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「はじめて講師を頼まれたら読む本」大谷由里子 KADOKAWA 2009年 ① /「本当の学力は作文で伸びる」芦永奈雄 大和出版 2004年 ②【再掲載 2017.3】 [読書記録 一般]

今日は5月31日、金曜日です。


今回は、大谷由里子さんの
「はじめて講師を頼まれたら読む本」の紹介 1回目です。


出版社の案内には、


「20年の講師経験に裏打ちされたノウハウと斬新なアイディア、SNS
時代の顧客との関わり方など、時代に合わせた『愛にあふれた』一冊
 となっています。初めて講師を引き受けた際に、やるべきことがこの
 一冊ですべてわかります。
 ◎『60分話す』のではなく、『5分ネタを12本話す』と考え、5分ネ
  タを磨きあげる
 ◎成功体験は、『誰にでもできるスキル』に落とし込んで話すと、自
  慢話にならない
 ◎最初の3分は勝負ドコロ。『ツカミ』のネタは、必ず台本にしてブ
  ラッシュアップする
 ◎講演にメリハリをつけたいときは、『クイズ形式』にして、聞き手
  に質問する
 ◎思いとスキルはワンセットにして伝える
 ◎余韻が残る講演は、シメの話がうまいもの。3分くらいのシメ
  トークを必ず用意する」


とあります。



今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「自分の棚卸し」


・「時間泥棒になってはいけない」


・「参加者に『きっかけ』を与える人になる」


・「『伝える』から『伝わる』へ」


もう一つ、再掲載になりますが、芦永奈雄さんの
「本当の学力は作文で伸びる」②を載せます。
最初は書くことを嫌がる子どもでも、
頑張りを認めて、練習を続け、自分の伸びを感じられるようになると、
書くことを嫌がらなくなるようです。






☆「はじめて講師を頼まれたら読む本」大谷由里子 KADOKAWA 2009年 ①

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◇講師に必要な心構えは「志」
(1)講師とは何か 
○自分の人生を時系列にして30個の見出しを考えてみる
 どんな環境で育ったか どんな子供だったのか 
     どんな考え方をしていたか
事件、事象、感動、失敗談

○話やすくて伝えやすい項目を18~20個選ぶ
1つずつ5分間の内容に
       → 90分の内容
         ↓
○一つひとつの話に経験から自分が気づいたこと、体験から学んだ
    こと

   ◎「自分の棚卸し」

寝かさない講師になろう
時間泥棒になってはいけない

   マイクとマインドがあれば世の中は変えられる 
参加者に「きっかけ」を与える人になる
       ・目の前の人にどうなってほしいのか
       ・目の前の人にどうやったら伝わるのか   

「講師」の語源はお寺の説教
目的 ① 知らないことを知ってもらう
② 行動するきっかけを提供する
③ たくさんの「気付き」を促す

「掛けてもらいたい言葉」という目標をもつ


(2)目的を明確にする
○まずは「何のため」に話すのかを考える
      講演のゴールを決める  
      心を元気にする、動いてみようと思うようにする等  
      ◎メッセージはとことん追求しよう  
        - 役目は社会への恩返し


(3)「志」をもつ
何を伝えるために呼ばれたのか
箇条書き
    → 膨らませる
   熱い「志」が「伝わる」工夫を生む 
「伝える」から「伝わる」へ






☆「本当の学力は作文で伸びる」芦永奈雄 大和出版 2004年 ②【再掲載 2017.3】

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◇ずば抜けた結果を出すための高等テクニック
□ストーリー作文で学力を確実なものにする方法
親子での取り組み
  伸びている子が学校でダメな作文を書くようになった例
  ×学校作文のうそ 
      「~してよかったと思います。」
     「~できてとってもためになりました。」
    = 求められる「模範的文章」を書く

  
□実践 
  周りの追随を許さないプロの圧倒的テクニック 
   = 作文に息を吹き込む方法 
 「描写のテクニック」
=「状態」や「様子」を詳しく書く
  (例) × とても悲しかった
◎ 涙が止まらなかった。拳を握りしめ歯を食いしばり壁に
      何度も頭をぶつけて泣いた
= 読み手に臨場感を与える表現
     ×「楽しかったです」 
     ×「うれしかったです」 
     ×「よかったです」


□たった一行で変わる! 格調高い文章の書き方
(例) 
    × いったい何をしに来たんだ。さんざんな一日だった。
              ↓
    ○ いったい何をしに来たんだ。さんざんな一日だった。私は
     一人寂しく家に帰るのであった。

    × 是非ともまた来たい。

    ○ 是非ともまた来たい。最後にもう一度振り返って僕は自転
     車にまたがった。


□これさえすれば伝えたいことを伝えられる
「気持ちや感想を伝えれたければ,気持ちや感想を書いてはならない」
    → ◎その気持ちの時にどんな行動をとったか書く!
(一行描写例)
・安心したとき   
       ずっとこらえていた涙があふれ出てきた。
    ・腹が立ったとき  
       思いっきりドアを閉めた。
拳でドアを何度も叩いた。
    ・怖いとき
       トイレにも行けなくなり歯も磨かずに布団に潜り込んだ。
・うれしいとき   
       隣にいた友達と手を取り合って喜んだ。 
・哀しいとき    
勝手に涙があふれ出てきた。
  ◎作品にするためのプロのテクニック。


□「風景なり人物の様子なりの印象的なシーンを盛り込むこと」
必要なのは考えること!


□この訓練で「考える力」が飛躍的に高まる
小学生から学べる!プロの描写力を身に付ける秘訣
描写はかなり頭を使う
   → 鍛えられる
   = 描写は相当頭を鍛える


□もっとイメージ豊かな文章を書けるようになるには
「視線の動きに合わせて描写していく」
    ・中心から外に  ・外から中心に
・上から下に   ・下から上に
  ・焦点からぼかして・ぼかして焦点に
   (例) 
  「東海の小島の磯の白砂にわれ泣き濡れて蟹とたはむる」
     = 視覚的移動
   ◎ 続けていると知らないうちに読解力が付いてくる
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「適応障害のことがよく分かる本」貝谷久宣 講談社 2018年 ⑥(最終) /「新聞のほん」岸尾祐二 リブリオ出版 1991年 ①(上)【再掲載 2017.3】 [読書記録 一般]

今日は5月30日、木曜日です。


今回は、5月27日に続いて貝谷久宣さんの
「適応障害のことがよくわかる本」の紹介6回目 最終です。


出版社の案内には、

「適応障害はストレスに適応できずに起こる、こころの病気のひとつ。環
境の変化に適応できず、心身にさまざまな症状が現れます。抑うつと不
安が主症状で、原因となるストレスが除かれれば、症状がなくなります。
また、うつ病や不安症などの精神疾患というほどではない状態につけら
れる病名という側面も。本書は、症例も多く紹介しながら原因、診断、
治療法を徹底解説。誤解されやすい、こころの病の理解を深めるために
役立つ一冊です」

とあります。



今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「精神療法には、自分を勇気づける『支持療法』、ものごとのとらえ
  方を変える『認知療法』、慣れの認知を期待する『暴露療法』など
がある」


・「生活療法で生活リズムを整える。お勧めの運動は散歩・掃除だ。
起床・朝食・昼食・夕食・就寝の5つの時間を外さないことが大
  切。」


・「適応障害は一時の寄り道といえ、回復は新しい自分のスタートだ
といえる」


・「何より大切なのは本人の『よくなりたい』という気持ち」


もう一つ、再掲載になりますが、岸尾佑二さんの
「新聞のほん」①を載せます。




☆「適応障害のことがよく分かる本」貝谷久宣 講談社 2018年 ⑥(最終)

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◇精神療法と生活療法で再スタート
□精神療法 
  カウンセリングを中心に

  受診先
    ・精神科 ・心療内科 ・プライマリーケアクリニック
    ・メンタルクリニック

 
□精神療法 
  自分を勇気づける「支持療法」

  自分を知る
介入
     ~ 賞賛 保証 勇気づけ 合理化 助言 
    → 自尊心、自我意識、適応力


□精神療法 
  ものごとのとらえ方を変える「認知療法」

  認知を変える
    自動思考 → 認知

  ◎認知の変え方
 ノートに整理する
  どう思ったのか
 ・私の人格まで失望した
       ~ そんな証拠ある?
・私はすごく怒っている
       ~ 感性に振り回されていない?
・私をバカにする言い方 
       ~ 他の見方はできない?
・私の言うことに耳を貸さない
       ~ 白黒思考ではないか?
・一生許せない 
       ~ この先どうなる?
こんな風に考える
・私の言うことを聞いてくれることもある
・私のすべてを否定したわけではない

  新しい認知療法「マインドフルネス」
マインドフルネス認知療法
      - ヨガ


□精神療法 
  慣れの認知を期待する「暴露療法」
    PTSDの治療に多く用いられる

ストレスに向き合う
~ あえてストレス状況に身を置く方法(=回避は逆効果)
・その場に行く
・記録する 
          手書き → 読み直す


□生活療法 
  日常的に自分でできる具体的な方法

生活リズムを整える
◎ 起床後に朝の光を浴びる
  自分で起きる
◎ 活動と休養のメリハリを!
× お菓子の買いだめ(その都度)
◎ 寝る前にリラックス
× 深夜に明るい光はダメ
× VDT病に注意

  ◎お勧めの運動  
     散歩・掃除

  ◎5つの時間を外さない 
     起床・朝食・昼食・夕食・就寝
(できる範囲内で)


□周囲の人
  ~ 励ますことより休ませることを考える


□回復  
  回復は新しい自分のスタート!
  
