「家庭崩壊・学級崩壊・学校崩壊」松井和 エイデル研究所 1999年 ⑪(最終) /「先着順採用、会議自由参加で世界一の小企業をつくった」松浦元男 講談社 2003②【再掲載 2012.2】 [読書記録 教育]
今回は、10月28日に続いて松井和さんの
「家庭崩壊・学級崩壊・学校崩壊」の紹介11回目 最終です。
出版社の案内には、
「親たちは、『子育て』を幸福の基盤に、人間らしさを身につけて来ました。
その機会を組織的に奪うと、社会からモラルや秩序、忍耐力が消えてい
きます。親の役割りを、教育機関や福祉がしようとする時、家庭崩壊が
始まります。三人に一人が未婚の母から産まれる欧米社会に、私たちは
何を学ぶのか。『自然』という言葉の意味するものは何なのか。奇跡的
にまだ家庭が崩壊していない日本で、教育界・保育界、そして親たちの
意識改革が同時に行われれば、ひょっとして間に合うかもしれません。
先進国に共通する家庭崩壊・学校崩壊の流れを、非論理的なアニミズム
文化に根強く依存している日本人がくい止めることが出来れば、後に続
く発展途上国の親子の幸せに無限に貢献することになりはしないか。今、
地球環境の破壊が叫ばれるなか、日本人の役割は、家庭崩壊・学校崩壊
に対応する方策を見つけ出すことにあるのかもしれません。『誰の責任
か』を模索するのではなく、『誰が責任を感じる社会か』を決めてしま
うことが鍵です。これは、言葉に縛られはじめた人間達への、地球から
のメッセージです。」
とあります。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は‥
・「学校は客観的に見て世の中に役に立たないことを主に子供に教育す
る機関」
・「日本ほど弁護士やカウンセラーが儲からない国はない
- 日本のすばらしさ?」
・「幼児が大人を育てる → 大人の精神を浄化する」
・「不思議な日本人 先進国社会とアニミズムが一体」
もう一つ、再掲載になりますが、松浦元男さんの
「先着順採用、会議自由参加で世界一の小企業をつくった」②を載せます。
-「おい、いつの間にそんなに腕を上げたのだ?」
言われたかった言葉です。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「家庭崩壊・学級崩壊・学校崩壊」松井和 エイデル研究所 1999年 ⑪(最終)
◇言葉に縛られ自分で考えなくなる
□本末転倒
子育てで一番大切なのは精神的健康
□学校というものは
学校は客観的に見て世の中に役に立たないことを主に子供に教
育する機関
∥
○ 困難を乗り越えることはすばらしい!
× 自由・個性・自立
しかし,学校には夢がある
□学校におけるカウンセリング
日本のすばらしさ
◎ 日本ほど弁護士やカウンセラーが儲からない国はない
カウンセラー
専門家はいらない?
<誰かが悩んでいる時,それは社会に人間関係が育つ時>
◇幼児たちが親を育てる
□親が育っていく瞬間
お酒を飲んで心が和やかに
□親子でする体験
□日本語の役割
敬語の使い分け - 習慣
住みやすい国
自制心
※ 日本語のみだれ始めが心配
□親が教えることの大切さ
□幼児が大人を育てる
大人の精神を浄化する
□園児が小学生を育てる
三日間保育者体験
□母親たちの孤立
□コアラルーム
◇子育てとは
□祈り
□慣れる
□簡単に覆る定説
「川の字文化」
□不思議な日本人
お守りを付けた暴走族
ヤクザが神棚
∥
◎ 先進国社会とアニミズムが一体
□自由教育
自由の森学園(遠藤豊)
自由教育の亡霊を祓うべき - 学校自らが秩序回復を
□理屈でない語りかけ
◇松居和
1954年東京生まれ
慶応大学哲学科
-カリフォルニア大学ロサンゼルス校民俗芸術科編入1980年
音楽プロデューサー・レコーディングアーティスト・尺八奏者
1988年
アメリカの学校教育の危機,家庭崩壊の現状
ビデオ「今 アメリカで」
1990~1998 東洋英和女学院短大保育科講師
☆「先着順採用、会議自由参加で世界一の小企業をつくった」松浦元男 講談社 2003②【再掲載 2012.2】
◇出勤簿から契約書まで書類ゼロ
無駄なルールはいらない
樹研工業
樹(樹脂) + プラスチック研(研究)
合い言葉
「刃物で加工できる世界最小のパーツ」
プラスチックの極小精密
- 国内トップメーカーに成長
年商30億
金型も射出成型機 すべて自社製
客先
ソニー、デンソー、スウォッチなど
将来的にはマイクロマシンや医療機械の分野
社員90名(社員90名とパートタイマー20名)
無駄なルールなし
◎ 出勤簿なし
◎ 出張はクレジットカードで
運賃・ホテル代・食事等
最初の工場は6坪の木造平屋
昭和40(1965)年8月15日
樹研工業は「トミノー鉢」でスタート
鉢の底が円形で上は正方形
3~4倍の価格
大手の低価格化で敗戦 1年半後
黒塗りの高級車がオンボロ車にぶつかってきた
採用は先着順、無試験 学歴、国籍、性別は問わず
今でも採用は早い者順、初任給は年齢で決まる
どんな子でも親御さんにとってはかけがえのない宝物
- 振り分けられない
成人式
~ 大人の側はどうか?
心から成長を願っているか?
若者は鋭い感性を持っているのではないか
同じフィルターで選ばれた人間は、同じような中身
= 知的な中肉中背の集団になる
試験の方が日常業務の成績より大切か?
「トヨタ自動車」には昇格試験はない
定年制なし、くたばるまでやめさせないぞ!
目指すは「1日7時間労働」体制への一番乗り
◎ どんなに大きくても、どんなに有名でも、給料が安く労働時間
の長い企業、男女・国籍・学歴による差別がある企業は三流
合理化
= 頭脳労働への移行?
タイムカードなし、残業は申告制
- 仕事は自己責任で
すべてパソコンのメールにより自己申告
大人
= 自己管理、自己責任
出戻り大歓迎、外での修行は大いに結構
会社
責任をとらない経営者?
3年間休んでもその間給料・ボーナスは全額支給
わたしにも意見を言わせて
… 役員会議が全体会議に
パートの女性もメールアドレスを持ち、お買い物の情報交換
マッキントッシュとクラリスワーク 各自一台
非常に便利、当時は魔法の機会だったオフコン
生産管理にオフコン
オフコン1250万円 ソフト700万円
パソコンへの移行も容易
数学嫌いが微分・積分をすらすら解答
70年代末
NECからパソコンを27台(社員数分)購入
→ ゲームでキーボードアレルギーから解放
↓
NC化に対応
変だなあ、オレのマシン、バカに動きが遅いなあ
NEC、ソード、リコー、シャープ、東芝、アップル
それぞれ買う
↓
パソコン担当社員
第一の目的はネットワークを使っての情報交換
マックを選択 しかし、高価格
新しい技術をどう理解し、いつ導入するか
インクス㈱ 山田眞次郎社長
金型製作と三次元CADのトレーニング
◎チャンスとモチベーションさえあれば能力を発揮する若い人たち
「社長、首にするのはちょっと待って」
茶髪のバイク
人生ですれ違った人が金科玉条を手渡してくれる
ローランド所長
「目に見えないくらいの小さいものを作ってみたら?」
→ マイクロクォーク
「どうでしょう。完璧でしょう。世界初です」
元番長の誇りに満ちた顔
インボリュート曲線
~ パウダーパーツ 若いエンジニアが開発
アービーグリーンのCDとニューヨーク語学留学の条件
ちょっとけばかった女の子がいつの間にか英語で会社説明
43歳のわたしは生徒の最年長
まわりは高校生、大学生の駅前留学
ホリディイン ホテルの英会話教室
「微細加工の研究に参加しませんか」
姫工大から誘いの電話
先生は工業高校卒、中学卒
生徒は工学博士や理学博士
一人一人が責任を持って完成品を作るシステムを選んだ
チャンスとモチベーションがカギ
~ 今の若者は進歩のスピードが速い
新機種は1、2年自社工場で苛酷使用 → 外へ
5~10年間リペア不必要
しかし、びた一文値引きなし(射出成型機)
◎「おい、いつの間にそんなに腕を上げたのだ?」
「家庭崩壊・学級崩壊・学校崩壊」の紹介11回目 最終です。
出版社の案内には、
「親たちは、『子育て』を幸福の基盤に、人間らしさを身につけて来ました。
その機会を組織的に奪うと、社会からモラルや秩序、忍耐力が消えてい
きます。親の役割りを、教育機関や福祉がしようとする時、家庭崩壊が
始まります。三人に一人が未婚の母から産まれる欧米社会に、私たちは
何を学ぶのか。『自然』という言葉の意味するものは何なのか。奇跡的
にまだ家庭が崩壊していない日本で、教育界・保育界、そして親たちの
意識改革が同時に行われれば、ひょっとして間に合うかもしれません。
先進国に共通する家庭崩壊・学校崩壊の流れを、非論理的なアニミズム
文化に根強く依存している日本人がくい止めることが出来れば、後に続
く発展途上国の親子の幸せに無限に貢献することになりはしないか。今、
地球環境の破壊が叫ばれるなか、日本人の役割は、家庭崩壊・学校崩壊
に対応する方策を見つけ出すことにあるのかもしれません。『誰の責任
か』を模索するのではなく、『誰が責任を感じる社会か』を決めてしま
うことが鍵です。これは、言葉に縛られはじめた人間達への、地球から
のメッセージです。」
とあります。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は‥
・「学校は客観的に見て世の中に役に立たないことを主に子供に教育す
る機関」
・「日本ほど弁護士やカウンセラーが儲からない国はない
- 日本のすばらしさ?」
・「幼児が大人を育てる → 大人の精神を浄化する」
・「不思議な日本人 先進国社会とアニミズムが一体」
もう一つ、再掲載になりますが、松浦元男さんの
「先着順採用、会議自由参加で世界一の小企業をつくった」②を載せます。
-「おい、いつの間にそんなに腕を上げたのだ?」
言われたかった言葉です。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「家庭崩壊・学級崩壊・学校崩壊」松井和 エイデル研究所 1999年 ⑪(最終)
◇言葉に縛られ自分で考えなくなる
□本末転倒
子育てで一番大切なのは精神的健康
□学校というものは
学校は客観的に見て世の中に役に立たないことを主に子供に教
育する機関
∥
○ 困難を乗り越えることはすばらしい!
× 自由・個性・自立
しかし,学校には夢がある
□学校におけるカウンセリング
日本のすばらしさ
◎ 日本ほど弁護士やカウンセラーが儲からない国はない
カウンセラー
専門家はいらない?
<誰かが悩んでいる時,それは社会に人間関係が育つ時>
◇幼児たちが親を育てる
□親が育っていく瞬間
お酒を飲んで心が和やかに
□親子でする体験
□日本語の役割
敬語の使い分け - 習慣
住みやすい国
自制心
※ 日本語のみだれ始めが心配
□親が教えることの大切さ
□幼児が大人を育てる
大人の精神を浄化する
□園児が小学生を育てる
三日間保育者体験
□母親たちの孤立
□コアラルーム
◇子育てとは
□祈り
□慣れる
□簡単に覆る定説
「川の字文化」
□不思議な日本人
お守りを付けた暴走族
ヤクザが神棚
∥
◎ 先進国社会とアニミズムが一体
□自由教育
自由の森学園(遠藤豊)
自由教育の亡霊を祓うべき - 学校自らが秩序回復を
□理屈でない語りかけ
◇松居和
1954年東京生まれ
慶応大学哲学科
-カリフォルニア大学ロサンゼルス校民俗芸術科編入1980年
音楽プロデューサー・レコーディングアーティスト・尺八奏者
1988年
アメリカの学校教育の危機,家庭崩壊の現状
ビデオ「今 アメリカで」
1990~1998 東洋英和女学院短大保育科講師
☆「先着順採用、会議自由参加で世界一の小企業をつくった」松浦元男 講談社 2003②【再掲載 2012.2】
◇出勤簿から契約書まで書類ゼロ
無駄なルールはいらない
樹研工業
樹(樹脂) + プラスチック研(研究)
合い言葉
「刃物で加工できる世界最小のパーツ」
プラスチックの極小精密
- 国内トップメーカーに成長
年商30億
金型も射出成型機 すべて自社製
客先
ソニー、デンソー、スウォッチなど
将来的にはマイクロマシンや医療機械の分野
社員90名(社員90名とパートタイマー20名)
無駄なルールなし
◎ 出勤簿なし
◎ 出張はクレジットカードで
運賃・ホテル代・食事等
最初の工場は6坪の木造平屋
昭和40(1965)年8月15日
樹研工業は「トミノー鉢」でスタート
鉢の底が円形で上は正方形
3~4倍の価格
大手の低価格化で敗戦 1年半後
黒塗りの高級車がオンボロ車にぶつかってきた
採用は先着順、無試験 学歴、国籍、性別は問わず
今でも採用は早い者順、初任給は年齢で決まる
どんな子でも親御さんにとってはかけがえのない宝物
- 振り分けられない
成人式
~ 大人の側はどうか?
心から成長を願っているか?
若者は鋭い感性を持っているのではないか
同じフィルターで選ばれた人間は、同じような中身
= 知的な中肉中背の集団になる
試験の方が日常業務の成績より大切か?
「トヨタ自動車」には昇格試験はない
定年制なし、くたばるまでやめさせないぞ!
目指すは「1日7時間労働」体制への一番乗り
◎ どんなに大きくても、どんなに有名でも、給料が安く労働時間
の長い企業、男女・国籍・学歴による差別がある企業は三流
合理化
= 頭脳労働への移行?
タイムカードなし、残業は申告制
- 仕事は自己責任で
すべてパソコンのメールにより自己申告
大人
= 自己管理、自己責任
出戻り大歓迎、外での修行は大いに結構
会社
責任をとらない経営者?
3年間休んでもその間給料・ボーナスは全額支給
わたしにも意見を言わせて
… 役員会議が全体会議に
パートの女性もメールアドレスを持ち、お買い物の情報交換
マッキントッシュとクラリスワーク 各自一台
非常に便利、当時は魔法の機会だったオフコン
生産管理にオフコン
オフコン1250万円 ソフト700万円
パソコンへの移行も容易
数学嫌いが微分・積分をすらすら解答
70年代末
NECからパソコンを27台(社員数分)購入
→ ゲームでキーボードアレルギーから解放
↓
NC化に対応
変だなあ、オレのマシン、バカに動きが遅いなあ
NEC、ソード、リコー、シャープ、東芝、アップル
それぞれ買う
↓
パソコン担当社員
第一の目的はネットワークを使っての情報交換
マックを選択 しかし、高価格
新しい技術をどう理解し、いつ導入するか
インクス㈱ 山田眞次郎社長
金型製作と三次元CADのトレーニング
◎チャンスとモチベーションさえあれば能力を発揮する若い人たち
「社長、首にするのはちょっと待って」
茶髪のバイク
人生ですれ違った人が金科玉条を手渡してくれる
ローランド所長
「目に見えないくらいの小さいものを作ってみたら?」
→ マイクロクォーク
「どうでしょう。完璧でしょう。世界初です」
元番長の誇りに満ちた顔
インボリュート曲線
~ パウダーパーツ 若いエンジニアが開発
アービーグリーンのCDとニューヨーク語学留学の条件
ちょっとけばかった女の子がいつの間にか英語で会社説明
43歳のわたしは生徒の最年長
まわりは高校生、大学生の駅前留学
ホリディイン ホテルの英会話教室
「微細加工の研究に参加しませんか」
姫工大から誘いの電話
先生は工業高校卒、中学卒
生徒は工学博士や理学博士
一人一人が責任を持って完成品を作るシステムを選んだ
チャンスとモチベーションがカギ
~ 今の若者は進歩のスピードが速い
新機種は1、2年自社工場で苛酷使用 → 外へ
5~10年間リペア不必要
しかし、びた一文値引きなし(射出成型機)
◎「おい、いつの間にそんなに腕を上げたのだ?」
「京都御所西一松町物語」杉山正明 日本経済新聞出版社 2011年 ⑤(最終) /「クラスがまとまる仲よしゲーム」高嶋和男 学陽書房 2002年【再掲載 2012.4】 [読書記録 一般]
今回は10月27日に続いて、杉山正明さんの
「京都御所西一松町物語」5回目の紹介 最終です。
不安いっぱいで一松町の隣町で一人暮らしをはじめた長男。4年間で息子を
少しだけたくましくしてくれた京都の町と学校に感謝しています。
出版社の案内には、
「京都御所の西にある小さな街区『一松町』から定点観測すれば、京都1200
年の出来事が鮮やかによみがえる。この町の住人でもある歴史家が、ロー
カル&グローバルな視点で語る、まったく新しい京都歴史読本。」
とあります。
ある町からの見方、おもしろく読みました。
もう一つ、再掲載になりますが、高嶋和男さんの
「クラスがまとまる仲よしゲーム」を載せます。
子どの集まる集まりで、
家族の集まる集まりで、
高齢者の集いで役に立つ本です。
イラスト入りで大変わかりやすい本なのですが、
イラスト抜き、言葉だけで紹介するチャレンジです。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「京都御所西一松町物語」杉山正明 日本経済新聞出版社 2011年 ⑤(最終)
Ⅷ 幕末・明治維新と御所西一帯
1.日本と世界がともども変わる時代
ペリーの世界史的意味
再び京都が政局の焦点となる
薩摩 - 相国寺からの借地 → 同志社
悲劇の皇女和宮の降嫁
2.京に吹く時代の嵐
京都守護職・松平容保(かたもり)の登場
新撰組と壬生の屯所
3.朔平門外の変 - 姉小路公知の暗殺
文久3年5月20日京都御所の北
桜田門外の変と
町田さんの推論
4.蛤御門の戦いと「ドンド焼け」
七卿落ちを逆襲する長州
Ⅸ 戦争から現代で
1.不幸と困難の始まり
5.一松町についての記憶
☆「クラスがまとまる仲よしゲーム」高嶋和男 学陽書房 2002年【再掲載 2012.4】
[出版社の案内]
朝一番活気がない、だらけてきた、落ち着きがなくなった、集中力を高めた
い等、そんな状況に応じて効果があるゲーム80を紹介。子どもとふれ合い
実践を重ねた著者自身のあたたかい、子どもが生き生きした大きなイラスト
でわかりやすくゲームの雰囲気が伝わってくる。
◇朝一番活気がない時のゲーム
□じゃんけんピョン
① 2~3人で「じゃんけんピョン」
② 負けた人は相手の出した拳の分「ぴょん」と言う
グー1回,チョキ2回,パー3回
③「ぴょん」と大きな声で言いながら
④ 繰り返して
※ リーダーは頃合いを見て相手を替える
□じゃんけんクルクル
① 2~3人組になってじゃんけん
② 負けた人は相手の出した拳の分クルクル
グー1回,チョキ2回,パー3回
③ 繰り返して
※ リーダーは頃合いを見て相手を替える
□合ったら負けよ
① リーダーに対面
② 3通り
A ピョン(うさぎ)
B チャリン(お金)
C プシュー(水鉄砲)
③ リーダー
「合ったら負けよ じゃんけん ピョン」
④ 皆もリーダーと共にABCいずれかのサイン
⑤ リーダーと合った(同じになった)人はアウト
⑥ アウトになっても抜けないでゲーム続行
□両の手指相撲
① 二人向き合い右手同士,左手同士
② 指相撲
□おふろワイワイ
① リーダーの手に合わせて
ア.「お風呂ワイワイはいりましょ」
= しゃがむ,イスに座る
イ.「お風呂ワイワイ上がりましょ」
= 立ち止まる
※ 引っかけ
「はいりません…」「あがりません…」
② リーダーは①~②をリズミカルにミックス
□顔じゃんけん
① グーチョキパーを覚える
グー … 口を閉じる
チョキ … アカンベー
パー … 大きな口
② 隣の人と向き合い「ジャンケン」
③ 3回勝ったら相手を替えて
◇授業合間のゲーム
□まるまるオーライ
① 全員を3チームに
② 黒板を三等分
③ 中央に中心点(マグネット可)
④ リーダーの合図で一人ずつ丸
⑤ 中心点,他のラインに触れてはならない
⑥ マルはどこに描いても良い
⑦ 3分間で多く描けたチームの勝ち
□数だけしりとり
① 3人対3人で対面
② ジャンケン勝った方からサイコロ
③ 目の分だけしりとり
④ 最初は相手のだれか言う
⑤ ポンポンポンと
⑥ ゲームは交互に
□席取りバトル
① 全員広がる
② リーダー合図で誰かとどゃんけん
③ 次々と相手を替える
→ 5勝から
④ 残り5人
集まって一斉に
□勝ち残りジャンケン
① 全員起立
② 右手で
③ 負けたら左手で
④ 左手でも負けたら座る
⑤ 最後まで残った子がチャンピオン
「京都御所西一松町物語」5回目の紹介 最終です。
不安いっぱいで一松町の隣町で一人暮らしをはじめた長男。4年間で息子を
少しだけたくましくしてくれた京都の町と学校に感謝しています。
出版社の案内には、
「京都御所の西にある小さな街区『一松町』から定点観測すれば、京都1200
年の出来事が鮮やかによみがえる。この町の住人でもある歴史家が、ロー
カル&グローバルな視点で語る、まったく新しい京都歴史読本。」
とあります。
ある町からの見方、おもしろく読みました。
