SSブログ

「日航123便墜落 圧力隔壁説をくつがえす」 青山透子 河出書房新社 2020年 ① /「ほめるな」伊藤進 講談社現代新書 2005年 ①【再掲載 2014.2】 [読書記録 一般]

今回は、青山透子さんの
「日航123便墜落 圧力隔壁説をくつがえす」1回目の紹介です。


出版社の案内には、

「外務省公文書に記された決定的な新事実! さらに『異常外力』とは
 何を意味するのか?あの日、日航123便に何が起きたのか、何が隠蔽
 されたのか? 真相を根底から明らかにする決定版。」

とあります。





青山さんは日航123便墜落を事故ではなく事件だとみて、
多くの本を書かれています。
新聞等の報道をそのまま信じていたわけですが、
他の人の書籍も読み、もしかするとという思いももつようになりました。


何冊か読み、他者の本も読むと、
わたしにはトンデモ本だとは思えませんでした。



今回紹介分より強く印象に残った言葉は‥

・「墜落2日後の公文書に『日航機墜落事件』外務省発信元
  故意に『事件』が『事故』にすり替えられた」


・「ロンからヤスへの手紙8.14にも『事件』と明示」


・「当時の中曽根政権は最初から事件と知りつつ無理やり事故に変えていた?」


・「山下運輸大臣は『これは人災だ』と述べた。
『事故原因究明に全力を挙げる』という言葉は全く出ていないのは、
  明らかに原因が分かっていたからではないか」





もう一つ、再掲載となりますが、伊藤進さんの
「ほめるな」①を載せます。
叱ると後が面倒になるからとりあえず褒める、
ということもあるのかと思うことがあります。






<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト





ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
2.jpg





<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。





☆「日航123便墜落 圧力隔壁説をくつがえす」 青山透子 河出書房新社 2020年 ①

1.jpg

◇事件の真相 時空の闇(1)
 
□私たちが騙された<あの日>

 2019.11 
   墜落2日後の公文書に「日航機墜落事件」外務省発信元
   
   故意に「事件」が「事故」にすり替えられた 


 2020.1.8 
   ウクライナ航空752便 
      イラン軍の対空ミサイルで追撃
176名の犠牲
     - ネット社会ゆえイラン政府が誤射を認めた
   もしあのとき…

 

□外務省は事件を分かっていた

 事件についての開示はほぼ不可能
   → 米国 レーガン図書館も調査○○に
   
 「事件」と明示  
   ロンからヤスへの手紙 8.14 
疑問点 
     ① occasion
       「ふりかかる」 本来はクラッシュ、アクシデン?
   ② is disappetchig
       「派遣しつつ」外国のことなのにスピード感際立つ        
        レーガンは早朝5時30分に電話で起こされている
        → すぐに指示が? 14日に調査員派遣   

     ③ mor さらに
     外務省職員は「事件」と聞いて「事件」と書いた  
                      (日本語のメモ)
   ↓
   ◎ 日米要人間書簡の電信集 それ以降もFAXの件名に「事件」
   件名欄に「JAL墜落事件」昭和62年8月22日
          外務省職員は「事件」として認識していた
   ◎ 外務省内で瞬時に事件と分かったことを、なぜ事故調査報告書には
    いまだに事故と書かれているのだろうか

 

□事件を事故に - 驚くべき詭弁の実体
   
 当時の中曽根政権は最初から事件と知りつつ無理やり事故に変えていた?    
 
 ○8月12日(月)墜落
  墜落時、中曽根首相は特急あさま22号内 
    軽井沢→上野 17:11発
    上野駅に19:15到着 
公用車で上野駅発は19:19
    - 公邸着 19:47~19:50
◎通常15分程度 - いつもより20分ほど長い
     = 電話? 藤波孝生官房長官  

  ◎「米軍もレーダーで監視していたから当然事故については知っていまし
   た。あのときは官邸から米軍に連絡は取らなかった。しかし、おそらく
   防衛庁と米軍でやりとりがあったのだろう。」 
← おかしい。総理を飛び越えて連絡するはずがない!
     
  ◎「私が合図するまで公式に発表してはならない」
     ? 事故調の発表になぜ総理の許可が要るのか
    
  ※ 事故ではなく、正確には米軍と自衛隊による事件  

  ◎山下運輸大臣
「これは人災だ」
?「事故原因究明に全力を挙げる」という言葉は全く出ていない
      = 明らかに原因が分かっていた 


 ○8月13日(火)米軍トップに勲章
  山下運輸大臣 「あくまで天災と信じたい」 
※ 2010年山下氏に会った際、オレンジ色に拡大した窓の外の写真
     を見せた際、山下氏はわざと驚いた表情をなさった。
      
     = 「どうか察してくれ」    

  16:30~18:00 
   中曽根首相 クラウ米軍司令官と会談 マンスフィールドも同席
   → クラウ氏へ勲一等旭日大綬章
     521人死亡の墜落現場に行く前に!
   ◎今後の処理について話し合った?
         |
    その夜、事故機が1978年胴体底部をこすって修理交換と発表(日航)    