  ◎適応障害は一時の寄り道 


□回復  
  大切なのは本人の「よくなりたい」気持ち



◇貝谷久宣
1943年名古屋市生 医療法人和楽会理事
1993年 なごやメンタルクリニック 
 1997年赤坂クリニック理事長







☆「新聞のほん」岸尾祐二 リブリオ出版 1991年 ①(上)【再掲載 2017.3】

[出版社の案内]
これ、まるごと1冊新聞の本。おとなが読むものだとばかり思っていた
新聞をてってい的に大かいぼうしたら、あらふしぎ、子どもにだってわ
かる、楽しめる。ぜんぶ読めなくたってだいじょうぶ。写真や見だしを
集めたり、おもしろ広告や4コママンガをさがしたり…。まずは新聞と
友だちになっちゃう。この本は新聞と楽しくつきあうためのアイデアを
はじめ、新聞ができるまで、通信社や特派員の仕事の紹介などなど、新
聞につよくなる情報がぎっしりつまってる。子どもは、もちろん、おと
なだってわくわくしちゃう新聞探険の本。

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◇新聞を開いてみよう
  [政治] [経済] [国際] [社会] [スポーツ] [科学]
 [家庭] [芸能] [地方] [投書] [世論調査] [広告] 
[社説] [コラム] [4コママンガ] [天気] [テレビ欄]


◇新聞と仲よくなろう
1 見出しをキャッチ
○ おもしろ見出しを探そう
○ 驚き見出しを探そう
   ○ 見出しのカット 
地紋見つけ

2 写真をキャッチ 
○ 驚き写真を探そう
○ おもしろ写真を探そう
○ きれいな写真を探そう
○ 何かなと思う写真を探そう
○ 人物の写真を探そう

3 数字をキャッチ
○大きい数を探そう
○単位を探そう
○グラフを見つけよう

4 イラストをキャッチ
○広告でマンガ
○クイズにできる絵を
○地図を探そう
5 おもしろキャッチ
○広告クイズ
○おもしろ広告を探そう
○?広告を探そう

6 4コママンガをキャッチ
○何を言いたいのだろう
○「 」を入れよう

7 テレビ欄をキャッチ
○外国語が使われている番組に丸を付けよう

8 新聞の間違いをキャッチ
○誤報 
   ○写真の違い 
   ○不確か 
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「算数・数学パズルと手品」R.M.シャープ S.メッツナー さ・え・ら書房 2000年 /「加藤秀俊著作集3」中央公論社 1981年 ⑤【再掲載 2017.3】 [読書記録 教育]

今日は5月29日、水曜日です。


今回は、R.M.シャープさん、S.メッツナーさんの
「算数・数学パズルと手品」を少し紹介します。


さ・え・ら書房さんの本、わたしは好きでよく読みます。


出版社の案内には、

「ちょっとかわった数当てトリック、論理パズル、あてはまる数の推理
など、全部で60の問題をのせ、その種明かしを解説する。自分で読
んで、解いて、その理由を考え、数学的な思考力を高める。」

とあります。


ごく一部の紹介ですが、
朝の会、少し空いた時間等、子どもと楽しむことができました。
「60の問題」大人も楽しめます。



もう一つ、再掲載になりますが、
「加藤秀俊著作集3」⑤を載せます。




☆「算数・数学パズルと手品」R.M.シャープ S.メッツナー さ・え・ら書房 2000年

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◇数あて超能力
・1から9までの好きな数を2個書く
 ・そのうちの1つに5をかける
・その答えに3をたす
 ・その答えに2を掛ける
・その答えにはじめの2個のうち、使わなかった方の数を足す
 ・その答えは?
・43だって?では、キミの書いた二つの数は3と7だね
    (最後の答えから6を引けばよい)


◇なぜか99
・50と100の間の数を2個書いて
 ・その2個の数を足す
・その答えから一番大きいくらいの数を取ってしまう
・残った数に1を加える
・その答えを、最初に計算した2数の和から引く
 ・その答えは99だろう?
 (なんと答えはいつも99なのさ)
例 65と83  


◇一筆で書ける?

<以下 略>







☆「加藤秀俊著作集3」中央公論社 1981年 ⑤【再掲載 2017.3】

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◇膨張する社会

(1)明治の戦争
□西洋諸国 
  16,17世紀 
   ~ 走行車線を肘を張り広げながら走った
    領土拡張 植民地獲得
  西洋の市民
 植民地貿易という有利な財源

□航海時代 → 日本も見習った 
  戦争国家
韓国から 
    明治9年 修好条約 
  清国が邪魔
   → 日清戦争
  満韓問題を巡り日露が対立
   → 日露戦争

□日露戦争はかけ - 満州権益かけての
  列強は山分けすると思っていたが居座る
  ← 風当たり


(2)大東亜共栄圏まで
□日本はそれ以後も無理を続けた
大正3年 第一次大戦
  大正7年 シベリア出兵
  昭和2年 山東出兵
        → いつの間にか日本全体が…
昭和6年 満州事変
       戦時体制に慣れてしまった
昭和7年 上海事変
  昭和12年 日華事変
        ◎ 戦争が「常時」状態

□第二次世界大戦  天皇制イデオロギーを拡大した形而上学
  八紘一宇  
    拡大解釈スローガン
   アジアという言葉を隠れ蓑にして日本は大東亜戦争を合理
     化した
     日本の指導者は、アジア,西洋二つのグループの帰属を使
     い分けた
  日本は「太平洋の孤児」に
  国を家族にたとえた日本は地球をも家に例えた
「家」の感覚
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「図説 真田一族」丸島和洋 戒光祥出版 2015年 /「よく話し,語り,対話する教育」関成延 勁草出版 1988年 ②【再掲載 2017.3】 [読書記録 歴史]

今日は5月28日、火曜日です。


今回は、丸島和洋さんの
「図説 真田一族」を少し紹介します。


出版社の案内には、

「大河ドラマ『真田丸」』(三谷幸喜脚本)の時代考証を手がける著者が、幸
 綱・信綱・昌幸・信繁・信之とつづく真田一族の興亡の歴史を、貴重な
 写真・図版を駆使して徹底解説。本書初公開の資料を含む、カラー図版
 多数掲載」

とあります。


今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「真田一族江戸時代から人気があった。大正時代、立川文庫の真田十
  勇士(架空)の人気が上昇」


・「戦国大名には多くの国衆がいた。大名が頼りにならないと見なされ
  れば、国衆たちは一斉に大名を見放して他の大名に鞍替えした。今
川氏 朝倉氏 武田氏などだか、あっけなく滅亡しまうこともあっ
た」



もう一つ、再掲載になりますが、関成延さんの
「よく話し、語り、対話する教育」②を載せます。
子どもたちへの丁寧な言葉づかいは大切ですね。




☆「図説 真田一族」丸島和洋 戒光祥出版 2015年

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◇真田一族の魅力 - 序に変えて
 江戸時代から人気
  大正時代 - 立川文庫  真田十勇士(架空)
 
  池波正太郎「真田太平記」
 
  真田氏  
  武田氏の家臣
      = 大名ではない(厳密には外様の国衆)
    大名でない武将 
      → 明智光秀 石田三成
 
  真田幸村 
   → 本来は真田信繁
 
  戦国大名 ~ より多くの国衆を     
大名が頼りにならないと見なされれば、国衆たちは一斉に大
    名を見放して他の大名に鞍替えした
- 今川氏 朝倉氏 武田氏 
        ~  あっけなく滅亡
            
  秀吉により国衆は否定された  
  ① 大名に取り立てる
  ② 従属先の大名の家臣にさせる  
       自治 → 家臣
  ③ 改易する


◇中興の祖  真田幸綱
 真田家
    - 鎌倉期 海野家の分家

  真田幸綱
    - 海野棟綱の力を背景に拡大維持

  海野平の戦いと上野への亡命
     天文10(1541.1.)海野領が襲われる 
     → 上杉憲政を頼って上野へ落ち延びる
 
  甲斐武田氏への従属
 
  砥石城を攻略
    宿願の真田邸復帰を果たす
                                                                             
※途中まで





☆「よく話し,語り,対話する教育」関成延 勁草出版 1988年 ②【再掲載 2017.3】

◇話は心で

 心で話す

 言葉のはし 
   言葉の端に「その人」がにじみ出てしまう
- 言葉は人柄,心柄

 まごころで話す恩田木工(おんだもく)の話
信州松代藩 恩田木工(家老)奇蹟の財政再建
名著「日暮硯」馬場正方
東洋的仁政 真の民主主義
名主
      「…命令がましいことは何一つ言われず,一々頼むとか無
       心だとか,もったいないほどのお言葉遣いをなさる。こ
       んな有難い方に,この上御苦労をかけては罰が当たる」
全人格からにじみ出た言葉 嘘をつかない
木工の仁政は松代藩の財政と人心の荒廃をみごとに救った
奈良本辰也「日暮硯」講談社

