「わたしの校長奮闘記 斎藤喜博に魅せられて」山内宣治 一茎書房 2000年 ② /「加藤秀俊著作集6 世代と教育」中央公論社 1980年 ②【再掲載 2017.1】 [読書記録 教育]
今日は4月12日、金曜日です。
今回は、4月8日に続いて、山内宣治さんの
「大わたしの校長奮闘記」の紹介 2回目です。
出版社の案内には、
「学校が学校となる。喜博を追い求めた著者が、涙あり笑いありのエピ
ソードを交えてかきつづった学校づくりの物語。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「教師は子供が見え教材が見えなければならない。次の3点に留意を。
①あくまで事実に即して考えること、②できるだけ形式を排除する
こと、③はだかになって学ぶこと」
・「自分の精神を肥やすことを大切にしたい」
- その時間を確保することが大変難しくなっています。
・「具体的にやりたいことは、雑談を充実させることと、子供を鍛え子
供をつくる仕事」
- 雑談から知ることは多いと感じます。子供を「きたえる」ことを避
けるようになったのではないかと思えるほど…。何を恐れているので
しょうか。
・「育ちの良さは、素直な受け止めができるかどうかでわかる」
もう一つ、再掲載になりますが、
「加藤秀俊著作集6 世代と教育」②を載せます。
☆「わたしの校長奮闘記 斎藤喜博に魅せられて」山内宣治 一茎書房 2000年 ②
◇津久志小学校で校長修行
□新聞に載るようなことを考えるのも校長の仕事
□子供の様子と先生の動き,学校内の人間関係を見ることから始めた
□最初の学校経営方針
1 自分の実践で自分の事実を創り出さない限り,楽しい仕事ばかり
か人間としても枯渇してしまう
2 教師の仕事は授業や学校行事の中で子供を変え力を付けること
3 あくまで質の高い授業や学校行事を追究創造
4 教師は子供が見え教材が見えなければならない
① あくまで事実に即して考えること
② できるだけ形式を排除すること
③ 裸になって学ぶこと
5 教育というのは総合的な営みである。だから,例え技術はなくて
も,教師の持つ人間性が子供をつくることもある。したがって,自
分より人間的な人間になるために良いものを見たり,良い体験をし
たり,それを職場に広げる人間関係を作りたい。要するに自分の精
神を肥やすことを大切にしたい。
6 具体的にやりたいこと
① 雑談を充実させる
② 子供を鍛え子供をつくる仕事
(書き込み,問題づくり,長距離走,柔軟体操,合唱,
行進)
要点
(1)事実に即して考える
(2)形式を排除する
(3)はだかになって学ぶ
□研修計画の見直し
<提案することにより知ってもらう>+<次の抵抗を和らげる>
□校長教育
□大きいことは良いことだが,小規模校のメリットもある
□見せるためにやるのではなく子供を育てるためにやる
長い目で一人の子供の人生を見る
□郡音楽会
一人一人が本気で声を出す
~ 責任を果たす
□郡美術展
木登りの絵
- 手から描かせ幹はあとから
綱引きの絵
- 手と踏ん張る足から描かせ,胴や顔はあとから
◎「育ちの良さ」=素直な受け止めができること
□百聞は一見に如かず
□ミニ発表会の学校訪問
子供たちの集中力
☆「加藤秀俊著作集6 世代と教育」中央公論社 1980年 ②【再掲載 2017.1】
加藤秀俊著作集6
◇問題
□「とけない」問題
問題は与えられるものではなく,個人が発見してつくる性質のもの
Jデューイ
「問題解決学習」
・ 自分で問題をつくる子供はすばらしい
・ 自分で問題をつくり,かつ解くこと
- それこそが精神の自律性
◇創造性
□「思いこみ」を破った思考によって問題解決に至ることを「創造」と
いう
既存の思考枠を一旦白紙に戻して,はじめから考え直してみるこ
とのできる人間
= 創造的な人間
創造的な人間 ←→ 常識人
コペルニクス
ニュートン
ダーウィン
アインシュタイン
創造的な営みこそが人間の活動をここまで高めてきた
人間の頭脳は創造という最も高度で人間的な働きのために使うべき
幼いときから創造力を養う訓練が必要
↓↑
教育 受験 他律的
◇わがままな期待
□親の側からの補償要求としての教育観
成績を苦にする
= 親の期待に応えることができない
◇試験の社会史
□中国「科挙」
6世紀~20世紀の1300年間に渡って
良い点
- 才能ある人物をその身分や貧富に関わらず捜し出すという原
則が確立された
平等主義による人材登用
(日本では1000年以上そのまま)
「学問のすすめ」
書生 青雲の志を抱いて上京
~ 科挙の亡霊
◇学校の意味
□成年儀礼
= 大きな社会集団に参加し,その維持と運営のために何らかの役
