「パギやんの大阪案内ぐるっと一周環状線の旅」趙博 高文研 2012年 ①(前) /「今,義務教育が危ない」ぎょうせい 2007年 ①(前半)【再掲載 2015.1】 [読書記録 一般]
今回は、趙博さんの
「パギやんの大阪ぐるっと一週環状線の旅」の紹介 1回目(前)です。
出版社の紹介には
「著者は大阪生まれの大阪育ち、『浪花の歌う巨人』の異名をとる在日韓国人
2世の芸人。そんなパギやんが、19駅ある〔大阪環状線〕の駅周辺を、各
駅ごとに地図や写真とともに案内! 喜・怒・哀・楽の歴史や地理、文化
など意外な発見やアホらしい話まで、大阪の風味が満載!!
パギやんが通い詰めて選んだ【本当は教えたくないこのお店】情報も大公
開!大阪に行きたくなる異色のガイドブック!」
とあります。
大阪を訪ねたことは数えるほどしかありません。
わたしは、この本を読み、また、すぐに行きたいと思うようになりました。
もう一つ、再掲載になりますが、
「今、義務教育が危ない」①を載せます。
これからの義務教育が心配です。
☆「パギやんの大阪案内ぐるっと一周環状線の旅」趙博 高文研 2012年 ①(前)

◇大阪環状線
大阪 天満 桜ノ宮 京橋 大阪城公園 森ノ宮 玉造
鶴橋 桃谷 寺田町 天王寺 新今宮 今宮 芦原橋
大正 弁天町 西九条 野田 福島
1.大阪駅
OSAKA STATION CITY
立派だけどオモロない
きれいだけどやさしくない
大失敗作
… 「大阪駅前ビル」群
ダイヤモンド地区
~ 「焼け跡・闇市」跡
4つの大阪駅前ビルの営業不振
- 再開発した跡のシャッター街
「新悪名」映画
闇市の雰囲気
串カツの松葉 ぶらり横町 新梅田食堂街
心和むレトロ通り
「元・済美小学校」界隈
済美
~ 語源は教育勅語
天劇キネマトロン
北区中崎西1-1-18 ミニシアター
葉村温泉
北区中崎西1-7-18
済美公園
季節料理「川上」
2.天満駅
「元・監獄」の近くには日本一の商店街
天神橋筋商店街
南北2600m 600店 日本一長い
扇町公園
北区扇町1-2
はじまりは監獄
- 堀川監獄1882年
→1920年に 移転
天神橋商店街
天五 安い寿司屋 - 職工相手
大阪福祉の原点「北市民館」跡と
大阪くらしの今昔館
北区天神筋6-4-20 8階
国分寺公園
「天満組」の賑わいと「三十国船」
滝川公園
永田屋昆布本店
八軒家浜
- 人と物の交流と交通の最要所だった
川の駅・はちけんや
東洋陶器美術館
天満天神繁昌亭(落語)
ブックカフェ「ワイルド・パンチ」
古書店カフェバー
3.桜ノ宮駅
「龍王宮」跡地と大阪拘置所
毛馬桜之宮公園
かつては「桜ノ宮龍王宮」祈祷所 - 拝み屋
2010年撤去
大阪拘置所 豊島区友渕町1-2-5
日本だけの代用監獄制度
人権侵害とえん罪を生む温床
死刑執行施設7箇所の内の一つ
「トヨクニハウス」と戦災棒
トヨクニハウス
1931年 アパートとして
現存する唯一の戦前のRC住宅
戦災棒
蕪村公園と毛馬水門
蕪村公園
毛馬の水門
中華そば「光龍益」(こうりゅうます)
☆「今,義務教育が危ない」ぎょうせい 2007年 ①(前半)【再掲載 2015.1】

◇義務教育は将来への投資である 佐和隆光(立命館大学院教授,京大特認教授)
小泉首相は日本のサッチャーか?