 道元の愛語 
   良寛も愛語の実践者
愛語
    = 慈愛の言語
心の荒廃は言葉の乱れによって増幅し増長する

 良寛の「愛語」と「戒語」
ハイデッガー
    「言葉は存在の住処」 
   言霊の幸ふ国

 心で話す教師 
  「運命に負けない子どもを育てる」 ← 教師

 話は「心」が原点
  下井春吉「子どもを知れ,子どもになれ」
子どもに語るのではない。子どもを語るのだ。
道元,恩田木工,芥川龍之介,久留島武彦,下井春吉

 口演童話 
   久留島武彦文化賞



◇対話

対話の重要性

 教育的対話
   敬・愛・信の人間関係 
   教育は質の問題
   子どもと共感できない教師は教師失格

 対話の時間
  (1)月1回以上
(2)対話の時間の設定 
       1~2年 特活で月一回
3~6年 国語で月一回
(3)教育課程に「対話の時間」

 話す・発表の訓練

 聞き方の訓練

 子どもとの対話
   吉岡たすく「子供と語ろう」
受信と発信
    - 子供の話をしっかり聞く
対話の根底は敬・愛・信

 子供の話を聞く教師
◎どんな子のどんなにつまらない話にも耳を傾けて聞く
    = 心のゆとりと忍耐
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「適応障害のことがよく分かる本」貝谷久宣 講談社 2018年 ⑤ /「教えない教え」 権藤博 集英社新書 2010年 【過去に掲載多数 2011年7月】 [読書記録 一般]

今日は5月27日、月曜日です。


今回は、5月24日に続いて貝谷久宣さんの
「適応障害のことがよくわかる本」の紹介 5回目です。


出版社の案内には、

「適応障害はストレスに適応できずに起こる、こころの病気のひとつ。環
境の変化に適応できず、心身にさまざまな症状が現れます。抑うつと不
安が主症状で、原因となるストレスが除かれれば、症状がなくなります。
また、うつ病や不安症などの精神疾患というほどではない状態につけら
れる病名という側面も。本書は、症例も多く紹介しながら原因、診断、
治療法を徹底解説。誤解されやすい、こころの病の理解を深めるために
役立つ一冊です」

とあります。



今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「適応障害に合併しやすい順 1番目は境界性パーソナリティ障害 
2番目は統合失調症パーソナリティ障害 3番目は自己愛性型
  パーソナリティ障害 4番目は反社会性パーソナリティ障害」

・「精神療法、薬物療法、生活療法の3通りの対応」



もう一つ、何度目かの掲載になりますが、
権藤博さんの「教えない教え」を載せます。
横浜のリーグ制覇から四半世紀も経つのですね。


☆「適応障害のことがよく分かる本」貝谷久宣 講談社 2018年 ⑤

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◇正しい診断が適切な治療につながる
□診断  
  他の精神疾患を検討しながら


□診断  
  適応障害と鬱病、PTSDとの比較

  2点から検討
① よく似ていても鬱病、不安障害、PTSD之診断基準を満た
    すことはほとんどない
② いわゆる心因反応、団三者から見ても明らかな苦悩を引き起
    こすできごとがあり、それに心身が反応した状態であること
  
類似 - PTSD、非定型鬱病、鬱病

 
□診断  
  パーソナリティ障害との合併がある

  適応障害に合併しやすい順番
1 境界性パーソナリティ障害   
       感情乱高下、不安定
2 統合失調症パーソナリティ障害
       風変わり、非現実的
3 自己愛性型パーソナリティ障害 
       嫉妬、見捨てられる畏れ         
   4 反社会性パーソナリティ障害  
       自己中心

 
□治療方針 
  まず原因のストレスを突き止める

3通り対応
① 精神療法
② 薬物療法
③ 生活療法


□薬物療法 
  こころの症状を楽にするために

  向精神薬 - 抗不安薬 抗うつ薬 気分安定薬 睡眠薬

 薬物療法
    不安 抑鬱
気分を安定させる薬






☆「教えない教え」 権藤博 集英社新書 2010年 【過去に掲載多数 2011.7】

[出版社の案内]
無理せず、急がず、はみださず」に己の直感を信じ、プロ野球において
監督、コーチとして、多くの才能を引き出した権藤博。現役時代は「権
藤、権藤、雨、権藤……」と謳われるほど連投を重ね、二年連続で最多
勝投手に輝いた。だがその結果、体を壊した権藤の選手生命は長いもの
ではなかった。後年、権藤は自身の苦難の経験を生かし名コーチとして
復活。1998年に監督就任した横浜を日本一に導くことで、その名を知ら
れることになる。野球界のご意見番として活躍する権藤氏が、ジャンル
を超えて通用する人材を開花させる「教えない教え」をここに記す。

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◇人の心のつかみ方
□「厳しく接する」のでなく「厳しさを教える」
「焦らずじっくり、丁寧に教えないといけない」
優しい指導 ≠ 甘い指導
  できないことをできるまで辛抱強く見守るのが優しさ
甘さ 
     -「また今度」
      「次にやればいい」
厳しさ
     -「この世界で生きていくにはこういう練習をして耐えてい
       かなければなりません」と教えること


□教えすぎるな Don't over teach
 「教えられた技術はすぐに忘れてしまう」
   → 我慢強く見守る


□「監督と呼ぶな、権藤さんと呼べ」
1 名前で呼ぶ
2 監督室に呼びつけない 
※ 人を育てることが大切 
 

□仰木監督は最高の反面教師だった
人の話を聴かない
    - ぶつかり合い 
    → 「べからず集」を増やす
仰木さん 
    ・勝つときにどん欲
・自分の直感を何より信じる


□「教える」ことより「鏡」になれ
1998(平成10)年 ベイスターズで初監督
「コーチは添え木になりなさい。黒子役に徹しなさい」
  全体ミーティングは意味がない
    ミーティングは少人数で密に


□部下をやる気にさせる怒り方
怒るときは怒り、叱るべき時に叱る
プロセスに積極的にかかわったかどうか
~ 攻めの姿勢を忘れた選手には烈火の如く怒った
闘う姿勢の大切さ


□結果を求めすぎない  
  叱責した後にはフォローを入れる


□放任主義でなく奔放主義で行け


□部下を火の粉から守る覚悟を持て


□地獄の経験をした指導者は強い
  優れた指導者は人の痛みを理解できる



◇勝つ力を育むコツ
□己を知らない人は成長しない 
  ライバルはつくるものではなく見つけるもの
「素直さ」


□情報は捨てることで引っかかる
  得ることより「捨てる力」を磨く
 

□「80%の金力主義」で行け
常に余裕をもって


□プレッシャーは克服してはいけない
  どんどん行け
   ~ 攻めの気持ち

 
□答えは現場に落ちている


□「やらされている」うちはものにならない


□「土壇場の燃え上がり方」で勝敗は決まる


□身体の見極めが運命を分ける



◇伸びしろをぐんぐん長くする方法
□真似こそ伸びる


□専門外のことをやるといい気も違えられる
 柔軟性が生まれる 
  柔軟性を高める人事異動
   - 柔軟さが大切だ


□迷ったときは「直感」を大事にする


□進歩的な「朝令暮改」はどんどんしろ


□身の丈に合ったプライドと反骨心をもて


□IDと感性の融合が勝利を導く


□おもしろさで仕事を味付けする 
 「上に行って何をすべきか」の教育こそ大切

 
□答えが見つからなければ攻撃的な選択をしろ



◇壁を破る力
□勝負の流れは「一本の線」で変わる
  仕事以外の1日16時間をどう使うかで決まる
  スランプ克服の鍵を握るのは自己管理
  攻めの姿勢を失ったらジ・エンド



◇やってはいけないコーチング
□「やる気をそぐ」ことしかしないのが、やる気になる


□「休む勇気」が伸びる糧になる 休む勇気をもて
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樋口清之さんはこんなことを⑪-「温故知新と一所懸命」NTT出版 1991年 (3) / 酒井臣吾さんはこんなことを【再掲載 2017.4】 [読書記録 歴史]

今日は5月26日、日曜日です。


今回は、5月23日に続いて「樋口清之さんはこんなことを」11回目、
「温故知新と一所懸命」の紹介 3回目です。


樋口清之さん、よくテレビに出ていらっしゃいました。


今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「柿は日本果実の王様。渋は防湿・接着・漆塗りの下地となる。食用
は干し柿として。柿の葉にはビタミンC」


・「縄文時代からおしゃれだった日本人。ピアスは縄文時代のリバイ
バル」


・「『抑圧された女性史』は真っ赤なウソといえ、日本は二千年間いつも
『女性の時代」」


・「税からの解放を願い、自分から賤民を希望する人もいた。税を基準
に良賤が決まっていた」



もう一つ、再掲載になりますが、
「酒井臣吾さんはこんなことを」を載せます。
学級づくりは何より大切だと思います。


今日は静岡県知事選投票日です。
早々に投票に行きます。





☆樋口清之さんはこんなことを⑪-「温故知新と一所懸命」NTT出版 1991年 (3)

1.jpg

◇和食は健康食
  昔から「医食同源」
紫蘇の重用
      ~ 解毒  ビワの葉 生姜 ミョウガ 
        青梅  青酸含む危険梅酒 三年経つと青酸0に

