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「日本の地名がわかる事典」浅井建爾 日本実業出版社 1998年 ⑩ [読書記録 一般]

今回は、12月12日に続いて、浅井健爾さんの
「日本の地名がわかる事典」の紹介10回目です。


20年も前に出された本ですが、大変勉強になった本です。


出版社の案内には、


「日本にある地名の一つひとつに由来がある。地名に秘められた幾千もの物語-地形、歴
 史、人物、故事、市町村合併など一言では語り尽くせない地名誕生の秘話・由来。楽
 しみながら博識になれる知的ガイドブック。」


とあります。


楽しみながら読むことができました。



今回も<歴史に由来した地名>についての要約です。




今回紹介分より強く印象に残った言葉は…

・「『関』は関所」
「古代三関  愛発(アイチ)・不破・鈴鹿」


・「駿府 = 駿河の国府」


・「奈良県に旧国地名=労働力として駆り出された人々の居住地名(大和朝廷の力)」


・「河川の氾濫が地名を変えた愛知」



「いだてん」が終わりました。
高校生の頃、「田畑政治」さんというすごい人が浜松から出たと聞いたことはありました。
オリンピックに関係があるらしいということは知っていましたが、詳しいことはわかっておりませんでした。
今回の大河ドラマで「何がすごいのか」がわかったような気がします。
視聴率が思わしくなかったようですが、わたしには大変楽しめるものでした。
ありがとうございました。






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☆「日本の地名がわかる事典」浅井建爾 日本実業出版社 1998年 ⑩

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<歴史に由来>

◇「関」は関所

 関所に由来 
   関市・関町(三重県) = 鈴鹿の関



 しかし一関市は「堰」



 古代三関 
    愛発(アイチ)・不破・鈴鹿

東が関東、西が関西







◇駿府

 駿河の国府








◇渡来人地名

□何十万人単位

 埼玉県に
   高麗郡(~明治29) 狛江市(高麗に由来) 埼玉県志木市(新羅)



 京都府上狛・下狛 奈良県広陵町百済


 「綾」綾瀬市、綾部市(京都)、綾町(宮崎)


 「秦」秦荘町(滋賀)、太秦(京都)、多胡(群馬)、呉市(広島)








◇市にちなんだ地名

 四日市、八日市、八日市市場(千葉)、十日市(新潟)


 八戸市(青森)
   いもの市日地名


 山形市
   三日町・五日町・六日町・七日町・八日町・十日町







◇「余」地名

 余部(兵庫県香住町)
  「余った部(集落)10戸以上50戸未満の小さな郷」


 余剰集落
   余部(ヨド)・余戸(ヨベ)・余目(ヨゴ)








◇「塩」地名

 塩の道と塩地名
   四国の「塩入」長野県の「塩尻」







◇奈良県の旧国地名

 奈良県に旧国地名
   武蔵・三河・備前・筑紫・阿波・出雲など 



都建設のため各国から人々を徴集して盆地内に



  労働力として駆り出された人々の居住地名
(大和朝廷の力)



 奈良県大和郡山市付近に







◇河川の氾濫が地名を変えた愛知

 木曽川 尾張と美濃の国境



 1586(天正14)年の豪雨
木曽川流路が東にそれ、葉栗郡と中島郡が分断された

→ 秀吉  木曽川右岸地域を美濃に編入



葉栗郡と中島郡が両国に存在するようになった



羽栗郡と改称(美濃側)

   ↓

明治30年 岐阜側の羽栗郡と中島郡が合併して「羽島郡」

昭和29年 10町村合併で「羽島市」




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