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谷昌恒さんはこんなことを⑯-「ひとむれ」第6集 谷昌恒 評論社 1991年 (9) / 「続 坂東先生の教育講座」坂東義教 モーニングショー 全国朝日放送株式会社 1980年 ①【再掲載 2018.5 [読書記録 教育]

「『非行は氷山の一角である』
 ~ 心の本体は水面下にある」






今回は、11月 2日に続いて、わたしの教育ノートから、
「谷昌恒さんはこんなことを」の紹介 16回目です。




出版社の案内には、


「家庭からも地域からもはじき出された少年たち相手の教護院・北海道家庭学校の三代目
 校長として四半世紀。『焼け石に水かもしれない。でもね,そこに火傷をしている子が
 いるなら,やっぱり水をかけてやらなくては…』『心の扉は内側からしかひらかれない』
 『人の痛みを知ろうよ…』温かいまなざしで少年たちと共に生きる日々を語る。」


とあります。



今回紹介分より強く印象に残った言葉は…

・「家庭教育の基本は祈りだ  学校教育の基本は祈りだ」


・「家庭学校入所者は不幸に負けた子供たち  しかし、不幸に負けない子供たちもいる」


・「流汗悟道 = 汗をかいて汗をかいて初めて道を悟る - 親の苦労や愛情」





40年も前の本です。
当時、わたしは教育学部の学生。
隣県にある大学に片道2時間30分以上かけて通っていました。
東海道線の列車はそのころ1時間に1本。
たまに乗り遅れると、自主休校としたこともありました。
そんなとき、テレビ朝日のモーニングショーを見ていると、
北海道弁の坂東さんが子育てのことをおもしろく話していました。
定年間近な今、懐かしいあの頃を思い出します。






<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト




☆子供たちの学習に
文部科学省の
「子供の学び応援サイト(臨時休業期間における学習支援コンテンツポータルサイト)」





ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。





☆谷昌恒さんはこんなことを⑯-「ひとむれ」第6集 谷昌恒 評論社 1991年 (9)

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<教育の心を問い続けて>

◇目に見えないいのちの流れの中で

□北海道家庭学校

 1914(大正3)年 感化院 → 1934(昭和9)年救護院


 留岡幸助創設 遠軽町


 森の学校 430ヘクタール(130万坪)
・教育は自然の中で

・教育の基本は祈りだ 

~ 目に見えないものに対する畏れの思い


 家庭教育の基本は祈りだ
   神棚と仏壇

  いのちの流れの中に家庭がある


 学校教育の基本は祈りだ





◇不幸に打ち克つ自分に打ち克つ

□聖書 

「私は種を蒔く、私は水を注ぐ、しかし育てるのは神様だ」

人生は闘いだ。勝つか負けるかだ。



 家庭学校入所者 不幸に負けた子供たち

↑↓

 不幸に負けない子供たちもいる



□人間社会の不幸・悲劇・苦しみ ←→ やつあたりがあるから

例:嫁と姑、旧制高校、軍隊



「不幸を自分のところでやめようと決心しない」

= 因果を断つこと

 ※ 罪障感が立ち上がりの大切なバネとなる






◇水面の下には言い分がいっぱい

 「非行は氷山の一角である」

   ~ 心の本体は水面下にある


 言い分 ~ 相手を許してないから

  相手を許す気になったら言い分が消える






◇汗を流すことで見えてくるもの

□流汗悟道

 汗をかいて汗をかいて初めて道を悟る - 親の苦労や愛情


 職業指導と流汗悟道





◇天に向かって

 糸賀一雄『福祉の思想』 精神薄弱者教育の第一人者






◇子供も大人と一緒の土俵で

□『車椅子の青春』

 筋ジストロフィーの子
ぼくならきっと 
 
   ぼくが体の不自由なのは 

   神様ならきっとぼくなら苦しみに耐えられると思ったからだ

ぼくは神様から選ばれたのだ



□一人一人を生かす教育

 それより、一人一人が生きる教育を!






◇苦難が人間を育てる

□「艱難(かんなん)が人を育てる」

 艱難には立ち向かえ!敢然として試練に耐えよ!














☆「続 坂東先生の教育講座」坂東義教 モーニングショー 全国朝日放送株式会社 1980年 ①【再掲載 2018.5】

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◇ゾッとする過保護の実態

□授業参観の出しゃばりママ  

 過保護型・支配型・放任型



□喘息の原因はママ

 ニール 1883~1973 英国教育家・自由教育実践家

非行少年の子供を真人間にした

主著『問題の子供』
過保護型は31%
 

 自立心で行動させる
   達成動機を仕込め








◇やる気の芽を摘むお母さん

□転ぶのは立ち上がるための運動なのだ

 子供は心に掛けても手に掛けちゃいけない

 子供は干渉されるのがいや
  ← 前へ前へ回って優しい顔

 独り立ちさせるのも愛情
 


□父さんだって子供と同じ

 本当の愛情は決して手を掛けないけれど、じっと堪えて見つめる愛情
 


□過保護という三本の重い鎖

 三つの間違い
  ① 子供のやる気を無視

② 年齢の無視 
     できることをさせない

  ③ 能力の無視 
     できないことをやらせる
 


□子供の能力は新芽みたいに次々生える



□幼稚園は「母さん支配」から子供を解放する



□ツケを回すのが躾のコツ

 しつけ = シ続ける つけは習慣

 「し」は行動、欲求 ← 認めてやることが大切

いいところをアンテナを立てて認めてやる



□叱るヒマがあったらほめよ



□一人で覚えさせるのが一番







◇一つ覚えのスパルタ教育は命取り

□本当のスパルタは人格を認めてから始まる
※「痛いか」「痛いけど我慢できるか」「えらいな」



□世にも恐ろしい実例 

 子供が駄目になってしまう



□実を結んだマラソン教育法

 スパルタはスパルタでも認めてあげる


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