もう一つ、再掲載になりますが、高嶋和男さんの
「クラスがまとまる仲よしゲーム」を載せます。
子どの集まる集まりで、
家族の集まる集まりで、
高齢者の集いで役に立つ本です。
イラスト入りで大変わかりやすい本なのですが、
イラスト抜き、言葉だけで紹介するチャレンジです。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「京都御所西一松町物語」杉山正明 日本経済新聞出版社 2011年 ⑤(最終)
Ⅷ 幕末・明治維新と御所西一帯
1.日本と世界がともども変わる時代
ペリーの世界史的意味
再び京都が政局の焦点となる
薩摩 - 相国寺からの借地 → 同志社
悲劇の皇女和宮の降嫁
2.京に吹く時代の嵐
京都守護職・松平容保(かたもり)の登場
新撰組と壬生の屯所
3.朔平門外の変 - 姉小路公知の暗殺
文久3年5月20日京都御所の北
桜田門外の変と
町田さんの推論
4.蛤御門の戦いと「ドンド焼け」
七卿落ちを逆襲する長州
Ⅸ 戦争から現代で
1.不幸と困難の始まり
5.一松町についての記憶
☆「クラスがまとまる仲よしゲーム」高嶋和男 学陽書房 2002年【再掲載 2012.4】
[出版社の案内]
朝一番活気がない、だらけてきた、落ち着きがなくなった、集中力を高めた
い等、そんな状況に応じて効果があるゲーム80を紹介。子どもとふれ合い
実践を重ねた著者自身のあたたかい、子どもが生き生きした大きなイラスト
でわかりやすくゲームの雰囲気が伝わってくる。
◇朝一番活気がない時のゲーム
□じゃんけんピョン
① 2~3人で「じゃんけんピョン」
② 負けた人は相手の出した拳の分「ぴょん」と言う
グー1回,チョキ2回,パー3回
③「ぴょん」と大きな声で言いながら
④ 繰り返して
※ リーダーは頃合いを見て相手を替える
□じゃんけんクルクル
① 2~3人組になってじゃんけん
② 負けた人は相手の出した拳の分クルクル
グー1回,チョキ2回,パー3回
③ 繰り返して
※ リーダーは頃合いを見て相手を替える
□合ったら負けよ
① リーダーに対面
② 3通り
A ピョン(うさぎ)
B チャリン(お金)
C プシュー(水鉄砲)
③ リーダー
「合ったら負けよ じゃんけん ピョン」
④ 皆もリーダーと共にABCいずれかのサイン
⑤ リーダーと合った(同じになった)人はアウト
⑥ アウトになっても抜けないでゲーム続行
□両の手指相撲
① 二人向き合い右手同士,左手同士
② 指相撲
□おふろワイワイ
① リーダーの手に合わせて
ア.「お風呂ワイワイはいりましょ」
= しゃがむ,イスに座る
イ.「お風呂ワイワイ上がりましょ」
= 立ち止まる
※ 引っかけ
「はいりません…」「あがりません…」
② リーダーは①~②をリズミカルにミックス
□顔じゃんけん
① グーチョキパーを覚える
グー … 口を閉じる
チョキ … アカンベー
パー … 大きな口
② 隣の人と向き合い「ジャンケン」
③ 3回勝ったら相手を替えて
◇授業合間のゲーム
□まるまるオーライ
① 全員を3チームに
② 黒板を三等分
③ 中央に中心点(マグネット可)
④ リーダーの合図で一人ずつ丸
⑤ 中心点,他のラインに触れてはならない
⑥ マルはどこに描いても良い
⑦ 3分間で多く描けたチームの勝ち
□数だけしりとり
① 3人対3人で対面
② ジャンケン勝った方からサイコロ
③ 目の分だけしりとり
④ 最初は相手のだれか言う
⑤ ポンポンポンと
⑥ ゲームは交互に
□席取りバトル
① 全員広がる
② リーダー合図で誰かとどゃんけん
③ 次々と相手を替える
→ 5勝から
④ 残り5人
集まって一斉に
□勝ち残りジャンケン
① 全員起立
② 右手で
③ 負けたら左手で
④ 左手でも負けたら座る
⑤ 最後まで残った子がチャンピオン
「教え方ガイドブック」志水廣 明治図書 2006年 ⑪ /「千年震災」都司嘉宣 ダイヤモンド社 2011年 ③(最終)【再掲載 2012.1】 [読書記録 教育]
今回は、10月26日に続いて、志水廣さんの
「算数力がつく教え方ガイドブック」11回目の紹介です。
出版社の案内には、
「子どもの内なる知を引き出す算数授業ガイドブック決定版。
志水流算数・数学の授業論はつとに知れ渡っているが、この指導法の柱、
○つけ法も、復唱法も、自ら学ぶ問題解決型授業に迫るためのもの。こ
れら、子どもの内なる知を引き出し構成する授業のノウハウを、基礎基
本から高度なテクまで、実例をいれていただきながら示す。」
とあります。
今回紹介分で強く印象に残った言葉は…
・「つまずくところを予想してその人に応じて対処できる」
・「子どもたちには分かった、分からないの明快な意思表示を求める。
分かったらうなずく、分からなかったらクビをかしげるなどで。
顔の表情で知らせられるようになるとよい」
・「学習のまとめとして、子どもの言葉でまとめる。文章内容としては、分
かったこと、できるようになったこと、気付いたこと、友達の考えで良
かったこと、問題解決のコツ、自分が苦労したこと、次にしたいことな
どを書けると、教員の次時へのけすかくに活かすことができる。分量と
しては、5分間で10行程度書けるようになってほしい(高学年)」
・「家庭学習とは予習,復習,宿題,一人学びなどが考えられる」
- 宿題が出されなくても自分で計画実行できるようになってほしいので
すが…
もう一つ、再掲載になりますが、都司嘉宣さんの
「千年震災」③を載せます。
- 安政東海大地震では舞阪宿に津波の被害があった。渡船場に高さ9mの
津波が押し寄せ流失が8軒、全壊が58軒、破損が214軒もあったのに
もかかわらず、死者は一人もなし。その147年前、宝永4(1707)年の地
震津波のことが周知されていたからではないか(『静岡県史別編 自然災害
編』による)」
常に大地震を意識しておくことの大切さを再確認することができました。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「教え方ガイドブック」志水廣 明治図書 2006年 ⑪
51 つまずきに対応する
肯定
明るくフォロー
修正
早期発見,早期治療
他の子とは比較しない
52 つまずきに対応する - 授業編
1 つまずきを怖がる教師,怖がらない教師
つまずくところを予想してその人に応じて対処できる
2 つまずきの人数と授業での対応策
原則1 つまずき者少
→ 机間指導またはミニティーチングで乗りきる
原則2 つまずき者多
→ 一斉指導
① なぜつまずいたか
② どうすればよいか話し合う
原則3 半々の時
→ 正答の子どもにヒントを出してもらって進める
53 つまずきを生かす指導
1 つまずきと生かすことができれば最高
54 一斉授業で子どもの反応をつかみながら展開する
1 一斉指導が基本
「つかみながら動かす」
2 「つかみながら動かす」とは
明快な意思表示 - 分かった・分からない
→ 分かったら「うなずく」
分からなかったら「かしげる」
※ 顔の表情
3 教師の目はワイドとズームの一体化
4 一体感のある授業
◎ ズレ認知のための机間指導
55 まとめの仕方
1 学習のまとめとは
まとめは学習のめあてと対応付ける
2 学習のまとめ方
① 教師からまとめたものを提示する
「このまとめでいいかな」「他に付け足しは」
② 子どもの言葉でまとめる
文章化 ・分かったこと
・できるようになったこと
・気付いたこと
・友達の考えで良かったこと 5分間で10行
・問題解決のコツ
・自分が苦労したこと
・次にしたいこと
56 家庭学習のさせ方
1 家庭学習とは
予習,復習,宿題,一人学び
2 宿題について
(1) 宿題の意義
家庭学習の習慣付け,自ら考える場
(2) 宿題の内容と留意点
① 授業で課題が残った場合
② ドリルについて
③ 学習感想を書かせる
④ 勉強法からの視点で宿題を出してみよう
☆「千年震災」都司嘉宣 ダイヤモンド社 2011年 ③(最終)【再掲載 2012.1】
[出版社の案内]
古文書も読み解く日本唯一の津波・歴史地震学者が、有史以来最大の東日本大
震災の被災状況について緊急現地調査しました。この1000年間の地震・津
波災害の様子を古文書などをひもときながら解説、次に来るべき首都圏直下型
地震、東海・南海地震についても歴史的な被害状況をもとに警告します。
3 安政伊賀上野地震
近畿地方内陸部で起きる先行地震
安政南海地震に先行して
木津川断層のずれ
篠山城石垣の意外な事実
100㎞離れて震度5
上野市
1855年6月「法華経塔」
4 安政南海地震
安政元(1854)年
11月4日東海地震
11月5日南海地震
教科書に載った「稲むらの火」
紀伊国広村(現和歌山県広川村)濱口儀兵衛(後年梧陵と号す)
|
同郷教員・中村常蔵により子ども向けに
(ハーンの「生き神様」書き改め)
事実との相違
① 前日に東海地震で強い揺れがあった
→ 津波を予測
② 儀兵衛は当時35歳
③ 物語より、もっと偉かった
広村と銚子で醤油醸造業で財を得た
→ 私財を広村を守る津波防波堤の造営費にあてた
震災直後の疲弊した村人に労働収入の機会
+
自力で守る精神
強く揺れた場所は古代の湖だった
弥生時代・河内湖
瓦版 「地震の弁」
◇日本を襲う津波の恐怖
南海地震
絵馬が訴える津波
元禄地震九十九里の津波
◎ 津波の高さではなく速さ
安政東海地震
1854.11.4
下田841軒/875軒が波をかぶる
安政東海大地震
舞阪宿の津波
渡船場
「浪高さ三丈(9m)ばかり」
舞阪宿
流失8軒 全壊58軒 破損214軒
死者は一人もなし
∥
◎147年前 宝永4(1707)年のことが周知されていた
「静岡県史別編 自然災害編」
連動する東海地震と南海地震の津波
未曾有の被害を生んだ明治三陸津波 10~15~38m
明治29(1896)年6月15日
30分後に大津波
約2万1,000人
昭和8(1933)年3月 3日
昭和三陸津波
約 3,000人
◇東日本を襲った大地震
1 関東の地震 略
2 中部の地震
富士川にできた地震湖 芝川町
富士山の宝永噴火・昼
江戸時代にも立ち上る噴煙
宝永地震(宝永4年1707年10月4日)から49日後富士山の噴火
内陸最大級の大惨事 濃尾地震
明治24年10月28日午前6時39分 濃尾地震
M8 全壊14万戸 死者7273人
参拝者の9割が犠牲になった善光寺地震
弘化4(1847)年3月24日
被災状況を伝える絵師の描写力
3 日本海沿岸の地震
◇西日本を襲った大地震 略
□都司嘉宣(つじよしのぶ)
東京大学地震研究所地震火山災害部門准教授
地震学者 - 専門は津波 歴史地震学
1947年 奈良県生
◎産経新聞「温故地震」連載記事
「算数力がつく教え方ガイドブック」11回目の紹介です。
出版社の案内には、
「子どもの内なる知を引き出す算数授業ガイドブック決定版。
志水流算数・数学の授業論はつとに知れ渡っているが、この指導法の柱、
○つけ法も、復唱法も、自ら学ぶ問題解決型授業に迫るためのもの。こ
れら、子どもの内なる知を引き出し構成する授業のノウハウを、基礎基
本から高度なテクまで、実例をいれていただきながら示す。」
とあります。
今回紹介分で強く印象に残った言葉は…
・「つまずくところを予想してその人に応じて対処できる」
・「子どもたちには分かった、分からないの明快な意思表示を求める。
分かったらうなずく、分からなかったらクビをかしげるなどで。
顔の表情で知らせられるようになるとよい」
・「学習のまとめとして、子どもの言葉でまとめる。文章内容としては、分
かったこと、できるようになったこと、気付いたこと、友達の考えで良
かったこと、問題解決のコツ、自分が苦労したこと、次にしたいことな
どを書けると、教員の次時へのけすかくに活かすことができる。分量と
しては、5分間で10行程度書けるようになってほしい(高学年)」
・「家庭学習とは予習,復習,宿題,一人学びなどが考えられる」
- 宿題が出されなくても自分で計画実行できるようになってほしいので
すが…
もう一つ、再掲載になりますが、都司嘉宣さんの
「千年震災」③を載せます。
- 安政東海大地震では舞阪宿に津波の被害があった。渡船場に高さ9mの
津波が押し寄せ流失が8軒、全壊が58軒、破損が214軒もあったのに
もかかわらず、死者は一人もなし。その147年前、宝永4(1707)年の地
震津波のことが周知されていたからではないか(『静岡県史別編 自然災害
編』による)」
常に大地震を意識しておくことの大切さを再確認することができました。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「教え方ガイドブック」志水廣 明治図書 2006年 ⑪
51 つまずきに対応する
肯定
明るくフォロー
修正
早期発見,早期治療
他の子とは比較しない
52 つまずきに対応する - 授業編
1 つまずきを怖がる教師,怖がらない教師
つまずくところを予想してその人に応じて対処できる
2 つまずきの人数と授業での対応策
原則1 つまずき者少
→ 机間指導またはミニティーチングで乗りきる
原則2 つまずき者多
→ 一斉指導
① なぜつまずいたか
② どうすればよいか話し合う
原則3 半々の時
→ 正答の子どもにヒントを出してもらって進める
53 つまずきを生かす指導
1 つまずきと生かすことができれば最高
54 一斉授業で子どもの反応をつかみながら展開する
1 一斉指導が基本
「つかみながら動かす」
2 「つかみながら動かす」とは
明快な意思表示 - 分かった・分からない
→ 分かったら「うなずく」
分からなかったら「かしげる」
※ 顔の表情
3 教師の目はワイドとズームの一体化
4 一体感のある授業
◎ ズレ認知のための机間指導
55 まとめの仕方
1 学習のまとめとは
まとめは学習のめあてと対応付ける
2 学習のまとめ方
① 教師からまとめたものを提示する
「このまとめでいいかな」「他に付け足しは」
② 子どもの言葉でまとめる
文章化 ・分かったこと
・できるようになったこと
・気付いたこと
・友達の考えで良かったこと 5分間で10行
・問題解決のコツ
・自分が苦労したこと
・次にしたいこと
56 家庭学習のさせ方
1 家庭学習とは
予習,復習,宿題,一人学び
2 宿題について
(1) 宿題の意義
家庭学習の習慣付け,自ら考える場
(2) 宿題の内容と留意点
① 授業で課題が残った場合
② ドリルについて
③ 学習感想を書かせる
④ 勉強法からの視点で宿題を出してみよう
☆「千年震災」都司嘉宣 ダイヤモンド社 2011年 ③(最終)【再掲載 2012.1】
[出版社の案内]
古文書も読み解く日本唯一の津波・歴史地震学者が、有史以来最大の東日本大
震災の被災状況について緊急現地調査しました。この1000年間の地震・津
波災害の様子を古文書などをひもときながら解説、次に来るべき首都圏直下型
地震、東海・南海地震についても歴史的な被害状況をもとに警告します。
3 安政伊賀上野地震
近畿地方内陸部で起きる先行地震
安政南海地震に先行して
木津川断層のずれ
篠山城石垣の意外な事実
100㎞離れて震度5
上野市
1855年6月「法華経塔」
4 安政南海地震
安政元(1854)年
11月4日東海地震
11月5日南海地震
教科書に載った「稲むらの火」
紀伊国広村(現和歌山県広川村)濱口儀兵衛(後年梧陵と号す)
|
同郷教員・中村常蔵により子ども向けに
(ハーンの「生き神様」書き改め)
事実との相違
① 前日に東海地震で強い揺れがあった
→ 津波を予測
② 儀兵衛は当時35歳
③ 物語より、もっと偉かった
広村と銚子で醤油醸造業で財を得た
→ 私財を広村を守る津波防波堤の造営費にあてた
震災直後の疲弊した村人に労働収入の機会
+
自力で守る精神
強く揺れた場所は古代の湖だった
弥生時代・河内湖
瓦版 「地震の弁」
◇日本を襲う津波の恐怖
南海地震
絵馬が訴える津波
元禄地震九十九里の津波
◎ 津波の高さではなく速さ
安政東海地震
1854.11.4
下田841軒/875軒が波をかぶる
安政東海大地震
舞阪宿の津波
渡船場
「浪高さ三丈(9m)ばかり」
舞阪宿
流失8軒 全壊58軒 破損214軒
死者は一人もなし
∥
◎147年前 宝永4(1707)年のことが周知されていた
「静岡県史別編 自然災害編」
連動する東海地震と南海地震の津波
未曾有の被害を生んだ明治三陸津波 10~15~38m
明治29(1896)年6月15日
30分後に大津波
約2万1,000人
昭和8(1933)年3月 3日
昭和三陸津波
約 3,000人
◇東日本を襲った大地震
1 関東の地震 略
2 中部の地震
富士川にできた地震湖 芝川町
富士山の宝永噴火・昼
江戸時代にも立ち上る噴煙
宝永地震(宝永4年1707年10月4日)から49日後富士山の噴火
内陸最大級の大惨事 濃尾地震
明治24年10月28日午前6時39分 濃尾地震
M8 全壊14万戸 死者7273人
参拝者の9割が犠牲になった善光寺地震
弘化4(1847)年3月24日
被災状況を伝える絵師の描写力
3 日本海沿岸の地震
◇西日本を襲った大地震 略
□都司嘉宣(つじよしのぶ)
東京大学地震研究所地震火山災害部門准教授
地震学者 - 専門は津波 歴史地震学
1947年 奈良県生
◎産経新聞「温故地震」連載記事
「家庭崩壊・学級崩壊・学校崩壊」松井和 エイデル研究所 1999年 ⑩ /「現代の世相⑥ 談合と贈与」 宮田登 小学館 1997年 ②(後半) 【再掲載 2012.2】 [読書記録 教育]
今回は、10月25日に続いて松井和さんの
「家庭崩壊・学級崩壊・学校崩壊」の紹介 10回目です。
出版社の案内には、
「親たちは、『子育て』を幸福の基盤に、人間らしさを身につけて来ました。
その機会を組織的に奪うと、社会からモラルや秩序、忍耐力が消えてい
きます。親の役割りを、教育機関や福祉がしようとする時、家庭崩壊が
始まります。三人に一人が未婚の母から産まれる欧米社会に、私たちは
何を学ぶのか。『自然』という言葉の意味するものは何なのか。奇跡的
にまだ家庭が崩壊していない日本で、教育界・保育界、そして親たちの
意識改革が同時に行われれば、ひょっとして間に合うかもしれません。
先進国に共通する家庭崩壊・学校崩壊の流れを、非論理的なアニミズム
文化に根強く依存している日本人がくい止めることが出来れば、後に続
く発展途上国の親子の幸せに無限に貢献することになりはしないか。今、
地球環境の破壊が叫ばれるなか、日本人の役割は、家庭崩壊・学校崩壊
に対応する方策を見つけ出すことにあるのかもしれません。『誰の責任
か』を模索するのではなく、『誰が責任を感じる社会か』を決めてしま
うことが鍵です。これは、言葉に縛られはじめた人間達への、地球から
のメッセージです。」
とあります。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は‥
・「マスコミの影響で人権に過度に萎縮するようになったのではないか。
『マスコミは影響力の大きさを真剣に自覚し,身の引き締まるような
思いで生きてほしい』」
・「本当の文化は音楽を聞きに行ったり劇を見に行ったりすることではな
く我慢することではないだろう。どうしても我慢できないなら後ろめ
たさを思いながら姑さんに嫌々頭を下げ子供を預かってもらえばいい」
・「居住地の定まった日本人の生活には社会的労働や慈善活動が隠されて
いる」
・「日本の教育現場が如何に人格教育・子育てに重きを置いているか」
このごろの「責任感」について考えました。
もう一つ、再掲載になりますが、宮田登さんの
「現代の世相⑥ 談合と贈与」②を載せます。
「談合坂」は各地にあるようですが、いわれの一つに納得しました。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「家庭崩壊・学級崩壊・学校崩壊」松井和 エイデル研究所 1999年 ⑩
◇人権
□家庭と社会との境界線(2)
□マスコミの影響
人権に萎縮
「マスコミは影響力の大きさを真剣に自覚し,身の引き締まるような
思いで生きてほしい」
□「父親なんかいらない?」
番組タイトル
□文化を知らない文化人
浅利慶太
~ 贋文化人の勝手な発言
「なぜ子供が負担なのか?」
「確かに負担だが嫌な負担ではない。親たちが幸福になり親らしく
もなり忍耐強くなる良い負担。取り除くべき負担ではない。」
↑
※「本当の文化は音楽を聞きに行ったり劇を見に行ったりすること
ではない」
→ <我慢すること>
「どうしても我慢できないなら後ろめたさを思いながら姑さ
んに嫌々頭を下げ子供を預かってもらう」
浅利慶太氏は「儲け主義」
※ 砂場で30分も遊べる日本の母親たちのなんと美しいことか!