サッチャリズムの負
① 所得格差の拡大
② 公的医療・教育の荒廃
「排除」される者のいない社会
トニー・ブレア 1997.5
「一にも二にも三にも教育だ」
30人学級,社会的排除対策設立,社会的取り組み推進 1998.7
教育予算の約3割増 2003
平等な社会とは排除される者のいない社会
教育の機会平等が経済成長の源泉
労働力 = 量(人数) × 質(労働者能力)
失業率 6%→2%
調和社会日本を模範とする中国
小泉構造改革内閣の反調和性
教育の地域間格差は人材の浪費
90年代「失われた10年」
~ 「人的資本の劣化」
教育は「国家百年の計」
財政的措置を!
本来の意味で学力向上を
バブルによって
→ 勤勉,努力,真面目,誠実など日本古来の徳目が失われてし
まった
+
大学受験の自己目的化
※ 地方の公教育の荒廃は,裕福な家庭の子弟を中高一環の受験校に進学
させるという近時の傾向を加速させる。
12歳の春から同質な人間としか付き合わず,親子の愛情を授け合うこ
ともなく,大学受験のためのテクニックの習得に多感な6年間を捧げる。
こうした教育の在り方が,芸術,文学,科学などの分野での「偉業」を
育む素地を干からびかせることは確実である。
◇教育の機会均等が奪われる 齋藤貴男(ジャーナリスト)
あるシンポジウムでの光景
高校全県一学区化について
「偏差値は関係ない?」
教育改革が教育の機会均等を破壊する
普通の子どもたちの教育機会を奪い,ヒト,モノ,カネの限られ
た資源をエリート養成に集中させていく当初のシナリオ通り
日経連のリストラ・マニュアル
三浦朱門(教育課程審議会長)の秘められた意図
子どもたちにまで自己責任原則を徹底しようとする教育改革
ジャーナリズムの中枢
→ 勝ち組のエリートばかり
財界の櫻井修発言(住友信託銀行相談役)
- 「雇用柔軟型従業員」
= 優生学
誰のための「選択の自由」なのか
※ 教育に関する議論は,すなわち己自身の人間観,人生観を問い直す
試みにも似て果てしない
「パギやんの大阪ぐるっと一週環状線の旅」の紹介 1回目(前)です。
出版社の紹介には
「著者は大阪生まれの大阪育ち、『浪花の歌う巨人』の異名をとる在日韓国人
2世の芸人。そんなパギやんが、19駅ある〔大阪環状線〕の駅周辺を、各
駅ごとに地図や写真とともに案内! 喜・怒・哀・楽の歴史や地理、文化
など意外な発見やアホらしい話まで、大阪の風味が満載!!
パギやんが通い詰めて選んだ【本当は教えたくないこのお店】情報も大公
開!大阪に行きたくなる異色のガイドブック!」
とあります。
大阪を訪ねたことは数えるほどしかありません。
わたしは、この本を読み、また、すぐに行きたいと思うようになりました。
もう一つ、再掲載になりますが、
「今、義務教育が危ない」①を載せます。
これからの義務教育が心配です。
☆「パギやんの大阪案内ぐるっと一周環状線の旅」趙博 高文研 2012年 ①(前)

◇大阪環状線
大阪 天満 桜ノ宮 京橋 大阪城公園 森ノ宮 玉造
鶴橋 桃谷 寺田町 天王寺 新今宮 今宮 芦原橋
大正 弁天町 西九条 野田 福島
1.大阪駅
OSAKA STATION CITY
立派だけどオモロない
きれいだけどやさしくない
大失敗作
… 「大阪駅前ビル」群
ダイヤモンド地区
~ 「焼け跡・闇市」跡
4つの大阪駅前ビルの営業不振
- 再開発した跡のシャッター街
「新悪名」映画
闇市の雰囲気
串カツの松葉 ぶらり横町 新梅田食堂街
心和むレトロ通り
「元・済美小学校」界隈
済美
~ 語源は教育勅語
天劇キネマトロン
北区中崎西1-1-18 ミニシアター
葉村温泉
北区中崎西1-7-18
済美公園
季節料理「川上」
2.天満駅
「元・監獄」の近くには日本一の商店街
天神橋筋商店街
南北2600m 600店 日本一長い
扇町公園
北区扇町1-2
はじまりは監獄
- 堀川監獄1882年
