22 どのように評価するのか
◎発問についての5W1H(板書,ワークシート,教具,ノート,算数的活動)
いつ when 導入時に
どこで where 問題提示場面で
誰が誰に who whoom教師が子どもたちに
どんな発問を what この立方体の展開図はどんな形?
どのようにするのか how 箱を見せながら
なぜそんな発問をするのかwhy 課題意識を持たせるために
◎ 5W1H(発問,板書,ワークシート,教具,ノート,算数的活動)
☆「人生の自由時間」藤本義一 岩波書店 2001年 ②【再掲載 2018.3】
◇無駄こそ心の栄養剤
□漱石の『道草』
□人生の意味
= 生きているのが何かを知るためである
何か
= 「自分がどう変わってきたか」
|
◎ 過去に読んだ一冊をもう一度手にするのが得策
□焼き物の世界
「窯変」
人間の心はこの窯のようなもの
|
窯変して驚かすのは一冊の本
□道草は心の余裕があってこそできる人生唯一の良薬
◇人生はドップラー効果だ
□童話を書く
= 透明な充実感
□アンデルセン
「心に安らぎを与えてくれる」
□「人生はドップラー効果だ」
= あっという間に消えていく
◇人生の共有時間
□「生きていくというのは時間の中を流されていくことだ」
□すべての生物に「平等」に与えられたものは「時間」である
□時間同伴者との共有時間
身内との共有時間は千年二千年
→ 共有時間の足し算
◇騙す人騙される人
□世の中には無数のマインドコントロールの網が張り巡らされている
□ホテルのセミナー
仏滅の日に多い(会場が空いていて格安)
セミナーの名称
「能力」「開発」「啓発」
◎ マインドコントロールされた人が大勢に対して又マインドコントロールを
行う (P63にマインドコントロール方法の要約)
◎ マインドコントロールは立派な詐欺
単純な脅しを文句の綾を用いて相手の考えを混乱させて不安のどん底に叩
き込んでいく
= 香具師の口上
□詐欺師たちは絶対に自分が悪いと思っていない。騙された人が愚だと思ってい
る。
= 騙される方も欲に憑かれている
◇心は脳の同居人
□友人
「全生活健忘症」
□マンションの一室を借り、もう一人の自分と交換口説
|
愛人からの裏切り
「算数力がつく教え方ガイドブック」2回目の紹介です。
出版社の案内には、
「子どもの内なる知を引き出す算数授業ガイドブック決定版。
志水流算数・数学の授業論はつとに知れ渡っているが、この指導法の柱、
○つけ法も、復唱法も、自ら学ぶ問題解決型授業に迫るためのもの。こ
れら、子どもの内なる知を引き出し構成する授業のノウハウを、基礎基
本から高度なテクまで、実例をいれていただきながら示す。」
とあります。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は‥
・「算数を学ぶよさ
① 算数の知識や技能が増える
② 数学的な考え方ができる」
・「よさ
① 解けるよさ
② 簡潔・明瞭・一般・統合・発展など
※ 早期に第2のよさを強いるのはよくない」
・「数学の学習では、少し難しいことを考え,そして何らかの手だてで『分
かる』『できる』ようになる,そこが楽しい」
・「5W1H(発問,板書,ワークシート,教具,ノート,算数的活動)」
もう一つ、再掲載になりますが、藤本義一さんの
「人生の自由時間」②を載せます。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「教え方ガイドブック」志水廣 明治図書 2006年 ②
4 算数のよさの2段階
1「解けること」のよさ
算数を学ぶよさ
① 算数の知識や技能が増える
② 数学的な考え方ができる
問題が解ける
- 自らの問いの発生 → 既知と未知の接点の明確化
↑
ⅰ 既習事項の総動員で解くか?
ⅱ 新しく概念を拡張して解くか?
◎ 解決できたときの喜びが記憶に結び付く
よさ
① 解けるよさ
② 簡潔・明瞭・一般・統合・発展など
※ 早期に第2のよさを強いるのはよくない
2 2段階のよさの構図
第1段階
わかる
・問題の意味が分かる
・わけや仕組みが分かる(関係把握)
・内容のよさが分かる
・解き方が分かる
できる
・解決のひらめきが分かる(見通しをもつ)
・問題を解くことができる
・真似て解くことができる
・確実に解くことができる
第2段階
わかる
簡潔・明瞭・一般・統合・発展などのよさが分かる
できる
自ら問いをもつことができる(問題発見力)
問い続けることができる(態度)
3 算数のよさのモデル
┌──┐
│ 簡潔│
│ 明瞭│ ← 第2のよさ
│ 一般│
│ 統合│
┌────┼───┼────┐
│ │ わ│ │
│ 解ける │ け│ 解ける│ ← 第1のよさ
│ └──┘ │
└─────────────┘
5 授業力とは何か
授業力
= (教材把握力×子ども把握力×指導技術力)×精神エネルギー
教材把握力 … 教材を見る目,開発する力
子ども把握力… 子どもの反応(表情・言葉)を読み取る力
子どもの心を読み取る力
指導技術力 … 授業構想・設計から具体的発問・板書・机間指導・
発言の取り上げ方など
精神エネルギー … 受容と肯定の力,気合い,パワー,熱意
算数の授業が成立するとは?
