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「菜根譚を読む」井原隆一 プレジデント社 2003年 [読書記録 一般]

今回は 井原隆一さんの

「菜根譚を読む」を紹介します。


出版社の案内には、

「93歳にして、土に親しみ、日々農業に励む。元『経営の名人』、いま『人生の達人』が
 中国古典の名篇を、混迷・不安の時代を生き抜く指針として凝縮する。」

とあります。


今回紹介文から強く印象に残った言葉は…

・「明暗は徳を基礎としたか利を先にしたか。」


・「PFドラッガー 『能力よりも人格を後にする者は人の上に立てない』」


・「人生の大病はただこれ傲の一字なり」


もう一度 最後まで 読まなければと思っています。



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☆「菜根譚を読む」井原隆一 プレジデント社 2003年

1.JPG

◇はじめに

□心の教科書「菜根譚」 

 17世紀 中国・明 洪応明 人生の指南書

 儒教 + 道教 + 仏教 = 処世の道



先憂後楽






◇仁 徳は事を為す基礎となる
   
① 徳は事業の基なり。いまだ基の固まらずして棟の堅久なる者はあらず。心は後裔の根
 なり。いまだ根の植たずして枝葉の栄茂する者はあらず。   

  
 明暗は徳を基礎としたか利を先にしたか。


 心 = 人間としての道 徳の心思いやり


 西郷南州 「児孫のために美田を買わず」



現代 「児孫のために美田を残すべし。ただし美田と美心をあわせ残せ」   



② 徳は才の主として才は徳の奴なり。才ありて徳なきは家に主なくして奴の事を用うる
 がごとし。いかんぞ唱狂せざらん」

 PFドラッガー 「能力よりも人格を後にする者は人の上に立てない」

   

③ 道徳を遵守する者は一時の寂寞たり。権勢に依阿する者は万古凄涼たり。達人は物外
 の物を観じ、身後の身を思う。むしろ一時の寂莫を受くるも万古の凄涼をとるなかれ


  鬼面一点張りでは人はついてこない。その中にえびす顔があって初めて、人は着いて
 くる。「和中厳」組織内では和に重点+信賞必罰


  いかなる兵も敵には強いが上司の情けには弱くなる。



 「怒りを人に映さず」 
    感情を人に移すような人間は責任まで人に移す


家康遺訓
      
 1 人の一生は重き荷を負うて遠き道を行くがごとし 急ぐべからず
      
 1 不自由を常と思わば不足なし
      
 1 心に望み起こらば困窮したるときを思い出すべし
      
 1 堪忍は無事長久のもとい
      
 1 怒りは敵と思え
      
 1 勝つことばかり知りて負けることを知らざれば害その身に至る
      
 1 己を責めて人を責むるな
      
 1 及ばざるは優れるに勝れり         


 「信なればすなわち人任ず」






◇智 人の器量は知識にしたがいて長ず

「五ケンの戒め」 

  堅・謙・倹・憲・研 ~ 敬を守る

  人生の大病はただこれ傲の一字なり


 当たり前のことを聞いた場合、立ち止まって自分の行動を反省してみる
「山高ければ谷深し」

「人に千日の好なく、花に百日の紅なし」好況持続はない


 上位者には上位者としての任務がある



課長が課長の仕事をせず任務を果たしていないなら給与もパートのおばさん並みでよいのではないか
課長として勤務時間中は椅子から離れない
「静に動を見、動に静を見る」



~ 途中まで №61 P123まで
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