教育ノートから「教師」 ⑨ [読書記録 教育]
今回は教育雑誌記事に載っていた記事、
「教育名著より学ぶ」を紹介します。
小西健二郎さん、無着成恭さん、東井義雄さん、福地幸造さん、斉藤喜博さん、大西忠治
さん- わたしたちの世代ならほとんどの教員が知っている方のさんの著書の紹介です。
現在ではなかなか通じないと思われることもあるのですが、
短い文なのですが、多くのことを学ぶことができます。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆教育ノートから「教師」 ⑨
◇小西健二郎「学級革命」(国土社 1992年)から学ぶ
□子供に学ぶ教師の姿
□教師らしくない教師に
教師たるもの意地でも先生らしくないようにしゃべらなくてはなりません
□頭を下げることのできる教師
□観点
① 一人が良くなることによってみんなが良くなる
② みんなの力を借りなければ…先生一人ではなかなかだ
③ その子に良くないところがあるのはその子が悪いのではなく先生やみんなにも責任
がある
□教師の仕事は
① どんな子もいとおしいと思うこと
② どんな子も絶対に良くするという揺るぎない信念を持つこと
③ 信念を貫き通す強い意志を持つこと
④ 子供の力を見抜く確かな観察力を持つこと
⑤ クラスの子供を動かす言葉と行動力を持つこと
◇無着成恭「山びこ学校」(百合出版 1966年)から学ぶ
□綴り方の生活化
□地域と教育
□綴り方教育の可能性と限界
◇東井義雄「村を育てる学力」1958年から学ぶ
□P111
「ほんものだけが子どものいのちにふれていき,子どものいのちに影響を与えることがで
きるのだ」
□要点
① 子供の心を開く 子どもをそのまま抱きとる 子ども理解の連続
②教科の論理と生活の論理
- 一度子どもの生活を通さなければならない
③ 自己教育力を育てる
- 生きがいを育てる~考える作文
「私たちの仕事はまず何よりも子どもを愛することから始まる。それは子どもの生活を大
事にしてやること,子どもの生活をもっと美しいもの,もっと本当のもの,もっと力強
いものに太らせてやることだと言えないだろうか。」
「私は愛に立つ学習を念ずる。ものを自分に引き寄せ,自分のものとして考える身構えと
実践的な知恵,賢さを念じる。」
◇福地幸造「落第生教室」(明治図書 1981年)から学ぶ
□「アリの真実」
一生懸命に働いているアリは全体の2~3割
7~8割はただうろうろしているだけ
7~8割のものばかり(怠け者)だけで集団をつくるとその中の2割が働きだす。(エ
リート集団だけつくっても2割しか働かない)
∥
集団の中では頑張る2割 足を引っ張る2割
残りの6割はまあ適当に 2・6・2の原則
↓
◎教育の場では意欲のない,あるいは希薄な8割をいかにしてやる気にさせるかが課題
◇斉藤喜博「学校づくりの記」(明治図書 1988年)から学ぶ
□ 本当に力が身に付くのは子ども自身が主人公になり自主的に学習しているとき
∥
子どもを主体的にならしめ自分自身が自己教育し自らの生命を新しく創造していける
たくましい人間づくり = 自主的・自立的な人間の育成
↓
教師自身が主体性を持ち創造的に生きる
□教育
一人一人の子どもの可能性を発見し,自分の力で決断し責任をとり,次から次へと新し
い自分をつくっていく創造的な人間づくり
◇大西忠治「核のいる学級」(明治図書 1963年)から学ぶ
□教師は無力
子ども自身がその気にならなければ本当の教育はできないのであって,その点で教師は
無力だ
∥
生徒が生徒を動かす
班・核・討議づくり
∥
対話と合意の形成
「教育名著より学ぶ」を紹介します。
小西健二郎さん、無着成恭さん、東井義雄さん、福地幸造さん、斉藤喜博さん、大西忠治
さん- わたしたちの世代ならほとんどの教員が知っている方のさんの著書の紹介です。
現在ではなかなか通じないと思われることもあるのですが、
短い文なのですが、多くのことを学ぶことができます。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆教育ノートから「教師」 ⑨
◇小西健二郎「学級革命」(国土社 1992年)から学ぶ
□子供に学ぶ教師の姿
□教師らしくない教師に
教師たるもの意地でも先生らしくないようにしゃべらなくてはなりません
□頭を下げることのできる教師
□観点
① 一人が良くなることによってみんなが良くなる
② みんなの力を借りなければ…先生一人ではなかなかだ
③ その子に良くないところがあるのはその子が悪いのではなく先生やみんなにも責任
がある
□教師の仕事は
① どんな子もいとおしいと思うこと
② どんな子も絶対に良くするという揺るぎない信念を持つこと
③ 信念を貫き通す強い意志を持つこと
④ 子供の力を見抜く確かな観察力を持つこと
⑤ クラスの子供を動かす言葉と行動力を持つこと
◇無着成恭「山びこ学校」(百合出版 1966年)から学ぶ
□綴り方の生活化
□地域と教育
□綴り方教育の可能性と限界
◇東井義雄「村を育てる学力」1958年から学ぶ
□P111
「ほんものだけが子どものいのちにふれていき,子どものいのちに影響を与えることがで
きるのだ」
□要点
① 子供の心を開く 子どもをそのまま抱きとる 子ども理解の連続
②教科の論理と生活の論理
- 一度子どもの生活を通さなければならない
③ 自己教育力を育てる
- 生きがいを育てる~考える作文
「私たちの仕事はまず何よりも子どもを愛することから始まる。それは子どもの生活を大
事にしてやること,子どもの生活をもっと美しいもの,もっと本当のもの,もっと力強
いものに太らせてやることだと言えないだろうか。」
「私は愛に立つ学習を念ずる。ものを自分に引き寄せ,自分のものとして考える身構えと
実践的な知恵,賢さを念じる。」
◇福地幸造「落第生教室」(明治図書 1981年)から学ぶ
□「アリの真実」
一生懸命に働いているアリは全体の2~3割
7~8割はただうろうろしているだけ
7~8割のものばかり(怠け者)だけで集団をつくるとその中の2割が働きだす。(エ
リート集団だけつくっても2割しか働かない)
∥
集団の中では頑張る2割 足を引っ張る2割
残りの6割はまあ適当に 2・6・2の原則
↓
◎教育の場では意欲のない,あるいは希薄な8割をいかにしてやる気にさせるかが課題
◇斉藤喜博「学校づくりの記」(明治図書 1988年)から学ぶ
□ 本当に力が身に付くのは子ども自身が主人公になり自主的に学習しているとき
∥
子どもを主体的にならしめ自分自身が自己教育し自らの生命を新しく創造していける
たくましい人間づくり = 自主的・自立的な人間の育成
↓
教師自身が主体性を持ち創造的に生きる
□教育
一人一人の子どもの可能性を発見し,自分の力で決断し責任をとり,次から次へと新し
い自分をつくっていく創造的な人間づくり
◇大西忠治「核のいる学級」(明治図書 1963年)から学ぶ
□教師は無力
子ども自身がその気にならなければ本当の教育はできないのであって,その点で教師は
無力だ
∥
生徒が生徒を動かす
班・核・討議づくり
∥
対話と合意の形成
2・6.2の原則。やっぱりありますね~。
by yumibaba (2018-02-25 05:11)