◎◎ <幸福は必ず美を伴う> ◎◎
□「学者」対「保育者」
上野千鶴子
保育者の敵
人権屋,コンプレックスの塊
言葉の積み重ねで成り立つ者が見えない学者
女性学?-なめている
「学者は社会で通用しない人が職業として選ぶもので,社会に
通用しない人同士で権力闘争,パワーゲームをする変な集団」
∥
◎言葉を理論的に積み上げることでますます武装し頑なに なっていく
<学者=言葉遊びのプロ>
上野
「不幸の原因をシステムのせいにして,それと闘うことに生き甲斐
や幸福を見つめようとする」
↑
◎「子供の美,父親の美,母親の美を感ぜずに女性学も何もあったも
のではない!」
□「市長さん」対「市民グループ」
市長
「子供はなるべく親が育てるものだ」
↑
◎市民グループの批判
日本はもともと助け合う社会
ボランティア 醤油の貸し借り,祝儀不祝儀,
公園の草取り、ゴミ集積所の当番
|
◎ 居住地の定まった日本人の生活には社会的労働や慈善活動が隠
されている
□連帯責任
アメリカでも連帯責任をとるようにすると…
アメリカ高校大学の運動部は9割が出場停止に
アメリカのスポーツは機能しなくなる
↑
◎ 日本の教育現場が如何に人格教育・子育てに重きを置いているか
アメリカ
プロスポーツはセカンドチャンス
「有罪にさえならなければ何をしても良い」
|
◎ 社会の倫理観は親の責任感から出発する
☆「現代の世相⑥ 談合と贈与」 宮田登 小学館 1997年 ②(後半) 【再掲載 2012.2】
◇談合の意味
□熊本県宇土郡西
「談合島」
□団子
ハレの食物
□坂迎え
遠方に出掛けた村人を迎える儀礼
村の内の世間に帰る時空間が坂 = 境
|
その場所で宴会
共同飲食をする点が重要
神供として団子 - 団子坂 - 談合坂
□川崎市丸子の民俗
一日・半日休んで寄合をする際、一日正月とか半日正月と呼んだ
( = 盆、正月)
∥
◎談合の時間
神霊との交流
□「オゴル」
= 本来は共同飲食をする意味にもとづいていた
↓
※ 長者伝説の特徴 = 長者が必ず没落する
◎ 長者が没落するのは大勢の奉公人にオゴル事から
オゴル長者とモラウ奉公人
□共食 = 無主の原理
神と人が一緒に飲食することが基本
食べることにより神の力が人間に与えられると言う信仰
□オゴルとモラウは対の表現
モラウことは霊力を付加されることで、積極的にもらうことが必要
だったし、オゴル事も神霊の代行者を一時的につとめようという長者
の美点の一つ
|
田主(たろうじ) = 共同体のリーダー
皆に絶えず分配
→ 日本には大金持ちが少ない
□長者譚
- ひとたび私有財化すると没落してしまうからである
◎ 人々に分かち与える限りでは尊敬される
◇贈答の慣習
□供物を皆で分け合って食べる共同飲食が重要
∥
◎直会(なおらい)
贈答は祭りで直会に参加することと同じ
|
のし 熨斗鮑 最も貴重な贈答品
□非日常の民俗
病気見舞い・留守見舞い
|
葬儀に限っては金品授受公然と
◎葬儀出席 = 義理を果たす
◎義理堅い人がはじめて「世間」の交際も成り立つ
↓
しかし、この義理は世俗性の枠組みに入ってしまった
|
香典が金銭化したことがその要因
→ 政治文化の悪習
◇日本的慣習としての談合と贈与
※ P30(途中)までの要約
(そうだっのかと納得することがたくさん=ハマコウ註)
「家庭崩壊・学級崩壊・学校崩壊」の紹介 10回目です。
出版社の案内には、
「親たちは、『子育て』を幸福の基盤に、人間らしさを身につけて来ました。
その機会を組織的に奪うと、社会からモラルや秩序、忍耐力が消えてい
きます。親の役割りを、教育機関や福祉がしようとする時、家庭崩壊が
始まります。三人に一人が未婚の母から産まれる欧米社会に、私たちは
何を学ぶのか。『自然』という言葉の意味するものは何なのか。奇跡的
にまだ家庭が崩壊していない日本で、教育界・保育界、そして親たちの
意識改革が同時に行われれば、ひょっとして間に合うかもしれません。
先進国に共通する家庭崩壊・学校崩壊の流れを、非論理的なアニミズム
文化に根強く依存している日本人がくい止めることが出来れば、後に続
く発展途上国の親子の幸せに無限に貢献することになりはしないか。今、
地球環境の破壊が叫ばれるなか、日本人の役割は、家庭崩壊・学校崩壊
に対応する方策を見つけ出すことにあるのかもしれません。『誰の責任
か』を模索するのではなく、『誰が責任を感じる社会か』を決めてしま
うことが鍵です。これは、言葉に縛られはじめた人間達への、地球から
のメッセージです。」
とあります。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は‥
・「マスコミの影響で人権に過度に萎縮するようになったのではないか。
『マスコミは影響力の大きさを真剣に自覚し,身の引き締まるような
思いで生きてほしい』」
・「本当の文化は音楽を聞きに行ったり劇を見に行ったりすることではな
く我慢することではないだろう。どうしても我慢できないなら後ろめ
たさを思いながら姑さんに嫌々頭を下げ子供を預かってもらえばいい」
・「居住地の定まった日本人の生活には社会的労働や慈善活動が隠されて
いる」
・「日本の教育現場が如何に人格教育・子育てに重きを置いているか」
このごろの「責任感」について考えました。
もう一つ、再掲載になりますが、宮田登さんの
「現代の世相⑥ 談合と贈与」②を載せます。
「談合坂」は各地にあるようですが、いわれの一つに納得しました。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「家庭崩壊・学級崩壊・学校崩壊」松井和 エイデル研究所 1999年 ⑩
◇人権
□家庭と社会との境界線(2)
□マスコミの影響
人権に萎縮
「マスコミは影響力の大きさを真剣に自覚し,身の引き締まるような
思いで生きてほしい」
□「父親なんかいらない?」
番組タイトル
□文化を知らない文化人
浅利慶太
~ 贋文化人の勝手な発言
「なぜ子供が負担なのか?」
「確かに負担だが嫌な負担ではない。親たちが幸福になり親らしく
もなり忍耐強くなる良い負担。取り除くべき負担ではない。」
↑
※「本当の文化は音楽を聞きに行ったり劇を見に行ったりすること
ではない」
→ <我慢すること>
「どうしても我慢できないなら後ろめたさを思いながら姑さ
んに嫌々頭を下げ子供を預かってもらう」
浅利慶太氏は「儲け主義」
※ 砂場で30分も遊べる日本の母親たちのなんと美しいことか!
◎◎ <幸福は必ず美を伴う> ◎◎
□「学者」対「保育者」
上野千鶴子
保育者の敵
人権屋,コンプレックスの塊
言葉の積み重ねで成り立つ者が見えない学者
女性学?-なめている
「学者は社会で通用しない人が職業として選ぶもので,社会に
通用しない人同士で権力闘争,パワーゲームをする変な集団」
∥
◎言葉を理論的に積み上げることでますます武装し頑なに なっていく
<学者=言葉遊びのプロ>
上野
「不幸の原因をシステムのせいにして,それと闘うことに生き甲斐
や幸福を見つめようとする」
↑
◎「子供の美,父親の美,母親の美を感ぜずに女性学も何もあったも
のではない!」
□「市長さん」対「市民グループ」
市長
「子供はなるべく親が育てるものだ」
↑
◎市民グループの批判
日本はもともと助け合う社会
ボランティア 醤油の貸し借り,祝儀不祝儀,
公園の草取り、ゴミ集積所の当番
|
◎ 居住地の定まった日本人の生活には社会的労働や慈善活動が隠
されている
□連帯責任
アメリカでも連帯責任をとるようにすると…
アメリカ高校大学の運動部は9割が出場停止に
アメリカのスポーツは機能しなくなる
↑
◎ 日本の教育現場が如何に人格教育・子育てに重きを置いているか
アメリカ
プロスポーツはセカンドチャンス
「有罪にさえならなければ何をしても良い」
|
◎ 社会の倫理観は親の責任感から出発する
☆「現代の世相⑥ 談合と贈与」 宮田登 小学館 1997年 ②(後半) 【再掲載 2012.2】
◇談合の意味
□熊本県宇土郡西
「談合島」
□団子
ハレの食物
□坂迎え
遠方に出掛けた村人を迎える儀礼
村の内の世間に帰る時空間が坂 = 境
|
その場所で宴会
共同飲食をする点が重要
神供として団子 - 団子坂 - 談合坂
□川崎市丸子の民俗
一日・半日休んで寄合をする際、一日正月とか半日正月と呼んだ
( = 盆、正月)
∥
◎談合の時間
神霊との交流
□「オゴル」
= 本来は共同飲食をする意味にもとづいていた
↓
※ 長者伝説の特徴 = 長者が必ず没落する
◎ 長者が没落するのは大勢の奉公人にオゴル事から
オゴル長者とモラウ奉公人
□共食 = 無主の原理
神と人が一緒に飲食することが基本
食べることにより神の力が人間に与えられると言う信仰
□オゴルとモラウは対の表現
モラウことは霊力を付加されることで、積極的にもらうことが必要
だったし、オゴル事も神霊の代行者を一時的につとめようという長者
の美点の一つ
|
田主(たろうじ) = 共同体のリーダー
皆に絶えず分配
→ 日本には大金持ちが少ない
□長者譚
- ひとたび私有財化すると没落してしまうからである
◎ 人々に分かち与える限りでは尊敬される
◇贈答の慣習
□供物を皆で分け合って食べる共同飲食が重要
∥
◎直会(なおらい)
贈答は祭りで直会に参加することと同じ
|
のし 熨斗鮑 最も貴重な贈答品
□非日常の民俗
病気見舞い・留守見舞い
|
葬儀に限っては金品授受公然と
◎葬儀出席 = 義理を果たす
◎義理堅い人がはじめて「世間」の交際も成り立つ
↓
しかし、この義理は世俗性の枠組みに入ってしまった
|
香典が金銭化したことがその要因
→ 政治文化の悪習
◇日本的慣習としての談合と贈与
※ P30(途中)までの要約
(そうだっのかと納得することがたくさん=ハマコウ註)
「京都御所西一松町物語」杉山正明 日本経済新聞出版社 2011年 ④ /「魂にうったえる授業」伊藤功一 NHKBOOKS 1992年 ②【再掲載 2011.7】 [読書記録 一般]
今回は10月24日に続いて、杉山正明さんの
「京都御所西一松町物語」4回目の紹介です。
出版社の案内には、
「京都御所の西にある小さな街区「一松町」から定点観測すれば、京都1200
年の出来事が鮮やかによみがえる。この町の住人でもある歴史家が、ロー
カル&グローバルな視点で語る、まったく新しい京都歴史読本。」
とあります。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は‥
・「一条小川のはじまりは667年恐るべき古さの誓願寺(今は新京極)か」
・「兼好が語る「こかわ」と一条室町
89段の「奥山に猫またというもの」は小川のほとり。魔女のウワサも」
・「『下民からの成り上がり』という秀吉への悪口はうさんくささをごまか
すため。秀吉は時代の魔術師であり、パタパタと扇を仰ぐように日本を
とりまとめた」
・「秀吉による聚楽第とお土居。お土居は日本史上唯一の王城を囲む全長
23㎞の壁。幻の聚楽第。上京中学・新町小学校から金箔瓦が出土」
もう一つ、再掲載になりますが、伊藤功一さんの
「魂にうったえる授業」②を載せます。
この30年間の間にITが多く取り入れられるようになり、
研修も少しずつ変わってきました。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「京都御所西一松町物語」杉山正明 日本経済新聞出版社 2011年 ④
Ⅵ 過ぎし日の一条小川の記憶 京外の祈りと楽しみの場
1.はじまりは誓願寺か
恐るべき古さ
667年 誓願寺(今は新京極)
2.小川と誓願寺に関わる二人
清少納言と和泉式部
才女たちの時代
二人の女人伝説
3.女人往生の寺と和泉式部伝説
誓願寺と法然
浄土宗
和泉式部と一遍
そして謡曲
時空を超えて生きる和泉式部
4.兼好が語る「こかわ」と一条室町
89段 「奥山に猫またというもの」
小川のほとり
小川と革堂
魔女のウワサ
5.故書が伝える小川の姿
「小河」の水上レストラン
~ 鴨川・納涼床のはしり?
小川一町
~ 小川うつぼや町(靫屋町)
Ⅶ 秀吉が開いた近世京都 豪奢絢爛たる時代
1.信長から始まる次なる京への道
信長と京都
信長と一松町界隈
1559年
上洛
- 寄宿先 室町通上京うら辻
1570年
上洛(義昭を奉じて)「上京・ろ庵」に投宿
「元ろあん町」と武者小路での築城プラン
「上京ろ庵」
~「半井馬廬庵」名高い医師
上京中学の北側
一松町の南端辺り
|
信長 自分の城を計画
- 武者小路通辺りに
2.幻の信長の居城 そして京都御苑
一松町には一条殿と日野殿の公家屋敷
3.稀代(きたい)のイリュージョナリスト秀吉
秀吉への悪口は徳川家へのコンプレックスの裏返し
徳川・松平
~ もともと新田・足利近辺時宗の破れ坊主の流れ者
三河の土豪程度の未亡人の入り婿が始まり
|
※ 「下民からの成り上がり」という秀吉への悪口はうさんくささ
をごまかすため
- 秀吉は時代の魔術師
パタパタと扇を仰ぐように日本をとりまとめた
~ 急ごしらえ
4.秀吉の京都大改造と聚楽第の出現
秀吉 京都大改造
伏見城 聚楽第 お土居
大航海時代というナンセンスな考え
小さな船
巨大な外城・外郭・団郭をもつ
5.聚楽第とお土居
日本史上唯一の王城を囲む壁
1591年 全長23㎞羅城-京廻ノ堤
高さ3.6~5.4m 厚さ18~20m
幻の聚楽第
上京中学・新町小学校から金箔瓦
6.京極竜子の光と影
京極家のお姫様
信長・光秀・そして秀吉
7.秀吉が憧れた京極竜子
おねと京極竜子
京極竜子と誓願寺
洛中の寺院を寺町通に移させた
☆「魂にうったえる授業」伊藤功一 NHKBOOKS 1992年 ②【再掲載 2011.7】
◇私の授業
□校長と授業
校長自らが授業実践を通して,その困難さや教材研究の労苦を,担任教
師たちと共感できる能力を指していて,そのことが校長として必要
[授業] 家族 浅間山噴火-遺跡に神社階段前逃げ遅れた二人
[授業] 屋根
林竹二
「子供は学びたがっている。教師はパンを欲しがっている子供に石を
与えている」
◎ 大切なのは「教師の内に伝えたいものがある」
∥
※ 集中とは?
◇開放的な研修を
授業を問い直すことの重要さ
= 教えるためにまず教師が学ばなければならない
↓
◎ 学問的根拠の必要性に目覚め,自信の授業を問い直すことによって
授業の再創造に取り組む
「授業の再創造」
□開放的な研修を
校外から優れた実践者や識見の持ち主を招いて共同による研修へと変
えていく
∥
学校外の優れた人との共同による解放的研修
□現職教育の現状
① 研修機会の不足
回数・人員に制限
旅費不足 → 自費参加研修
② 研修参加
授業補欠が思うように行かない
補欠 - 教務・教頭・校長
↑
◎ 人に迷惑をかけるとおっくうに
= 機会はあるが参加条件整備は不十分
↓
◎ 校内研修重視
□校内研修の問題点
① 義務として行われている
あまりにも義務的
毎年同じことの繰り返し,飽くことなく続ける
パターン化された研修主題と手順
→ 消極的な姿勢
↑
研修が自分自身のためのものでなく,いつも,子供のためにと
か教育公務員としての義務だからという発想
② 研修主題の設定にあたって教師自身を問うことが殆どない
研究の過程で最小の努力で最大の効果を上げるための方法が形
式的にやってみる程度のものにすり替わってしまう
↓
効率化の名の下に,最小限の努力しか払わずに,子供たちには
最大の変容を期待することになる
◎ 教師はいつでも他人をどうするかということばかりに目を向けて,
自分自身の資質をどのように向上させていくか,自分をどのように
変容させるかについてはほとんど無視され続けてきた。
↓
◎ 変革を
◎ 小学校と教員養成大学が共同して研究を!
授業に一般的な法則などない
究極は「取り返しのつかない出会いの場」
↓
◎自らを常に問題にする教師の誠実さ
NHK特集「若き教師たちへ」1991.4.29放送
「京都御所西一松町物語」4回目の紹介です。
出版社の案内には、
「京都御所の西にある小さな街区「一松町」から定点観測すれば、京都1200
年の出来事が鮮やかによみがえる。この町の住人でもある歴史家が、ロー
カル&グローバルな視点で語る、まったく新しい京都歴史読本。」
とあります。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は‥
・「一条小川のはじまりは667年恐るべき古さの誓願寺(今は新京極)か」
・「兼好が語る「こかわ」と一条室町
89段の「奥山に猫またというもの」は小川のほとり。魔女のウワサも」
・「『下民からの成り上がり』という秀吉への悪口はうさんくささをごまか
すため。秀吉は時代の魔術師であり、パタパタと扇を仰ぐように日本を
とりまとめた」
・「秀吉による聚楽第とお土居。お土居は日本史上唯一の王城を囲む全長
23㎞の壁。幻の聚楽第。上京中学・新町小学校から金箔瓦が出土」
もう一つ、再掲載になりますが、伊藤功一さんの
「魂にうったえる授業」②を載せます。
この30年間の間にITが多く取り入れられるようになり、
研修も少しずつ変わってきました。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「京都御所西一松町物語」杉山正明 日本経済新聞出版社 2011年 ④
Ⅵ 過ぎし日の一条小川の記憶 京外の祈りと楽しみの場
1.はじまりは誓願寺か
恐るべき古さ
667年 誓願寺(今は新京極)
2.小川と誓願寺に関わる二人
清少納言と和泉式部
才女たちの時代
二人の女人伝説
3.女人往生の寺と和泉式部伝説
誓願寺と法然
浄土宗
和泉式部と一遍
そして謡曲
時空を超えて生きる和泉式部
4.兼好が語る「こかわ」と一条室町
89段 「奥山に猫またというもの」
小川のほとり
小川と革堂
魔女のウワサ
5.故書が伝える小川の姿
「小河」の水上レストラン
~ 鴨川・納涼床のはしり?
小川一町
~ 小川うつぼや町(靫屋町)
Ⅶ 秀吉が開いた近世京都 豪奢絢爛たる時代
1.信長から始まる次なる京への道
信長と京都
信長と一松町界隈
1559年
上洛
- 寄宿先 室町通上京うら辻
1570年
上洛(義昭を奉じて)「上京・ろ庵」に投宿
「元ろあん町」と武者小路での築城プラン
「上京ろ庵」
~「半井馬廬庵」名高い医師
上京中学の北側
一松町の南端辺り
|
信長 自分の城を計画
- 武者小路通辺りに
2.幻の信長の居城 そして京都御苑
一松町には一条殿と日野殿の公家屋敷
3.稀代(きたい)のイリュージョナリスト秀吉
秀吉への悪口は徳川家へのコンプレックスの裏返し
徳川・松平
~ もともと新田・足利近辺時宗の破れ坊主の流れ者
三河の土豪程度の未亡人の入り婿が始まり
|
※ 「下民からの成り上がり」という秀吉への悪口はうさんくささ
をごまかすため
- 秀吉は時代の魔術師
パタパタと扇を仰ぐように日本をとりまとめた
~ 急ごしらえ
4.秀吉の京都大改造と聚楽第の出現
秀吉 京都大改造
伏見城 聚楽第 お土居
大航海時代というナンセンスな考え
小さな船
巨大な外城・外郭・団郭をもつ
5.聚楽第とお土居
日本史上唯一の王城を囲む壁
1591年 全長23㎞羅城-京廻ノ堤
高さ3.6~5.4m 厚さ18~20m
幻の聚楽第
上京中学・新町小学校から金箔瓦
6.京極竜子の光と影
京極家のお姫様
信長・光秀・そして秀吉
7.秀吉が憧れた京極竜子
おねと京極竜子
京極竜子と誓願寺
洛中の寺院を寺町通に移させた
☆「魂にうったえる授業」伊藤功一 NHKBOOKS 1992年 ②【再掲載 2011.7】
◇私の授業
□校長と授業
校長自らが授業実践を通して,その困難さや教材研究の労苦を,担任教
師たちと共感できる能力を指していて,そのことが校長として必要
[授業] 家族 浅間山噴火-遺跡に神社階段前逃げ遅れた二人
[授業] 屋根
林竹二
「子供は学びたがっている。教師はパンを欲しがっている子供に石を
与えている」
◎ 大切なのは「教師の内に伝えたいものがある」
∥
※ 集中とは?
