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「致知」2003年12月号 ① / 森信三さんはこんなことを③「修身教授録抄」森信三 致知出版社  2006年【再掲載 2013.6】 [読書記録 一般]

今回は、月刊誌『致知』の
2003年12月より紹介します。



本日紹介分より強く印象に残った言葉は…

・「読書は心の食物。肉体を養うために毎日の食事が欠かせないように心を豊
かに養う滋養分として読書は欠かせない - 森信三」


・「日本の教育の問題点は人にぬきんでて優れた者をおとしめるという怨望の
情念に市民権を与えてしまったこと - 石井勲 小堀桂一郎」


・「歴史的仮名遣い、正仮名遣いの規準は正しさ。対して、現代仮名遣いの規準
は便利さ」


・「21世紀に向けて今の日本の教育に求められていることは、子どもへの迎
合を絶対にやめろということだとわたしは考えます。子どもはとにかく鍛
  えなければいけない。つまり、これは難しいだろう、子どもに負担を掛け
  るだろうという配慮は、教育的配慮ではなくて、まさに非教育的配慮なの
です - 小堀桂一郎」




もう一つ、再掲載になりますが、
「森信三さんはこんなことを」③を載せます。





<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
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ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
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☆「致知」2003年12月号 ①

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◇丘の上の町
「丘の上の町」の自覚を持て 牛尾治朗



◇特集・読書力

□程伊川
 島流し時に読書   
    西郷隆盛 - 島流し800冊の本


□吉田松陰  
  野山獄
    1年2か月で618冊 
    幽閉時も 
      安政3年505冊 安政4年492冊

◎ 読書が人間に大きな力


□森信三 
  「読書は心の食物。肉体を養うために毎日の食事が欠かせないように心を
   豊かに養う滋養分として読書は欠かせない」 

  「真の読書は人がこれまで体験してきた人生体験の内容と意味を照らし出
   して統一する光です。わたしたちは平生、読書を怠らないことによって
   常に自分に対する問題を深め、それによって正しい実践のできる人間に
   なることが何より肝要です。言い換えれば、読書、内観、実践という段
   階の繰り返しは人間が進歩し深められていくプロセスとも言えます」


□安岡正篤  
  「人物を磨く」ための条件
1 優れた人物に私淑すること
     2 魂のこもった優れた書物を読むこと 



◇日本語力を復活せよ 石井勲(日本漢字教育学会会長)小堀桂一郎(東大名誉教授)

 国語の破壊で崩壊した教育  
   原因は新仮名遣い


 幕末からあった国語問題  
   左翼が滅ぼす
     ~ 表音派


 アメリカに言い返さなかった日本
GHQ教育使節団 
     たった3週間、さんざんかき回して帰って行った
→ 火事場泥棒的国語改革


 漢字は決して難しくない
・複雑なものの方が関心を持てるし記憶できる
・漢字は「字」でなく「単語」


 最初から本物に触れさせる


 怨望の支配する日本教育  
   左翼的人間の持つ世界に向けての恨み辛みの情念から
   ゆとり教育は怨望の情念の発露
ぬきんでることで恨み辛みを買うよりは何も知らないその他大勢の
    中に入っていた方が気が楽

※ 日本の教育の問題点 
      人にぬきんでて優れた者をおとしめるという怨望の情念に市民権
     を与えてしまったこと


 漢字でIQが高くなる
時実利彦
     「記憶力は幼児期が一番優れている」
昭和38年
     「漢字教育は三歳から」
        漢字は想像力を養うのにいい訓練になる


 教育の犠牲になった大学生
藤原正彦(お茶の水大学)
     「一に国語、二に国語、三、四がなくて五が算数」
・問題は新字体  
      ・売買 - 悪い簡略化


 「漢字は心の珠を磨く道具だ」
国語は古典だけで十分
歴史的仮名遣い、正仮名遣い = 正しさが基準
現代仮名遣い        = 便利さが基準

石井
    「子どもが漢字を間違ってもバツをつけない方がよい。一番やる気を
     なくさせるのがバツ。それらしく書かれていれば用は足りる」

   岡潔が石井に
「あなたは日本のためにとても良いことをやってくれている。漢字は
     心の珠を磨く道具だから頑張ってくれ」


 国民を逞しく育てる 
  ~ 「万葉集」「古今和歌集」から
石井
   「日本中に寺子屋をつくってほしい」
小堀
   「21世紀に向けて今の日本の教育に求められていることは、子どもへ
    の迎合を絶対にやめろということだとわたしは考えます。子どもはと
    にかく鍛えなければいけない。つまり、これは難しいだろう、子ども
    に負担を掛けるだろうという配慮は、教育的配慮ではなくて、まさに
    非教育的配慮なのです」

赤ちゃん  
    ハイハイ、歩行とできないことに挑戦する
→ 寝ている方が楽だなんていう赤ちゃんは一人もいないだろう

       ◎ 伸びようとするのが本性







☆森信三さんはこんなことを③「修身教授録抄」森信三 致知出版社  2006年【再掲載 2013.6】

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◇生を国土に受けて

<微言1>

「人間としての軌道の三箇条」
① 毎朝親に対してあいさつのできる人間になる

② 親御さんに呼ばれたら「ハイ」と返事のできること

③ 履き物をそろえ,立ったらイスを必ずきちんと言える


  ◎「常に腰骨を立てる」ことは性根の売る人間になる極秘伝です

  ◎一旦引き受けた以上,どこまでも責任を果たそうとする男性こそ頼もしい


1 天の命

2 人生態度

3 人身受けがたし

4 生を身の国土に受けて

5 教育の指名

6 安心立命の境涯

7 相手の魂に

8 我が一生の見通し

9 人生の準備期

10 志学とは

11 大学の道
   「我十有五にして学に志す」

12 天分の発揮

13 読書の意義
   「一日読まざれば一日衰える」

14 偉大な実践家

15 尚友とは

16 同門の友
   「朋遠方より来る…」は師を共にした友

17 禽獣と異なる所以

18 真の剛者の道 
    道徳修養

19 捨欲即大欲

20 使命の道

21 一つの坑道を
     一つの坑道を切り開こうとする(はしごを上にのぼるよりも)

22 国家民族の前途   

23 偉大な光と力

24 人を植える道 
   「教育とは人を植える道」
     - 学校教育はその地ならし

25 卒業後の指導 
    有志の青年たちの読書会・会員相互の輪読会

26 共に道を歩む者 
   - 生徒を見下してはいけない 

27 松蔭先生の片鱗

28 人間としてのたしなみ 
   『葉隠』

29 人間形成の三大要素 
    ① 血 
    ② 育ち 
    ③ 教え

30 性欲の問題

31 真独について

32 仕事の処理 
    自分の修養

33 成形の功徳

34 唯一人者

35 善悪導者

36 対話の心得 
    聞く,断定しない

37 謙遜について 
    我が身を慎んで己を正しく保つということ

38 上位者に対する心得 
    相手の地位にふさわしい

39 社会組織ということ
   上下  

40 目下の人に対する心得 
    敬愛

41 ペスタロッチの命日

42 魂そのものの覚醒
   - 教師の信念

43 国民教育者の自覚

44 白河条約公伝

45 白墨の使い方   
    太い方から使う 芦田恵之助

46 真の誠へのあゆみ
    己の務めに打ち込む所から始める

47 生死の問題 
    死を意識した時から

48 一後一後の種まき

49 次代を担う者たちへ

50  生命の根源を

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「東三河完全攻略 はなまる本」プライズメント / ふえる一方の不登校をどうとらるか(中)「心をほどく人間関係の大切さについて」 伊藤友宣(神戸心療親子研究室・主宰) 『月刊少年育成』2001年 ⑥【再掲載 2015.4】 [読書記録 一般]

今回は、プライズメントの
「東三河完全攻略 はなまる本」を紹介します。


プライズメントからは三河地区のフリーペーパーがたくさん出ています。
その関連本だと思いますが、興味あるものを抜粋しました。


記録ミスがあるかもしれません。
御確認ください。


わたしは、巻煎餅が好きで、豊川稲荷参りの時はよく求めます。
「味のヤマスイ」では、よくメヒカリの唐揚げ(冷凍)を購入します。
メヒカリ、なんとも言えないおいしさです。
新城の「ナザレうどん」は浜松の「ナザレ」と何か関連があるのでしょうか。
浜松のナザレさん、近隣学校に勤めていた折、時々出前をしてもらいました。
現在は閉店となったようですが。




もう一つ、再掲載になりますが、伊藤友宣さんの
「心をほどく人間関係の大切さについて」⑥を載せます。
20年以上の前の分掌なのですが、不登校について、
わたしには最もしっくりくるとらえ方です。




<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
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ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
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 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。





☆「東三河完全攻略 はなまる本」プライズメント

◇豊橋  
  豊橋公会堂(国登録文化財)  

  豊橋ハリスト教会(国重文)

  トキフ(甘党の店 大手町)
     
  飛騨路(札木町 朴葉ステーキ)

  もちや(東新町 モチ入りワラビ餅,栗蒸し羊羹)



◇豊川  
  喜楽(門前町 宝珠まんじゅう,巻せんべい)

  たねや(豊川元町 稲荷寿司でシュー,手筒ロール)

  松屋(門前町 味噌カツ稲荷,わさび稲荷)
     
  来恩(門前町 五平餅)



◇蒲郡  
  えびせん工房(清田町上大内)
     
  味のヤマスイ(形原町港町 海の幸)



◇新城  
  旅館 ランチ付き温泉



◇田原  
  伊良湖ガーデンホテル  バイキング

サンパルク田原

蔵王山



◇和食  
  武蔵総本店  みそかつ  (豊橋市藤沢町)

  大鯛     豊富な料理 (豊橋市上田町新津田)
     
  鈴幸     うなぎまぶし(田原市加治町奥見中)
     
  魚々屋    魚々御前  (豊橋市石巻本町字西野)

  くろふね   手頃なランチ(豊橋市浜道町北側)

  いちょう   なめし田楽 (豊橋市中野町字平)

