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「『司馬遼太郎』で学ぶ日本史」磯田道史 NHK出版新書 2017年 ① [読書記録 一般]

今回は、磯田道史さんの
「『司馬遼太郎』で学ぶ日本史」1回目を紹介します。


出版社の案内には、


「当代一の歴史家が、日本人の歴史観に最も影響を与えた国民作家に真正面から挑む。戦
 国時代に日本社会の起源があるとはどういうことか?なぜ「徳川の平和」は破られなく
 てはならなかったのか?明治と昭和は本当に断絶していたのか?司馬文学の豊穣な世界か
 ら『歴史の本質』を鮮やかに浮かび上がらせた決定版。」


とあります。



今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「司馬作品のオリジナリティ<史伝文学、歴史文学、時代小説>」


・「司馬文学と『司馬リテラシー』
社会に与えた影響という面で大雑把に人物を切り取る」


・「中世から近世へと突き進む信長と中世を続けようとする光秀」







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☆「『司馬遼太郎』で学ぶ日本史」磯田道史 NHK出版新書 2017年 ①

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◇司馬遼太郎という視点

□歴史を作った歴史家 
  
 敗戦時まで南朝正統説



□頼山陽と徳富蘇峰 



□日本人の歴史観への影響

 司馬作品のオリジナリティ<史伝文学、歴史文学、時代小説>



□歴史小説と時代小説

歴史小説 - 吉村昭、海音寺潮五郎

時代小説 - 山本周五郎、池波正太郎、山田風太郎



□動態の文学、静態の文学

司馬遼太郎 = 動態 ダイナミクス 

藤沢周平  = 静態
 


□なぜ歴史を学ぶのか

  司馬の戦争体験
   「どうしてこういう国になってしまったんだろう?」








◇戦国時代は何を生み出したのか
 
□日本、日本人に対する疑問




□「公儀国家分有論」大公儀 ~ 濃尾平野

 斎藤道三「国盗り物語り」下克上代表として

  → 「鬼胎の国家」



□司馬文学と「司馬リテラシー」

 ◎ 社会に与えた影響という面で大雑把に人物を切り取る



□三英傑をどう見るか

 信長 - 独創的

 秀吉 - 柔軟性 明るさ

 家康 - 現実主義者



□「革命の三段階」とは?  

 信長 - 美しい女

 秀吉 - 貴き女

 家康 - 生む女
 


□明智光秀という仕掛け

 中世から近世へと突き進む信長と中世を続けようとする光秀
 


□合理主義者としての信長

 信長 - 人間を道具としてみる



□秀吉はなぜ統治できたのか

 秀吉 - 自らを道具として仕立てた 
      「人たらし」陽



□家康の行動の元にするもの

 家康 - 自分が生き残るための処世術 陰



□三英傑の残した影響

 キーワード「世俗化」 
  世俗権力が宗教権威に優越



□司馬作品はなぜ売れ続けるのか

 日本人離れ - 龍馬、信長、秋山真之
 


□日本、日本人の二面性

 家康

 -「信長から軍事制度を学び、関東へ移封されたら天領の支配を北条氏に学び、地元の
   旧家を大事にし、秀吉からは石高制などを取り入れた。」
            (司馬は独創性がないと見た) 
 


□高度経済成長という時代背景


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