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「日本文化史研究(上)」内藤湖南 講談社学術文庫 1976年 [読書記録 歴史]

今回は 内藤湖南さんの
「日本文化史研究(上)」を紹介します。


出版社の案内には

「日本文化は、中国文化圏の中にあって、中国文化の強い影響を受けながらも、日本独自
 の文化を形成してきた。著者の日本文化を見る視点は、1つは中国の歴史の専門家とし
 て、もう1つは、日本人としての立場から、その本質をするどく洞察する。また、歴史
 への考察はもとより、書道・水墨画など幅広く日本文化を論じ、歴史家としての知識と
 その見透しの確かさ、秀れた芸術家としての資性との融合から生れた日本文化論の名著
 (全2巻)。」

とあります。




今回紹介文から強く印象に残った言葉は…

・「文化の基礎  智識 道徳 趣味」


・「平安朝 仏教が神社占領
鎌倉期 武家が寺社領地占領」


・「神社  中古 - 保護者がいなくなり → 氏子」






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☆「日本文化史研究(上)」内藤湖南 講談社学術文庫 1976年

1.JPG

◇序文 日本文化とは何ぞや

□文化の基礎  
 ○智識 
 ○道徳 
 ○趣味



□日本文化   
 ただ文化になるべき成分があったところへ、他の国の文化によって、だんだんそれが寄
せられてきて、ついに日本文化という一つの形をなした

 東洋文化はシナ中心






◇日本上古史

□大和 - 大委 - 倭

 太子の時代まで、委、倭が使われた






◇近畿地方の神社

□京都北部全体 

 出雲氏 → 小野氏 → 加茂氏



□寺から神社の侵略 

 比叡山-日枝神社

 平安朝 仏教が神社占領

 鎌倉期 武家が寺社領地占領

   ・平家-弁財天 

     ・源氏-八幡様



□神社 

 記録のない時代の補いをつけることができる



□外国から来た神   

 伴信友「蕃神考」 
   京都平野神社の研究



□神社  

 中古 - 保護者がいなくなり → 氏子



□兵主神社 

 シナから



□天照大神






◇飛鳥朝のシナ文化編入

□「十七条憲法」



□経書  

 書経 詩経 周礼 左伝 論語 漢詩外伝



□史書  

 史記 漢書 後漢書



□書誌類 

 老子 管子 韓非子 孫子 等






◇内藤湖南

 1866年 秋田生 

 秋田師範 → 小学校訓導 →「日本人」「大阪朝日新聞」記者 → 京都帝国大学教授
    
東洋史学 
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