  ナザレうどん       (新城市平井字原)



◇中華  
  茶居那    おすすめランチ (豊橋市藤沢町)



◇イタリアン・洋食
スバゲッ亭チャオ あんかけ鉄板スパ (豊橋市広小路一丁目2F)

  コウヨウ館  オムライス (豊橋市二川町字ねずみ池) 

  こすたりか  パスタランチ(豊橋市牛川町)

  日付変更線180°E オムライス (豊橋市石巻本町字東野)

  ふらい亭ぱん オムライス ハンバーグ (豊橋市牛川通)

  オクトパス☆ガーデン (豊橋市中世古町 2F)

  あんず亭   ランチ・モーニング (豊橋市天伯町美吉)

  キッチンフライパン ハンバーグセット (北山町)



◇ラーメン 
  三河開花亭 赤ラーメン (豊橋市東岩町)







☆ふえる一方の不登校をどうとらるか(中)「心をほどく人間関係の大切さについて」 伊藤友宣(神戸心療親子研究室・主宰) 『月刊少年育成』2001年 ⑥【再掲載 2015.4】

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◇成り行き任せで本質を問わない

 不登校についていわば親がとるべき対処の仕方に関して、多くの学校で言わ
れたり、いろいろな解説で解かれたりするのは、

 おおむね、子ども自体に(あるいは、そんな子に育った成長過程に)問題や
原因があるのであり、不登校が起こった時点では、事態をとにかく受入れて、
やがては、それぞれに妥当なその先の進路を考えてやりましょう、

という向きのとらえ方が圧倒的なようです。


 不登校児の分類などがなされていて、それは甘やかされタイプ、潔癖性タイ
プ、感情のない無気力タイプ、不満と不安定の非行型タイプなどだとか。


 そして、不登校児がたどる時期や症状の段階が類型的にこういう経過を示す
ものだとしていて、つまり、不登校のはじまりは不機嫌で朝になると人格が変
わったように重く、休日は極端に陽気だとか。


 この時期の処置法は、第一に登校刺激を与えないことだとかが強調されがち
なのです。


 なったらなったで仕方がない。事を荒立ててより厄介な危機的状況に追い込
むよりは、黙って経過を見守るのがよい、と。


 で、その後のたどりがちな経過として、初期は、反抗や暴力の段階、中期は
とじこもりの時期で、長い経過の末に、せめて、指導センターに通うとか、フ
リースクールとか、通信制や、高校生なら大検を受けて大学進学。あるいは学
歴の問われないフリーターへと進む、と解説します。  



 公的な教育現場では、不登校児のために特別なふれあい教室とか適応指導セ
ンターとかと称する施設の運営に力を入れているようですが、正規の授業から
はずれて、とにかく来さえすればそこでは何をしなくちゃならないとかの拘束
がないというのでは、その体験を生きた転機とする当人のよほどの気力が生じ
ない限り、いたずらに敗退感が強まるばかりでしょう。



 前回に述べた八ツ塚実さんの口癖だった

「登校拒否ははじめの三日が勝負」

という認識の仕方とは、あまりにも違うのが、この二十年来の一般的な登校拒
否あるいは不登校のとらえ方だった、と言わざるを得ないのです。




◇「はじめの三日が勝負」とは逆に

 あれこれと干渉的な力添えをしても、むしろ逆効果だと分かった結果、担任
教員が責任を感じて力むことが、登校拒否への正しい対処の仕方とも言えない
という文部省(現・文科省)からの通達も出て、今では対症療法的な散々の徒
労を、教員が強制されなくなりました。


 その挙句、年々不登校はふえる一方で、その延長としての引き込もりが今や
社会問題化しているのです。


 八ツ塚さんの言っておられたのは、登校拒否だと認めざるを得ぬような長い
休みになってしまう前に、教員が当人の心のこわばりをほぐして暖かに自発的
な健康さへと、本人を立ち直らせてやらねばならないということでした。


 教師に責任があるかどうかどころか、特に義務教育レベルでの登校拒否の現
実は、教育の本質の問題がつきつけられているのだというのでした。


 問題打開の向きへの気持の流れを共有してやれなきゃならないのだ、とする
のであったと思います。


 それを、逆に「登校刺激を与えるな」などという曖昧な用語で手をつかねて
しまうのは、あまりにもなおざりに過ぎるのではありまんせんか。


 だいたいこの「登校刺激」などという言葉が、もっともらしい専門用語に見
えていい加減すぎるのです。


 いやがる当人にやいやいと、やたら「休んではいけない。学校へ行け」とけ
しかけることを、「登校刺激を与える」と称するのらしいのですが、「登校刺激
を与えるな」とはつまり学校とか勉強とかを口にしてはいけないということだ
ととらえられて、休みたいなら休みたいだけ休ませよ、という意味に理解され
てまかり通っているようですね。


 八ツ塚さんの「はじめの三日が勝負」とは、なんという違いであろうことか、
とあきれます。


 一面の気持ちが子どもの心のすべてとは違うのですからね。


 学校に行くことをひるむ気持ちの反面に、平気で愉しく行けることこそ子ど
も自身の本来の願いであるといったものでしょう。


 学校は、子にとっては七面倒に考える前に、とにかく年相応の仲間と群れて
おれる安心に魅かれて子どもの足が向くところですよ。


 行きたいのに自分はこうして休んでしまう、ああどういうことなのだと悶々
としている子に、あっけらかんと、「休みたいだけ休みなさいね」と物分かり
のよさげな態度で、あわれみをかけてくれる親や教師に、いらだちやより一層
の反発と拒否を感じて口をとざすのは、あまりにも当然と言うべきではありま
せんか。


 学校を自分から切り離してくれというのではなくて、学校についての二律背
反的な悶々とした現状の思いを正しくとらえてほしいと熱望するのです。


 登校刺激の刺激というのは、いやな刺激もある反面、プラスの刺激もあるの
です。

 複雑な悶々とした軋轢を明快に解析して支えてくれる刺激が、それこそが必
要なのです。


 当り前の誰ものように学校へは行きたいのがやまやまなのに、どうしても行
けなくしているなにかが重層的に自分の前に立ちはだかっているのだ。


 それがなにか、ということもそれを退治する方法も、よく分からない、と頭
をかかえ込んでやる気をなくす、というのが子どもの現実なわけでしょう。

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「いまを生きるちから」五木寛之 NHK出版 2005年 ① / 森信三さんはこんなことを④-「修身教授録抄」森信三 致知出版社 2006年【再掲載 2013.7】 [読書記録 一般]

今回は、五木寛之さんの
「いまを生きる力」の紹介 1回目です。




出版社の紹介には

「かけがいのない命の重さを、どう取り戻すか。生きることと向き合う一冊。
 なぜ、日本にはこれほど自殺者が多いのか。古今の日本人の名言を引きなが
 ら、我々はどう生きるべきか、苦しみ悲しみをどう受け止めるべきかを探る。
 『情』『悲』に生命のちからを見いだした一冊。」
 
とあります。



今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「世界に冠たる長寿大国と同時にかつてない自殺大国。平和な時代のかげで
  見えない戦争が続いている」


・「ユーモアと笑いは渇いたメディア。悲しむ欺く惑う、絶望する、泣く感情、
  人間の情けと悲を排除しがちである。本来は車の両輪のはずなのに」


・「悲しいときには悲しい歌を歌うものだ。たっぷりと泣くと,あとはやめる
しかないだろう。ほんとうの慰めというものは悲しみを共有することなん
  だよ」


・「衣食だけに一生懸命になった結果,礼節の方は置き忘れられてきた。問題
は『こころの不良債権』である」




もう一つ、再掲載になりますが、「森信三さんはこんなことを」④、
「修身教授録抄」を載せます。
国民教育の父と呼ばれた森さんらしい文だと感じます。




<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
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休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
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☆「いまを生きるちから」五木寛之 NHK出版 2005年 ①

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◇日本人の忘れもの
  
 こころの戦争 
   秋田県 
    - 10年連続自殺率ワースト1 
  日本人の自殺者 7年連続3万人以上
H3 19875人  H4 20893人
H7 22445人  H10 32863人
世界に冠たる長寿大国と同時にかつてない自殺大国
           ∥
        ◎ 平和な時代のかげで見えない戦争が続いている   


 いのちの軽い時代
心が渇いているといのちが軽い
乾いたものは軽く,水分を含んだものは重い
- かけがえのないいのちの実感


 湿式から乾式へ 
鈴木博之東大教授 「建築は渇く」
戦後の日本
       湿式工法から乾式工法へ

   仏教 <我ありて彼あり>
       ユーモアと笑いは渇いたメディア
          ∥
       排除 悲しむ欺く惑う 絶望する 泣く 感情        |
◎ 本来は車の両輪
 人間の情けと悲



◇悲しむことで耐えるこころ

 悲しみのさなかで歌った歌


 悲しんでいる人には悲しい歌を
  「悲しいときには悲しい歌を歌うものだ。たっぷりと泣くと,あとはや
    めるしかないだろう。ほんとうの慰めというものは悲しみを共有する
    ことなんだよ」

マーク・トゥエイン
      「ユーモアの源泉は哀愁である」


 <悲泣せよ>と言った親鸞
  親鸞 
      晩年にたくさんの和讃(歌) 
       和讃
        = やわらぎほめ歌
七五調4行 今様


 励ましと慰め 
   慈悲 = 励まし(頑張れよ)と慰め(頑張らなくていいよ)

◎ 何も言わない 黙っている
ただ頷きながら相手の話を聞くだけ ~ 無言の感情



◇励ましから慰めへ

 泣かなくなった日本人
柳田国男 昭和15年「涕涙史談」
戦後
       強さ 明るさ 前向き 元気 プラス思考を <追究>
↑↓
悲しみ 嘆き 絶望 憂い 人間の情    <毛嫌い>
◎ 排除 浪花節的,歌謡曲的,演歌的,義理人情の世界
  

 <慈>の精神 


 励ましの<慈>と慰めの<悲>
慈父悲母  
     戦中戦後<悲>の世界は絶えず抑圧されてきた
   ドストエフスキー  
         - 人間に大切なものは<共感共苦>