◇開放的な研修を
授業を問い直すことの重要さ
= 教えるためにまず教師が学ばなければならない
↓
◎ 学問的根拠の必要性に目覚め,自信の授業を問い直すことによって
授業の再創造に取り組む
「授業の再創造」
□開放的な研修を
校外から優れた実践者や識見の持ち主を招いて共同による研修へと変
えていく
∥
学校外の優れた人との共同による解放的研修
□現職教育の現状
① 研修機会の不足
回数・人員に制限
旅費不足 → 自費参加研修
② 研修参加
授業補欠が思うように行かない
補欠 - 教務・教頭・校長
↑
◎ 人に迷惑をかけるとおっくうに
= 機会はあるが参加条件整備は不十分
↓
◎ 校内研修重視
□校内研修の問題点
① 義務として行われている
あまりにも義務的
毎年同じことの繰り返し,飽くことなく続ける
パターン化された研修主題と手順
→ 消極的な姿勢
↑
研修が自分自身のためのものでなく,いつも,子供のためにと
か教育公務員としての義務だからという発想
② 研修主題の設定にあたって教師自身を問うことが殆どない
研究の過程で最小の努力で最大の効果を上げるための方法が形
式的にやってみる程度のものにすり替わってしまう
↓
効率化の名の下に,最小限の努力しか払わずに,子供たちには
最大の変容を期待することになる
◎ 教師はいつでも他人をどうするかということばかりに目を向けて,
自分自身の資質をどのように向上させていくか,自分をどのように
変容させるかについてはほとんど無視され続けてきた。
↓
◎ 変革を
◎ 小学校と教員養成大学が共同して研究を!
授業に一般的な法則などない
究極は「取り返しのつかない出会いの場」
↓
◎自らを常に問題にする教師の誠実さ
NHK特集「若き教師たちへ」1991.4.29放送
「教え方ガイドブック」志水廣 明治図書 2006年 ⑩ /「考える日々Ⅱ」池田晶子 毎日新聞社 1999年【再掲載 2012.1】 [読書記録 教育]
今回は、10月23日に続いて、志水廣さんの
「算数力がつく教え方ガイドブック」10回目の紹介です。
○付け法に取り組むことにより、
声を掛ける機会が増え、子どもとの距離が近くなりました。
指導者におすすめです。
出版社の案内には、
「子どもの内なる知を引き出す算数授業ガイドブック決定版。
志水流算数・数学の授業論はつとに知れ渡っているが、この指導法の柱、
○つけ法も、復唱法も、自ら学ぶ問題解決型授業に迫るためのもの。こ
れら、子どもの内なる知を引き出し構成する授業のノウハウを、基礎基
本から高度なテクまで、実例をいれていただきながら示す。」
とあります。
今回紹介分で強く印象に残った言葉は…
・「机間巡視で子どもの様子を見守る。机間指導で子どもを個別に指導す
る。机間支援でヒントや助言で個別に支援する」
・「子ども全体の進行の様子を把握する。進まない場合は止めて一斉指導
する。そこで確認・見直しをする。」
・「志水式『○付け法』とは、大雑把にいえば机間指導の出前方式で赤ペ
ンで○付けすること。3分間で教室を一周するスピードで一人一人に
声を掛けながら行う指導法。」
・「○付け法のポイントは『スピード』(5秒で眺め声掛け→誤答の場合は
部分肯定+15秒アドバイス)と『正確さ』と『声掛け』」
もう一つ、再掲載になりますが、池田晶子さんの
「考える日々Ⅱ」を載せます。
若くして亡くなられましたが、
今でも多くのことをわたしに気付かせてくれることをありがたく思います。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「教え方ガイドブック」志水廣 明治図書 2006年 ⑩
45「できる」までの練習
1 習熟の3段階
3ポイント
① 計算の手順が分かっていること(声に出して言わせる)
② 計算を少しずつ変化させて定着するまで繰り返す
フラッシュカード,計算カード
③ 直感的に答えが出るように
時間限定,枚数を決める
46 志水式音読計算練習法
1 計算カードの音読練習
カードを持って
47 机間指導のねらい
1 机間指導のねらいと3つの言葉
机間巡視 (子どもの様子を見守る)
机間指導 (子どもを個別に指導する)
机間支援 (ヒントや助言で個別に支援する)
3分後に…
2 具体的なねらい
① 子ども全体の進行の様子を把握する
進まない場合は止めて一斉指導
→ 確認・見直しを
② 子ども一人一人の実態を把握(評価)して支援指導する
評価と支援・指導は即時に行う
志水式「○付け法」
③ 子どもの考え方をつかむ
大まかに正答と誤答の割合,正答でも多様な考え方の種類の割合
をつかむ
④ その後の授業展開を修正することを教師が考える
3 机間指導の留意点
① 回るスピードを速くする
② 一人には多くて30秒以内
→ それ以上だと退屈して授業が崩れる
③ 目的を持って回る
思考のどの部分?
誰を見たい?
④ 回るコースを決めておく
⑤ メモを取らない
→ 支援・指導がおろそかになる
※ 机間指導を入力・出力
48 ○付け法で机間指導する
1 志水式「○付け法」とは何か
机間指導の出前方式で赤ペン○
3分間で一周
→ 一人一人へ声掛け
2 ○付けの基本方針
① 全員に○を付ける
② 分かる・できる喜びを与える
③ 肯定部分から始める
プロセス主義
④ ○付け法で気を付けるべきところは
①スピード ②正確さ ③声掛け ④実態把握
⑤次への指示 ⑥判断
⑤ 9割の子どもが見通しを持った時点で回るようにする
とりあえず①導入復習 ②最後の適用問題
◎ スピード,正確さ,声掛けから
49 ○付け法のよさ
1 教師にとっての○付け法のよさ
2 子どもにとっての○付け法
◎ 部分肯定の○付け
50 ○付け法の実際的方法
1 ○付け法のポイント
2 スピード
正答 - 5秒で眺め声掛け
誤答 - 部分肯定 +15秒アドバイス
※ 大きな声
3 正確さ
4 声掛け
○ 「はい,いいね」「調子いいね」「はい正解」
→大きく明るい声
× 「~は合ってるよ ~はちがうよ 考えてごらん」
「なるほどね ~は借りてきてから…」
→ 小さな声で励まし 先に肯定してから
☆「考える日々Ⅱ」池田晶子 毎日新聞社 1999年【再掲載 2012.1】
[出版社の案内]
人生が存在するのはなぜなのか。それは考えているからだ。世は謎を巡る。
千年紀の終わり、通り過ぎた日々へ、今いちど。哲学=考えることの光を。
◇池田晶子さん
1960年東京生
文筆家 慶大哲学科卒
専門用語によらない哲学実践の表現開拓
◇幸福は欲するのではなく
欲すると言うことが不幸
= 幸福は欲するものではなく気が付くものだ
◎ 自分が誰だか分からないと気が付くことこそ幸福である。そのとき,自
分が宇宙そのものだと知るから…。
◇団結したのは資本であった
21世紀は壮大なる大失敗
IT化
→ 便利になった時間は愚劣なレジャーに使うぐらいしかない
= 人間の痴呆化
◎ 夢のインターネットの時代は知能の暗黒時代である。
人間の条件は
「生きて死ぬこと」
◇廃棄大処分の悦び
不要なものを捨てること
不要な人は廃棄する
→ 人から廃棄されないように努める
↑
◎ 各自にそういう覚悟が
◇「世代論」の腹立たしさ
団塊の世代
- 全共闘世代
「われわれは」か? 「私は」か?
◇お金を巡る「普通」の心証
金がほしい
→ 働く ○
→ 殺人する ×
◇生きることに「理由」があるか
なぜ生きているのか
→ 生まれたからだ
◇金
マネーでなくお金
= ものと遊離すべきではない
◇教育
◎ 教育が変わらなければ社会は変わり得ない。しかし,社会が変わらなけ
れば教育も変わらない。
教育 = 社会
◇「見える死」を見せてみろ
<脳死は死> と <脳死は人の死>
↓
◎ 見えないもの
◎ 死は言葉である
◇少子化とは誰の問題か
「産み損」
- 計算
◎ 出産が損得になってしまった
↓
◎ 生まれた子も損得に生きる
死ぬときは一人で死ねばいいではないか
= だからこそ生きることが自由
「算数力がつく教え方ガイドブック」10回目の紹介です。
○付け法に取り組むことにより、
声を掛ける機会が増え、子どもとの距離が近くなりました。
指導者におすすめです。
出版社の案内には、
「子どもの内なる知を引き出す算数授業ガイドブック決定版。
志水流算数・数学の授業論はつとに知れ渡っているが、この指導法の柱、
○つけ法も、復唱法も、自ら学ぶ問題解決型授業に迫るためのもの。こ
れら、子どもの内なる知を引き出し構成する授業のノウハウを、基礎基
本から高度なテクまで、実例をいれていただきながら示す。」
とあります。
今回紹介分で強く印象に残った言葉は…
・「机間巡視で子どもの様子を見守る。机間指導で子どもを個別に指導す
る。机間支援でヒントや助言で個別に支援する」
・「子ども全体の進行の様子を把握する。進まない場合は止めて一斉指導
する。そこで確認・見直しをする。」
・「志水式『○付け法』とは、大雑把にいえば机間指導の出前方式で赤ペ
ンで○付けすること。3分間で教室を一周するスピードで一人一人に
声を掛けながら行う指導法。」
・「○付け法のポイントは『スピード』(5秒で眺め声掛け→誤答の場合は
部分肯定+15秒アドバイス)と『正確さ』と『声掛け』」
もう一つ、再掲載になりますが、池田晶子さんの
「考える日々Ⅱ」を載せます。
若くして亡くなられましたが、
今でも多くのことをわたしに気付かせてくれることをありがたく思います。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「教え方ガイドブック」志水廣 明治図書 2006年 ⑩
45「できる」までの練習
1 習熟の3段階
3ポイント
① 計算の手順が分かっていること(声に出して言わせる)
② 計算を少しずつ変化させて定着するまで繰り返す
フラッシュカード,計算カード
③ 直感的に答えが出るように
時間限定,枚数を決める
46 志水式音読計算練習法
1 計算カードの音読練習
カードを持って
47 机間指導のねらい
1 机間指導のねらいと3つの言葉
机間巡視 (子どもの様子を見守る)
机間指導 (子どもを個別に指導する)
机間支援 (ヒントや助言で個別に支援する)
3分後に…
2 具体的なねらい
① 子ども全体の進行の様子を把握する
進まない場合は止めて一斉指導
→ 確認・見直しを
② 子ども一人一人の実態を把握(評価)して支援指導する
評価と支援・指導は即時に行う
志水式「○付け法」
③ 子どもの考え方をつかむ
大まかに正答と誤答の割合,正答でも多様な考え方の種類の割合
をつかむ
④ その後の授業展開を修正することを教師が考える
3 机間指導の留意点
① 回るスピードを速くする
② 一人には多くて30秒以内
→ それ以上だと退屈して授業が崩れる
③ 目的を持って回る
思考のどの部分?
誰を見たい?
④ 回るコースを決めておく
⑤ メモを取らない
→ 支援・指導がおろそかになる
※ 机間指導を入力・出力
48 ○付け法で机間指導する
1 志水式「○付け法」とは何か
机間指導の出前方式で赤ペン○
3分間で一周
→ 一人一人へ声掛け
2 ○付けの基本方針
① 全員に○を付ける
② 分かる・できる喜びを与える
③ 肯定部分から始める
プロセス主義
④ ○付け法で気を付けるべきところは
①スピード ②正確さ ③声掛け ④実態把握
⑤次への指示 ⑥判断
⑤ 9割の子どもが見通しを持った時点で回るようにする
とりあえず①導入復習 ②最後の適用問題
◎ スピード,正確さ,声掛けから
49 ○付け法のよさ
1 教師にとっての○付け法のよさ
2 子どもにとっての○付け法
◎ 部分肯定の○付け
50 ○付け法の実際的方法
1 ○付け法のポイント
2 スピード
正答 - 5秒で眺め声掛け
誤答 - 部分肯定 +15秒アドバイス
※ 大きな声
3 正確さ
4 声掛け
○ 「はい,いいね」「調子いいね」「はい正解」
→大きく明るい声
× 「~は合ってるよ ~はちがうよ 考えてごらん」
「なるほどね ~は借りてきてから…」
→ 小さな声で励まし 先に肯定してから
☆「考える日々Ⅱ」池田晶子 毎日新聞社 1999年【再掲載 2012.1】
[出版社の案内]
人生が存在するのはなぜなのか。それは考えているからだ。世は謎を巡る。
千年紀の終わり、通り過ぎた日々へ、今いちど。哲学=考えることの光を。
◇池田晶子さん
1960年東京生
文筆家 慶大哲学科卒
専門用語によらない哲学実践の表現開拓
◇幸福は欲するのではなく
欲すると言うことが不幸
= 幸福は欲するものではなく気が付くものだ
◎ 自分が誰だか分からないと気が付くことこそ幸福である。そのとき,自
分が宇宙そのものだと知るから…。
◇団結したのは資本であった
21世紀は壮大なる大失敗
IT化
→ 便利になった時間は愚劣なレジャーに使うぐらいしかない
= 人間の痴呆化
◎ 夢のインターネットの時代は知能の暗黒時代である。
人間の条件は
「生きて死ぬこと」
◇廃棄大処分の悦び
不要なものを捨てること
不要な人は廃棄する
→ 人から廃棄されないように努める
↑
◎ 各自にそういう覚悟が
◇「世代論」の腹立たしさ
団塊の世代
- 全共闘世代
「われわれは」か? 「私は」か?
◇お金を巡る「普通」の心証
金がほしい
→ 働く ○
→ 殺人する ×
◇生きることに「理由」があるか
なぜ生きているのか
→ 生まれたからだ
◇金
マネーでなくお金
= ものと遊離すべきではない
◇教育
◎ 教育が変わらなければ社会は変わり得ない。しかし,社会が変わらなけ
れば教育も変わらない。
教育 = 社会
◇「見える死」を見せてみろ
<脳死は死> と <脳死は人の死>
↓
◎ 見えないもの
◎ 死は言葉である
◇少子化とは誰の問題か
「産み損」
- 計算
◎ 出産が損得になってしまった
↓
◎ 生まれた子も損得に生きる
死ぬときは一人で死ねばいいではないか
= だからこそ生きることが自由
「家庭崩壊・学級崩壊・学校崩壊」松井和 エイデル研究所 1999年 ⑨ /「日本の失われた十年」原田泰 日本経済新聞社 1999年【再掲載 2011.9】 [読書記録 教育]
今回は、10月22日に続いて松井和さんの
「家庭崩壊・学級崩壊・学校崩壊」の紹介 9回目です。
出版社の案内には、
「親たちは、『子育て』を幸福の基盤に、人間らしさを身につけて来ました。
その機会を組織的に奪うと、社会からモラルや秩序、忍耐力が消えてい
きます。親の役割りを、教育機関や福祉がしようとする時、家庭崩壊が
始まります。三人に一人が未婚の母から産まれる欧米社会に、私たちは
何を学ぶのか。『自然』という言葉の意味するものは何なのか。奇跡的
にまだ家庭が崩壊していない日本で、教育界・保育界、そして親たちの
意識改革が同時に行われれば、ひょっとして間に合うかもしれません。
先進国に共通する家庭崩壊・学校崩壊の流れを、非論理的なアニミズム
文化に根強く依存している日本人がくい止めることが出来れば、後に続
く発展途上国の親子の幸せに無限に貢献することになりはしないか。今、
地球環境の破壊が叫ばれるなか、日本人の役割は、家庭崩壊・学校崩壊
に対応する方策を見つけ出すことにあるのかもしれません。『誰の責任
か』を模索するのではなく、『誰が責任を感じる社会か』を決めてしま
うことが鍵です。これは、言葉に縛られはじめた人間達への、地球から
のメッセージです。」
とあります。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は‥
・「『親にもっと家庭に目を向けてほしい』『子育てに幸福感を見つけて
ほしい』と訴えたい」
・「子育てを低級な仕事と見始める?『地位の向上や経済的成功が幸福論』
というのはパワーゲーム?」
・「親が子供たちの犠牲になることを嫌うと,子供たちの幸福が徐々に後ろ
の方へ押しやられていきます(子供たちより大人が強者)。『家庭に比重
を置いた幸福論』をと訴えたい。子供中心の幸福論を社会が支えること
が大切と考えるから」
・「親子の間に民主主義を持ち込むと親子関係が成り立たなくなるのではな
いでしょうか。欧米社会はうまくいっているように思えないから」
もう一つ、再掲載になりますが、原田泰さんの
「日本の失われた十年」を載せます。
とても十年では終わってくれればよかったのに。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「家庭崩壊・学級崩壊・学校崩壊」松井和 エイデル研究所 1999年 ⑨
◇人権
□家庭と社会との境界線(1)
◎ 「親にもっと家庭に目を向けてほしい」 と訴えたい
◎ 「子育てに幸福感を見つけてほしい」 と訴えたい
|
「母親は家庭に帰れ」という言葉が不正義になってしまった
「女性も大多数の男たちがやっている生活がしたい」
= 生活スタイルに関する要求
∥
人権と平等を叫ぶ人
母親は家庭に帰れ = 母親は家事をやれ
仕事の種類を男女平等にすべきだと要求
↓
※ 子育てを低級な仕事と見始める
∥
◎ 地位の向上や経済的成功が幸福論 = パワーゲーム
□家庭
父母も死んだ祖父も家庭の内
- 幸福とは何か
幸福の比重は?
男女平等 → 個人の幸福
◎ 幸福の物差しは人それぞれであってよい
↑↓
しかし,子育ては誰かがしなければならない
親が子供たちの犠牲になることを嫌うと,子供たちの幸福が徐々
に後ろの方へ押しやられていきます。(子供たちより大人が強者)
∥
◎ 子供の幸福を社会やシステムが「福祉」や「法律」で考えなければ
ならない状況まで進んでしまうと手遅れ
|
子供たちの幸福と大人たちの幸福とが重なり合っていないと本当の
幸福ではない
∥
◎「家庭に比重を置いた幸福論」を!
[アメリカ]
大人たちが自分たちの人権を叫んで,大人主体の幸福を追求するこ
とが結果的に大人たち自身の不幸につながる
↑↓
◎ 子供中心の幸福論を社会が支えることが大切
あれほど女性の人権運動が進んだアメリカでなぜ女性虐待が
進んでいるのか?
= <自分勝手な強者の幸福論>?
