「これで日本の教育は救われる」渡部昇一 海竜社 2000年 ① / 『あの人に会いたい』「NHKあの人に会いたい」刊行委員会 新潮文庫 2008年 ③【再掲載 2017.8】 [読書記録 教育]
今回は、わたしの教育ノートから、渡部昇一さんの
「これで日本の教育は救われる」1回目の紹介です。
出版社の案内には、
「現代の教育制度はあたかも恐竜のごとく巨大である。恐竜をさらに進化させ、巨大化し
ても生き残りには連ならない。義務教育の問題点を指摘し、教育を復活させるための方
向を示す。」
とあります。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は…
・「明治以来日本を近代国家として急に勃興させるもとになった諸制度が、今では日本の
マイナスに働きだしたのではないか」
・「人たるものは学ばずんばあらずべからず」
・「教育を利権にしてはいけない 教育関係者は殆どすべて利権」
・「文部省の設置基準がないことを楯にとって私立の小中学校を作らせないやり方」
もう一つ、再掲載となりますが、NHKのテレビ番組を本にした、
「あの人に会いたい」③を載せます。
わたしには、知らないうちに始まっているように感じる番組ですが、
心に刺さる言葉を学ぶ番組です。
今日は、年に一度の健診日。
午後からの健診は初めてです。
自分は食べない給食指導、落ち着かないことでしょう。
☆子供たちの学習に
文部科学省の
「子供の学び応援サイト(臨時休業期間における学習支援コンテンツポータルサイト)」
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「これで日本の教育は救われる」渡部昇一 海竜社 2000年 ①
◇戦後教育はいかに進化したか
□戦後日本人は「歴史」と「誇り」を失った
□一定の度を超す進化は自らを滅ぼす
丘浅次郎博士の生物学
□「恐竜のパラダイム」と教育進化論
明治以来日本を近代国家として急に勃興させるもとになった諸制度が、今では日本のマ
イナスに働きだしたのではないか
「パラダイムの変化」から生じた牙
① 耐用年数を終えた公教育
② 過度の平等主義が生じた軋み
山本七平
「正直者がバカを見ない社会ができたら大変だ」
③ 日本人を挫折させた単線平等主義教育
過度の集中
- ごく少数のエリートコースを作ることが国民の大部分を挫折させる
◇義務教育という名の飼育教育
□なぜ学校が塾に負けたのか
学制頒布(明治5年8月3日)
「人たるものは学ばずんばあらずべからず」
↓
学校に捧げた父兄と教師の情熱
□道徳教育 VS 日教組
□教育改革の義務教育をやめることから始まる
田中角栄
教員人材確保法
~ それをよくするための手を打てば悪化が早くなる(逆接)
↓
義務教育がなくてもいいのではないか
□文部省でなくても教育はできる
□教育を利権にしてはいけない
教育関係者は殆どすべて利権
学校給食 - 文部官僚の天下り先
□「塾」による新パラダイムの形成
□自由な教育は塾にしかできない
□小林宗作とトモエ学園
国民学校(昭和16年)以前は自由な状態
→ 義務教育化
□だれが教育から自由を奪ったか
文部省の設置基準がないことを楯にとって私立の小中学校を作らせないやり方
☆『あの人に会いたい』「NHKあの人に会いたい」刊行委員会 新潮文庫 2008年 ③【再掲載 2017.8】
◇升田幸三 1918-1991
一生創作ですから
将棋は人生だ
与えられないで自分で取る
二つの執念
大阪は東京の棋士の給料の七分の一
釈迦とかソクラテスとかキリストとか
◇今西錦司 1902-1992
パイオニア・ワーク
未知の領域に分け入る
カゲロウの下心
「棲み分け理論」
地図を作りながら樺太を歩く
初めて分け入る道の薫り
◇井伏鱒二 1898-1993
書けばいいんだ
悟りの気持ちにならなければ書けない
「君の顔は歳をとるとおばあさんになるなあ」
書いていて胸がゴットンゴットンと言うような瞬間があればいいが
「黒い雨」の取材
◇西岡常一 1908-1995
土こそ「いのち」の親や
「農学校やないといかん」
自然の「いのち」を殺さず人間の知恵で組み上げる
神仏に仕える宮大工は千年先を見据えなければならない
堂塔を造るには木を買わずに山を買え
自然の「いのち」をいかに長く持たすか
自然に育ったままの方位に使える
千年の木は千年お堂としてもたせる
器量なき者は棟梁の座を去れ
職人を決して叱らない
◇宇野千代 1897-1996
「わたしあなたが好きです」と言うの
やめるのが恋愛の武士道
◇武満徹 1930-1996
作曲家はまずいちばん最初の聴衆じゃなくちゃいけない
田んぼの中を渡る風のように
自然の音はお互いを損なわない
「これで日本の教育は救われる」1回目の紹介です。
