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キーワード 読書について65-「先生、本を読んで」 村上淳子 ポプラ社 1999年 (1) /「わかりあえないことから」平田オリザ 講談社現代新書 2012年 ③【再掲載 2016.1】 [読書記録 教育]

今日は4月1日、月曜日です。


今回は3月21日に続いて、
「キーワード 読書について」65回目、村上淳子さんの
「先生、本を読んで」の紹介 1回目です。



出版社の案内には、

「読み聞かせで、教室が変わった!「感動がこころを育てる」をモッ
 トーに、小中学校の教師として、三十八年間にわたり教室で本の読
 み聞かせをつづけてきた著者が、その活動を通じて出会ったさまざ
 まな体験をもとに、読み聞かせが持つ無限のR気を、読書の魅力を
語る。」

とあります。



要約とはいうものの、
半世紀前に読み聞かせで読まれていた本の目録となってしまいました。




もう一つ、再掲載になりますが、平田オリザさんの
「わかりあえないことから」③を載せます。





☆キーワード 読書について65-「先生、本を読んで」 村上淳子 ポプラ社 1999年 (1)
  
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≪著者が読み祀かせ・読書指導に用いたテキスト≫
                  (著者・書名共五十音順)
◇日本と世界の名作
  阿川弘之   「煙管」

  芥川籠之介  「蜘蛛の糸」
         「父」
         「杜子春」
         「トロッコ」
         「鼻」
         「手巾」
         「魔術」
         「蜜柑」
         「羅生門」

  青島武郎   「小さき者へ」
         「一房の葡匂」

  伊藤左千夫  「野菊の墓」

  井上 靖   「弧猿」
         「しろばんば」

  井伏鱒二   「山椒魚」

  オー・ヘンリー「最後のひと葉」

  開高 健   「裸の王様」

  菊池 寛   「入れ札」
         「恩讐の彼方に」

  小泉ハ雲   「耳なし芳一」
         「雪女」

  志賀直哉   「城の埼にて」
         「小僧の神様」
         「正義派」
         「清兵衛と瓢箪」
         「母の死と新しい母」

  島木健作   「赤蛙」

  下村湖人   「次郎物語」

  太宰 治   「走れメロス」
         「富嶽百景」

  壷井 栄   「牡蠣の木のある家」
         「板道」
         「二十四の瞳」
         「母のない子と子のない母と」

  永井龍男   「黒い御飯」

  夏日漱石   「坊っちやん」
         「夢十夜」
         「吾輩は猫である」

  原 民喜   「夏の花」

  宮沢賢治   「オッペルと象」
         「よだかの星」

  武者小路実篤 「愛と死」
         「友情」

  モーパッサン 「首飾り」

  森 鴎外   「最後の一句」
         「山椒太夫」
         「高瀬舟」

  吉川淳之介  「童謡」



◇絵本
  いそみゆき   『ポロ』長新太絵 ポプラ社

  大塚勇三    『スーホの白い馬』赤羽末吉絵 福音館書店

  儀間比呂志   『ふなひき太良』岩崎書店

  グリム     『おおかみと七ひきのこやぎ』
            フエリックス・ホフマン絵 瀬田貞二訳
            福音館書店

  斎藤隆介    『三コ』滝平二郎絵 福音館書店
          『ソメコとオニ』滝平二郎絵 岩崎書店
          『八郎』滝平二郎絵 福音館書店
          『花さき山』滝平二郎絵 岩崎書店
          『ひさの星』岩崎ちひろ絵 岩崎書店
          『ふき』 滝平二郎絵 岩崎書店

  佐野洋子    『100万回生きたねこ』講談社
          『すうすうすう』リブロポート

  たばたせいいち・先天性四肢障害児父母の会
          『さっちゃんのまほうのて』偕成社

  土家由岐雄   『かわいそうなぞう』武部本一郎絵 金の星社

  新美南吉    『ごんぎつね』箕田原二郎絵 ポプラ社
          『てぶ<ろをかいに』若山憲絵 ポプラ社

  バーレイ(スーザン)『わすれられないお<りもの』
               小川仁央訳 評論社

  パスカ一リア(レオ)『はっぱのフレディ-いのちの旅-』
             みらいなな訳 島田光雄絵 童話屋

  肥田美代子   『ゆずちやん』石倉欣二絵 ポプラ社

  舟崎克彦    『はかまだれ』村上豊絵 ひくまの出版

  松谷みよ子   『わたしのいもうと』味戸ケイコ絵 偕成社

  マンチ(ロバート)『ラヴ・ユー・フオーエバー』
             乃木りか訳 梅田俊作絵 岩崎書店

  三橋節子    『雷の落ちない村』小学館

  季錦玉     『さんねん峠』朴民宜絵 岩埼書店








☆「わかりあえないことから」平田オリザ 講談社現代新書 2012年 ③【再掲載 2016.1】

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◇しゃべらないという表現
 中学国語の教材 
  富良野市立布部小学校での授業  
    劇 「転校生が来る」
  狭い人間関係は演劇という疑似体験の○○が多少あるかもしれない 
  ・ 教室でできる
  ・ 舞台装置、照明、音響、衣装がいらない
    ・全員ができる
    ・一人一台詞のような悪平等にならない
    ・楽しい
  
◇教えない勇気
スキット
    ・3分ほどのテキスト
 ・ 朝の学校の設定。
    ・ 子どもがワイワイ。
    ・ 先生が転校生を連れてくる。
    ・ 転校生の自己紹介と生徒から転校生へのいくつかの質問。
     それから先生は「職員室に戻る」と言って行ってしまう。
    ・ 転校生と生徒との会話が続く。
  1時間目 - 配役を決めて演じてみる。
    生徒1~4 先生1 転校生1
  2時間目 
     朝、先生が来るまで何の話をするか、転校生がどこから来た
    か、どんな自己紹介をするか、転校生にどんな質問をするか、
    そして先生もいなくなった後はどんな会話をするか、子どもた
    ちに決めさせて台本を作ってもらう。
→ ワークシート  空欄に台詞を書き込んでいく
  3時間目 その発表
 話し言葉の多様性
  表現教育には子どもたちから表現が出てくるのを「待つ
      勇気」が必要だ。
    ◎「待つ勇気」
    ◎「教えない勇気」
  
◇フィクションの力
 生徒1~4  
   → 生徒4を出だしに
  オリジナルの台本に!  
    ◎ ウソもOK

◇支えきれないウソはつかない
  1時間目までに配役を決め、テキストを書き換え、練習して発表
  にまで持っていく。
見る
   - 見られる 
     体験がモチベーションを決める
   → 台本に入れる 工夫

◇しゃべらないという表現 
2時間目  創作の時間
   大きな空欄と簡単なト書き
     → 本当にオリジナルな台本
    しゃべらない、遅刻もOK

◇コミュニケーション教育は国語教育か? 
 文科省
    「読む、書く、聞く、話す」
  平田オリザ  
    国語
    → ①「表現」(演劇、音楽、図工、作文・スピーチ、ダンス)
   と   
②「ことば」(文法、発音・発声)  2つの科目に
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