「大切なのはつまずき寄り道回り道」藤岡克義 小学館 2016年 ①(前半) /「実践子どもウォッチング」上條晴夫 民衆社 1993年 ①【再掲載 2016.9】 [読書記録 一般]
今日は4月3日、水曜日です。
今回は、藤岡克義さんの
「大切なのはつまずき寄り道回り道」の紹介 1回目(前半)です。
出版社の案内には、
「現代社会において、不登校、勉強が苦手、非行などさまざまな理由で
学校に行けず『普通の道』から取り残されてしまった子供たちは少な
くない。学校という枠から外れたら最後、社会からも取り残されてし
まういま、そうした子供たちを“復活”させる塾がある。
広島県福山市にある『フジゼミ』塾長の藤岡克義さんは自身も中学で
非行デビュー、高校を1か月で中退するなど一度は『普通の道』から
外れたひとり。19歳一念発起し、『This is a pen.』から勉強して20
歳で大学に進学。
2004年に設立したフジゼミには非行少年や学年最下位レベル、中
卒生も多く通うが、生徒たちはみな自らの目標を見つけ、大学に進学
したり資格を取得するなど、道を拓き歩み直している。
自身の経験を基に藤岡さんが投げかけるのは、“普通の道というレール
を降りたら最後”といういまの教育システムへ疑問と、『回り道も悪く
ない』『“普通の子”にならなくてもいい』『大切なのは自分で道を決め
ること』などのメッセージだ。
学校や社会から置き去りにされてしまった子供はもちろん、そうした
子に悩む親御さんに向けた『再生の希望』となる一冊。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「いま何が必要か、どこからやるか、どうやるか見定め、仕切り直し
『やらねば』という気持ちに火が付けば誰でも伸びます。」
・「『やる気』『安心』『普通』にこだわらなくても大丈夫」
・「落ちこぼれだったはずの友人の真っ黒な辞書」
・「活路のチャンスをもらえていない人はたくさんいる」
もう一つ、再掲載になりますが、上條晴夫さんの
「実践子どもウォッチング」①を載せます。
☆「大切なのはつまずき寄り道回り道」藤岡克義 小学館 2016年 ①(前半)
◇はじめに
遠回りは人生の損じゃない
フジゼミ
真剣に決意するための時間と世間的には「遅すぎるスタート」
を全面的に応援する体制がある
→ 現時点での学力、成績、年齢などはすべてリセット
いま何が必要か、どこからやるか、どうやるか見定め、仕切
り直し「やらねば」という気持ちに火が付けば誰でも伸びます。
メッセージ
「やる気」「安心」「普通」にこだわらなくても大丈夫
◇回り道人生も悪くない
回り道を経験したことがあるからこそ分かったこと
私立中学を退学、ヤンキー中学へ
あれた生活
二段ベッドのはしごをたたきつけてあばら骨を折った
江の川高校(現石見智翠館高校)
「もう家に帰ってくるな」
→ 東京で働き始める(東京の親戚 酒問屋に)
事故で右目の視力を失いまたしても高校退学
→ 私立の商業科に
月収100万円の店長に(ゲーム喫茶)
「大検に合格したら高卒と同じになる」という選択肢
落ちこぼれだったはずの友人の真っ黒な辞書
「呉服屋のおっちゃん」に教えてもらった
同志社大学英文科卒 格安私塾 店の二階で英語
「家だとさぼるから毎日来い」マンツーマン
一日10時間の猛勉強
おじさんからは英語だけ
国語小4レベルから「漢字ドリル」「文章題ドリル」
ひょっとしたらひょっとして
国学院大学経済学部に入学
遠回りしたから出会えた岩國ゼミの仲間
岩國哲人ゼミナール 自主ゼミ
鑑別所からの復活劇
横山樹くん 2009年青山学院大学入学
四年遅れで人生変わる
活路のチャンスをもらえていない人はたくさんいる
☆「実践子どもウォッチング」上條晴夫 民衆社 1993年 ①【再掲載 2016.9】
◇後押しの思想
背中にその子の「今」を見る
Gパターン
胎児の格好Genetic(起源)の頭文字
幼児がえり(退行現象)の不登校
= 「育て直し」が必要
「押す」援助と「引っ張る」援助
押しという意識
→ ポイント
①猫背になっていないか
②事が後ろにつきだしていないか(メモミスか?=ハマコウ)
◇呼吸と運動
呼吸と運動には法則がある
・息を吸いながら殴ることはできない
= 運動は息を吐きながらやる
◇沈黙の授業
言葉を消すことで対話が始まる
完全黙秘 = 内向的
手振り身振り表情だけの「沈黙の授業」
◇「どうしてかぜひいちゃったの」
病気をサインとして生活を見直す
「分かんない」
→「どうしてひいちゃったの」と理由を問う
生活がみえてくる
◇立ち方・座り方
立ち方座り方に表れるその子の思い
- 非言語的な情報
◇距離
叱る時
少し距離をとって叱る
①少し離れて
②手を腰に当てて
◇飽きのサイン
集中力を欠くと
① 気が散る
「目」が散る
② 姿勢が崩れる
「背中」が曲がる
③ 落ち着きを失う
「手」が動く
④ 動き出す
「足」が動く
◇班対抗学習ゲーム
(1)「辞書早引き競争」
① 指定語を引く
② 引けた子は立つ
③ 班全員立ち上がったら座る
④ 班対抗得点化
8回戦 2回戦,4回戦後に作戦タイム各2分
やる気と技術
(2)「リレー読み」
① 指定文書を間違わずに読む
② 班でチーム
一人一人 一文ずつ次々に
