「非行の予防学」佐々木光郎 三学出版 2011年 ⑤(最終) [読書記録 教育]
今回は 6月 8日に続いて 佐々木光郎さんの
「非行の予防学」5回目の紹介 最終です
佐々木さんは 元家庭裁判所調査官で 静岡英和学院大学教授(出版当時)
子どもと関わる教育関係者 保護者におすすめの本です
本書は 大阪少年補導協会による教育誌『月刊少年育成』の
2009.11月号~2010.10月号の連載記事を再構成し一部書き下ろしたものと記がありました
わたしも愛読していた『月刊少年育成』が休刊されてからもう7年経ちました
一時 復刊の情報もあったのですが 未だに休刊中
特集も内容が濃く 何より執筆陣が豪華でした
今回 「非行の予防学」の要約を読み直し 復刊を強く望んでいます
出版社の案内には
「『非行をしない、させない』育て方について、事例を挙げてわかりやすくまとめた本。
子どもたちの日々の暮らしそのものに着目し、気をつけてほしいところを述べる。後半
では学校のもつ役割の重要さにも触れた。 」
とあります
今回紹介分 「非行をしない、させない支援」 から強く印象に残った言葉は…
・「非虐待体験と非行とが密接に関わり合っている」
- このごろ強く感じています
・「『あなたはあなた自体として値打ちがある』と言い聞かせる」
- 自尊感情の低い子供たち 聞くと寂しくなる言葉をつかうときがあります
・「被害者の『痛み』を心に刻む = 被害者の気持ちを理解させる 」
・「今を如何に生き生きと過ごすか」
- 大人になったときに困るぞではなく 今を幸せな気持ちに…
今夏も 田辺一邑さんの「いちゆうのヒトin浜松vol.8」が
8月7日(日)14時より浜松市地域情報センターにて開かれます
今回は 来年の大河ドラマになる 「井伊直虎特集」です
※詳細は「浜松寄席」のサイトへ http://hamamatsuyose.gozaru.jp/
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまち 浜松
山田卓司さんのすばらしい作品が
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください
☆「非行の予防学」佐々木光郎 三学出版 2011年 ⑤(最終)
Ⅴ 非行をしない、させない支援
1 非行しない力
□非行をしない8つの力 = 非行しない薬
(1)身体の健康と心の安定感をほどよく保っている(身体の健康と心の安定感)
(2)自分の身のまわりのことを自分できちんとできる(自律できる力)
(3)自らの感情をうまく統制できる(自己統制力)
(4)自分に誇りをもち自分を大切にできる(自己肯定感)
(5)自分の思っていることや感情をいろいろな方法で表せる(自己表現力)
言葉による表現力の他音楽、絵、身体的な表現など
(6) 課題を見付け自ら考え判断しよりよく問題を解決できる(自己解決力)
(7) 他人の気持ちを尊重しながら助け合い思いやる(他者と交わる力)
(8) 人間としてやってはいけないことが分かる(社会規範の内面化)
さらに日常の生活において実行できる(規範の実践化)
2 非行させない力
□親の愛育
非虐待体験と非行とが密接に関わり合っている
↓
親への不信感 ひねくれた気持ち
「あなたはあなた自体として値打ちがある」と言い聞かせる
□基本的な生活規律
周りからの支援 親が少しでも困難を解決できるように勇気を引き出す
過度に教育熱心な家族 子どもを道具化しない親自身の課題
言葉と表現の力
①言葉の獲得
②個性・興味・関心に沿った表現
3 非行後の成長支援①
□非行後の様子
個別の状況に合わせて
□他者の痛み
「二度と悪いことはしない」と心に決めさせる
被害者の「痛み」を心に刻む
= 被害者の気持ちを理解させる
□書く
① 書く目的を説明する
② 面接者と子どもと出テーマを決める 子どもが向き合うべき課題
400字一枚程度
③ 書けないときも 「いいよ」
自分と向き合い思考した体験を尊重する
【事例3】生活改善と作文
4 非行後の成長支援②
□非行をやめる子、やめない子
すぐにやめる子 抜けきらない子
① 親との信頼関係がある 寂しい思い
② 基本的生活習慣が身に付いている だらしないまま
③ 非行を嫌う友に恵まれている 他者の視点に
④ 自分を戒める力 自分をダメにしてしまう
ひとりぼっち
□外からの枠
学校以外のところで勉強することになることを伝え、心理的な圧力を加える
少年鑑別所、児童支援施設や少年院での暮らし
保護司の指導などについて触れる(淡々と)
□内からの縛り
□わが子の非行がないために
1 非行の予防学とは
はじめに
予防学の構想
非行抑制力 非行回復力
「今を如何に生き生きと過ごすか」
予防学の方法、内容
①対象、方法 ②内容
2 予防学の必要性
3 予防的な家族支援
<以下 対策>
※大阪少年補導協会『月刊少年育成』誌
2009.11月号~2010.10月号 → 再構成 + 一部書き下ろし