□古人類学における「家族」の定義
「性的役割分担」の押しつけ
人権屋,弁護士,左翼生き残り
→ 言葉のニュアンスで事実を曲げる
親の役割
… 子供を守り育て「犠牲」に幸福感を感じることを喜び,それを次
の世代に伝える
子の役割
… 親たちの精神を浄化し,幸せの見つけ方を大人に教える
|
◎ 言葉に支配されるべきでない
□欧米コンプレックスの影響
「母子家庭は家庭崩壊の予備軍」
↑
人権屋が支えている
親子の間に民主主義を持ち込むと親子関係が成り立たなくなる
→ 「欧米社会はうまくいってない」
☆「日本の失われた十年」原田泰 日本経済新聞社 1999年【再掲載 2011.9】
[出版社の案内]
「金融政策の誤りをただし、大胆な規制緩和をせよ」「非効率部門こそ成長の
貯水池」「日本は日本らしくなることによって復活する」「人口減少は絶好の
チャンス」―。政策の根本的失敗を検証し、日本復活への「脱・常識」的処
方箋を大胆に提示。
◇前書き
92年の不況
~ 十年間に100兆円以上失った
90年代
=「失われた十年」金融的ショックによって生じた不況
∥
◎ 日本の低生産分野は改革開放以前の中国
金融政策の誤りを正し大胆な規制緩和
日本をアメリカにすることではない
日本を日本らしくすることによって力を発揮できる
日本の伝統
① 世界の優れたものを見いだしそれを真剣に学ぶ
② 契約を守り,嘘をつかないのも日本の伝統
↓
日本らしい日本にすれば日本経済は必ず復活する
◇裏切られた未来,失われた十年とは
日米逆転を生んだ10年
1 なぜ十年を失ったのか
「失われた十年」前史-誤った祝宴
インフレなしにバブル期のブームは維持できない
→ インフレ回避の為バブルはつぶすしかなかった
- 物価安定
中南米の失われた十年
80年代初頭の債務危機 ← 分別に欠けた金融緩和
停滞の前に過大な投資を招いた宴
2 日本の「失われた十年」の特異性
中南米 - 海外資本の宴
日本 - 国内資本の宴
↓
◎ 日本は中南米のような危機にはならずインフレにもならず
(むしろデフレ)
1997年まで日本経済は危機に陥らなかった
↓
◎ 日本は90年代を危機で失い危機を認識しての対応を怠っ
たことで失った
3 金融政策の失敗が最大の原因
金融緩和政策の行き過ぎ→バブル
↑
<<金融引き締め + 銀行の不良債権の先送り>>
◎問題先送りの会計処理
◇構造問題の根深さ
□ヴォーゲル教授に引っかけられた日本
『ジャパン・アズ・ナンバー1』1979 エズラ・ヴォーゲル
米国との比較 = 当たり前のことにしか過ぎない
□特に賢明とも思えない日本の官僚制
不良債権処理が不得意
90年代 政府関与の小さな製造業が日本経済の強さの源泉
問題の根源 政府関与大のもの
= 金融,建設,不動産,流通,運輸,電力,ガス、情報通信
(不動産がらみの投機を失った産業は不良債権を抱えてどうしよう
もない)
∥
◎ 政府の援助が産業を育てない
5兆円以上を使っても日本は世界に通用する贅沢品産業を生み出せ
なかった
∥
◎ 日本の戦略的産業保護政策は失敗した
◇未来を失ったのは日本だけではない
□未来を失った国
1900年 最も豊かなアルゼンチン
→ 1930年代から停滞
北欧,スイス
□スウェーデンとノルウェーの経験
「劣った国」と「奇跡の国」
※ 違いは不良債権処理の仕方
スウェーデン(政府主導 ) ノルウェー(民間資本)
□日本とスイスの驚くべき資本の抵抗率
構造的疾患と金融政策の誤り
↓
日本
・バブルをひき起こした
・後始末の為に急激な引き締めを行った
・不良債権処理の先送り
+
・金融政策の誤り
∥
※ バブルに浮かれて成すべき構造改革をしなかった
◇金融政策はなぜ失敗したのか
□貨幣政策と信用秩序維持政策
貨幣政策(マネタリー・ポリシー)
どれだけ信用を供与すべきか インフレを招くことも
信用秩序維持政策(プルーデンス・ポリシー)
決算システムの安定性
◇貨幣政策のグローバルスタンダードと日銀理論
□不安定なマネーサプライ
日本の中央銀行
→ 名目金利を安定すべきという思想
↓
◎ 景気の振幅を拡大
金利の大変動
1991年 7%以上
↓
1995年 1%以下
□奇妙な政策思想の源流
戦前の日銀総裁・深井英五
「通貨は民間部門の資金需要に対して受動的に供給すべき」
↓
戦後日本の大銀行
商業銀行 + 投資銀行
投資部門がバブルを発生させた
→ 不況を生じる
深井は偉大な理論の持ち主
世界恐慌から日本を回復させた
↓
そのまま今日の日銀理論に = 誤解
□中央銀行はマネーをコントロールする
日本銀行の主張
「中央銀行はマネーをコントロールすることができず,マネーは民間の
資本」
= 日銀の政策責任の放棄
~ 長期的にはコントロールできる
日銀の判断の間違い
・名目金利では巡航速度を保てない
・90年代に不足だったマネーの伸び
・明らかに異なる失敗への対応
◇日本は日本らしくなることによって復活する
伝統を破壊してしまった日本の再生と不平等
= 日本はアメリカの失敗から学ばなかった
◇日本らしさの回帰
アメリカから学ぶこと
日本の伝統は何か
超越理論 アンカー(錨)が必要
試練に耐えたことのないものは伝統ではない
成果によって選び取られる伝統
何が日本的経営の受け継ぐべき伝統なのか
日本的経営の中心は製造業
「改善」が重要 =帳 簿は重要ではない
◎「改善」こそ
日本的経営の限界
日本的経営で対応できる産業・対応できない産業
|
ブレークスルーよりも自分らしさの発揮を
何より「会計処理のごまかし」をやめること
「家庭崩壊・学級崩壊・学校崩壊」の紹介 9回目です。
出版社の案内には、
「親たちは、『子育て』を幸福の基盤に、人間らしさを身につけて来ました。
その機会を組織的に奪うと、社会からモラルや秩序、忍耐力が消えてい
きます。親の役割りを、教育機関や福祉がしようとする時、家庭崩壊が
始まります。三人に一人が未婚の母から産まれる欧米社会に、私たちは
何を学ぶのか。『自然』という言葉の意味するものは何なのか。奇跡的
にまだ家庭が崩壊していない日本で、教育界・保育界、そして親たちの
意識改革が同時に行われれば、ひょっとして間に合うかもしれません。
先進国に共通する家庭崩壊・学校崩壊の流れを、非論理的なアニミズム
文化に根強く依存している日本人がくい止めることが出来れば、後に続
く発展途上国の親子の幸せに無限に貢献することになりはしないか。今、
地球環境の破壊が叫ばれるなか、日本人の役割は、家庭崩壊・学校崩壊
に対応する方策を見つけ出すことにあるのかもしれません。『誰の責任
か』を模索するのではなく、『誰が責任を感じる社会か』を決めてしま
うことが鍵です。これは、言葉に縛られはじめた人間達への、地球から
のメッセージです。」
とあります。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は‥
・「『親にもっと家庭に目を向けてほしい』『子育てに幸福感を見つけて
ほしい』と訴えたい」
・「子育てを低級な仕事と見始める?『地位の向上や経済的成功が幸福論』
というのはパワーゲーム?」
・「親が子供たちの犠牲になることを嫌うと,子供たちの幸福が徐々に後ろ
の方へ押しやられていきます(子供たちより大人が強者)。『家庭に比重
を置いた幸福論』をと訴えたい。子供中心の幸福論を社会が支えること
が大切と考えるから」
・「親子の間に民主主義を持ち込むと親子関係が成り立たなくなるのではな
いでしょうか。欧米社会はうまくいっているように思えないから」
もう一つ、再掲載になりますが、原田泰さんの
「日本の失われた十年」を載せます。
とても十年では終わってくれればよかったのに。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「家庭崩壊・学級崩壊・学校崩壊」松井和 エイデル研究所 1999年 ⑨
◇人権
□家庭と社会との境界線(1)
◎ 「親にもっと家庭に目を向けてほしい」 と訴えたい
◎ 「子育てに幸福感を見つけてほしい」 と訴えたい
|
「母親は家庭に帰れ」という言葉が不正義になってしまった
「女性も大多数の男たちがやっている生活がしたい」
= 生活スタイルに関する要求
∥
人権と平等を叫ぶ人
母親は家庭に帰れ = 母親は家事をやれ
仕事の種類を男女平等にすべきだと要求
↓
※ 子育てを低級な仕事と見始める
∥
◎ 地位の向上や経済的成功が幸福論 = パワーゲーム
□家庭
父母も死んだ祖父も家庭の内
- 幸福とは何か
幸福の比重は?
男女平等 → 個人の幸福
◎ 幸福の物差しは人それぞれであってよい
↑↓
しかし,子育ては誰かがしなければならない
親が子供たちの犠牲になることを嫌うと,子供たちの幸福が徐々
に後ろの方へ押しやられていきます。(子供たちより大人が強者)
∥
◎ 子供の幸福を社会やシステムが「福祉」や「法律」で考えなければ
ならない状況まで進んでしまうと手遅れ
|
子供たちの幸福と大人たちの幸福とが重なり合っていないと本当の
幸福ではない
∥
◎「家庭に比重を置いた幸福論」を!
[アメリカ]
大人たちが自分たちの人権を叫んで,大人主体の幸福を追求するこ
とが結果的に大人たち自身の不幸につながる
↑↓
◎ 子供中心の幸福論を社会が支えることが大切
あれほど女性の人権運動が進んだアメリカでなぜ女性虐待が
進んでいるのか?
= <自分勝手な強者の幸福論>?
□古人類学における「家族」の定義
「性的役割分担」の押しつけ
人権屋,弁護士,左翼生き残り
→ 言葉のニュアンスで事実を曲げる
親の役割
… 子供を守り育て「犠牲」に幸福感を感じることを喜び,それを次
の世代に伝える
子の役割
… 親たちの精神を浄化し,幸せの見つけ方を大人に教える
|
◎ 言葉に支配されるべきでない
□欧米コンプレックスの影響
「母子家庭は家庭崩壊の予備軍」
↑
人権屋が支えている
親子の間に民主主義を持ち込むと親子関係が成り立たなくなる
→ 「欧米社会はうまくいってない」
☆「日本の失われた十年」原田泰 日本経済新聞社 1999年【再掲載 2011.9】
[出版社の案内]
「金融政策の誤りをただし、大胆な規制緩和をせよ」「非効率部門こそ成長の
貯水池」「日本は日本らしくなることによって復活する」「人口減少は絶好の
チャンス」―。政策の根本的失敗を検証し、日本復活への「脱・常識」的処
方箋を大胆に提示。
◇前書き
92年の不況
~ 十年間に100兆円以上失った
90年代
=「失われた十年」金融的ショックによって生じた不況
∥
◎ 日本の低生産分野は改革開放以前の中国
金融政策の誤りを正し大胆な規制緩和
日本をアメリカにすることではない
日本を日本らしくすることによって力を発揮できる
日本の伝統
① 世界の優れたものを見いだしそれを真剣に学ぶ
② 契約を守り,嘘をつかないのも日本の伝統
↓
日本らしい日本にすれば日本経済は必ず復活する
◇裏切られた未来,失われた十年とは
日米逆転を生んだ10年
1 なぜ十年を失ったのか
「失われた十年」前史-誤った祝宴
インフレなしにバブル期のブームは維持できない
→ インフレ回避の為バブルはつぶすしかなかった
- 物価安定
中南米の失われた十年
80年代初頭の債務危機 ← 分別に欠けた金融緩和
停滞の前に過大な投資を招いた宴
2 日本の「失われた十年」の特異性
中南米 - 海外資本の宴
日本 - 国内資本の宴
↓
◎ 日本は中南米のような危機にはならずインフレにもならず
(むしろデフレ)
1997年まで日本経済は危機に陥らなかった
↓
◎ 日本は90年代を危機で失い危機を認識しての対応を怠っ
たことで失った
3 金融政策の失敗が最大の原因
金融緩和政策の行き過ぎ→バブル
↑
<<金融引き締め + 銀行の不良債権の先送り>>
◎問題先送りの会計処理
◇構造問題の根深さ
□ヴォーゲル教授に引っかけられた日本
『ジャパン・アズ・ナンバー1』1979 エズラ・ヴォーゲル
米国との比較 = 当たり前のことにしか過ぎない
□特に賢明とも思えない日本の官僚制
不良債権処理が不得意
90年代 政府関与の小さな製造業が日本経済の強さの源泉
問題の根源 政府関与大のもの
= 金融,建設,不動産,流通,運輸,電力,ガス、情報通信
(不動産がらみの投機を失った産業は不良債権を抱えてどうしよう
もない)
∥
◎ 政府の援助が産業を育てない
5兆円以上を使っても日本は世界に通用する贅沢品産業を生み出せ
なかった
∥
◎ 日本の戦略的産業保護政策は失敗した
◇未来を失ったのは日本だけではない
□未来を失った国
1900年 最も豊かなアルゼンチン
→ 1930年代から停滞
北欧,スイス
□スウェーデンとノルウェーの経験
「劣った国」と「奇跡の国」
※ 違いは不良債権処理の仕方
スウェーデン(政府主導 ) ノルウェー(民間資本)
□日本とスイスの驚くべき資本の抵抗率
構造的疾患と金融政策の誤り
↓
日本
・バブルをひき起こした
・後始末の為に急激な引き締めを行った
・不良債権処理の先送り
+
・金融政策の誤り
∥
※ バブルに浮かれて成すべき構造改革をしなかった
◇金融政策はなぜ失敗したのか
□貨幣政策と信用秩序維持政策
貨幣政策(マネタリー・ポリシー)
どれだけ信用を供与すべきか インフレを招くことも
信用秩序維持政策(プルーデンス・ポリシー)
決算システムの安定性
◇貨幣政策のグローバルスタンダードと日銀理論
□不安定なマネーサプライ
日本の中央銀行
→ 名目金利を安定すべきという思想
↓
◎ 景気の振幅を拡大
金利の大変動
1991年 7%以上
↓
1995年 1%以下
□奇妙な政策思想の源流
戦前の日銀総裁・深井英五
「通貨は民間部門の資金需要に対して受動的に供給すべき」
↓
戦後日本の大銀行
商業銀行 + 投資銀行
投資部門がバブルを発生させた
→ 不況を生じる
深井は偉大な理論の持ち主
世界恐慌から日本を回復させた
↓
そのまま今日の日銀理論に = 誤解
□中央銀行はマネーをコントロールする
日本銀行の主張
「中央銀行はマネーをコントロールすることができず,マネーは民間の
資本」
= 日銀の政策責任の放棄
~ 長期的にはコントロールできる
日銀の判断の間違い
・名目金利では巡航速度を保てない
・90年代に不足だったマネーの伸び
・明らかに異なる失敗への対応
◇日本は日本らしくなることによって復活する
伝統を破壊してしまった日本の再生と不平等
= 日本はアメリカの失敗から学ばなかった
◇日本らしさの回帰
アメリカから学ぶこと
日本の伝統は何か
超越理論 アンカー(錨)が必要
試練に耐えたことのないものは伝統ではない
成果によって選び取られる伝統
何が日本的経営の受け継ぐべき伝統なのか
日本的経営の中心は製造業
「改善」が重要 =帳 簿は重要ではない
◎「改善」こそ
日本的経営の限界
日本的経営で対応できる産業・対応できない産業
|
ブレークスルーよりも自分らしさの発揮を
何より「会計処理のごまかし」をやめること
「京都御所西一松町物語」杉山正明 日本経済新聞出版社 2011年 ③ /「一生に一度の学び」八ツ塚実 光雲社 1997年 ③(最終)【再掲載 2012.4】 [読書記録 一般]
今回は10月18日に続いて、杉山正明さんの
「京都御所西一松町物語」3回目の紹介です。
京都御苑に行きたくなります。
出版社の案内には、
「京都御所の西にある小さな街区「一松町」から定点観測すれば、京都1200
年の出来事が鮮やかによみがえる。この町の住人でもある歴史家が、ロー
カル&グローバルな視点で語る、まったく新しい京都歴史読本。」
とあります。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は‥
・「葵祭の主人公は伊勢神宮や賀茂神社に奉仕する斎正(いちきのみこ)」
・「一条通(一条大路)の道幅はなんと10丈(12丈)30~36m。『源氏物語』が
語る世界があった。しかし、南北朝以後、御所が転々とし東洞院・土御
門の地に移ってからは現在のようになった。それにより一条通は無関係に
なった」
・「応仁の乱より京の公家の多くが戦乱を逃れて各地に避難した。それにより
地方に都の文化が普及することとなった」
・「一条小川の一帯はエネルギースポット。一条小川半径500mの範囲は旧寺
町といえる」
- 小川こども広場の東、武者小路通沿いに長男が下宿しており、しばしば
小川を付近を歩きましたが、ここに書かれていることは知りませんでした。
もう一つ、再掲載になりますが、八ツ塚実さんの
「一生に一度の学び」③を載せます。
八ツ塚さんの本を読むと、自分が恥ずかしくなりますが、元気になります。
お勧めの本です。
昨日はエアフェスタ浜松2022が浜松基地で行われました。
会場は遠州灘近くのわが家からだいぶ離れていますが、
ブルーインパルスも上空を何度となく飛行しました。
にぎやかな空でした。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「京都御所西一松町物語」杉山正明 日本経済新聞出版社 2011年 ③
Ⅳ 葵祭の光と影 源氏物語が語る情景
1.千年前へのタイプスリップ
賀茂祭と葵祭へ
正式には9世紀
一条通を葵祭の行列が通ったところ
葵祭の主人公・斎正(いちきのみこ)伊勢神宮や賀茂神社に奉仕する
未婚の内視正
陰暦4月賀茂の地に赴いて身を清めるその日(月の中の酉の日)
内裏
- 一条通真っ直ぐ東
- 鴨川で北上
下賀茂・上賀茂神社に参拝
一条通(一条大路)道幅なんと10丈(12丈)30~36m
「源氏物語」が語る世界
「源氏物語」殆ど実写か
光源氏のモデル
~ 藤原道長?
辻辻に桟敷や観覧見物席
※ 南北朝以後、御所が転々とし、東洞院・土御門の地に移ってからは現在の
ように
… (一条通は無関係に)
2.一条大路のもつ意味
一条通と一条大路の違い
通りの南側ライン基準に8mで設立?(秀吉の大改修後)
絶好の観覧場所
再び葵祭と一条大路のこと
紫野
… 大内裏の東側の南北通りである今の大宮通を北に上がり鞍馬口通り
に斎院
二日間にわたった一連の儀式
3.様々な桟敷と賑わい
半端でなかった一条大路の桟敷と賑わい
町小路(新町通)室町小路(室町通)
Ⅴ 次なる京都への助走 実はささやかな「花の御所」
1.京に乗り込んできた「洛中洛外図は語る」
現在の御所は悲劇の光源天皇から
土御門邸を「里内裏」として定めた
土御門邸が禁裏御所として固定した
土御門東洞院殿
シンボルとしての「花の御所」が語るもの
義満
「花の御所」
- 室町通の東側
一町四方のブロックを縦に2つ
洛外
新旧2つの権力が並ぶユニークな発想
南北に2つ
2.応仁の乱という境目
地方の時代と京洛の変身
日本史上で最初の「地方の時代」
京の公家の多くが各地に(戦乱を逃れる)
~ 文化普及
ふたつの要塞都市 - 上京と下京
「市民」たちの自治都市
惣構 ~ 要塞
「おかわ」と「こかわ」
3.上杉本「洛中洛外図」は語る
小川(こかわ)の風呂
「小川」の賑わい
1964年まで
「小川」は小川通の西に存在
小川も(幅3.5m 深さ2m)
|
※ 武者小路通を西に向かうと名残「小川こども広場」
4.町名が歴史を記憶する
「元」がつく地名の偏り
一条小川の一帯
エネルギースポット「小川(こかわ)」
新旧2つの寺町
元がつく町名の半分は一条小川半径500mの範囲 = 旧寺町
「元寺町」ともいうべきこと
☆「一生に一度の学び」八ツ塚実 光雲社 1997年 ③(最終)【再掲載 2012.4】
◇教育の目的
□大人はもっと真剣に考えなくてはならない
「何のために勉強するのか」
「家庭は学びの場だ」
□教育の目的 = 「いのちの尊厳」を学ぶこと
あらゆる角度から広く深く解釈し身に付けて自分の生き方の根座にすべく
学ぶ。これが教育というものだ。
|
◎ どこでも、どんな内容の時でも「いのち」の香りが漂わなかったら教育
ではない。
◇草取り
□「草取りに対するねばり強さ」
◎「上農は草を見ずして草を取り、中農は草を見て草を取り、下農は草を見
て草を取らない」
→ 心の雑草も同じ事
「教師よ上農たれ!」
□「事なき事を大切にしよう」
・ 事が起こった後はすべて敗戦処理にしか過ぎない。
- 条件を決めるのみ-教育ではない
∥
◎ 普通の生活を豊かに情け熱く感動に満ちたものにすることだ!
事なき時の営みには喜びがある。
事あるときの営みには喜びなどない。
子どもも教師も喜びの中に生きて事が起こらない。
みんなそれぞれ自分の生き方を身に付けていくからだ。
教育とはこういう仕事をする仕事だ。
◇老人の教育力
□社会で開いた生活力 - ツッパリ困らせた生徒
◎ 教育の営みに於いては絶対に子供を咎めてはいけない。
「咎める」という行為は、一見教育上の「叱る」という行為に似ている
けれど、その内実は全く違う。
「とがめる」だけで、少しも正しく「叱る」ことができない教師や親が
多い。私もその一人だった。
∥
若者のツッパリにどう対処するか。このことで大人を生きているもの
はテストされているのではないだろうか。
◇子供還り
□中嶋誠『二度わらべ』
非常で残酷
ボケ老人・痴呆老人・徘徊老人・寝たきり老人
↓
◎言い直しを!
「二度わらべになる」と!
