「橋本治の古事記」橋本治 講談社 2001年 ⑥ /「教師の現在 教職の未来」油布佐和子 教育出版 1999年 ③【再掲載 2014.8】 [読書記録 一般]
今回は、1月9日に続いて橋本治さんの
「橋本治の古事記」の紹介 6回目です。
出版社の紹介には
「読みつがれてきた魅力。あなたのそばに古典を。第一線で活躍する作
家が手がけた古典現代語訳の決定版シリーズ!日本最古の本『古事記』
が新しくよみがえる。イザナギ、イザナミの国生み、天の岩屋戸、八
俣の大蛇因幡の白うさぎ……など、だれもが知っているようで知らな
い日本神話が、いきいきとした現代語で語られる。」
とあります。
今回は、「スサノオの命の追放」「八岐大蛇」の項の要約です。
もう一つ、再掲載になりますが、油布佐和子さんらによる
「今日島現在 教職の未来」③を載せます。
☆「橋本治の古事記」橋本治 講談社 2001年 ⑥
8.スサノオの命の追放
□スサノオの命への罰
「千位の置戸(チクラノオキト)」
= 世の罰金
罪を反省する証拠として様々な貢ぎ物
○髪と手足の爪を切らされた
→ 追放の刑
□八百万の神
安心しておなかが減る
→ 食物の女神 オオゲツヒメに依頼
オオゲツヒメの神
鼻水・げろ・うんこを食べ物にする
↓
○スサノオはそれを知らずにけがらわしいと殺してしまった
- 食べ物は肥料を与えられた豊かな土地から生まれ出るもの
○オオゲツヒメの死骸
頭 → 蚕,
目 → 稲の実,
耳 → 粟の実,
鼻 → 小豆
股の間 → 麦の実,
尻 → 大豆
□カミムスヒの神が、「これをすべての種とすればよい」と人間にくださっ
た
カミムスヒの神
= 人に働きかける生命の力を表す神
9.八岐大蛇(八俣の大蛇=ヤマタノオロチ)
□スサノオの命
→ 出雲へ
鳥髪(島根県仁多郡横田町大宮 = もと鳥上村)
肥の川(斐伊川)
□肥の川(斐伊川)の上流へ
オオヤマツミの神の子
- アシナヅチ
妻はテナヅチ 娘クシナダ姫
八岐大蛇を畏れる
クシナダ姫を一つの長い櫛に変える
→ 自らの角髪にさす
「酒を造れ」
「垣根を巡らせ八つの門を」
「内に台を」
「台の上に大きな器」
○大蛇を酔わせて血を
首切り → 血の河
↓
大蛇を切り刻む
尾の中に見事な大刀(握っていた刀が折れる)
美しい大刀をとりあげる
↓
◎不思議な大刀をアマテラス大御神に
= 草薙の剣
☆「教師の現在 教職の未来」油布佐和子 教育出版 1999年 ③【再掲載 2014.8】
◇教師のライフサイクルにおける危機
- 中堅教員の憂鬱 紅林伸幸(滋賀大学)
□<成長する教師>という視点 - 教師のライフサイクル
河合隼雄
中年期は転換点 = 中堅教師問題
□中堅教師のライフステージ
「教師の転換点」30~40代
キャリア上二つの変化
生活上の変化 と 職位の変化
<親> <主任>
□中堅教師の憂鬱 - 実践家教師から管理職教師へ
一般教諭
「授業」
「学級づくり」
「教材研究や授業の準備」
- 学級サイズ
管理職
「学校行事の運営準備」
「PTA地域社会の仕事」
「校務分掌の係の仕事」
「研修」
- 学校サイズ
□教師集団を生きる中堅教師
◇教師集団の解体と再編
- 教師の共同を考える 油布佐和子
□同僚としての教師集団の意義と問題
教師集団の意義
① 実践的知識の共有
エンター熟練教師 相互啓発の場
② 学校改善の担い手として - 共同性の喚起
「共同性」「同僚性」
◎同僚集団の重要性と近年の変化
「同僚性」のマイナス側面
= 足並みを揃えること
昔からのあり方の変化
◎ 相互成員の交流が無くなってきている
→ 「公」よりも「私」を重視する
= プライバタイゼーションの浸透
◎協働性のモデルを!
