「ほんとうの人間になるということ」竹下哲 光雲社 1989年 ④ [読書記録 一般]
今回は 8月27日に続いて 元長崎県教育長 竹下哲さんの
「ほんとうの人間になるということ」の紹介 4回目です
出版社の案内には
「幼児誘拐殺人・死体遺棄等、人間の在り方が根本的に問われている今、若い人・
親・教師・宗教者に人間がほんとうの人間になる道を全身で訴えた書。」
と あります
今回紹介分から 強く印象に残った言葉は…
・「『自力』の心は他人を傷つけ自分も傷付きひいてはこの世を地獄の炎で焼き尽く
す。」
・「自力の心を徹底的に砕いてくださるのがお念仏の働き」
・「医者は慰者である」
「病は天が治す」
・「人間は量と長さばかり問題にしている。金・寿命・うまいもの、すべて量と長
さばかり。大事なことは方向が決まること。」
・「花びらは散っても花は散らない」
・「行き行きてたふれ伏すとも萩の原」
- なかなかそうは思えない自分も好き…
※浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー
ものづくりの街 浜松
行くたびに新しい感動が得られる 山田卓司さんの世界
山田卓司さんの作品を見ることができます
詳しいことはホームページをご覧になってください
ホームページにも魅力がいっぱい詰まっています
☆「ほんとうの人間になるということ」竹下哲 光雲社 1989年 ④
<永遠のいのち>
◇永遠のいのち
倶会一処
ともに一つの処で会いましょう
浄土~無量光明土
いのちを共に
動植物もいのちの根っこは一緒
永遠のいのち
私の底流には永遠のいのちが息づいている
◇自力からの解放
自力の心
自力=自分の力を誇示する心
自分の目に狂いはないと自分を絶対化する心=自是他非
自分の行為を正当化する姿勢
|
「自力」の心は他人を傷つけ自分も傷付きひいてはこの世を地獄の炎で焼き尽
くす。
「法語カレンダー」に
愛と憎しみという相反するものを、なぜ人は持たねばならぬのか。その上、自
分の憎しみを正当化し他人の愛を非難する。強く偉くなることばかりを教える世
の中にあって自分の矛盾を見据え愚かしさを恥じらえることを教えるものこそ浄
土真宗である。
自分の心
~ 「自分の憎しみを正当化し他人の愛を非難」するもの
↑
自力の心を徹底的に砕いてくださるのがお念仏の働き
◇人生の方向を定めて
人生の方向
是真会病院の高原憲先生
「人間は量と長さばかり問題にしている。金・寿命・うまいもの、すべて量と長
さばかり。大事なことは方向が決まること。」
仏の願い
必死滅度(不安動揺のない寂静の世界に必ず至らしめよう。)が人生の方向を決
める
~ 人生の方向が定まった人の大いなる安らかさがある
私を理解してくれる人
「阿弥陀仏」(真実のいのち)
◇いのちの医者
はじめに…道心中ニ衣食アリ
~ ひたすらに真実の道を求めていけば衣食は恵まれてくる
本来平等無量の世界に生きている~念仏
医者は慰者である
病は天が治す
自然治癒力 時間が治す
水医者 ~ 水を飲む 玄米菜食
のどが渇いたら水を飲めばよい
|
自然に帰ることが大切(高原憲先生『水の味』)
花びらは散っても
金子大栄師 「花びらは散っても花は散らない」
この肉体はやがて亡んでしまうでしょう。しかし、この私を支えているの
は永遠です。無量寿です。肉体が生きているときだけの人生ではない。
|
患者に
「どっちに転んでもいいじゃないですか。よくなったらそれでよし、いのち
に縁がなく名残は惜しいけれど、永遠のいのちの世界、お浄土に往生する
のも、また、めでたいじゃないですか」
|
人生の長さではなく人生の質
「真実にいきることはどういうことか」
=「人生の最大の勝利者」(高原先生の言葉)
藤井実応師
「お葬式は人生の凱旋式」=お浄土への凱旋
◇大肯定の生活
人生のすべてを頂いて
私に必要だから
いつかは死ぬるからこそ私たちはこの苦しみの多い娑婆を生きていける
運命に親しむ
「人生のすべてを頂いて生きる」大肯定の生活
すべてがよかった
塩尻公明先生(神戸大)『自と他の問題』
「すべてがよかった すべてを受け取る」イデオロギー
行き行きて
曾良 「行き行きてたふれ伏すとも萩の原」
どこでどうなろうとそこはいつも「萩の原」
= どこも美しいお浄土
◇竹下哲(たけした さとる)
大正12年(1923)年 長崎市生
広島高師卒
長崎県教育長 長崎図書館長 県教育センター長 県立長崎西高校長等歴任
「心のうた」「いのちのうた」「四季のうた」(長崎出版文化協会)
「暮らしのうた」(地湧社)「死の宣告を受けて」(光雲社)