◇嫁と姑
□八ツ塚氏の奥様
「嫁として姑の面倒を見るつもりはない。人間として見てあげたい。」
|
背景 嫁も姑もギブアンドテイク
◎ 人間関係にあってはならないのが「君臨」の関係
= 人間関係には無理が一番いけない
◇子育て
□食べるものと着るもので好き嫌いを絶対口にしてはならない
◇親離れ・子離れ
野生動物・人間、親と子が離れていないことは共通しているが、その離れ
方は違う。
人間には精神生活がある。心と心の絆を大切にしながら生きているという
側面がある。
↓
◎ 保護し保護されるという関係の終結ではあっても、家族としての生活は継
続する。それが人間の生き方。
|
最近の子育て論 ~ ここらへんに混乱がある
※ 絆なきところに、人間のいかなる生活も存在しない。
◇共に生きる
□教育用語「共に生きる教育」
老人への最高のポイント
「確かに自分と共に生きてくれる者がいる」という安心感
無形だが「安心」こそ贈りたい
「京都御所西一松町物語」3回目の紹介です。
京都御苑に行きたくなります。
出版社の案内には、
「京都御所の西にある小さな街区「一松町」から定点観測すれば、京都1200
年の出来事が鮮やかによみがえる。この町の住人でもある歴史家が、ロー
カル&グローバルな視点で語る、まったく新しい京都歴史読本。」
とあります。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は‥
・「葵祭の主人公は伊勢神宮や賀茂神社に奉仕する斎正(いちきのみこ)」
・「一条通(一条大路)の道幅はなんと10丈(12丈)30~36m。『源氏物語』が
語る世界があった。しかし、南北朝以後、御所が転々とし東洞院・土御
門の地に移ってからは現在のようになった。それにより一条通は無関係に
なった」
・「応仁の乱より京の公家の多くが戦乱を逃れて各地に避難した。それにより
地方に都の文化が普及することとなった」
・「一条小川の一帯はエネルギースポット。一条小川半径500mの範囲は旧寺
町といえる」
- 小川こども広場の東、武者小路通沿いに長男が下宿しており、しばしば
小川を付近を歩きましたが、ここに書かれていることは知りませんでした。
もう一つ、再掲載になりますが、八ツ塚実さんの
「一生に一度の学び」③を載せます。
八ツ塚さんの本を読むと、自分が恥ずかしくなりますが、元気になります。
お勧めの本です。
昨日はエアフェスタ浜松2022が浜松基地で行われました。
会場は遠州灘近くのわが家からだいぶ離れていますが、
ブルーインパルスも上空を何度となく飛行しました。
にぎやかな空でした。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「京都御所西一松町物語」杉山正明 日本経済新聞出版社 2011年 ③
Ⅳ 葵祭の光と影 源氏物語が語る情景
1.千年前へのタイプスリップ
賀茂祭と葵祭へ
正式には9世紀
一条通を葵祭の行列が通ったところ
葵祭の主人公・斎正(いちきのみこ)伊勢神宮や賀茂神社に奉仕する
未婚の内視正
陰暦4月賀茂の地に赴いて身を清めるその日(月の中の酉の日)
内裏
- 一条通真っ直ぐ東
- 鴨川で北上
下賀茂・上賀茂神社に参拝
一条通(一条大路)道幅なんと10丈(12丈)30~36m
「源氏物語」が語る世界
「源氏物語」殆ど実写か
光源氏のモデル
~ 藤原道長?
辻辻に桟敷や観覧見物席
※ 南北朝以後、御所が転々とし、東洞院・土御門の地に移ってからは現在の
ように
… (一条通は無関係に)
2.一条大路のもつ意味
一条通と一条大路の違い
通りの南側ライン基準に8mで設立?(秀吉の大改修後)
絶好の観覧場所
再び葵祭と一条大路のこと
紫野
… 大内裏の東側の南北通りである今の大宮通を北に上がり鞍馬口通り
に斎院
二日間にわたった一連の儀式
3.様々な桟敷と賑わい
半端でなかった一条大路の桟敷と賑わい
町小路(新町通)室町小路(室町通)
Ⅴ 次なる京都への助走 実はささやかな「花の御所」
1.京に乗り込んできた「洛中洛外図は語る」
現在の御所は悲劇の光源天皇から
土御門邸を「里内裏」として定めた
土御門邸が禁裏御所として固定した
土御門東洞院殿
シンボルとしての「花の御所」が語るもの
義満
「花の御所」
- 室町通の東側
一町四方のブロックを縦に2つ
洛外
新旧2つの権力が並ぶユニークな発想
南北に2つ
2.応仁の乱という境目
地方の時代と京洛の変身
日本史上で最初の「地方の時代」
京の公家の多くが各地に(戦乱を逃れる)
~ 文化普及
ふたつの要塞都市 - 上京と下京
「市民」たちの自治都市
惣構 ~ 要塞
「おかわ」と「こかわ」
3.上杉本「洛中洛外図」は語る
小川(こかわ)の風呂
「小川」の賑わい
1964年まで
「小川」は小川通の西に存在
小川も(幅3.5m 深さ2m)
|
※ 武者小路通を西に向かうと名残「小川こども広場」
4.町名が歴史を記憶する
「元」がつく地名の偏り
一条小川の一帯
エネルギースポット「小川(こかわ)」
新旧2つの寺町
元がつく町名の半分は一条小川半径500mの範囲 = 旧寺町
「元寺町」ともいうべきこと
☆「一生に一度の学び」八ツ塚実 光雲社 1997年 ③(最終)【再掲載 2012.4】
◇教育の目的
□大人はもっと真剣に考えなくてはならない
「何のために勉強するのか」
「家庭は学びの場だ」
□教育の目的 = 「いのちの尊厳」を学ぶこと
あらゆる角度から広く深く解釈し身に付けて自分の生き方の根座にすべく
学ぶ。これが教育というものだ。
|
◎ どこでも、どんな内容の時でも「いのち」の香りが漂わなかったら教育
ではない。
◇草取り
□「草取りに対するねばり強さ」
◎「上農は草を見ずして草を取り、中農は草を見て草を取り、下農は草を見
て草を取らない」
→ 心の雑草も同じ事
「教師よ上農たれ!」
□「事なき事を大切にしよう」
・ 事が起こった後はすべて敗戦処理にしか過ぎない。
- 条件を決めるのみ-教育ではない
∥
◎ 普通の生活を豊かに情け熱く感動に満ちたものにすることだ!
事なき時の営みには喜びがある。
事あるときの営みには喜びなどない。
子どもも教師も喜びの中に生きて事が起こらない。
みんなそれぞれ自分の生き方を身に付けていくからだ。
教育とはこういう仕事をする仕事だ。
◇老人の教育力
□社会で開いた生活力 - ツッパリ困らせた生徒
◎ 教育の営みに於いては絶対に子供を咎めてはいけない。
「咎める」という行為は、一見教育上の「叱る」という行為に似ている
けれど、その内実は全く違う。
「とがめる」だけで、少しも正しく「叱る」ことができない教師や親が
多い。私もその一人だった。
∥
若者のツッパリにどう対処するか。このことで大人を生きているもの
はテストされているのではないだろうか。
◇子供還り
□中嶋誠『二度わらべ』
非常で残酷
ボケ老人・痴呆老人・徘徊老人・寝たきり老人
↓
◎言い直しを!
「二度わらべになる」と!
◇嫁と姑
□八ツ塚氏の奥様
「嫁として姑の面倒を見るつもりはない。人間として見てあげたい。」
|
背景 嫁も姑もギブアンドテイク
◎ 人間関係にあってはならないのが「君臨」の関係
= 人間関係には無理が一番いけない
◇子育て
□食べるものと着るもので好き嫌いを絶対口にしてはならない
◇親離れ・子離れ
野生動物・人間、親と子が離れていないことは共通しているが、その離れ
方は違う。
人間には精神生活がある。心と心の絆を大切にしながら生きているという
側面がある。
↓
◎ 保護し保護されるという関係の終結ではあっても、家族としての生活は継
続する。それが人間の生き方。
|
最近の子育て論 ~ ここらへんに混乱がある
※ 絆なきところに、人間のいかなる生活も存在しない。
◇共に生きる
□教育用語「共に生きる教育」
老人への最高のポイント
「確かに自分と共に生きてくれる者がいる」という安心感
無形だが「安心」こそ贈りたい
「教え方ガイドブック」志水廣 明治図書 2006年 ⑨ /「当たり前の一言がいえる人,いえない人」福田健 文香社 1999年 ②【再掲載 2011.12】 [読書記録 教育]
今回は、10月19日に続いて、志水廣さんの
「算数力がつく教え方ガイドブック」9回目の紹介です。
出版社の案内には、
「子どもの内なる知を引き出す算数授業ガイドブック決定版。
志水流算数・数学の授業論はつとに知れ渡っているが、この指導法の柱、
○つけ法も、復唱法も、自ら学ぶ問題解決型授業に迫るためのもの。こ
れら、子どもの内なる知を引き出し構成する授業のノウハウを、基礎基
本から高度なテクまで、実例をいれていただきながら示す。」
とあります。
今回紹介分で強く印象に残った言葉は…
・「○つけ法のすすめ
解釈の様子をノートに書いたとき赤ペンで○つけ
全員に声を掛けながら解釈過程を見ていく」
・「発表の順序の原則
順序とメイン
易から難へ,多から少へ
机間指導でつかむ」
・「川島隆太 『計算は早く・正確に』」
・「つまずきの定着に気を付けること
練習するほど誤答が定着してしまう」
・「○付けのチェック
初めの一問だけでも教師がチェック」
もう一つ、再掲載になりますが、福田健さんの
「当たり前の一言がいえる人、いえない人」②を載せます。
人と話す際、後で悔やまないためのヒントを教えてくれます。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「教え方ガイドブック」志水廣 明治図書 2006年 ⑨
Ⅵ 多様性に応じた指導
38 個を生かす指導
1 3つの個
① 進度
② 思考の多様性
③ 進んだ子どもへの指導
2 個人差に対応
① レディネスをそろえる
② 実際の授業の中で
ミニグループ・お隣さん
③ ○つけ法のすすめ
解釈の様子をノートに書いたとき赤ペンで○つけ
全員に声を掛けながら解釈過程を見ていく
④ 先行学習について
当日の朝,前日,理解の遅い個を取り出し指導
特別に教える
39 多様性を追い求める前に
オープンよりクローズ
40 多様性を生かした授業
1 多様性の事例
子どもの発想
2 発表の順序の原則
順序とメイン
易から難へ,多から少へ
机間指導でつかむ
41 発表はドラマチックに演出したい
1 発表させる考え方の時間系列
ドラマ1 小出し法
1つずつ発表させていく
分かりやすいが時間が掛かる
ドラマ2 同時上映法
全部同時に黒板で発表
4つぐらいが適当
2 メインの発表は何か
多様性への対応
① 易から難へ
② 多から少へ
③ メインの発表の明確化
④ 共通性に着目
3 多様な考え方のまとめ
共通性 → 納得
42 子どもができる指導
1 できることの大切さ
2 できるための学問的知見
繰り返し学習
① スモールステップ
② 即時のフィードバック
③ 学習者の外的反応
百マス計算
志水式音読計算練習法
川島隆太 → 計算は「早く・正確に」
43「できる」から「身に付く」まで
1 習熟させるまでのポイント
① スモールステップまで進めること
② できたことを褒めること
③ 自己の進歩を明確化すること
④ つまずきの定着に気を付けること
- 練習するほど誤答が定着してしまう
⑤ ○付けのチェック
初めの一問だけでも教師がチェック
⑥ 一斉練習と個別練習の組み合わせ
⑦ 忘れた頃にもう一度練習
44 声に出して計算してみよう
1 声に出すことのよさ
手順を声に出して
☆「当たり前の一言がいえる人,いえない人」福田健 文香社 1999年 ②【再掲載 2011.12】
◇相談する
自分一人の考えには限界がある
① 人に相談する人
② 人に相談できない人
③ 考えずに相談する人
ゲーテ「人間は努力する限り迷うものである」
相談相手を見誤るな
① 物事の判断が的確な人
② 人に対して面倒見がいい人
③ 責任感の強い人
相手の顔を立てる
事前に
・ 声をかける
・ 前もってプランの概要を説明しておく
・ 相手の意見を聞く
自分の頭で考えてから相談しよう
相手を尊重してこそ真の相談
◇褒める
人はお世辞を好むもの
もっと人を褒めていい
感心したことを素直に褒めよう
言葉に出さなければ相手に気持ちは伝わらない
和田勉
「褒める時は思いっきり手放しで褒めあげ,人をその気にさせ
る。だが,注文は容赦なく付ける。OKですよの励ましも!」
人を褒めて育てる
→ 自信がつく・意欲の向上
当たり前のことでも意識して褒める
① プロセスを褒める
② 当たり前のことを褒める
③ 自分自身を褒める
◇叱る
叱る目的は「過ちを改めさせること」
チェホフ
「優しい言葉で相手を征服できないような人は強い言葉でも相
手を征服できない」
なぜ「叱らない」「叱れない」のか?
人間は叱られて成長する
かつて年輩者は憎まれ役を買って出て若い人を叱りつけた
↓
理由
① 人間関係の絆が弱くなった
ヨコのつながりに
② 人に関する関心の欠如
③ 価値観のゆらぎ
→ 自分の判断基準を!
アメリカの良い父親像
1 子供とのコミュニケーションを大切にしている
2 確個たる価値観に基づいてそれに反する行為を子供が
すると厳しく叱る。
3 子供に尊敬される父親になることを自分の生き甲斐に
している
叱る時の3つの条件
① 日頃のコミュニケーションを大切にする
② 人に感心を持ち関わりを深める
③ 自分の価値観を持つ
芥川「道徳は常に古着である」
◇励ます
たった一言で人の気持ちは一変する
今や「がんばれ」の一言は通用しない
「気にするな」と言うより悩みを聞いてやろう
決まり文句では心に響かない
ちょっといい一言をナイスタイミングで
◇黙る
なぜ黙るのか
「沈黙の価値」を知っておこう
① 口が堅い人は信用される
② 適切な表現力が身に付く
③ 相手に自らやろうと言う気持ちを起こさせる
④ 言葉に重みを与える
黙るのは話す時の良いパートナー
◇福田健
1936 山梨生 中央大学法学部卒
(株)話し方研究所所長
「算数力がつく教え方ガイドブック」9回目の紹介です。
出版社の案内には、
「子どもの内なる知を引き出す算数授業ガイドブック決定版。
志水流算数・数学の授業論はつとに知れ渡っているが、この指導法の柱、
○つけ法も、復唱法も、自ら学ぶ問題解決型授業に迫るためのもの。こ
れら、子どもの内なる知を引き出し構成する授業のノウハウを、基礎基
本から高度なテクまで、実例をいれていただきながら示す。」
とあります。
今回紹介分で強く印象に残った言葉は…
・「○つけ法のすすめ
解釈の様子をノートに書いたとき赤ペンで○つけ
全員に声を掛けながら解釈過程を見ていく」
・「発表の順序の原則
順序とメイン
易から難へ,多から少へ
机間指導でつかむ」
・「川島隆太 『計算は早く・正確に』」
・「つまずきの定着に気を付けること
練習するほど誤答が定着してしまう」
・「○付けのチェック
初めの一問だけでも教師がチェック」
もう一つ、再掲載になりますが、福田健さんの
「当たり前の一言がいえる人、いえない人」②を載せます。
人と話す際、後で悔やまないためのヒントを教えてくれます。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「教え方ガイドブック」志水廣 明治図書 2006年 ⑨
Ⅵ 多様性に応じた指導
38 個を生かす指導
1 3つの個
① 進度
② 思考の多様性
③ 進んだ子どもへの指導
2 個人差に対応
① レディネスをそろえる
② 実際の授業の中で
ミニグループ・お隣さん
③ ○つけ法のすすめ
解釈の様子をノートに書いたとき赤ペンで○つけ
全員に声を掛けながら解釈過程を見ていく
④ 先行学習について
当日の朝,前日,理解の遅い個を取り出し指導
特別に教える
39 多様性を追い求める前に
オープンよりクローズ
40 多様性を生かした授業
1 多様性の事例
子どもの発想
2 発表の順序の原則
順序とメイン
易から難へ,多から少へ
机間指導でつかむ
41 発表はドラマチックに演出したい
1 発表させる考え方の時間系列
ドラマ1 小出し法
1つずつ発表させていく
分かりやすいが時間が掛かる
ドラマ2 同時上映法
全部同時に黒板で発表
4つぐらいが適当
2 メインの発表は何か
多様性への対応
① 易から難へ
② 多から少へ
③ メインの発表の明確化
④ 共通性に着目
3 多様な考え方のまとめ
共通性 → 納得
42 子どもができる指導
1 できることの大切さ
2 できるための学問的知見
繰り返し学習
① スモールステップ
② 即時のフィードバック
③ 学習者の外的反応
百マス計算
志水式音読計算練習法
川島隆太 → 計算は「早く・正確に」
43「できる」から「身に付く」まで
1 習熟させるまでのポイント
① スモールステップまで進めること
② できたことを褒めること
③ 自己の進歩を明確化すること
④ つまずきの定着に気を付けること
- 練習するほど誤答が定着してしまう
⑤ ○付けのチェック
初めの一問だけでも教師がチェック
⑥ 一斉練習と個別練習の組み合わせ
⑦ 忘れた頃にもう一度練習
44 声に出して計算してみよう
1 声に出すことのよさ
手順を声に出して
☆「当たり前の一言がいえる人,いえない人」福田健 文香社 1999年 ②【再掲載 2011.12】
◇相談する
自分一人の考えには限界がある
① 人に相談する人
② 人に相談できない人
③ 考えずに相談する人
ゲーテ「人間は努力する限り迷うものである」
相談相手を見誤るな
① 物事の判断が的確な人
② 人に対して面倒見がいい人
③ 責任感の強い人
相手の顔を立てる
事前に
・ 声をかける
・ 前もってプランの概要を説明しておく
・ 相手の意見を聞く
自分の頭で考えてから相談しよう
相手を尊重してこそ真の相談
◇褒める
人はお世辞を好むもの
もっと人を褒めていい
感心したことを素直に褒めよう
言葉に出さなければ相手に気持ちは伝わらない
和田勉
「褒める時は思いっきり手放しで褒めあげ,人をその気にさせ
る。だが,注文は容赦なく付ける。OKですよの励ましも!」
人を褒めて育てる
→ 自信がつく・意欲の向上
当たり前のことでも意識して褒める
① プロセスを褒める
② 当たり前のことを褒める
③ 自分自身を褒める
◇叱る
叱る目的は「過ちを改めさせること」
チェホフ
「優しい言葉で相手を征服できないような人は強い言葉でも相
手を征服できない」
なぜ「叱らない」「叱れない」のか?
人間は叱られて成長する
かつて年輩者は憎まれ役を買って出て若い人を叱りつけた
↓
理由
① 人間関係の絆が弱くなった
ヨコのつながりに
② 人に関する関心の欠如
③ 価値観のゆらぎ
→ 自分の判断基準を!