 <慈>の時代から<悲>の時代へ 
    仏教<与楽抜苦>



◇日本人の宗教感覚

 日本に根ざす信仰心
地方で根強く生き続けている日本人の信仰心
     = 和魂


 見えざる大きなものへの畏怖
資本主義・自由競争の背景「見えざる神の御手」
     プロテスタント的倫理 
日本人の原宗教的な感覚
朝日に向かって頭を下げ,夕陽に向かって合掌する感覚<アニミズム>


 「わたしは何者なのか」
和魂洋才
    → 無魂洋才
戦後,日本の繁栄を支えたものは「無魂洋才」

◎問題は「こころの不良債権」
衣食だけに一生懸命になった結果,礼節の方は置き忘れられてきた

こころの不良債権 = 精神のデフレ
◎「わたしは何者なのか」に答えられるものを


 「情」を排除した戦後日本
    情より理








☆森信三さんはこんなことを④-「修身教授録抄」森信三 致知出版社 2006年【再掲載 2013.7】

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◇真実に願うこと

<微言2>
 
・「一日は一生の縮図なり」を心中常に忘れないで一日一日の「生涯」の充実を
  期せねばならぬ。



・結局自分の置かれた現状に対して感謝する気持ちになれたら初めて真の幸福
にいたり得る。



・「義務を先にして娯楽を後にせよ」の真理は,人生を生きる上で最も基盤的
な実践的真理です。



・読書というものは,いわばその人の人生経験の内容とその意味を照らし出す
「光」と言ってよい。



51 人生の真の出発 立志をもって 
… 我いかに生くべきか



52 真の志とは常に支配
 自分の一言一行を慎む



53 真実に願うこと 
二度とない人生だから



54 人生二度なし 
    人生に愛惜尊重



55 生命の愛惜感 
    ろうそくを一本立てて自分の人生と比較する



56 一つの中間目標 
    40になったら一冊の本を書く覚悟



57 生命の鈍化
    負けじ魂は必要



58 大志を抱け



59 気品というもの 
    全人格の結晶 
      - その人から発する内面的香り



60 慎独とは人間が唯一人でいる場合でも深く己を慎むこと



61 魂の新生 
    人間の偉大さ 
      ① 豊富にして偉大な情熱 
      ② 意志力



62 情熱を持ち続ける 
    内に深く燃やし続ける



63 真の哲学とは
    … 澄み切った情熱



64 正味三十年



65 長所と短所 
    外面は長所を伸ばすことから,内面は欠点の矯正から



66 偉人の伝記 
    自己を磨き上げ鍛えていったかの足跡



67 伝記を読む時期は二度 
    ①12~18歳
    ②34~40歳 
    ※ 立志と発願



68 かみしめ味わう 
    自分一人だけではない



69 一時一事 
    即今着手



70 一気呵成 
    思い切って気持ちの白熱している間に一気呵成に



71 良寛禅師 
    修行あってこそ



72 良寛戒語



73 野口英世の母 
    日本婦人の一典型



74 「忍」の一字
    堪忍と隠忍



75 忍の工夫 
    最初に反省



76 自修の人 
   自己を築くのは自己以外にない
    → 読書と実行



77 老木の美 
    風格が滲み出る



78 故人に尽くす一つの途 
    書き残し思い出を印刷する 
    逸話を集めて印刷する



79 下座行を積む
    真の値打ち以下の所で働くこと
     - 自己を識り鍛える機会



80 教育者の真価 
    金原省吾(東洋美術)
      下 - 在校中から信頼がない 
      中 - 学校にいる間は信用される
      上 - 卒業後初めて価値が分かる 
          = 年と共に値打ちが分かる 


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キーワード 読書について25-「子供を本好きにする33のコツ」柏木英樹 明治図書 1993年 /「日本人として言い残しておきたいこと」会田雄次 大和出版 1995年 ②【再掲載 2014.11】 [読書記録 教育]

今回は、4月21日に続いて、キーワード「読書について」の紹介25回目、
柏木英樹さんの「子どもを本好きにする33のコツ」を紹介します。



出版社の案内には、


「学級全員、本が大好きで、全員が年間100冊読破! 読書指導に力を入れてき
た著者が、実践記録を基に『子供を本好きにするコツ』を紹介する。」


とあります。




今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「『冬に本を読もう』『夜に本を読もう』『雨の日に本を読もう』
暇なときは読書」


・「学級文庫には常時新しい本を入れ続ける」


・「読書貯金通帳、読書鉛筆対談」



もう一つ、再掲載になりますが、会田雄次さんの
「日本人として言い残しておきたいこと」②を載せます。




<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト





ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。





☆キーワード 読書について25-「子供を本好きにする33のコツ」柏木英樹 明治図書 1993年
 
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◇読書三余
  ① 冬に本を読もう 
   ② 夜に本を読もう 
   ③ 雨の日に本を読もう
      ∥
◎ 暇なときは読書

 
◇読み聞かせ
<晴れブタシリーズ>    
     矢玉四郎  岩崎書店
   
  <天才えりちゃんシリーズ>
     竹下龍之介 岩崎書店

  <大どろぼうホッツェンプロッツシリーズ>
     プロイスラー 偕成社
   
  <一週間シリーズ>     
    山中恒 金の星社
 

◇本の紹介
① 定期的に  
       毎週読書タイムの設置
         - 週一回
   
   ② 小出しでじらして 
       板書利用 + 裏付け提示
 

◇学級文庫
① 常時新しい本を入れ続ける

② カラーボックスで色分け・ジャンル
 

◇時間確保
① 週一回常設読書タイム

② 隙間読書
 

◇読書貯金
┌──┬─────┬───┬────┬───────────┐
│月日│ 書名 │ 作者 │ 発行所 │     一口感想 │
├──┼─────┼───┼────┼───────────┤
│ │ │ │ │ │
├──┼─────┼───┼────┼───────────┤
│ │ │ │ │ │
└──┴─────┴───┴────┴───────────┘
 

◇読書貯金通帳
┌┬─────┬───┬──────┬─┬─────────┐
│ │ 書  名│ 作 者│  読書期間│ 頁│ おもしろさ │
├┼─────┼───┼──────┼─┼─────────┤
│1│ │ │ │ │ │
├┼─────┼───┼──────┼─┼─────────┤
│2│ │ │ │ │ │
└┴─────┴───┴──────┴─┴─────────┘
 

◇読書鉛筆対談
   ① 二人組で机を向かい合わせに座る

② どちらが先に書くか決める

③ 読書ツーウェイを基に対談する










☆「日本人として言い残しておきたいこと」会田雄次 大和出版 1995年 ②【再掲載 2014.11

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◇時代精神を反映する日本人の人格
   
□民衆から独立自尊の精神を奪った徳川政権
戦国期 
     独立自営小経営農民層が中心 = 下克上の根源 
すべては自分次第
自信・責任感・礼節心・向上心・謙虚さ
        ~ 独立自尊

   徳川期 
     耕作地に縛り付けられた
独立自尊精神の喪失 
       → 小賢しさ(二男・三男)
= 民衆の卑しさの固着 弥次喜多

   武士は権威のみ 
     = 矜持が求められた


□明治時代の立身出世主義の根底にある公の概念
自由競争 ~ 立身出世
     → 社会的地位を得て金持ちになることによって国のために尽くす

   国家の使命感(と表裏一体の)出世主義
「末は博士か大臣か」

   公への使命感(=華僑との違い)
    華僑は経済力によって評価されることはあっても品格によって評価
    されることがほとんどない 
     = 公の精神の欠如


□「国のため」といって傲慢になった戦前の日本人
戦後
    = エゴの肥大化

日露戦争
    → 夜郎自大・成金主義

   ベルリンオリンピック 
     日本人選手団の品性のなさ
       → 船客への迷惑
     「国のためにがんばった自分たちに何を言うか!」
   → シンガポールで外人客・日本人客大量下船
   ※ 公の概念の荒廃

   「国のため」が傲慢の正当化の道具になった。
  → 謙虚さを見失うことで日本人は品格を摩滅させた。
→ 敗戦


□戦後の日本にはびこる歪んだ個人主義
   戦後日本にもたらされたもの

   「個」の概念
    ~ 公の概念が欠如 = エゴのみ肥大化

  → 妙な個人主義 おもらい根性 たかり根性 

    → 自己責任の概念欠如
「国のため 人のため」は嘲笑の対象に

   ※ 経済的成功が傲慢さをもたらした

  バブル崩壊こそチャンス
   ① 日本の未来像構築
  ② 日本人の品性の回復

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「プロ親になる」親野智可等 宝島社 2005年 ⑥(最終) /「土のいろ」集成 第十一巻 101~106号 ②(後半)【再掲載 2016.9】 [読書記録 教育]

今回は、4月23日に続いて、親野智可等さんの
「プロ親になる」紹介の6回目 最終です。


親野智可等さんはもともとは静岡県の小学校の先生でした。


出版社の紹介には

「子供を伸ばす親の総合力を『親力』と呼んでいます。例えば、子供を愛し、
 受け入れ、褒めて、伸ばしてやる力です。または、子供によい環境を作って
 やったり、楽勉をプロデュースしたりする力です。この本では、皆さんの親
 力をさらにパワーアップさせるための発想、アイディア、テクニックなどを
 紹介しています。」
 
とあります。



今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「それぞれの事情の中で精一杯子どもへの配慮をしてくださいそれぞれの事
情の中で精一杯子どもへの配慮をしてください」


・「子どもが伸びていなければ意味が無い。51%主義とは努力の放棄ではなく
結果の委任である」


・「結局は成功も失敗もないと知りながらそれでも頑張るのが人間の定めであ
り本能でもある。」


・「愛情こそが命を引き継ぐための絶対条件である。親子関係は命のリレーで
あり愛情のリレーである」



もう一つ、再掲載になりますが、古くからからの郷土誌
「土のいろ」集成 第十一巻 101号~106号 ②(後半)を載せます。



<浜松のオリーブ園>
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ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
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☆「プロ親になる」親野智可等 宝島社 2005年 ⑥(最終)

