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『あの人に会いたい』「NHKあの人に会いたい」刊行委員会  新潮文庫 2008年 ⑦(最終) [読書記録 一般]

今回は 9月14日に続いて、NHKテレビで放送されているものが文庫化された
「あの人に会いたい」7回目の紹介 最終です


著名な方々のお元気な頃の顔を思い出せます




出版社の案内には


「昭和を支えた偉人たちの肉声が聞けると大人気のNHK番組が、文庫で登場。「自分の
 ためだけに生きるのは卑しい(三島由紀夫)」「贅沢のなかから本当の文化は築かれない
 (土光敏夫)」「時代を思い出す最初の扉が、歌であればいいな(阿久悠)」。どの言葉も
 知性と感性に溢れ、時を越えて万人の胸に響く。私たちに明日を生きるための力を与え
 てくれる。他に湯川秀樹、植村直己、宇野千代、武満徹、白洲正子など。」


とあります





今回紹介文から強く印象に残った言葉は…

・「人間は常に死に向かって歩んでいる」
- ふと、それに気が付いて怖くなることもあります。


・「何を捨てるかが問題」
- わたしは、つい詰め込んでしまいます。


・「人は死ぬまで創造できる 健康的な死というものがある」
- 難しい言葉でした。


・「『時代おくれ』が先鋭的な言葉なのかもしれない」
- 「古い」と言われても、かえってそれに価値があるのかもしれないと思うようになり
 ました。






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☆『あの人に会いたい』「NHKあの人に会いたい」刊行委員会  新潮文庫 2008年 ⑦(最終)

1.JPG

◇吉村昭 1927-2006
 
 事実を根底においても私は「小説」を書いている
 

 18歳までに見た戦争を書こうと思った
 

 人間は常に死に向かって歩んでいる 
 

 関係者でも記憶は正確ではない
 

 何を捨てるかが問題
 

 延命より苦しみを取り除いてもらうことを望む






◇岸田今日子 1930-2006 父は岸田国士
 
 演じるとは裸になること
 

 ぼんやりした子だったんです
 

 狐憑きみたいに何か憑くことがあるんです
  どれだけ自分が自由に飛べるか






◇鶴見和子 1918-2006
 
 死ぬほど晴れがましいことはない
 

 瀬戸際になったとき体のそこから歌が噴き上げてきた
 

 倒れて初めて分かったことがある 
   内発的発展論
 

 人は死ぬまで創造できる 
   健康的な死というものがある






◇阿久悠 1937-2007
 
 時代を思い出す最初の扉が歌であればいいなあ
 

 歌は生きものだな 
 

 時代の風
 

「時代おくれ」が先鋭的な言葉なのかもしれない







◇あとがき

『あの人に会いたい』

今に響く言葉、永く残したい言葉をよみがえらせ、「日本人映像ファイル」として永久
に保存公開してゆこうと2004(平成16)年4月に始まったNHKの番組



アーカイブス内編集室の壁

ストイックさ 
  ① おもしろくしない

② 尊敬の念

  ③ コメントは最小限


ぜひNHKアーカイブスに
 「NHK映像ファイル・あの人に会いたい」企画提案者・鬼丸眞人
「NHKあの人に会いたい」刊行委員会
高橋孝プロデューサー 三宅美保ディレクター 石渡邦男ディレクター
小西元治ディレクター 鬼丸眞人ディレクター


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コメント 2

JUNKO

なかなか返信がうまく入りません。今日はどうでしょう。
by JUNKO (2017-09-18 20:52) 

ハマコウ

JUNKOさん ありがとうございます。
by ハマコウ (2017-09-18 22:30) 

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