「日本人として言い残しておきたいこと」会田雄次 大和出版 1995年 ⑤ [読書記録 一般]
今回は 11月29日に続いて 歴史学者 会田雄次さんの
「日本人として言い残しておきたいこと」5回目の紹介です
出版社の案内には
「平和に安楽に生活できるのはありがたいが、なぜか生きがいというものが感じられな
い日本の現実。志なき民族は死滅する。大切なのはコツコツとなすべきことをなす心
構え。これからの日本の進路を提示。」
とあります
今回紹介分から 特に強く印象に残った言葉は…
・「大局的に見れば個性はたいしたものではない」
・「気心が知れていれば法律は必要ない」
「アメリカ だめ」
とよく言っていた亡父を思い出しました
※浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー
ものづくりの街 浜松
行くたびに新しい感動が得られる 山田卓司さんの世界
詳しいことはホームページをご覧になってください
ホームページにも魅力がいっぱい詰まっています
☆「日本人として言い残しておきたいこと」会田雄次 大和出版 1995年 ⑤
◇照葉樹林文化の日本人
共同体がないのがアメリカ社会であり,故郷がないのがアメリカ人である
∥
一人一人が孤絶し,自分だけの才覚を頼みとして生きるアメリカ人の姿
開放的で自由であるが社会の不安定と精神的不安
玉石混淆の日本論
画期的な中尾佐助氏らの「照葉樹林文化論」
◇稲作と照葉樹林文化
○共通点が多い照葉樹林の生活
稲作 華美利用酒造法 大豆蕎麦 漆技術 竹細工
○自給自足的一種の桃源郷
自然に依拠していれば自給自足が成り立つ
大規模水田耕作 リーダーの必要性
集団の調和をとるリーダー
○強い共同体意識を持つ人々
運命共同体 勤勉,和 ~ 自分の分を守る
自己主張をおさえ,自己抑制と謙譲の美徳
|
大局的に見れば個性はたいしたものではない
気心が知れていれば法律は必要ない
◇日本人の特質
日本は典型的な照葉樹林文化
水田稲作北限~経営困難
→徳性強固,勤勉性,秩序性 和らぎを尊ぶ
断ち切れぬ故郷への思い
「ふるさと」愛唱歌
水と油の日本とアメリカとの出会いが不幸の始まり
アメリカ人 共同体の欠如 故郷なくゴーゲッター 個の才覚による生活
VS
日本人 強固な共同体意識 故郷を常に意識 全体の調和
|
日本は集団主義によって損をしたことがあっただろうか
経済的成功も集団主義の賜物
∥
共同主義
集団主義の良さも認めるべきだ
「日本人として言い残しておきたいこと」5回目の紹介です
出版社の案内には
「平和に安楽に生活できるのはありがたいが、なぜか生きがいというものが感じられな
い日本の現実。志なき民族は死滅する。大切なのはコツコツとなすべきことをなす心
構え。これからの日本の進路を提示。」
とあります
今回紹介分から 特に強く印象に残った言葉は…
・「大局的に見れば個性はたいしたものではない」
・「気心が知れていれば法律は必要ない」
「アメリカ だめ」
とよく言っていた亡父を思い出しました
※浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー
ものづくりの街 浜松
行くたびに新しい感動が得られる 山田卓司さんの世界
詳しいことはホームページをご覧になってください
ホームページにも魅力がいっぱい詰まっています
☆「日本人として言い残しておきたいこと」会田雄次 大和出版 1995年 ⑤
◇照葉樹林文化の日本人
共同体がないのがアメリカ社会であり,故郷がないのがアメリカ人である
∥
一人一人が孤絶し,自分だけの才覚を頼みとして生きるアメリカ人の姿
開放的で自由であるが社会の不安定と精神的不安
玉石混淆の日本論
画期的な中尾佐助氏らの「照葉樹林文化論」
◇稲作と照葉樹林文化
○共通点が多い照葉樹林の生活
稲作 華美利用酒造法 大豆蕎麦 漆技術 竹細工
○自給自足的一種の桃源郷
自然に依拠していれば自給自足が成り立つ
大規模水田耕作 リーダーの必要性
集団の調和をとるリーダー
○強い共同体意識を持つ人々
運命共同体 勤勉,和 ~ 自分の分を守る
自己主張をおさえ,自己抑制と謙譲の美徳
|
大局的に見れば個性はたいしたものではない
気心が知れていれば法律は必要ない
◇日本人の特質
日本は典型的な照葉樹林文化
水田稲作北限~経営困難
→徳性強固,勤勉性,秩序性 和らぎを尊ぶ
断ち切れぬ故郷への思い
「ふるさと」愛唱歌
水と油の日本とアメリカとの出会いが不幸の始まり
アメリカ人 共同体の欠如 故郷なくゴーゲッター 個の才覚による生活
VS
日本人 強固な共同体意識 故郷を常に意識 全体の調和
|
日本は集団主義によって損をしたことがあっただろうか
経済的成功も集団主義の賜物
∥
共同主義
集団主義の良さも認めるべきだ
いつも良書のご案内、ありがとうございます。
会田先生が亡くなられてから随分経ちますが、
時折、私も先生の著作を読み返しております。
これからも、良書のご案内よろしくお願いします。
by nyanta_naynkichi (2014-12-02 10:21)
nyanta_naynkichiさん ありがとうございます
30年近く前からの読書記録
古い本の記録も多いのですが よい本はいつまでも古びないことを感じております
励ましの言葉 ありがとうございます
by ハマコウ (2014-12-02 21:30)
PCの習慣なのか何でもかんでも上書きされてしまい
「残す」ということが困難になってきた世の中のように
思います。形式知の世の中は蓄積が難しいと何かで
読んだ記憶がありますが確かにそんな気がします。
残すべきものはしっかり累積しておきたいですね。
by TERU (2014-12-03 01:13)
TERU さん ありがとうございます
残すことが 伝わるにつながりますね
おかげで 今 考えることができ ありがたく感じます
by ハマコウ (2014-12-03 04:27)
照葉樹林文化を会田雄次氏が評価されていたのを知り、意を強くしました。ぼくも照葉樹林・常緑広葉樹林が昔から好きで、それを伐採して杉や檜一色の山が増えてしまったのを悲しんでまいりました。京都でも北山杉を自然の豊かさとして称える方たちもいましたが、手間をかけて京都盆地の周囲を不自然にしてと思っただけです。
三十八年前、京都に来たときの印象です。
当時から天邪鬼でした。
芦生の照葉樹林・原生林に出会ったときは感激しました。
共同、協同、協働、ことさらに言わなくてもそうしてきたのが日本だったのでしょう。
アメリカから良いところは学びつつも和魂洋才で行きたいものです。
アベノミクスやらぼくには洋魂洋才の気がしてしまい・・・。
by ojioji (2014-12-04 14:37)
ojioji さん ありがとうございます
照葉樹林文化 大切にしたいですね
海岸には松林があるのですが それだけでは危険と言うことで
勤務校の運動場の端に ボランティアの方が 広葉樹を植えてくれました
アメリカ 子どもの頃はあこがれていましたが
このごろは…
よいところも悪いところも取り入れてしまっているような気がします
by ハマコウ (2014-12-05 05:29)