算数の授業の成立 = 授業内の「わかった」「できた」の声
楽しさ
~ 少し難しいことを考え,そして何らかの手だてで「分
かる」「できる」ようになる,そこが楽しい
◎「分かった!」「できた!」という声が出る授業
6 授業の設計の技術
1 どんな導入をするか
2 問題提示をどのようにするか
3 どんな発問で意欲を持たせるか
4 どんな発問で数理を発見させるか
5 どこで子どもに問いを発生させるのか
6 どこで子どもに話し合わせるのか
7 どのようなヒントを与えるのか
8 どんなワークシートを用意するのか
9 どんな板書をするのか
10 どこで算数的活動をさせるのか
11 どんな教具を準備すればいいのか
12 教科書をどこで使うのか
13 ノートをどんなふうにいつとらせるのか
14 つまずきを予想してどんな対応策をとればよいのか
15 どんなまとめをするのか
16 練習はどんな問題にするのか
17 どんな説明をするのか
18 少人数指導をどんな風にやればよいのか
19 掛け図を有効利用するには
20 机間指導(○つけ法)をどのようにすればよいのか
21 どもの言葉を大切にする切り返しをどのようにするか
22 どのように評価するのか
◎発問についての5W1H(板書,ワークシート,教具,ノート,算数的活動)
いつ when 導入時に
どこで where 問題提示場面で
誰が誰に who whoom教師が子どもたちに
どんな発問を what この立方体の展開図はどんな形?
どのようにするのか how 箱を見せながら
なぜそんな発問をするのかwhy 課題意識を持たせるために
◎ 5W1H(発問,板書,ワークシート,教具,ノート,算数的活動)
☆「人生の自由時間」藤本義一 岩波書店 2001年 ②【再掲載 2018.3】
◇無駄こそ心の栄養剤
□漱石の『道草』
□人生の意味
= 生きているのが何かを知るためである
何か
= 「自分がどう変わってきたか」
|
◎ 過去に読んだ一冊をもう一度手にするのが得策
□焼き物の世界
「窯変」
人間の心はこの窯のようなもの
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窯変して驚かすのは一冊の本
□道草は心の余裕があってこそできる人生唯一の良薬
◇人生はドップラー効果だ
□童話を書く
= 透明な充実感
□アンデルセン
「心に安らぎを与えてくれる」
□「人生はドップラー効果だ」
= あっという間に消えていく
◇人生の共有時間
□「生きていくというのは時間の中を流されていくことだ」
□すべての生物に「平等」に与えられたものは「時間」である
□時間同伴者との共有時間
身内との共有時間は千年二千年
→ 共有時間の足し算
◇騙す人騙される人
□世の中には無数のマインドコントロールの網が張り巡らされている
□ホテルのセミナー
仏滅の日に多い(会場が空いていて格安)
セミナーの名称
「能力」「開発」「啓発」
◎ マインドコントロールされた人が大勢に対して又マインドコントロールを
行う (P63にマインドコントロール方法の要約)
◎ マインドコントロールは立派な詐欺
単純な脅しを文句の綾を用いて相手の考えを混乱させて不安のどん底に叩
き込んでいく
= 香具師の口上
□詐欺師たちは絶対に自分が悪いと思っていない。騙された人が愚だと思ってい
る。
= 騙される方も欲に憑かれている
◇心は脳の同居人
□友人
「全生活健忘症」
□マンションの一室を借り、もう一人の自分と交換口説
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愛人からの裏切り
「家庭崩壊・学級崩壊・学校崩壊」松井和 エイデル研究所 1999年 ④ /「どうしたら数学ができるようになるか」(中学校編) 銀林浩 日本評論社 2001年 ② 【再掲載 2013.6】 [読書記録 教育]
今回は、9月16日に続いて松井和さんの
「家庭崩壊・学級崩壊・学校崩壊」4回目の紹介です。
出版社の案内には、
「親たちは、『子育て』を幸福の基盤に、人間らしさを身につけて来ました。
その機会を組織的に奪うと、社会からモラルや秩序、忍耐力が消えてい
きます。親の役割りを、教育機関や福祉がしようとする時、家庭崩壊が
始まります。三人に一人が未婚の母から産まれる欧米社会に、私たちは