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◇子育てを楽しむために(2)
  
□親力76 
  それぞれの事情の中で子どもに向ける時間を増やす努力を
親にとっていちばん大切なこと
それぞれの事情の中で精一杯子どもへの配慮をしてください

◎ 子育ての後始末は大変


□親力77 
  自分の子どもだけ幸せにすることはできない
二極化する社会の中で
子どもが引き継ぐ親の価値観

  
□親力78 
  「親力」を読むことの弊害は?
子育て情報に接するときに起こること
◎ 完璧な子育てなどあり得ない

  
□親力79 
  51%主義で気楽になる 
「60%できたら大成功という気持ちが必要」
  「51%」の意味するもの
教育で結果を求めるとき、それは「子どもが」どれだけ伸びたか
     ということを問われる
= 主語は子ども
子どもが伸びていなければ意味が無い
 心の中で起こる変化
51%主義 
         努力の放棄ではなく「結果の委任」

◎ 何事も思うようにはならない


□親力80 
  子育ては本当のところ何が成功で何が失敗か誰にもわからない
失敗は成功に、成功は失敗に

◎ 本当の本当は人生には成功も失敗もない

◎ 結局は成功も失敗もないと知りながらそれでも頑張るのが人間の
     定めであり本能でもある。



◇おわりに
親子 
   - 愛情のリレー
     ◎ 愛情こそが命を引き継ぐための絶対条件
     命のリレー = 愛情のリレー     

  プロ親になるためにも勉強が必要



◇親野智可等
1958年生 
  本名・杉山桂一 23年間現役教師








☆「土のいろ」集成 第十一巻 101~106号 ②(後半)【再掲載 2016.9】



[土のいろ集成-浜松文化遺産デジタルアーカイブより]
戦前の大正13年(1924)に創刊され、戦争中の一時期の中断を経て、戦後の昭
和43年まで続いた郷土誌『土のいろ』全114冊(『浜松市史』四 第三章第九
節第六項参照)を、全て翻刻(原本はガリ版刷)した『土のいろ集成』全12巻の
刊行が開始されたのは昭和56年のことである。ひくまの出版により足掛け八
年にわたるこの大事業が完結するのは昭和63年(別巻と索引の刊行は平成3年)
のことであるが、全国に誇り得る郷土誌『土のいろ』の翻刻を企画したとこ
ろに同社の姿勢が表れており、この出版の意味は大きい。刊行に当たっては
土のいろ集成刊行会が作られたが、メンバー六人の中に同社顧問の那須田稔
も加わった。

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◇復刊第22号 通刊105号 昭和39年1月
  
□浜松・金原氏の起こり  小山正 
蒲の庄  
    藤原静並が越後から国司役人として3番目 大像(だいしょう)開拓

  伊勢神宮をお祀り
     → 神宮領に捧げた 
     = 蒲の御厨(みくり)
  24郷→43か村(寛政期)
 金原将監晴時
      金原法橋(寺の住職)が領主に

   鎌倉期 
    ・朝廷からの役人(国司)の治めている国に守護
・私有地の庄園には地頭

  蒲庄に遠藤氏来る 
      ※遠江の藤原 = 遠藤 1185~1300年頃
鎌倉武士 本拠屋敷は鎌倉
任地には第二の屋敷                       ↓     
    遠藤氏の次に金原晴時
      1300~1580年頃

   金原法橋 「妙恩寺略縁起」
  大野の政清の子供 
       下総国金原大宮の別当職
→ 鎌倉期に抜擢され遠州に
  知行1万8千石 28か村領す 左近将監

     家康入城の翌年 
       台場に新居 
        → 帰農 庄屋や神官


□蜆塚発掘調査の総まとめ 鈴木謹一
  

□大手前から成子坂まで  須部弥一郎 
大手前 
     元城小学校(現在は統合されて中部学園)前 
     伊勢屋文具店,川瀬文明堂,松柏堂文具店
榎木町  
     大木屋,山本屋呉服店,木綿屋洋服店,道惣金物店
連尺   
     谷島屋書店,文泉堂,鴻池屋
大手前  
     山口屋菓子店,伝馬町巌邑堂
  

□子供の遊戯抄 小池誠二 
てんつば,おたたき,あなどち,ギッコンバッタン



◇復刊第23号 通刊106号  昭和39年5月
  
□「麁玉」「伎部」私考(1)  山口直蔵 
麁玉川 
     「和名抄」937年
     麁玉郡中の郷名 
       三宅・碧田・赤狭・霜田
 豊田郡    長上郡
          
   内山真龍
     「遠江国風土記伝」(1799年完成)
       浜北市宮口付近に池 
       - ここから発する麁玉河が積志村を貫通して市街地の東と
        芳川に
     「大池」有宮口南。囲凡十五町。今有玉川源地
            ↓
   ◎ 麁玉河は現天龍川と断定したい
  |
   「更級日記」1059年「天ちう」
      賀茂真淵 「天の中川」
           
   天龍川
     ~ かつては小さい幾条かの川の集合したものか?
  嘉応3年には「天龍川」
       この川を統合した名前?
 

   ◎ 源光行の「海道記」には天龍川が天中川とある

   「続日本紀」
      霊亀元年五月遠江国地震山崩麁玉河水為不流潰没
    敷知・長下・石田三郷 715年

 長下 
    → 709年長田郡を長上郡と長下郡に二分
  

□伎部  
   古語の上で「伎」= 城・柵・綺
   東国は遠江より以東(大化の改新)       
 源平 
     鎌倉時代まで館の形
   関東
     早くから仏教と高麗・百済人を多量に移して文化と宗教を植え続けている

  ◎ 古代の為政者は平和を理想として文化国家に基盤をおいた政治
      = 武力的な威圧はない 
        仏法による統治

◎ 理想政治
      城の必要をいれていない
   諸国には常備兵はいなかった 
 九州・奥羽地方の整備以外は城がなかった
  

□やいかがしもそうそう  川見駒太郎 
やいかがし(焼嗅)
     節分の夜,鰯の頭,葱などを焼いて串に刺し戸口や窓の外側にさす
    こと
= 追儺式,おにやらい

   やいかがしの転化が「かかし」
  

□参遠ところどころ 須藤功
  

□大手前から成子坂まで  須部弥一郎 
駅前
     大米屋旅館 花屋旅館 池谷鰻店
   遠州銀行(当時西遠銀行) 山葉オルガン工場
  大安寺下  
     市川写真館-瀬堂凧店
   肴町 
     松作商店・間淵屋酒店・植村屋紙店・澤木麻店 名物=長谷川餅
   鍛冶町通り 
     丸八陶器店

◎「遠州浜松、広いようで狭い。横に車が二丁立たぬ」

   北側 
     小松屋・国領屋の商人宿
   金井屋呉服店  丸三洋品店
     木吉屋商店 
       浜松隋一の金融業-借家千軒
     殿岡 ぬいや  新若森-下駄店  松月菓子店
    都築商店 豊富な青果店


□郵便こぼれ話  鈴木犀十郎


□庚申講偶感  袴田鷹邨

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鷲田小彌太さんはこんなことを 37-「大学教授になる方法」PHP文庫 1995年(2) /「こころの目で見る」鈴木秀子 清流出版 2004年 ⑥【再掲載 2016.4】 [読書記録 一般]

今回は、4月15日に続いてわたしの読書ノートから、
「鷲田小彌太さんはこんなことを」37回目、
「大学教授になる方法」の紹介2回目です。



出版社の案内には

「医者や弁護士と違い、大学教授になるのに資格はいらない。しかも『知的』
な活動を行ない、その地位が特権的に保証されており、社会的評価も極めて
 高い。そんな職業に誰もが就けるとしたら…。本書はそれを実現するための
最短のパスポート。偏差値50前後の人なら、方法さえ間違わなければ誰で
もなれることを様々な実例で紹介。いままで誰も書かなかった異色の就職・
転職ガイダンス。」

とあります。


今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「大学教授は無資格の世界で様々なコースがある。教員の資格はあるが一定
の目安。特例措置があるから」


・「普通コースは研究者養成機関を経る。大学院博士課程を出てから」


・「中級コースは修士課程を出てから」


・「特殊コースは大学を出てから助手から」


・「超特殊コースは大学を出なくて大学教授になることも。ただし優れた才能
が必要。牧野富太郎さんのような」



もう一つ、再掲載になりますが、鈴木秀子さんの
「こころの目で見る」⑥を載せます。





<浜松のオリーブ園>

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静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

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 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
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☆鷲田小彌太さんはこんなことを 37-「大学教授になる方法」PHP文庫 1995年(2)

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◇無資格の世界
様々なコース
    - 「大学設置基準」教員の資格はあるが一定の目安
第13条6・7項の規定 = 特例措置


  ①「普通」コース - 研究者養成機関を経る
大学院博士課程を出る
大学教員
         - 研究室と研究費
           = 義務
小中高教員
         - 研究は要求されていない
           ~ 恣意的自主的行為
研究者養成課程
         - 大学院 前期3年後期3年
アクセサリーとしておいてあるところが多い
                        (修士のみ)
  
     二外国の試験にパスする
大学院試験 
         卒論と語学(二外国語),専門の小論文
一 外国語の試験にパスする
   外国語のダメな者は外国の大学院を出ると良い
高校時からの外国留学
           - 大学院修了
           → 卵と認められる


  ②「中級」コース
修士課程を出る 
       教育学部教員に多い

     語学教授になる
      - 研究的機能を小さくする

     外国大学の修士課程を出る

     アクセサリー的大学院を出る


  ③「特殊」コース
大学を出てから助手から始める
助手
        ~ 制度上授業を持たなくても良い
教育活動を免除されている
職務=「雑務」研究と事務
研究助手と事務助手


  ④「超特殊」コース
大学を出なくて大学教授になる 
       ~ 才能が必要

     牧野富太郎 
       小学校中退で独学
東大植物研究所に出入り
        → 助手
        → 講師に

 

