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教育ノートから「教師」56-「学校の先生のための心の診療室」 大原健士郎 講談社 1997年 (1) [読書記録 教育]

今回は 9月5日に続いて、教育ノートから「教師」56回目、
大原健士郎さんの「学校の先生のための心の診療室」(1)を紹介します。



出版社の案内には、

「先生自身も親も気づいていない憂うべき事態が!!理想の教育を求めれば求めるほど現実
 とのギャップに悩む現場の先生たち。隠された精神性疾患の病理を具体的症例をあげて
 明かす。」

とあります。



今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「人間関係は人格と人格とのぶつかり合い」
- ぶつかり合うから悩みも大きくなるのですね。


・「クレッチマーの性格論
① やせ型 = 分裂質 
  ② 肥り型 = 躁鬱質 
  ③ 筋骨型 = 粘着質」 
- 懐かしい授業を思い出します。


・「いろいろな性格の教師がいて初めて優れた教育現場」
- どの職場もそうですね。


・「教師の親子関係は一種独特 - 緊張した親子関係」
- 頷いてしまいます。




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☆教育ノートから「教師」56-「学校の先生のための心の診療室」 大原健士郎 講談社 1997年(1)

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◇人間関係が表面的で希薄な先生たち

□人間関係は人格と人格とのぶつかり合い



□二つのタイプの教師

①鬱病型

②神経症型



□性格と体格

クレッチマーの性格論
① やせ型 = 分裂質 

  ② 肥り型 = 躁鬱質 

  ③ 筋骨型 = 粘着質 


<分裂質>
  やせ形 非社交的 孤独を好み無口 はにかみ屋

性格 (1)まじめ 非社交的 偏屈

(2)臆病 内気 過敏 神経質 自然・読書を好む

(3)従順 善良 勇敢 物怖じしない 無口



<循環気質>
  躁鬱気質 肥り型

性格 (1)社交的 善良 温和

     (2)陽気で活発 ユーモアに富む 熱烈 せっかち

(3)陰気 物静か 不活発 弱気



  お人好し 人好き 涙もろい 理屈より感情



<てんかん質> 
  筋骨型

性格 (1)堅物 熱中 几帳面 秩序を好む

(2)精神的テンポがのろい 回りくどい
非常に慇懃で丁寧

(3)興奮 立腹しやすい



  一つのことに熱中して変化を求めない
  


□教師には「循環気質」と「神経質傾向」が強い

  いろいろな性格の教師がいて初めて優れた教育現場



□「世間知らず」と言われる所以



□「外相整いて内相自ずから熟す」

  健康人らしくすれば健康になる



□学校は一つの組織体



□教師の親子関係は一種独特

 緊張した親子関係



□「教師やめればただの人」

  定年後女性が元気



□プライドを捨てきれず不平不満ばかり



□問題を一人で抱え込む人は深刻

 一人では× 

 仕事以外に趣味を  

 時間+金


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