 ○8月14日(水)隔壁修理発表        
15:55 官邸で日航高木社長が中曽根首相と面談
    ◎高木社長、後日、遺族の面前で
      「官邸に行けば殺される」と発言   
          ∥
     ◎ よほど強力な圧力
      
  深夜 ボイスレコーダーとフライトレコーダー回収     
  

 〇8月15日(木) 垂直尾翼調査
  午後 
    ボーイング社調査技術者チーム5名、米国国家安全委員会調査官2名、
    運輸省調査委員、米政府関係者らが、
    
  神奈川県第1機動隊へ
    - 垂直尾翼の破片や方向陀の一部等の落下物が保管されていた
     
   立ち合いの神奈川県警の話
    「米国側のNTSBとボーイング社だけが中に入り、落下物を詳細に検分
     していた。13日に回収された垂直尾翼板に注目。特に何か強烈な衝
     撃でちぎられたようなギザギザの切断面を見せる下部(接合部分)と
     さらに上部を詳しく見ていた」
  
  ※ 中曽根夫妻が人間ドックに入った(東京女子医大病院)
      → 今後の方針についての詳細な計画?








☆「ほめるな」伊藤進 講談社現代新書 2005年 ①【再掲載 2014.2】

1.jpg

◇蔓延する「褒める教育」
褒めることはいいことか 
   浅知恵 … 一面的,長期的な視野を欠く

 事例 ①とにかく褒める授業
②褒める指導で金メダル
       小出監督 2000年シドニー  保護者然
③試験でも褒める教授
④「○○子はいい子じゃない」
⑤「部下は褒めて育てよう」



◇教育の根本目的は自立の支援
 「褒める教育」の骨子
骨子
   ① 意欲を持たせる効果 
       うれしい気持ちが意欲に繋がる
② 方向付ける効果   
       フィードバック機能 適切な方向付け
③ 自信を与える効果  
       認められる→自信
④ 人間関係をよくする


 技術論から本質論へ


 長期的視野の重要性
抜けているもの 
     ① 長期的視野
② 教育の根本目的に対する認識


 教育の根本目的は自立の支援



◇「褒める教育」は動物に芸を仕込む方法
動物ショー

 道具的条件付け
    E.L.ソーンダイク(米) 猫の実験-強化刺激
ペダルを踏むとエサ

 シェーピング  
    道具的条件付けを積み重ね,動物に芸を仕込む方法

 「褒める教育」は条件付けのテクニック
   状況 → 行動 → 強化

 自立には明らかにマイナス

 人の目ばかり気にする人間をつくる
◎「褒める教育」は,道具的条件付けの方法によって子どもや若者を
   コントロールする育て方である

「よい-悪い」の評価の物指し
    ~ 褒められなければ価値はない? 


 評価の眼に包囲されて生きる今の子どもたち


 他者の目と自分自身の判断のバランスこそ大切
  ↓
子どもを評価漬けにする恐れ

nice!(142)  コメント(6) 
共通テーマ:学校

nice! 142

コメント 6

ヤマカゼ

御巣鷹山の日航機墜落事故、我々が生きているうちに明らかになるのでしょうか。
by ヤマカゼ (2022-05-30 06:33) 

ハマコウ

ヤマカゼさん ありがとうございます。
このままずっと‥でしょうか。
青山さんの本を読むようになり、
わたしも圧力隔壁説に疑問をもつようになりました。
同じようなことを主張される方も幾人かおられますが、
これについてのマスコミの報道がないことを不思議に思います。
by ハマコウ (2022-05-30 14:03) 

yokomi

当時はなんか不思議で、そんなものなのかなぁ...と思って居た日航123便墜落事件。知りたい真実はどこにあるのでしょうか。
褒めて育てる...とは聞いていましたが難しいですね。NHK朝ドラ「エール」の話ですみませんが、また記憶は若干薄くなりましたが、藤堂先生は褒めるというか子供の能力を認めてくれたんじゃないかなぁ...と思いました。
by yokomi (2022-05-30 23:19) 

ハマコウ

yokomiさん ありがとうございます。
報道をそのまま納得しているつもりでも、
よく分からないことが案外あるものかなあと思うようになりました。
褒める、叱るのバランスが大切だと感じています。
by ハマコウ (2022-05-31 03:59) 

いっぱい道草

ハマコウさんは、本の内容をまとめてしまうからすごい。
おかげで、本の内容を思い出すことができました。
日航機墜落事故については、今教えている中学生にも、
夏休み前には教えたいと思っています。
現在行われている日航機123便裁判の判決が
7月14日に下ります。
何か事態が変わってくれたらと思います。
by いっぱい道草 (2022-06-01 16:18) 

ハマコウ

いっぱい道草さん,励ましの言葉をありがとうございます。
まとめることで読んだことが頭により入るように感じます。
また、ブログに載せることで、
記憶の中のかすかな言葉で検索することもできます。
掛けた時間を無駄にしたくないという貧乏性のためでしょうか。
情報をいただき感謝します。7月の裁判に注目します。


by ハマコウ (2022-06-01 18:48) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。