◇審査対象のない世界
  審査対象 
    学歴,教育歴,研究歴,研究論文(オリジナリティ)等
その他 以上は「建前」部分

教職課程,教員養成課程
実際小中高現場で教えていたり学校管理行政に携わっていたりし
たことが審査対象の決定的ポイント

◎ 校長あがり,教委あがりの大学院教授は案外に多い
審査対象の重要部分 年齢・性別・人柄

  助手になる 
   - 教育歴・研究歴もいらない
研究助手 
       身分は文部教官ないしは専任教員

研究活動が保証 
         研究室や研究費が支給される

最近は「任期制」も
在任中に研究業績を上げれば,専任講師,助教授等への昇
        格も大いに可能

     事務助手
       助手 事務から研究への移行

学歴だけが審査対象

◎ 大学教授になれる最も確実で効率的な道は助手


  非常勤講師になる
身分保証はなく報酬も安く研究費〇に近い
→ しかし立派なキャリアーが着く
「資格」は「教えることができる」のみ
職業としての非常勤講師
遊技的活動としての非常勤講師
専任教師になる
研究論文 専任講師で一本
助 教 授で三本
教  授で五本 が最低限
※ しかし,論文の内容がいい加減でも通っている人がいる








☆「こころの目で見る」鈴木秀子 清流出版 2004年 ⑥【再掲載 2016.4】

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◇死にたがる人たちの人間学
  
□増え続ける自殺と鬱病の相関関係 
  「こころのかぜ」 
    ~ 鬱病   
       今や数百万人、完璧主義の人に多い

   自殺者の増加 
    ~ 目に見えるドゥーイングの世界、競争の世界に偏り過ぎた日本の今


□芸術作品は苦しさの表現法でもある


□川端康成の名作「伊豆の踊子」に見る青年の心の成長
   自我の確立


□あるがままの自分を受け入れる 
   人間として成長する上でどうしても必要なのが他者


□「回心」するという大切なこと
 仏教    - 改心
  キリスト教 - 回心 「こころを回す」
自殺
     ~ 「自分はダメ」「他者もダメ」分裂
  どれもが自分にとって目に見えない財産


□起こったことには必ず意味がある
「起こることには必ず意味がある」
    - 自分を活かすことが他者を活かすことだ
キリスト
    「苦しんでいる人,泣く人は幸いだ。慰められるだろう。」

◎ 人は苦しみを通して人に貢献することができる



◇人を殺すと言うことはどういうことか

□都合の悪いことはすべて消してしまいたいというこころ
なぜ人を傷つけてまで自分の弱さを認めたくない

   「一人一人の人間の尊厳の大切さ」の自覚のなさ
   ドゥーイングの世界には平等は何一つない
      ~ 小さい頃から学力,容姿,家柄などを互いに比べ合い何で
        も優劣が生じる世界
   ∥
  ◎ 競争心が生まれ,勝つことだけに力を注ぎすぎると負けたとき
      に強い挫折感を味わうことになり,自分にも他者に対しても否定
      的になっていく。  


□人を殺すことは自分自身を殺すこと
  殺人は,自分自身の人間性を殺す行為であり,人を殺せば自分自身も殺
  すことになる。
手 - 指の付け根から指先が見える世界
  手のひらの裏が見えない世界
すべてを貫く太い骨が「愛」そして「今」という心棒

  平等 
    = 誰もが見えない部分から愛という果実をもらって活かされている

   ビィーイングとドゥーイング
   車輪
      ・中心部分は回っているけれど遠目からは静止している
・回転する部分
        動く部分と不動の部分を連結させバランス取り

   聖書 
    「全人類はキリスト教を頭にした一つの体である」  


□聖書の「盲人を癒す」から学ぶ 
   イエスによって目を開けてもらった青年


□欲にかられた人は「こころの盲人」である
障害や病気 … イエス「神の業がこの人の上にあらわれるため」

   ◎ わたしたちは単にモノを豊かにするため生きているのではありま
    せん。人生を活かすためにモノを使う。


□人間性を大切にした生き方とは?
「姦通の女」
     -「あなたがたのうち罪のない者が,まずこの女に石を投げなさい」  
   ◎ 人間性を大切にする人たちが一人でも増えていけば,ドゥーイング
    に偏りかけたこの世の中も自然と浄化され,よりよい方向に導かれる。

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「いいかげんのすすめ」ひろさちや PHP研究所 2008年 ④(最終) /『日本例話大全書』有馬朗人・中西進ほか 四季社 2001年 ④【再掲載 2015.4】 [読書記録 一般]

今回は、4月18日に続いて、ひろさちやさんの
「いいかげんのすすめ」4回目の紹介 最終です。


わたしはひろさんのお話しが大好きです。


出版社の紹介には

「仏教を中心に宗教的なものの見方・考え方を紹介。戸惑い・不安を抱え、傷
 つくことも多い現実社会を生きるための叡智をやさしく説く。」
 
とあります。



今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「『不機嫌ほど大きな罪はない』 ゲーテ」


・「自分のことしか考えられない人間、畜生にならないためには笑顔が必要。
笑顔は青信号でしかめっ面は赤信号」


・「青色青光(しょうしきしょうこう)。人がそれぞれ発する光に感動しよう。
すべての人がそれぞれに発している美しい光をキャッチし、それに感動で
きる人になりたい」


・「現代日本人は羅針盤なしで人生を生きている。大切なことは、『忘れるこ
と』と『こだわらないこと』の二つ」




もう一つ、再掲載になりますが、有馬朗人さん、中西進さんらによる
「日本例話大全書」④を載せます。
語りたくなる例話がたくさん載っています。



<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
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ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。


☆「いいかげんのすすめ」ひろさちや PHP研究所 2008年 ④(最終)

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◇ご縁を大切に

 この世にはほとけさまがお考えになったいろんな配役があるのです
  

 縁 
  - 人間は不完全 補い合って生きよう   対 タイ ツイ
        
   
 卒啄同時
  - 相手と呼吸がぴったり合うのは大事,だが気楽に考えよう   


 仏頂面
   - 不機嫌も陽気も周りに伝染し自分に返ってくる
     ゲーテ 
      「不機嫌ほど大きな罪はない」


 和顔愛語
  - 笑顔で優しい言葉を掛けるのも仏教の実践


 畜生
  - 自分のことしか考えられない人間にならないためには笑顔が必要
      忙しい 
       ~ 心を亡くす 
    ◎ 笑顔は青信号でしかめっ面は赤信号 


 青色青光(しょうしきしょうこう)
  - 人がそれぞれ発する光に感動しよう
阿弥陀経 
      すべての人がそれぞれに発している美しい光をキャッチし、それ
     に感動できる人


 同行二人(どうぎょうににん)
よき指導者は人々の先ではなく,共に歩む
  

 浄土
  - あの世には憎む相手(人間)との再会もある 
倶会一処 ← 怨みと憎しみをなくしておかなければ…


 怨憎会苦(おんぞうえく)
  - 「いやな人」がいるのは当たり前
愛別離苦 怨憎会苦
  

 現世 
  - 「来世ではほとけさま」と考えると,この世の人間関係が楽しくなる 


 末世
  - 次に生まれ変わることも考えて現世を楽しむ 
    一期一会
  

 知恩
  - 「返す」より「知る」ことで恩に感謝する 
ギブアンドテイク
     - 打算的でいやらしい
知恩
     ~ 恩を知れ → 感謝の心


 不請
  - 頼まれなくても理解しこころをやすらかにしてあげよう
  

 慈悲
  - 苦しむ者に友情を持ち,共に呻く
  

 極楽
  - 不美人や貧乏人に慈悲が注がれる  


 平等
  - 授かった天分に応じて社会に奉仕する
大学で学んだ学問でもって社会に奉仕するのが大卒の役目

    千手観音
     - 救うべき人を殴り,愛撫し,合掌するという教え



◇あとがき

 「ひろさちやはうどん屋の釜」
   - その心は「湯(ゆう)」ばかりです
  
 宗教は羅針盤
   進むべき道を知る
   現代日本人は羅針盤なしで人生を生きている
        ↓
  ◎ 忘れること と こだわらないこと     







☆『日本例話大全書』有馬朗人・中西進ほか 四季社 2001年 ④【再掲載 2015.4】

◇人生の道しるべ
 
  生き物をいたわる心 源雅房
 源雅房 
    上皇の側近のうそにより昇進できず

    けんかするのも相手次第 証空

    証空(1177~1247)法然の弟子、浄土宗西山派開祖

    「理を論じるのも相手次第」
  ◎ 無知な相手に高邁な説教をしてみても意味が分からないばかり
      か、かえって虚しくなる

 
 将軍が座右の銘とした六箇条 徳川吉宗
   徳川吉宗(11684~1751)
    6か条 
     ① 苦は楽の種、楽は苦の種と知るべし
    ② 掟に怖じよ、火に怖じよ、分別なき者に怖じよ、恩を忘れるこ
      となかれ
     ③ 欲と色を敵と知るべし 
    ④ 少なることも分別し大事とて驚かず
    ⑤ 9分は足らぬ、十分はこぼれると知るべし
    ⑥ 分別は堪忍にあると知るべし


 無理して忠告を聞く 貝原益軒
貝原益軒(1630~1714) 江戸前期・福岡藩士
   忠告も無理なく好んで聞き入れるようになれば自分が過ちを犯すこと
    も少なく  なる  
   損軒
    → 益軒

 
 すべては控えめで少しがいい 江村専斎
江村専斎(1565~1664)
  加藤清正に仕え美作の森忠継に仕えた
  ずっと京都に住み寛文4(1664)年9月2日百歳で没
    「平生ただ一つ覚えておくべきことは些という文字」
   老いて一人暮らしに徹する 雨森芳州
     雨森芳州(1668~1755) 
       木下順庵門下の儒者
     対馬侯に仕え子弟の教育に当たった - 懇切丁寧  

 
 世渡りは銭湯のようなもの 平賀源内
平賀源内(1728~1779)
  他人と親しむ、他人を受け入れる、時には清濁合わせ飲む


 素直な心で生きる 良寛
   良寛(1758~1831) 江戸後期・禅僧
   子供との遊びを詠んだ和歌多し                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                    

