教育ノートから「教師」45-「学校に金八先生はいらない」諏訪哲二 洋泉社 1998年 ③ [読書記録 教育]
「西欧的な『人権』『個性』『子供の可能性』をふりかざして改革を進めていけば,教育
や学校は空洞化し価値を失うに決まっている。」
「米・英はあまりにも理屈(建て前)通りに改革を進めた結果,初等中等教育が空洞化(し
てしまい)伝統にもどろうとしている」
今回は 7月14日に続いて、教育ノートから「教師」45回目、
諏訪哲二さんの「学校に金八先生はいらない」3回目の紹介です。
出版社の案内には、
「『教育熱心』『生徒思い』…金八先生の撒き散らした『理想の教師像』の行き着くとこ
ろは、子どもへの抑圧と教育の自殺行為に通じている。教育現場での諸問題やプロの教
師の心得、親や地域との関わり合いについて述べる。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「学校の建前は『ことば』によって,本音は『仕組み』や『動き』によって表されてい
る。」
- 建前が前面に出ている学校の研究テーマを見るとがっかりします。
・「価値の基準が『自分の思うこと』」
- 自己中心的な言動が何と多いこと…。
・「人は自分に関することの責任を他人に転嫁せずに自ら引き受けようと決意したときに
気高くなるのある」
- そのような方を見ることができたときの感動は大きなものです。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
<いちゆうのヒト in 浜松 vol.10>
毎年夏の恒例、浜松出身の講談師・田辺一邑さんの
「いちゆうのヒト in 浜松 vol.10」が、今夏も浜松市地域情報センターで開かれます。
今回は来年の大河ドラマいだてん特集「古橋廣之進と田畑政治」。
高田柊(ヨーヨー世界チャンピオン)さん、
田辺凌鶴さんの「金栗四三」、
田辺いちかさんの出演も!
時間があえば、ぜひお楽しみください。
以下のサイトに
http://www.hcf.or.jp/calendar/detail.php?id=21422
☆教育ノートから「教師」45-「学校に金八先生はいらない」諏訪哲二 洋泉社 1998年 ③
◇建て前と本音の相克
※ 学校の建前は「ことば」によって,本音は「仕組み」や「動き」によって表されて
いる。
◎建て前派 - ことば 進歩派であり人権派である
◎本音派 - 「仕組み」「動き」沈黙
河合隼雄-援助交際を評して「あれは魂に悪い」
◇理屈で捉えるのは現実の一部である
価値の基準が「自分の思うこと」
自分の利益や都合ですべてが正当化される
|
道徳や社会の決まりよりも個人の判断(利益)が優先する
日本的な論理
河合隼雄氏の「魂に悪い」
|
理屈でなく現実は僅かにその一部であり,建て前の言語には血が通ってない。
↑
※ 西欧的な「人権」「個性」「子供の可能性」をふりかざして改革を進めていけば,
教育や学校は空洞化し価値を失うに決まっている。
∥
米・英はあまりにも理屈(建て前)通りに改革を進めた結果,初等中等教育が空洞
化 ~ 伝統にもどろうとしている
◇「アリよさらば」の矢沢永吉に至高のプロを見た
夢の内実を過不足なく表現している歌
暴力教師矢沢
追いつめられる生徒
人は自分に関することの責任を他人に転嫁せずに自ら引き受けようと決意したとき
に気高くなるのある
↓
生徒たちは何も自分で決断しないで大きくなる
リアリティあるドラマ
人間の建て前 と 社会の建て前
や学校は空洞化し価値を失うに決まっている。」
「米・英はあまりにも理屈(建て前)通りに改革を進めた結果,初等中等教育が空洞化(し
てしまい)伝統にもどろうとしている」
今回は 7月14日に続いて、教育ノートから「教師」45回目、
諏訪哲二さんの「学校に金八先生はいらない」3回目の紹介です。
出版社の案内には、
「『教育熱心』『生徒思い』…金八先生の撒き散らした『理想の教師像』の行き着くとこ
ろは、子どもへの抑圧と教育の自殺行為に通じている。教育現場での諸問題やプロの教
師の心得、親や地域との関わり合いについて述べる。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「学校の建前は『ことば』によって,本音は『仕組み』や『動き』によって表されてい
る。」
- 建前が前面に出ている学校の研究テーマを見るとがっかりします。
・「価値の基準が『自分の思うこと』」
- 自己中心的な言動が何と多いこと…。
・「人は自分に関することの責任を他人に転嫁せずに自ら引き受けようと決意したときに
気高くなるのある」
- そのような方を見ることができたときの感動は大きなものです。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
<いちゆうのヒト in 浜松 vol.10>
毎年夏の恒例、浜松出身の講談師・田辺一邑さんの
「いちゆうのヒト in 浜松 vol.10」が、今夏も浜松市地域情報センターで開かれます。
今回は来年の大河ドラマいだてん特集「古橋廣之進と田畑政治」。
高田柊(ヨーヨー世界チャンピオン)さん、
田辺凌鶴さんの「金栗四三」、
田辺いちかさんの出演も!
時間があえば、ぜひお楽しみください。
以下のサイトに
http://www.hcf.or.jp/calendar/detail.php?id=21422
☆教育ノートから「教師」45-「学校に金八先生はいらない」諏訪哲二 洋泉社 1998年 ③
◇建て前と本音の相克
※ 学校の建前は「ことば」によって,本音は「仕組み」や「動き」によって表されて
いる。
◎建て前派 - ことば 進歩派であり人権派である
◎本音派 - 「仕組み」「動き」沈黙
河合隼雄-援助交際を評して「あれは魂に悪い」
◇理屈で捉えるのは現実の一部である
価値の基準が「自分の思うこと」
自分の利益や都合ですべてが正当化される
|
道徳や社会の決まりよりも個人の判断(利益)が優先する
日本的な論理
河合隼雄氏の「魂に悪い」
|
理屈でなく現実は僅かにその一部であり,建て前の言語には血が通ってない。
↑
※ 西欧的な「人権」「個性」「子供の可能性」をふりかざして改革を進めていけば,
教育や学校は空洞化し価値を失うに決まっている。
∥
米・英はあまりにも理屈(建て前)通りに改革を進めた結果,初等中等教育が空洞
化 ~ 伝統にもどろうとしている
◇「アリよさらば」の矢沢永吉に至高のプロを見た
夢の内実を過不足なく表現している歌
暴力教師矢沢
追いつめられる生徒
人は自分に関することの責任を他人に転嫁せずに自ら引き受けようと決意したとき
に気高くなるのある
↓
生徒たちは何も自分で決断しないで大きくなる
リアリティあるドラマ
人間の建て前 と 社会の建て前
「生徒たちは何も自分で決断しないで大きくなる」
重要な指摘だと思います。
しかし、お節介で指導と称した押し付け擁護をしていましたが。
by tommy88 (2018-07-20 11:46)
tommy88さん ありがとうございます。
小学校の段階では、保護者が先取りの心配をして、選択の機会を奪っているのではないかとしばしば思います。
by ハマコウ (2018-07-20 18:17)