何を学ぶのか。『自然』という言葉の意味するものは何なのか。奇跡的
にまだ家庭が崩壊していない日本で、教育界・保育界、そして親たちの
意識改革が同時に行われれば、ひょっとして間に合うかもしれません。
先進国に共通する家庭崩壊・学校崩壊の流れを、非論理的なアニミズム
文化に根強く依存している日本人がくい止めることが出来れば、後に続
く発展途上国の親子の幸せに無限に貢献することになりはしないか。今、
地球環境の破壊が叫ばれるなか、日本人の役割は、家庭崩壊・学校崩壊
に対応する方策を見つけ出すことにあるのかもしれません。『誰の責任
か』を模索するのではなく、『誰が責任を感じる社会か』を決めてしま
うことが鍵です。これは、言葉に縛られはじめた人間達への、地球から
のメッセージです。」
とあります。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は‥
・「妊娠中のアルコール摂取
生まれてくる子供の知能や運動能力に悪い影響」
・「FASは脳障害」
もう一つ、再掲載になりますが、銀林浩さんの
「どうしたら数学ができるようになるか」(中学校編)②を載せます。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「家庭崩壊・学級崩壊・学校崩壊」松井和 エイデル研究所 1999年 ④
◇胎児性機能障害と学校崩壊
□生まれる前から虐待される子供たち
FAS(胎児性アルコール症)がアメリカで社会問題に
妊娠中のアルコール摂取
生まれてくる子供の知能や運動能力に悪い影響
↓
米国 レストランバー
警告
「妊娠中にお酒を飲むと障害児が生まれる原因となります」
子供の行動に異常が出るFAS (Fetal Alchol Syndrome)
□養子をもらった親たちの悲劇
子育てに意欲を持たない母親の子供が、意欲を持っている別の大人に渡
され育てられる
→ アメリカ各地で悲劇
原因
- 体内の十ヶ月間 アルコール漬け
アルコール依存症の可能性が高い
500人に一人のFASの子が集中
□アメリカインディアンとFAS
ネイティブアメリカンにFASが多い
ニューメキシコ州ギャロップ市
アルコール中毒率全米平均の6倍
FASは脳障害
FASに治療法はない
妊娠中の自分の行動が我が子に取り返しのつかない傷
∥
◎ FASは予防できる
□胎内で麻薬に冒される子供たち - クラック児
クラックによる機能障害
運動機能障害
- 行動に一貫性がない,物忘れが激しい 集中力がない
お酒は文化の一部
← スポンサーに遠慮
☆「どうしたら数学ができるようになるか」(中学校編) 銀林浩 日本評論社 2001年 ② 【再掲載 2013.6】
◇正の数・負の数
マイナス
預金通帳とゴルフ
資本主義の発達とともにマイナスが普及
トランプ
赤と黒のゲーム
◎正負の減法は引く数の反数を加える加法に直して計算する
5-3 5ひく3 (+5)-(+3)
5マイナス3 (+5)+(-3)
+ 省略 = 代数和 算術話
◇数を眺めてみよう
分数量(整数)と連続量(小数 分数)
分数
①分割分数 もとを1と考える
②量分数 もとが決まった量
↑
◎ 分割分数と量分数が区別できていないから分数が難しい
数の広がり
小学校 - ゼロと負の世界 自然数・ゼロ
中学校 - 負の世界 自然数とゼロに負 → 整数
|
実数
なぜゼロで割ってはいけないのか
5÷0 不能
0÷0 不定
◇数と量の発展
量
① 数える量 個数、人数、点数、金額、得点、得票、年齢、サイコロ
② 量る量 長さ、高さ、温度、湿度、深さ、面積、重さ、時間、角度、
視力、照度、速さ、密度、濃度
|
◎「1あたり量、単位あたり量」
① 内包量
「質」や「強さ」を表す量 割り方で「速度」「密度」
内包量は二つの外延量のわり算で導かれる量
速度=距離÷時間
密度=重さ÷体積
② 外延量
「大きさ」「広がり」
量の発展
多次元量(ベクトル)
複内包量
◇文字と式
文字 17世紀初~ ヴィエタ(仏)
「未知数」と「変数」と「一般定数」
「数学語」
文字
~ 具体的な数値の代入を
◇一次方程式
元と次数
「元」 …未知数
「次数」…文字を掛けた個数
連立方程式
ポイント
「どうやって未知数のない式をつくるか」
日本語を数学語に!