  洗いすぎたブドウではよい葡萄酒にならない

  世界の果物市場を席巻する日本の柿
当初 渋
        ~ 防湿・接着・漆塗りの下地 
食用は干し柿
柿の葉 ビタミンC
柿は日本果実の王様

 

◇かつてのデザイン先進国日本
  「朝シャン」は元禄時代の流行 
     江戸時代の伊達比べ

「伊達比べ」が近代日本の基幹産業を生む

  縄文時代からおしゃれだった日本人

  ピアスは縄文時代のリバイバル

  モンスーン地帯だから和服が生まれた

 

◇帯に宿る古代日本人の魂
帯事始め 
    帯アラカルト 

キリシタンの真似で名護屋帯が流行
    組みひも系の帯

古来帯は聖なるものの印
胎児の人格を認める「帯祝い」
帯があるから垂れたお尻も美しい
大坂の遊女「越中」はなぜ褌を発明したか
「紐結び」の重要さ - 心を結び込めること
伊賀忍者が作った紐産業 - 真田幸村 真田紐

 

◇日本は二千年間いつも「女性の時代」
「抑圧された女性史」は真っ赤なウソ

三界に家がないのはむしろ男性
天皇 独身ではならない(女性をのぞく)
- 女性は神に仕えて神の意志を判断できる
日本の最高神天照大神は女性の代表
地母神 
       - 卍も十字架も女性の形が基礎 = 崇高なもの
女が苗を植え男はまわりで歌うだけの万葉時代の田植え 
    
  男性は脇役
優男を愛おしく思うのは女性が強かった時代の名残り
200人の大家族の家長は女性だった
同じ家族の中に良民と賤民が混ざっていた
  奴婢-人権承認がふつうの人の三分の二

  自分から賤民を希望する人もいた
    =「税からの解放」
◎税を基準に良賤が決まっていた
賤民  陵戸(墓の番人)
社戸(神社のお守り)
官戸 司戸 (政府役人の使役)
家人 役所の偉い人につかえる(一代限り)

  古代の売笑婦は神の化身だった
遊行の巫女の存在 
      ① 社会的脱落者 (非税者)
② 紙につかえる巫女的な女性

  鎌倉時代には仏教も女性に味方した
「女性は利口だ」と狂言もいう
  狂言 
      もどき(バカな主人公)
        = バカな男 女性のバカは出ない

  ペリーから日本を救った伊能忠敬の妻
シーボルト 
      ドイツ帰国後忠敬の測量図を「日本誌」に発表
→ ペリーが持って日本へ
縮尺製図者は忠敬の妻「お栄」
江戸留守宅に17年間毎日送られてきた
三通りの縮尺に換算製図
       → 日本地図三種類を作り続けた
お栄も優れた数学者







☆酒井臣吾さんはこんなことを【再掲載 2017.4】

◇図書館指導
  図書室で(最初の図書室指導で=ハマコウ註)
①「目をつぶりなさい」
②「今から言う本があるところを指で指し示しなさい」
「文学は?」
         「年鑑は?」 
        「科学関係は?」
        「歴史関係は?」
    ③「テストをします」
    ④「班の代表者はベートーベンの本を探して持ってきなさい」
 ※ 何回か繰り返す
    ⑤「いろいろな種類の本があるね。」
    ⑥「いろいろなところにある本を読もう」
  ⑦「今から5分間図書室にある本を整頓しなさい」

◇みんなが主役
1 教師主役の授業  
    自分が主役になるべき時には主役に徹しきれる
     = 必ず教師の出番
2 子供が主役の授業 
    発問の回数を数える 
     → 一回ごとに減らしていく

◇学級経営二つの柱
  ①きっぱりと叱る  
      私情を入れない 
   ②自分を表現する  
      表現力を付ける

◇授業研究テーマ
 「研究不可能なテーマ」ばかりでばかばかしい
    例「自ら学ぶ子供の育成」
     「生きる力をはぐくむ授業の創造」
   「新しい授業観における指導の在り方」
◎正対した緒論を導き出すことは可能かという観点で
  テーマと直結した結論を
   ①テーマをうんと具体的に
   「授業のどこで何を記述させるか」
   ②研究の廃止
   成長した事実のみ記録

◇叱り方
  叱り方の下手な教師  二つのタイプ
①まったく叱れないタイプ   
      → 教師には不適格
②叱り方過剰タイプ        
      男性教師 →  怒鳴り散らす
女性教師 →  お説教タイプ
→ 子供はストレスがたまりいじめ  不登校に?
 「叱る」はスパイス      
「叱る」はコショウで「ほめる」はラーメン。
     → 褒め方が下手だから叱り方が下手になる
 「褒める」とは「口に出す」こと。
    具体の発見が大切  
     = 具体を発見しようと目を皿にする
 「叱る」
    効果が上がるのは,教師と子供の人間関係があってこそ。

◇「良いことは良い」と教える中でこそ
  不正義を知らないで正義を知ることはできない
   = 教師を仕事としている者ならば善悪の判断は単純に割り切り,
    よりシンプルに、そして力強く子供たちに反映すべし。

◇黒板の思想
   子供を教育するためのもっとも大切な道具である黒板というもの
  を大切にしよう。
  → 多様で自由な空間にする工夫を

◇担任の力量
  「できないことをできるようにさせること」
 = 当たり前のことを当たり前にできる力がどれくらいあるか
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「一人ひとりが輝くほめ言葉のシャワー」菊池省三 日本標準 2012年 ⑤(最終) /「人生のくくり方」 加藤秀俊 NHKブックス 1981年 ④【再掲載 2017.3】 [読書記録 教育]

今日は5月25日、土曜日です。



今回は、5月22日に続いて、菊池省三さんの
「一人ひとりが輝くほめ言葉のシャワー」の紹介5回目 最終です。

菊池省三さんは、出版社の情報によると、


1959年愛媛県生まれ。山口大学教育学部卒業。出版当時、福岡県北九州市
立小学校勤務。文部科学省の「『熟議』に基づく教育政策形成の在り方に関
する懇談会」委員。毎週一回行う「菊池道場」主宰


とあります。




今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「価値ある言葉は教師から与え、子どもの中から引き出す。自分の価値
 語を意識させる」


・「具体的な描写の指導 ・そのときのことを絵に描けますか ・何時何
分のことですか ・自分だけが見たことですか ・足先まで見るつも
りで観察しなさい ・絶対に他の人は見ていない自信がありますか 
など」


・「コミュニケーションの指導として声と態度姿勢に関する指導。コミュ
ニケーション力=(声+内容+態度)×相手軸」


・「家庭で書く作文ノートでその子らしい価値観を育てる」



もう一つ、再掲載になりますが、加藤秀俊さんの
「人生のくくり方」④を載せます。





☆「一人ひとりが輝くほめ言葉のシャワー」菊池省三 日本標準 2012年 ⑤(最終)

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◇「ほめ言葉のシャワー」その実際(2)

(6)2学期以降のほめ言葉のシャワー
① 価値語を増やす語彙指導
  価値ある言葉は教師から与え、子どもの中から引き出す
  自分の価値語を意識させる

   ② 観察力を磨く指導
  具体的な描写の指導
  ・そのときのことを絵に描けますか
 ・何時何分のことですか
 ・自分だけが見たことですか
 ・足先まで見るつもりで観察しなさい
 ・絶対に他の人は見ていない自信がありますか
  多面性に気づかせる指導

   ③ コミュニケーションの指導
   声と態度姿勢に関する指導
   コミュニケーション力=(声+内容+態度)×相手軸
※ 相手軸とは相手の立場に立つこと
  聴き合う

   ④ 礼儀作法に関する指導
  尊重し合う態度に関する指導
  発表者  … 会釈 お礼のスピーチ
  主役以外 … 正対して聴く 拍手


(7)「成長を認め合う会」の実際
    がんばりを認め合う儀式
     ① プログラム例
     ② スピーチ例


(8)ほめ言葉のシャワーを成功させるちょっとしたコツ12
① 時間がとれないときの対処法    
      → 次の日の朝

   ② 年度途中から始める場合の留意点 
      → いつからでもOK

   ③ 日めくりカレンダーの工夫     

   ④ スタートとゴールをすっきりさせる工夫
       スタートは隣の子最後は教師

   ⑤ 発表できない子がいた場合の対処法 
       なれないときは列発表OK
「まだ発表していない人は立ちましょう」

   ⑥ ふざける子どもが出た場合の指導のポイント
基本は個別に注意 
       厳しい姿勢で

   ⑦ 中だるみをなくすための指導
 「私のほめ言葉ナンバー1」
      「言われてうれしかった言葉」など書かせて発表
  発表中の写真を撮っておき、良さをほめる