アメリカの良い父親像
1 子供とのコミュニケーションを大切にしている
2 確個たる価値観に基づいてそれに反する行為を子供が
すると厳しく叱る。
3 子供に尊敬される父親になることを自分の生き甲斐に
している
叱る時の3つの条件
① 日頃のコミュニケーションを大切にする
② 人に感心を持ち関わりを深める
③ 自分の価値観を持つ
芥川「道徳は常に古着である」
◇励ます
たった一言で人の気持ちは一変する
今や「がんばれ」の一言は通用しない
「気にするな」と言うより悩みを聞いてやろう
決まり文句では心に響かない
ちょっといい一言をナイスタイミングで
◇黙る
なぜ黙るのか
「沈黙の価値」を知っておこう
① 口が堅い人は信用される
② 適切な表現力が身に付く
③ 相手に自らやろうと言う気持ちを起こさせる
④ 言葉に重みを与える
黙るのは話す時の良いパートナー
◇福田健
1936 山梨生 中央大学法学部卒
(株)話し方研究所所長
「家庭崩壊・学級崩壊・学校崩壊」松井和 エイデル研究所 1999年 ⑧ / 「表の体育 裏の体育」 甲野善紀 壮神社 2004年【再掲載 2011.12】 [読書記録 教育]
今回は、10月8日に続いて松井和さんの
「家庭崩壊・学級崩壊・学校崩壊」の紹介 8回目です。
出版社の案内には、
「親たちは、『子育て』を幸福の基盤に、人間らしさを身につけて来ました。
その機会を組織的に奪うと、社会からモラルや秩序、忍耐力が消えてい
きます。親の役割りを、教育機関や福祉がしようとする時、家庭崩壊が
始まります。三人に一人が未婚の母から産まれる欧米社会に、私たちは
何を学ぶのか。『自然』という言葉の意味するものは何なのか。奇跡的
にまだ家庭が崩壊していない日本で、教育界・保育界、そして親たちの
意識改革が同時に行われれば、ひょっとして間に合うかもしれません。
先進国に共通する家庭崩壊・学校崩壊の流れを、非論理的なアニミズム
文化に根強く依存している日本人がくい止めることが出来れば、後に続
く発展途上国の親子の幸せに無限に貢献することになりはしないか。今、
地球環境の破壊が叫ばれるなか、日本人の役割は、家庭崩壊・学校崩壊
に対応する方策を見つけ出すことにあるのかもしれません。『誰の責任
か』を模索するのではなく、『誰が責任を感じる社会か』を決めてしま
うことが鍵です。これは、言葉に縛られはじめた人間達への、地球から
のメッセージです。」
とあります。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は‥
・「画一教育に必要なものは、秩序を保つための忍耐力と大人や子供の立
立場や力関係の違いを教えること」
・「小中になっても『自由だ,のびのびだ』と抽象的な言葉を使っている
と,言葉に影響されて弊害が出てくる」
・「画一教育なくして先生たちの健康は保てない」
・「本来親が自分の意志と趣味と都合でやるのが子育てだった
子育てに正解はない」
もう一つ、再掲載になりますが、甲野善紀さんの
「表の体育 裏の体育」を載せます。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「家庭崩壊・学級崩壊・学校崩壊」松井和 エイデル研究所 1999年 ⑧
◇画一教育か個性を伸ばす教育か(4)
□保育・子育て放棄・学校崩壊
幼稚園・保育園
~ 親たちの子育て放棄の出発点になり得る
|
小中になっても「自由だ,のびのびだ」と抽象的な言葉を使ってい
ると,言葉に影響されて弊害が出てくる
∥
◎ 画一教育がやりにくくなってくる
画一教育に必要なもの
① 秩序を保つための忍耐力
② 大人や子供の立場や力関係の違いを教えること
大人の都合や社会の仕組みを親が子供に押しつけること
によって親たちが子供との関係を計れるようになる
少人数教育は×
たくさんの子供たちに一人の先生が画一的に教育できる社会、それ
がよい
= 社会全体における親たちの子供に対する関心度を測るものさしに
なる
一人の僧侶の話を100人以上が静かに聞く ブータン・チベツト
感じる美
~ 親子関係
画一教育なくして先生たちの健康は保てない
↑
幼児教育
◎ 幼稚園がある程度の躾を!
本来親が自分の意志と趣味と都合でやるのが子育てだった
∥
今の親は自分で考えようとはしません
|
子育てに正解はない
☆「表の体育 裏の体育」 甲野善紀 壮神社 2004年【再掲載 2011.12】
◇はじめに
表の体育
- 西洋思想の学校体育
裏の体育
- 民間健康法,鍛錬法
全身をひっくるめてみる東洋的医学
◇裏の体育 その構造と特色
精神作用に対する深入り
裏の体育とは?
玉石混淆
○桜沢式食養(桜沢如一) ルーツは明治軍医石塚左玄
玄米,熱を通した野菜 塩きつめ
○二木式玄米食運動(二木謙三)
玄米,生野菜,薄塩
裏の体育のルーツ-霊術
霊術
-明治大正- ヨガ,太極拳
日本
和漢薬法,針灸<正当派>
加持祈祷 - 宗教的法術
~ 大正から昭和初期
治療目的の法術霊術
オカルト臭
霊術家群像
浜口熊嶽(気合術師)
江間俊一(江間式心身鍛練法)
岩田式本能法
-自律調整
岡田式正坐法
肥田式強健術
大本の影響力
空海の真言宗
大本教
明治25年 出口ナオ
大正期 出口王仁三郎
◎鎮魂帰神
大本分派
谷口雅春(生長の家)
世界救世教
真光教
|
◎ 手かざし,手あて
裏の体育の焦点 - 丹田
白隠の内観法
- 丹田
上丹田(眉間)中丹田(中胸)
へそ下5~7㎝
「家庭崩壊・学級崩壊・学校崩壊」の紹介 8回目です。
出版社の案内には、
「親たちは、『子育て』を幸福の基盤に、人間らしさを身につけて来ました。
その機会を組織的に奪うと、社会からモラルや秩序、忍耐力が消えてい
きます。親の役割りを、教育機関や福祉がしようとする時、家庭崩壊が
始まります。三人に一人が未婚の母から産まれる欧米社会に、私たちは
何を学ぶのか。『自然』という言葉の意味するものは何なのか。奇跡的
にまだ家庭が崩壊していない日本で、教育界・保育界、そして親たちの
意識改革が同時に行われれば、ひょっとして間に合うかもしれません。
先進国に共通する家庭崩壊・学校崩壊の流れを、非論理的なアニミズム
文化に根強く依存している日本人がくい止めることが出来れば、後に続
く発展途上国の親子の幸せに無限に貢献することになりはしないか。今、
地球環境の破壊が叫ばれるなか、日本人の役割は、家庭崩壊・学校崩壊
に対応する方策を見つけ出すことにあるのかもしれません。『誰の責任
か』を模索するのではなく、『誰が責任を感じる社会か』を決めてしま
うことが鍵です。これは、言葉に縛られはじめた人間達への、地球から
のメッセージです。」
とあります。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は‥
・「画一教育に必要なものは、秩序を保つための忍耐力と大人や子供の立
立場や力関係の違いを教えること」
・「小中になっても『自由だ,のびのびだ』と抽象的な言葉を使っている
と,言葉に影響されて弊害が出てくる」
・「画一教育なくして先生たちの健康は保てない」
・「本来親が自分の意志と趣味と都合でやるのが子育てだった
子育てに正解はない」
もう一つ、再掲載になりますが、甲野善紀さんの
「表の体育 裏の体育」を載せます。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「家庭崩壊・学級崩壊・学校崩壊」松井和 エイデル研究所 1999年 ⑧
◇画一教育か個性を伸ばす教育か(4)
□保育・子育て放棄・学校崩壊
幼稚園・保育園
~ 親たちの子育て放棄の出発点になり得る
|
小中になっても「自由だ,のびのびだ」と抽象的な言葉を使ってい
ると,言葉に影響されて弊害が出てくる
∥
◎ 画一教育がやりにくくなってくる
画一教育に必要なもの
① 秩序を保つための忍耐力
② 大人や子供の立場や力関係の違いを教えること
大人の都合や社会の仕組みを親が子供に押しつけること
によって親たちが子供との関係を計れるようになる
少人数教育は×
たくさんの子供たちに一人の先生が画一的に教育できる社会、それ
がよい
= 社会全体における親たちの子供に対する関心度を測るものさしに
なる
一人の僧侶の話を100人以上が静かに聞く ブータン・チベツト
感じる美
~ 親子関係
画一教育なくして先生たちの健康は保てない
↑
幼児教育
◎ 幼稚園がある程度の躾を!
本来親が自分の意志と趣味と都合でやるのが子育てだった
∥
今の親は自分で考えようとはしません
|
子育てに正解はない
☆「表の体育 裏の体育」 甲野善紀 壮神社 2004年【再掲載 2011.12】
◇はじめに
表の体育
- 西洋思想の学校体育
裏の体育
- 民間健康法,鍛錬法
全身をひっくるめてみる東洋的医学
◇裏の体育 その構造と特色
精神作用に対する深入り
裏の体育とは?
玉石混淆
○桜沢式食養(桜沢如一) ルーツは明治軍医石塚左玄
玄米,熱を通した野菜 塩きつめ
○二木式玄米食運動(二木謙三)
玄米,生野菜,薄塩
裏の体育のルーツ-霊術
霊術
-明治大正- ヨガ,太極拳
日本
和漢薬法,針灸<正当派>
加持祈祷 - 宗教的法術
~ 大正から昭和初期
治療目的の法術霊術
オカルト臭
霊術家群像
浜口熊嶽(気合術師)
江間俊一(江間式心身鍛練法)
岩田式本能法
-自律調整
岡田式正坐法
肥田式強健術
大本の影響力
空海の真言宗
大本教
明治25年 出口ナオ
大正期 出口王仁三郎
◎鎮魂帰神
大本分派
谷口雅春(生長の家)
世界救世教
真光教
|
◎ 手かざし,手あて
裏の体育の焦点 - 丹田
白隠の内観法
- 丹田
上丹田(眉間)中丹田(中胸)
へそ下5~7㎝
鷲田小彌太さんはこんなことを ⑲-「新学問のすすめ」マガジンハウス 1997年 (7) /「さらば ゆとり教育 学力崩壊の『戦犯』と呼ばれて」寺脇研 光文社 2008年 ②【再掲載 2012.7】 [読書記録 一般]
今回は、10月11日に続いてわたしの読書ノートから、
「鷲田小彌太さんはこんなことを」19回目、
「新学問のすすめ」7回目の紹介です。
出版社の案内には
「楽しく生きるために、何をどう学び活かしていくか。仕事と生活に役立つ
『新・学問』の快楽的修得法。」
とあります。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は…
・「学者は新聞は下(本の広告欄)から論文は後ろ(引用文献)から読む。
ジャーナリストは見出しと前書き(あとがき)から読む」
・「図書館の利用法→必要なものは自分で買う。
購入すべきものとそうでないものを見分ける判断力を育てる」
・「古書は雑書なり。要約,抜粋,翻案大いに結構。本は手元に置け」
・「長文は単文の連なりである。『テーマ-キーワード-キーフレーズ』で構
成」
もう一つ、再掲載になりますが、寺脇研さんの
「さらば ゆとり教育 学力崩壊の『戦犯』と呼ばれて」②を載せます。
ゆとり教育が大きな声で非難されていた頃、わたしも同様に思っていました。
しかし時を経て、社会の変化を見て、
ゆとり教育が必要だったのかもしれないと思うようになりました。
文科省が経産省に押し切られてしまったのかもしれないとも。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆鷲田小彌太さんはこんなことを ⑲-「新学問のすすめ」マガジンハウス 1997年 (7)
◇情報を集める
□情報を集める
仕事で集めるのが基本
本(文献)を買う
学者 … 新聞は下(本の広告欄)から論文は後ろ(引用文献)
から読む
ジャーナリスト … 見出しと前書き(あとがき)から読む
↓
◎ この差がなくなってきている
未来の何ごとかのために集める
別な分野にも
マニアックになりすぎない
大学へ
□大学活用法
① 教師の利用法
② 図書館の利用法
必要なものは自分で買う
= 購入すべきものとそうでないものを見分ける判断力
③ ただで使えるパソコンシステム
□情報は金なり
情報はすぐに古くなる
情報は価値(価格)
◎ 常にバージョンアップが必要
情報を身に付けない工夫
ダウンサイジングの必要
□情報通と友達になる
与えよされば与えられん
情報ホームドクターの必要性
◇読む技術
□読む技術
情報社会は活字の威力を倍加させる
仕事で読むと理解が倍加する
人は忙しいから本を読む
入門書の難点
新しさに欠ける
最先端のもののいかがわしさ
最先端は麦酒の泡
常に仮説
雑書を読む
古書は雑書なり
要約,抜粋,翻案大いに結構
本は手元に置け
こんな本が欲しい
◇書く技術
□三分法で書く
三つのキーワード,三つのキーフレーズ
◎ 三分割で考える
□概要(レジュメ)を書く
中心テーゼを立てる
レジュメの命 = 中心テーゼ(命題)
40行に納める
A4一枚
セールスポイントを考える
□小論文を書く
小論文は主張が命
枚数が肝心
必ず具体的事例も入れる
□論文・著書を書く
論文はオリジナリティが命
長文は単文の連なり
三分割 - 三分割 - 三分割
◎「テーマ - キーワード - キーフレーズ」で構成
長々と言わなければならないもの論拠は弱い
短く簡潔に書く
☆「さらば ゆとり教育 学力崩壊の『戦犯』と呼ばれて」寺脇研 光文社 2008年 ②【再掲載 2012.7】
【出版社の案内】
OECD学習到達度調査で日本転落。「ゆとり」を捨て「詰め込み」に戻し
て、本当にいいのか? 教育政策の現場から追放された元文科省審議官が明
かす、日本の教育30年の迷走。
◇理想教育を潰した戦犯たち
教育免許更新制度は教師への不信感の表れ
外部対応のための副校長制度
「総合学習」を授業放棄の口火にする
教師のミーイズム
学校秀才がリサイクルされることの弊害
何でも反対一辺倒がマスメディアの本質か?
「詰め込み批判」と「ゆとり批判」の違い
スローガンが日本人をバカにした
なぜ商売でやっている人と対等に扱うのか
今では塾が「ゆとり教育」を始めている
日能研の高木代表
理念と現実は一致しないのが当然
河合塾はゆとり教育
四谷大塚は学研に併合
◇「ゆとり世代」はバカじゃない
「中から下」の子どもにゆとり教育は優しい
京都造形大学の教授映画学科
大学
「自分で決めた」と言う子が多い
経済産業省が画策した大学奪取戦略
国立大学独立法人化も経済産業省の意図
→ 西村和雄にオファー 苅谷剛彦もメンバー
↓
経済産業省は今,漫画とアニメ = 流行を追う省庁
ゆとり教育は横並びで教育,画一教育より厳しい
応用が利き,考えが育まれている子どもたち
東大に行けば選択肢が広がるという嘘
ゆとり世代の選択能力はどんどん高まっている
京都三条ラジオカフェ NPO
FM放送 「京都寺子屋BUNKA塾」
進学校からコック
フリーターは決して貧しい人間ではない
大人が「○×式」で若者は多面的ではないのか?
やがてフリーターが世の中を変えていく
フリーター
① 収入が少なく不安定
② 自由な人
③ しかし,自己責任
◇大人にこそゆとり教育が必要だ
成熟社会で必要とされるのは「選択力」
|
1990年代 選択力がカギ
あなたの知識は学校だけで習ったものなのか?
バブルの反省ないまま今日に至る銀行
有名大学は銀行のみ
◎ 反省もなく責任を取らない人に教育を語る資格はない
◎ もっと別の幸せはたくさんある = 時間
迷いのある時期,迷いのない時期
小泉内閣以降すべてが「○か×か」の二項対立
ゆとりか詰め込みか
◎ 企業は潤っても人は潤わない時代
ルサンチマンが恐ろしい
共通の目標がなくなり個々の目標の時代に
アメリカの模倣では日本はよくならない
恩人・河合隼雄氏との文化庁での日々
日本ペンクラブとの連携
井上ひさしはゆとり教育の大応援団長
辞めろと言う圧力の中で踏みとどまる
2005.11「辞めてくれ」
今後は,文化によって社会をより良いものに
社会 ① 政治
② 経済
③ 文化
行政 ① 理想を示すこと
② セーフティネットをはること
ゆとり教育は理想
① 共生社会を作る教育
② 多様な価値観を育む教育
③ 自分で選択して自己実現していく教育
④ セーフティネットが必要
↓
◎ 図書館整備というセーフティネット
図書館整備は文化的セーフティネット
◇おわりに
「日本はこのままでは滅びる」(平田オリザ)
政治
◎ 人気取りに走り,アメリカの顔色をうかがい,政権争いに終始
経済
◎ 自社の利益しか考えない経営者
|
※ 日本は滅びても日本人は滅びない
「鷲田小彌太さんはこんなことを」19回目、
「新学問のすすめ」7回目の紹介です。
出版社の案内には
「楽しく生きるために、何をどう学び活かしていくか。仕事と生活に役立つ
『新・学問』の快楽的修得法。」
とあります。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は…
・「学者は新聞は下(本の広告欄)から論文は後ろ(引用文献)から読む。
ジャーナリストは見出しと前書き(あとがき)から読む」
・「図書館の利用法→必要なものは自分で買う。
購入すべきものとそうでないものを見分ける判断力を育てる」
・「古書は雑書なり。要約,抜粋,翻案大いに結構。本は手元に置け」
・「長文は単文の連なりである。『テーマ-キーワード-キーフレーズ』で構
成」
もう一つ、再掲載になりますが、寺脇研さんの
「さらば ゆとり教育 学力崩壊の『戦犯』と呼ばれて」②を載せます。
ゆとり教育が大きな声で非難されていた頃、わたしも同様に思っていました。
しかし時を経て、社会の変化を見て、
ゆとり教育が必要だったのかもしれないと思うようになりました。
文科省が経産省に押し切られてしまったのかもしれないとも。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆鷲田小彌太さんはこんなことを ⑲-「新学問のすすめ」マガジンハウス 1997年 (7)
◇情報を集める
□情報を集める
仕事で集めるのが基本
本(文献)を買う
学者 … 新聞は下(本の広告欄)から論文は後ろ(引用文献)
から読む
ジャーナリスト … 見出しと前書き(あとがき)から読む
↓
◎ この差がなくなってきている
未来の何ごとかのために集める
別な分野にも
マニアックになりすぎない
大学へ
□大学活用法
① 教師の利用法
② 図書館の利用法
必要なものは自分で買う
= 購入すべきものとそうでないものを見分ける判断力
③ ただで使えるパソコンシステム
□情報は金なり
情報はすぐに古くなる
情報は価値(価格)
◎ 常にバージョンアップが必要
情報を身に付けない工夫
ダウンサイジングの必要
□情報通と友達になる
与えよされば与えられん
情報ホームドクターの必要性
◇読む技術
□読む技術
情報社会は活字の威力を倍加させる
仕事で読むと理解が倍加する
人は忙しいから本を読む
入門書の難点
新しさに欠ける
最先端のもののいかがわしさ
最先端は麦酒の泡
常に仮説
雑書を読む
古書は雑書なり
要約,抜粋,翻案大いに結構
本は手元に置け
こんな本が欲しい
◇書く技術
□三分法で書く
三つのキーワード,三つのキーフレーズ
◎ 三分割で考える
□概要(レジュメ)を書く
中心テーゼを立てる
レジュメの命 = 中心テーゼ(命題)
40行に納める
A4一枚
セールスポイントを考える
□小論文を書く
小論文は主張が命
枚数が肝心
必ず具体的事例も入れる
□論文・著書を書く
論文はオリジナリティが命
長文は単文の連なり
三分割 - 三分割 - 三分割
◎「テーマ - キーワード - キーフレーズ」で構成
長々と言わなければならないもの論拠は弱い
短く簡潔に書く
☆「さらば ゆとり教育 学力崩壊の『戦犯』と呼ばれて」寺脇研 光文社 2008年 ②【再掲載 2012.7】
【出版社の案内】
OECD学習到達度調査で日本転落。「ゆとり」を捨て「詰め込み」に戻し
て、本当にいいのか? 教育政策の現場から追放された元文科省審議官が明
かす、日本の教育30年の迷走。
◇理想教育を潰した戦犯たち
教育免許更新制度は教師への不信感の表れ
外部対応のための副校長制度
「総合学習」を授業放棄の口火にする
教師のミーイズム
学校秀才がリサイクルされることの弊害
何でも反対一辺倒がマスメディアの本質か?
「詰め込み批判」と「ゆとり批判」の違い
スローガンが日本人をバカにした
なぜ商売でやっている人と対等に扱うのか
今では塾が「ゆとり教育」を始めている
日能研の高木代表
理念と現実は一致しないのが当然
河合塾はゆとり教育
四谷大塚は学研に併合
◇「ゆとり世代」はバカじゃない
「中から下」の子どもにゆとり教育は優しい
京都造形大学の教授映画学科
大学
「自分で決めた」と言う子が多い
経済産業省が画策した大学奪取戦略
国立大学独立法人化も経済産業省の意図
→ 西村和雄にオファー 苅谷剛彦もメンバー
↓
経済産業省は今,漫画とアニメ = 流行を追う省庁
ゆとり教育は横並びで教育,画一教育より厳しい
応用が利き,考えが育まれている子どもたち
東大に行けば選択肢が広がるという嘘
ゆとり世代の選択能力はどんどん高まっている
京都三条ラジオカフェ NPO
FM放送 「京都寺子屋BUNKA塾」
進学校からコック
フリーターは決して貧しい人間ではない
大人が「○×式」で若者は多面的ではないのか?
やがてフリーターが世の中を変えていく
フリーター
① 収入が少なく不安定
② 自由な人
③ しかし,自己責任
◇大人にこそゆとり教育が必要だ
成熟社会で必要とされるのは「選択力」
|
1990年代 選択力がカギ
あなたの知識は学校だけで習ったものなのか?
