「東海地震がわかる本」 名古屋大学災害対策室 東京新聞出版局 2003年 [読書記録 一般]
今回は 名古屋大学災害対策室による
「東海地震がわかる本」を紹介します
「○○地震がわかる…」とタイトルを付けた本は多いのですが
本当に分かるかと言えば わたしの理解力がないのか
分かったような 分からないような理解になることがほとんどです
東海地方は年間4㎝の速度で潜り込んでいるのは分かるのですが
肝心の いつスリップするかについては
滑ってみなければ分からないということなのでしょう
地震3兄弟の恐ろしさは 近頃の報道によりよく分かってきました
連動する可能性が強いと言うことも分かるのですが
それも発生しなければ分からないことです
1981年以降建てられた家は大丈夫とはいうものの
「最低基準」となれば安心はできません
しかも 圧死の心配の他に 津波の心配も…
心の準備・備えと
備蓄の準備・備えが大切なことは 分かりました
また 自然の力の大きさも
時に このような本を読み
心の準備をしておくことは 大切だとは思います
☆「東海地震がわかる本」 名古屋大学災害対策室 東京新聞出版局 2003年
◇地下で起きたゆっくり滑り
○2001年7月25日 日本中の地質学者に衝撃が走った
○国土地理院GPSネットワーク
全国1000点の地震観測点 1200点の観測点
○スロースリップの正体
プレートと陸側地殻にザラザラ部分(地震)とねばねば部分(ゆっくり)
∥
大きな地震が近付いてきたことの根拠
○東海地方では年間約4㎝の速度でプレートが陸の地殻の下に
スロースリップにより頑張り続ける部分が狭まる
◇東海地震って何
○地震3兄弟 東海・東南海・南海
○「割れ残り」地震空白域
○観測は劇的に変化
掛川付近水準測量-今村明恒博士の働きかけ
○1978年 大震法
予知-「発生場所」「大きさ」「地刻」
○「流れ」
異常発見 → 観測情報・解説情報 → 判定会 → 警戒宣言
→ テレビ・ラジオ広報 → 計画行動
○今村明恒 東京帝国大学助教授→大森今村論争→教授
1929年 地震学会 1928年 和歌山に南海地動観測所
◇そうなればどうする 地震に強い建物
○耐震性
1950 建築基準法 壁量規定
1971 布基礎義務づけ
1981 新耐震設計基準 - 壁率見直し = 最低基準
○共振とうちわ 免震 制震(TMD TLD)
◇身の回りの防災
○備蓄 = 保険 3日分の水(約1リットル/1人1日)
食糧、衣類(防寒)、常備薬、十円玉
○阪神淡路大震災-志望者の約9割が圧死
「東海地震がわかる本」を紹介します
「○○地震がわかる…」とタイトルを付けた本は多いのですが
本当に分かるかと言えば わたしの理解力がないのか
分かったような 分からないような理解になることがほとんどです
東海地方は年間4㎝の速度で潜り込んでいるのは分かるのですが
肝心の いつスリップするかについては
滑ってみなければ分からないということなのでしょう
地震3兄弟の恐ろしさは 近頃の報道によりよく分かってきました
連動する可能性が強いと言うことも分かるのですが
それも発生しなければ分からないことです
1981年以降建てられた家は大丈夫とはいうものの
「最低基準」となれば安心はできません
しかも 圧死の心配の他に 津波の心配も…
心の準備・備えと
備蓄の準備・備えが大切なことは 分かりました
また 自然の力の大きさも
時に このような本を読み
心の準備をしておくことは 大切だとは思います
☆「東海地震がわかる本」 名古屋大学災害対策室 東京新聞出版局 2003年
◇地下で起きたゆっくり滑り
○2001年7月25日 日本中の地質学者に衝撃が走った
○国土地理院GPSネットワーク
全国1000点の地震観測点 1200点の観測点
○スロースリップの正体
プレートと陸側地殻にザラザラ部分(地震)とねばねば部分(ゆっくり)
∥
大きな地震が近付いてきたことの根拠
○東海地方では年間約4㎝の速度でプレートが陸の地殻の下に
スロースリップにより頑張り続ける部分が狭まる
◇東海地震って何
○地震3兄弟 東海・東南海・南海
○「割れ残り」地震空白域
○観測は劇的に変化
掛川付近水準測量-今村明恒博士の働きかけ
○1978年 大震法
予知-「発生場所」「大きさ」「地刻」
○「流れ」
異常発見 → 観測情報・解説情報 → 判定会 → 警戒宣言
→ テレビ・ラジオ広報 → 計画行動
○今村明恒 東京帝国大学助教授→大森今村論争→教授
1929年 地震学会 1928年 和歌山に南海地動観測所
◇そうなればどうする 地震に強い建物
○耐震性
1950 建築基準法 壁量規定
1971 布基礎義務づけ
1981 新耐震設計基準 - 壁率見直し = 最低基準
○共振とうちわ 免震 制震(TMD TLD)
◇身の回りの防災
○備蓄 = 保険 3日分の水(約1リットル/1人1日)
食糧、衣類(防寒)、常備薬、十円玉
○阪神淡路大震災-志望者の約9割が圧死
東海地震については、第2次世界大戦中に起きていたという話を聞いた事があります。戦時中なので敵に知られてはまずいとの事で軍事機密になったとか、そのため当時の規模や被害などが不明のままだとか。どこまで本当なのかわからないですけどこの本には書いてありましたか?
by おれんじわに (2012-04-18 16:59)
おれんじわに さん いつもありがとうございます
大戦中の地震についてこの本に書かれていたかどうかは失念しましたが
当時 そのために倒壊し残念ながら亡くなられて児童も出たことについて書かれた児童書「あかりのない夜」については 本ブログでも取り上げました
大変怖いことです
※本ブログ掲載ページ
http://ya42853.blog.so-net.ne.jp/2011-08-08
by ハマコウ (2012-04-18 17:19)
こんばんは
東海、東南海、南海といずれは来ると言われていますが、
プレート型だけではなく、日本に住んでいる限り、どこで直下型が
起きてもおかしく無いんですよね。
そういう場所に住んでいるということを、何となく忘れがちですが・・
by mk_papanero (2012-04-19 00:06)
この本を今、職員で回し読みしているところです^^
著者は、近隣出身の方なんですよ。
by カリメロ (2012-04-19 02:59)
mk_papanero さん いつもありがとうございます
地震速報の震源地を聞いても 至る所で地震が発生しています
備えあれば憂いなし ですが 大きなことがないと忘れがちになってしまうのが自分でも怖いと思います
by ハマコウ (2012-04-19 04:38)
カリメロ さん いつもありがとうございます
著者の方も近隣に住まわれているとのこと
偶然ということはあるものですね
心の準備をしておくことは 大切だと思います
by ハマコウ (2012-04-19 04:40)