③ 間違えたらアウト
④ 長く読めたチームが勝ち
= 得点化
3回戦
→ ゲーム的要素を取り入れ集中力を養う
今回は、藤岡克義さんの
「大切なのはつまずき寄り道回り道」の紹介 1回目(前半)です。
出版社の案内には、
「現代社会において、不登校、勉強が苦手、非行などさまざまな理由で
学校に行けず『普通の道』から取り残されてしまった子供たちは少な
くない。学校という枠から外れたら最後、社会からも取り残されてし
まういま、そうした子供たちを“復活”させる塾がある。
広島県福山市にある『フジゼミ』塾長の藤岡克義さんは自身も中学で
非行デビュー、高校を1か月で中退するなど一度は『普通の道』から
外れたひとり。19歳一念発起し、『This is a pen.』から勉強して20
歳で大学に進学。
2004年に設立したフジゼミには非行少年や学年最下位レベル、中
卒生も多く通うが、生徒たちはみな自らの目標を見つけ、大学に進学
したり資格を取得するなど、道を拓き歩み直している。
自身の経験を基に藤岡さんが投げかけるのは、“普通の道というレール
を降りたら最後”といういまの教育システムへ疑問と、『回り道も悪く
ない』『“普通の子”にならなくてもいい』『大切なのは自分で道を決め
ること』などのメッセージだ。
学校や社会から置き去りにされてしまった子供はもちろん、そうした
子に悩む親御さんに向けた『再生の希望』となる一冊。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「いま何が必要か、どこからやるか、どうやるか見定め、仕切り直し
『やらねば』という気持ちに火が付けば誰でも伸びます。」
・「『やる気』『安心』『普通』にこだわらなくても大丈夫」
・「落ちこぼれだったはずの友人の真っ黒な辞書」
・「活路のチャンスをもらえていない人はたくさんいる」
もう一つ、再掲載になりますが、上條晴夫さんの
「実践子どもウォッチング」①を載せます。
☆「大切なのはつまずき寄り道回り道」藤岡克義 小学館 2016年 ①(前半)
◇はじめに
遠回りは人生の損じゃない
フジゼミ
真剣に決意するための時間と世間的には「遅すぎるスタート」
を全面的に応援する体制がある
→ 現時点での学力、成績、年齢などはすべてリセット
いま何が必要か、どこからやるか、どうやるか見定め、仕切
り直し「やらねば」という気持ちに火が付けば誰でも伸びます。
メッセージ
「やる気」「安心」「普通」にこだわらなくても大丈夫
◇回り道人生も悪くない
回り道を経験したことがあるからこそ分かったこと
私立中学を退学、ヤンキー中学へ
あれた生活
二段ベッドのはしごをたたきつけてあばら骨を折った
江の川高校(現石見智翠館高校)
「もう家に帰ってくるな」
→ 東京で働き始める(東京の親戚 酒問屋に)
事故で右目の視力を失いまたしても高校退学
→ 私立の商業科に
月収100万円の店長に(ゲーム喫茶)
「大検に合格したら高卒と同じになる」という選択肢
落ちこぼれだったはずの友人の真っ黒な辞書
「呉服屋のおっちゃん」に教えてもらった
同志社大学英文科卒 格安私塾 店の二階で英語
「家だとさぼるから毎日来い」マンツーマン
一日10時間の猛勉強
おじさんからは英語だけ
国語小4レベルから「漢字ドリル」「文章題ドリル」
ひょっとしたらひょっとして
国学院大学経済学部に入学
遠回りしたから出会えた岩國ゼミの仲間
岩國哲人ゼミナール 自主ゼミ
鑑別所からの復活劇
横山樹くん 2009年青山学院大学入学
四年遅れで人生変わる
活路のチャンスをもらえていない人はたくさんいる
☆「実践子どもウォッチング」上條晴夫 民衆社 1993年 ①【再掲載 2016.9】
◇後押しの思想
背中にその子の「今」を見る
Gパターン
胎児の格好Genetic(起源)の頭文字
幼児がえり(退行現象)の不登校
= 「育て直し」が必要
「押す」援助と「引っ張る」援助
押しという意識
→ ポイント
①猫背になっていないか
②事が後ろにつきだしていないか(メモミスか?=ハマコウ)
◇呼吸と運動
呼吸と運動には法則がある
・息を吸いながら殴ることはできない
= 運動は息を吐きながらやる
◇沈黙の授業
言葉を消すことで対話が始まる
完全黙秘 = 内向的
手振り身振り表情だけの「沈黙の授業」
◇「どうしてかぜひいちゃったの」
病気をサインとして生活を見直す
「分かんない」
→「どうしてひいちゃったの」と理由を問う
生活がみえてくる
◇立ち方・座り方
立ち方座り方に表れるその子の思い
- 非言語的な情報
◇距離
叱る時
少し距離をとって叱る
①少し離れて
②手を腰に当てて
◇飽きのサイン
集中力を欠くと
① 気が散る
「目」が散る
② 姿勢が崩れる
「背中」が曲がる
③ 落ち着きを失う
「手」が動く
④ 動き出す
「足」が動く
◇班対抗学習ゲーム
(1)「辞書早引き競争」
① 指定語を引く
② 引けた子は立つ
③ 班全員立ち上がったら座る
④ 班対抗得点化
8回戦 2回戦,4回戦後に作戦タイム各2分
やる気と技術
(2)「リレー読み」
① 指定文書を間違わずに読む
② 班でチーム
一人一人 一文ずつ次々に
③ 間違えたらアウト
④ 長く読めたチームが勝ち
= 得点化
3回戦
→ ゲーム的要素を取り入れ集中力を養う