   ⑧ 子どもの意欲を継続させる教師の働きかけ
  一日の中でときどき
        「今日は楽しみだなあ」「もう見つけた人」

   ⑨ 子どもたちに「ほめ合うこと」ことの
   
   ⑩ 教師のほめ言葉のポイント
       細分化

   ⑪「ほめ言葉のシャワー」○○の設定

   ⑫ 保護者にも伝え理解を求める


(9)育つ学級と子どもたち


(10)方向付けをする指導
① ありがとう32連発レター … 細部をほめるモデル
 教師が全員のよいところを見つけほめ言葉にして紹介

② 学級通信 … 学級の動きを生み出す
  メッセージを伝える

   ③ 成長ノート … 学級に共通の価値を育てる
  全員にノートを配布 ~ 成長ノート
 テーマは先生が決める - 必ずコメントを入れる

   ④ 私の本 … 個の表現力、価値観を育てる
 家庭で書く作文ノート
        ~ その子らしさ 価値観を育てる






☆「人生のくくり方」 加藤秀俊 NHKブックス 1981年 ④【再掲載 2017.3】

[出版社の案内]
著者加藤秀俊氏は、現代の生きた諸問題に挑戦する意欲に満ち溢れている。
行動的に世界中を駆け巡る個性的な社会科学者である。現代に生きること
への責任を行動をもって果たしたからである。

1.JPG

◇幼児教育
□社会化
 … 子供がだんだん社会に適応して社会生活が出来る様になっていくプ
  ロセス
   - 一年半くらいの保護期間
   親から躾を受けることで成長していく
      「しつけ糸」仮縫いの糸目
  クーリー
    親 → 近隣の仲間

□ペスタロッチ(1746~1827年)
スイス人 ルソーの影響
 ヤコブ 息子の育児日記
  「労働学校」失敗 フランス革命
  貧民救済 孤児院「貧民学校」幼稚園

□オウエン 
  産業都市の中で工場経営「性格形成学院」

□佐藤信淵(1769~1850) 
  「児育館」提案

□「養育院」(東京 明治5年)
  定信の七分金制
    - 東京市でも引き継がれた
    → 家のない人々の救済
  本郷の前田家屋敷内に
    一年後 → 現東大

□フレーベル(1782~1852)ペスタロッチに教えを請う
  1837年 スイス・フランケンフルク「遊戯作業学校」
  キンダー(子供)ガルテン(庭園)
         → キンダーガルテン(子供の庭園)
1840年6月 「一般ドイツ幼稚園」

□初期幼稚園
  特権階級のもの
   → 簡易幼稚園


◇人生の旅立ち
□思春期と成人 現在は20歳
 以前 男子 元服(13~15歳)
 - 髪型を変えて烏帽子をつける 
      - 仮親 烏帽子親
  親分・カナ親 
    = 親分子分の関係
  贈答習慣 
    = 仁義・ツトメ
  子供は二組の親 相談相手
    - 現在の仮親 徒弟制度 仲人
  仮親の社会的意味
    ① 実の親に対する甘えや依存心を断ち切る効果
② 実の親を離れて社会の子になる
  若者組
    ~ 厳しい規律,厳格な儀式
     恐怖の儀礼 
        (例) ・奈良・大峰山 絶壁ののぞき
   ・長崎県「絞め殺し」仮死
  成人儀礼
    死と復活の儀式
     - 現在でも、しごき

□一人前
 「一日一反の田植えが出来る」
   大阪 - 田の草取り 一日七畝(700坪)
   山形 - 田の草取り 一日5畝(500坪)
   大阪 - 一日に草履を20足 草履を15足
   力試し- 米一俵(60㎏)担ぐ 力石

□若者宿  
  娘宿 
    兄弟分-ヨコ型
女性成人 生理・初潮
  浜松
   「隣家よりお米2,3合入れた袋」
     - 「初が咲いておめでとうございます」
関西 
    女子13歳で成女式
    虚空蔵産にお参り 
     = 十三参り
       → イニシエーション 
          代表的なもの 身体の一部に損傷 ~ 身体差
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「適応障害のことがよく分かる本」貝谷久宣 講談社 2018年 ④ /「大人の思考ノートのつくり方」深谷圭助 宝島社 2010年【再掲載 2017.4】 [読書記録 一般]

今日は5月24日、金曜日です。


今回は、5月16日に続いて貝谷久宣さんの
「適応障害のことがよくわかる本」の紹介 4回目です。


出版社の案内には、

「適応障害はストレスに適応できずに起こる、こころの病気のひとつ。環
境の変化に適応できず、心身にさまざまな症状が現れます。抑うつと不
安が主症状で、原因となるストレスが除かれれば、症状がなくなります。
また、うつ病や不安症などの精神疾患というほどではない状態につけら
れる病名という側面も。本書は、症例も多く紹介しながら原因、診断、
治療法を徹底解説。誤解されやすい、こころの病の理解を深めるために
役立つ一冊です」

とあります。



今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「こころに出る( 緊張、焦り、怒り、混乱)ストレスと、からだに出る
 (動悸、息切れ、ふるえ、肩こり)ストレスがあり、3か月以内に発症
  する」


・「人間関係のストレスと自己実現のストレスがあり、あらゆる事がスト
レスとなる」


・「感情の振幅大、傷つきやすい、自律神経失調傾向、白黒思考、真面
目だが頑固、断れない傾向がもともとある人が、ストレスを感じや
すい」


・「不安を起こしやすい物質(炭酸ガス、カフェインなど)が身近である
とストレスを感じやすい」



もう一つ、再掲載になりますが、深谷圭助さんの
「大人の思考ノートのつくり方」を載せます。





☆「適応障害のことがよく分かる本」貝谷久宣 講談社 2018年 ④

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◇原因はストレスと本人の資質による

□原因
 … きっかけとなったストレスがある
→ 行動に出る  
         泣く、抗議、八つ当たり、スポーツ、おしゃべり

ストレス
     → こころに出る 緊張、焦り、怒り、混乱
→ からだに出る 動悸、息切れ、ふるえ、肩こり
      
   殆どはストレスから3か月以内に発症する 
先進国に多い

 
□ストレス
 … 身のまわりにストレスはいっぱい

   人間関係のストレスと自己実現のストレス

  あらゆる事がストレスとなる


□ストレス
 ~ ストレスと折り合いを付けていく

  ストレスと防衛機制の例
抑圧 投影 知性化 合理付け 反動形式 取り入れ 退行

  ストレスへの反応
ショック → 怒り → 混乱 → 解決しようとする
    → 不安・抑鬱 → 適応

  了解以上の怒り
了解以上の混乱
    了解以上の不安・抑鬱


□ストレス
 ~ 喪失体験から適応障害になる人が多い
死別体験 自分の重病(ガン 透析) 


□個人の資質
 ~ ストレス耐性が弱いと発症しやすい

   ストレス反応
計画を立てる これも経験だと思う 相談する 反省する
自己コントロール 忘れようとする 対決する
逃げる(適応障害の人に多い)

   ストレスに加えてもともとの資質がある
環境のストレス「エリザベート病」


□個人の資質
 ~ 頑張りすぎるタイプだけではない

   もともとの傾向
感情の振幅大 傷つきやすい 自律神経失調傾向 白黒思考
     真面目だが頑固 断れない

   幼い頃から過剰反応してきた


□年代別要因
 ~ 高齢者にもある適応障害
認知症との区別を


□その他要因
 ~ 不安を起こしやすい物質が身近である
     炭酸ガス カフェイン






☆「大人の思考ノートのつくり方」深谷圭助 宝島社 2010年【再掲載 2017.4】

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◇読解力って何だろう
□定義
「読解力とは自らの目標を達成し自らの知識と可能性を発達させ、効果的
 に社会に参加するために書かれたテキストを理解し利用し熟考する能力
 である」
PISA 

  
□PISA 
 3つの力 
  ①科学的リテラシー 
  ②読解リテラシー 
  ③数学的リテラシー

 「テキストの利用」
   「テキストの熟考」

 連続型テキスト 
   ・物語 ・解説 ・記述 ・議論説得 ・指示 ・グラフ ・表 
   ・図  ・地図 ・書式 ・宣伝                

 非連続型テキスト


□日本式読解力の落とし穴 
  ① 教科書を用いた学習への固執(受け身)
 ② 道徳的見地 批判的リテラシーも大切


□読解の目的 
  ① 私的な目的 
  ② 公的な目的 
  ③ 職業的目的
  ④ 教育的目的
※ 与えられたテキストだけでなく


□国語が苦手でも読解力は伸びる


□情報収集の3つの手段  
  ① 辞書・事典から探す
  ② はてなメモ
     外部の人的情報ソースをもつ
③ インターネットで調べる



◇「思考ノート」をつくる
□ノート 
 B5「コクヨキャンパスノート」 
 ノートカバーを


□メモ帳 
 ページをとってノートにはる
 「ロディアのブロックメモ」


□ペン  
 万年筆 モンブラン 149 146
ラミー2000 4色ボールペン 
 カラングリシュのシャープペン


□のり  
 コクヨ・ドット・ライナー・スタンプ


□付箋  
 空き缶に入れる


□デスクマット 
 革製


□1日3個のはてなメモを
  ① ?
② ?
  ③ ?
  ※ はって まとめる



◇「愛読書ノート」
□自分の読んでいる本に文字


□ジャンル 
  ① トレンドとなるジャンルから
② 「?」観点から


□勇気をもってオリジナルカラーを


□一元化
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樋口清之さんはこんなことを⑩-「温故知新と一所懸命」NTT出版 1991年 (2) /「基礎学力はこうしてつける」 杉田久信(富山市立五福小学校長)フォーラムA 2003年 ③【再掲載 2017.5】 [読書記録 歴史]

