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「死を見つめて生きる」山折哲雄・ひろさちや ビジネス社 2002年 ④ /『あの人に会いたい』「NHKあの人に会いたい」刊行委員会  新潮文庫 2008年 ④【再掲載 2017.8】 [読書記録 一般]

今回は、7月22日に続いて山折哲雄さんの
「死を見つめて生きる」の紹介 4回目です。



出版社の紹介には


「よりよい人生をおくるためにいま「生・老・病・死」を見直す。現代を生き
る人たちの死生観のあり方、残された時間を大切に過ごす生き方への提言。」

 
とあります。




本日紹介分より強く印象に残った言葉は…

・「『あなたは本来家庭に求めるべきものを他人に求めています。しかし、そ
  れは家庭に寄ってしか与えられないものです。あなたが真に求められる
のは親子、夫婦、兄弟だけなのです。』とはっきり言うべき」


・「宗教の愛は世俗的な愛を超えたもの。それを与えられるのは家庭しかない」


・「あらゆる存在が皆最高の価値をもっている。誰もがそのままで百点満点」


・「人をあるがままに愛することができるのは家庭だけ」





もう一つ、再掲載になりますが、NHKあの人に会いたい刊行委員会の
「あの人に会いたい」④を載せます。
言葉が映像と一緒に語られるとより印象に強く残ることが分かります。



<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト





ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。







☆「死を見つめて生きる」山折哲雄・ひろさちや ビジネス社 2002年 ④

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◇支えを失って漂流する日本人の魂(1)
□人間の幸せの本質は何なのか(1)
本当の幸せが分からなくなった日本人-ひろさちや
インドはこのままの方がいい
家族と一緒にいられない日本

家庭に求めるものを他人に求める人たち-ひろさちや
「あなたは本来家庭に求めるべきものを他人に求めています。しかし、
    それは家庭に寄ってしか与えられないものです。あなたが真に求めら
    れるのは親子、夫婦、兄弟だけなのです。」とはっきり言うべき

  ※◎日本の仏教は明治以降「小乗仏教」なるものに毒されました。特に戦
   後、文献学者が小乗仏教こそ本物だと言ったことが仏教に悪影響
◎本来、在家仏教で家族皆で仏教の場をもち実践していくことが大切
◎日本人は宗教をもったときに家族を復活させることができる。
   ◎親と子が「わたしたちは阿弥陀仏を一緒に信じている人だよ」と言え
   たときに本当の家族が生まれる

同じ信仰を持ったとき初めて心の意味での家族になれる
↑↓
今の日本はまさに無宗教だから家庭をつくることができていない

  宗教をもったとき、はじめて本当に癒やされる-ひろさちや
両足を失った青年米兵の自殺の話
~ 仏教の慈悲心

  あるがままを愛することができるか-ひろさちや
青年米兵を救えたのは神さま仏さまの愛のみ

宗教の愛は世俗的な愛を超えたもの
      それを与えられるのは家庭しかない
  法華経 
     「諸法実相」 
       あらゆる存在が皆最高の価値をもっている
        = 誰もがそのままで百点満点  
 ところが世の中のものさしでは寿命は長い方がよく短い方が悪い
そのため、人の心臓を奪ってまで、わが子に長生きさせようとする。
    それは間違った行為。
子どものあるがままを愛することができる、それが本当の愛情であ
    り宗教の愛情 - 安部譲治の母親
↑↓
対極は学校 
      勉強のできる子、スポーツのできる子を愛する
1番から100番まで成績の順位をつけて全児童生徒との半数
      しか存在価値を認めない
→ そんな教育に救いのあるはずがない

    ◎ 人をあるがままに愛することができるのは家庭だけ








☆『あの人に会いたい』「NHKあの人に会いたい」刊行委員会  新潮文庫 2008年 ④【再掲載 2017.8】

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◇星野道夫 1952-1996
  緊張感がなくなると考えることもなくなったしまう
  アラスカに住みたくなって写真家になった
  こんなところに人の生活があるのかな
  住んでみればどこも同じ
  生き物が生きていることの不思議さ
  クマは人を襲いたいなんて思っていない
 ◎「アラスカの中でもしクマがいなかったらキャンプしていて安全だけれど
   もえらくつまらないものになる」


◇淀川長治 1909-1998
  サヨナラ サヨナラ サヨナラ
  映画こそが国と国との垣を取る
  人生の師匠チャップリン 
    1951(S26)「映画の友」編集長 チャップリン訪問
  ◎大切なのは はじめて出会うこと
  見た 楽しんだ 泣いた やがてサヨナラ


◇高田好胤 1924-1998
  かたよらないこだわらないとらわれない心
  恐ろしいほどの厳しさが本当のやさしさ
  1949~ 20年間修学旅行生相手に案内
  厳しさのない優しさ
   = 甘い
  訓練によってのみ個性の輝きは磨かれる
  悪い個性を選別剪定してやるのが親の先生の務め
  ◎訓練なき個性は野生   
  偏らないこだわらないとらわれない心


◇佐田稲子 1902-1998
  ものも言えない 
    言わないでいる 働く人たちの言いたいことを言いたい
  働いている人が自分のことを書く時代
   「キャラメル工場から」
  小林多喜二の死 
    慰問に行けば近所に対して言い訳が立つ
  ものが言えなかった時代を知っている人間にはその貴重さが分かります


◇白洲正子 1910-1998
  旅は道草が楽しい
  いつでもが道中
  ◎「時代から取り残されたようなところに日本の美しさがある」
  少しあばれたもののほうがいい
  免許皆伝なのにできないことがある
  自分を発見するために書く
    旧白州邸 武相荘 町田市熊ケ谷町

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