「人間形成の論理」上田薫 黎明書房 1985年 ① [読書記録 教育]
「子どもをどこまでも納得させてやることが正しい社会科の指導である」
「今日正しいとされる知識も明日は誤りとされることを覚悟」
今回は 上田薫さんの
「人間形成の論理」1回目の紹介です
出版が随分以前の本ですが 大変勉強になりました
(初版は1964年-半世紀以上前?)
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「子どものものとなり働くということが真に与えたと言うこと」
・「『子どもがどう動いたか』『どう変わったか』が決め手」
- アクティブラーニングか否かというよりも…
・「知識は発展するためのものである
注入=知識の奴隷 注入=絶対主義 注入=暴力」
- 未だに注入絶対主義も…
・「上意下達(伝達講習)のみで下意上達はない(=有形無形の圧迫)
教育が政治に振り回されている」
-30年前から変わりません
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☆「人間形成の論理」上田薫 黎明書房 1985年 ①
◇注入主義
□注入主義への郷愁
□2つの注入主義
○注意 ≠ 与えること
① 保守的な注入主義 都合のよい物だけ
② 進歩的な注入主義
③ 事実の押しつけ 無立場という迷彩
今日正しいとされる知識も明日は誤りとされることを覚悟
○知識の相対性
知識は発展するためのものである
注入 = 知識の奴隷
注入 = 絶対主義
注入 = 暴力
◇系統主義との対決
□系統主義とは何か
系統主義 = 学問的な系統主義的知識の注入に基礎
∥
無恥で不遜な絶対的安定感(=正しい教育の最大の敵)
□系統はどこに成立するか
知識は子どもがそれを系統的に働かすことができるとき初めて真に系統的なのである
<系統が実現するのは子どもの中>
|
・基準の選択が介入してきている
・公約数はあくまで公約数にしか過ぎない
系統と主体
系統の成立には選択が働く価値観が作用する
注入 = 知識圧殺
◇オプティミズムの害毒
□経験主義への論難
動的相対主義
□一般と特殊
「水道方式」一般から特殊へ
水道方式はあくまでも「計算の世界」で
□法則固定の問題
川合章『教授=学習過程』
科学の相対性の確認不徹底
□新しい普遍
経験主義 - 「計画性を欠く」「指導性に乏しい」
確かさにしがみつくことこそ系統主義の致命的弱点
経験主義は動く系統を重んじる
「働く世界」「手がかりの世界」
「真にリアルに普遍を探求する立場」
◇「かのように」からの脱出
1 教師の特権としてのきめ手と言うこと
□昭和33年夏 社会科の初志を貫く会
「いかなる意味での注入を完全に排除すること」
◎「教育内容を与えることに関して何のためらいもない」
-「与えることを除いて教育が成立するのだろうか」
|
子どものものとなり働くということが真に与えたと言うこと
注入
「教師が教育内容の背後に固定させられた真理を意識し、従ってそれを絶対化して子ど
もに与えようとする場合」
↑↓
相対的な内容を相対的な立場で与えるのは決して注入ではない
「子どもがどう動いたか」「どう変わったか」が決め手
2 やむにやまれず戦うと言うこと
□上意下達(伝達講習)のみで下意上達はない(=有形無形の圧迫)
□絶対主義の泥沼に落ちぬと言うこと
教育が政治に振り回されている
□社会事象に立ち入ると言うこと
□ひっくり返しの連続と言うこと
事実を重んじよ - 教育はひっくりかえしの連続
「子どもをどこまでも納得させてやることが正しい社会科の指導である」
「今日正しいとされる知識も明日は誤りとされることを覚悟」
今回は 上田薫さんの
「人間形成の論理」1回目の紹介です
出版が随分以前の本ですが 大変勉強になりました
(初版は1964年-半世紀以上前?)
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「子どものものとなり働くということが真に与えたと言うこと」
・「『子どもがどう動いたか』『どう変わったか』が決め手」
- アクティブラーニングか否かというよりも…
・「知識は発展するためのものである
注入=知識の奴隷 注入=絶対主義 注入=暴力」
- 未だに注入絶対主義も…
・「上意下達(伝達講習)のみで下意上達はない(=有形無形の圧迫)
教育が政治に振り回されている」
-30年前から変わりません
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☆「人間形成の論理」上田薫 黎明書房 1985年 ①
◇注入主義
□注入主義への郷愁
□2つの注入主義
○注意 ≠ 与えること
① 保守的な注入主義 都合のよい物だけ
② 進歩的な注入主義
③ 事実の押しつけ 無立場という迷彩
今日正しいとされる知識も明日は誤りとされることを覚悟
○知識の相対性
知識は発展するためのものである
注入 = 知識の奴隷
注入 = 絶対主義
注入 = 暴力
◇系統主義との対決
□系統主義とは何か
系統主義 = 学問的な系統主義的知識の注入に基礎
∥
無恥で不遜な絶対的安定感(=正しい教育の最大の敵)
□系統はどこに成立するか
知識は子どもがそれを系統的に働かすことができるとき初めて真に系統的なのである
<系統が実現するのは子どもの中>
|
・基準の選択が介入してきている
・公約数はあくまで公約数にしか過ぎない
系統と主体
系統の成立には選択が働く価値観が作用する
注入 = 知識圧殺
◇オプティミズムの害毒
□経験主義への論難
動的相対主義
□一般と特殊
「水道方式」一般から特殊へ
水道方式はあくまでも「計算の世界」で
□法則固定の問題
川合章『教授=学習過程』
科学の相対性の確認不徹底
□新しい普遍
経験主義 - 「計画性を欠く」「指導性に乏しい」
確かさにしがみつくことこそ系統主義の致命的弱点
経験主義は動く系統を重んじる
「働く世界」「手がかりの世界」
「真にリアルに普遍を探求する立場」
◇「かのように」からの脱出
1 教師の特権としてのきめ手と言うこと
□昭和33年夏 社会科の初志を貫く会
「いかなる意味での注入を完全に排除すること」
◎「教育内容を与えることに関して何のためらいもない」
-「与えることを除いて教育が成立するのだろうか」
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子どものものとなり働くということが真に与えたと言うこと
注入
「教師が教育内容の背後に固定させられた真理を意識し、従ってそれを絶対化して子ど
もに与えようとする場合」
↑↓
相対的な内容を相対的な立場で与えるのは決して注入ではない
「子どもがどう動いたか」「どう変わったか」が決め手
2 やむにやまれず戦うと言うこと
□上意下達(伝達講習)のみで下意上達はない(=有形無形の圧迫)
□絶対主義の泥沼に落ちぬと言うこと
教育が政治に振り回されている
□社会事象に立ち入ると言うこと
□ひっくり返しの連続と言うこと
事実を重んじよ - 教育はひっくりかえしの連続
「子どもをどこまでも納得させてやることが正しい社会科の指導である」
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