「非行の予防学」5回目の紹介 最終です
佐々木さんは 元家庭裁判所調査官で 静岡英和学院大学教授(出版当時)
子どもと関わる教育関係者 保護者におすすめの本です
本書は 大阪少年補導協会による教育誌『月刊少年育成』の
2009.11月号~2010.10月号の連載記事を再構成し一部書き下ろしたものと記がありました
わたしも愛読していた『月刊少年育成』が休刊されてからもう7年経ちました
一時 復刊の情報もあったのですが 未だに休刊中
特集も内容が濃く 何より執筆陣が豪華でした
今回 「非行の予防学」の要約を読み直し 復刊を強く望んでいます
出版社の案内には
「『非行をしない、させない』育て方について、事例を挙げてわかりやすくまとめた本。
子どもたちの日々の暮らしそのものに着目し、気をつけてほしいところを述べる。後半
では学校のもつ役割の重要さにも触れた。 」
とあります
今回紹介分 「非行をしない、させない支援」 から強く印象に残った言葉は…
・「非虐待体験と非行とが密接に関わり合っている」
- このごろ強く感じています
・「『あなたはあなた自体として値打ちがある』と言い聞かせる」
- 自尊感情の低い子供たち 聞くと寂しくなる言葉をつかうときがあります
・「被害者の『痛み』を心に刻む = 被害者の気持ちを理解させる 」
・「今を如何に生き生きと過ごすか」
- 大人になったときに困るぞではなく 今を幸せな気持ちに…
今夏も 田辺一邑さんの「いちゆうのヒトin浜松vol.8」が
8月7日(日)14時より浜松市地域情報センターにて開かれます
今回は 来年の大河ドラマになる 「井伊直虎特集」です
※詳細は「浜松寄席」のサイトへ http://hamamatsuyose.gozaru.jp/
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまち 浜松
山田卓司さんのすばらしい作品が
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください
☆「非行の予防学」佐々木光郎 三学出版 2011年 ⑤(最終)
Ⅴ 非行をしない、させない支援
1 非行しない力
□非行をしない8つの力 = 非行しない薬
(1)身体の健康と心の安定感をほどよく保っている(身体の健康と心の安定感)
(2)自分の身のまわりのことを自分できちんとできる(自律できる力)
(3)自らの感情をうまく統制できる(自己統制力)
(4)自分に誇りをもち自分を大切にできる(自己肯定感)
(5)自分の思っていることや感情をいろいろな方法で表せる(自己表現力)
言葉による表現力の他音楽、絵、身体的な表現など
(6) 課題を見付け自ら考え判断しよりよく問題を解決できる(自己解決力)
(7) 他人の気持ちを尊重しながら助け合い思いやる(他者と交わる力)
(8) 人間としてやってはいけないことが分かる(社会規範の内面化)
さらに日常の生活において実行できる(規範の実践化)
2 非行させない力
□親の愛育
非虐待体験と非行とが密接に関わり合っている
↓
親への不信感 ひねくれた気持ち
「あなたはあなた自体として値打ちがある」と言い聞かせる
□基本的な生活規律
周りからの支援 親が少しでも困難を解決できるように勇気を引き出す
過度に教育熱心な家族 子どもを道具化しない親自身の課題
言葉と表現の力
①言葉の獲得
②個性・興味・関心に沿った表現
3 非行後の成長支援①
□非行後の様子
個別の状況に合わせて
□他者の痛み
「二度と悪いことはしない」と心に決めさせる
被害者の「痛み」を心に刻む
= 被害者の気持ちを理解させる
□書く
① 書く目的を説明する
② 面接者と子どもと出テーマを決める 子どもが向き合うべき課題
400字一枚程度
③ 書けないときも 「いいよ」
自分と向き合い思考した体験を尊重する
【事例3】生活改善と作文
4 非行後の成長支援②
□非行をやめる子、やめない子
すぐにやめる子 抜けきらない子
① 親との信頼関係がある 寂しい思い
② 基本的生活習慣が身に付いている だらしないまま
③ 非行を嫌う友に恵まれている 他者の視点に
④ 自分を戒める力 自分をダメにしてしまう
ひとりぼっち
□外からの枠
学校以外のところで勉強することになることを伝え、心理的な圧力を加える
少年鑑別所、児童支援施設や少年院での暮らし
保護司の指導などについて触れる(淡々と)
□内からの縛り
□わが子の非行がないために
1 非行の予防学とは
はじめに
予防学の構想
非行抑制力 非行回復力
「今を如何に生き生きと過ごすか」
予防学の方法、内容
①対象、方法 ②内容
2 予防学の必要性
3 予防的な家族支援
<以下 対策>
※大阪少年補導協会『月刊少年育成』誌
2009.11月号~2010.10月号 → 再構成 + 一部書き下ろし
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