出版社の案内には、
「現代の教育制度はあたかも恐竜のごとく巨大である。恐竜をさらに進化させ、巨大化し
ても生き残りには連ならない。義務教育の問題点を指摘し、教育を復活させるための方
向を示す。」
とあります。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は…
・「明治以来日本を近代国家として急に勃興させるもとになった諸制度が、今では日本の
マイナスに働きだしたのではないか」
・「人たるものは学ばずんばあらずべからず」
・「教育を利権にしてはいけない 教育関係者は殆どすべて利権」
・「文部省の設置基準がないことを楯にとって私立の小中学校を作らせないやり方」
もう一つ、再掲載となりますが、NHKのテレビ番組を本にした、
「あの人に会いたい」③を載せます。
わたしには、知らないうちに始まっているように感じる番組ですが、
心に刺さる言葉を学ぶ番組です。
今日は、年に一度の健診日。
午後からの健診は初めてです。
自分は食べない給食指導、落ち着かないことでしょう。
☆子供たちの学習に
文部科学省の
「子供の学び応援サイト(臨時休業期間における学習支援コンテンツポータルサイト)」
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「これで日本の教育は救われる」渡部昇一 海竜社 2000年 ①
◇戦後教育はいかに進化したか
□戦後日本人は「歴史」と「誇り」を失った
□一定の度を超す進化は自らを滅ぼす
丘浅次郎博士の生物学
□「恐竜のパラダイム」と教育進化論
明治以来日本を近代国家として急に勃興させるもとになった諸制度が、今では日本のマ
イナスに働きだしたのではないか
「パラダイムの変化」から生じた牙
① 耐用年数を終えた公教育
② 過度の平等主義が生じた軋み
山本七平
「正直者がバカを見ない社会ができたら大変だ」
③ 日本人を挫折させた単線平等主義教育
過度の集中
- ごく少数のエリートコースを作ることが国民の大部分を挫折させる
◇義務教育という名の飼育教育
□なぜ学校が塾に負けたのか
学制頒布(明治5年8月3日)
「人たるものは学ばずんばあらずべからず」
↓
学校に捧げた父兄と教師の情熱
□道徳教育 VS 日教組
□教育改革の義務教育をやめることから始まる
田中角栄
教員人材確保法
~ それをよくするための手を打てば悪化が早くなる(逆接)
↓
義務教育がなくてもいいのではないか
□文部省でなくても教育はできる
□教育を利権にしてはいけない
教育関係者は殆どすべて利権
学校給食 - 文部官僚の天下り先
□「塾」による新パラダイムの形成
□自由な教育は塾にしかできない
□小林宗作とトモエ学園
国民学校(昭和16年)以前は自由な状態
→ 義務教育化
□だれが教育から自由を奪ったか
文部省の設置基準がないことを楯にとって私立の小中学校を作らせないやり方
☆『あの人に会いたい』「NHKあの人に会いたい」刊行委員会 新潮文庫 2008年 ③【再掲載 2017.8】
◇升田幸三 1918-1991
一生創作ですから
将棋は人生だ
与えられないで自分で取る
二つの執念
大阪は東京の棋士の給料の七分の一
釈迦とかソクラテスとかキリストとか
◇今西錦司 1902-1992
パイオニア・ワーク
未知の領域に分け入る
カゲロウの下心
「棲み分け理論」
地図を作りながら樺太を歩く
初めて分け入る道の薫り
◇井伏鱒二 1898-1993
書けばいいんだ
悟りの気持ちにならなければ書けない
「君の顔は歳をとるとおばあさんになるなあ」
書いていて胸がゴットンゴットンと言うような瞬間があればいいが
「黒い雨」の取材
◇西岡常一 1908-1995
土こそ「いのち」の親や
「農学校やないといかん」
自然の「いのち」を殺さず人間の知恵で組み上げる
神仏に仕える宮大工は千年先を見据えなければならない
堂塔を造るには木を買わずに山を買え
自然の「いのち」をいかに長く持たすか
自然に育ったままの方位に使える
千年の木は千年お堂としてもたせる
器量なき者は棟梁の座を去れ
職人を決して叱らない
◇宇野千代 1897-1996
「わたしあなたが好きです」と言うの
やめるのが恋愛の武士道
◇武満徹 1930-1996
作曲家はまずいちばん最初の聴衆じゃなくちゃいけない
田んぼの中を渡る風のように
自然の音はお互いを損なわない
うれしい~
升田幸三が出てきましたね~
勝ち負けよりも「新手一生」。
ほんと一度は会って話しかけたかったです。
by HOLDON (2020-08-27 08:29)
HOLDONさん ありがとうございます。
升田幸三さんのことを詳しく存じておりませんが、
文章だけでも大きな魅力があることがわかります。
by ハマコウ (2020-08-27 19:17)