◇二次方程式
すべての項を左辺に移して!
ax・x+bx+c=0にする
「家庭崩壊・学級崩壊・学校崩壊」4回目の紹介です。
出版社の案内には、
「親たちは、『子育て』を幸福の基盤に、人間らしさを身につけて来ました。
その機会を組織的に奪うと、社会からモラルや秩序、忍耐力が消えてい
きます。親の役割りを、教育機関や福祉がしようとする時、家庭崩壊が
始まります。三人に一人が未婚の母から産まれる欧米社会に、私たちは
何を学ぶのか。『自然』という言葉の意味するものは何なのか。奇跡的
にまだ家庭が崩壊していない日本で、教育界・保育界、そして親たちの
意識改革が同時に行われれば、ひょっとして間に合うかもしれません。
先進国に共通する家庭崩壊・学校崩壊の流れを、非論理的なアニミズム
文化に根強く依存している日本人がくい止めることが出来れば、後に続
く発展途上国の親子の幸せに無限に貢献することになりはしないか。今、
地球環境の破壊が叫ばれるなか、日本人の役割は、家庭崩壊・学校崩壊
に対応する方策を見つけ出すことにあるのかもしれません。『誰の責任
か』を模索するのではなく、『誰が責任を感じる社会か』を決めてしま
うことが鍵です。これは、言葉に縛られはじめた人間達への、地球から
のメッセージです。」
とあります。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は‥
・「妊娠中のアルコール摂取
生まれてくる子供の知能や運動能力に悪い影響」
・「FASは脳障害」
もう一つ、再掲載になりますが、銀林浩さんの
「どうしたら数学ができるようになるか」(中学校編)②を載せます。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「家庭崩壊・学級崩壊・学校崩壊」松井和 エイデル研究所 1999年 ④
◇胎児性機能障害と学校崩壊
□生まれる前から虐待される子供たち
FAS(胎児性アルコール症)がアメリカで社会問題に
妊娠中のアルコール摂取
生まれてくる子供の知能や運動能力に悪い影響
↓
米国 レストランバー
警告
「妊娠中にお酒を飲むと障害児が生まれる原因となります」
子供の行動に異常が出るFAS (Fetal Alchol Syndrome)
□養子をもらった親たちの悲劇
子育てに意欲を持たない母親の子供が、意欲を持っている別の大人に渡
され育てられる
→ アメリカ各地で悲劇
原因
- 体内の十ヶ月間 アルコール漬け
アルコール依存症の可能性が高い
500人に一人のFASの子が集中
□アメリカインディアンとFAS
ネイティブアメリカンにFASが多い
ニューメキシコ州ギャロップ市
アルコール中毒率全米平均の6倍
FASは脳障害
FASに治療法はない
妊娠中の自分の行動が我が子に取り返しのつかない傷
∥
◎ FASは予防できる
□胎内で麻薬に冒される子供たち - クラック児
クラックによる機能障害
運動機能障害
- 行動に一貫性がない,物忘れが激しい 集中力がない
お酒は文化の一部
← スポンサーに遠慮
☆「どうしたら数学ができるようになるか」(中学校編) 銀林浩 日本評論社 2001年 ② 【再掲載 2013.6】
◇正の数・負の数
マイナス
預金通帳とゴルフ
資本主義の発達とともにマイナスが普及
トランプ
赤と黒のゲーム
◎正負の減法は引く数の反数を加える加法に直して計算する
5-3 5ひく3 (+5)-(+3)
5マイナス3 (+5)+(-3)
+ 省略 = 代数和 算術話
◇数を眺めてみよう
分数量(整数)と連続量(小数 分数)
分数
①分割分数 もとを1と考える
②量分数 もとが決まった量
↑
◎ 分割分数と量分数が区別できていないから分数が難しい
数の広がり
小学校 - ゼロと負の世界 自然数・ゼロ
中学校 - 負の世界 自然数とゼロに負 → 整数
|
実数
なぜゼロで割ってはいけないのか
5÷0 不能
0÷0 不定
◇数と量の発展
量
① 数える量 個数、人数、点数、金額、得点、得票、年齢、サイコロ
② 量る量 長さ、高さ、温度、湿度、深さ、面積、重さ、時間、角度、
視力、照度、速さ、密度、濃度
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◎「1あたり量、単位あたり量」
① 内包量
「質」や「強さ」を表す量 割り方で「速度」「密度」
内包量は二つの外延量のわり算で導かれる量
速度=距離÷時間
密度=重さ÷体積
② 外延量
「大きさ」「広がり」
量の発展
多次元量(ベクトル)
複内包量
◇文字と式
文字 17世紀初~ ヴィエタ(仏)
「未知数」と「変数」と「一般定数」
「数学語」
文字
~ 具体的な数値の代入を
◇一次方程式
元と次数
「元」 …未知数
「次数」…文字を掛けた個数
連立方程式
ポイント
「どうやって未知数のない式をつくるか」
日本語を数学語に!
◇二次方程式
すべての項を左辺に移して!
ax・x+bx+c=0にする