今日は5月23日、木曜日です。


今回は、5月20日に続いて「樋口清之さんはこんなことを」10回目、
「温故知新と一所懸命」の紹介 2回目です。


30年以上も前に出版された本ですが、




今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「半農半武の鎌倉幕府は糞尿政権と呼ぶこともできる。耕地に人糞肥
料をつかうのは世界最高の発明」


・「反政策は愚民思想の表れ。真の自由化こそ食糧安保。コメを作らず
にお金をもらうのは乞食と同じといえないか。本当の自由化を望む。
地下に大貯蔵庫をつくり米を低温保存するという中尾佐助先生の提
案は一つの世界戦略といえないか。」


・「自然への畏敬の念がない環境保護運動は人間のエゴ」


・「浜松の『浜納豆』は一休の亡くなった山城の一休寺でも作られるの
で一休寺納豆とも呼ばれる。発酵したに大豆に小麦粉をまぶしても
  う一度熱加工した黒色納豆(麹菌)でみそに近い」
- 40年近く前、郷土クラブを担当していた折、十数名の児童を引率
 して学校近くにある鈴木醸造の浜納豆工場を見学しました。帰りに、
 それぞれの児童が浜納豆をいただきました。帰校後、「食べられな
 い」と口々に…。大人の味です。わたしは子だもの頃から大好きで
 した。 参考 https://table-trip.com/3820




もう一つ、再掲載になりますが、杉田久信さんの
「基礎学力はこうしてつける」③を載せます。
各学級で実践的に生かすことができる指導が書かれています。
これをもとに、それぞれの学級の実態に合わせて取り組むことができる
と思いました。



☆樋口清之さんはこんなことを⑩-「温故知新と一所懸命」NTT出版 1991年 (2)

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◇一所懸命だから小規模
米と水田が作った「一所懸命」という遺伝子
一所懸命
      = 自分の所有地に命を懸けて所有権を守り通すこと

  半農半武
   - 鎌倉幕府
      = 糞尿政権
 耕地に人糞肥料(世界最高の発明)

  「一所懸命」
    =「小規模労働集約化」
手間を掛けると良い結果

  日本農業が小規模化したのは自然の成り行き
除草に手間がかかる

  地球を救うキーワード
    ◎「質素倹約」と「もったいない」

  減反政策は愚民思想の表れ
◎ 真の自由化こそ食糧安保
「コメを作らずにお金をもらうのは乞食と同じ」
    → 本当の自由化を
中尾佐助先生の提案 
        ・地下に大貯蔵庫 - 低温保存(50年は持つ)
それを世界戦略の一つに

 
◇米が作り米が滅ぼした江戸時代
「江戸煩い」は都会の流行病
◎ 一日三度米食は慶長10年前後から(1605年)
白米は二食に
  それ以前 
    玄米か半つき米で栄養価高く一日2食
白米が江戸煩いに 脚気

  戦国から江戸 
    土木水利技術に優れた大名が生き残った

  徳川政権の経済政策が「江戸煩い」の原因
米が基準
     - 換金 
       米の値段が安く他の食べ物の値段が高い

  コメを作らずにもらう立場になった江戸時代の武士

  徴税権だけしか持っていなかったから滅亡した
    山片蟠桃はとっくにボーダーレスエコノミーを主張していた

  買い物ツアーは現代の遣唐使だ

  旧藩主を没落させなかった明治政府の知恵
= 米中心経済の終焉

 
◇植林すれば永久資源
廃材を割り箸に生かした職人の知恵

  木炭の生産技術は日本のみ

  モースが発見した日本家屋のすばらしさ
    モース「日本の住まい」

 
◇昔の家屋に生きる新しい知恵
縦穴住居は意外に快適
「柔よく剛を制する」日本家屋地震の知恵

平安貴族の短命は寒すぎた建築

縄文時代からの畳
  畳は除湿,恒温,防音,通気性を持ち刃物にも強い

 
◇日本人が清潔好きな理由
理由は水 
    台所の清潔さ

昔から厨房に入っていた日本男子

火山帯  +多雨帯 = 世界一の風呂好き 水浴

  「具体」に執着する日本人の信仰観

  自然への畏敬の念がない環境保護運動は人間のエゴ
荒神
火の浄火思想 ◎火は両刃の剣

 
◇多品種少量を先取りした食文化の知恵
「多品種少量」は日本文化への回帰運動

  悪食こそ日本人のオリジナリティの証明 
    旺盛な好奇心

  納豆こそ世界に誇れるジャポニズム
カビを利用した食文化 
    乳酸菌・酵母・塩の防腐保存効果
  肉食の代わりに食べられた大徳寺納豆

  浜松:浜納豆
      一休の亡くなった山城の一休寺でも作られるので一休寺納
     豆とも呼ばれる
発酵したに大豆に小麦粉をまぶしてもう一度熱加工
黒色納豆(麹菌)
みそに近い

  国家の方針は肉食禁断
    貴族は狩猟で肉食

  昔から氷大好き上流階級

  禅宗が日本料理の基本を作った

  米正月と芋正月で一年を二倍生きる
◎旧暦八月十五日 芋正月(里芋)

  花も団子も食べる日本人
 




☆「基礎学力はこうしてつける」 杉田久信(富山市立五福小学校長)フォーラムA 2003年 ③【再掲載 2017.5】

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<上学年・実践例>

(1)音読指導法
□2分  一文追い読み 
・ 今日は「○○○○」を読みます。題名の下に鉛筆で○○と○を
   十個書きなさい。先生が読みますからついてきなさい。
                       (各子どもを褒める)


□2分  一人読み   
  ・ 今読んだ所を起立して読みなさい。終わったらすわりなさい。

・ これで何回読みましたか。2回ですね。2個○を塗りましょう。


□2分  ペア一文交代 
  ・ 終わったら起立して隣の人と一文交代で読み,最後まで行った
   らもう一度始めに戻って順番を変えてまた読もう。

  ・ 早く終わった人は○を一個塗りもう一回読みましょう。


□2分  グループ内一文交代読み
・ 今度はグループになって一文交代で読みなさい。ときどき、間
   違っている人もいるかもしれないので,よく聞きなさい。


□3分  クラス全員  
  ・ 次は一番前の人から一文ずつ読みます。次の人は立って待って
   いましょう。        <読み違いはもう一度読ませる>


□2分  追い込み連続 
  ・ 一人はだいぶ上手になってきたので今度は間違わずにすらす
   ら読む練習をします。先生が読みますから付いてきなさい。


□ 一文交代連続 
  ・ 今度は先生と交互に読み合いましょう。先生が読んでから,み
   んなが読むのですよ。


□2分  ペア     
  ・ 見合い,比べ合い 隣の人と



(2)漢字指導法
①指書き   
  ・ 机の上に指で大きく画数を唱えながら

②なぞり書き
  ・ 鉛筆で丁寧になぞる

③写し書き  
  ・ 手本の字を見て丁寧に書く

④手本を隠して一人書き 
  フラッシュカード式



(3)視写の指導法
①追い読み  
  ・ 視写する文を読む

②視写    
  ・ 字の形,姿勢に気をつけて丁寧に書く

③確かめ   
  ・ 手本を見ながら正しく書けたか見直す


□評価 
①教師 
  ・ 手本のような字で書けた 
  ・ 間違いなく書けた
  ・ 字がマスからはみ出していない

②自己評価 
  チェック表を利用して自己採点



(4)100マス計算
□留意点 
 ① 急がず段階を追って慎重に進める 
    フラッシュカードでトレーニング

 ② 達成感を味わうまで続ける

 ③ 決して人と比べない


□指導法 
 ① めあて 各自,時間,得点などについて今日の目当てを書く

 ② ウォーミングアップ

 ③ 100マス計算とチャレンジ問題
  ・1回3分間          
    ・基本は一回100問  
  ・+-×中心 ÷も
   引き算  
     引かれる数をたて 引く数を横
   わり算  
     わられる数をたて,わる数を横 

 ④計時 
   教師がストップウォッチで

 ⑤採点 
   ・ 事前に解答を用意 
      = 採点に手は取らない
   ・ 実態に応じて自分と交代
   ・ 最後に合計


□評価  
  ・ 毎日記録 
  ・ 評価は継続的に 
  ・ 個別指導-個に応じた問題


□家庭学習 
  ・ 家でも取り組む
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「一人ひとりが輝くほめ言葉のシャワー」菊池省三 日本標準 2012年 ④ /「感じの良い人と言われる人言われない人」斎藤茂太 新講社 1998年 ②【再掲載 2017.1】 [読書記録 教育]

今日は5月22日、水曜日です。


今回は、5月15日に続いて、菊池省三さんの
「一人ひとりが輝くほめ言葉のシャワー」の紹介 4回目です。

菊池省三さんは、出版社の情報によると、


1959年愛媛県生まれ。山口大学教育学部卒業。出版当時、福岡県北九州市
立小学校勤務。文部科学省の「『熟議』に基づく教育政策形成の在り方に関
する懇談会」委員。毎週一回行う「菊池道場」主宰


とあります。




今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「子どもをよく観察し、気付いた子どもの事実を、数字を入れたり、会
話文を入れたり、引用したりして、子どもに伝える」

