教育ノートから「教師」⑮-「教師の生き方・考え方」國分康孝 金子書房 1995年(3) [読書記録 教育]
今回は 3月20日に続いて 読書メモの要約『教育ノート』より、
キーワード「教師」でまとめたものの紹介 15回目。
カウンセリングで知られる國分康孝さんの「教師の生き方・考え方」3回目の紹介です。
出版社の案内には、
「教師としての自信を失ってしまいそうな時は、考え方を変えるか、行動そのものを変え
ることが解消につながる。生徒に語れる自分の人生の哲学を築くために、カウンセリン
グの視点から教師の仕事を解説し提言する。」
とあります。
今回紹介するのは、基本的なカウンセリング技法についてです。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆教育ノートから「教師」 ⑮-「教師の生き方・考え方」國分康孝 金子書房 1995年(3)
◇個別的援助技法
□傾聴技法(ロジャーズ理論) + 能動的アプローチ
(論理療法・行動療法・実存主義・現実療法志向)
「マイクロカウンセリング」(アイビイ)
「ヘルピングの心理学」(講談社現代新書)
(1)かかわり行動
リレーション作り
・時を守る
・うなずきながら聞く
・視線を合わせる
・自分から近づく
・近くに座る
・スマイルする
・会話の内容にふさわしい表情をする
・欠席した子に電話
・いすを勧める
・廊下ですれ違うとき声を掛ける
(2)質問技法
① リレーション作り
② 取材
5W1H「閉ざされた質問」+「開かれた質問」
人に関心を持たれるのは快感
(3)励まし技法
① 受容
相づち
② うながし
それで それから たとえば 相打ち
③ 単語の繰り返し
キーワードを繰り返す
(4)応答技法
「言い換え技法」「繰り返し技法」
相手の話の要点を整理して「~ということですか」と確認
① 事実への応答
② 感情への応答
③ 意味(わけ)への応答
心が整理されている
(5)意識化技法
明確化
(6)手ほどき技法
目標も方法も分からない人には能動的に働きかける
具体的に助言・指示
・「~は~してやってください」
・「~してから~すること」
(7)支持
自信を持たせる
・「なかなか良い考えだ」
・「誰でもそうだよ」
・「よくできるじゃないか」
・「君にしては上出来だよ」
・「落ち込むのは当然だよ」
・「それでもよいのだ」
劣等感を持たない
支持する根拠を持つ
(8)説得技法
四つの焦点
① 行動の説得
・具体的に指示し契約させる
・週末に電話で状況報告をさせる
ア 実行を無条件でほめる
実行してないとき「いつかの契約はどうするつもりか」と事務的に聞く
イ 内容を小刻みにする
② 考え方の説得
ア 人生の事実に対決させる
イ 損得勘定 泣き言を言うな
ウ 一般化のしすぎを指摘する
「みんなぼくを好いてくれない」
→「学級の何人?」
事実を語るようにしてくれ
感情と価値観の説得
自己開示をする
・「ぼくは腹が立ってね」
・「断固たる処分を主張したいんだ」
・「情けなくなったなあ」
・「今でもそのことが気になって」
∥
自分を語る
説得者の資格
① 相手は「どうなることを良くしているか」をつかむ
② リレーションを作る能力
↓
とにかく話を一通りは聞く
第1段階 リレーション作り
かかわり行動 質問技法 励まし技法 支持技法
第2段階 自己探索の援助
応答技法 質問技法
第3段階 自己理解(問題の把握)の援助
意識化技法(明確化) 質問技法
第4段階 問題解決の援助
手ほどき技法 支持技法 説得技法
キーワード「教師」でまとめたものの紹介 15回目。
カウンセリングで知られる國分康孝さんの「教師の生き方・考え方」3回目の紹介です。
出版社の案内には、
「教師としての自信を失ってしまいそうな時は、考え方を変えるか、行動そのものを変え
ることが解消につながる。生徒に語れる自分の人生の哲学を築くために、カウンセリン
グの視点から教師の仕事を解説し提言する。」
とあります。
今回紹介するのは、基本的なカウンセリング技法についてです。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆教育ノートから「教師」 ⑮-「教師の生き方・考え方」國分康孝 金子書房 1995年(3)
◇個別的援助技法
□傾聴技法(ロジャーズ理論) + 能動的アプローチ
(論理療法・行動療法・実存主義・現実療法志向)
「マイクロカウンセリング」(アイビイ)
「ヘルピングの心理学」(講談社現代新書)
(1)かかわり行動
リレーション作り
・時を守る
・うなずきながら聞く
・視線を合わせる
・自分から近づく
・近くに座る
・スマイルする
・会話の内容にふさわしい表情をする
・欠席した子に電話
・いすを勧める
・廊下ですれ違うとき声を掛ける
(2)質問技法
① リレーション作り
② 取材
5W1H「閉ざされた質問」+「開かれた質問」
人に関心を持たれるのは快感
(3)励まし技法
① 受容
相づち
② うながし
それで それから たとえば 相打ち
③ 単語の繰り返し
キーワードを繰り返す
(4)応答技法
「言い換え技法」「繰り返し技法」
相手の話の要点を整理して「~ということですか」と確認
① 事実への応答
② 感情への応答
③ 意味(わけ)への応答
心が整理されている
(5)意識化技法
明確化
(6)手ほどき技法
目標も方法も分からない人には能動的に働きかける
具体的に助言・指示
・「~は~してやってください」
・「~してから~すること」
(7)支持
自信を持たせる
・「なかなか良い考えだ」
・「誰でもそうだよ」
・「よくできるじゃないか」
・「君にしては上出来だよ」
・「落ち込むのは当然だよ」
・「それでもよいのだ」
劣等感を持たない
支持する根拠を持つ
(8)説得技法
四つの焦点
① 行動の説得
・具体的に指示し契約させる
・週末に電話で状況報告をさせる
ア 実行を無条件でほめる
実行してないとき「いつかの契約はどうするつもりか」と事務的に聞く
イ 内容を小刻みにする
② 考え方の説得
ア 人生の事実に対決させる
イ 損得勘定 泣き言を言うな
ウ 一般化のしすぎを指摘する
「みんなぼくを好いてくれない」
→「学級の何人?」
事実を語るようにしてくれ
感情と価値観の説得
自己開示をする
・「ぼくは腹が立ってね」
・「断固たる処分を主張したいんだ」
・「情けなくなったなあ」
・「今でもそのことが気になって」
∥
自分を語る
説得者の資格
① 相手は「どうなることを良くしているか」をつかむ
② リレーションを作る能力
↓
とにかく話を一通りは聞く
第1段階 リレーション作り
かかわり行動 質問技法 励まし技法 支持技法
第2段階 自己探索の援助
応答技法 質問技法
第3段階 自己理解(問題の把握)の援助
意識化技法(明確化) 質問技法
第4段階 問題解決の援助
手ほどき技法 支持技法 説得技法
子供を教育するって難しいですね。とても責任のある職業ですもの。
自信を持たせる、って言うのは良いことだと思っています。
by mimimomo (2018-03-23 12:30)
mimimomo さん ありがとうございます。
裏付けのない自信をもつ子もいるのですが、自分に自信をもてない子が目立ちます。自分の良さに気付くようになるようにと思っています。
by ハマコウ (2018-03-23 20:06)
この本、教師じゃなくても使えそうですね。もっと早く出会いたかった.....(>_<)
by yokomi (2018-03-24 01:24)
yokomi さん ありがとうございます。
意見を言わず、ただただ聴くことが、少しずつできるようになってきました。
by ハマコウ (2018-03-24 04:07)