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「日本の地名がわかる事典」浅井建爾 日本実業出版社 1998年 ⑤ [読書記録 一般]

今回は、11月25日に続いて、浅井健爾さんの
「日本の地名がわかる事典」の紹介5回目です。




出版社の案内には、


「日本にある地名の一つひとつに由来がある。地名に秘められた幾千もの物語-地形、歴
 史、人物、故事、市町村合併など一言では語り尽くせない地名誕生の秘話・由来。楽
 しみながら博識になれる知的ガイドブック。」


とあります。





今回紹介文より強く印象に残った言葉は…

・「東京35区 → 23区(昭和22年)」


・「わずか一日(の市名) 
  南大阪市(現羽曳野市)福島市(現八女市)広島市(現北広島市)」


・「イメージ優先 『丘』地名」








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☆「日本の地名がわかる事典」浅井建爾 日本実業出版社 1998年 ⑤

1.jpg

◇台東区

 東京35区
   → 23区(昭和22年)


 台東区
   下谷区(上野)と浅草区(浅草)が合併

40万人→7万人に減っていた  = 財政力強化が狙い

もめにもめた後決定








◇短命 宇島市・東葛市

 宇島市 
   昭和30年 八村合併が一端合意したが棚上げに
     → 対立軟化のため県が調停
 
   宇島市を一旦 
     三日後に豊前市(旧国名)に改名



 東葛市(千葉県) 
   二か月半後に柏市に改称(上に似た理由)



 わずか一日 
  …  南大阪市(現羽曳野市)福島市(現八女市)広島市(現北広島市)


  行政上の手続きの問題 同じ市(町)があった








◇公募地名

 北九州市(昭和38年) 
   大潟村、備前町



 沖縄市、赤城村、小笠町(静岡県)も



 駒ヶ根市
  - 小中高に電話で応募依頼 
    三日間で市名決定








◇役場設置場所が村名に

 昭和29年 町村合併促進法


 昭和31年 横沢村と長信田村合併して大田村 → 昭和44年太田町


 村名公募 
   新庁舎設置予定地名 = 太田








◇イメージ優先 「丘」地名

 台、丘が多い → イメージ


 宅地開発業者が地名命名に大きな影響力







◇温泉

 4000人以上の温泉
動物にちなむ地名 鷺ノ湯、鹿ノ湯、熊ノ湯、鶴ノ湯



 信州
   鹿教湯温泉 「鹿が教えてくれた温泉」



 人名
  小野川温泉(山形県)小野小町発見伝 孫六温泉(秋田県)








◇産物名になった地名

 サツマイモ 

 伊勢エビ 

 伊予かん 

 奈良漬け 

 高野豆腐 

 佃煮 

 アオヤギ 

 セトモノ








◇御茶ノ水

 高林寺境内に湧いていた泉
    名水・将軍家のお茶の水


 井の頭公園も湧水にちなむ地名

  井水の頭 = 水源 

   湧水池 - 神田上水
 
   家光が「井の頭」と名付けたと言われている



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okko

井の頭公園にはよく行きましたが、ここの水がお茶の水まで流れているとは、夢にも思いませんでした。
by okko (2019-11-28 15:23) 

ハマコウ

okkoさん ありがとうございます。

東京の地理はよく知らないのですが、お茶の水、井の頭の名前はよく聞きました。
by ハマコウ (2019-11-28 18:02) 

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