□学校における教師集団の実態と協働性
管理職との関係
風通し
教師相互の交流の形態と交流の内容
・ ユーモアと冗談
・ 手本になる教師
教師集団の特徴とその差異
□教師集団の二つのタイプ
(1)協働-相互交渉
①自発性
②義務でもなければ強制でもない
③改善や発展を志向している
④コミュニケーションがいつでもどこでも
⑤必ずしも成果として表れないと予期できない
(2)わざとらしい同僚性
管理者の関心から生まれた物 - 機能的
相互補完性と情報冗長性
協働
= キー概念
「相補性」「情報冗長性」
相補性 平等の努力 平等の謙虚さ
情報冗長性 無駄を取り込むことの大切さ
= 相互に異なった視点から有意義な問題に気付き平等に交
換できる
① 多様なあり方を肯定
② 不断の活性化
③ 個人が全体としてまとまる
□どのような教師集団が望まれるか
その部分を担うものとして位置づけられるのか,それぞれの教師
が教師としてのやりがいを持ちながら集団文化を形成していくのか
「橋本治の古事記」の紹介 6回目です。
出版社の紹介には
「読みつがれてきた魅力。あなたのそばに古典を。第一線で活躍する作
家が手がけた古典現代語訳の決定版シリーズ!日本最古の本『古事記』
が新しくよみがえる。イザナギ、イザナミの国生み、天の岩屋戸、八
俣の大蛇因幡の白うさぎ……など、だれもが知っているようで知らな
い日本神話が、いきいきとした現代語で語られる。」
とあります。
今回は、「スサノオの命の追放」「八岐大蛇」の項の要約です。
もう一つ、再掲載になりますが、油布佐和子さんらによる
「今日島現在 教職の未来」③を載せます。
☆「橋本治の古事記」橋本治 講談社 2001年 ⑥
8.スサノオの命の追放
□スサノオの命への罰
「千位の置戸(チクラノオキト)」
= 世の罰金
罪を反省する証拠として様々な貢ぎ物
○髪と手足の爪を切らされた
→ 追放の刑
□八百万の神
安心しておなかが減る
→ 食物の女神 オオゲツヒメに依頼
オオゲツヒメの神
鼻水・げろ・うんこを食べ物にする
↓
○スサノオはそれを知らずにけがらわしいと殺してしまった
- 食べ物は肥料を与えられた豊かな土地から生まれ出るもの
○オオゲツヒメの死骸
頭 → 蚕,
目 → 稲の実,
耳 → 粟の実,
鼻 → 小豆
股の間 → 麦の実,
尻 → 大豆
□カミムスヒの神が、「これをすべての種とすればよい」と人間にくださっ
た
カミムスヒの神
= 人に働きかける生命の力を表す神
9.八岐大蛇(八俣の大蛇=ヤマタノオロチ)
□スサノオの命
→ 出雲へ
鳥髪(島根県仁多郡横田町大宮 = もと鳥上村)
肥の川(斐伊川)
□肥の川(斐伊川)の上流へ
オオヤマツミの神の子
- アシナヅチ
妻はテナヅチ 娘クシナダ姫
八岐大蛇を畏れる
クシナダ姫を一つの長い櫛に変える
→ 自らの角髪にさす
「酒を造れ」
「垣根を巡らせ八つの門を」
「内に台を」
「台の上に大きな器」
○大蛇を酔わせて血を
首切り → 血の河
↓
大蛇を切り刻む
尾の中に見事な大刀(握っていた刀が折れる)
美しい大刀をとりあげる
↓
◎不思議な大刀をアマテラス大御神に
= 草薙の剣
☆「教師の現在 教職の未来」油布佐和子 教育出版 1999年 ③【再掲載 2014.8】
◇教師のライフサイクルにおける危機
- 中堅教員の憂鬱 紅林伸幸(滋賀大学)
□<成長する教師>という視点 - 教師のライフサイクル
河合隼雄
中年期は転換点 = 中堅教師問題
□中堅教師のライフステージ
「教師の転換点」30~40代
キャリア上二つの変化
生活上の変化 と 職位の変化
<親> <主任>
□中堅教師の憂鬱 - 実践家教師から管理職教師へ
一般教諭
「授業」
「学級づくり」
「教材研究や授業の準備」
- 学級サイズ
管理職
「学校行事の運営準備」
「PTA地域社会の仕事」
「校務分掌の係の仕事」
「研修」
- 学校サイズ
□教師集団を生きる中堅教師
◇教師集団の解体と再編
- 教師の共同を考える 油布佐和子
□同僚としての教師集団の意義と問題
教師集団の意義
① 実践的知識の共有
エンター熟練教師 相互啓発の場
② 学校改善の担い手として - 共同性の喚起
「共同性」「同僚性」
◎同僚集団の重要性と近年の変化
「同僚性」のマイナス側面
= 足並みを揃えること
昔からのあり方の変化
◎ 相互成員の交流が無くなってきている
→ 「公」よりも「私」を重視する
= プライバタイゼーションの浸透
◎協働性のモデルを!
□学校における教師集団の実態と協働性
管理職との関係
風通し
教師相互の交流の形態と交流の内容
・ ユーモアと冗談
・ 手本になる教師
教師集団の特徴とその差異
□教師集団の二つのタイプ
(1)協働-相互交渉
①自発性
②義務でもなければ強制でもない
③改善や発展を志向している
④コミュニケーションがいつでもどこでも
⑤必ずしも成果として表れないと予期できない
(2)わざとらしい同僚性
管理者の関心から生まれた物 - 機能的
相互補完性と情報冗長性
協働
= キー概念
「相補性」「情報冗長性」
相補性 平等の努力 平等の謙虚さ
情報冗長性 無駄を取り込むことの大切さ
= 相互に異なった視点から有意義な問題に気付き平等に交
換できる
① 多様なあり方を肯定
② 不断の活性化
③ 個人が全体としてまとまる
□どのような教師集団が望まれるか
その部分を担うものとして位置づけられるのか,それぞれの教師
が教師としてのやりがいを持ちながら集団文化を形成していくのか
橋本治さんではないですが
現代語訳「古事記」を図書館で借りて読みましたが
あまりのカタカナ名の名前の羅列に
半ばで挫折してしまいました。
少し悔いが残っています。
by そらへい (2024-01-14 09:20)
そらへいさん ありがとうございます。
カタカナの神さまの名前がぞくぞくと出てきますから、
現代語訳も難しいと思います。
なかなか頭に入りませんが、本書を読んだときには、
読んだばかりの項目についてはわかりおもしろく感じました。
by ハマコウ (2024-01-14 14:19)