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「過去への旅」小此木啓吾 近代文芸社 1996年 ② [読書記録 一般]

今回は、7月2日に続き、小此木啓吾さんの
「過去への旅」2回目の紹介です。



出版社の案内には、


「『過去への旅』それは思い出という心の財産と再会し、心をより豊かにする旅である。
 精神分析医の権威である著者が、自らの幼少期の体験を通して自我の確立を探り、現代
 社会の身近な課題についても考察する。」



とあります。




今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「七つの大罪 
  ① 大食 ② 強欲 ③ 怠惰 ④ 肉欲 ⑤ 高慢 ⑥ 嫉妬 ⑦ 憤怒」


・「罪を罪として裁く正義の味方は本当に自分自身にもそれだけの資格を持っているか」


・「『豊かな自閉』と『貧困な自閉』」


・「新しい自閉的な傾向を持ったパーソナリティの持ち主が増加」
- わたしも強く感じていることです。20年以上前に指摘されていることですが。





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☆「過去への旅」小此木啓吾 近代文芸社 1996年 ②

1.jpg

◇モラルなき時代の人間像

□映画「蒼い記憶」

 多様な意識の流れの映像化

 時代はある種の多重人格の時代

 主人公・マイケル 
   欲望のままの意識 → 救いのなさ




□映画「セブン」 

 正義の虚構を暴く → すべてがラスト10分間


 7つの大罪 怒り



キリスト教の地獄へ堕ちる七つの大罪
   ① 大食 
   
   ② 強欲 

   ③ 怠惰

   ④ 肉欲                  

   ⑤ 高慢 

   ⑥ 嫉妬

   ⑦ 憤怒



ミケランジェロのモーゼ象
  ダンテ「神曲」のもとに


 モーゼ 必死に自分の怒りと闘う
一度十戒版を投げつけようと思って振り上げけたのだが,じっと堪えてもとの脇に
  抱え直す


「罪とは何か 
 罪を罪として裁く正義の味方は本当に自分自身にもそれだけの資格を持っているか」

 = 啓示のメッセージ

 





◇困った人たちが増えた理由

□価値観のギャツプとメディア自閉の時代
 
 1 保守的な女性観・家庭観 VS 現代的な女性観・家庭観



    お互いに期待する役割に大きな違い

  価値観の食い違いによるトラブル
 

 2 メディア自閉症

  周りからみて一人の世界に閉じこもっている状態 = 「自閉」

  「豊かな自閉」と「貧困な自閉」

  貧困な自閉
   = 周りの人々の間によい交流がなく,一人自分が空想・幻想の世界に閉じこもっ
    ている状況


  精神病
一人閉ざし 妄想の内容は流れとともに共有できない


  内容の貧困な自閉な状態

↑↓

  インターネットの世界
その心はネットワークを介して交流し,豊かな心の内容を分かち合い伝え合って
   いる



時間・空間を超越した心の交流




□自閉の状態の問題点

 1 眼前の身近な人と人との間の交流が希薄になる

直接の豊かな交流が失われる


 2 豊かな交流を介して得られたものは、眼前の現実の世界や人間関係の中にフィード
  バックされなければならない

フィードバックの道


 3 未知

人間関係の変革や変容

ジザイド人間の大量生産
「目の前の現実に関心が薄く,人と人の関わりからも引きこもって,空想や幻想
     や,はるか遠く彼方の対象とのみ関わっているような状態」

         ↑

   新しい自閉的な傾向を持ったパーソナリティの持ち主が増加

   → 全く新しいタイプの人間が登場?



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