バブルの反省ないまま今日に至る銀行
有名大学は銀行のみ
◎ 反省もなく責任を取らない人に教育を語る資格はない
◎ もっと別の幸せはたくさんある = 時間
迷いのある時期,迷いのない時期
小泉内閣以降すべてが「○か×か」の二項対立
ゆとりか詰め込みか
◎ 企業は潤っても人は潤わない時代
ルサンチマンが恐ろしい
共通の目標がなくなり個々の目標の時代に
アメリカの模倣では日本はよくならない
恩人・河合隼雄氏との文化庁での日々
日本ペンクラブとの連携
井上ひさしはゆとり教育の大応援団長
辞めろと言う圧力の中で踏みとどまる
2005.11「辞めてくれ」
今後は,文化によって社会をより良いものに
社会 ① 政治
② 経済
③ 文化
行政 ① 理想を示すこと
② セーフティネットをはること
ゆとり教育は理想
① 共生社会を作る教育
② 多様な価値観を育む教育
③ 自分で選択して自己実現していく教育
④ セーフティネットが必要
↓
◎ 図書館整備というセーフティネット
図書館整備は文化的セーフティネット
◇おわりに
「日本はこのままでは滅びる」(平田オリザ)
政治
◎ 人気取りに走り,アメリカの顔色をうかがい,政権争いに終始
経済
◎ 自社の利益しか考えない経営者
|
※ 日本は滅びても日本人は滅びない
「民俗学」宮田登 講談社学術文庫 2019年 /ふえる一方の不登校をどうとらるか(上)「決断を次回送りにのばす悪癖の背景に-分かっていて動きのとれない、という心理-」 伊藤友宣(神戸心療親子研究室・主宰) 『月刊少年育成』2001年 ⑤【再掲載 2015.4】 [読書記録 民俗]
今回は、宮田登さんの
「民俗学」を紹介します。
出版社の案内には、
「民俗学って何だ?戦後の民俗学を発展させた泰斗による、決定的テキスト。
人々の日常への探究は、いかに始まり、どう展開し得るか。これを読めば
全体像がわかる!ハレとケ、山民/海民、カミとホトケ、ケガレ、女性と
子ども……。人々の営みを学として探究するための最重要事項を、初歩か
ら核心まで明快平易に講義。近世の萌芽から柳田国男、南方熊楠、折口信
夫らに至る研究史をふまえ、さらには都市の民俗などアクチュアルな学問
としての可能性を展望する。」
とあります。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は‥
・「明治末に日本の近代化、工事化に対する批判姿る勢をもった柳田民俗学
現代社会に現実に生きている民俗の意味を問う。その枠組みとして、
『常民』『ハレとケ』の概念」
・「古風への関心。宣長の視点は古代文化の記録の必要性。
菅江真澄(1754-1829)の視点各地の風俗習慣を丹念に記録」
・「最初の民俗調査は大正7(1918)年の神奈川県津久井郡内郷村でのフィー
ルドワーク。村の外からの知的刺激が民俗の在り方を変えていくと柳田
は指摘」
・「柳田國男と南方熊楠の差異」
もう一つ、再掲載になりますが、伊藤友宣さんの
「ふえる一方の不登校をどうとらるか(上) 決断を次回送りにのばす悪癖
の背景に-分かっていて動きのとれない、という心理-」を紹介します。
八ツ塚実さんの言葉が頭に残ります。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「民俗学」宮田登 講談社学術文庫 2019年
◇まえがき
日本
本居宣長や平田篤胤、菅江真澄
↓
田舎の習慣に古代を求めたり、他界観、神概念
↓
明治末
日本の近代化、工事化に対する批判姿勢をもった柳田民俗学
◎ 現代社会に現実に生きている民俗の意味を問う
○ その枠組みとして「常民」「ハレとケ」の概念
◇Ⅰ 民俗学の成立と発達
1 20世紀の学問を目指して
日常生活の認識
国学に系譜 - 在野の研究者と糾合した柳田國男が体系化
ヨーロッパの民俗学
イギリス 1846 トムズ フォークロア
1890 ゴンム 「民俗学ハンドブック」
グリム 「ドイツ神話学」1835 昔話の収集
2 古風への関心
宣長の視点
古代文化の記録の必要性
菅江真澄(1754-1829)
各地の風俗習慣を丹念に記録
菅江真澄と屋代弘賢
菅江真澄
1754三河生まれ 白井英二・本草学の知識
真淵門下の国学者 植田義方の指導を受けた
『遊覧記』70冊 絵も巧み
屋代弘賢(やしろひろたか 1758-1841)
幕府の寺社奉行手付
文化13年頃アンケート
年中行事、冠婚葬祭
3 平田篤胤の幽冥界探求
異人への関心
『仙境異聞』『勝五郎再生記聞』
15歳以下の少年
- 現世と幽界とのメッセンジャーと考えられた
勝五郎再生記譚
文政6年(1823)
再生暗示
柿の木と竈
勝蔵から勝五郎に再生する過程
異人たる山人支配観
仙童寅吉
4 20世紀初頭の民俗学
フィンランド民俗学
<カレヴァラ>研究
クローン父子の業績
アメリカ民俗学
1888民俗学雑誌
F.ホアズ トムプソン ドーソン
アジアの民俗学
中国 1927 中山大学民俗学会
◇日本民俗学の先達たち
1 柳田國男と郷土研究
民俗学への第一歩
柳田國男(1875-1962)兵庫県神崎郡福崎町生
農商務省
明治42~43
『後狩詞記』『遠野物語』『石神問答』
1914 高木俊雄と協力して「郷土研究」
郷土で或もの(日本人の生活、民族の一団としての過去の経
験)を研究しよう
= 日本文化研究
郷土研究
明治43(1910)年12月創立 12月4日新渡戸稲造宅で郷土会の初会
合
石黒忠篤(農政) 木村修三(農政) 正木助次郎(地理) 小野武夫
(農政) 牧口常三郎(人文地理・創価学会) 小田内通敏(人文地理)
十時弥(ときわたる 社会)
□郷土
= ムラ
= 地域住民のまとまり
地理学的に
□郷土の社会変動
最初の民俗調査
大正7(1918)年 神奈川県津久井郡内郷村 フィールドワーク
村の外からの知的刺激が民俗の在り方を変えていくと柳田は指摘
2 南方熊楠の比較文化論
南方熊楠の批判
南方熊楠VS柳田國男
南方熊楠観
1867-1941
神社合祀反対 1909~
3 柳田國男と南方熊楠の差異
人類文化の普遍性
南方 ~ 比較民俗学、比較文化論的視点
柳田民俗学の基本
『郷土生活の研究』1935
『民間伝承論』1934
『国史と民俗学』1935
柳田國男
- 有形文化、言語芸術、心意現象に分類
4 折口信夫と渋沢敬三
常世(とこよ)・客人(まれびと)
折口信夫
… 古代研究に民俗学的方法を導入
常世の国・客人信仰
渋沢敬三たち
アチックミュージアム
中山太郎、喜田禎吉、早川孝太郎、宮本常一、赤松啓介
◇常民と常民性
1 常民の位置づけ
※ 途中まで
☆ふえる一方の不登校をどうとらるか(上)「決断を次回送りにのばす悪癖の背景に-分かっていて動きのとれない、という心理-」 伊藤友宣(神戸心療親子研究室・主宰) 『月刊少年育成』2001年 ⑤【再掲載 2015.4】
◇ はじめの三日が勝負
私より一つ年下なのに、先年急逝なさった広島の元中学教師の八ツ塚実先
生が口ぐせに
「登校拒否ははじめの三日が勝負」
とおっしゃっておられました。
早く亡くなられたのが残念でたまらないのですが、これは、なる前になら
せるな、ということを言ってるのですね。
はじめの3日って、3日休んだ状態では、決してまだ登校拒否だか不登校
だかにはなっていない、なる前になりそうだと察した時に芽をつんでおかな
いと、なってから引き上げるのは、回りも大変、当人も大変だぞ、といって
いるのですね。
中学生の頃から、井上ひさしがよしとなったら夢中で出ている本を全部読
破するとか、スポーツはなんでも人なみ以上にこなせるとか、中学生として
最優秀の部類に属する位の加藤少年でも、なにもかも中途半端という中学生
としての実績の、いい加減さを、自分でいい加減に実感していて、そのいい
加減さを自分そのものだと決めつけて、落ち込んでしまう。
私に時々会わないと目の下に隈ができると少年自身がはからずとも言った
ように、自分のありようと、自分の本来の資質といったらよいか、つまり、
状態と本質をちゃんと見分けて、自分を整理し直して、本来の自分に対する
誇りを持ち直すといったらよいか、それが悪い習性を自分のものにする前に、
ちゃんと出来るような、話の相手がいるのだと思うのです。
状態と本質。言いかえれば、見てくれの姿と、もともとの生地と。
八ツ塚さんの口ぐせだった「はじめの三日が勝負」の意味は、見てくれと
生地をいっしょくたにとらえて、「自分はあかん奴じゃ」と自分を決めつけ
ておち込ませてしまうな、ということだったのだろうと思います。
◇「だけど」の代りに「だのに」
私は、「事を憎んで、人を憎まず」が、人間の本然の姿だ、と誰にも言い重
ねています。
状態と本質の違い。
見てくれと生地の違い。
今なしている事柄と、本来、心の根にあることの違い。
みな同じことを指しています。
頭でめぐらす理づめの考えと、第六感的にひらめく心の思いの違いでもある
のでしょう。
私は先きに、登校拒否だか不登校だかは、個々の子どもの問題と見る以上に、
世の中全般の不用意な歪みのしわよせと見るべきではないかと述べました。
戦後二十年たった頃、「もはや戦後とは言われない」とよく言われたもので
す。
のに、一般の世の中の趨勢は、ずるずると決められたように効率的に流れる
ということのみをよしとして、基本から思い直すとか、本質論を問い直すとか、
すべてを揺さぶり直してみるということをしないで、経済面でも実に無自覚に
調子づいて、発展の一途だと思い込み、ついにバブルが崩壊したと嘆いてはな
す術を知らない、という成り行きなのですね。
学校はなぜあるのだ。
なぜ子どもは行かなきゃならないのだ。
勉強って、いったい何なのか。
けんかやいじめがどうして無くすことができないか。
なぜ友達とつきあわずに一人でいることがいけないことなのか。
はては、なぜ生きているのか、
など、根元的な問いに、大人達はなぜこんなに答えてくれないのか、などなど
が分からない。
分からないと言えば、ほんとになにもかもが分からない。
どうしようもないや。
どうでもいいさ。
深く考える奴はバカだ。
納得させることができる論理で原因から結果、結果から原因への理屈のすべ
てを説明してやろうといくら力んでも、納得させられそうもないから、大人は
子どものそういう直裁な問いかけには逃げたりごまかしたりとぼけて、そこに
こだわる子は、よそ道にそれた子だとして問題視するのが、子ども達には納得
できないのですね。
「君はそういうけれども、世の中は実際こうこういうものなのだ」
という、″だけど″でつなぐ大人の物言いを、子どもは話にならないやと毛嫌
いします。
真剣に聞いてやって、
「うん、君の経験や考えでそう考えるのか。なる程なあ。よ-く分かるよ。分
かるさ。のに、ねえ。だのにねえ、なのにだよ。世間はそういう考えとは実
際ずいぶん違うことが、ねえ、君も感じているのだよなあ、なのに、君の考
えは、今君の力説した通り
なのだ」
という、″だのに″を使い通して、子どものマイナス発想を、知らず知らずの
うちにプラス発想へと転回させるよう、日々のカウンセリングに、いそしんで
いる私です。
不登校の多側面を、その二、三について、いくつかの事例を元に、もう少し、
あと続けていこうと思います。
「民俗学」を紹介します。
出版社の案内には、
「民俗学って何だ?戦後の民俗学を発展させた泰斗による、決定的テキスト。
人々の日常への探究は、いかに始まり、どう展開し得るか。これを読めば
全体像がわかる!ハレとケ、山民/海民、カミとホトケ、ケガレ、女性と
子ども……。人々の営みを学として探究するための最重要事項を、初歩か
ら核心まで明快平易に講義。近世の萌芽から柳田国男、南方熊楠、折口信
夫らに至る研究史をふまえ、さらには都市の民俗などアクチュアルな学問
としての可能性を展望する。」
とあります。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は‥
・「明治末に日本の近代化、工事化に対する批判姿る勢をもった柳田民俗学
現代社会に現実に生きている民俗の意味を問う。その枠組みとして、
『常民』『ハレとケ』の概念」
・「古風への関心。宣長の視点は古代文化の記録の必要性。
菅江真澄(1754-1829)の視点各地の風俗習慣を丹念に記録」
・「最初の民俗調査は大正7(1918)年の神奈川県津久井郡内郷村でのフィー
ルドワーク。村の外からの知的刺激が民俗の在り方を変えていくと柳田
は指摘」
・「柳田國男と南方熊楠の差異」
もう一つ、再掲載になりますが、伊藤友宣さんの
「ふえる一方の不登校をどうとらるか(上) 決断を次回送りにのばす悪癖
の背景に-分かっていて動きのとれない、という心理-」を紹介します。
八ツ塚実さんの言葉が頭に残ります。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「民俗学」宮田登 講談社学術文庫 2019年
◇まえがき
日本
本居宣長や平田篤胤、菅江真澄
↓
田舎の習慣に古代を求めたり、他界観、神概念
↓
明治末
日本の近代化、工事化に対する批判姿勢をもった柳田民俗学
◎ 現代社会に現実に生きている民俗の意味を問う
○ その枠組みとして「常民」「ハレとケ」の概念
◇Ⅰ 民俗学の成立と発達
1 20世紀の学問を目指して
日常生活の認識
国学に系譜 - 在野の研究者と糾合した柳田國男が体系化
ヨーロッパの民俗学
イギリス 1846 トムズ フォークロア
1890 ゴンム 「民俗学ハンドブック」
グリム 「ドイツ神話学」1835 昔話の収集
2 古風への関心
宣長の視点
古代文化の記録の必要性
菅江真澄(1754-1829)
各地の風俗習慣を丹念に記録
菅江真澄と屋代弘賢
菅江真澄
1754三河生まれ 白井英二・本草学の知識
真淵門下の国学者 植田義方の指導を受けた
『遊覧記』70冊 絵も巧み
屋代弘賢(やしろひろたか 1758-1841)
幕府の寺社奉行手付
文化13年頃アンケート
年中行事、冠婚葬祭
3 平田篤胤の幽冥界探求
異人への関心
『仙境異聞』『勝五郎再生記聞』
15歳以下の少年
- 現世と幽界とのメッセンジャーと考えられた
勝五郎再生記譚
文政6年(1823)
再生暗示
柿の木と竈
勝蔵から勝五郎に再生する過程
異人たる山人支配観
仙童寅吉
4 20世紀初頭の民俗学
フィンランド民俗学
<カレヴァラ>研究
クローン父子の業績
アメリカ民俗学
1888民俗学雑誌
F.ホアズ トムプソン ドーソン
アジアの民俗学
中国 1927 中山大学民俗学会
◇日本民俗学の先達たち
1 柳田國男と郷土研究
民俗学への第一歩
柳田國男(1875-1962)兵庫県神崎郡福崎町生
農商務省
明治42~43
『後狩詞記』『遠野物語』『石神問答』
1914 高木俊雄と協力して「郷土研究」
郷土で或もの(日本人の生活、民族の一団としての過去の経
験)を研究しよう
= 日本文化研究
郷土研究
明治43(1910)年12月創立 12月4日新渡戸稲造宅で郷土会の初会
合
石黒忠篤(農政) 木村修三(農政) 正木助次郎(地理) 小野武夫
(農政) 牧口常三郎(人文地理・創価学会) 小田内通敏(人文地理)
十時弥(ときわたる 社会)
□郷土
= ムラ
= 地域住民のまとまり
地理学的に
□郷土の社会変動
最初の民俗調査
大正7(1918)年 神奈川県津久井郡内郷村 フィールドワーク
村の外からの知的刺激が民俗の在り方を変えていくと柳田は指摘
2 南方熊楠の比較文化論
南方熊楠の批判
南方熊楠VS柳田國男
南方熊楠観
1867-1941
神社合祀反対 1909~
3 柳田國男と南方熊楠の差異
人類文化の普遍性
南方 ~ 比較民俗学、比較文化論的視点
柳田民俗学の基本
『郷土生活の研究』1935
『民間伝承論』1934
『国史と民俗学』1935
柳田國男
- 有形文化、言語芸術、心意現象に分類
4 折口信夫と渋沢敬三
常世(とこよ)・客人(まれびと)
折口信夫
… 古代研究に民俗学的方法を導入
常世の国・客人信仰
渋沢敬三たち
アチックミュージアム
中山太郎、喜田禎吉、早川孝太郎、宮本常一、赤松啓介
◇常民と常民性
1 常民の位置づけ
※ 途中まで
☆ふえる一方の不登校をどうとらるか(上)「決断を次回送りにのばす悪癖の背景に-分かっていて動きのとれない、という心理-」 伊藤友宣(神戸心療親子研究室・主宰) 『月刊少年育成』2001年 ⑤【再掲載 2015.4】
◇ はじめの三日が勝負
私より一つ年下なのに、先年急逝なさった広島の元中学教師の八ツ塚実先
生が口ぐせに
「登校拒否ははじめの三日が勝負」
とおっしゃっておられました。
早く亡くなられたのが残念でたまらないのですが、これは、なる前になら
せるな、ということを言ってるのですね。
はじめの3日って、3日休んだ状態では、決してまだ登校拒否だか不登校
だかにはなっていない、なる前になりそうだと察した時に芽をつんでおかな
いと、なってから引き上げるのは、回りも大変、当人も大変だぞ、といって
いるのですね。
中学生の頃から、井上ひさしがよしとなったら夢中で出ている本を全部読
破するとか、スポーツはなんでも人なみ以上にこなせるとか、中学生として
最優秀の部類に属する位の加藤少年でも、なにもかも中途半端という中学生
としての実績の、いい加減さを、自分でいい加減に実感していて、そのいい
加減さを自分そのものだと決めつけて、落ち込んでしまう。
私に時々会わないと目の下に隈ができると少年自身がはからずとも言った
ように、自分のありようと、自分の本来の資質といったらよいか、つまり、
状態と本質をちゃんと見分けて、自分を整理し直して、本来の自分に対する
誇りを持ち直すといったらよいか、それが悪い習性を自分のものにする前に、
ちゃんと出来るような、話の相手がいるのだと思うのです。
状態と本質。言いかえれば、見てくれの姿と、もともとの生地と。
八ツ塚さんの口ぐせだった「はじめの三日が勝負」の意味は、見てくれと
生地をいっしょくたにとらえて、「自分はあかん奴じゃ」と自分を決めつけ
ておち込ませてしまうな、ということだったのだろうと思います。
◇「だけど」の代りに「だのに」
私は、「事を憎んで、人を憎まず」が、人間の本然の姿だ、と誰にも言い重
ねています。
状態と本質の違い。
見てくれと生地の違い。
今なしている事柄と、本来、心の根にあることの違い。
みな同じことを指しています。
頭でめぐらす理づめの考えと、第六感的にひらめく心の思いの違いでもある
のでしょう。
私は先きに、登校拒否だか不登校だかは、個々の子どもの問題と見る以上に、
世の中全般の不用意な歪みのしわよせと見るべきではないかと述べました。
戦後二十年たった頃、「もはや戦後とは言われない」とよく言われたもので
す。
のに、一般の世の中の趨勢は、ずるずると決められたように効率的に流れる
ということのみをよしとして、基本から思い直すとか、本質論を問い直すとか、
すべてを揺さぶり直してみるということをしないで、経済面でも実に無自覚に
調子づいて、発展の一途だと思い込み、ついにバブルが崩壊したと嘆いてはな
す術を知らない、という成り行きなのですね。
学校はなぜあるのだ。
なぜ子どもは行かなきゃならないのだ。
勉強って、いったい何なのか。
けんかやいじめがどうして無くすことができないか。
なぜ友達とつきあわずに一人でいることがいけないことなのか。
はては、なぜ生きているのか、
など、根元的な問いに、大人達はなぜこんなに答えてくれないのか、などなど
が分からない。
分からないと言えば、ほんとになにもかもが分からない。
どうしようもないや。
どうでもいいさ。
深く考える奴はバカだ。
納得させることができる論理で原因から結果、結果から原因への理屈のすべ
てを説明してやろうといくら力んでも、納得させられそうもないから、大人は
子どものそういう直裁な問いかけには逃げたりごまかしたりとぼけて、そこに
こだわる子は、よそ道にそれた子だとして問題視するのが、子ども達には納得
できないのですね。
「君はそういうけれども、世の中は実際こうこういうものなのだ」
という、″だけど″でつなぐ大人の物言いを、子どもは話にならないやと毛嫌
いします。
真剣に聞いてやって、
「うん、君の経験や考えでそう考えるのか。なる程なあ。よ-く分かるよ。分
かるさ。のに、ねえ。だのにねえ、なのにだよ。世間はそういう考えとは実
際ずいぶん違うことが、ねえ、君も感じているのだよなあ、なのに、君の考
えは、今君の力説した通り
なのだ」
という、″だのに″を使い通して、子どものマイナス発想を、知らず知らずの
うちにプラス発想へと転回させるよう、日々のカウンセリングに、いそしんで
いる私です。
不登校の多側面を、その二、三について、いくつかの事例を元に、もう少し、
あと続けていこうと思います。