・「公の場での姿、大勢を仕切る姿、空気に流されない姿、書いたこと
を実行する姿からほめる事実を見つけ出す」


・「自分を好きになれるように、クラスがまとまるように、細部に配慮で
きるように、ほめ言葉のシャワーを心がける」


・「『自分から話す」態度を徹底的に鍛える。『観察力を鍛えよう』と指導
し続ける。発表時に『3つあります』から始めさせる」




もう一つ、再掲載になりますが、斎藤茂太さんの
「感じの良い人と言われる人言われない人」②を載せます。
時々要約を読み直しているのですが‥
変わらないものですね。




☆「一人ひとりが輝くほめ言葉のシャワー」菊池省三 日本標準 2012年 ④

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◇「ほめ言葉のシャワー」その実際(1)
(1)菊池学級 ある日の「ほめ言葉のシャワー」全記録 6年生
今浪亮くんへの「ほめ言葉のシャワー」平成2年度3学期


(2)ほめ言葉のシャワー全記録から担任が考えたこと
①観察力について 
      … 細部に気づく子どもの事実
   ・数字を入れる
  ・会話文を入れる
  ・引用する

②価値語について
      … ほめる事実とその相手にあった自分の価値語
   ・公の場 
          … 他者と共に生活する場
  ・大勢を仕切る
          … 自分の力を人のために使う
  ・空気に負けない
          … 群れではなく個として力強く行動する
  ・書いたら実行
          … 自分が書いたことに責任を持つ


(3)ほめ言葉のシャワーの効果
6年生児童 
      ①自分を好きになれる 
      ②クラスがまとまる 
      ③細部にこだわる

アンケート
      1位 自分に自信がついた
2位 みんなと仲良くなった
3位 コミュニケーション力が増えた
4位 観察力がついた
5位 価値語をたくさん知った
◎「私も変わることができるんだ、と思いました」


(4)ほめ言葉のシャワーを感動させる年間計画


(5)一学期の指導
①自由起立発表の指導
原則 自由起立発表
最初はノートに書かせることからスタート

「自分から話す」態度を徹底的に鍛える

②個条書きで書かせる
話をさせる内容 
      ~ 箇条書き「一文一義」
具体的に書く指導を繰り返す
   ◎「見たこと」をスタートに、聴いたこと、したこと、
         話したことなどを数字や固有名詞を使って表現するよ
         う指導する
      → ◎「観察力を鍛えよう」と指導し続ける

③「3つあります」とまとめさせる
ナンバリングとラベリング併せて
  ◎最初に「3つあります」と言い切れ

④日常の言葉遣いの指導
全員に二つのアンケート
・教室にあふれさせたい言葉 
       ・教室からなくした言葉
・1年後に言われたい言葉   
       ・1年後に言われたくない言葉
     → 結果を模造紙に
温かい言葉 - ピンク模造紙に記入し掲示
        冷たい言葉 - ブルー模造紙に記入し掲示







☆「感じの良い人と言われる人言われない人」斎藤茂太 新講社 1998年 ②【再掲載 2017.1】

1.JPG

◇つかず離れずの人
当たり前のことがきちんとできる能力
自分の都合で社会ルールを変える人
「感じの良い人」には「私が守ろう」という気概が見える
「感じの良い人」には力みがない
「感じの良い人」は「愛情に恵まれている」
全体を見なさい,その場の流れを読みなさい
親しき仲にも小さな心遣い,相手の気持ちを察しなさい
    例えば電話
繊細に感じ取り鷹揚に接しなさい
くっつき過ぎるな 自分は自分で他人は他人
つかず離れず侵入せず 
    心理学「ヤマアラシ・ジレンマ」
         傷つけ合わずあたためあえる
ちょうど良い距離
言いたいのを我慢する
他人をアテにするな
    自分でできることは自分でやれ
  困った時は助け合う
「どこへ行くの?」は余計なお世話
感じの良い人は気持ちの良い距離を保つ
  夫婦だから一心同体
   夫婦といえでも元は他人
 

◇適応の幅の広い人
  感じの良くない人は他人に厳しく自分に甘い 
   「他罰傾向」
     ~品性
他人の悪口を言って誰が得をするのか
自分の趣味だけではなく他人の趣味でも楽しもう
「感じの良い人」は結構大雑把である
「感じの良い人」はさりげないサービスの達人
ごっちゃにしなさんな あなたの希望と誰かの希望
一人勝ちはつまらない,時には勝って時には負けよう
日々小さく死ねばもっと生きられる
  アポトーシス 
      細胞が自ら進んで死ぬ = 自殺
  オタマジャクシのしっぽ
  ベストドレッサーの条件はつき合いが苦にならないこと
「感じの良い人」はおしゃれである
「感じの良い人」は適応の幅が広い
  

◇謙虚すぎない人
善意の押し売りはほどほどに
どんなに好きでもプレゼントはほどほどに
ぎんぎんのポジティブより ほどほどの前向き
やれるものならほどほどに生きてみなさい
    人生80%主義
知らず知らずのうちに相手の能力を引き出している
「感じの良くない人」は弱きを挫き権威に媚びる
「感じの良い人」は視野が広く偏見がない
  偏見
      - 権威主義的性格
好奇心あふれる人ほど謙虚になっていく
  維持したいと思ったら常に動かすことだ
自分へのアメとムチで少しずつ生きる
「感じの良い人」は他人にはアメもムチも振るわない
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キーワード 読書について70-「はじめて学ぶ日本児童文学史」鳥越信 ミネルヴァ書房 2001年(4) /「日本民俗学のエッセンス」瀬川清子・植松明石編 ペリカン社 1979年 ①【再掲載 2017.9】 [読書記録 教育]

今日は5月21日、火曜日です。


今回は5月11日に続いて、
「キーワード 読書について」70回目、鳥越信さんの
「はじめて学ぶ日本児童文学史」の紹介 4回目です。



出版社の案内には、


「明治維新から昭和期にかけての日本児童文学の歩みを最も初期の時代
(草創期)を起点に、科学読み物・知識読み物の歴史およびキリスト教
児童文学の歴史、外国作品の歴史と幅広い視点から考察する。
【ここがポイント!!】  
◎ 日本における児童文学研究の最新成果をとりこむ  
◎ 好戦的・侵略的児童文学の解明を試みる  
◎ 1868年から約120年間を6部に分ける」

とあります。



今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「文明開化・富国強兵、教育に関する勅語により日本の歴史に重点」


・「積文館、博文館、大同館書店、三省堂、大日本雄弁会、講談社、偕
  成社、学習社、偕成社、ポプラ社、講談社、国土社、学習研究社、
さえら書房」
- 児童書で知られていますね。


・「大衆児童文学としての軍事冒険小説 ①侵略的ナショナリズム ②新
科学兵器 ③英雄としての少年少女 -上笙一郎」


・「立川文庫-聞く講談から書き創る講談へ」




もう一つ、再掲載になりますが、瀬川清子さん、植松明石さん編の
「日本民俗学のエッセンス」①を載せます。




☆キーワード 読書について70-「はじめて学ぶ日本児童文学史」鳥越信 ミネルヴァ書房 2001年(4)

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◇伝記と歴史読み物
文明開化・富国強兵
教育に関する勅語 
    日本の歴史に重点

  「家庭教育歴史読本」12編
    落合直文・小中対義象 博文館1891.2~1892.10

  「二宮尊徳翁」寺田露伴 博文館 1891.10 少年文学

  「近江聖人」村井弦斎 叢書「少年文学」14編 博文館 1892.10

  「アブラハム・リンコルン」国木田独歩 「少年伝記叢書」第3編
民交社 1896.5
   
  「日本歴史譚」第一編 博文館 1896.12

  「宇治川」巌谷小波 「日本お伽噺」第24編 博文館 1899.1

  「耶蘇」上田敏 「世界歴史譚」第3編 博文館 1899.4

  「中浜万次郎」石井研堂 「少年読本」第23編 博文館 1900.5

  「鬼吉川」大町桂月 

 通史の読み物シリーズ
「少年日本歴史」全6巻 積文館 1909.5~1910.8

「少年日本歴史読本」博文館 1911.2~1916.7

 以後
   大同館書店,三省堂,大日本雄弁会,講談社,偕成社,学習社

 伝記作家 
   池田宣政,森銑三,吉野源三郎

 戦後 
   偕成社,ポプラ社,講談社,国土社,学習研究社,さえら書房



◇押川春浪と立川文庫
1901.11 
   「海島冒険奇譚 海底軍艦」押川春浪(父は東北学院創始者 早大卒)
武侠六部作 春浪の武侠小説

  上笙一郎 
    大衆児童文学としての軍事冒険小説
① 侵略的ナショナリズム 
     ② 新科学兵器
③ 英雄としての少年少女

  冒険小説・科学小説・軍事小説
冒険小説
      「少年倶楽部」大日本雄弁会講談社 1914創刊

戦後
      瀬川昌男「白鳥座61番星」未都書店1960
中尾明 「宇宙島の少年」新光社1984
古田足日「ロボットカミイ」福音館1970
シリーズ
        「なぞの転校生」眉村卓
「時をかける少女」筒井康隆
「夕ばえ作戦」「消えた町」

