SSブログ

「宮本常一さん 教育について」 ⑯ [読書記録 教育]

今回は9月10日に続いて、
「宮本常一さん 教育について」16回目の紹介です。



民俗学者宮本常一さんによる、教育に関しての文章です。

豊かな知見による文章が大変勉強になります。




今回紹介分『郷土の歴史(2)』より強く印象に残った言葉は…

・「戦国末に天皇が貧乏に…
→ 変わったものを持っていく-お返し「御撫物」
キュウリ・大根 - 御撫物
   金をつけると   - 役職 (○○衛門 ○○兵衛)
 

・「海賊は一つの商売であり 海賊は至る所にいて人々と接触した
お金を渡せば警護船にもなった(海賊同士が敵味方に)」


・「新しく開いた土地は人の名で呼ばれた = 名田
 名田をたくさん持っている者が『大名』
  名田を少し持っているの者が『小名』」


・「浦 と 津 と 浜 の違い」





<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。

浜松ジオラマファクトリー







☆「宮本常一さん 教育について」 ⑯

1.jpg

◇宮本常一著作集41 『郷土の歴史(2)』

□土地の所有権

○所有権と占有権


○律令国家 
   皆に土地を貸して年貢 水田は政府のもの60万町歩

6年立つと取り替える-口分田



税 租(国府)・庸・調(中央政府)



検非違使(国司 取り締まり)

勘解由氏


○私墾田

 三世一身の法


○祇園様  

 牛頭天王 疫病払いの神 村境


○薬師様  

 村境


○日本人 

 位階・肩書きが大好き

 戦国末 天皇が貧乏

→ 変わったものを持っていく-お返し「御撫物」

キュウリ・大根 - 御撫物

     金をつけると-役職
○○衛門
○○兵衛
 




□海賊 

 海賊は一つの商売
海賊は至る所にいて人々と接触



お金を渡せば警護船に(海賊同士が敵味方に)

          |

港の中に入っている限りは奪わない(不文律)
情報 噂を立てあう



  安下庄 地家室 沖家室に強力な海賊


 村上水軍 多方面外交
しかし大物はでない   
      自主性が大切
 




□国 

 国 群(クニ)-サト-保


 新しく開いた土地は人の名で呼ばれた = 名田

     ↓

 名田をたくさん持っている者が「大名」

 名田を少し持っているの者が「小名」


「大名小名きら ほしのごとく居並ぶ」
 




□漁師町 

 浦 … 古くから漁師が住み着いているところ


 津 … 多くの帆船の出入りする港


 浜 … 塩浜などがあるところ


nice!(158)  コメント(2) 
共通テーマ:学校

nice! 158

コメント 2

U3

亡くなった高校時代の友人の名前が常一郎でした。
西岡常一という宮大工さんも好きだったなぁ。
常一と聞くとすぐその姿が思い出されます。
by U3 (2017-09-17 16:35) 

ハマコウ

U3さん ありがとうございます。
すっきりした良い名前ですね。
新聞、テレビで出る名前から、同じ名前の知っている人を思い出すこともよくあります。
by ハマコウ (2017-09-18 09:59) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。