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キーワード「学級経営」23 [読書記録 教育]

今回は、7月26日に続き、わたしの教育ノートから
キーワード「学級経営」23回目の紹介です。





今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「四分六の構え」「背中で問答」
- 常に子どもたちの様子を捉える努力は大切です。


・「子供の心の動きをつかみながら授業をしようという自覚が『とらえる視線』」
「子供と一緒に作り上げる授業」


・「声は教師の商売道具」 「舌先三寸で生きていく職業」
- 講談をはじめとした話芸が勉強になります。
  浜松市にある劇団「たんぽぽ」も、毎年夏休みに教員のための講座を開いてくれます。 


・「読み聞かせをやっているか - 道徳,ホームルーム,休み時間に」
- 毎日の続き物の読み聞かせ、わたしは楽しみにしていました。
   三浦哲郎『ユタとふしぎな仲間たち』
   山中恒 『となりのゴッペ』
       『なんだかへんて子』 
       『おしりが4つしっぽが5本』
   齋藤隆介 短編童話集『ベロ出しチョンマ』    
『八郎』
   斎藤洋 『ルドルフとイッパイアッテナ』
   さねとうあきら 『おこんじょうるり』 
『かっぱのてがみ』   
   芥川龍之介『杜子春』
   太宰治 『走れメロス』    などです。
  古い作品ばかりですね。年齢が分かってしまいます。
先日、成人した子どもに偶然会ったとき、読み聞かせの思い出を話してくれました。
うれしいことでした。
    





浜松出身の女性講談師・田辺一邑さんの第11回独演会が8月18日(日)14時より、
浜松駅近くの浜松市地域情報センターホールで開かれます。
今回の演目は「青山士」他一席です。ゲストもいらっしゃいます。

青山士(あおやま あきら)さんは、静岡県磐田市生まれの土木技術者。
パナマ運河建設に関わった方として、知られる方だそうです。
不勉強なわたしは失礼ながら存じ上げませんでした。

詳しいことは以下のサイトをご参照ください。
※浜松市文化振興財団のサイト
https://www.hcf.or.jp/calendar/detail.php?id=23106

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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。

浜松ジオラマファクトリー






☆キーワード「学級経営」23

◇四分六の構え (大西忠治)
 
□四分六の構えで板書する

  = 身体を斜めにして板書 
    視界の六分で子供の顔を見る



□背中で子供を見られるようになればベテラン

 どうしても黒板に身体を向けるとき

背中で問答 … 課題を指示してから


 子供の発言を聞くときも,特定の一人に話すときも四分六の構えで







◇子供を見て授業しているか(大西忠治)
 
□流れる視線ととらえる視線

 斉藤喜博

 「授業を見るのなら教室の前の方から,子供の顔が分かる位置から見るべきだ。」

  せめて教室の横のできるだけ前の方から  

  教師の視線を重視
 


□とらえる視線を身につける

「顔を向けてくれているが,一人だけ心を向けてくれない人がいます。だから,もう少し
 待ちます。」


子の目,表情で分かる



子供の心の動きをつかみながら授業をしようという自覚が「とらえる視線」  



反応如何で授業内容,仕方,スピードを変えなければならない

<子供と一緒に作り上げる授業>


 まず見る子を一人だけ決めておくこと  
   発見してから帰る







◇声の善し悪し(大西忠治)

□声

 声は教師の商売道具  


 舌先三寸で生きていく職業
 

 まず大きな声を出す訓練を
 

 次に声の大小・強弱のコントロールを

 
 胸声・地声・腹声の使い分けを

  
 しゃべり方の特徴 
    聞き苦しいくさび型
 
自分の声をテープにとってみよう

口癖,連発される間投詞,くさび形のアクセント
 


□イントネーションとプロミネンス

 教師のしゃべり方と間 語ることと説くことの間に間を入れる


 子供の集中度を高めるプロミネンス アクセント


 イントネーションを自覚する 


 聞きやすいしゃべり方を


 読み聞かせをやっているか
道徳,ホームルーム,休み時間に

  作品を選ぶ5つの基準
     ① 長編であること

② 一回20分以内

③ 内容・事件性

④ 描写的部分 
        報告部分という含み

  ⑤ 教師自身が好きな作品







◇板書
 
 板書   
  → 自分で工夫するしかない
 

 板書の文字 
  → 字は記号 
    正確さ・伝達性


 練習 
  → 分かりやすい文字は楷書


 板書とスピード 
  → しゃべるスピードで板書する 
    省略法の板書でカバーする


 板書の種類 
  ① 表現的板書 スピード要求
    
  ② 構成的板書 文字作品 説明的文章

③ 体系的板書


 体系的板書を基本として計画的に取り入れる。
① 板書計画 

  ② チョークの色 

  ③ 字の大きさ高さ位置 

  ④ 順序と時間
 

 板書とチョーク
   赤   2.3カ所 重要な言葉や注意すべき言葉

緑・青 線 枠 カット 図式の彩り

   黄
 

 はりもの 
  スピードアップ 
  紙黒板 = 画用紙に黒板塗料




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