  良寛 自らを「大愚」と号 肩肘張らず自分のあり方に従っていく

 

○七度たずねて人を疑え 西郷隆盛

 西郷隆盛(1827~1877)
蕎麦屋で蕎麦代のことでもめる

 

○息子を勘当し悠々と生きる 室町宗甫

室町宗甫 京都の豪商
二人の息子無頼の徒に → 勘当

財産をすっかり処分 → 2万両隠棲



2万両を貧しい人を恵むための資金に 2万両底につく
死んだときに300文と米二合のみ


 晩年の20年余りを隠れた善行 心の赴くままに


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「プロ親になる」親野智可等 宝島社 2005年 ⑤ /「旅の民俗学」宮本常一 河出書房新社 2006年 ③【再掲載 2012.7】 [読書記録 教育]

今回は、4月20日に続いて、親野智可等さんの
「プロ親になる」紹介の5回目です。



出版社の紹介には

「子供を伸ばす親の総合力を『親力』と呼んでいます。例えば、子供を愛し、
 受け入れ、褒めて、伸ばしてやる力です。または、子供によい環境を作って
 やったり、楽勉をプロデュースしたりする力です。この本では、皆さんの親
 力をさらにパワーアップさせるための発想、アイディア、テクニックなどを
 紹介しています。」
 
とあります。



今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「算数の教科書は復習のいい問題集になる」


・「なぞなぞは言語連想能力を高める知的な遊びである」


・「皆自分のペースで成長している」
「必要なのは叱ることではなく手助けすること」


・「人間が自分を愛せるかどうかということは、まず親に十分愛されたかどう
かで決まってくる。満たされている子どもは愛情を分け合う」





もう一つ、再掲載になりますが、宮本常一さんの
「旅の民俗学」③を載せます。





<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
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静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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☆「プロ親になる」親野智可等 宝島社 2005年 ⑤

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◇「楽勉」のすすめ(2)

□親力68 
  他の出版社の教科書を読ませることの効果
「おもしろい読み物」として教科書を読む
人気は理科
       - 新鮮な驚きがおさらいにぴったり


□親力69 
  他の出版社の算数の教科書はいい問題集になる
よくできた問題集としての教科書
復習の問題集
    前の学年の教科書で定着を深める   


□親力70 
  あやとりには抜群の教育的効果がある
 1 達成感
2 努力の大切さを知り集中力
3 手先が器用に
4 二人あやとりで人間関係
5 あやとり
6 必ず上達

  
□親力71 
  なぞなぞは言語連想能力を高める知的な遊びである
    言語連想能力と場面連想能力   
なぞなぞを楽しむことの効果
勉強にも役立つなぞなぞ
連想ゲーム しりとり遊び



◇子育てを楽しむために(1)

□親力72 
  熟した果実は自然に落ちる
    自分なりのやり方で
そのときがくるのを待つ
 ◎ 皆自分のペースで成長している
自然な欲求が満たされなかった子ども
「抱き癖」と「サイレントベビー」
  泣いたり笑ったりしてコミュニケーションを図ろうとする
    熟した果実だけが自然に落ちる

  
□親力73 
  どの子もみんな、伸びたいと思っている 
忘れ物の多い男の子
 ◎ 必要なのは叱ることではなく手助けすること


□親力74 
  しつけより愛情
満たされない思いのはけ口 
    愛情不足

  
□親力75 
  子どもは大人の公平さをいつも吟味している
無意識の「ひいき」
「公平な態度」では公平とは言えない
自分を愛せなくなる子ども
「人間が自分を愛せるかどうかということは、まず親に十分愛さ
       れたかどうかで決まってくる」

◎ 自分が必要な存在で大切な存在だと感じさせてくれるのは親
       以外にない

◎ 自己愛あってこその他者への愛
  満たされている子どもは愛情を分け合う







☆「旅の民俗学」宮本常一 河出書房新社 2006年 ③【再掲載 2012.7】

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◇旅と伝説に魅せられて 松谷みよ子(1921~ 作家)
 秋田の山村に行き続ける伝承  
    岩の上で稲植える姫君


◇松永伍一(1930~詩人)
 史実と違う菅原道真像  
    祟り神として
     ~ 学問の神(江戸時代)

  平家落人伝説の謎

  「北里軍記」の御先祖捜し 
     ◎ 伝説の中にどのくらい事実が潜んでいるか?
  中世以降は事実に近い

  作られたヒーロー 佐倉宗五郎

  秀吉を矮小化する民衆の知恵


◇高野聖と平家部落  杉本苑子(1925~作家)
 平家部落は幻集団 
    全国に100~300の平家部落

  落人伝説の由来は?
    真宗地帯に平家部落はなし

  戦死者を弔い歩く僧

  祟りを平家に託す 

  「源氏部落」のない理由

  山奥に田を開く習俗


◇道の文化史 中西睦(1929~交通学者)
  上りと下りの交通体系 
    南部牛が描く広域流通

  荘園経済で問屋が誕生   

  損得のない民衆の社会   
    草戸千軒遺跡 
      ◎「日本くらい民衆の中で平等が発達した国はなかった」


◇新志摩風土記
 鳥羽の日和山
    日和見山

  青峰山の海難絵馬
    はしりがねの島


◇漁村と港町  
 海と山 
   「山あて」-山岳信仰
  泊
      - 遠浅 港 
      ~ 古い時代の日本の船は平底
 津 
      - 水深の深い港
      - 沖にとめた船
  
  末子相続・家船・女の地位
    一本釣りと末子相続
  
  漁業と商業 
    漁民の生活感覚と行動力
    泉佐野 
       - 機屋に失敗すると打瀬あみの漁師に
   ◎ 商業と漁業の関係は紙一重

  漁民と土地

  漁民の移動 
    西日本から東日本へ 大阪湾から西へ
◎ 鎖国がなければもう少し自由奔放だった


◇海と日本人 山崎朋子(1932~)
 鎖国以前
    鎖国の後遺症 
      以前は気軽に南の島々に
◎ 海は危険だなんて尻込みしている日本人はいなかった

  赤いコメと海の道
コメ オリザ=サティバ=ジャポニカ
オリザ=サティバ=インディカ 赤くて長いコメ

  海流の役割

  島国根性とは何か


◇貴重な観光資源を保護する態度  荒垣秀雄(1902~1989)
 憂うべき現状   
    新緑と紅葉の消失  
    花の名所・吉野の謎

  地元の人の地元知らず
    画一化   
    自然美を再創造せよ


◇宮本常一
 1907年生 1981年没
 天王寺師範学校卒業
 小学校教諭
    → アチック・ミューゼアム
   → 武蔵野美術大学教授,日本常民文化研究所理事  
      日本観光文化研究所

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「目からウロコの教育を考えるヒント」清水義範 講談社 2001年 ⑤(最終) /「いびきのことがよくわかる本」高山幹子 小学館 1998年 ②【再掲載 2013.12】 [読書記録 教育]

今回は、4月19日に続いて、清水義範さんの
「目からウロコの教育を考えるヒント」5回目の紹介 最終です。




出版社の紹介には

「こんな時代だからこそ、教育を根本から考えよう!『子供たちがあぶない』
『教育の危機』『日本はお先真っ暗』 それってホントですか?子供大好きの
シミズ博士がとことん考え尽くした、大納得の異色教育論。」
 
とあります。


教員養成系大学出身の清水さんの教育エッセイの要約、今回が最終です。
わたしは、おおいに納得します。


今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「教育改革は過去へ戻る形ではいけない。前上がりに進歩していこうという
形の改革であってほしい。」


・「未熟で愚かな青少年だった自分を忘れて若者を叱るのはインチキだ
若者はいつの世も困った者,イライラしているのが青春期だ。」


・「失敗を残念に思い,努力を続けていくことこそが教育である」


・「『人生の選択肢は一つではないと教えよう』 清水義範 寺脇研」



もう一つ、再掲載になりますが、高山幹子さんの
「いびきのことがよくわかる本」②を載せます。
10年くらい前より、妻から下記「危ないいびきの兆候」を指摘されています。
何回かクリニックに行ったのですが、その度に治療するほどの回数ではない、
て言われました。
寝る姿勢に気をつけているのですが‥
この頃また妻から心配だと言われています。
また診察を受けに行かなくては。




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☆「目からウロコの教育を考えるヒント」清水義範 講談社 2001年 ⑤(最終)

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◇身勝手な若者へ爆発寸前の大人
「イライラと怒りから来る教育改革はダメ。ビシッと鍛える根底には愛を」

若者
   - 消費者としての大きなパワー  
     享楽の若者は消費の王様

 子供に対するイライラがつもって教育改革に

◎「子供をもう一度締め付けよう」と言う方向
   教育改革は過去へ戻る形ではいけない。前上がりに進歩していこう
    という形の改革であってほしい。



◇再び子供時代を忘れた大人たちへ
「未熟で愚かな青少年だった自分を忘れて若者を叱るのはインチキだ」
大人になる = すれっからしになる

自分の若い頃のことを忘れた若者論は×
= 若者はいつの世も困った者,イライラしているのが青春期



◇いつの世も教育は大失敗
  「失敗を残念に思い,努力を続けていくことこそが教育である」

いつの世も完全な教育は出来ない
   = いつの世も教育は大失敗のように見える

 ◎ 教育には失敗して当然。だが,その失敗の中で,何とかよくした
     いと努力していく。それが教育である。

    ◎ 教育が間違っているような気がしてならないのは,人間はまだ教
     育力を失っていないのだろう 



◇対談:人生の選択肢は一つではないと教えよう 清水義範VS寺脇研
  仮想敵との対面  

「ゆとりの教育」の真意

学生の能力をどこで判断するか  
    ゆとりの教育 = 柔軟な教育
ミニマム・エッセンシャル ミニマム・スタンダード

  今どきの文科省の役割
明治時代
      - エリート教育のモデルは一つ  
 ↑↓
    現在は様々な分野でのエリート
    文科省がなくなることが目標

  問うべきは教育に対する国の考え

  教師の教育を誰がするか     

教育のための議論を放棄しない



◇ほめる教育をしてください
教師もどきの思い出

理想ではなく現実としての教育論を  
    教師の主義主張 + 「自分は○○の教師である」自覚

学級崩壊は社会問題  
    子供のイライラ
     = 大人のイライラ
※ はけ口のない欲求不満の堂々巡り

  うまいほめ方ダメなほめ方
    浅野孝之先生
  
  小説家の原点となった一言



◇清水義範  
  1947年生まれ 愛知教育大学卒業 
『国語入試問題必勝法』(講談社文庫) 吉川英治文学新人賞
『蕎麦ときしめん』『おもしろくても理科』(講談社文庫)







