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「最高の住まいをつくるリフォームの教科書」佐川旭 林直樹 PHP研究所 2014年 ① /「三日でわかる古典文学」 大橋敦夫・西山秀人 ダイヤモンド社 2000年 ⑧【再掲載 2015.5】 [読書記録 一般]

今回は佐川旭さん、林直樹さんの、
「最高の住まいをつくるリフォームの教科書」の紹介 1回目です。


出版社の案内には、

「生活情報サイトAll Aboutの「家を建てる」で長年ナビゲータを務め
 る“間取り博士”が、好評の前作『最高の住まいをつくる間取りの
 教科書』に続いて、住宅の『リフォーム』」についてゼロからわかり
 やすく解説します。リフォームの形としては、大きく分けて、(1)
 いま住んでいる家全体を、より快適に改善する。(2)新たに中古の
 マンションや一戸建てを手に入れて、住みやすい形にリノベーショ
 ンする。(3)家の傷んだ小規模な部分を修繕する。といったものが
 あります。日本全体で新築の物件が過剰供給になっているなか、今
 後ますます増えていくとみられる(1)(2)のケースについておも
 に解説します。はじめに建築家ならではの8つの視点を述べ、その
 後に「リフォームの基礎知識」から「こだわりリフォーム」までを、
 図やイラストを多く取り入れながら解説し、具体的にわかりやすく
 なるよう心がけています。」

とあります。



今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「リフォームの目的は  <メンテナンス+性能アップ>
機能的でない、狭すぎる、広すぎる、老朽化などの物理的要因と家
  族の成長と老化・衰弱、家族の増減などの人的要因がある」


・「リフォームの考え方は重ね着の発想です」


・「ひきざんで暮らしを考えてみましょう」



もう一つ、再掲載になりますが、大橋敦夫さん、西山秀人さんの
「三日でわかる古典文学」⑧を載せます。



☆「最高の住まいをつくるリフォームの教科書」佐川旭 林直樹 PHP研究所 2014年 ①

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◇建築家が教えるリフォームで大切な8つの視点
□視点1 
  ◎日本の住まいについてどれくらい知っていますか
曖昧な開口部で「解放」と「閉鎖」のある家に
 町家(雨-低い軒)
格子戸(採光・通風)
廊下(自然と一体化)
囲炉裏

□視点2 
  ◎なぜリフォームするのか目的をはっきりさせましょう
構造チェック
 ①基礎補強
 ②基礎+土台緊結
 ③柱引き抜きの防止
 ④架構の新設
 ⑤耐力壁の補強
メンテナンス+性能アップ
物理的要因 
       - 機能的でない 狭すぎる 広すぎる 老朽化
人的要因
       - 家族の成長と老化・衰弱 家族の増減

□視点3 
  ◎リフォームの考え方は重ね着の発想です
内装 … ビニルクロス重ね貼り
床  … 複合フローリング6mm重ね貼り
床  … クッションフロア重ね貼り(1.8mm)

□視点4 
  ◎リフォームとは「生活図面」を作り上げること
新築    … 建設図面    
    リフォーム … 生活図面
     このようにリフォームしたいという希望を図面に!

□視点5 
  ◎耳を澄ませてみてください 多彩な生活音が聞こえるはず 
△水道を止めたときの音
      - 固体伝搬音と空気伝搬音

□視点6 
  ◎健康なる住まいが生活の質を高めてくれます
光・風・熱

□視点7 
  ◎ひきざんで暮らしを考えてみましょう
CD・HD整理  
    ワンプレート食器  
    箱から出してバザーに
不要な物はこまめに捨てる = 必要なものだけ残す
※ ライフスタイルの確立

□視点8 
  ◎時間が経つほど味と価値が出る家造りを!
物理的寿命   耐震性 湿気・結露対策
心理的寿命   採光 自然素材 +αスペース
生活的寿命   ライフステージ変化対応 段差 点検口
資産的寿命   本物






☆「三日でわかる古典文学」 大橋敦夫・西山秀人 ダイヤモンド社 2000年 ⑧【再掲載 2015.5】

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◇今昔物語集
  日本から中国,インドまでの説話が大集合
   「今ハ昔」~「トナム語リ伝ヘタルトヤ」
  華やかな王朝文化と対照的な影の部分
  仏法の世界 
    霊談・奇話  
    庶民・都の暗部 
    人間の暗部
 「道成寺」のヒロインの実の姿
   若く美しい僧に迫る寂しい女
想いの熱さが蛇になり僧を焼き殺す
「羅生門」
 「らいせ」の意味を持つ巨大な羅生門
   本来は羅城門 
    平安京の周囲 → 一部のみ
   野性美の「今昔物語集」 繊細な「羅生門」


◇安倍清明
平安時代のカリスマ陰陽師
髪を洗い爪を切る日も陰陽道で決める平安貴族
  陰陽五行説「木・火・土・金・水」 陰陽寮
陰陽道のスターが安倍清明 - 清明神社



<中世>
◎ 日本的美意識は「無常観」から生まれた
◎ 権力の脆さと人の世のはかなさ

◇方丈記 
人と住まいの無常さに気付き自分を再発見
「方丈」は「菩薩の道」に通じる 
    9m四方の正方形の部屋
自己を再発見する過程が見える「方丈記」
  400字詰で20枚ぐらいの作品
人生の浮き沈み,喜び哀しみの果てに生まれた「方丈記」
  祖先は神武天皇に連なる由緒正しき家柄
  下賀茂神社の神官だった父の死が運命を変える
    後鳥羽上皇が目をかけてくれるのが50歳で出家
    源実朝との出会いが執筆のきっかけ
  「発心集」仏教説話 
       人の心「執念」の不思議さ
方丈の家は日本初のプレハブワンルーム
  持ち運びできる方丈の家 
      広さ1丈4尺高さ7尺(2.31m)
どんなに大きく立派な家でも結局は消えてしまう
自然と対話できる小さな住まい
     → 元祖アウトドア派
人間も住まいも無常だが俗世から逃げられない心
  社会的大事件は一切排除されている
   結局俗世へのこだわりが捨てられない
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