→1920年に 移転
天神橋商店街
天五 安い寿司屋 - 職工相手
大阪福祉の原点「北市民館」跡と
大阪くらしの今昔館
北区天神筋6-4-20 8階
国分寺公園
「天満組」の賑わいと「三十国船」
滝川公園
永田屋昆布本店
八軒家浜
- 人と物の交流と交通の最要所だった
川の駅・はちけんや
東洋陶器美術館
天満天神繁昌亭(落語)
ブックカフェ「ワイルド・パンチ」
古書店カフェバー
3.桜ノ宮駅
「龍王宮」跡地と大阪拘置所
毛馬桜之宮公園
かつては「桜ノ宮龍王宮」祈祷所 - 拝み屋
2010年撤去
大阪拘置所 豊島区友渕町1-2-5
日本だけの代用監獄制度
人権侵害とえん罪を生む温床
死刑執行施設7箇所の内の一つ
「トヨクニハウス」と戦災棒
トヨクニハウス
1931年 アパートとして
現存する唯一の戦前のRC住宅
戦災棒
蕪村公園と毛馬水門
蕪村公園
毛馬の水門
中華そば「光龍益」(こうりゅうます)
☆「今,義務教育が危ない」ぎょうせい 2007年 ①(前半)【再掲載 2015.1】

◇義務教育は将来への投資である 佐和隆光(立命館大学院教授,京大特認教授)
小泉首相は日本のサッチャーか?
サッチャリズムの負
① 所得格差の拡大
② 公的医療・教育の荒廃
「排除」される者のいない社会
トニー・ブレア 1997.5
「一にも二にも三にも教育だ」
30人学級,社会的排除対策設立,社会的取り組み推進 1998.7
教育予算の約3割増 2003
平等な社会とは排除される者のいない社会
教育の機会平等が経済成長の源泉
労働力 = 量(人数) × 質(労働者能力)
失業率 6%→2%
調和社会日本を模範とする中国
小泉構造改革内閣の反調和性
教育の地域間格差は人材の浪費
90年代「失われた10年」
~ 「人的資本の劣化」
教育は「国家百年の計」
財政的措置を!
本来の意味で学力向上を
バブルによって
→ 勤勉,努力,真面目,誠実など日本古来の徳目が失われてし
まった
+
大学受験の自己目的化
※ 地方の公教育の荒廃は,裕福な家庭の子弟を中高一環の受験校に進学
させるという近時の傾向を加速させる。
12歳の春から同質な人間としか付き合わず,親子の愛情を授け合うこ
ともなく,大学受験のためのテクニックの習得に多感な6年間を捧げる。
こうした教育の在り方が,芸術,文学,科学などの分野での「偉業」を
育む素地を干からびかせることは確実である。
◇教育の機会均等が奪われる 齋藤貴男(ジャーナリスト)
あるシンポジウムでの光景
高校全県一学区化について
「偏差値は関係ない?」
教育改革が教育の機会均等を破壊する
普通の子どもたちの教育機会を奪い,ヒト,モノ,カネの限られ
た資源をエリート養成に集中させていく当初のシナリオ通り
日経連のリストラ・マニュアル
三浦朱門(教育課程審議会長)の秘められた意図
子どもたちにまで自己責任原則を徹底しようとする教育改革
ジャーナリズムの中枢
→ 勝ち組のエリートばかり
財界の櫻井修発言(住友信託銀行相談役)
- 「雇用柔軟型従業員」
= 優生学
誰のための「選択の自由」なのか
※ 教育に関する議論は,すなわち己自身の人間観,人生観を問い直す
試みにも似て果てしない
投げ銭や昔の風習やしきたりの中で育った人(今では高齢者かな)はそれが日常の中に溶け込んだ正しい行事と思って生きてるんですね。
トレビの泉の投げ銭は2度やってきました。爆
by お散歩爺 (2023-11-15 09:39)
お散歩爺さん ありがとうございます。
父母の世代までは、古くからの年中行事が続いていました。
その世代が90歳前後となり、農村でもそれが消えつつあります。
正月を迎える前の屋敷への浜砂をまきや虫送り等、
わたしの代で行わなくなったことが増えつつあります。
子供の頃を懐かしく思い出させてくれる本です。
by ハマコウ (2023-11-15 13:40)