「わたしの南無阿弥陀仏」ひろさちや 佼成出版社 2003年 ③

「きっちりはかって等分に分けようという考えは、争いや憎しみを生む。譲り合う心があ
　れば幸せが生まれるのだと思う。
　　＝ 分別では出ない答えが幸せな答え」



今回は、3月1日に続いて、ひろさちやさんの
「わたしの南無阿弥陀仏」3回目の紹介です。




出版社の案内には、


「お題目とともに、日本人になじみの深い『なむあみだぶつ』のお念仏を『なんだってあ
　りがたい』という視点でとらえ、それを日常生活の中で実践していくためのコツを紹介
　する“お念仏的生き方”入門書。」


とあります。



ひろさんは、わたしが思いもかけない視点を教えてくれます。
いかに自分がとらわれているかを教えてくれます。
ひろさんの本を見つけると、どうしても読書欲が欲が高まります。



今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「青色青光　なんだっていい　『なん・あむ・だぶ』」


・「アンドリュー・カーネギー　　『富とは神から委ねられたもの』」


・「身体も財産も子どもも自分が所有しているのではなくみんなお預かりしている」


・「個性を伸ばすのだったら、あなたの欠点を伸ばしなさい」


・「シェフのお任せ料理に腹が立つ」





＜浜松の新名所　浜松ジオラマファクトリー！＞

　 ものづくりのまちとも言われる浜松。
　山田卓司さんのすばらしい作品を　
　ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
　お近くにお寄りの時は　ぜひ　お訪ねください。









☆「わたしの南無阿弥陀仏」ひろさちや　佼成出版社　2003年　③



＜なん＞
◇青色青光　なんだっていい　「なん・あむ・だぶ」

□「なん」なんだって

　阿弥陀経　
　　→　　青色青光　黄色黄光　赤色赤光　白色白光

　　　　　仏さまの世界では勉強ができない子はそのままで光っている
　 美人が美人のまま　老人が老人のまま

　　　　　青色　－　青年　　　黄色　－　黄金　　　赤色　－　貧乏人　白色－病人

　　　　　　　　　　 ∥

何だっていい



□すべては預かりもの

　アンドリュー・カーネギー
　　「富とは神から委ねられたもの」



□死後もついてきてくれるもの　
　　×　身体・財産・子ども　はついてこない


　　○　心だけ







◇仏さまからいただくもの

□なんだってありがたい

　ユダヤ教
　　～　初子を神に捧げる儀式がある

身体も財産も子どもも自分が所有しているのではなくみんなお預かりしている
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　∥
　　　　　　　
　　　　仏さまがこの子をどう育てたいと思っておられるか、仏さまと相談しながら育て
　　　ていってほしい　　　


　すべてが預かりもの －　自分の才能も

　　　　　　　　　　　 ｜

　「個性を伸ばすのだったら、あなたの欠点を伸ばしなさい」

　 音痴がより音痴に、怠け者がより怠け者に



□なんだっていいものとなんだってよくないもの

「なんだっていい」のは仏さまからいただくものだけ
　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　｜　

人間同士ではない
シェフのお任せ料理に腹が立つ








＜阿弥陀＞

◇アミターユス・アミターバ

□阿弥陀様の誕生日

　阿弥陀様の誕生日はそれぞれの人の誕生日

｜

　「君のお母さんは幾つ」

　「でもそれはちがうんだ。君のお母さんは君と同じ６歳なんだ」

　「君が生まれて初めてお母さんになったんだ」

　「君が生まれるとき阿弥陀様も一緒に…」


　「縁」　　
　　－　仏教は個性よりも関係性
　　　　
　　　　縁起　 親と子は同時に生まれる
男は女があるから男　女は男があるから女

　 ∥

ものごとは常に相互依存的(＝縁起)



□はかりしれない

　阿弥陀仏　
　　　アミターバ　「無量光仏」　光(アーバ)

アミターユス「無量寿仏」　命(アーユス)

　　　アミタのミタはメーターと同じ「はかる」

　　　アは否定
「アミタ」　＝　「はかりしれなさ」


　「りんごが４つある。３人で分けると一人にいくつ」

↓

あまったりんごをどうしようではないのか？
そもそも１と1/3がなぜ正解なのか？

それぞれの大きさに差があるだろうし、差があれば１と1/3に
　　　　　　　　　　　
　　　　分けるのはおかしい

↓

　小学生「ジュースにすればいい」

｜

きっちりはかって等分に分けようという考えは、争いや憎しみを生む。譲り合う心があ
れば幸せが生まれるのだと思う。

∥

分別では出ない答えが幸せな答え