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あいさつの大切さ / 東井義雄さんの言葉 33 「拝まない者も拝まれている」光雲社 1986年【再掲載 2017.6】 [読書記録 一般]

今回は、わたしの教育ノートから、
「あいさつの大切さ」の紹介です。

キーワード「あいさつ」で、読書したときに書き留めたメモをまとめたものです。







今回紹介分で強く印象に残った言葉は…

・「逢魔が時」


・「『黄昏時』と『かわたれ時』」
「悪魔、妖怪、物の怪と遭遇する時間 = 夕方・明け方」


・「言葉の持つ表現力は古い時代ほどすばらしかった」


・「天の昼夜  地の昼夜 人の昼夜」





もう一つ、再掲載となりますが、教育者であり住職でもあった東井義雄さんの、
「東井義雄さんの言葉33『拝まない者も拝まれている』」を載せます。
東井さんが亡くなられておよそ30年。
東井さんの名前を知らない教員も多くなりました。






<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト





☆子供たちの学習に
文部科学省の
「子供の学び応援サイト(臨時休業期間における学習支援コンテンツポータルサイト)」




ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
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☆あいさつの大切さ

◇逢魔が時
  
□暗闇 → 怖い
     
 幽霊 = もと人間 必ず生きていた頃の姿で表れる
   
      現れる相手が決まっている
       - 丑三つ時
       


 妖怪 - 正体が分からない 

  現れる場所が決まっている
       - 相手は誰でもよく正体分からず



□「黄昏時」 と「かわたれ時」
         
 「誰ぞ彼は」と 「彼は誰そ」 = 逢魔が時 
 
  


□悪魔、妖怪、物の怪と遭遇する時間 = 夕方・明け方
                     
 境界(明→暗 暗→明)  

 ↓

誰が悪魔か分からない

      ↓
  
 分かるには?







◇(相手が)人間かどうか確かめる方法 あいさつ
  
□なんと言ったのかな? 
  「こんばんは」でOK
  


□しかし… 

 昔々 「誰ぞ、彼そ」

    「こんばんは」「おばんです」「おしまいんさったか」
  
       ∥

 沈黙を忌む



□逢魔が時 … 必ず挨拶しなければいけない

   |

向こうが答えてくれなければ「魔物」

  |


◎挨拶で確認 - 夕方出会う人で挨拶しなかった人はほとんどない







◇言葉のもつ力 = 言霊 言葉の魂
  
 言葉の持つ表現力は古い時代ほどすばらしかった







◇一日の始まりは?

□江戸時代の一日の始まり 
      
 天の昼夜 … 真夜中0時過ぎに一日の始まり  現代


 地の昼夜 … 日没をもって一日の始まり    古代神道


 人の昼夜 … 朝の日の出をもって一日の始まり














☆東井義雄さんの言葉 33 「拝まない者も拝まれている」光雲社 1986年【再掲載 2017.6】
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◇お地蔵様  

 拝まない者も 拝まれている                    

 拝まれない時も 拝まれている

 



◇しあわせ  

 家族と別れなければならない日が必ずやってくる。                


 だのに,今日,こうして親と子が戯れさせて貰う。


 


◇お灸    

「もう我慢なんかしてやるものか,もう力なんて入れてやるものか,背中で勝手に燃えてお
 くれ」



 全身の力を抜くと熱さを感ぜずに…

  = 絶対他力

 



◇親友・太田正一君


 静かに 平穏に しかし確実に その日が近づいてくる

 今日が本番。

 今日こそが本番。

 




◇雨の日には…

「雨の日には雨の日の生き方がある」


体育主任  明日運動会という日に - 怪しい空模様を見て言った言葉は…

「もしも明日雨が降っても 絶対天に向かってブツブツ言うな。雨の日には雨の日の生き方
 がある」

 




◇流れに沿って岸をつくる

 森田ミツさんから教わったこと

「ミッちゃんの感じ方・思い方・考え方の流れを確かめ,それに寄り添って指導の岸を作っ
 ていくのが教師の仕事である」



熱心が子どもをダメにしてしまうことがある

 



◇雖近而不見 

 隠岐の島 横田武先生


 八代市  徳永康起先生 足の裏をもむ


「先公後私」


「破邪顕正」 法華経  


「破闇顕真」

 



◇叱る 

「キカンジュウ」


「かんしゃく玉の破裂」


 ぐるぐる回り = 前進はない


 上から下 「かんしゃく玉」「恩に着せる」


 下から上 「ふくれつら」「あてつけ」

 



◇今現在説法 阿弥陀経

 



◇生死一如  

 大きな大きなお慈悲のど真ん中

御手のど真ん中

 



◇あとがき  

『教師の仕事・仕事の心』明治図書

『家に心の灯を』探究社

『子どもを見る目・活かす知恵』明治図書



思ってあげるつもりでいたら思われてしまう。

 




◇朝日新聞・新人国記(兵庫県)<昭和60年6月7日掲載より>

◎教育の原点見つめ

「私自身もそうだったが教師は知らず知らず思い上がっている。自分の論理に合わない子ど
 もはけしからん奴と思いがちです。子どもから学ぶ姿勢こそ教師に一番大切なのに」



◎東井義雄 

 但東町生まれ 生活綴り方教育

 謙虚で実直

「子どもは,自分のことを本当にかわいがってくれる先生に会えば,問題児なんて一人もい
 ない。子どもが持っている十人十色の論理を理解してやらないと,子どもの力は引き出せ
 ません。」

 


◇東井義雄

 明治45年4月9日生 

 兵庫県出石郡但東町佐々木 浄土真宗本願寺派・東光寺に生まれる

 昭和47年3月~ 
  15年間 姫路学院女子短期大学
  兵庫教育大学大学院講師

 ペスタロッチ賞(広島大学) 

 平和文化賞(神戸新聞社)

 小砂丘忠好(日本作文の会)

 教育功労賞(兵庫県教委・文部省)

 正力松太郎賞(読売新聞社)

 平成3年4月18日逝去

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