「ほんとうの人間になるということ」の紹介 4回目です
出版社の案内には
「幼児誘拐殺人・死体遺棄等、人間の在り方が根本的に問われている今、若い人・
親・教師・宗教者に人間がほんとうの人間になる道を全身で訴えた書。」
と あります
今回紹介分から 強く印象に残った言葉は…
・「『自力』の心は他人を傷つけ自分も傷付きひいてはこの世を地獄の炎で焼き尽く
す。」
・「自力の心を徹底的に砕いてくださるのがお念仏の働き」
・「医者は慰者である」
「病は天が治す」
・「人間は量と長さばかり問題にしている。金・寿命・うまいもの、すべて量と長
さばかり。大事なことは方向が決まること。」
・「花びらは散っても花は散らない」
・「行き行きてたふれ伏すとも萩の原」
- なかなかそうは思えない自分も好き…
※浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー
ものづくりの街 浜松
行くたびに新しい感動が得られる 山田卓司さんの世界
山田卓司さんの作品を見ることができます
詳しいことはホームページをご覧になってください
ホームページにも魅力がいっぱい詰まっています
☆「ほんとうの人間になるということ」竹下哲 光雲社 1989年 ④
<永遠のいのち>
◇永遠のいのち
倶会一処
ともに一つの処で会いましょう
浄土~無量光明土
いのちを共に
動植物もいのちの根っこは一緒
永遠のいのち
私の底流には永遠のいのちが息づいている
◇自力からの解放
自力の心
自力=自分の力を誇示する心
自分の目に狂いはないと自分を絶対化する心=自是他非
自分の行為を正当化する姿勢
|
「自力」の心は他人を傷つけ自分も傷付きひいてはこの世を地獄の炎で焼き尽
くす。
「法語カレンダー」に
愛と憎しみという相反するものを、なぜ人は持たねばならぬのか。その上、自
分の憎しみを正当化し他人の愛を非難する。強く偉くなることばかりを教える世
の中にあって自分の矛盾を見据え愚かしさを恥じらえることを教えるものこそ浄
土真宗である。
自分の心
~ 「自分の憎しみを正当化し他人の愛を非難」するもの
↑
自力の心を徹底的に砕いてくださるのがお念仏の働き
◇人生の方向を定めて
人生の方向
是真会病院の高原憲先生
「人間は量と長さばかり問題にしている。金・寿命・うまいもの、すべて量と長
さばかり。大事なことは方向が決まること。」
仏の願い
必死滅度(不安動揺のない寂静の世界に必ず至らしめよう。)が人生の方向を決
める
~ 人生の方向が定まった人の大いなる安らかさがある
私を理解してくれる人
「阿弥陀仏」(真実のいのち)
◇いのちの医者
はじめに…道心中ニ衣食アリ
~ ひたすらに真実の道を求めていけば衣食は恵まれてくる
本来平等無量の世界に生きている~念仏
医者は慰者である
病は天が治す
自然治癒力 時間が治す
水医者 ~ 水を飲む 玄米菜食
のどが渇いたら水を飲めばよい
|
自然に帰ることが大切(高原憲先生『水の味』)
花びらは散っても
金子大栄師 「花びらは散っても花は散らない」
この肉体はやがて亡んでしまうでしょう。しかし、この私を支えているの
は永遠です。無量寿です。肉体が生きているときだけの人生ではない。
|
患者に
「どっちに転んでもいいじゃないですか。よくなったらそれでよし、いのち
に縁がなく名残は惜しいけれど、永遠のいのちの世界、お浄土に往生する
のも、また、めでたいじゃないですか」
|
人生の長さではなく人生の質
「真実にいきることはどういうことか」
=「人生の最大の勝利者」(高原先生の言葉)
藤井実応師
「お葬式は人生の凱旋式」=お浄土への凱旋
◇大肯定の生活
人生のすべてを頂いて
私に必要だから
いつかは死ぬるからこそ私たちはこの苦しみの多い娑婆を生きていける
運命に親しむ
「人生のすべてを頂いて生きる」大肯定の生活
すべてがよかった
塩尻公明先生(神戸大)『自と他の問題』
「すべてがよかった すべてを受け取る」イデオロギー
行き行きて
曾良 「行き行きてたふれ伏すとも萩の原」
どこでどうなろうとそこはいつも「萩の原」
= どこも美しいお浄土
◇竹下哲(たけした さとる)
大正12年(1923)年 長崎市生
広島高師卒
長崎県教育長 長崎図書館長 県教育センター長 県立長崎西高校長等歴任
「心のうた」「いのちのうた」「四季のうた」(長崎出版文化協会)
「暮らしのうた」(地湧社)「死の宣告を受けて」(光雲社)
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