割を受け持つこと
□学校は保守的なもの
→ 主体的なものに 1974「ミセス」誌
今回は、4月8日に続いて、山内宣治さんの
「大わたしの校長奮闘記」の紹介 2回目です。
出版社の案内には、
「学校が学校となる。喜博を追い求めた著者が、涙あり笑いありのエピ
ソードを交えてかきつづった学校づくりの物語。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「教師は子供が見え教材が見えなければならない。次の3点に留意を。
①あくまで事実に即して考えること、②できるだけ形式を排除する
こと、③はだかになって学ぶこと」
・「自分の精神を肥やすことを大切にしたい」
- その時間を確保することが大変難しくなっています。
・「具体的にやりたいことは、雑談を充実させることと、子供を鍛え子
供をつくる仕事」
- 雑談から知ることは多いと感じます。子供を「きたえる」ことを避
けるようになったのではないかと思えるほど…。何を恐れているので
しょうか。
・「育ちの良さは、素直な受け止めができるかどうかでわかる」
もう一つ、再掲載になりますが、
「加藤秀俊著作集6 世代と教育」②を載せます。
☆「わたしの校長奮闘記 斎藤喜博に魅せられて」山内宣治 一茎書房 2000年 ②
◇津久志小学校で校長修行
□新聞に載るようなことを考えるのも校長の仕事
□子供の様子と先生の動き,学校内の人間関係を見ることから始めた
□最初の学校経営方針
1 自分の実践で自分の事実を創り出さない限り,楽しい仕事ばかり
か人間としても枯渇してしまう
2 教師の仕事は授業や学校行事の中で子供を変え力を付けること
3 あくまで質の高い授業や学校行事を追究創造
4 教師は子供が見え教材が見えなければならない
① あくまで事実に即して考えること
② できるだけ形式を排除すること
③ 裸になって学ぶこと
5 教育というのは総合的な営みである。だから,例え技術はなくて
も,教師の持つ人間性が子供をつくることもある。したがって,自
分より人間的な人間になるために良いものを見たり,良い体験をし
たり,それを職場に広げる人間関係を作りたい。要するに自分の精
神を肥やすことを大切にしたい。
6 具体的にやりたいこと
① 雑談を充実させる
② 子供を鍛え子供をつくる仕事
(書き込み,問題づくり,長距離走,柔軟体操,合唱,
行進)
要点
(1)事実に即して考える
(2)形式を排除する
(3)はだかになって学ぶ
□研修計画の見直し
<提案することにより知ってもらう>+<次の抵抗を和らげる>
□校長教育
□大きいことは良いことだが,小規模校のメリットもある
□見せるためにやるのではなく子供を育てるためにやる
長い目で一人の子供の人生を見る
□郡音楽会
一人一人が本気で声を出す
~ 責任を果たす
□郡美術展
木登りの絵
- 手から描かせ幹はあとから
綱引きの絵
- 手と踏ん張る足から描かせ,胴や顔はあとから
◎「育ちの良さ」=素直な受け止めができること
□百聞は一見に如かず
□ミニ発表会の学校訪問
子供たちの集中力
☆「加藤秀俊著作集6 世代と教育」中央公論社 1980年 ②【再掲載 2017.1】
加藤秀俊著作集6
◇問題
□「とけない」問題
問題は与えられるものではなく,個人が発見してつくる性質のもの
Jデューイ
「問題解決学習」
・ 自分で問題をつくる子供はすばらしい
・ 自分で問題をつくり,かつ解くこと
- それこそが精神の自律性
◇創造性
□「思いこみ」を破った思考によって問題解決に至ることを「創造」と
いう
既存の思考枠を一旦白紙に戻して,はじめから考え直してみるこ
とのできる人間
= 創造的な人間
創造的な人間 ←→ 常識人
コペルニクス
ニュートン
ダーウィン
アインシュタイン
創造的な営みこそが人間の活動をここまで高めてきた
人間の頭脳は創造という最も高度で人間的な働きのために使うべき
幼いときから創造力を養う訓練が必要
↓↑
教育 受験 他律的
◇わがままな期待
□親の側からの補償要求としての教育観
成績を苦にする
= 親の期待に応えることができない
◇試験の社会史
□中国「科挙」
6世紀~20世紀の1300年間に渡って
良い点
- 才能ある人物をその身分や貧富に関わらず捜し出すという原
則が確立された
平等主義による人材登用
(日本では1000年以上そのまま)
「学問のすすめ」
書生 青雲の志を抱いて上京
~ 科挙の亡霊
◇学校の意味
□成年儀礼
= 大きな社会集団に参加し,その維持と運営のために何らかの役
割を受け持つこと
□学校は保守的なもの
→ 主体的なものに 1974「ミセス」誌