  立川文庫の出現
1911.4 立川文明堂
         大阪→立川文庫
旧版に3銭を足すと新本と交換
     = 貧少年の支持
タツカワブンコ
講談師・二代目玉田玉秀斎 山田敬と出会う
「大阪赤本」
        → 人気者に 速記者確保
玉田文庫を計画 
       → 「立川文庫」なら
◎ 聞く講談から書き創る講談へ







☆「日本民俗学のエッセンス」瀬川清子・植松明石編 ペリカン社 1979年 ①【再掲載 2017.9】


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◇明治以前の民俗研究  植松明石
  
□本居宣長(1730~1801) 
  言(ことば)と事(わざ)と意(こころ)
言が重要であるが事即ち伝承(風俗習慣)も同様に認識された  

□平田篤胤(1776~1843)
  事への関心
   - <国学> 事実主義,経験主義

□朱子学の世界にも 
  貝原益軒(1630~1714) 本草学 
  西川如見(1648~1724) 天文学
伊藤仁斎(1627~1705)    
  荻生そらい(1666~1728)
   - 江戸時代後期の思想上の転換
  
□都邑と巡歴
 <近世> 
   旅が容易になった → 多用な知識人の旅人の目
 橘南渓
     1783~1805 天明年間「西遊記」「東道記」
  古川古松軒
     1720~1807 「西遊雑記」「東遊雑記」
  菅江真澄 
    「真澄遊覧記」44年間 東北-秋田
   1754 三河生 白井英二 国学的素養
    天明3(1783)年30歳 故郷を離れる 旅日記70冊
     民俗誌の先駆的業績
  鈴木牧之 
     1770~1842 「北越雪譜」「秋山紀行」 
     商人 合理主義者 
赤松宗旦
     1806~1862 「利根川図志」
     下総にかなりの知識層
     豪農商
      - 平田門下
  屋代弘賢
     1758~1841 日本全域を集めようとした
   文政13(1816)年頃 年中行事冠婚葬祭等
「秋田風俗問答状」
積極的に民俗収集
  井沢蟠竜子
     1668~1730 「広益俗説辨」
喜多村信節
     1783~1856 「嬉遊笑覧」 
喜多川守貞
     1784~1856 「近世風俗志」

□国学と民俗研究
本居宣長  
  伴信友  
     考証学的側面
  本居春延
     国語学的側面
平田篤胤 
     古道学的側面
     死後の霊魂に興味「仙境異聞」仙道虎吉に聞いた幽冥界
      幽冥界の究明を民間的信仰を素材として行おうとした方法
      - 産霊の神の原理で宇宙の形成を論ずる
     ◎地方農民から平田学が支持される
  国学の門下,影響 地方在住者がかなりの数に
  → 国学が民俗学につながる部分 郷土研究の千脈の一つ
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樋口清之さんはこんなことを⑨-「温故知新と一所懸命」NTT出版 1991年 (1) /「児童生徒に聞かせたいさわやか1分話」柴山一郎 学陽書房 1993年 ③【再掲載 2017.4】 [読書記録 歴史]

今日は5月20日、月曜日です。


今回は、5月8日に続いて「樋口清之さんはこんなことを」9回目、
「温故知新と一所懸命」の紹介 1回目です。



今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「米ソも『農は国の基なり』」


・「米の発達史はそのまま日本の古代史であり稲作生産の神が優位に。
  コメが有形無形の日本の基本体質」


・「代掻きは田植え作業を容易にし雑草の発生を防ぐ。また、日本の土
  の性質は酸性が強いが、水に浸され中性化」


・「平将門の乱は土地所有の許認可を巡る争いであり、領主の館は政治・
経済・産業のセンターだった。朝廷が将門を鎮守府将軍と決めていれ
  ば乱はなかった。将門がついた餅(主従関係の絆、所領安堵)を頼朝が
  食べた。」





もう一つ、再掲載になりますが、柴山一郎さんの
「児童生徒に聞かせたいさわやか1分話」③を載せます。





☆樋口清之さんはこんなことを⑨-「温故知新と一所懸命」NTT出版 1991年 (1)
 
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◇コメ    
  戦前 自信過剰 
→ 戦後 自信喪失過剰

  コメを知らずしてコメを語ることなかれ
日本には労働集約的水田農耕的オリジナリティ
      = コメ
        
  米ソも「農は国の基なり」

  「忠臣蔵」の原因も食べ物

  縄文時代日本人は東半分に住んでいた
一万年前 
      氷河期終わり → 新石器時代
縄文時代 
      東日本
       - 落葉樹
台地にも広がっている
西日本
       - 川海森のそばに限られる
縄文中期 
      食品貯蔵大型土器
縦穴住居       
      生活にゆとり→村の構成
・塩を取る技術
・粉食 - 栄養摂取の革命

  かつて雑穀はコメ以上の栄養源だった
昭和初期まで雑穀を主食とした地域も多い
雑穀
       - 粟 キビ ヒエ ハトムギ 豆
米 
       食塩 → 発酵食

  米 
    赤長米 → 丸く白い → 丸白米
7本枝分かれ 
      - それぞれに270粒
      - 離して田植え

  日本列島の位置こそ日本人の育ての親
水田農耕 
      気候のたまもの 梅雨と8月の太陽

  米の発達史はそのまま日本の古代史
稲作生産の神 優位に
→ ◎ コメが有形無形の基本体質
 


◇一所懸命  
  登呂遺跡 
    各水田数ミリの落差
     = 土木技術のレベル高い → 水管理

  古代の指導層はほとんど農業技術者
和銅6年(713年)「常陸国風土記」開墾説話

  コメの多収穫を可能にした代掻き
2000ミリの水が必要
     - 降雨量は800から900ミリ

  森林に蓄えられた水「米は森林の賜」

  水を知り尽くしていた日本人
代掻き 
      ① 田植え作業を容易にし雑草の発生を防ぐ
② 日本の土の性質 酸性が強い
         → 水に浸され中性化
    水耕法 
      病気が下火に → ハイポニカ農法 

  反当たり収量伸ばした班田収授法
  土地生産性高めることが唯一の収量増 
      一人当たり2反の水田

  墾田永年私財法は農民に対するインセンティブ
上々戸 - 労働力豊富 
    余剰品 - 雑穀 酒 塩 味噌など 

  米
   ~ 貧しい農民に貸し付け
出挙 利息10割
   抵当 水田家屋ぬひ布等 (公出挙は5割)
   ~ 増税
→ 逃散 浮浪人(荘園に逃げた)

  死ぬと土地を国に返す(努力に見合わない)

  金持ちが多かった古代の浮浪人
富豪の輩
     - 浮浪人でありながら富豪
国司は赴任せず都にいて報告受け税収外に莫大な贈り物
国司の土着化も多い

  平将門の乱は土地所有の許認可を巡る争い
私営田の経営者 
      将門が任官していない
       → 自らの力で東国支配を
領主の館は政治・経済・産業のセンター
朝廷が将門を鎮守府将軍と決めていれば乱はなかった
将門がついた餅を頼朝が食べた
主従関係の絆 所領安堵

 







☆「児童生徒に聞かせたいさわやか1分話」柴山一郎 学陽書房 1993年 ③【再掲載 2017.4】

[出版社の案内]
学活、「道徳」、朝会、学年集会、父母会、地域の集会、職場の話材・
例話に最適120話。『教育新聞』の「ちょっといい話」欄に連載した
ものをまとめた。

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◇宮沢賢治  
  世界が全体に幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない。


◇金子みすず 
  1903~1929
みんなちがってみんないい 
    「わたしと小鳥と鈴と」
 

◇西岡常一  
  1908~1995 宮大工
我執に囚われず慈悲心を持て
 「木も人も自然の分身ですがな。この物言わぬ木とよう話し合って
   命ある建物にかえてやるのが大工の仕事ですわ。木の命と人の命
   の合作が本当の建築でっせ。」


◇田中澄江  
  1908~(出版当時=ハマコウ註)
幸せを与える人は美しい
   「老いは迎え討て」
大嫌い
   ・人の悪口を言う人
   ・告げ口する人
   ・自慢する人
  ・人をけなす人
   ・責任をとらない人
   ・陰口を言う人
  ・大声で笑う人


◇J.F.ケネディ
  諸君が国家に何をしうるか考えよ
 民主主義の理念
   「都市国家アテネのために市民たちがどれだけ尽くせるかという
    点にあり,最も尽くせる人を政治家に選び一般市民も国家に尽
    くす」


◇孔子    
  前551~479 儒教始祖
 「われ十有五にして学に志し,三十にして立ち,四十にして惑わ
    ず,五十にして天命を知り,六十にして耳順う。七十にして心
    の欲するところに従えども矩(のり)をこえず」
  = 自らの修行の経路


◇「戦国策」
  中国古書
百里を行く者は九十里を半ばとす
   「気が緩む もう少しの所を半分と思え」


◇「唐詩選」
  人生意気に感ず


◇西行    
  1118~1190 歌人
 バカゲタという下駄を履き,エンの下の力持ちという餅を食べ,
  カンニン袋という袋を腹に巻いて世を渡ると間違いない
  - みんなのために尽くす,バカゲタコトと思っても人のためにや
   る骨を折って頑張るそんな人でありたい
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