☆「いびきのことがよくわかる本」高山幹子 小学館 1998年 ②【再掲載 2013.12】


◇いびきのメカニズム(後半)

5 危ないいびきの兆候
  太いいびき 
    聞きづらいいびき 
    子どもの大いびき 
    早くせわしいいびき
    往復いびき 
    音が時々止まるいびき


6 いびきを音で分類する
振動いびき(低音)と狭窄いびき(高音)



◇睡眠時無呼吸症候群
  「7時間中10秒以上続く無呼吸が30回以上、あるいは1時間に5回以上
   の無呼吸」

   無呼吸が起こるたびに脳が覚醒し呼吸を再開させている

   3タイプ 
     ① 閉塞型無呼吸 - 最多
② 中枢型無呼吸 - 障害
③ 混合型無呼吸

   ピックウィック症候群

   危険性 
     ・日本での有病率は1%以上
・様々な合併症 
       ~ 高血圧・不整脈などの循環器系と心臓脳血管疾患
  
   治療 
     ① 肥満
        → まず減量
② 内科  
        CPAP療法(35万) スリープスプリント(マウスピース)
酸素療法 鼻腔拡張テープ
   ③ 薬物 
        呼吸刺激剤 
        向精神薬(抑鬱剤)
④ 家庭 
        横向きで寝る癖  
        枕を工夫し上体を起こし気味に
鼻呼吸を! 
         温度・湿度に気配りと「アンスノール」エスエス製薬

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キーワード 読書について24 /「子どもが輝くすごい言葉掛け」佐々木陽子 ナツメ社 1987年 ④【再掲載 2014.5】 [読書記録 一般]

今回は、4月17日に続いて、キーワード「読書について」の紹介24回目、
尾木和英さんの「ことば読本」、
河合隼雄さんの「書物との対話」を紹介します。



出版社の案内には、それぞれ、


「記憶に残っている国語科の先生、という理由の多くは『おもしろい話をして
くれた』というもの。児童や生徒の関心を呼ぶような授業づくりについて提
案する。」


「桑原武夫先生と雑談していたとき、『文学もほんとにおもしろいものを読む
と、脇から汗が流れるんでっせ』と言われたことを思い出す。確かに凄い本
というのは、身体まで反応するものだ。ここに取りあげた書物のなかには、
そのようなのも含まれている」。こころの謎とむきあい、こころを読み解く
70冊の本を紹介。」


とあります。




今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「8つの若者の言葉遣いの傾向」
- いつの時代も若者の言葉には似た傾向があると感じました。


・「昔話から自分の影の部分を自覚することによって、他人の苦しみや悲しみ
  を共感することができる」


・「天才はおもしろいと思ったら,自分に不利だと思っても平気でしゃべる。
 秀才は自分が損すると思うようなことは上手に隠す。 - 桑原武夫」


・「現代人は無限永遠の感じを忘れかけているのではないか」


もう一つ、再掲載になりますが、佐々木陽子さんの
「子どもが輝くすごい言葉掛け」④を載せます。
子どもたちへの言葉掛けを少し工夫すると土割れ方が変わりますね。





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☆キーワード 読書について24

◇「ことば読本」尾木和英 三省堂 1997年
 
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□ルビ  
ふりがな用活字 
5号活字のふりがなの7号活字
英活字のルビーと同じ大きさ

  ふりがな廃止論 
    山本有三
 

□若者の言葉遣い
  ① 流行語を好んで使う
   ② 故意に言葉を崩して使う
③ 言葉を短くする
④ 文節の終わりを尻上がりに伸ばして言う
⑤ 語彙が不足している
⑥ 早口である
⑦ 男女の違いがなくなりつつある
⑧ 敬語が正しく使えない  
       ※ 土屋道雄『日本語よどこへ行く』(日本教文社)




◇「書物との対話」河合隼雄 潮出版社 1993年
 
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□昔話と現代  
文化差を反映しつつ、深いところでは人間にとって普遍的なものにつな
  がっている

   自分の影の部分の自覚 
    → 他人の苦しみや悲しみを共感
 

□死者からのメッセージ
山田太一「異人たちとの夏」
  

□「少年の日の思い出」
ヘルマン・ヘッセ
非の打ち所のない日人は人間的な感情を犠牲にしている

人間は心のつながりのある中で話すことによって癒される。
     聴き手は正義の名によって裁断するのではなく共感することによっ
    て心のつながりを求める。
 

□天才と秀才
天才はおもしろいと思ったら,自分に不利だと思っても平気でしゃべる。

   秀才は自分が損すると思うようなことは上手に隠す。(桑原武夫)
 

□「経験」に根ざした言葉
岩田慶治
    「からだ こころ たましい - 宗教の世界を旅する」

   宗教
    「みる」こと,あるがままの自然を見ること

   アニミズムは山や自然の中で出会い頭にハッとして神を感じるひと
    ときに成り立つ宗教。
      = 神経験

     シャーマニズムでは、病気の人をその人を取り巻く人々と共にそれ
    までとは違った環境の中に投げ入れ,病気に打ちかつ気力を取り戻さ
    せる。

     神道
   
    ◎ 現代人は無限永遠の感じを忘れかけているのではないか
 

□「モモ」      
時間は命
 







☆「子どもが輝くすごい言葉掛け」佐々木陽子 ナツメ社 1987年 ④【再掲載 2014.5】


[出版社の案内]
小学校の先生のために、子どもとのコミュニケーションがうまくいく効果抜群
の言葉かけを集めました。「静かに話を聞けない」「学校生活のルールを守らな
い」「クラスに落ち着きがない」「積極性がない」など、指導に困ったときに使
える言葉かけが満載。明るく楽しいクラス作りで人気の著者が、子どもたちと
の日々の関わりのなかで得た言葉は、どれも簡単で、低学年にもきちんと伝わ
るものばかりです。著者が言葉かけを実際に使ったときのエピソードや、学級
経営に生かすコツなど、毎日の指導に役立つ楽しいヒントがこの一冊にぎゅっ
と詰まっています。

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<行事③ 運動会  先生は桃色組です>


◇子どもに気付きを与えて動かす言葉
01 「顔が真っ赤になったよ」 
      怒りすぎず、茶化しすぎず
 柔らかい怒りでほのめかす



02 「○○赤ちゃんがいる」 
     時には母親役を演じながら
赤ちゃんは恥ずかしいという気持ちから自立心を育てる
    「△△幼稚園に戻りますか?」


03 「お上品な○年○組です」
下品な言葉
      → 別な言葉で言い換えて楽しく学ばせる


04 「かっこいい1年生だね」
     「かっこいい男の子はね…」
     「かっこいい女の子はね…」


05 「今日は何の日?」  
     楽しく提案するように
平凡な毎日が楽しい特別な日に
一日一日を大切に


06 「失敗は成功のもと」 
     こころを込めて力強く


07 「女子はとても立派だね」
静かにさせる 

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「プロ親になる」親野智可等 宝島社 2005年 ④ /「霜に打たれた柿の味、辛苦に耐えた人の味」「真理は現実のただ中にあり」 - 『小さな人生論』藤尾秀昭 致知出版社2003年 より ⑪ 【何度か目の再掲載 2012.2】 [読書記録 教育]

今回は、4月13日に続いて、親野智可等さんの
「プロ親になる」紹介の4回目です。



出版社の紹介には

「子供を伸ばす親の総合力を『親力』と呼んでいます。例えば、子供を愛し、
 受け入れ、褒めて、伸ばしてやる力です。または、子供によい環境を作って
 やったり、楽勉をプロデュースしたりする力です。この本では、皆さんの親
 力をさらにパワーアップさせるための発想、アイディア、テクニックなどを
 紹介しています。」
 
とあります。



今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「クラスに(日本地図)のジグゾーパズル常備」


・「漢字指書き一日一分作戦 → 毎日少しずつで記憶を定着」


・「算数の文章題を解くコツはズバリ図を描くことにある
 → 図を書く力を鍛える」
- 文章題の秘訣はもう一つ「わたかず」にあるとわたしは感じます。
  「わ」かっている数2つに直線、
  「た」ずねられている数に波線
 を引いてから取り組むように声をかけています。


・「テスト前に理科や社会の教科書を音読すれば断然優位
 → テスト前の音読」
- テストを配付した際、
 「すべての文字を音読してから取り組もう」と言います。 
 やる子とやらない子の違いは大きいように感じます。
   


もう一つ、再掲載になりますが、藤尾秀昭さんの『小さな人生論』より
「霜に打たれた柿の味、辛苦に耐えた人の味」
「真理は現実のただ中にあり」
を載せます。
10年以上前に載せた記事なのにもかかわらず、
現在でも多くの方に訪れていただいています。



<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
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休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。



☆「プロ親になる」親野智可等 宝島社 2005年 ④

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◇「楽勉」のすすめ(1)
  
□親力57 <社会>ジグゾーパズルで地理の楽勉ができる 
クラスにジグゾーパズル常備

  
□親力58 <社会>大河ドラマで歴史通になろう
映像の力で時代をまるごととらえる

  総集編で時代を概観する
  
  
□親力59 <社会>地球儀の不思議な魅力
「世界の中心」はない

  
□親力60 <国語>「漢字指書き一日一分」を続ければ漢字の天才になれる
「漢字指書き一日一分」作戦
毎日少しずつで記憶を定着

  
□親力61 <国語>漢字しりとりで漢字のパーツに強くなる
  漢字しりとり  
前の漢字の一部(パーツ)しりとり
1 続きをかけなくなった人が負け
2 かけなくなったら前の人が代わりに書いてやる

  
□親力62 <算数>分数のある生活で分数の壁を乗り越える
生活の中で出合う分数
   ◎リットル図 
    ◎テープ図

  
□親力63 <算数>算数の文章題を解くコツはズバリ図を描くことにある
◎ 繰り返してやるのが上達の近道

◎ 図を書く力を鍛える

  
□親力64 <理科・社会>テスト前に理科や社会の教科書を音読すれば断然優位
◎ テスト前の音読

  

□親力65 <理科>虫眼鏡は不思議な世界への入場券
安全は確保

  
□親力66 <理科>星や星座を数えれば尊敬される
自分の目で見たという自信

  
□親力67 <理科>プラネタリウムは最新の教育施設である
「勉強、勉強」と言う前に









☆「霜に打たれた柿の味、辛苦に耐えた人の味」「真理は現実のただ中にあり」 - 『小さな人生論』藤尾秀昭 致知出版社2003年 より ⑪ 【再掲載 2012.2】

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◇霜に打たれた柿の味、辛苦に耐えた人の味

「霜に打たれた柿の味、辛苦に耐えた人の味」しみじみと胸に響く言葉である。


 軒端に吊るされた渋柿は冬の寒天にさらされ、霜に打たれることで何とも言
えぬ美味に染まる。


 人間も同じである。辛苦に耐えることで人としての風味を増すのだ。


 ある文芸評論家が、こう言っている。

 「日陰がなく、日向だけの男は暴力である」

 病気を知らず、逆境に悩んだこともなく、挫折に苦しんだこともない。人生
の陰影に乏しく、ただ明るいだけの男は、存在そのものが堪え難い、というの
である。


 同じことを別の観点から言ったものだろう。


 しかし、柿は霜に打たれれば確実に旨味を増すが、人間は辛苦に耐えればそ
れでいいのだろうか。


 辛苦を味わうことで人の痛みがわかり、思いやりに溢れた滋味を身につける
人がいる。


 だが、辛苦の経験が偏狭さとなり、傲岸不遜、悪どくしたたかになってしま
う人もいる。


 大事なのは辛苦そのものではなく、耐えるというその一語の重さにある。


 辛苦を味に変えるような人生をこそ、生きたいものである




◇真理は現実のただ中にあり

 『二宮翁夜話』 にこんな一節がある。


 二宮尊徳がある村を巡回した時、怠惰・無気力で、掃除もしない者がいた。


 その人に、尊徳はこう諭した。


 こんな不潔きわまることにしておくと、お前の家はいつまでも貧乏神のすみ
かになるぞ。貧乏からのがれたければ、まず庭の草を取って家の中を掃除する
がよい。


 また、こんなに不潔では疫病神も宿るに違いない。だからよく心がけて、貧
乏神や疫病神がおられないように掃除しなさい。


 家の中に汚ない物があればくそばえが集まるし、庭に草があればへびやさそ
りが得たりとばかり住むのだ。

 肉が腐ればうじが生じる。

 水が腐ればぼうふらが生じる。

 そのように、心や身が汚れて罪とがが生ずるし、家が汚れて病気が生ずるの
だ。

 恐ろしいものだぞ。


 現実を知りつくした人の言葉である。


 同時に、この言葉は現実を変革する力も持つ。


 つねに自然を師とし実行を友とした人ならではの言葉である。


 この尊徳の言葉に大きな影響を受けた一人に森信三氏がいる。


「まことの道は天地不書の経文を読みて知るべし」の言葉に、氏はそれまで尾
てい骨のように残っていた大学的アカデミズムから完全に解放された。


 真理は哲学書の中になどない。


 むしろ、この現実の天地人生のただ中に文字ならぬ事実そのものによって書
かれている。そのことに開眼したのである。


 天地不書の経文から何を学ぶか。


 各人各様の人生の課題がここにある。

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「目からウロコの教育を考えるヒント」清水義範 講談社 2001年 ④ /「カンブリア宮殿」村上龍 日本経済新聞社 2007年 ②【再掲載 2013.7】 [読書記録 教育]

今回は、4月16日に続いて、清水義範さんの
「目からウロコの教育を考えるヒント」4回目の紹介です。




出版社の紹介には

「こんな時代だからこそ、教育を根本から考えよう!『子供たちがあぶない』
『教育の危機』『日本はお先真っ暗』 それってホントですか?子供大好きの
シミズ博士がとことん考え尽くした、大納得の異色教育論。」
 
とあります。


現在の教育の問題点を清水さんが指摘してくれています。


今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「ぼくらは親たちとは違うという主張がしたくてたまらないのが若者」


・「子どもと接する時はまずちゃんと向き合ってやること」


・「本末転倒の英語公用語化論。ビジネスで必要なら個人で勉強すべし」


・「誰も彼もが自分のことしか考えない。日本の社会は壊れかけている」





もう一つ、再掲載になりますが、村上龍さんの
「カンブリア宮殿」を載せます。




<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト





ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。






☆「目からウロコの教育を考えるヒント」清水義範 講談社 2001年 ④

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◇素晴らしきかな,ガングロ女子高生
「大人が眉をしかめることを若者がするのは健全な成長な証し」
大人 = 自我が育つ

   人間は色気が付けば流行が気になってたまらない

   ファッションとは馬鹿馬鹿しいことをする
  |
「ぼくらは親たちとは違う」という主張がしたくてたまらないのが若者
若い人は恐るべき新世代であり新時代をつくっていく


◇子どもを見ずに教育は出来ない
「教育の基本は対面と対話。子どもにはちゃんと向き合ってほしい。」

  まず 
     ① 子どもにちゃんと向き合ってやる 
     ② ほめる教育

  ◎ 子どもと接する時はまずちゃんと向き合ってやること


◇英語嫌いが育つ理由
  「書かれたものの意味を文法パズルで得のが日本の英語教育」


◇日本人に必要な英語力とは 
「本末転倒の英語公用語化論。ビジネスで必要なら個人で勉強すべし」
小渕首相私的懇談会 「二十一世紀日本の構想」提言
・小中必須週3回
・選挙権 18歳 等
TOEFUL平均点  
      日本はアジアで18位
        個人が自主的に受けるもの 数が違う
      ピーター・フランクル 
        日本人受験者上位一万人の平均点を取ればトップレベル        
         1位 フィリピン 92人 
         3位スリランカ
日本は105453人で最高

    ◎ 言語と文化は直結する。


◇「みんなの力」を失った国
  「誰も彼もが自分のことしか考えない。日本の社会は壊れかけている。」

   社会性が壊れている中学校社会


◇ストップ「親子一体の人生ゲーム」  
「親と子は別の人間。それを忘れて自分の修正版を作ろうとしているので
   はないか。」

 「親は子を別の人間に育てよう」  
     父親も我が子を楽しみすぎている ← 自分の尺度を押しつけすぎ          
  親が「機嫌良く生きる」   


◇ライトな世代論で考える親子関係
「この先登場する新世代は,今の親たちの教育の結果である。」

  串間努 1962生 雑誌編集 昭和B級文化  
「商品文化とマッチ」 - 商品第一世代

A団塊世代  → B拝金主義  → C商品第一世代
A 1950生 B 1955生 C 1960生
A子:個人主義  B子:バブル世代  C子:調和不全世代


  ◎ 親と子のつながった3つぐらいのうねりの中から順繰りに新しい世代が生み出
   される。
子供を考えるヒントは親





☆「カンブリア宮殿」村上龍 日本経済新聞社 2007年 ②【再掲載 2013.7】

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◇後藤卓也(花王石鹸取締役会長)
潜在ニーズをどうつかみとるか


◇大林豁史(日本レストランシステム会長)
人が長く勤める会社は利益が上がる


◇佐々木道夫(キーエンス社長)
勝ち続けるのはもちろん、勝ち方にもこだわる


◇村上憲郎(グーグル日本代表)
今自分が働いている職務としてやる 
  会社は踏み台


◇新浪剛史(ローソン社長)
ローソンは中央集権から道州制に


◇岡野雅行(岡野工業代表社員)
雑貨がものづくりの基本 プレス加工


◇岡本太一(鍋屋バイテック会社社長)
社員の能率向上は職場のきれいさから


◇松井利夫(アルプス技研創業者)
人材育成に力を入れない会社は生き残れない


◇安藤宏基(日清食品)
カップヌードルを潰す構造を作りなさい


◇鳥羽博道(ドトールコーヒー)
将来の危機感があるかないかで差が生まれる


◇伊藤信吾(男前豆腐店社長)
「ジョニー」1968年 名大卒


◇中村義一(三鷹会長)
ないものを作ればそれは売りやすい


◇木瀬照雄(TOTO社長)
お客様の期待以上の満足を追求する 
  「リモデル宣言」


◇池森賢二(ファンケル)
常識の型を打ち破るとその先に面白いビジネスが見えてくる


◇小林豊
最終の基準の一つは勘


◇鈴木敬一(築地市場社長)
日本は飽食ぼけ平和ぼけしている


◇岩田弘三(ロックフィールド社長)
半歩先でマーケティングしていく  神戸コロッケ


◇中島武
その土地に行くことが大切


◇堀之内九一郎(生活創庫)
リサイクルビジネスが来る


◇藤田和芳(大地を守る会社長)
生産者は消費者への配慮が絶対必要


◇知識賢治(ンネボウ化粧品)
ぶれない軸をいつもしっかりもっておく


◇大橋洋治(全日本空輸)
口はできるだけ小さく耳をできるだけ大きく  
  情報の共有化


◇似鳥昭雄(ニトリ社長)
地方で努力したことが武器になる 北海道


◇藤巻健太(フジマキジャパン)
経営の基本


◇高木剛(連合会長)
もう少し企業も社会的責任を自覚すべきではないか

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